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JP4085185B2 - マルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置 - Google Patents

マルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置 Download PDF

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JP4085185B2
JP4085185B2 JP04720797A JP4720797A JP4085185B2 JP 4085185 B2 JP4085185 B2 JP 4085185B2 JP 04720797 A JP04720797 A JP 04720797A JP 4720797 A JP4720797 A JP 4720797A JP 4085185 B2 JP4085185 B2 JP 4085185B2
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置に係り、更に詳しくは、複数の電線の測長誤差が少ない測長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、マルチ電気ハーネスを製造する装置をみてみると、1つには、複数の電線の各々が巻かれている複数の電線リールと、複数の電線の各々をマルチ電気ハーネスの加工要求に応じて測り、且つ送り出す為の電線測長装置と、上記電線測長装置の先に在る複数の電線の各電線をガイドするガイド手段や複数の電線の隣接間隔(ピッチ)をマルチ電気ハーネスの加工要求に応じて調節する手段等と、測長された各電線の両端各々に電気コネクタの端子を圧接し、且つ切断する圧接装置と、マルチ電気ハーネスを排出する為の排出装置と、から成る装置がある。
【0003】
上記電線測長装置についてみてみると、複数の電線の各電線ごとに加圧ローラ及び送りローラの組み合わせから成る測長ローラを備えると共に、この測長ローラを回転させる為の手段として、電動モータを備え、この電動モータは測長ローラに直接取り付けられ、直接測長ローラを回転させるものである。この場合、上記電動モータは大きい為に、複数の電動モータの各電動モータを複数の電線の送り方向と同一位置に横一線で揃えて配置することができない。何故ならば複数の電線のピッチは狭く、また電動モータのケースの置き場所が限られる為に電動モータのケースが互いに干渉し合う為である。そこで図9のように、電動モータが互いに干渉しないように配置する為に、測長ローラ自体は複数の電線の送り方向に沿って階段状等不揃いに配置することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、複数の測長ローラが図のように仮に4つあり、4つが階段状配置であって、各々を符号101、102、103、104とし、各測長ローラにて送られる電線を符号201、202、203、204とする。また、1つの測長ローラ101から電線測長装置の出口端120までの距離が一番遠い位置の電線長さをA、1つの測長ローラ102から電線測長装置の出口端120までの距離が次に遠い位置の電線長さをB、1つの測長ローラ103から電線測長装置の出口端120までの距離がその次に遠い位置の電線長さをC、そして1つの測長ローラ104から電線測長装置の出口端120までの距離が一番短い位置の電線長さをDとする。
【0005】
この状態で今、測長ローラ101にて電線201を100mm、測長ローラ102にて電線202を70mm、測長ローラ103にて電線203を50mm、測長ローラ104にて電線204を30mm、各々の測長ローラにて送り出したとする。各電線は圧接装置に向かって送り出される前に、電線ガイド手段や電線ピッチの変換装置等を通っていく。この時、上記電線ガイド手段や電線ピッチの変換装置等の電線の通る路の壁と、電線との間ではクリアランスを有する状態でガイドされるものの、電線側がガイド手段等からフリクションを受けることがある。他方、電線は柔軟であるから、送り出した時の上記フリクションによって各電線に、各ガイド手段等の壁面側からの作用により湾曲やたるみが生じることもある。
【0006】
上記の湾曲やたるみの度合いは、一番長い電線長さAを持つ電線201が一番影響を受け、一番短い電線長さDを持つ電線204が一番影響が少ない。上記の状況下で、今上記測長ローラ101、102、103、104によって電線201、202、203、204を上述したようにそれぞれ100mm、70mm、50mm、30mm送るべく、各々正確に定められた時間分だけ各測長ローラを回転させ、停止させたとしても、電線長さの長いものがガイド手段等からフリクションを受け易いので、電線長さの短いものに比し、湾曲、たるみが生じ易く、毎送りサイクルごとに30mm送り出されたものに比し、100mm送り出されたものの方が送り量に誤差を生じ易い。即ち、各測長サイクルごとに、電線長さの長いもの程送り誤差が生じ易い。また、1つのサイクルで加工されるマルチ電気ハーネスでみると、マルチ電気ハーネスを構成する各電線の測長された長さにも電線長さの長いものの方が誤差を生じ易く、仮に各電線間に送り誤差が生じた場合、バラツキが生じ易い。従って、電線の測長誤差の補正を一律に行うことができず、補正をかけにくいものであった。
