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JP4086022B2 - 内燃機関制御システム、それを搭載した自動車及び内燃機関制御方法 - Google Patents

内燃機関制御システム、それを搭載した自動車及び内燃機関制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関制御システム、それを搭載した自動車及び内燃機関制御方法に関する。
従来より、内燃機関と、この内燃機関へ空気を供給するスロットルバルブと、この内燃機関へ燃料を噴射するインジェクタと、この内燃機関の始動時に内燃機関をモータリング可能なモータとを備えた自動車において、内燃機関を始動する際にはモータによって内燃機関をモータリングし機関回転数が所定回転数に達したあと燃料噴射と点火を行うものが知られている。例えば、特許文献1では、所定の初期スロットル開度で内燃機関のモータリングを開始してから所定時間経過後に機関回転数が所定目標値に達しないときには、スロットル開度を所定量だけ増大するよう制御している。
特開2000−104599号公報
ところで、内燃機関の排ガスによる環境汚染を防止するため、内燃機関の下流にはその排ガスを浄化する排ガス浄化触媒が設置される。この排ガス浄化触媒は、高温で活性化して十分な浄化能力を発揮するが、低温で活性化していないときには十分な排ガス能力を発揮できない。先の特許文献1では、この点を考慮していないため、排ガス浄化触媒が十分な排ガス能力を発揮できない状態であっても、機関回転数が所定目標値に達しなければスロットル開度を増大させる。その結果、排ガス量が増大し、排ガス浄化触媒がそれだけの排ガス量を十分浄化することができず、エミッションが悪化することがあった。
本発明は、この課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の始動時のエミッションを改善することができる内燃機関制御システム及び内燃機関制御方法を提供することを目的の一つとする。また、そのような内燃機関制御システムを搭載した自動車を提供することを目的の一つとする。
本発明は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関制御システムは、
内燃機関と、
前記内燃機関へ空気を供給する空気供給手段と、
前記内燃機関へ燃料を供給する燃料供給手段と、
前記内燃機関からの排ガスを浄化する排ガス浄化触媒と、
前記内燃機関の始動時に該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに前記内燃機関を始動するにあたり、前記空気供給手段がアイドル運転時よりも少ない少量空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記少量空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関をアイドル運転時の回転数で回転するよう制御し、その後前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記空気供給手段がアイドル運転時の空気量の空気を前記内燃機関へ供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御する始動時制御手段と、
を備えたものである。
この内燃機関制御システムでは、排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに内燃機関を始動するにあたり、内燃機関へアイドル運転時よりも少ない空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に内燃機関をアイドル運転時の回転数で回転するようにモータリングし、その後、排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に内燃機関のモータリングを停止する。このように、排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに内燃機関を始動するにあたっては、内燃機関からの排ガスがアイドル運転時よりも少なくなるようにすると共に機関回転数がアイドル運転時の回転数を維持するようにモータリングするため、内燃機関を円滑に始動しながらエミッションの改善を図ることができる。
本発明の内燃機関制御システムにおいて、前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記空気供給手段が前記内燃機関へ前記アイドル運転時の空気量の空気を供給するよう制御するにあたり、前記少量空気量から前記アイドル運転時の空気量へ徐々に増加するよう制御してもよい。こうすれば、空気量をアイドル運転時の空気量へ直ちに増加する場合に比べて、トルク変動によるショックが生じにくい。
本発明の内燃機関制御システムにおいて、前記少量空気量は、前記アイドル運転時の空気量から前記内燃機関のフリクション相当分の空気量を差し引いた値としてもよい。こうすれば、排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときの内燃機関からの排ガス量を十分減量することができる。
本発明の内燃機関制御システムにおいて、前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高いか否かを該排ガス浄化触媒の温度に基づいて判定してもよい。排ガス浄化触媒は温度が高いときには浄化能力が高く、温度が低いときには浄化能力が低いことから、浄化能力を温度に基づいて判定することができる。ここで、排ガス浄化触媒の温度は、温度センサにより直接測定してもよいし、排ガス浄化触媒の入口温度と出口温度との差分に基づいて推定してもよいし、各種運転状態を表すパラメータの値と触媒温との関係を予め実験などにより求めておきこれらの運転状態から推定するようにしてもよい。
本発明の内燃機関制御システムは、前記モータリング手段によるモータリング継続時間が所定の判定基準時間を超えたときに前記内燃機関が始動不能であると判定する始動不能判定手段を備え、前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くても、前記モータリング継続時間が前記判定基準時間に至る前に、前記空気供給手段が前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御してもよい。こうすれば、仮に始動時制御手段による制御において排ガス浄化触媒の浄化能力が高まるまでに長時間を要してモータリング継続時間が長期化するおそれがある場合であっても、誤って始動不能判定手段がによる誤判定を防ぐことができる。
