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JP4086742B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

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JP4086742B2
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Description

本発明は、主に染毛剤又は毛髪脱色剤として毛髪に適用される毛髪化粧料組成物に関する。
従来、この種の毛髪化粧料組成物において、毛髪の感触を良好にすることなどを目的として、各種のシリコーン化合物を含有させたものがある。
特開平6−247833号公報 上記の特許文献1には、毛髪の感触を良好にする目的で、シリコーン化合物を含有する角質繊維染色組成物が開示されている。又、そのシリコーン化合物としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン及びアルキル変性シリコーンより選ばれる少なくとも一種が挙げられている。
しかし、上記の特許文献1に係る角質繊維染色組成物においては、多様なシリコーン化合物の種類ごとの特徴的な性質や、それらの組み合わせ配合に関しては、余り考慮されていない。例えば、一口に「毛髪の感触」と言っても、「なめらか感」、「つるつる感」「しっとり感」、「サラサラ感」等の多様な感触があり、これらが総合的に良好にバランスされた「毛髪の感触」が十分に追求されていない。
ところで、本件出願人は、特願2002−232945号(未だ出願公開されていない)において、特定の種類の組み合わせに係るシリコーン化合物と、更にカチオン性高分子化合物とを含有し、上記の多様な毛髪の感触(特に、なめらか感)をバランス良く実現できる毛髪化粧料組成物を開示している。この毛髪化粧料組成物は優れた提案であるが、このように良好な毛髪の感触が実現された場合、その感触の持続性も重要になって来る。
本願発明は、上記したような意味での良好な毛髪の感触に加えて、更にその感触の持続性を実現すること等を、解決すべき技術的課題とする。本願発明者は、カチオン性高分子化合物の一種であるヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドが、毛髪の感触の持続性に優れること、染毛剤として用いた場合には洗髪に対する堅牢性(色落ちし難いこと)にも優れること等を見出し、更に、一定の分岐状脂肪酸系化合物を併用すると仕上がり後の毛髪に十分な明度が得られることも見出して、本願発明を完成した。
(第1発明の構成)
上記課題を解決するための本願第1発明の構成は、(A)環状シリコーン化合物群、(B)アミノ変性シリコーン化合物群、(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群及び(D)高重合アミノ変性シリコーン化合物群の内の少なくとも2群より選ばれた少なくとも2種のシリコーン化合物、及び、(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドを含有する、毛髪化粧料組成物である。
ここにおいて「シリコーン化合物」とは、シロキサン結合を骨格とした有機珪素化合物の重合体、即ち、オルガノポリシロキサンを言う。
「環状シリコーン化合物」とは、下記の「化1」の一般式で表されるものを言う。「化1」の一般式において、nは3〜7の整数を示す。
Figure 0004086742
「アミノ変性シリコーン化合物」とは、下記の「化2」の一般式で示されるように、オルガノポリシロキサンであって、側鎖あるいは末端にアミノ部位あるいはアンモニウム部位を有するものであり、換言すれば1分子中に少なくとも1個のアミノアルキル基を有する。
Figure 0004086742
上記の「化2」の一般式において、Rはメチル基又はヒドロキシル基を表し、Rはメチル基、ヒドロキシル基又はRを表す。Rは後述のRZで示されるアミノ基又はアンモニウム基を有する置換基を表す。a及びbは、それぞれ0又は1以上の整数であって、「a+b+2」の値が3以上(好ましくは20以上)でかつ3000未満の整数値である。更に上記したRは炭素数が3〜6である2価の炭化水素基を表し、かつ、Zは、
−NR
−N
−NR(CHNR
−NR(CH
−NR(CHNRC=O(R)及び
−O(CHCHO)COCH(R
の各群より選ばれる1価の基を表す。ここで、Rは水素原子又は炭素数が1〜4の炭化水素基を示し、Rは炭素数が1〜4の炭化水素基を示し、Rは炭素数が1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、Rは−(CHNHCOR又はR(Rは炭素数6〜20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基を示す)を示し、Aはハロゲン原子を示し、cは2〜6の整数を示し、dは0〜20の整数を表し、eは1〜6の整数を表す。
「高重合メチルポリシロキサン化合物」とは、メチルシロキサンの高重合ポリマーであって、メチルシロキサン単位の繰り返し数が650程度を超えるようなものを言う。
「高重合アミノ変性シリコーン化合物」とは、上記「化2」で示したアミノ変性シリコーン化合物と同様の化合物であるが、但し、「化2」の一般式に即して言えば、a+b+2の数値が3000以上である高重合度のものを言う。
「ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド」とはヒドロキシエチルセルロースにジメチルジアリルアンモニウムクロリドを重合させて得られるポリマーであり、ポリクオタニム−4(Polyquaternium-4)の名称でCTFA辞典( International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)に掲載されている。
