JP4081367B2 - 現像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は現像装置に関し、より詳しくはプリンタ、複写機、ファクシミリなど、電子写真方式の画像形成装置に配備され、感光体上の潜像に一成分トナーを供給してこれを現像する現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像形成装置として、潜像担持体としての感光体と、互いに異なる色のトナーを収容し、該感光体に対して接離動作を行う複数の現像装置とを備えたものが知られている。この画像形成装置では、各現像装置で順次現像した各色のトナー像を重ね合わせて形成した感光体上の重ねトナー像を転写材に一括転写したり、各現像装置で現像した感光体上の各色のトナー像を中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、該中間転写体上の重ねトナー像を転写材に一括転写したりすることにより、カラー画像が形成される。
【0003】
また、この種の画像形成装置に用いられる現像装置としては、トナー粒子又は補助剤などの添加剤が外添されたトナー粒子からなる一成分現像剤、すなわちキャリア粒子を含まない現像剤を現像剤担持体としての現像ローラ上に供給し、該現像ローラ上に所定層厚のトナー層を形成する、一成分現像方式の現像装置が知られている。この方式の現像装置は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いた二成分現像方式の現像装置と比較して、トナー濃度を制御する必要がないこと(トナー濃度センサが不要)、またトナーとキャリアとを混合攪拌する混合攪拌手段を必要としないことなどから、装置の維持管理が簡素化され、装置の小型化・低コスト化が可能になるという利点がある。
【0004】
上記一成分現像方式の現像装置では、一成分現像剤として非磁性トナーを用いるものと、磁性トナーを用いるものとが知られている。いずれのトナーを用いるものにおいても、上記現像ローラ上に所定層厚のトナー層を形成するための現像剤層規制部材が設けられている。なお、非磁性トナーを用いる一成分現像方式の現像装置においてトナー層規制部材には、このトナー層規制部材と現像ローラとのニップ部において、供給ローラから現像ローラに補給されたトナーを摩擦帯電する役目もある。
【0005】
上記現像剤層規制部材としては、ブレード状の規制ブレードが一般的に用いられている。例えば、現像ローラとして金属または樹脂で構成された、いわゆるハードローラを用いる場合には、該規制ブレードとしてウレタンゴム等の弾性を有するものが用いられ、現像ローラとして少なくとも表面部がゴムのような弾性を有する、いわゆるソフトローラを用いる場合には、規制ブレードとして金属ブレード等が用いられる。
【0006】
しかしながら、いずれの規制ブレードを用いるものにおいても、規制ブレードを上記現像ローラに接触押圧させるため、経時で該規制ブレードの表面が摩耗してしまい、規制ブレードの長寿命化が困難であった。また、現像ローラと規制ブレードとの接触部で帯電したトナーが該ブレードと、回転する現像ローラとの間で発生する摩擦熱により溶融し、該接触部にトナー塊が発生しやすくなり、このトナー塊が生じた場合には、トナーにスジ状の跡をつけ、ベタ部を現像したときに該ベタ部に白スジが発生してしまう。また特に、非磁性トナーを用いる場合には、規制ブレードの摩耗によってトナーの帯電能力が劣化し、トナーの帯電不足によって非画像部の地汚れが発生したり、微小ドットの再現性が低下したりする問題があった。
【0007】
そこで、上記規制ブレードに替えて、現像剤層規制部材としてローラ状の規制ローラを用いる現像装置が提案されている。しかし、この規制ローラでは、現像装置の消費電力が増大したり、装置の小型化・低コスト化が困難になったりする問題点のほか、現像ローラの回転速度変動が増大した場合に、現像ローラ上に形成されるトナー層の層厚が変動して、画像上で濃度ムラが生じるという問題があった。
【0008】
この問題点を解決する技術として、規制ローラ(トナー層規制用のドクターローラ)の端部にワンウェイクラッチを有するハウジングを設け、現像装置への回転駆動伝達を逆回転させ、現像ローラを、作像時の回転方向と逆向きに回転させることにより、上記ドクターローラを駆動させる構成の現像装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
【0009】