本発明の内燃機関制御システムは、前記内燃機関に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段を備え、前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くくても、前記要求パワーが所定の規定値を超えたときには、前記空気供給手段が前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御してもよい。こうすれば、内燃機関に大きなパワーが要求されているときにはその要求を優先することができる。
本発明の内燃機関制御システムは、所定の駆動軸へ動力を入出力可能な電動機を備え、前記内燃機関は、前記駆動軸に動力を出力可能であり、前記モータリング手段は、前記駆動軸に動力を出力可能であり、前記始動時制御手段は、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリング時に前記駆動軸に作用する反力トルクをキャンセルするよう前記電動機を制御してもよい。こうすれば、モータリングによる駆動軸のトルク変動を抑制することができる。
本発明の自動車は、上述したいずれかの内燃機関制御システムを搭載し、前記動力軸が車軸に接続されてなるものである。この自動車では、上述したいずれかの内燃機関制御システムを搭載しているから、本発明の内燃機関制御システムが奏する効果、例えば、排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに内燃機関を始動するにあたっては、内燃機関からの排ガスがアイドル運転時よりも少なくなるようにすると共に機関回転数がアイドル運転時の回転数を維持するようにモータリングするため、内燃機関を円滑に始動しながらエミッションの改善を図ることができるという効果を奏する。
本発明の内燃機関制御方法は、内燃機関を始動するときの制御方法であって、
(a)前記内燃機関からの排ガスを浄化する排ガス浄化触媒の浄化能力が高いか低いかを判定し、
(b)前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低いとき、前記内燃機関を始動するにあたり、モータリングにより前記内燃機関を所定回転数に回転させ、その後、前記内燃機関へアイドル運転時よりも少ない空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関をアイドル運転時の回転数で回転するようにモータリングし、その後、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止するものである。
この内燃機関制御方法では、排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに内燃機関を始動するにあたっては、内燃機関からの排ガスがアイドル運転時よりも少なくなるようにすると共に機関回転数がアイドル運転時の回転数を維持するようにモータリングするため、内燃機関を円滑に始動しながらエミッションの改善を図ることができる。
本発明の内燃機関制御方法であって、前記内燃機関のモータリング継続時間が所定の判定基準時間を超えたときに前記内燃機関が始動不能であると判定するステップを含む場合、前記ステップ(b)では、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くくても、前記モータリング継続時間が前記判定基準時間に至る前に、前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止するようにしてもよい。こうすれば、仮に始動時制御において排ガス浄化触媒の浄化能力が高まるまでに長時間を要してモータリング継続時間が長期化するおそれがある場合であっても、始動不能判定手段による誤判定を防ぐことができる。
本発明の内燃機関制御方法であって、前記内燃機関に要求される要求パワーを設定するステップを含む場合、前記ステップ(b)では、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くくても、前記要求パワーが所定の規定値を超えたときには、前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止するようにしてもよい。こうすれば、大きなパワーが要求されているときにはその要求を優先することができる。
図1は本発明の一実施形態であるハイブリッド自動車10の構成の概略を示す構成図であり、図2は実施形態のハイブリッド自動車10に搭載されたエンジン20の構成の概略を示す構成図である。
ハイブリッド自動車10は、図1に示すように、燃料を燃焼した燃焼エネルギを運動エネルギに変換するエンジン20と、エンジンシステム全体をコントロールするエンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)50と、エンジン20の出力軸としてのクランクシャフト27に接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1,MG2と、モータMG1,MG2の発電及び駆動を制御するモータ用電子制御ユニット(モータECU)14と、モータMG1,MG2と電力のやりとりを行うバッテリ45と、バッテリ45の充電状態を監視するバッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)46と、動力分配統合機構30に接続された軸にチェーンベルト15を介して接続された駆動軸17と、ハイブリッドシステム全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)70とを備えている。なお、駆動軸17はデファレンシャルギヤ18を介して駆動輪19,19に接続されている。
エンジン20は、例えばガソリンなどの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ21により清浄された空気をスロットルバルブ22を介して吸入すると共にインジェクタ23からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ24を介して燃焼室に吸入し、点火プラグ25による電気火花によって爆発燃焼させた燃焼エネルギにより押し下げられるピストン26の往復運動をクランクシャフト27が回転する運動エネルギに変換する。このクランクシャフト27には10°CAごとにパルスを出力するクランク角センサ67が取り付けられている。スロットルバルブ22は、吸気管の断面に対する傾斜角度(開度)が変化することにより吸気管を通過する空気量を調節するバルブであり、アクチュエータ22aにより電気的に開度が変化するように構成されている。このアクチュエータ22aは、ロータリ式電磁ソレノイドによって構成されている。そして、スロットルバルブ22は、このソレノイドに対する印加電圧をデュ−ティ制御することにより回動されて開度調節される。このスロットルバルブ22の開度は、スロットルポジションセンサ22bからエンジンECU50へ出力される。エンジン20からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒コンバータ60を介して車外へ排出される。