(第2発明の構成)
上記課題を解決するための本願第2発明の構成は、前記第1発明に係る毛髪化粧料組成物が更に染料及びアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して染毛剤として用いられるものである、毛髪化粧料組成物である。
(第3発明の構成)
上記課題を解決するための本願第3発明の構成は、前記第1発明に係る毛髪化粧料組成物が更にアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して毛髪脱色剤として用いられるものである、毛髪化粧料組成物である。
(第4発明の構成)
上記課題を解決するための本願第4発明の構成は、前記第1発明〜第3発明のいずれかに係るシリコーン化合物が、(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物である、毛髪化粧料組成物である。
(第5発明の構成)
上記課題を解決するための本願第5発明の構成は、前記第4発明に係る(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドの含有量に対する(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物の合計含有量の重量比〔(A+C)/E〕が1〜20の範囲内である、毛髪化粧料組成物である。
(第6発明の構成)
上記課題を解決するための本願第6発明の構成は、前記第1発明〜第5発明のいずれかに係る毛髪化粧料組成物が、更に、(F)分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、又は分岐状脂肪酸と高級アルコールとのエステルより選ばれる少なくとも1種の分岐状脂肪酸系化合物を含有する、毛髪化粧料組成物である。ここにおいて、「分岐状脂肪酸」とは、分岐した構造の炭素鎖を持つ脂肪酸を言う。
(第1発明の効果)
(A)環状シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感とつるつる感を与えることができる。(B)アミノ変性シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感としっとり感を与えることができる。(C)高重合メチルポリシロキサン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感とサラサラ感を与えることができる。更に、(D)高重合アミノ変性シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感、しっとり感及びサラサラ感を与えることができる。
このため、上記(A)〜(D)のシリコーン化合物群の内の少なくとも2群より選ばれた少なくとも2種のシリコーン化合物を含有する第1発明の毛髪化粧料組成物は、これらの多様な毛髪の感触を総合的にバランス良く実現することができる。即ち、これらの複数種のシリコーン化合物が仕上がり後の毛髪にバランス良く作用して、毛髪がべたつく等の不具合を生じることなく、仕上がり後の毛髪に優れた感触(特になめらか感)を十分に付与することができる。
又、従来、第1剤中にアンモニアやアルカノールアミンを配合した毛髪化粧料組成物において、仕上がり後の毛髪のパサつきや感触の悪化等の問題があったが、このような場合でも、第1発明の毛髪化粧料組成物においては上記の少なくとも2種のシリコーン化合物を含有するため、仕上がり後の毛髪の感触を良好にすることができる。
更に、とりわけ重要な効果として、第1発明の毛髪化粧料組成物は(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドを含有するので、上記の優れたなめらか感を主体とするバランスの良い毛髪の感触を持続する効果に優れる。
(第2発明の効果)
第2発明の毛髪化粧料組成物は更に染料及びアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して染毛剤として用いられるので、染毛剤として上記の第1発明の効果に加え洗髪に対する堅牢性にも優れる。
(第3発明の効果)
第3発明の毛髪化粧料組成物は更にアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して毛髪脱色剤として用いられるので、毛髪脱色剤として上記の第1発明の効果を十分に期待することができる。
(第4発明の効果)
第4発明のように、毛髪化粧料組成物の含有するシリコーン化合物が、(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物である場合に、前記第1発明の効果は特に顕著である。
(第5発明の効果)
第5発明のように(E)成分に対する(A)成分と(C)成分の合計含有量の重量比〔(A+C)/E〕が1〜20の範囲内である場合、毛髪の仕上がり感触の持続性を良好に向上させることができ、染毛剤の第1剤として使用した場合には更に染色の堅牢性も良好に向上させることができる。上記の重量比が1〜20の範囲を外れると、これらの効果を十分に確保できない恐れがある。
(第6発明の効果)
第6発明の毛髪化粧料組成物は、更に前記した一定の分岐状脂肪酸系化合物の少なくとも1種を含有するので、仕上がり後の毛髪に十分な明度を得ることができる。
次に、本願の第1発明〜第6発明を実施するための形態を、その最良の形態を含めて説明する。以下において単に「本発明」と言う時は、本願の各発明を全体的に指している。
〔毛髪化粧料組成物〕