上記特許文献1に開示された画像形成装置は、潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像装置とを備え、該現像装置が現像剤担持体と該現像剤担時体に当接して該現像剤担時体に担持された現像剤の層厚を規制する現像剤層規制ローラとを有する画像形成装置において、上記現像剤担持体を現像時の回転方向に対する逆方向に回転させる現像剤担持体逆回転駆動手段を設け、上記現像剤層規制ローラを、現像時には回転を停止させ、非現像時に該逆回転駆動手段によって逆回転している該現像剤担持体につれ回らせて回転させることを特徴としている。また、この画像形成装置では、上記現像剤層規制ローラの回転方向を、ワンウェイクラッチで規制するようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−182470号公報
【0011】
この構成によれば、規制ブレードを用いた場合とは違って、同じ面が常時磨耗したり、トナーがニップ部に滞留したりすることがなくなるため、上記問題点が解決される。また、上記ドクターローラの駆動は、画像形成時以外のときに現像ローラを逆転(作像時の回転方向を正転方向とする)させ、この逆転により、供給ローラから現像ローラ上に供給された厚いトナー層に起因する現像ローラ上方からのトナー吹き出し、および薄層不良による異常画像・地汚れが防止される。さらに、現像装置内にはトナー収納室が形成され、現像ローラ側のトナーエンド信号に基づいて、規定量のトナーを現像ローラ側に供給することにより、過剰なトナー量に起因する現像装置内でのパッキングを防止している。
【0012】
しかし、この現像装置では、トナー収納室からのトナー供給の際、現像ローラ側のトナー状態によりトナー供給量にバラツキが発生する。また、トナーエンドまで使用されたトナーは、アジテータによる掻き回し、現像ローラと供給ローラおよび、トナー層規制部材との摩擦などでかなりストレスを受け、流動性が落ちているため、トナー塊が発生しやすくなっている。そして、このトナー塊が現像ローラやトナー層規制部材に引っかかって白スジになったり、画像上では虫食いになったりする可能性がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の第1の目的は、トナーエンド時にアジテータを、トナー収納室から現像室に通じるトナー補給口から離れた位置に止め、トナーをトナー収納室から現像室に円滑に供給できて、上記白スジや、虫食い等を防止することができる現像装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、トナーエンド検出装置がアジテータ位置検出装置を兼ねたものとすることで、現像装置の小型化を実現するとともに、コストアップの上昇を抑えることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、現像ローラ、トナー供給ローラ、該トナー供給ローラで供給された現像ローラ上のトナーを所定層厚の薄層に規制するトナー層規制部材およびトナー搬送用のアジテータを備えた現像室と、トナー搬送用のアジテータを備えたトナー収納室とを設け、トナー収納室を現像室にトナー補給口を介して連通させ、トナー収納室内のトナーを前記アジテータによりトナー補給口を介して水平方向に現像室に搬送し、該現像室内のトナーをさらにアジテータによりトナー供給ローラを介して現像ローラに供給するように構成するとともに、現像室の適所であって前記トナー補給口よりも上方部位にトナーエンド検出装置を配備し、現像室内に配備されたアジテータのうちトナー補給口に最寄りのもののアジテータ本体の位置を検出するアジテータ位置検出装置を配備し、前記トナー補給口に最寄りのアジテータは搬送パドルであり、現像室内壁と密着した状態で、当該アジテータ本体である攪拌羽根が回転する機能を具備しており、トナーエンド検出装置からのトナーエンド検出信号に基づき、アジテータ位置検出装置により、前記攪拌羽根をトナー補給口よりも下方位置に停止させることで、現像室内のトナー補給口近傍部位に空きスペースを形成し、この状態でトナー収納室内のトナーを、前記トナー搬送用アジテータにより、水平方向に、現像室に搬送・供給するようにしたことを特徴とする現像装置である。
【0015】
請求項2に係る発明は、前記トナーエンド検出装置がアジテータ位置検出装置を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
【0016】
また、本発明は、前記トナー補給口に最寄りのアジテータが搬送パドルであり、該アジテータの本体である攪拌羽根がアジテータ位置検出装置からの検出信号に基づいて所定位置に停止することにより、現像室内のトナー補給口近傍部位に空きスペースが形成されることを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明は、前記トナー補給口が現像室とトナー収納室を区画形成する仕切り部材に形成された貫通孔であり、トナー補給口に最寄りの搬送パドルの攪拌羽根がトナー補給口よりも下方位置に停止することにより、前記空きスペースが形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置である。