触媒コンバータ60は、排気管64に接続され排ガス浄化触媒61が充填されたものである。排ガス浄化触媒61として用いられる三元触媒は、白金(Pt)やパラジウム(Pd)などの酸化触媒と、ロジウム(Rh)などの還元触媒と、セリア(CeO2)などの助触媒などで構成される。そして、酸化触媒の作用により排気に含まれるCOやHCが水(H2O)や二酸化炭素(CO2)に浄化され、還元触媒の作用により排気に含まれるNOxが窒素(N2)や酸素(O2)などに浄化される。この三元触媒では、触媒温度が高温(例えば300℃以上)のとき、混合気の空燃比が理論空燃比近傍のいわゆるウインドウ領域のときに還元触媒によるNOxの吸着・分解反応とその際に生成する酸化成分によるHC,COの酸化反応とがバランスよく進み、HC、CO、NOxのすべてに対して高い浄化率を示す。ここで、CeO2は、セリウム(Ce)の価数が3価と4価との間で可逆的に変化する性質を持つため、排気がリーン雰囲気のときには3価から4価に変化して排気から酸素を吸蔵し、排気がリッチ雰囲気のときには4価から3価に変化して排気へ酸素を放出する。これにより、酸化触媒や還元触媒の近傍の雰囲気が大きく変動することがないので、結果的にウインドウ領域が拡がる。
エンジンECU50は、CPU51を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、処理プログラムを記憶したROM52と、一時的にデータを記憶するRAM53と、入出力ポート(図示せず)とを備える。このエンジンECU50は、エンジン20の状態を検出する種々のセンサからの信号が入力ポートを介して入力される。具体的には、エンジンECU50には、エンジン20の吸入空気量を検出するエアフローメータ28からの吸入空気量、スロットルポジションセンサ22bからのスロットル開度、冷却水温センサ59からのエンジン20の冷却水温、クランク角センサ67からのパルス信号、触媒コンバータ60の入口及び出口にそれぞれ設置した触媒入口温度センサ65及び触媒出口温度センサ66からの排ガス温などが入力ポートを介して入力される。また、エンジンECU50からは、エンジン20を駆動するための種々の制御信号が図示しない出力ポートを介して出力される。具体的には、エンジンECU50からは、スロットルバルブ22を駆動するアクチュエータ22aへの駆動信号、インジェクタ23への駆動信号、点火プラグ25の着火を行うイグナイタと一体化されたイグニションコイル29への制御信号などが出力ポートを介して出力される。なお、エンジンECU50は、ハイブリッドECU70と電気的に接続され、ハイブリッドECU70からの制御信号によりエンジン20を運転制御すると共に必要に応じてエンジン20の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
動力分配統合機構30は、図1に示すように、モータMG1に接続されたサンギヤ31、モータMG2に接続されたリングギヤ32、サンギヤ31及びリングギヤ32と噛合する複数のピニオンギヤ33及びエンジン20のクランクシャフト27に接続されピニオンギヤ33を自転且つ公転自在に保持するキャリア34を回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構として構成されている。この動力分配統合機構30は、モータMG1が発電機として機能するときにはエンジン20からの動力をモータMG1側と駆動軸側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG2が電動機として機能するときにはエンジン20からの動力とモータMG2からの動力を統合して駆動軸に出力する。
モータMG1及びモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ45と電力のやりとりを行う。インバータ41,42とバッテリ45とを接続する電力ライン58は、各インバータ41,42が共用する正極母線及び負極母線として構成されており、モータMG1,MG2の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。また、バッテリ45は、モータMG1,MG2から生じた電力により充電されたりモータMG1,MG2に不足する電力を供給したりする。モータMG1,MG2は、共にモータECU14により運転制御されている。モータECU14は、モータMG1,MG2を運転制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU14からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力される。モータECU14は、回転位置検出センサ43,44から入力した信号に基づいて図示しない回転数算出ルーチンによりモータMG1,MG2のロータの回転数Nm1,Nm2を計算している。この回転数Nm1,Nm2は、モータMG1がサンギヤ31に接続されていると共にモータMG2がリングギヤ32に接続されていることから、それぞれサンギヤ軸31aの回転数Ns及びリングギヤ軸32aの回転数Nrと一致する。モータECU14は、ハイブリッドECU70と通信しており、ハイブリッドECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を運転制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッドECU70に出力する。
バッテリ45は、ここではニッケル水素バッテリを採用しており、モータMG1,MG2へ電力を供給したり減速時にモータMG1,MG2からの回生エネルギを電力として蓄えたりする役割を果たす。バッテリECU46には、バッテリ45を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ45の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ45の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ45に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ45の状態に関するデータを通信によりハイブリッドECU70に出力する。なお、バッテリECU46では、バッテリ45を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値や電圧センサにより検出された端子間電圧に基づいて残容量(SOC(State of Charge))も演算している。
ハイブリッドECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM74と、一時的にデータを記憶するRAM76と、入出力ポート(図示せず)とを備える。ハイブリッドECU70には、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力される。ハイブリッドECU70は、エンジンECU50やモータECU14と各種制御信号やデータのやりとりを行っている。
次に、こうして構成された本実施形態のハイブリッド自動車10のハイブリッドECU70によって実行されるハイブリッド制御ルーチンについて、図3のフローチャートに基づいて説明する。ハイブリッド制御ルーチンは、ハイブリッドECU70のROM74に記憶され、所定タイミングごとに繰り返し実行される。このルーチンが実行されると、ハイブリッドECU70のCPU72は、まず、アクセル開度Accや車速V、バッテリECU46により演算されるSOCなど制御に必要な信号を入力し(ステップS100)、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいてリングギヤ軸32aに要求される要求動力Pr*を設定する(ステップS110)。ここで、要求動力Pr*は、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTr*との関係を予め求めてトルク設定マップとしてハイブリッドECU70のROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると、トルク設定マップから対応する要求トルクTr*を導出し、これとリングギヤ軸32aの回転数Nr(車速Vと換算係数rを乗じたもの)との積として算出するものとした。なお、トルク設定マップの一例を図4に示す。
続いて、バッテリ45の充放電量Pb*(充電側を正とする)を設定する(ステップS120)。バッテリ45の充放電量Pb*は、基本的にはバッテリ45のSOCが適正値(例えば60〜70%)となるように設定される。要求動力Pr*と充放電量Pb*とが設定されると、両者の和をとりエンジン20が出力すべきエンジン要求パワーPe*を設定する(ステップS130)。
続いて、エンジン要求パワーPe*を出力可能なエンジン20の運転ポイント(トルクと回転数により定まるポイント)のうちエンジン20が最も効率よく運転できる最適運転ポイントをエンジン20の目標トルクTe*、目標回転数Ne*として設定する(ステップS140)。エンジン要求パワーPe*を出力可能な運転ポイントのうちエンジン20が効率よく運転できる最適運転ポイントを目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定する様子を図5に示す。図中、曲線Aはエンジン最適動作ラインであり、曲線Bはエンジン要求パワーPe*における動力一定曲線である。ここで、動力はトルクと回転数の積で表されるから、動力一定曲線Bは反比例型のグラフになる。図示するように、エンジン最適動作ラインAとエンジン要求パワーPe*の動力一定曲線Bとの交点である最適運転ポイントでエンジン20を運転すれば、エンジン20からエンジン要求パワーPe*を効率よく出力することができる。ここでは、エンジン要求パワーPe*と最適運転ポイントの関係を予め実験などにより求めてマップとしてハイブリッドECU70のROM74に記憶しておき、エンジン要求パワーPe*が与えられるとマップから対応する最適運転ポイントの回転数とトルクとを導出して目標回転数Ne*と目標トルクTe*として設定するものとした。なお、エンジン要求パワーPe*が、最小要求動力Pref(エンジン20がこれを下回る動力を出力するとすればハイブリッド自動車10のシステム全体の効率が低下することを考慮して経験的に定められた値)を下回る場合には、エンジン20の要求パワーPe*をゼロに再設定する。
さて、目標トルクTe*と目標回転数Ne*とが設定されると、エンジン20の目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nrと動力分配統合機構30のギヤ比ρ(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)とにより次式(1)を用いてモータMG1の目標回転数Nm1*を設定し(ステップS150)、エンジン20の目標トルクTe*と動力分配統合機構30のギヤ比ρとにより次式(2)を用いてモータMG1の目標トルクTm1*を設定すると共にエンジン20の目標トルクTe*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと要求トルクTr*とにより次式(3)を用いてモータMG2の目標トルクTm2*を設定する(ステップS160)。
Nm1*=(1+ρ)×Ne*/ρ−Nr/ρ … (1)
Tm1*=−Te*×ρ/(1+ρ) … (2)
Tm2*=Tr*−Te*×1/(1+ρ) … (3)
図6はこのときの共線図である。この共線図では縦軸は各回転軸の回転数を表し横軸は各ギヤのギヤ比を表す。サンギヤ軸31a(図中のS)とリングギヤ軸32a(図中のR)を両端に取り、この区間を1:ρに内分する位置をキャリア軸つまりクランクシャフト27(図中のC)とし、各位置S,C,Rに対応して回転数Ns,Nc,Nrをプロットする。動力分配統合機構30は遊星歯車機構であるため、このようにプロットされた3点は同一直線上に並ぶという性質を有しており、この直線を動作共線という。したがって、動作共線を用いることにより3つの回転軸のうち2つの回転軸の回転数から残余の回転軸の回転数を求めることができる。リングギヤ軸32aの回転数Nr(モータMG2の回転数Nm2)は車速Vに基づいて決まるので、キャリア軸の回転数Nc(エンジン20の回転数Ne)が決まればサンギヤ軸31aの回転数Ns(モータMG1の回転数Nm1)が比例配分によって決まり、前式(1)のようになる。また、各回転軸のトルクを動作共線に働く力に置き換えて示すと、動作共線が剛体として釣り合いが保たれるという性質を有している。ここで、エンジン20のクランクシャフト27に作用するトルクTeを位置Cで動作共線に上向きのベクトルとして表し、リングギヤ軸32aに作用するトルクTrを位置Rで下向きのベクトルとして表す。なお、ベクトルの方向は作用させるトルクの方向を表す。このとき、剛体に作用する力の分配法則に基づいてトルクTeを両端の位置S,Rに分配すると、位置Sでの分配トルクTesは上向きでTe×ρ/(1+ρ)という大きさとなり、位置Rでの分配トルクTerは上向きでTe×ρ/(1+ρ)という大きさになる。この状態で動作共線が剛体として釣り合いがとれているから、モータMG1に作用すべきトルクTm1は分配トルクTesと方向が逆で大きさが同じトルクとなり、モータMG2に作用すべきトルクTm2はトルクTrと分配トルクTerとの差分のトルクとなる。