本発明の毛髪化粧料組成物は、(A)環状シリコーン化合物群、(B)アミノ変性シリコーン化合物群、(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群、及び、(D)高重合アミノ変性シリコーン化合物群の内の少なくとも2群より選ばれた少なくとも2種のシリコーン化合物を含有し、及び、(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドを含有する。(A)〜(E)の各成分については、後に詳しく述べる。
上記のシリコーン化合物の組み合わせとしては、とりわけ、(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物の組み合わせが、前記「第4発明の効果」の項で述べた理由から、好ましい。
又、シリコーン化合物として(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物を含有する場合においては、これらの合計含有量の(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド含有量に対する重量比〔(A+C)/E〕が1〜20の範囲内であること、より好ましくは2〜15の範囲内であること、とりわけ好ましくは3〜10の範囲内であることが、前記「第5発明の効果」の項で述べた理由から、好ましい。
本発明の毛髪化粧料組成物は、分岐状脂肪酸系化合物、即ち(F)分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、又は分岐状脂肪酸と高級アルコールとのエステルより選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することが、前記「第6発明の効果」の項で述べた理由から更に好ましい。(F)成分については後に詳しく説明する。
本発明の毛髪化粧料組成物は、主に下記のような染毛剤の第1剤又は毛髪脱色剤の第1剤として使用される。しかし、これらの用途の他に、脱染剤、パーマネントウェーブ用剤、シャンプー、リンス、トリートメント、スタイリング剤等のヘアケア剤に適用することも可能である。これらの場合においては、その各種用途に必要な成分を更に配合することができる。
〔染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤としての使用〕
本発明の毛髪化粧料組成物の代表的な用途例として、染毛剤の第1剤としての使用が挙げられる。この場合、毛髪化粧料組成物が更に染料及びアルカリ剤を含有し、かつ、使用時において酸化剤を含有する組成物(第2剤)と混合して用いられる。他の代表的な用途例として、毛髪脱色剤の第1剤としての使用が挙げられる。この場合、毛髪化粧料組成物が更にアルカリ剤を含有し、かつ、使用時において酸化剤を含有する組成物(第2剤)と混合して用いられる。
〔染毛剤の第1剤としての使用〕
本発明の毛髪化粧料組成物を染毛剤(その第1剤)として用いる場合、使用者は、第1剤と第2剤の混合物を毛髪に塗布した後、毛髪にプレーンリンス(水、ぬるま湯等による毛髪のすすぎ)を施すことによって染毛処理を仕上げる。
毛髪化粧料組成物を染毛剤の第1剤として用いる場合の染料は、毛髪を染色するために含有される。染料の具体例としては、酸化染料中間体、直接染料、レゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノール、1,2,4−ベンゼントリオール、トルエン−3,4−ジアミン、トルエン−2,4−ジアミン、ハイドロキノン、α−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、5−アミノオルトクレゾール、ジフェニルアミン、パラメチルアミノフェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、没食子酸、タンニン酸、没食子酸エチル、没食子酸メチル、没食子酸プロピル、五倍子、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール及びそれらの塩等が挙げられる。
酸化染料中間体は、第2剤中に含有する酸化剤により酸化されることによって毛髪を染色することができる。酸化染料中間体の具体例としては、フェニレンジアミン類、アミノフェノール類、トルイレンジアミン類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン類、及びそれらの塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩等の塩類等が挙げられる。これらの中でも、染毛力が強いことからパラフェニレンジアミン、パラトルイレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、N−フェニル−パラフェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルアミン、2−クロロパラフェニレンジアミン、N,N−ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、2,6−ジクロロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファミン酸及びそれらの塩類が好ましい。これらの酸化染料中間体は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
第1剤中における染料の含有量は、好ましくは0.01〜15.0重量%である。この含有量が0.01重量%未満であると十分な染毛力は得られ難い。一方、15.0重量%を超えて配合してもそれ以上の染毛力は得られ難い。