【0007】
従って本発明の目的とする所は、複数の電線の測長装置に於て、各測長サイクルごとの各電線の送り量のバラツキが生じにくく、従って各電線の測長を正確に実現でき、また、1つの加工サイクル中でのマルチ電気ハ−ネスの中での各電線の送り誤差自体のバラツキも生じにくく、従って一律に補正し易くて各電線の測長を正確にできる技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本発明は並列に複数列を成す電線2の各々に対して個別に配置され、各電線2を互いに独立して所定長さだけ電線2の長手方向である送り方向Xに送り出す複数列の測長ローラ3と、当該各列の測長ローラ3の各々を独立可能に回転させると共に、上記各電線2が各々所定長さだけ送りだされたときに各列の測長ローラ3を各々独立可能に停止させる為の複数の電動モータ11と、を備えるマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置1に於て、上記測長ローラ3は、互いに対向する加圧ローラ4と送りローラ5とで成り、送りローラ5の周面に形成した溝形状の電線送り部7に電線2を収容し、かつ、電線送り部7に収容した電線2を上記加圧ローラ4の周面に形成した凸形状の加圧部8で送りローラ5側に弾発的に押すことにより挟持されるように構成されており、そして、上記複数列の測長ローラ3は、上記送り方向Xに直角なピッチ方向Yに沿った同一直線L上の位置に並べられて配置されていることを特徴としている。また、上記電線測長装置1は、上記複数列の測長ローラ3に対して上記電動モータ11によって駆動せしめられる複数列のベルト等の伝動手段を各々備え、上記各々の測長ローラ3は対応する各々のベルト等伝動手段との係合によって回転せしめられることも特徴としている。
【0009】
また、他の特徴とする部分は、上記各列のベルトによって回転せしめられる各列の測長ローラ3は、電線2の送り方向Xに沿って直列に複数配置されていることを特徴とする。
【0010】
また、その他の特徴とする部分は、上記ベルトは歯付きベルト9であると共に、上記測長ローラ3の送りローラ5は上記歯付きベルト9に噛み合う歯形6を有し、上記歯付きベルト9と送りローラ5との噛み合いによって伝動が行なわれることを特徴とする。
【0011】
更に、他の特徴とする部分は、上記送りローラ5の歯形6は、送りローラ5の電線送り部に一体的に形成されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。先ず図1から図4までを参照して第1の実施例を説明すると、マルチ電気ハーネスを製造する為のマルチ電気ハーネス製造装置は、図示していないが、複数の電線2の各々が巻かれている複数の電線リールと、複数の電線2の各々をマルチ電気ハーネスの加工要求に応じて測り、且つ送り出す為の電線測長装置1と、上記電線測長装置1の先に在る複数の電線2の各電線2をガイドするガイド手段や複数の電線2の隣接間隔(ピッチ)をマルチ電気ハーネスの加工要求に応じて調節する手段等と、測長された各電線2の両端各々に電気コネクタの端子を圧接し、且つ切断する圧接装置と、マルチ電気ハーネスを排出する為の排出装置を有する。これら各装置は公知の技術を用いることができ、ここでは図示を省略する。
【0013】
次に本発明の実施例である上記電線測長装置1について説明していく。上記電線測長装置1は、独立した複数列の測長ローラ3群を備える。この例では互いの列が独立した6列の測長ローラ3群を備え、電線2の長手方向である送り方向Xと直角を成す電線2のピッチ方向Yにこれら複数列の測長ローラ3群が並んでいる。各列の測長ローラ3群は同一であるので、以下に1つの列の測長ローラ3群を説明する。1つの列の測長ローラ3群は、4つの測長ローラ3を備えている。この4つの測長ローラ3は送り方向Xに沿って直列に並んでいる。上記4つの測長ローラ3は同一であるので、このうちの1つに着目すると、1つの測長ロ−ラ3は加圧ローラ4と送りローラ5との2つのローラから成る。
【0014】
上記加圧ローラ4は、送りローラ5の上方に位置し、上方から送りローラ5を弾発的に加圧している。更に詳しくは、上記送りローラ5の周端には歯形6が一体的に刻まれており、送りローラ5を断面でみたとき上記歯形6部分は略凹形状と成されている。そして、上記凹形状の溝部分が上記電線2を受ける電線送り部7と成されている。また、上記加圧ローラ4は、上記電線送り部7の電線2を加圧する凸形状の加圧部8が円形状に形成されている。そして、上記加圧ローラ4はスプリング13によって下方(送りローラ5の方向)に弾発的に押されている。