【0018】
請求項4に係る発明は、当該現像装置が、画像形成装置の装置本体に対し独立で着脱自在に装着されるものであって、作像時には、前記装置本体に配備された感光体に接近移動することにより、現像ローラが感光体に対して接触するか、または現像ローラが感光体に対し微小な間隔をおいて停止した状態で、それぞれ現像ローラから感光体にトナーを供給する動作を行い、非作像時には、感光体から離間する動作を行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る現像装置が装着される相手である画像形成装置(カラーレーザプリンタ)の構造を示す概略断面図である。図2は上記現像装置の構造を示す概略断面図である。図3は図2に示す現像装置内部の、トナーエンド時の状態を示す断面図である。図4(a)は図2の現像装置を構成する第1搬送パドルを駆動するための駆動ギヤの正面図、図4(b)はこの駆動ギヤとマーク検出部との関係を示す説明図である。
【0020】
図1に示すプリンタは、複数の支持ローラに掛け回された、潜像担持体としての感光体ベルト1を備えている。感光体ベルト1は図中の矢印Aで示した時計方向に回転駆動され、その周りには、帯電器3、光書き込みユニット4、4組の現像装置5Bk,5C,5Y,5M、中間転写体としての中間転写ベルト6、感光体クリーニング装置7などが配置されている。なお、感光体ベルト1の表面には有機感光層が形成されている。
【0021】
上記現像装置5Bk等は、プリンタ本体に対し独立で着脱自在に装着されるものであり、作像時にはプリンタ本体に配備された感光体ベルト1に接近移動することにより、現像ローラ11Bk,11C,11Y,11Mが感光体ベルト1に対して接触するか、またはこれに対し微小な間隔をおいて停止することにより、上記現像ローラから感光体ベルト1にトナーを供給し、非作像時には感光体ベルト1から離間する動作を行うように構成されている。図1において、符号10(10Bk,10M)は現像容器である。
【0022】
このプリンタで画像形成動作(プリント動作)を実行するときは、帯電器3に高電圧が印加されることにより、感光体ベルト1が一様に帯電される。そして、図示しない画像信号処理部では、カラー画像情報たとえば外部のコンピュータから送られてきたカラー画像信号が光書き込み信号に変換されて光書き込みユニット4に送られる。光書き込みユニット4では、上記光書き込み信号に基づいて、図示しない光源としてのレーザが制御され、ポリゴンミラー8、f/θレンズ9aおよび反射ミラー9bを介して、Black(Bk)、Cyan(C)、Yellow(Y)、Magenta(M)の画像信号に対応した光書き込みが行われ、感光体ベルト1上に静電潜像が形成される。
【0023】
上記感光体ベルト1上の静電潜像は、該潜像とは逆極性の電荷にて帯電された現像剤としての各色トナーをそれぞれ有する各現像装置5Bk,5C,5M,5Yによって各色ごとに現像される。これにより、感光体ベルト1上には、各色ごとにトナー像が形成される。
【0024】
感光体ベルト1と中間転写ベルト6との接触部においては、中間転写ベルト6にトナーと逆極性の電荷を印加することにより、感光体ベルト1上のトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。このトナー像の形成および転写動作を4回くり返すことにより、中間転写ベルト6上に4色重ねのカラートナー像が形成される。この中間転写ベルト6上のカラートナー像は、給紙カセット40または手差しトレイ41から搬送ローラ対42によって送られてきた記録材としての転写紙に、二次転写部材としての紙転写ローラ43によって転写される。カラートナー像が転写された転写紙は、定着ローラ対44からなる定着部に搬送され、該トナー像が溶融定着される。
【0025】
次に、本実施の形態に係る現像装置5Bk,5C,5Y,5Mについて説明する。図2に示すように、上記現像装置を構成する現像容器10(図1において例えば10Bk,10M)では現像室21とトナー収納室22が、板状の仕切り部材31により区画されているとともに、この仕切り部材31の中心部に形成された貫通孔であるトナー補給口32を介して連通している。
【0026】
現像室21内には現像ローラ11、トナー供給ローラ12、該トナー供給ローラ12で供給された現像ローラ11上のトナーを所定層厚の薄層に規制するトナー層規制部材としての規制ローラ(ドクターローラ)14および、トナー搬送用アジテータとしての第1搬送パドル17aが配備されている。この第1搬送パドル17aは、トナー補給口32の近傍に配備されている。また、トナー収納室22内には、トナー搬送用アジテータとしての第2搬送パドル17bおよび第3搬送パドル17cが配備されている。