毛髪化粧料組成物を染毛剤の第1剤として用いる場合のアルカリ剤は、酸化剤の作用を促進することによって毛髪に明度を付与するために含有される。アルカリ剤の具体例としては、アンモニア、アルカノールアミン、アンモニウム塩、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、グアニジン等)、無機アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びそれらの塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。第1剤中におけるアルカリ剤の含有量は、第1剤のpHが8〜12の範囲となる量に設定することが好ましい。第1剤のpHが8未満では、酸化剤の作用を十分に促進することができない。一方、pHが12を超えると毛髪に損傷等の不具合が発生しやすい。
これらのアルカリ剤の中でも、毛髪に明度を付与する効果が高いことから、好ましくはアンモニア及びアルカノールアミンより選ばれる少なくとも一種、さらに好ましくはアルカノールアミンである。アルカノールアミンの具体例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、イソプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。さらに、これらアルカノールアミンの中でも、毛髪に明度を付与する効果がより高いことからモノエタノールアミンが好ましい。
第1剤中におけるアルカノールアミンの含有量は、好ましくは0.1〜12.0重量%、より好ましくは0.5〜8.0重量%、最も好ましくは1.0〜5.0重量%である。この含有量が0.1重量%未満では、酸化剤の作用を十分に促進することができない。一方、12.0重量%を超えて配合すると、仕上がり後に毛髪の感触が悪化しやすい。
〔毛髪脱色剤の第1剤としての使用〕
本発明の毛髪化粧料組成物を毛髪脱色剤(その第1剤)として用いる場合、使用者は、第1剤と第2剤の混合物を毛髪に塗布した後、毛髪にプレーンリンスを施すことによって毛髪脱色処理を仕上げる。
毛髪化粧料組成物を毛髪脱色剤の第1剤として用いる場合のアルカリ剤の種類及び含有量は、上記染毛剤の第1剤として用いる場合と同様である。
〔第1剤におけるその他の成分〕
本発明の毛髪化粧料組成物を染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤として用いる場合における、その他の成分について、以下に述べる。
水は第1剤を水溶液、分散液又は乳化物にするために適量配合される。
第1剤に含有されるその他の成分としては、界面活性剤及びシリコーン化合物以外の油性成分が挙げられる。
界面活性剤は、シリコーン化合物群を水に分散させるとともに、第1剤の均一性及び安定性を保持するために配合される。界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレン(以下、POEという)アルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPという)アルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。POEアルキルエーテル類の具体例としては、POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤の具体例としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤の具体例としては、ラウリル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、POEラウリルエーテルリン酸及びその塩等が挙げられる。
両性界面活性剤の具体例としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
これらの界面活性剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの界面活性剤の中でも、シリコーン化合物群を水に分散させる効果に優れることから、第1剤には少なくとも非イオン性界面活性剤を含有させることが好ましい。第1剤中における界面活性剤の含有量は、0.1〜10.0重量%が好ましい。この含有量が0.1重量%未満では、安定性を十分に付与することができないおそれがある。一方、10.0重量%を超えると、染色性が低下するおそれがある。
シリコーン化合物以外の油性成分は、毛髪に軟らかさと潤いを与えるために配合される。シリコーン化合物以外の油性成分の具体例としては、炭化水素、油脂、ロウ類、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルグリセリルエーテル、エステル類等が挙げられる。
炭化水素としては、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、合成スクワラン、植物性スクワラン、スクワラン、ポリブテン、流動イソパラフィン、流動パラフィン、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
油脂としては、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボカド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等が挙げられる。
ロウ類としては、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等が挙げられる。
高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール(セタノール)、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアルコール、ラノリンアルコール等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、リノール酸、リシノール酸、ラノリン脂肪酸等が挙げられる。
