JP4087091B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器及び表示装置並びに通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電話機やファクシミリ装置等の通信装置においては、通信前情報通知サービスにより取得した相手側電話番号やその電話番号に対応して事前登録された名称を表示したり、キー操作により入力された電話番号や短縮ダイヤル登録された電話番号を表示する操作パネルとして、1〜3行程度の表示が可能な液晶ディスプレイを搭載したものがあった。
【0003】
又、近年では、大型の液晶ディスプレイを搭載し、通信回線より受信したファクシミリデータに基づく画像を液晶ディスプレイに表示させ、所望の画像のみを選択して用紙に出力できるようにしたものがあり、このような大型の液晶ディスプレイを搭載した通信装置としては、図7に示すように、液晶ディスプレイを備えた筺体aを装置本体bに対して回動可能に設けると共に、液晶ディスプレイの表示内容に対応するファンクションキーc及び液晶ディスプレイの表示内容の変更を指示する十字キーdを装置本体b側に設けるようにしたものが提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のように、ファンクションキーc及び十字キーdを装置本体b側に設けるようにしたものでは、これらファンクションキーc及び十字キーdが液晶ディスプレイから離れた位置に配置されるため、液晶ディスプレイに表示された内容を見ながらファンクションキーc及び十字キーdを操作する際に操作性が良くないといった問題点があり、又液晶ディスプレイ1を大型化するのにしたがって、これらファンクションキーc及び十字キーdを配置する装置本体b上の余剰スペースがなくなり、これらキーを配置するために装置本体bに専用スペースを設けなくてはならず、それに伴って装置本体bが大型化するといった問題点があった。
【0005】
本願発明は、操作性の向上や、表示画面の大型化に伴う装置本体の大型化の抑制を図ることのできる電子機器及び表示装置並びに通信装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、表示画面を有する筐体が、機器本体に対して回動可能に設けられる電子機器であって、
上記筐体は、機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられ、
上記筐体の表面に、上記表示画面の表示内容を変更する十字キーが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されている構成としたものである。
【0007】
又、本発明は、上記の構成に加え、上記十字キーを、上記回動軸線上に配置する構成としたものである。
【0008】
又、本発明は、上述の構成に加え、上記筐体の下部に、上記回動軸線が設ける構成としたものである。
【0009】
又、本発明は、上述の構成に加え、上記筺体は、機器本体の上面に配置されると共に、機器本体の前面に向かって回動可能に取り付ける構成としたものである。
【0010】
又、本発明は、上記の構成に加え、上記筺体の下部右側表面に上記十字キーを配置する構成としたものである。
【0011】
又、本発明は、上述の構成に加え、上記十字キーを、上側操作部と下側操作部の間の距離を左側操作部と右側操作部の間の距離よりも短く構成したものである。
【0012】
又、本発明は、上述の構成に加え、上記筐体は回動軸によって上記回動軸線まわりに回動可能に設けられ、上記筺体の裏面に、上記回動軸を中心とする略円弧状のリブを設け、当該リブに上記筺体の回動を阻害する保持力を印加する一方、上記十字キーと上記リブを異なる回転作用上に配置する構成としたものである。
【0013】
又、本発明は、機器本体と表示画面を有する表示装置とを備える電子機器の表示装置であって、
機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられ、
表示画面を有する面に、当該表示画面の表示内容を変更する十字キーが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置される構成としたものである。
【0014】
又、本発明は、通信回線より送られてくるデータに基づく画像を表示画面に表示させると共に、当該表示画面に表示された画像を十字キーの操作に基づいてスクロールさせる通信装置であって、
装置本体に対して、1つの回動軸線まわりに回動可能に筐体が取り付けられ、
上記筐体の表面に、表示画面と十字キーとが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されている構成としたものである。
【0015】
又、本発明は、通信回線より送られてくるデータに基づくメニュー画像を表示画面に表示させると共に、当該表示画面に表示されたカーソルを十字キーの操作に基づいて移動させる通信装置であって、