さて、エンジン20の目標トルクTe*、モータMG1の目標回転数Nm1*および目標トルクTm1*、モータMG2の目標トルクTm2*を設定したあと、エンジン始動時制御ルーチンを実行する(ステップS170)。このルーチンは、停止中のエンジン20を始動する必要のあるときに実行されるルーチンであり、エンジン20が稼働している場合には実行されない。このルーチンの詳細については後述する。その後、各種の目標値をエンジンECU50,モータECU14に指令し(ステップS180)、本ルーチンを終了する。
エンジンECU50やモータECU14は、ハイブリッドECU70から入力したこれらの目標値に基づいてエンジン20やモータMG、1MG2の運転制御を行う。ここで、エンジンECU50の運転制御について簡単に説明する。エンジンECU50は、エンジン20が目標回転数Ne*で回転して目標トルクTe*を出力するような空気量を決定し、決定された空気量に基づいてエンジン1回転当たりの吸入空気量を算出し、その吸入空気量に見合ったスロットル開度となるようにアクチュエータ22aによりスロットルバルブ22を作動すると共に、その吸入空気量に基づいて所定の目標空燃比(例えば理論空燃比)からインジェクタ23による燃料噴射量つまり燃料噴射時間を演算し、この燃料噴射時間だけインジェクタ23を開弁して燃料を噴射し、その後吸気バルブ24から吸入された混合気に点火すべくイグニションコイル29に高電圧を印加して点火プラグ25に火花を発生させる、という制御を実行する。これにより、燃焼エネルギが発生してピストン26が上下動し、この上下動が回転運動となってクランクシャフト27に伝達される。
以上のように、ハイブリッド自動車10のハイブリッドECU70はハイブリッド制御ルーチンを実行することによりエンジンECU50やモータECU14に指令を出力してエンジン20とモータMG1とモータMG2の運転を制御するが、このときの運転制御をモード別に説明すると、以下のようになる。即ち、運転制御モードとしては、エンジン要求パワーPe*に見合う動力がエンジン20から出力されるようにエンジン20を運転制御すると共にエンジン20から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1及びモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや、要求動力Pr*とバッテリ45の充放電に必要な充放電量Pb*との和に見合うエンジン要求パワーPe*がエンジン20から出力されるようにエンジン20を運転制御すると共にバッテリ45の充放電を伴ってエンジン20から出力されるトルク変換を伴って動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1及びモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン20の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、図3のハイブリッド制御ルーチンのステップS170で実行されるエンジン始動時制御ルーチンについて、図7のフローチャートに基づいて説明する。このルーチンが開始されると、ハイブリッドECU70は、まず、エンジン始動時フラグFegが「1」か「0」かを判定する(ステップS300)。ここで、エンジン始動時フラグFegは、停止中のエンジン20をモータリングしたあとエンジン20が自立運転するまでの間は「1」にセットされ、それ以外のときには「0」にリセットされるフラグである。このエンジン始動時フラグFegが「1」でなく「0」のときには、続いてエンジン始動条件が成立したか否かを判定する(ステップS302)。ここで、エンジン始動条件が成立するときとは、例えばエンジン要求パワーPe*がゼロから正の値になったとき、具体的にはモータ運転モードからトルク変換運転モード又は充放電運転モードに切り換わったときやイグニションスイッチがオンされたときなどが挙げられ、エンジン始動条件が成立しないときとは、エンジン20を継続して停止するときやエンジン20が既に稼働しているときなどが挙げられる。そして、ステップS302でエンジン始動条件が成立しないときには、そのまま本ルーチンを終了する。一方、ステップS302でエンジン始動条件が成立したときには、エンジン始動時フラグFegに「1」をセットすると共にハイブリッドECU70に内蔵された時間カウンタのカウント値Cのカウントアップを開始する(ステップS304)。
その後、又はステップS300でエンジン始動時フラグFegが「1」のときには、エンジンECU50から通信により触媒床温Tcatを入力する(ステップS306)。触媒床温Tcatは、エンジンECU50が触媒入口温度センサ65からの入口温度と触媒出口温度センサ66からの出口温度との差分に基づいて推定したものであるが、排ガス浄化触媒61に温度センサを取り付けてこの温度センサにより直接測定するようにしてもよい。続いて、この触媒床温Tcatが所定の床温規定値Tcatref以下か否かを判定する(ステップS308)。ここで、床温規定値Tcatrefは、排ガス浄化触媒61が活性化して十分な浄化能力を発揮する温度を予め実験などにより経験的に求めた値である。そして、ステップS308で触媒床温Tcatが所定の床温規定値Tcatref以下のときには、続いてエンジン要求パワーPe*が所定のパワー規定値Peref以下か否かを判定する(ステップS310)。ここで、パワー規定値Perefは、急加速時等のように運転者が大パワーを要求しているとみなすことのできる値を経験的に求めたものである。そして、ステップS310でエンジン要求パワーPe*が所定のパワー規定値Peref以下のときには、続いて時間カウンタのカウント値Cが所定の上限値Cref以下か否かを判定する(ステップS312)。ここで、上限値Crefは、エンジン20の始動不能を判定するための判定基準時間よりも短い時間に設定されているが、この点については、後述する。
さて、ステップS308で触媒床温Tcatが所定の床温規定値Tcatref以下で、且つ、ステップS310でエンジン要求パワーPe*が所定のパワー規定値Peref以下で、且つ、ステップS312で時間カウンタのカウント値Cが所定の上限値Cref以下のときには、排ガス浄化触媒61の浄化能力が十分でないとみなし、空気量学習値EQGに空気量水温補正項qthwを加えた値(アイドル空気量Qidl)からエンジン20のフリクション相当分qfriを差し引いた値(最低限空気量Qmin)をエンジン20の吸入空気量Qとする(ステップS314)。なお、空気量学習値EQGは、周知のアイドルスピードコントロールにおいてエンジン回転数Neがアイドル回転数となるようにフィードバック制御を行ったときの空気量(エンジン20の冷却水温を考慮していない値)である。また、空気量水温補正項qthwは、冷却水温センサ59からのエンジン20の冷却水温に応じて設定される値であり、ここでは冷却水温が高いほど小さい値になるように算出される。
