JP4073708B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路に関し、特に、電圧降下回路の回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、回路の多機能化および低消費電力化の要求に伴い、ASIC(Application Specific IC)回路部とDRAM(Dynamic Random Access Memory)回路部を1つのチップに搭載する回路(以下、eDRAM(embedded Dynamic Access Memory)回路と称する)が注目されている。
【0003】
一方、トランジスタの高集積化、高性能化のためにトランジスタの微細化が要求されており、用途に応じてトランジスタのゲート酸化膜厚が薄いトランジスタと、通常のゲート酸化膜を有するトランジスタとの2種類の酸化膜厚のトランジスタ(以下、厚膜トランジスタと薄膜トランジスタとも称する)で回路が構成されている。具体的には、高い動作電圧で駆動する回路については、厚膜トランジスタで構成し、低い動作電圧で駆動する回路については、薄膜トランジスタで構成することにより、全体として回路面積の縮小化が図られている。
【0004】
図12は、eDRAM回路10000の概念図である。図12に示されるようにeDRAM回路10000は、DRAM回路部10と、ASIC回路部11とを含む。
【0005】
たとえば、図12に示すeDRAM回路10000におけるASIC回路部11では、低い動作電圧(1V〜2V程度)で駆動するゲート酸化膜厚の薄い薄膜トランジスタが用いられている。一方、DRAM回路部10では、制御回路の用途に応じて高い動作電圧および低い動作電圧でそれぞれ駆動する薄膜および厚膜トランジスタの2種類のトランジスタが用いられている。具体的には、データ読出および書込時において、ワード線の昇圧によりDRAM回路部10内のメモリセルを構成するトランジスタのゲートに対しては「H」レベルの電圧+しきい値電圧以上(3.6V程度)の高電圧が印可される。このような高電圧が薄膜トランジスタのゲートにかかると破壊されてしまうため、メモリセルを構成するトランジスタには厚膜トランジスタが用いられている。その他の内蔵される制御回路についても同様に、用途に応じて、厚膜および薄膜トランジスタが混載されておりそれぞれに対応して、高電圧の外部電源電圧VDDHおよび低電圧の外部電源電圧VDDLが用いられている。
【0006】
一方、DRAM回路部10においては、より精密な制御を伴う回路においては、外部電源電圧であるVDDHおよびVDDLを直接動作電圧としては用いず、システム内部で生成される所定の内部電圧を受けて動作する、薄膜トランジスタで構成される制御回路を含んでいる。当該内部電圧の生成には、電圧降下回路(以下、VDC回路とも称する。)を用いる構成が一般的である。このVDC回路は、高電圧VDDHを受けて動作するため厚膜トランジスタで構成される必要がある。
【0007】
図13は、薄膜トランジスタを構成する制御回路に対して所定の内部電圧を生成する従来のVDC回路3000の概念図である。
【0008】
VDC回路3000は、基準電圧VREFを受けて、基準電圧VREFと同レベルの内部電圧VDD1を生成する回路である。VDC回路3000は、差動アンプ100と、PチャンネルMOSトランジスタP5とを含む。
【0009】
差動アンプ100は、基準電圧VREFと内部電圧VDD1との電圧差に応じて、出力電圧CMPを生成する。トランジスタP5は、外部電源電圧VDDHとノードN14との間に接続され、そのゲートは、差動アンプ100の出力電圧CMPの入力を受ける。
【0010】
図14は、差動アンプ100の回路構成を示す図である。
差動アンプ100は、PチャンネルMOSトランジスタ101および102と、NチャンネルMOSトランジスタ103〜105とを含む。
【0011】
NチャンネルMOSトランジスタ105は、ノードN3と接地電圧GNDとの間に接続され、そのゲートに、バイアス信号BIASを受ける。PチャンネルMOSトランジスタ102は、外部電源電圧VDDHとノードN5との間に配置され、そのゲートはノードN4と接続される。NチャンネルMOSトランジスタ104は、ノードN5とノードN3との間に配置され、そのゲートは基準電圧VREFの入力を受ける。PチャンネルMOSトランジスタ101は、外部電源電圧VDDHとノードN4との間に配置され、そのゲートはノードN4と接続される。NチャンネルMOSトランジスタ103は、ノードN3とノードN4との間に配置され、そのゲートは、内部電圧VDD1の入力を受ける。なお、差動アンプ100において、BIAS信号の電圧レベルに応じた定電流が動作電流として供給される。この差動アンプ100は、いわゆるカレントミラー構成であり、内部電圧VDD1と基準電圧VREFとの電圧差に応じた出力電圧CMPを出力する。