アルキルグリセリルエーテルとしては、バチルアルコール(モノステアリルグリセリルエーテル)、キミルアルコール(モノセチルグリセリルエーテル)、セラキルアルコール(モノオレイルグリセリルエーテル)、イソステアリルグリセリルエーテル等が挙げられる。
エステル類としては、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソステアリル、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、セバシン酸ジイソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸トリイソデシル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸2−エチルへキシル、乳酸ラウリル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸オクチルドデシル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、カプリン酸セチル、トリカプリル酸グリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
第1剤中におけるシリコーン化合物以外の油性成分の含有量は、好ましくは0.1〜40.0重量%、より好ましくは1.0〜35.0重量%、最も好ましくは2.0〜30.0重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、毛髪に軟らかさと潤いを十分に与えることができないおそれがある。一方、40.0重量%を超えると、十分な染毛力が得られないおそれがある。
本発明に係る染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤には、更にその他の成分として、前記(E)成分以外の水溶性高分子化合物を配合してもよい。又、還元剤、pH調整剤、粘度調整剤、保湿剤、帯電防止剤、毛髪柔軟剤、酸化防止剤、防腐剤、金属封鎖剤、溶剤、賦形剤、色素、香料等を配合することも可能である。
これらの第1剤の剤型は、水溶液状、分散液状、乳化液状等の液状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等、特に限定されない。
〔染毛剤又は毛髪脱色剤における第2剤〕
本発明の毛髪化粧料組成物を染毛剤の第1剤又は毛髪脱色剤の第1剤として用いる場合における第2剤には、酸化剤、水等が含有される。
酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色するとともに、染毛剤としての第1剤中の染料を酸化するために含有されている。酸化剤の具体例としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、過硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物等が挙げられる。これらの酸化剤は単独で配合してもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの中でも毛髪の脱色力と染料の酸化力に優れることから過酸化水素が好ましい。
第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.5〜10重量%、特に好ましくは1.0〜8.0重量%である。酸化剤の含有量が0.5重量%未満であると、十分な酸化作用が得られないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、頭皮への刺激が強くなる等、使用時に不快感を与えるおそれがある。酸化剤の含有量が0.5〜10重量%であると、十分な酸化作用を確保しながら頭皮に対する刺激性を抑えることができ、特に1.0〜8.0重量%であればその効果を一層高めることができる。
水は、第2剤を水溶液、分散液又は乳化物にするために適量配合される。
さらに、本実施形態の第2剤には、第1剤に記載のその他の成分を配合することができる。また、尿素、スズ酸ナトリウム等の酸化剤の安定化剤を配合することもできる。
この第2剤の剤型は、水溶液状、分散液状、乳化液状等の液状、ゲル状、フォーム状、クリーム状等、特に限定されない。
〔第1剤と第2剤との使用形態〕
第1剤を使用する場合には、使用時に第2剤と混合して得られる染毛剤又は毛髪脱色剤として必要量をコーム(櫛)又は刷毛につけて毛髪に塗布される。毛髪はその状態で一定時間放置された後、プレーンリンスが施されることによって、染毛処理が仕上げられる。
〔環状シリコーン化合物〕
前記(A)の環状シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感とつるつる感を付与するために、毛髪化粧料組成物(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)に配合される。環状シリコーン化合物の具体例としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等が挙げられる。これらの環状シリコーン化合物は、単独で配合しても良いし、二種以上を任意に組み合わせて配合しても良い。
毛髪化粧料組成物中に環状シリコーン化合物を含有させる場合の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜5重量%、最も好ましくは0.5〜2重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、仕上がり後の毛髪になめらか感とつるつる感を十分に付与することができないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、仕上がり後の毛髪がパサつくおそれがある。