一方、ステップS308で触媒床温Tcatが所定の床温規定値Tcatrefを越えたか、ステップS310でエンジン要求パワーPe*が所定のパワー規定値Perefを越えたか、又はステップS312で時間カウンタのカウント値Cが所定の上限値Crefを越えたときには、空気量学習値EQGに空気量水温補正項qthwを加えた値をアイドル空気量Qidlとし(ステップS316)、続いて、前回の吸入空気量Qに微小増加量ΔQを加えた値を仮空気量Qtempとし(ステップS318)、アイドル空気量Qidlが仮空気量Qtempを上回るか否かを判定する(ステップS320)。そして、ステップS320でアイドル空気量Qidlが仮空気量Qtempを上回るときには、仮空気量Qtempを今回の吸入空気量Qとし(ステップS322)、一方、アイドル空気量Qidlが仮空気量Qtemp以下のときには、アイドル空気量Qidlを今回の吸入空気量Qとし(ステップS324)、エンジン始動時フラグFeg及び時間カウンタのカウント値Cをゼロにリセットする(ステップS326)。つまり、ステップS316〜S326では、吸入空気量Qを最低限空気量Qminからアイドル空気量Qidlまで徐々に増加させる。
そして、ステップS314,ステップS324又はステップS326のあと、モータMG1,MG2の目標トルクTm1*,Tm2*を再設定し(ステップS328)、本ルーチンを終了する。ここでは、図10の共線図に示すように、モータMG1の目標トルクTm1*は、エンジン20が吸入空気量Qの空気とそれに応じた燃料噴射量の燃料で制御されたときのエンジン回転数をアイドル回転数まで持ち上げるのに必要なモータMG1のトルクを加味して目標トルクTm1*を設定し、モータMG1が目標トルクTm1*のトルクを出力したときに作用する反力トルク(−Tm1*/ρ)をキャンセルするキャンセルトルクを加味してモータMG2の目標トルクTm2*を設定する。その後、図3のステップS180でエンジン20,モータMG1,モータMG2に各目標値が指令されるが、エンジン20には吸入空気量Qが指令される。
ここで、ステップS312で使用する上限値Crefについて再度説明する。停止中のエンジン20をモータMG1でモータリングして始動する場合、エンジン20が自立運転したあとはモータMG1のトルクがゼロになるが、エンジン20が何らかの原因で始動不能なときにはモータMG1のモータリングが継続されるためトルクがゼロにならない。このため、ハイブリッドECU70は、モータMG1のモータリング開始後、判定基準時間を超えてもトルクがゼロにならないときには、エンジン20を始動不能と判定する処理を行っている。ところが、図7のエンジン始動時制御ルーチンにおいて、時として触媒床温Tcatの昇温速度が遅く床温規定値Tcatrefになかなか達しない場合があり得るが、その場合には判定基準時間を超えてもこのルーチンが繰り返されモータMG1のトルクがゼロにならないことがあり、始動不能でないのに始動不能であると誤判定してしまうおそれがある。そこで、エンジン始動時制御ルーチンを繰り返し実行する時間の上限値Crefを、ステップS316からステップS326に至るまでの所要時間を判定基準時間から差し引き更にいくらかのマージンを差し引いた時間とすることにより、上述の誤判定のおそれを解消している。
次に、このエンジン始動時制御ルーチンを実行したときのエンジン回転数Ne、触媒床温Tcat及び吸入空気量Qの推移について、図8に基づいて説明する。図8は、エンジン回転数Ne、触媒床温Tcat及び吸入空気量Qの時間推移を表すタイムチャートである。ここでは、モータ運転モードからトルク変換運転モード又は充放電運転モードに切り換える場合を例に挙げて説明する。まず、時刻t0に至るまでは、モータ運転モードで運転制御されているため、図9に示すように、エンジン20は回転停止状態つまりエンジン回転数Neがゼロ、モータMG1は回転数Nm1で空転、モータMG2は回転数Nm2、トルクTrで回転している。そして、時刻t0でエンジン始動条件が成立しエンジン始動時制御ルーチンが開始されると、モータMG1はトルクTm1*を出力してエンジン20をモータリングし、モータMG2はその反力トルク(−Tm1*/ρ)をキャンセルするキャンセルトルクを加味したトルクTm2*を出力する。このときの共線図を図10に示す。
その後、時刻t1でエンジン回転数Neが上昇して所定の制御開始回転数に至ると、エンジンECU50は吸入空気量Qとなるようにアクチュエータ22aを操作してスロットルバルブ22を調節し、その吸入空気量Qと理論空燃比とに基づいて算出される燃料噴射量の燃料をインジェクタ23から噴射し、所定の点火タイミングが来たときにイグニションコイル29に電圧を印加して点火プラグ25に電気火花を発生させ、混合気を燃焼させる。このとき、エンジン20の吸入空気量Qはアイドル空気量Qidlからフリクション相当分qfriを差し引いた最低限空気量Qminであり、失火せず燃焼する程度であるため、通常のアイドル運転時に比べて排ガス量が少ない。また、エンジン20だけではアイドル回転数を維持できないため、モータMG1のトルクTm1によってアイドル回転数が維持されている。そして、時刻t1以後、エンジン20からの排ガスにより排ガス浄化触媒61の触媒床温Tcatが上昇し始める。これにより、排ガス浄化触媒61は徐々に活性化する。
その後、時刻t2で触媒床温Tcatが所定の床温規定値Tcatrefに至ると、排ガス浄化触媒61は十分に活性化して十分な浄化能力を発揮するため、エンジン20の吸入空気量Qをアイドル空気量Qidlとしてエンジン20を自立運転させる。ここで、吸入空気量Qをステップ関数的に最低限空気量Qminからアイドル空気量Qidlに切り換えるとトルクショックが大きいことから、いわゆるなまし処理により徐々にアイドル空気量Qidlに近づける。その後、時刻t3で吸入空気量Qがアイドル空気量Qidlと一致すると、エンジン20は自立運転を行うため、モータMG1のモータリングに要するトルクはゼロとなる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のスロットルバルブ22及びアクチュエータ22aが本発明の空気供給手段に相当し、インジェクタ23が空気供給手段に相当し、モータMG1がモータリング手段に相当し、ハイブリッドECU70が始動時制御手段、要求パワー設定手段及び始動不能判定手段に相当し、モータMG2が電動機に相当する。また、本実施形態ではハイブリッド自動車10の説明をすることにより、同時に内燃機関制御システムや内燃機関制御方法も説明している。