【0012】
図15は、基準電圧VREFを生成する基準電圧発生回路200の回路構成を示す図である。
【0013】
基準電圧発生回路200は、外部電源電圧VDDHと接続され、一定の定電流Idsを供給する定電流源224と、NチャンネルMOSトランジスタ212および213とを含む。
【0014】
NチャンネルMOSトランジスタ212および213は、各々がダイオード接続され、出力ノードN7と接地電圧GNDとの間に直列に設けられている。これらのダイオード接続されたトランジスタは抵抗素子として作用する。
【0015】
基準電圧発生回路210は、定電流源224によって供給される定電流Idsにダイオード接続されたトランジスタの段数に従う合成抵抗を乗じた値の基準電圧VREFを出力ノードN7に生成する。たとえば、抵抗素子として作用するトランジスタ212および213の合成抵抗がRS1とすると、基準電圧VREFの値は、定電流Ids×合成抵抗RS1に設定される。
【0016】
図16は、基準電圧発生回路のVREF特性図である。図16に示されるように電源電圧VDDHが上昇した場合であっても基準電圧VREFはほぼ一定値を示す。この基準電圧発生回路200は、定電流源224の定電流Idsに基づいて基準電圧VREFの値を設定する事ができるため、外部電源電圧の変動による影響を受けにくく、精密な基準電圧VREFを定常的に供給することが可能である。
【0017】
ここで、通常時のVDC回路3000の動作について説明する。
たとえば、メモリセル素子により電流が消費されて内部電圧VDD1が基準電圧VREFの電圧レベルよりも低くなると、これに応じて、出力電圧CMPの電圧すなわちPチャンネルMOSトランジスタP5のゲート電圧も低下する。これによって、PチャンネルMOSトランジスタP5が導通し、内部電圧VDD1の電圧レベルは上昇する。一方、内部電圧VDD1が基準電圧VREFの電圧レベルよりも高くなると、出力電圧CMPの電圧レベルが高くなり、これにしたがって、PチャンネルMOSトランジスタP5が非導通となって、ノードN14の電流供給を停止し、内部電圧VDD1は基準電圧VREFの電圧レベルまで下降する。
【0018】
このように、外部電源電圧を用いてシステム内部で生成される所定の内部電圧VDD1をVDC回路により生成し、精密な内部電圧VDD1が薄膜トランジスタで構成される制御回路に供給される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
一方、一般に初期故障を予め除去するためにデバイスに一定時間の加速動作エージングを行ない不良品を除去するスクリーニングを行なう必要性がある。現在このスクリーニングを行なう手法の1つとして一般にバーンイン試験が採用されている。バーンイン試験は、実デバイスを用いて誘電体膜を直接評価することができる手法であり、アルミ配線のマイグレーションをはじめとする種々の不良要因を、高温かつ高電界のストレスを印加することによって顕在化させる試験である。
【0020】
一般的に、バーンイン試験において、制御回路を構成するトランジスタに対して通常動作時よりも高い電源電圧が供給され高電界ストレスが掛けられる。これに伴い、バーンイン試験の加速性が高まる一方で、バーンイン試験時は、電源電圧が高すぎると、トランジスタのゲート酸化膜等が破壊されるおそれがある。
【0021】
したがって、具体的には上述したeDRAM回路においては、厚膜トランジスタで構成される制御回路に対しては、動作電圧である外部電源電圧VDDHを所定の電圧レベルに昇圧した外部電源電圧VDDH#(VDDH#>VDDH)が供給される。また、薄膜トランジスタで構成される制御回路に対しては、動作電圧である外部電源電圧VDDLを所定の電圧レベルに昇圧した外部電源電圧VDDL#(VDDL#>VDDL)が供給されて、バーンイン試験が実行される。
【0022】
しかしながら、精密な制御を伴う制御回路に対して供給される内部電圧VDD1は、上述したように外部電源電圧の変動による影響を受けないため内部電圧VDD1を受けて動作する薄膜トランジスタで構成される制御回路については他の制御回路と同様にバーンイン試験を実行することができない。