〔アミノ変性シリコーン化合物〕
前記(B)のアミノ変性シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感としっとり感を付与するために、毛髪化粧料組成物(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)に配合される。アミノ変性シリコーン化合物の具体例としては、前記した「化2」の一般式における「a+b」の重合度の範囲内において、アミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アモジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(トリメチルシリルアモジメチコン)等が挙げられる。これらの中でも、しっとり感をより良く付与することができることから、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体が好ましい。これらのアミノ変性シリコーン化合物は、単独で配合しても良いし、二種以上を任意に組み合わせて配合しても良い。アミノ変性シリコーン化合物の平均重合度は、20以上で3000未満であることが好ましい。
毛髪化粧料組成物中にアミノ変性シリコーン化合物を含有させる場合の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜5重量%、最も好ましくは0.5〜2重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると、仕上がり後の毛髪になめらか感としっとり感を十分に付与することができないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。
〔高重合メチルポリシロキサン化合物〕
前記(C)の高重合メチルポリシロキサン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感とサラサラ感を付与するために、毛髪化粧料組成物(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)に配合される。高重合メチルポリシロキサン化合物の平均重合度は、好ましくは650〜10000、さらに好ましくは650〜7000である。この平均重合度が650未満及び10000を超えると、毛髪にサラサラ感を十分に与えることができないおそれがある。高重合メチルポリシロキサン化合物は、単独で配合しても良いし、平均重合度の異なる高重合メチルポリシロキサン化合物を任意に二種以上組み合わせて配合しても良い。
毛髪化粧料組成物中に高重合メチルポリシロキサン化合物を含有させる場合の含有量は、好ましくは0.01〜1重量%、より好ましくは0.02〜0.5重量%、最も好ましくは0.05〜0.2重量%である。この含有量が0.01重量%未満であると、なめらか感とサラサラ感を十分に付与することができないおそれがある。一方、1重量%を超えて配合すると、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。
〔高重合アミノ変性シリコーン化合物〕
前記(D)の高重合アミノ変性シリコーン化合物は、仕上がり後の毛髪になめらか感、サラサラ感及びしっとり感を付与するために、毛髪化粧料組成物(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)に配合される。
高重合アミノ変性シリコーン化合物の具体例としては、前記した高重合度であることを前提として、前記したアミノ変性シリコーン化合物と同様の共重合体が挙げられる。高重合アミノ変性シリコーン化合物の市販商品名としては、高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体である信越シリコーンKF−8017・KF−8018・KF−8020(いずれも信越化学工業(株)製)等が挙げられる。これらの高重合アミノ変性シリコーン化合物は、単独で配合しても良いし、二種以上を任意に組み合わせて配合しても良い。高重合アミノ変性シリコーン化合物の平均重合度は、好ましくは3000〜20000、さらに好ましくは3000〜4000である。この平均重合度が3000未満及び20000を超えると、毛髪にサラサラ感を十分に与えることができないおそれがある。
毛髪化粧料組成物中に高重合アミノ変性シリコーン化合物を含有させる場合の含有量は、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、最も好ましくは0.2〜2重量%である。この含有量が0.05重量%未満であると、仕上がり後の毛髪になめらか感、サラサラ感及びしっとり感を十分に付与することができないおそれがある。一方、10重量%を超えて配合すると、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。
〔シリコーン化合物の併用〕
本発明の毛髪化粧料組成物における上記(A)〜(D)のシリコーン化合物群の合計の含有量は、好ましくは0.06〜31重量%、より好ましくは0.12〜15.5重量%、最も好ましくは0.25〜6.2重量%である。この合計含有量が0.06重量%未満であると、仕上がり後の毛髪になめらか感を十分に付与することができないおそれがある。一方、合計含有量が31重量%を超えるように配合すると、仕上がり後の毛髪がパサついたり、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。
(A)〜(D)のシリコーン化合物群より選ばれる少なくとも二種の組み合わせとしては、
(A)+(B)+(C)+(D)、
(A)+(B)+(C)、
(A)+(B)+(D)、
(A)+(C)+(D)、
(B)+(C)+(D)、
(A)+(B)、