以上詳述した本実施形態では、排ガス浄化触媒61の触媒床温Tcatが床温規定値Tcatrefより低く浄化能力が十分でないときにエンジン20を始動するにあたり、モータMG1のモータリングによりエンジン20を制御開始回転数に回転させ、その後、エンジン20へ最低限空気量Qminの空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共にエンジン20をアイドル運転時の回転数で回転するようにモータMG1でモータリングし、その後、触媒床温Tcatが床温規定値Tcatrefを越えて浄化能力が十分高くなったときにエンジン20へアイドル空気量Qidlの空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共にモータMG1によるモータリングを停止する。このように、排ガス浄化触媒61の浄化能力が十分でないときにエンジン20を始動するにあたっては、エンジン20からの排ガスがアイドル運転時よりも少なくなるようにすると共にエンジン回転数Neがアイドル回転数を維持するようにモータリングするため、エンジン20を円滑に始動しながらエミッションの改善を図ることができる。
また、エンジン20への吸入空気量Qを最低限空気量Qminからアイドル空気量Qidlに切り換えるときに徐々に増加させるため、アイドル空気量Qidlへ直ちに切り換える場合に比べて、トルク変動によるショックが生じにくい。
更に、最低限空気量Qminは、アイドル空気量Qidlからエンジン20のフリクション相当分qfriを差し引いた値としたため、排ガス浄化触媒61の浄化能力が十分でないときのエンジン20からの排ガス量を十分減量することができる。
更にまた、エンジン始動時制御ルーチンを繰り返し実行する時間の上限値Crefを、ステップS316からステップS326に至るまでの所要時間を判定基準時間から差し引き更にいくらかのマージンを差し引いた時間としているため、エンジン20が始動不能でないにもかかわらず始動不能と誤判定されるのを防止することができる。
そしてまた、運転者がアクセルペダル83を大きく踏み込んだ場合などのようにエンジン20に大きなパワーが要求されているときには、エンジン20の吸入空気量Qを最低限空気量Qminとする処理を実行しないため、その要求を優先することができる。
そして更に、モータMG1によるモータリングの際に駆動軸17に作用する反力トルクをモータMG2がキャンセルするため、モータリングによる駆動軸17のトルク変動を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、ステップS310でエンジン要求パワーPe*が所定のパワー規定値Perefを越えるときの処理として、ステップS316〜S326の処理を実行したが、その代わりに、ステップS316でアイドル空気量Qidlを設定したあと直ちにステップS324に進んで吸入空気量Qにアイドル空気量Qidlを設定しその後S326以降の処理を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、最低限空気量Qminとしてアイドル空気量Qidlからフリクション相当分qfriを差し引いた値を採用したが、差し引く量はフリクション相当分qfriに限定されるものではなく、例えば0〜フリクション相当分qfriの間で適宜設定してもよい。
更に、上述した実施形態では、ハイブリッドECU70はエンジン20の始動不能をモータMG1のトルクがゼロになるまでに要する時間に基づいて判定する処理を実行するものとしたが、このようなエンジン始動不能判定処理を実行しない場合にはステップS312を省略することができる。
更にまた、上述した実施形態では、パラレル型とシリアル型とを混成したハイブリッド車に本発明のエンジン電子制御装置を適用した例を説明したが、エンジンとモータとの協調制御を行うハイブリッド車であれば特にこれに限定されず、例えばパラレル型のハイブリッド車に本発明を適用してもよいし、シリーズ型のハイブリッド車に本発明を適用してもよい。あるいは、ハイブリッド車でなくても、例えばアイドリングストップ制御を行う自動車に本発明を適用してもよい。即ち、イグニションオンをしたあと走行途中で信号待ちなどのように停車することがあるが、そのような停車の際つまりブレーキペダルが所定量踏み込まれ車速が実質ゼロになったときにエンジンを停止する制御を行う自動車に本発明を適用してもよい。こうしても、上述した実施形態と同様の作用効果が得られる。
そしてまた、上述した実施形態では、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aに出力するものについて説明したが、図11に示すように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪19,19)とは異なる車軸(図11における車輪119,119に接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
そして更にまた、上述した実施形態では、エンジン20の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪19,19に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図12に示すように、エンジン20のクランクシャフト27に接続されたインナロータ332と駆動輪19,19に動力を出力する駆動軸に接続されたアウタロータ334とを有し、エンジン20の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機330を備えるものとしてもよい。
ハイブリッド自動車の構成の概略を示す構成図である。 エンジンの構成の概略を示す構成図である。 ハイブリッド制御ルーチンのフローチャートである。 アクセル開度と車速と目標トルクとの関係を示すマップである。 最適運転ポイントを設定する様子を表す説明図である。 代表的な動作共線の説明図である。 エンジン始動時制御ルーチンのフローチャートである。 エンジン回転数、触媒床温及び吸入空気量のタイムチャートである。 エンジン停止中の動作共線の説明図である。 エンジンをモータリングしている最中の動作共線の説明図である。 他のハイブリッド自動車の構成の概略を示す構成図である。 他のハイブリッド自動車の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