【0027】
さらに現像室21内には、仕切り部材31のトナー補給口32の上方部位に、トナーエンド検出装置71が配備されている。このトナーエンド検出装置71はアジテータ位置検出装置を兼ねており、第1搬送パドル17aの攪拌羽根の位置を検出し、トナーエンド検出装置71からのトナーエンド検出信号に基づき、アジテータ位置検出装置により第1搬送パドル17aの回転を停止させ、その攪拌羽根を所定位置に止めることにより、すなわち攪拌羽根をトナー補給口32よりも下方位置に停止させることにより、現像室21内のトナー補給口32近傍部位に空きスペースを形成し、この状態でトナーをトナー収納室22から現像室21に搬送・供給するようになっている。なお、現像室21内に搬送パドルが複数配備されている場合には、これら搬送パドルのうちトナー補給口32に最寄りのものの攪拌羽根を、トナー補給口32よりも下方位置に停止させる。
【0028】
以下、本実施の形態に係る現像装置(5Bk等)について、更に詳細に説明する。この現像装置は、非磁性一成分トナー(以下、トナーという)を用いた一成分現像方式の現像装置である。各現像装置は、感光体ベルト1に向けた開口を有する現像容器10、現像剤担持体としての現像ローラ11および、該現像ローラ11上にトナーの供給を行うトナー供給ローラ12を備えている。さらに各現像装置は、現像容器10内の第1トナー収容部18a、第2トナー収容部18b、第3トナー収容部18cにそれぞれ収容されているトナーを供給ローラ12側へ送り出す上記第1〜第3搬送パドル17a〜17c、そして、現像ローラ11上に当接して、現像ローラに担持されたトナーの層厚を規制し、所定層厚のトナー層を形成する現像剤層規制ローラとしての規制ローラ14などを備えている。
【0029】
現像ローラ11は現像容器10の開口から一部が露出し、現像時には所定の線速で矢印で示す時計方向に回転可能に設置されており、トナーをローラ面に担持して感光体ベルト1との当接部である現像位置に搬送し、感光体ベルト1上に形成された潜像を現像する。上記トナー供給ローラ12は現像ローラ11に所定の圧力で当接しており、その表面部は発泡ポリウレタンで構成されている。また、トナー供給ローラ12にはトナー規制ブレード13が当接され、現像ローラ11に供給するトナー量が規制されるようになっている。各搬送パドル17a〜17cは、矢印で示す時計方向に回転可能に設置されており、この回転によりトナーを供給ローラ12側へ送り出す。各搬送パドルの材質としては、例えばポリプロピレン等の柔らかく弾性を有するものを用いることができ、その弾性を利用して現像容器10の内壁と密着させた状態で回転し、確実にトナーを搬送する。
【0030】
そして、規制ローラ14は、現像ローラ11上のトナーを所定の層厚に規制するとともに、トナーに対して摺接することによりトナーを摩擦帯電する。現像ローラ11上で帯電されたトナーは、感光体ベルト1上の静電潜像を現像する。本実施の形態においては、規制ローラ14表面部の材質として、樹脂コーティングを施したウレタンゴムを用いている。また、規制ローラ14には規制ローラクリーニングブレード16が当接されており、現像ローラ1lとの当接部を通過した規制ローラ14の表面がクリーニングされるようになっている。
【0031】
また、本実施の形態においては、湿度等の環境変動による現像ローラ11および規制ローラ14の外径変化を吸収するために、規制ローラ14の付勢手段としてスプリング19を設け、規制ローラ14を現像ローラ11に対して加圧している。
【0032】
さらに本実施の形態においては、現像ローラ11と現像容器10との隙間からトナーが漏れ出すのを防止するため、現像容器10の内面に、現像ローラ11表面に先端が当接するように延びる、入口シール部材としての人口シール(図略)が設けられている。
【0033】
図2において、各現像装置の側端部(図2中、現像容器10の右側端部)には、それぞれ独立して回転可能なカム(図略)が当接しており、非現像時には現像ローラ11が感光体ベルト1から離間する一方、現像に先立っては現像ローラ11が感光体ベルト1に接触する現像位置まで移動するような接離動作を行うように構成されている。そして、感光体ベルト1上の静電潜像を現像するときは、たとえば、Bkの静電潜像が感光体ベルト1に形成されたとき、現像装置5Bkの後部に位置している上記カムが、図示しない駆動制御部で180度回転駆動され、現像装置5Bk(すなわち現像容器10Bk)が感光体ベルト1側に押し出され、現像ローラ11Bkが感光体ベルト1に接触する現像位置まで移動する。他の色の現像装置5C,5Y,5Mについても同様である。
【0034】
上記現像装置による作像メカニズムについて更に説明する。トナーは、第1搬送パドル17aによりトナー供給ローラ12に搬送され、続いてこの供給ローラ12から現像ローラ11に供給される。現像ローラ11に供給されたトナーは、規制ローラ(ドクターローラ)14で帯電・薄層化され、感光体ベルト1上に形成された静電潜像を現像し可視化する。