装置本体に対して、1つの回動軸線まわりに回動可能に筐体が取り付けられ、
上記筐体の表面に、表示画面と十字キーとが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されている構成としたものである。
【0016】
更に、本発明は、上記の構成に加え、通信回線を介して接続される相手側との通話を行うためのハンドセットを装置本体側に設け、当該ハンドセットの側方に上記筺体を配置する一方、上記十字キーを、上記ハンドセットが設けられた側より離れた位置に配置する構成としたものである。
【0017】
従って、本発明によれば、機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられる筺体の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けることにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができると共に、表示画面の大型化に伴う機器本体の大型化を抑制することができる。しかも当該十字キーは、回動軸線上に配置されるので、十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができる。しかも筐体は、機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能であり、十字キーの操作に伴う筐体の回動を抑制することによって、十字キーの操作に伴う筐体の機器本体に対する変位を抑制することができる。
【0018】
又、本発明によれば、十字キーが回動軸線上に配置されるので、十字キーの操作による筺体の回動をより一層抑制することができる。
【0019】
又、本発明によれば、回動軸線が筺体の下部に設けられるので、十字キーを筐体の下部に設けることによって、十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができる。
【0020】
又、本発明によれば、機器本体の上面に配置され、機器本体の前面に向かって回動可能に取り付けられる筺体の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けたことにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができると共に、表示画面の大型化に伴う装置本体の大型化を抑制することができる。
【0021】
又、本発明によれば、機器本体に対して回動可能に取り付けられる筺体の下部右側表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けると共に、当該十字キーを筺体の下部に設けられた回動軸線の近傍に配置したことにより、十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができる。
【0022】
又、本発明によれば、機器本体に対して回動可能に取り付けられる筺体の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けると共に、当該十字キーにおける上側操作部と下側操作部の間の距離を左側操作部と右側操作部の間の距離よりも短くしたことにより、十字キーの操作による筺体の回動をより一層抑制することができる。
【0023】
又、本発明によれば、機器本体に対して回動可能に取り付けられる筺体の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けると共に、筺体の裏面で且つ十字キーと異なる回転作用上に、筺体の回動を阻害する保持力が印加された略円弧状のリブを設けることにより、十字キーの操作時において回動軸に偏心作用を発生させ、これによって十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができる。
【0024】
又、本発明によれば、電子機器の機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられる表示装置に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーとを同一面上に設けると共に、当該十字キーを回動軸線上に配置したことにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができたり、表示画面の大型化に伴う機器本体の大型化を抑制することができると共に、十字キーの操作による表示装置の回動を抑制することができる。しかも表示装置は、機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能であり、十字キーの操作に伴う表示装置の回動を抑制することによって、十字キーの操作に伴う表示装置の機器本体に対する変位を抑制することができる。
【0025】