(A)+(C)、
(A)+(D)、
(B)+(C)、
(B)+(D)及び、
(C)+(D)のいずれもが挙げられる。
上記の組み合わせ中、少なくとも(B)アミノ変性シリコーン化合物と(C)高重合メチルポリシロキサン化合物の二種を含有させる場合は、(C)に対する(B)の含有量の重量比(B/C)が5〜15であることが好ましい。この重量比よりアミノ変性シリコーン化合物が多くなるか、又は高重合メチルポリシロキサン化合物が多くなると、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。又、上記の組み合わせ中、少なくとも(A)環状シリコーン化合物と(C)高重合メチルポリシロキサン化合物の二種を含有させる場合は、(C)に対する(A)の含有料の重量比(A/C)が5〜15であることが好ましい。この重量比より環状シリコーン化合物が多くなると、仕上がり後の毛髪がパサつくおそれがある。一方、この重量比より高重合メチルポリシロキサン化合物が多くなると、プレーンリンス時に毛髪がべたつくおそれがある。
上記のように各シリコーン化合物の含有量の重量比を限定して構成する場合には、本発明の毛髪化粧料組成物における前記した各シリコーン化合物の好適な配合量は、上記の含有量の重量比の範囲内で相対的な制約を受ける。
シリコーン化合物群は、(A)環状シリコーン化合物、(B)アミノ変性シリコーン化合物及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物からなることがより好ましく、(A)環状シリコーン化合物及び(D)高重合アミノ変性シリコーン化合物からなることが更に好ましい。このようにシリコーン化合物群を構成することにより、仕上がり後の毛髪になめらか感を十分に付与することができると共に、つるつる感、しっとり感及びサラサラ感も十分に付与することができる。
又、シリコーン化合物群を(A)環状シリコーン化合物及び(B)アミノ変性シリコーン化合物から構成すると、仕上がり後の毛髪になめらか感を十分に付与することができると共に、つるつる感及びしっとり感も十分に付与することができる。
更に、シリコーン化合物群を(A)環状シリコーン化合物及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物から構成することによって、仕上がり後の毛髪になめらか感を十分に付与することができるとともに、つるつる感及びサラサラ感も十分に付与することができる。
加えて、シリコーン化合物群を(B)アミノ変性シリコーン化合物及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物から構成することによって、仕上がり後の毛髪になめらか感を十分に付与することができると共に、しっとり感及びサラサラ感も十分に付与することができる。
〔ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド〕
前記(E)のヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドは、仕上がり後の毛髪の感触に持続性を与え、更には染毛剤としての使用時における染色の堅牢性を付与するために、毛髪化粧料組成物(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)に配合される。
この(E)成分たるヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドの具体例(市販品)としては、セルコート( Celquat)L−200、セルコートH−100等を挙げることができる。
毛髪化粧料組成物中(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)におけるヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドの含有量は、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.05〜5重量%である。この含有量が0.01重量%未満であると、前記した毛髪感触の持続性や染色の堅牢性と言う効果が不十分となる恐れがある。又、この含有量が10重量%を超えると、仕上がり後の毛髪がごわつく恐れがある。
〔分岐状脂肪酸系化合物〕
本発明の毛髪化粧料組成物は更に、仕上がり後の毛髪に十分な明度を与えるために、分岐状脂肪酸系化合物、即ち、(F)分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、又は分岐状脂肪酸と高級アルコールとのエステルより選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することが、より好ましい。「分岐状脂肪酸」とは、要するに分岐した構造の炭素鎖を持つ脂肪酸であり、一塩基酸も、二塩基酸以上の脂肪酸も含まれる。
分岐状脂肪酸の具体例としては、イソステアリン酸、イソノナン酸、イソオクタン酸、ネオペンタン酸、ネオデカン酸等が挙げられる。分岐状脂肪酸の塩としては、上記の分岐状脂肪酸のカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられ、その具体例としては、イソステアリン酸ナトリウム、イソステアリン酸アンモニウム、イソオクタン酸カリウム等が挙げられる。分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルは、上記の分岐状脂肪酸とセチルアルコール、イソセチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール等の高級アルコールとからなるエステルであって、その具体例としては、イソオクタン酸セチル、イソステアリン酸イソセチル、イソノナン酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