【0023】
したがって、バーンイン試験時に、薄膜トランジスタのバーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#を内部電圧VDD1として供給することが考えられる。
【0024】
再び図13を参照して、VDC回路3000にさらにバーンイン電圧供給回路3001を設ける。
【0025】
バーンイン電圧供給回路3001は、バーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#と、ノードN14との間に接続されるPチャンネルMOSトランジスタP6を含み、そのゲートは、バーンイン試験制御信号BIの入力を受ける。また、トランジスタP6の基板は、ノードN14と電気的に結合されている。
【0026】
バーンイン試験時に、バーンイン試験制御信号BIを「L」レベルにしてPチャンネルMOSトランジスタをオンすることにより、外部電源電圧VDDL#を内部電圧VDD1として薄膜トランジスタで構成される制御回路に供給する方式が考えられる。
【0027】
しかし、図13に示されるVDC回路3000およびバーンイン電圧供給回路3001を用いて、バーンイン試験の電源電圧を供給する構成では、トランジスタP5およびP6が共に動作し、いずれのトランジスタもノードN14と電気的に接続される。この構成においては、外部電源電圧VDDH#およびVDDL#の立上げる順番によって、たとえば、トランジスタP6の基板と電気的に結合されたノードN14の電圧レベルが上昇する前に、ソースの電圧レベルが上昇してしまう場合が起こり得る。そうすると、いわゆるラッチアップがPチャンネルMOSトランジスタP6起こり得る。このラッチアップは、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルMOSトランジスタとで構成されるいわゆるCMOS構造において生じる。
【0028】
図17は、図13のPチャンネルMOSトランジスタP6とそれと隣り合う差動アンプ100に含まれるNチャンネルMOSトランジスタ105とで構成されるいわゆるCMOS構造の断面図を示している。
【0029】
抵抗R1およびR2ならびにトランジスタPNP1およびNPN2は、寄生抵抗および寄生バイポーラである。ここで、Pウェルに形成されるトランジスタがNチャンネルMOSトランジスタ105であり、Nウェルに形成されるトランジスタがPチャンネルMOSトランジスタP6である。
【0030】
図18は、図17の断面図から形成される寄生サイリスタの等価回路を示す回路構成である。この回路は、基板に配置された回路ではなく、トランジスタの配置により生じる寄生回路である。
【0031】
寄生抵抗R1および寄生バイポーラNPN2は、入力ノードN16と、接地電圧GNDとの間に直列に接続され、その接続ノードは、寄生バイポーラPNP1のゲートと接続される。寄生抵抗R2および寄生バイポーラPNP1は、入力ノードN15と、接地電圧GNDとの間に直列に接続され、その接続ノードは、寄生バイポーラNPN2のゲートと接続される。寄生ダイオードD1は、入力ノードN15およびN16との間に接続される。入力ノードN15およびN16は、それぞれ外部電源電圧VDDL#および内部電圧VDD1の入力を受ける。
【0032】
ここで、外部電源電圧VDDL#を先に立上げた場合、PN寄生ダイオードD1に順方向の電流が流れる。そうすると、寄生抵抗R1があるために寄生バイポーラPNP1のベース―エミッタ間の順方向にバイアスされ、エミッタ―コレクタ間に増幅された電流が流れる。その電流が寄生バイポーラNPN2のエミッタ―コレクタ間の電流を増幅させてしまい、CMOSデバイスが本質的に有している寄生バイポーラ構造によるPNPNサイリスタがオンすることで、外部電源電圧VDDL#―GND間に過大な電流が流れるいわゆるラッチアップが発生する。このラッチアップは、デバイスの動作を阻害するだけでなく大電流による発熱に伴い、デバイス自身を破壊してしまうことにもなる。
【0033】
図19は、バーンイン電圧供給回路3001をバーンイン電圧供給回路3002に置換したVDC回路3100の回路構成を示す図である。バーンイン電圧供給回路3002は、PチャンネルMOSトランジスタP7を含み、PチャンネルMOSトランジスタP6の基板電圧が外部電源電圧VDDL#となっている点で異なる。その他の点は同様である。