又、本発明によれば、装置本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられる筺体を設け、当該筺体の表面に、通信回線より送られてくるデータに基づく画像を表示する表示画面と、その表示画面に表示された画像をスクロールさせる十字キーとを設けると共に、当該十字キーを回動軸線上に配置したことにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができたり、表示画面の大型化に伴う装置本体の大型化を抑制することができると共に、十字キーの操作による筐体の回動を抑制することができる。しかも筐体は、装置本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能であり、十字キーの操作に伴う筐体の回動を抑制することによって、十字キーの操作に伴う筐体の装置本体に対する変位を抑制することができる。
【0026】
又、本発明によれば、装置本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられる筺体を設け、当該筺体の表面に、通信回線より送られてくるデータに基づくメニュー画像を表示する表示画面と、その表示画面にメニュー画像と共に表示されるカーソルを移動させる十字キーとを設けると共に、当該十字キーを回動軸線上に配置したことにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができたり、表示画面の大型化に伴う装置本体の大型化を抑制することができると共に、十字キーの操作による筐体の回動を抑制することができる。しかも筐体は、装置本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能であり、十字キーの操作に伴う筐体の回動を抑制することによって、十字キーの操作に伴う筐体の装置本体に対する変位を抑制することができる。
【0027】
更に、本発明によれば、装置本体に対して回動可能に取り付けられる筺体を、装置本体に設けられるハンドセットの側方に配置し、その筺体の表面に表示画面と十字キーとを設けると共に、その十字キーを筺体の回動軸上であってハンドセットが設けられた側より離れた位置に配置することにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作を、ハンドセット使用時において劣化させることなく行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0029】
図1は本発明の一実施の形態であるファクシミリ装置の構成を示す機能ブロック図、図2は同ファクシミリ装置の外観構成を示す説明図であり、(a)は筺体を降ろした状態を示す斜視図、(b)は筺体を持ち上げた状態を示す斜視図、(c)は筺体を降ろした状態を示す平面図である。図3は同ファクシミリ装置の要部の構成を示す説明図、図4乃至図6は同ファクシミリ装置における画像表示時の動作制御を示すフローチャートである。
【0030】
以下、図1乃至図6に基づいて本発明の一実施の形態であるファクシミリ装置を説明する。
【0031】
図1乃至図3において、1は通信回線、2は通信回線の捕捉/開放を行う回線制御部、3は回線制御部2により捕捉した通信回線1の接続先を切り替えるクロスポイントスイッチ等により構成される切替部、4は切替部3を介して接続された通信回線1を介して相手側通信端末とやり取りされるデータの変復調を行うモデム、5は切替部3を介して接続された通信回線1を介して相手側通信装置との間の通話経路を形成する通話制御部、6は通話制御部5によって形成された通話経路を用いて音声の送受話を行うハンドセットであある。
【0032】
7は原稿から画像データを読み取るスキャナ、8は画像データに基づく画像を印刷するプリンタ、9は画像データに基づく画像を表示する表示部、10は表示部9の表示内容の変更を指示する十字キー10aやファンクションキー10bやスタートキー10cや数字/文字キー10d等からなる操作部、11はモデム4によって復調されたデータに基づく画像データやスキャナ7によって読み取られた画像データや電話帳データやプログラムデータ等の各種データを記憶するメモリである。
【0033】
12はメモリ11に記憶されたプログラムデータに基づいて各部の制御を行う主制御部であり、モデム4によって復調された簡易HTMLデータを画像データに変換する機能や、モデム4によって復調されたファクシミリデータを画像データに変換する機能や、スキャナ7及びメモリ11から供給される画像データをファクシミリデータに変換する機能や、操作部10のスタートキーの操作に従って最寄りのアクセスポイントに対する接続を行いインターネット網に接続する機能や、操作部10の操作内容をインターネット網上での指示信号に変換する機能や、操作部10の操作に従ってメモリ11に記憶された電話帳データから所望の電話番号を抽出して表示部9に表示させたりダイヤル発信する機能等を備えている。
【0034】