【0015】
次に、上記送りローラ5を回転させる伝動手段に着目する。上記送りローラ5を回転させる為に、上記送りローラ5には歯付きベルト9が送りローラ5の下方から噛んでいる。1つの歯付きベルト9は送り方向Xに沿って延び、1列の測長ローラ3群の4つの送りローラ5にそれぞれ噛んでいる。上記歯付きベルト9は複数の支持プーリ10によって支持されている。そして、上記送りローラ5は、送りローラ5の下方に位置する電動モータ11の歯付き出力軸12に噛んでいる。即ち、上記歯付きベルト9は、電動モータ11によって駆動し、歯付きベルト9の駆動が上記送りローラ5に伝達されるものであり、上記送りローラ5の回転によって上記電線2が送り方向Xに送られる。そして、上記各列の測長ローラ3群は、列単位で独立して回転せしめられるものである。
【0016】
上記電動モータ11は、上記6列の測長ローラ3群に対して各々1つ備えられており、これら6つの電動モータ11が互いに干渉し合わないように、この例では送り方向Xに沿って2行に配置され、それぞれの行の電動モータ11群は上下方向Zに沿って3段に並んでいる。そして、上記ピッチ方向Yに並ぶ電線2の数を増やした場合は、各列の歯付きベルト9の全体の長さや、配設を工夫することで上記電動モータ11を互いに干渉しないように配置することができるものである。
【0017】
尚、上記実施例では6本の電線2を並列に並べて送り出す電線測長装置1を示したが、この他の本数の電線2を送り出す電線測長装置1でも良い。また、複数列の測長ローラ3群の各列の測長ローラ3群は4つの例を示したが、この他の数の測長ローラ3を直列に並べても良い。
【0018】
以上の構成により、次に上記電線測長装置1の動作を図4を参照して説明する。先ず、上記ピッチ方向Yに並ぶ6列の測長ローラ3群を符号a、b、c、d、e、fとする。また、各列の測長ローラ3群によって送られる電線2を符号2a、2b、2c、2d、2e、2fとする。また、各列4つの測長ローラ3のうち、最も電線測長装置1の出口端20近くにある測長ローラ3を符号3a、3b、3c、3d、3e、3fとする。上記符号3a、3b、3c、3d、3e、3fの複数の測長ローラは、送り方向Xに直角なピッチ方向Yに沿った同一直線L上の位置に並べられているものであり、この例では、各列の後方に配置した各測長ローラも並び揃えられている。また、上記出口端20近くの各測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fから電線測長装置1の出口端20までのそれぞれの電線2の張り長さを符号A、B、C、D、E、Fとする。
【0019】
この状態で今、測長ローラa群にて電線2aを100mm、測長ローラb群にて電線2bを90mm、測長ローラc群にて電線2cを80mm、測長ローラd群にて電線2dを70mm、測長ローラe群にて電線2eを60mm、測長ローラf群にて電線2fを50mmだけ測長し、各測長ローラ群a、b、c、d、e、fの各4つの測長ローラ3を経由して送り出したとする。各電線2a、2b、2c、2d、2e、2fは圧接装置に向かって送り出される前に、電線ガイド手段や電線ピッチの変換装置等を通っていく。この時、上記電線ガイド手段や電線ピッチの変換装置の電線の通る路の壁と、電線との間ではクリアランスを有する状態でガイドされるものの、電線側がガイド手段等からフリクションを受けることがある。他方、電線は柔軟であるから送り出した時の上記フリクションによって各電線に湾曲やたるみが生じることもある。
【0020】
しかし、上記電線測長装置1によると、電線測長装置1の出口端20に近い各測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fは電動モータが直結されておらず、歯付きベルト9によって回転するので、全ての測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fを上記測長装置1の出口端20に近い位置に配置することができ、特に全ての測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fを平面から見て同一直線L上に並べて配置することができる。言い換えれば、上記歯付きベルト9と上記測長ローラ3との組み合わせにより、上記各列の測長ローラ3をピッチ方向Yに沿って同一直線L上に並べて配置することを実現しているものである。
【0021】