【0035】
トナー収納室22から現像室21へのトナー供給は、上記仕切り部材31のほぼ中央部に形成された開口部であるトナー補給口32を介して行われる。現像室21にはトナーエンド検出装置71が設けられており、現像室21内に十分な量のトナーが貯溜されている場合には、トナー収納室22から現像室21へのトナー供給量は殆どゼロである。また、現像室21内のトナー残量が所定値以下になると、トナーエンド検出装置71のエンド検出信号により、トナー収納室22から現像室21へのトナー供給が規定時間行われる。
【0036】
トナー収納室22から現像室21へのトナー供給方法としては、種々のものが採用できる。例えば、(1)トナー補給口32にシャッター機構を追加し、現像室21に十分量のトナーがある場合には、このシャッターを閉じ、現像室21内のトナー残量が所定値以下になった時点で、上記エンド検出信号によりこのシャッターを開けてトナー供給動作を行う方法や、(2)現像室21に十分量のトナーがある場合には第2、第3搬送パドル17b,17cの回転を止め(ただし、第1搬送パドル17aは回転させたままである)、現像室21内のトナー残量が所定値以下になった時点で、上記エンド検出信号をもとに、これら第2、第3搬送パドルを回転させてトナー供給動作を行う方法が可能である。
【0037】
また、上記トナーエンド検出装置71の構造としては、現像装置の長手方向一側と他側とにレンズ(図略)を設け、一方のレンズを介して光を入射し、他方のレンズを介して受光センサーで受光し、この受光センサーの出力によりエンドを検出するものや、ユニットトルクで検出するもの(現像室21に十分量のトナーがある場合には、上記搬送パドルのトルクが高くなる)、搬送パドル清掃時の圧力を圧電センサーで検出するものなどが採用できる。なお、上記受光センサーの場合、搬送パドルがレンズを清掃した時、受光センサーの信号レベルが下がり(受光量増加で信号レベルが下がる)、スレッシュレベルを切る回数によりエンドを検出することができる。
【0038】
現像室21内のトナーは、第1搬送パドル17aの回転によるストレス、および現像ローラ11、トナー供給ローラ12、規制ローラ14との摩擦によるストレスなどでトナーエンドに近くなった時点では、ストレスがかなり蓄積されて流動性が落ちるため、トナー凝集体が発生しやすくなっている。このトナー凝集体は、現像ローラ11・規制ローラ14間に挟まって白スジとなったり、画像上では転写性が変化して虫食いとなったりする可能性があるため、本発明では以下の手段を施すようにしている。
【0039】
図3は、トナーエンド時の現像装置内部の状態を示す断面図である。第1搬送パドル17aがトナー補給口32より下方にある場合、すなわち図3において、符号51で示す位置(横方向の破線)から符号52(縦方向の破線)で示す位置の範囲にある場合、トナーが現像ローラ11側に寄せられ、現像室21のトナー補給口32前方に空きスペース(トナー密度が低いスペース)が形成される結果、トナー収納室22から現像室21へのトナー供給が効率良く行われる。
【0040】
図4は、第1搬送パドル17aの本体である攪拌羽根の回転位置を検出する手段に係るもので、図4(a)は第1搬送パドル17aを駆動するための駆動ギヤ60の正面図、図4(b)はこの駆動ギヤ60と、マーク検出部70との関係を説明する図である。このマーク検出部70は、上記攪拌羽根の回転位置を検出するためのアジテータ位置検出装置を構成している。上記ギヤ60には、第1搬送パドル17aとの位置関係が決まっているマーク61を表記する。
【0041】
トナーエンド検出装置71からのトナーエンド検出信号に基づき、上記アジテータ位置検出装置により、第1搬送パドル17aの攪拌羽根を、符号51・52間のスペースに停止させる。こうすることで、現像室21内のトナー補給口32近傍部位に空きスペースを形成する。この場合、符号51・52間のスペースとの位置関係が決まっているマーク検出部70によりマーク61の検出動作を行い、これが検出された時点で第1搬送パドル17aの回転を停止させることで、上記攪拌羽根を符号51・52間のスペースに停止させる。また、予めこのスペースとの位置関係が決まっているトナーエンド検出装置71のエンド検出信号によっても、第1搬送パドル17aの攪拌羽根を上記スペースに止めておくことができる。なお、第1搬送パドル17aの回転停止は、クラッチなどで行うことができる。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1〜4の発明に係る現像装置は、現像室の適所にトナーエンド検出装置と、現像室内に配備されたアジテータのうちトナー補給口に最寄りのもののアジテータ本体の位置を検出するアジテータ位置検出装置とを配備し、トナーエンド検出装置からのトナーエンド検出信号に基づき、アジテータ位置検出装置により、上記最寄りのアジテータのアジテータ本体を所定位置に止めることにより、現像室内のトナー補給口近傍部位に空きスペースを形成し、この状態でトナー収納室内のトナーを、上記トナー搬送用アジテータにより現像室に搬送・供給するようにしたので、トナーエンド時においてトナー収納室内のトナーを円滑かつ、効率良く現像室に供給することができるとともに、トナーの流動性を低下させることがなくなり、白スジや、画像上の虫食いの発生を的確に防止することができる。