そして、上述した回線制御部2と切替部3とモデム4と通話制御部5とハンドセット6とスキャナ7とプリンタ8と表示部9と操作部10とメモリ11と主制御部12とによってファクシミリ装置が構成されており、これら構成のうち、表示部9と十字キー10aとファンクションキー10bとスタートキー10cとが装置本体Aとは別体の筺体Bの表面側に設けられている。尚、装置本体A側に設けられた各部と筺体B側に設けられた各部との間のデータ伝送は、コードやフレキシブル基板等の有線で行う方法や、IrDAやBluetooth等の無線で行う方法があり、特に、筺体Bを装置本体Aに対して着脱自在に設けるような場合には、装置本体Aに設けられる各部と筺体Bに設けられる各部との間のデータ伝送に無線方式を用いると良い。
【0035】
この筺体Bはその下部に回動軸Cが、裏面に回動軸Cを中心とする略円弧状のリブDがそれぞれ設けられており、この回動軸Cによって筺体Bが装置本体Aに対して回動可能に取り付けられると共に、装置本体A側に設けられた弾性体であるゴムEがリブDに圧接されることによって筺体Bにその回動を阻害する保持力が印加されている。
【0036】
このように構成された筺体Bは、ハンドセット6の側方に配置され、且つこの筺体Bに設けられた十字キー10aは、ハンドセット6が設けられた側より離れた位置、即ち筺体Bの下部右側の表面に配置される。これにより、ハンドセット6を使用しながら表示部9の表示内容を見て十字キー10aを操作する場合であっても手や腕が邪魔になって表示部9を隠すことが無くなるため、ハンドセット6の使用時においても、表示部9の表示内容を見ながら十字キー10aを円滑に操作することができる。
【0037】
又、上記のように構成された筺体Bは、装置本体側に設けられた数字/文字キー10dの側方に配置され、且つこの筺体Bに設けられた十字キー10aは、数字/文字キー10dが設けられた側、即ち筺体Bの下部右側の表面に配置される。これにより、十字キー10aの操作から数字/文字キー10dの操作に移行する場合や、数字/文字キー10dの操作から十字キー10aの操作に移行する場合において、その移行をスムーズに行うことができるため、表示部9の表示内容を見ながら行う十字キー10a及び数字/文字キー10dの操作を円滑に行うことができる。
【0038】
又、十字キー10aは上下左右の各操作部を繋いだ略楕円状の構造となっており、その上側操作部と下側操作部の間の距離が左側操作部と右側操作部の間の距離よりも短くなるよう構成されていると共に、その中央部に空隙が設けられ、その空隙にスタートキー10cが配置されている。尚、十字キー10aは、このような構造に限定されるものではなく、上方に突出させたレバーを倒すことによって上下左右の操作を行う構造であっても良い。
【0039】
又、十字キー10aの上側操作部及びファンクションキー10bは、回動軸Cの軸上に位置するよう配置され、上側操作部及びファンクションキー10bを操作したときの操作力が回動軸Cの軸上に働くようになっているため、その操作力によって筺体Bが回動することはない。
【0040】
これに対して、十字キー10aの左側操作部、右側操作部、下側操作部、及びスタートキー10cを操作した場合には、キー操作に要する操作力以上の力が印加されたとき、その余分な力が筺体Bを持ち上げる方向に作用する。
【0041】
例えば、十字キー10aの下側操作部を操作した場合、十字キー10aの操作力は約120gfで、回動軸Cから20mmの位置に作用する。リブDとゴムEとによって発生する保持力は約1.2kgfで、回動軸Cから30mmの位置に作用する。従って、筺体Bの回転モーメントを比較すると、筺体Bの回動保持力は約36kgf・mmであり、十字キー10aの操作力による筺体Bの回転力は2.4kgf・mmとなるため、筺体Bの任意角度の保持力に影響を与えることがなく、更なる保持機構を設ける必要がなくなるため、コストの抑制をも可能となる。
【0042】
又、十字キー10aの下側操作部を押下し、筺体Bを回動させる力Fは、約1.8kgfの操作力が必要となり、通常の十字キーの操作力120gfの力では、筺体Bの角度保持状態を阻害することはない。
【0043】
又、筺体Bの角度維持モーメントは11kgf・mmとなるため、回動軸Cの軸上に十字キー10aの下側操作部を配置した場合における上側操作部を操作したときの回転モーメントは13.4kgf・mmとなる。この値は筺体Bの角度維持状態を阻害する恐れのない十分な値であるため、十字キー10aについてはこのように配置するようにしても良く、又同様の理由により、ファンクションキー10bについても回転軸Cの軸上ではなくその近傍に配置するようにしても良い。
【0044】
又、十字キー10aを筺体Bの右側下部に、リブDを筺体B左側上部に配置し、それぞれの回動作用線が交わらないようにしたことにより、十字キー10aの操作時に、回動軸Cに偏心作用が発生し、回転軸Cの回転が阻害される。これにより、十字キー10a操作時の操作力による筺体Bの角度保持への影響を軽減することができる。
【0045】
次に、上記のように構成されたファクシミリ装置について、画像表示時の動作を、図4乃至図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0046】
