JP5465467B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents
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以下、本発明に係る毛髪化粧料組成物を毛髪脱色・脱染剤に具体化した第1実施形態について説明する。毛髪化粧料組成物は2剤式の毛髪脱色・脱染剤として、毛髪の脱色及び脱染に使用される。また、毛髪化粧料組成物は、3剤式の脱色・脱染剤としても使用される。さらに、毛髪化粧料組成物は、1剤式の毛髪脱色剤として毛髪の脱色にも使用される。
2剤式の毛髪脱色・脱染剤における、毛髪化粧料組成物は、例えばアルカリ剤等を含有する第1剤と酸化剤等を含有する第2剤から構成される。この第1剤と第2剤とが混合された後、毛髪の脱色及び脱染に使用される。
第1剤は、アルカリ剤の他に、例えば(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、及び(C)ジメチコンを含有する。
第2剤は、酸化剤を含有する。酸化剤は、毛髪に含まれるメラニンを脱色する。酸化剤としては、例えば過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、及びピロリン酸塩の過酸化水素付加物が挙げられる。第2剤中における酸化剤の含有量は、好ましくは0.1〜15.0質量%であり、より好ましくは2.0〜9.0質量%であり、最も好ましくは3.0〜6.0質量%である。酸化剤の含有量が0.1質量%未満では、メラニンを十分に脱色することができない場合がある。酸化剤の含有量が15.0質量%を超えると、毛髪に損傷等の不具合が発生するおそれがある。
3剤式の毛髪脱色・脱染剤における、毛髪化粧料組成物は、例えばアルカリ剤を含有する第1剤、酸化剤を含有する第2剤、並びにアルカリ剤及び酸化剤以外の成分を含有する第3剤から構成される。この第1剤〜第3剤は、全て混合された後、毛髪の脱色又は脱染に使用される。
1剤式の毛髪脱色剤では、毛髪化粧料組成物としての毛髪脱色剤が容器、例えばアプリケータ容器に充填されている。この毛髪脱色剤は、アプリケータ容器から吐出されて毛髪の脱色に使用される。毛髪脱色剤は、炭素数10以下の脂肪酸と、アルコールからなる(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、及び(C)ジメチコンを含有し、好ましくはアルカリ剤、及び酸化剤を含有する。1剤式の毛髪脱色剤は、粉末状の剤型として構成されるため、アルカリ剤及び酸化剤は、好ましくは粉末状の酸化剤が用いられる。1剤式の毛髪脱色剤は、毛髪脱色剤に一般的に含有され、且つ前述した各成分の作用を阻害しない各成分を含有してもよい。
(1)本実施形態に係る毛髪脱色・脱染剤は、炭素数10以下の脂肪酸と、アルコールからなる(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、(C)ジメチコン、アルカリ剤、及び酸化剤を含有し、混合物中における(A)脂肪酸エステルの含有量と(C)ジメチコンの含有量との合計に対する(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体の含有量の質量比は、0.05〜1である。したがって、毛髪脱色・脱染剤の処理後における毛髪の感触の持続性、及び均一な脱色性又は脱染性を向上させることができる。また、毛髪脱色・脱染剤の処理時における濯ぎ時の毛髪の感触を向上させることができる。
・前記実施形態の毛髪脱色・脱染剤では、上記(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、及び(C)ジメチコンが、使用時において、混合物中に含有されていれば、本発明の効果を奏することができる。したがって、毛髪脱色・脱染剤が複数剤型として構成される場合、保存時において、(A)〜(C)成分はいずれの剤中に含有されてもよい。
以下、本発明に係る毛髪化粧料組成物を染毛剤に具体化した第2実施形態について説明する。本実施形態に係る染毛剤は、第1剤と第2剤とから構成される2剤式の毛髪化粧料である。
第1剤及び第2剤の剤型は特に限定されず、具体例として、例えば固体、液状、ゲル状、フォーム状、及びクリーム状が挙げられる。液状としては、例えば水溶液、分散液、及び乳化液が挙げられる。染毛剤の使用時には、第1剤及び第2剤を混合することにより混合物が調製される。次いで、必要量の混合物がコーム(櫛)又は刷毛に付着されて毛髪に塗布される。