これらの分岐状脂肪酸系化合物即ち(F)成分は、その一種を単独で配合しても良いし、任意の二種以上を任意に組み合わせて配合しても良い。これらの分岐状脂肪酸系化合物の中でも、分岐状脂肪酸と高級アルコールとからなるエステルが毛髪の明度を向上させる効果がより高いことから、(F)成分としては少なくともこの成分を含有させることが、より好ましい。
毛髪化粧料組成物中(染毛剤又は毛髪脱色剤の第1剤)における分岐状脂肪酸系化合物の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.2〜8重量%、更に好ましくは0.5〜6重量%である。この含有量が0.1重量%未満であると明度の向上効果を十分に得ることが困難になる恐れがある。この含有量が10重量%を超えると効果が飽和するので、不経済となる恐れがある。
次に、下記の実施例及び比較例により、本発明を更に具体的に説明する。本発明の技術的範囲が以下の開示により限定されないことは、もち論である。
(第1実施例:染毛剤)
表1の上部のテーブルに示す実施例1〜6及び比較例1〜6に係る組成の染毛剤の第1剤を調製した。これら各例の第1剤と組合わせて用いる第2剤も表1に併せ示すが、第2剤はいずれの例についても同一の組成である。表1中の数値は、いずれも重量%単位の数値である。
各例に係る第1剤及び第2剤を混合し、20代女性の健常な毛髪に塗布した後、一定時間放置した毛髪にプレーンリンスを施すことによって染毛処理を仕上げた。なお、各例において第1剤と第2剤は重量比で1:2の割合で混合した。
Figure 0004086742
各例に係る仕上がり後の毛髪について、下記(a)〜(e)の評価項目を下記の5段階の評価基準に従い専門のパネラーが官能評価を行った。これらの評価結果を表1の下部のテーブルに示す。
a)仕上がりの感触:仕上がり後の毛髪について、なめらか感を中心として、つるつる感、しっとり感、サラサラ感も加味した、総合的なバランスの良い感触を、次の5段階で評価した。
感触が非常に優れる(5)、感触が優れる(4)、感触が良好である(3)、感触がやや劣る(2)、感触が劣る(1)。
b)感触の持続性:ハーフヘッドで片側のみ洗髪を繰り返し、仕上がりの感触が良好に維持されるかどうかについて、次の5段階で評価した。
感触がかなり持続している(5)、感触がやや持続している(4)、感触がやや劣ってきている(3)、感触が劣ってきている(2)、感触が著しく劣ってきている(1)。
c)仕上がりの均染性:仕上がり後の毛髪の染毛が均一であるかどうかについて、次の5段階で評価した。
毛髪全体が均一に染色されている(5)、染色が概ね均一である(4)、染色がやや不均一である(3)、染色が不均一である(2)、染色にかなりムラがある(1)。
d)洗髪堅牢性:仕上がり後の毛髪の染色が洗髪によって色落ちしないかどうかについて、次の5段階で評価した。
色落ちが非常に少ない(5)、色落ちが少ない(4)、色落ちがやや少ない(3)、色落ちがややある(2)、色落ちが多い(1)。
e)明度:仕上がり後の毛髪の明度を次の5段階で評価した。
非常に優れた明度(5)、優れた明度(4)、良好な明度(3)、明度がやや不十分(2)、明度が不十分(1)。
(第2実施例:毛髪脱色剤)
前記第1実施例の場合と同様にして、実施例1〜実施例6及び比較例1〜比較例6に係る毛髪脱色剤を調製した。第1実施例の場合の実施例1〜実施例5及び比較例1〜比較例6との相違点は、各例の組成において染料(パラフェニレンジアミン及びレゾルシン)を含有していない点だけである。
そして、第1実施例と同様の評価方法及び評価基準によって、「仕上がりの感触」、「感触の持続性」及び「明度」を5段階で評価したところ、第1実施例の場合と全く同様の評価結果を得た。従って、この評価結果の一覧表は前記の表1と実質的に重複した内容であるため、記載を省略する。
産業上の利用分野
本発明は、主に染毛剤や毛髪脱色剤として使用され、毛髪の良好な仕上がりの感触と、その感触の持続性とを実現できる毛髪化粧料組成物を提供する。

Claims (4)

  1. (A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれた少なくとも2種のシリコーン化合物、及び、(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドを含有し、前記(E)ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドの含有量に対する(A)環状シリコーン化合物群及び(C)高重合メチルポリシロキサン化合物群よりそれぞれ選ばれたシリコーン化合物の合計含有量の重量比〔(A+C)/E〕が1〜20の範囲内であることを特徴とする毛髪化粧料組成物。
  2. 前記毛髪化粧料組成物が更に染料及びアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して染毛剤として用いられるものであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  3. 前記毛髪化粧料組成物が更にアルカリ剤を含有し、酸化剤を含有する組成物と混合して毛髪脱色剤として用いられるものであることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
  4. 前記毛髪化粧料組成物が、更に、(F)分岐状脂肪酸、分岐状脂肪酸の塩、又は分岐状脂肪酸と高級アルコールとのエステルより選ばれる少なくとも1種の分岐状脂肪酸系化合物を含有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の毛髪化粧料組成物。
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