通信回線1への接続が行われていない待機状態において、主制御部12は操作部10のメニューキーの押下状態及びスタートキー10cの押下状態を監視しており(ステップS1,S2)、このような状態においてメニューキーが押下されたとき、メモリ11から画像データを読み出して表示部9に表示させる(ステップS5)。
【0047】
又、スタートキー10cが押下されたとき、主制御部12は回線制御部2を制御して最寄りのアクセスポイントに対する接続を行いインターネット網に接続する(ステップS3)と共に、切替部3を制御して回線制御部2を介して接続される通信回線1の接続先をモデム4側に切り替え(ステップS4)、このモデム4によって復調され主制御部12によって変換された画像データに基づく画像を表示部9に表示させる(ステップS5)。
【0048】
そして、主制御部12は、表示部9に画像が表示されたとき、その画像がメニュー画像であるかファクシミリ受信画像や簡易HTML画像等の画像データであるか識別し(ステップS6)、メニュー画像であると識別した場合には、メニュー画像に応じたキー制御を実行し(ステップS7)、画像データであると識別した場合には、画像データに応じたキー制御を実行する(ステップS8)。
【0049】
このメニュー画像に応じたキー制御は、図5に示すように、十字キー10aが押下されたとき(ステップS11)、その押下された上下左右の操作部に応じて表示部9に表示しているカーソルを上下左右に移動させ(ステップS12)、ファンクションキー11bが押下されたとき(ステップS13)、そのファンクションキー11bに対応して表示部9に表示されている機能を実行し(ステップS16)、スタートキー10cが押下されたとき(ステップS14)、カーソルが選択している機能を実行する(ステップS15)。
【0050】
又、画像データに応じたキー制御は、図6に示すように、十字キー10aが押下されたとき(ステップS21)、その押下された上下左右の操作部に応じて表示部9に表示している画像を上下左右にスクロールさせ(ステップS22)、ファンクションキー11bが押下されたとき(ステップS23)、そのファンクションキー11bに対応して表示部9に表示されている機能を実行し(ステップS26)、スタートキー10cが押下されたとき(ステップS24)、表示部9に表示している画像に対応する画像データをプリンタ8に供給して所定の用紙に印刷させる(ステップS25)。
【0051】
従って、上記動作制御によれば、表示部9に表示されている画像に基づく操作を、表示部9の近傍に設けられた十字キー10a、ファンクションキー10b、スタートキー10cによって行うことができると共に、その表示部9と十字キー10aとファンクションキー10bとスタートキー10cとを、装置本体Aに対して回動可能に取り付けられた筺体Bに設けることにより、筺体Bを起こして表示部9の表示内容を見易い状態に保持した場合にも、キー操作を円滑に行うことができる。しかも、このキー操作によって筺体Bが不用意に回動することがないため、非常に使い勝手が良い。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、回動可能に取り付けられる筺体又は表示装置の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けたことにより、表示内容を見ながら行う十字キーの操作性の向上を図ることができると共に、表示画面の大型化に伴う装置本体の大型化を抑制することができる。これにより、特にファクシミリ装置や電話機のように机上に載置され使用される電子機器や通信装置において、表示を見易い状態に保ちながら十字キーを円滑に操作することができる。
【0053】
又、本発明によれば、回動軸の近傍又は軸上に十字キーを配置したことにより、十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができるため、回動可能に取り付けられる筺体又は表示装置に十字キーを設けたことによる不具合を解消することができる。
【0054】
又、本発明によれば、上下左右の各操作部を繋いだ略楕円状のキーを十字キーとして用い、上側操作部と下側操作部の間の距離を左側操作部と右側操作部の間の距離よりも短くしたことにより、十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができるため、回動可能に取り付けられる筺体に十字キーを設けたことによる不具合を解消することができる。
【0055】