【0034】
このようにトランジスタの基板電圧の接続を変更した回路構成においても外部電源電圧VDDL#および外部電源電圧VDDH#の立上げる順番によって、動作するトランジスタにおいて、同様のラッチアップが生じる。
【0035】
図20は、PチャンネルMOSトランジスタP7とそれと隣り合う差動アンプ100に含まれるNチャンネルMOSトランジスタ105とで構成されるいわゆるCMOS構造の断面図を示している。
【0036】
抵抗R1およびR2ならびにトランジスタPNP1およびNPN2は、寄生抵抗および寄生バイポーラである。ここで、Nウェルに形成されるトランジスタがNチャンネルMOSトランジスタ105であり、Pウェルに形成されるトランジスタがPチャンネルMOSトランジスタP7である。
【0037】
図21は、図20の断面構造から形成される寄生サイリスタの等価回路を示す図である。
【0038】
図21は、図18で説明したのと同様の構成なのでその詳細な説明は繰り返さない。ただし、入力ノードN15およびN16には、それぞれ内部電圧VDD1および外部電源電圧VDDL#が入力される点が異なる。
【0039】
本構成の如く、PチャンネルMOSトランジスタの基板電圧を外部電源電圧VDDL#に変更した場合でも、外部電源電圧VDDH#を先に立上げるすなわち内部電圧VDD1を外部電源電圧VDDL#より先に立ち上げると、基板電圧のレベルが低いためにPN寄生ダイオードD1に順方向の電流が流れる。これに伴い、寄生抵抗R1があるために寄生バイポーラPNP1のベース―エミッタ間の順方向にバイアスされ、エミッタ―コレクタ間に増幅された電流が流れる。その結果その電流が寄生バイポーラNPN1のエミッタ―コレクタ間の電流を増幅するいわゆるラッチアップが生じる可能性がある。なお、ここでは、トランジスタP6およびP7のそれぞれとトランジスタ105で構成されるCMOS構造で生じるいわゆるラッチアップについて説明してきたが、同様にしてトランジスタP5とトランジスタ105とで構成されるいわゆるCMOS構造でも同様にしてラッチアップが生じる可能性がある。
【0040】
したがって、内部電圧VDD1を受けて動作する制御回路のバーンイン試験を実行する際、外部電源電圧の立ち上がる順番を考慮する必要があり、効率的なバーンイン試験を実行することができない。
【0041】
本発明の目的は、VDC回路から内部電圧VDD1の入力を受けて動作する制御回路において、バーンイン試験を効率的に実行することができる半導体集積回路を提供することである。
【0042】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体集積回路は、通常動作時において、第1の外部電源電圧を受けて動作する第1の内部回路と、第1の外部電源電圧よりも低い内部電圧の供給を内部電源供給ノードから受けて動作する第2の内部回路と、内部電源供給ノードに内部電圧を生成するための電圧降下回路とを備え、電圧降下回路は、内部電圧の目標レベルを示す基準電圧と内部電圧との比較に応じて、第1の外部電源電圧と内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのドライバトランジスタと、バーンイン試験時において、第1の外部電源電圧よりも低く内部電圧よりも高い第2の外部電源電圧と内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのバーンイン電圧供給部と、バーンイン試験時において、ドライバトランジスタを強制的にターンオフするためのバーンイン制御部とを含み、バーンイン試験時において、第1の内部回路は、第1の外部電源電圧よりも高い第3の外部電源電圧を受けて動作し、バーンイン試験時において、第2の内部回路は、第2の外部電源電圧を受けて動作する。
【0043】
好ましくは、第1の内部回路を構成するトランジスタの耐圧は、第3の外部電源電圧よりも高く、第2の内部回路を構成するトランジスタの耐圧は、第1の外部電源電圧よりも低く、第2の外部電源電圧よりも高い。
【0044】
好ましくは、バーンイン電圧供給部は、内部電源供給ノードと結合される外部パッドを含み、外部パッドは、バーンイン試験時において、第2の外部電源電圧の供給を受ける。
【0045】
好ましくは、バーンイン電圧供給部は、第2の外部電源電圧と内部電源供給ノードとの間を電気的に結合するためのNチャンネル電界効果型トランジスタを含み、Nチャンネル電界効果型トランジスタのゲートは、バーンイン試験時において活性化されるテスト信号に応答してターンオンする。