(3)本実施形態に係る染毛剤は、炭素数10以下の脂肪酸と、アルコールからなる(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、(C)ジメチコン、アルカリ剤、及び酸化染料を含有する第1剤、並びに酸化剤を含有する第2剤とから構成され、混合物中における(A)脂肪酸エステルの含有量と(C)ジメチコンの含有量との合計に対する(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体の含有量の質量比は、0.05〜1である。したがって、染毛剤処理後における毛髪の感触の持続性及び均染性を向上させることができる。また、染毛剤処理時における濯ぎ時の毛髪の感触を向上させることができる。
・第2実施形態の染毛剤について、第1実施形態の毛髪脱色・脱染剤と同様に1剤式又は3剤式の染毛剤として適用してもよい。また、第1実施形態の毛髪脱色・脱染剤及び第2実施形態の染毛剤について、3剤式以上に構成されていてもよい。
表1,2に示す各成分を含有する染毛剤の第1剤、及び表3に示す各成分を含有する第2剤を調製した。表1〜3における各成分を示す欄中の数値は当該欄の成分の含有量を示し、その単位は質量%である。そして、第1剤と第2剤とを1:1の質量比で混合して染毛剤を調製した。得られた染毛剤を、黒毛の人毛毛束(以下、単に毛束という。)に刷毛を用いて塗布し、室温(25℃)にて30分間放置した。次に、毛束に付着した染毛剤を水で洗い流した後、毛束にシャンプーを2回、及びリンスを1回施した。続いて、毛束を温風で乾燥した後、一日間放置した。染毛処理が施された毛束について、下記に示す方法に従い均染性及び感触の持続性の評価を行った。また、染毛剤を水で洗い流す際の濯ぎ時の毛束の感触の評価を行った。
<均染性>
10名のパネラーが染毛剤処理後の毛束の色調の均一性を標準光源下で目視にて観察し、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」及び1点以上1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を各表に示す。
10名のパネラーが染毛処理時において染毛剤を水で洗い流す際の毛束に指を通した感触を評価し、優れる(5点)、良好(4点)、可(3点)、やや不良(2点)及び不良(1点)の5段階で採点した。各パネラーの採点結果について平均値を算出し、平均値が4.6点以上を「優れる:5」、3.6点以上4.6点未満を「良好:4」、2.6点以上3.6点未満を「可:3」、1.6点以上2.6点未満を「やや不良:2」及び1点以上1.6点未満を「不良:1」とし、評価結果とした。結果を各表に示す。
まず、未処理の毛束と、染毛処理した毛束について、それぞれシャンプー及びコンディショナーからなる一連の処理を7回繰り返した。続いて、毛束を温風で乾燥した後、一日間放置した。パネラーが毛束に指を通した感触を比較し、染毛処理毛束の感触の方が良いか否か評価した。「優れる:5」は、パネラー10人中「良い」と答えた人が9人以上であることを示し、「良好:4」は、パネラー10人中「良い」と答えた人が7〜8人であることを示し、「可:3」は、パネラー10人中「良い」と答えた人が5〜6人であることを示し、「やや不良:2」は、パネラー10人中「良い」と答えた人が3〜4人であることを示し、「不良:1」は、パネラー10人中「良い」と答えた人が2人以下であることを示す。結果を各表に示す。
(a)前記毛髪化粧料組成物を刷毛を用いて毛髪に塗布する毛髪化粧料組成物の使用方法。したがって、組成物の塗布性を向上させ、毛髪の均一な染毛等を実現することができる。
Claims (2)
- 炭素数10以下の脂肪酸と、アルコールからなる(A)脂肪酸エステル、(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体、及び(C)ジメチコンを含有し、染毛剤又は毛髪脱色・脱染剤として用いられる毛髪化粧料組成物において、
前記毛髪化粧料組成物中における前記(A)脂肪酸エステルの含有量と(C)ジメチコンの含有量との合計に対する(B)アミノエチルアミノプロピルメチコン・ジメチコン共重合体の含有量の質量比は、0.05〜1である毛髪化粧料組成物。 - 前記(C)ジメチコンの25℃における動粘度は、15000mm2/s以下であることを特徴とする請求項1に記載の毛髪化粧料組成物。
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