更に、本発明によれば、機器本体に対して回動可能に取り付けられる筺体の表面に、表示画面と当該表示画面の表示内容の変更を指示する十字キーを設けると共に、筺体の裏面で且つ十字キーと異なる回転作用上に、筺体の回動を阻害する保持力が印加された略円弧状のリブを設けることにより、十字キーの操作時において回動軸に偏心作用を発生させ、これによって十字キーの操作による筺体の回動を抑制することができるため、回動可能に取り付けられる筺体に十字キーを設けたことによる不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるファクシミリ装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】同ファクシミリ装置の外観構成を示す説明図であり、(a)は筺体を降ろした状態を示す斜視図、(b)は筺体を持ち上げた状態を示す斜視図、(c)は筺体を降ろした状態を示す平面図である。
【図3】同ファクシミリ装置の要部の構成を示す説明図である。
【図4】同ファクシミリ装置における画像表示時の動作制御を示すフローチャートである。
【図5】メニュー画像表示時におけるキー操作時の動作制御を示すフローチャートである。
【図6】画像データ表示時におけるキー操作時の動作制御を示すフローチャートである。
【図7】従来例であるファクシミリ装置の外観構成を示す説明図であり、(a)は筺体を降ろした状態を示す斜視図、(b)は筺体を持ち上げた状態を示す斜視図、(c)は筺体を降ろした状態を示す平面図である。
【符号の説明】
A 装置本体
B 筺体
C 回動軸
D リブ
E ゴム
1 通信回線
2 回線制御部
3 切替部
4 モデム
5 通話制御部
6 ハンドセット
7 スキャナ
8 プリンタ
9 表示部
10 操作部
11 メモリ
12 主制御部
Claims (11)
- 表示画面を有する筐体が、機器本体に対して回動可能に設けられる電子機器であって、
上記筐体は、機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられ、
上記筐体の表面に、上記表示画面の表示内容を変更する十字キーが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されていることを特徴とする電子機器。 - 上記十字キーは、上記回動軸線上に配置されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
- 上記筐体の下部に、上記回動軸線が設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
- 上記筺体は、機器本体の上面に配置されると共に、機器本体の前面に向かって回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電子機器。
- 上記筺体の下部右側表面に上記十字キーを配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の電子機器。
- 上記十字キーは、上側操作部と下側操作部の間の距離を左側操作部と右側操作部の間の距離よりも短くしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の電子機器。
- 上記筐体は回動軸によって上記回動軸線まわりに回動可能に設けられ、上記筺体の裏面に、上記回動軸を中心とする略円弧状のリブを設け、当該リブに上記筺体の回動を阻害する保持力を印加する一方、上記十字キーと上記リブを異なる回転作用上に配置したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の電子機器。
- 機器本体と表示画面を有する表示装置とを備える電子機器の表示装置であって、
機器本体に対して1つの回動軸線まわりに回動可能に取り付けられ、
表示画面を有する面に、当該表示画面の表示内容を変更する十字キーが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されることを特徴とする表示装置。 - 通信回線より送られてくるデータに基づく画像を表示画面に表示させると共に、当該表示画面に表示された画像を十字キーの操作に基づいてスクロールさせる通信装置であって、
装置本体に対して、1つの回動軸線まわりに回動可能に筐体が取り付けられ、
上記筐体の表面に、表示画面と十字キーとが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されていることを特徴とする通信装置。 - 通信回線より送られてくるデータに基づくメニュー画像を表示画面に表示させると共に、当該表示画面に表示されたカーソルを十字キーの操作に基づいて移動させる通信装置であって、
装置本体に対して、1つの回動軸線まわりに回動可能に筐体が取り付けられ、
上記筐体の表面に、表示画面と十字キーとが設けられ、
十字キーは、上記回動軸線上に配置されていることを特徴とする通信装置。 - 通信回線を介して接続される相手側との通話を行うためのハンドセットを装置本体側に設け、当該ハンドセットの側方に上記筺体を配置する一方、上記十字キーは、上記ハンドセットが設けられた側より離れた位置に配置されることを特徴とする請求項9又は請求項10記載の通信装置。
Priority Applications (3)
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