上記の状況下で、今ピッチ方向Yに沿って同一直線上Lに在る上記測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fによって電線2a、2b、2c、2d、2e、2fを上述したようにそれぞれ100mm、90mm、80mm、70mm、60mm、50mm送るべく、各々正確に定められた時間分だけ各測長ローラを回転させ、停止させる。このとき、長さA、B、C、D、E、Fは同一なので、ガイド手段等からフリクションを受けたとしても、ある列の電線が他の列の電線に比して湾曲、たるみが余計に又は少なく生ずるといったことがない。従って各電線全てを正確に測長できる。又、毎送りサイクルごとに1つの測長ローラから送り出されたものに比し、他の測長ローラから送り出されたものの方が送り量に大きな誤差を生じ易いといったことが少なくなる。即ち、各測長ローラ3a、3b、3c、3d、3e、3fを出口端20に近い位置に配置でき、張り出される電線の長さが短いので、湾曲,たるみの機会が少なく、各加工サイクルごとの測長が正確に実施できる。また、1つのサイクルで加工されるマルチ電気ハーネスでみると、マルチ電気ハーネスを構成する各電線の上記長さA、B、C、D、E、Fが同一なので、仮に各電線の送り量に誤差が生じても、その誤差自体のバラツキが少ない。即ち、仮に1つの加工サイクル中でマルチ電気ハーネスの各電線の送り量に誤差が生じても、そのバラツキが少ない。従って、全電線の測長誤差の補正が同じとなるので、補正をかけ易いものである。従って各電線の測長が正確に行える。
【0022】
次に、図5から図8を参照して第2の実施例を説明する。この例では上述した第1の実施例と略同様の部分は省略し、異なる部分のみを説明する。上記第1の実施例では複数列の測長ローラ3群がピッチ方向Yに6列並んでおり、1つの列の測長ローラ3群は4つの測長ローラ3が送り方向Yに沿って並んでいた。これに対して本実施例では、複数列の測長ローラ3群がピッチ方向Yに2列並んでおり、1つの列の測長ローラ3群は1つの測長ローラ3だけである。このようにしてもよい。
【0023】
図7を参照すると上記支持プーリ10は、ベアリングにより構成され、支持壁14間に渡された軸15に対して取りつけられている。また、上記送りローラ5は、上記支持壁14間に渡された軸17に対してベアリング16を介して取りつけられている。また、上記加圧ローラ4は、加圧スプリング18によって支持された支持体19に弾発的に軸支され、送りローラ5に向かって加圧している。
【0024】
尚、上記第1及び第2の実施例では、上記複数列の測長ローラ3群を各々の測長ロ−ラ3群に対応する歯付きベルト9の伝動手段を用いて列ごとに独立して回転可能にした例を述べたが、この他に伝動手段として、各列の測長ローラ3群に対して、各々独立したギア群を配置し、上記測長ローラ3群を列ごとに各々独立して回転可能に構成しても良い。このとき、各列のギア群には最低1つの電動モータ11が連設するものである。そして、上記各列のギア群と上記各列の測長ローラ3との組合わせにより、上記各列の測長ローラ3をピッチ方向Yに沿って同一直線L上に並べることを実現するものである。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明は請求項1記載によると、各列の測長ローラを平面から見て同一直線上の位置に並べたので、各列の測長ローラから電線測長装置の出口端までの長さを同一にすることができ、電線を送り出したときに、ある列の電線の送り量が他の列の電線の送り量に比して大きな相違を生ずることがない。加えて、各列の測長ローラを出口端に近い所に配置でき、張り出される電線の長さが短いので、各電線の湾曲,たるみ度合が少なく、前の加工サイクルと後の加工サイクルでの各電線の送り量に誤差がほとんど生じない。また、1つのサイクルで加工されるマルチ電気ハーネスでみると、1つの加工サイクルで加工されたマルチ電気ハーネスの中での各電線の送り誤差が仮にあっても、その誤差のバラツキが少ないので、測長誤差の補正を一律にかけ易いものである。結局各電線の測長を正確に実施できる。
【0026】
また、請求項2記載によると、電動モータによって駆動するベルトを用いて測長ローラを回転させることにより、上記請求項1記載の各列の測長ローラを平面から見て同一直線上の位置に並べることを実現し易く、更に電動モータを測長ローラに直結することなく、離れた位置に配置することができるので、複数の電動モータを互いに干渉し合うことなく配置する構成を実現し易い。
【0027】
また、請求項3記載によると、各列の測長ローラを複数備えることにより、少ない数の測長ローラの場合と比べて電線をより安定して支持することができると共に、より正確に所定長さだけ送り出しができる。
【0028】
また、請求項4記載によると、上記歯付きベルトと歯形を有する送りローラとにより、歯付きベルトと送りローラとの噛み合いによる伝動が行なえ、上記送りローラが歯付きベルトとの間で滑り等のない正確な回転になる。これにより、電線を所定長さだけ正確に送り出すことができる。
【0029】
また、請求項5記載によると、上記歯形を送りローラに一体的に形成することにより、個別の構成部品をネジ等を用いて組む場合に比べて、送りローラの使用経過に伴うガタツキ等の発生も少なく、送りローラを長期間正確に回転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例で示した電線測長装置の全体構成側面図である。
【図2】 本発明の第1の実施例で示した電線測長装置の測長ローラの側面図である。