10 ハイブリッド自動車、14 モータECU、15 チェーンベルト、17 駆動軸、18 デファレンシャルギヤ、19 駆動輪、20 エンジン、21 エアクリーナ、22 スロットルバルブ、22a アクチュエータ、22b スロットルポジションセンサ、23 インジェクタ、24 吸気バルブ、25 点火プラグ、26 ピストン、27 クランクシャフト、28 エアフローメータ、29 イグニションコイル、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、31a サンギヤ軸、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、41 インバータ、43 回転位置検出センサ、45 バッテリ、46 バッテリECU、50 エンジンECU、58 電力ライン、59 冷却水温センサ、60 触媒コンバータ、61排ガス浄化触媒、64 排気管、65 触媒入口温度センサ、66 触媒出口温度センサ、67 クランク角センサ、70 ハイブリッドECU、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1 モータ、MG2 モータ。

Claims (9)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関へ空気を供給する空気供給手段と、
    前記内燃機関へ燃料を供給する燃料供給手段と、
    前記内燃機関からの排ガスを浄化する排ガス浄化触媒と、
    前記内燃機関の始動時に該内燃機関をモータリング可能なモータリング手段と、
    前記モータリング手段によるモータリング継続時間が所定の判定基準時間を超えたときに前記内燃機関が始動不能であると判定する始動不能判定手段と、
    前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低いときに前記内燃機関を始動するにあたり、前記空気供給手段がアイドル運転時よりも少ない少量空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記少量空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関をアイドル運転時の回転数で回転するよう制御し、その後前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記空気供給手段がアイドル運転時の空気量の空気を前記内燃機関へ供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御する始動時制御手段と、
    を備え、
    前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くても、前記モータリング継続時間が前記判定基準時間に至る前に、前記空気供給手段が前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御する、
    内燃機関制御システム。
  2. 前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記空気供給手段が前記内燃機関へ前記アイドル運転時の空気量の空気を供給するよう制御するにあたり、前記少量空気量から前記アイドル運転時の空気量へ徐々に増加するよう制御する、請求項1に記載の内燃機関制御システム。
  3. 前記少量空気量は、前記アイドル運転時の空気量から前記内燃機関のフリクション相当分の空気量を差し引いた値である、請求項1又は2に記載の内燃機関制御システム。
  4. 前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高いか否かを該排ガス浄化触媒の温度に基づいて判定する、請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関制御システム。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関制御システムであって、
    前記内燃機関に要求される要求パワーを設定する要求パワー設定手段、
    を備え、
    前記始動時制御手段は、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くても、前記要求パワーが所定の規定値を超えたときには、前記空気供給手段が前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気を供給し前記燃料供給手段が前記内燃機関へ前記空気量に応じた燃料量の燃料を供給し前記モータリング手段が前記内燃機関のモータリングを停止するよう制御する、内燃機関制御システム。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の内燃機関制御システムであって、
    所定の駆動軸へ動力を入出力可能な電動機、
    を備え、
    前記内燃機関は、前記駆動軸に動力を出力可能であり、
    前記モータリング手段は、前記駆動軸に動力を出力可能であり、
    前記始動時制御手段は、前記モータリング手段による前記内燃機関のモータリング時に前記駆動軸に作用する反力トルクをキャンセルするよう前記電動機を制御する、内燃機関制御システム。
  7. 請求項に記載の内燃機関制御システムを搭載し、前記動力軸が車軸に接続されてなる自動車。
  8. 内燃機関を始動するときの制御方法であって、
    (a)前記内燃機関からの排ガスを浄化する排ガス浄化触媒の浄化能力が高いか低いかを判定し、
    (b)前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低いとき、前記内燃機関を始動するにあたり、前記内燃機関へアイドル運転時よりも少ない空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関をアイドル運転時の回転数で回転するようにモータリングし、その後、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が高くなったときに前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止し、
    (c)前記内燃機関のモータリング継続時間が所定の判定基準時間を超えたときに前記内燃機関が始動不能であると判定し、
    前記ステップ(b)では、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くても、前記モータリング継続時間が前記判定基準時間に至る前に、前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止する、
    内燃機関制御方法。
  9. 前記内燃機関に要求される要求パワーを設定する、請求項に記載の内燃機関制御方法であって、
    前記ステップ(b)では、前記排ガス浄化触媒の浄化能力が低くても、前記要求パワーが所定の規定値を超えたときには、前記内燃機関へアイドル運転時の空気量の空気及び該空気量に応じた燃料量の燃料を供給すると共に前記内燃機関のモータリングを停止する、
    内燃機関制御方法。
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