【0043】
とくに、請求項2の発明に係る現像装置では、トナーエンド検出装置がアジテータ位置検出装置を兼ねているので部品点数が抑えられ、現像装置のコストアップの抑制および小型化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置が装着される相手である画像形成装置(カラーレーザプリンタ)の構造を示す概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る現像装置の構造を示す概略断面図である。
【図3】図2に示す現像装置内部の、トナーエンド時の状態を示す断面図である。
【図4】(a)は図2の現像装置に配備される第1搬送パドル駆動用ギヤの正面図、(b)はこの駆動用ギヤとマーク検出部との関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1:感光体ベルト
3:帯電器
4:光書き込みユニット
5Bk,5C,5Y,5M:現像装置
6:中間転写ベルト
7:感光体クリーニング装置
10,10Bk,10M:現像容器
11,11Bk,11C,11Y,11M:現像ローラ
12:トナー供給ローラ
13:トナー規制ブレード
14:規制ローラ(ドクターローラ)
16:規制ローラクリーニングブレード
17a:第1搬送パドル
17b:第2搬送パドル
17c:第3搬送パドル
18a:第1トナー収容部
18b:第2トナー収容部
18c:第3トナー収容部
19:スプリング
21:現像室
22:トナー収納室
31:仕切り部材
32:トナー補給口
51:位置
52:位置
60:駆動ギヤ
61:マーク
70:マーク検出部
71:トナーエンド検出装置
Claims (4)
- 現像ローラ、トナー供給ローラ、該トナー供給ローラで供給された現像ローラ上のトナーを所定層厚の薄層に規制するトナー層規制部材およびトナー搬送用のアジテータを備えた現像室と、
トナー搬送用のアジテータを備えたトナー収納室とを設け、
トナー収納室を現像室に、トナー補給口を介して連通させ、
トナー収納室内のトナーを前記アジテータによりトナー補給口を介して、水平方向に、現像室に搬送し、該現像室内のトナーをさらにアジテータによりトナー供給ローラを介して現像ローラに供給するように構成するとともに、
現像室の適所であって前記トナー補給口よりも上方部位にトナーエンド検出装置を配備し、
現像室内に配備されたアジテータのうちトナー補給口に最寄りのもののアジテータ本体の位置を検出するアジテータ位置検出装置を配備し、
前記トナー補給口に最寄りのアジテータは搬送パドルであり、現像室内壁と密着した状態で、当該アジテータ本体である攪拌羽根が回転する機能を具備しており、
トナーエンド検出装置からのトナーエンド検出信号に基づき、アジテータ位置検出装置により、前記攪拌羽根をトナー補給口よりも下方位置に停止させることで、現像室内のトナー補給口近傍部位に空きスペースを形成し、
この状態でトナー収納室内のトナーを、前記トナー搬送用アジテータにより、水平方向に、現像室に搬送・供給するようにしたことを特徴とする現像装置。 - 前記トナーエンド検出装置は、アジテータ位置検出装置を兼ねていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記トナー補給口は、現像室とトナー収納室を区画形成する仕切り部材に形成された貫通孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
- 当該現像装置は、画像形成装置の装置本体に対し独立で着脱自在に装着されるものであって、
作像時には、前記装置本体に配備された感光体に接近移動することにより、現像ローラが感光体に対して接触するか、または現像ローラが感光体に対し微小な間隔をおいて停止した状態で、それぞれ現像ローラから感光体にトナーを供給する動作を行い、
非作像時には、感光体から離間する動作を行うものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の現像装置。
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