【図3】 本発明の第1の実施例で示した電線測長装置の測長ローラの断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施例で示した電線測長装置の電線の送り出しを説明した簡略的な平面図である。
【図5】 本発明の第2の実施例で示した電線測長装置の全体構成側面図ある。
【図6】 本発明の第2の実施例で示した電線測長装置の図5の測長ローラ及び歯付きベルトの拡大図ある。
【図7】 本発明の第2の実施例で示した電線測長装置の測長ローラ及び歯付きベルトの断面図である。
【図8】 本発明の第2の実施例で示した電線測長装置の測長ローラ及び歯付きベルトの斜視図である。
【図9】 従来例で示した電線測長装置の平面図である。
【符号の説明】
1 電線測長装置
2 電線
3 測長ローラ
4 加圧ローラ
5 送りローラ
6 歯形
7 電線送り部
8 加圧部
9 歯付きベルト
10 支持プーリ
11 電動モータ
12 歯付き出力軸
13 スプリング
20 出口端
X 送り方向
Y ピッチ方向
L ピッチ方向Yに沿った同一直線上を示す線

Claims (5)

  1. 並列に複数列を成す電線2の各々に対して個別に配置され、各電線2を互いに独立して所定長さだけ電線2の長手方向である送り方向Xに送り出す複数列の測長ローラ3と、当該各列の測長ローラ3の各々を独立可能に回転させると共に、上記各電線2が各々所定長さだけ送りだされたときに各列の測長ローラ3を各々独立可能に停止させる為の複数の電動モータ11と、を備えるマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置1に於て、
    上記測長ローラ3は、互いに対向する加圧ローラ4と送りローラ5とで成り、送りローラ5の周面に形成した溝形状の電線送り部7に電線2を収容し、かつ、電線送り部7に収容した電線2を上記加圧ローラ4の周面に形成した凸形状の加圧部8で送りローラ5側に弾発的に押すことにより挟持されるように構成されており、そして、
    上記複数列の測長ローラ3は、上記送り方向Xに直角なピッチ方向Yに沿った同一直線L上の位置に並べられて配置されていることを特徴とするマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置。
  2. 並列に複数列を成す電線2の各々に対して個別に配置され、各電線2を互いに独立して所定長さだけ電線2の長手方向である送り方向Xに送り出し、且つ上記送り方向Xに直角なピッチ方向Yに沿った同一直線L上に並べられて配置されている複数列の測長ローラ3と、当該各列の測長ローラ3の各々を独立可能に回転させると共に、上記各電線2が各々所定長さだけ送りだされたときに各列の測長ローラ3を各々独立可能に停止させる為の複数の電動モータ11と、を備えるマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置1に於て、
    上記測長ローラ3は、互いに対向する加圧ローラ4と送りローラ5とで成り、送りローラ5の周面に形成した溝形状の電線送り部7に電線2を収容し、かつ、電線送り部7に収容した電線2を上記加圧ローラ4の周面に形成した凸形状の加圧部8で送りローラ5側に弾発的に押すことにより挟持されるように構成されており、そして、
    上記電線測長装置1は、上記電動モータ11によって駆動せしめられる複数列のベルトを各々備え、上記各々の測長ローラ3の送りローラ5は、対応する各々のベルトとの係合によって回転せしめられることを特徴とするマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置。
  3. 上記各列のベルトによって回転せしめられる各列の測長ローラ3は、電線2の送り方向Xに沿って直列に複数配置されていることを特徴とする請求項2記載のマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置。
  4. 上記ベルトは歯付きベルト9であると共に、上記測長ローラ3の送りローラ5は上記歯付きベルト9に噛み合う歯形6を有し、上記歯付きベルト9と送りローラ5との噛み合いによって伝動が行なわれることを特徴とする請求項2記載のマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置。
  5. 上記送りローラ5の歯形6は、送りローラ5の電線送り部に一体的に形成されていることを特徴とする請求項4記載のマルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置。
JP04720797A 1997-02-14 1997-02-14 マルチ電気ハーネス製造装置に於ける電線測長装置 Expired - Fee Related JP4085185B2 (ja)

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