【0046】
特に、テスト信号は、バーンイン試験時において、第2の外部電源電圧とNチャンネル電界効果型トランジスタのしきい値電圧との和よりも高い電圧に設定される。
【0047】
特に、第1の外部電源電圧を昇圧して昇圧内部電圧を生成するする昇圧回路をさらに備え、テスト信号は、バーンイン試験時において、昇圧内部電圧の電圧レベルに設定される。
【0048】
本発明の他の半導体集積回路は、通常動作時において、第1の外部電源電圧を受けて動作する第1の内部回路と、第1の外部電源電圧よりも低い内部電圧の供給を内部電源供給ノードから受けて動作する第2の内部回路と、内部電源供給ノードに内部電圧を生成するための電圧降下回路とを備え、電圧降下回路は、通常動作時に内部電圧の目標レベルを示す基準電圧を内部ノードに生成するとともに、バーンイン試験時において基準電圧の生成を停止する基準電圧発生回路と、内部ノードの電圧と内部電圧とを比較するための電圧比較回路と、電圧比較回路の比較結果に応じて、第1の外部電源電圧と内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのドライバトランジスタと、バーンイン試験時において、内部ノードと結合されて、第1の外部電源電圧よりも低く内部電圧よりも高い第2の外部電源電圧の供給を受ける外部パッドとを含み、バーンイン試験時において、第1の内部回路は、第1の外部電源電圧よりも高い第3の外部電源電圧を受けて動作する。
【0049】
好ましくは、電圧降下回路は、基準電圧発生回路と内部ノードとの間に設けられ、基準電圧に応じて内部ノードの電圧を設定するためのバッファ回路をさらに含み、バッファ回路は、バーンイン試験時においてバッファ回路の動作電流を遮断するための電流スイッチを有する。
【0050】
本発明のさらに別の半導体集積回路は、通常動作時において、第1の外部電源電圧を受けて動作する第1の内部回路と、第1の外部電源電圧よりも低い内部電圧の供給を内部電源供給ノードから受けて動作する第2の内部回路と、内部電源供給ノードに内部電圧を生成するための電圧降下回路とを備え、電圧降下回路は、通常動作時において、内部電圧の目標レベルを示す第1の基準電圧を内部ノードに生成するための第1の基準電圧発生回路と、内部ノードの電圧と内部電圧とを比較するための電圧比較回路と、電圧比較回路の比較結果に応じて、第1の外部電源電圧と内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのドライバトランジスタと、バーンイン試験時において、外部電源電圧よりも低く第1の基準電圧よりも高い第2の基準電圧を内部ノードに生成するための第2の基準電圧発生回路とを含み、バーンイン試験時において、第2の基準電圧発生回路は、外部電源電圧を分圧して得られる複数の電圧のうちの1つを第2の基準電圧として選択的に電圧比較回路に出力し、バーンイン試験時において、第1の内部回路は、第1の外部電源電圧よりも高い第3の外部電源電圧を受けて動作する。
【0051】
好ましくは、第2の基準電圧発生回路は、外部電源電圧と接地電圧との間に配置される複数の抵抗素子と、複数の抵抗素子のうちの隣接する2個ずつの間のそれぞれと、内部ノードとの間に並列に接続される複数のトランジスタスイッチとを含み、バーンイン試験時において、複数のトランジスタスイッチのうちの1つを選択的にオンする。
【0052】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付しその説明は繰返さない。
【0053】
(実施の形態1)
本実施の形態では、特にeDRAM回路のDRAM回路部について説明する。
【0054】
図1は、DRAM回路部10の構成を示す概略ブロック図である。
DRAM回路部10は、基準電圧発生回路200と、VDC回路1000と、VPP発生回路500と、制御回路ブロック1〜3と、メモリセル部4とを備える。
【0055】
基準電圧発生回路200は、外部電源電圧VDDHを受けて基準電圧VREFを発生する。VDC回路1000は、基準電圧VREFおよび外部電源電圧VDDHを受けて、内部電圧VDD1を生成する。また、VPP発生回路500は、外部電源電圧VDDHによりワード線昇圧用に用いられる電圧VPPを生成する。これらの各回路は、外部電源電圧VDDHを受けて動作するものであり、厚膜トランジスタで構成される必要がある。
【0056】
また、制御回路ブロック1〜3において、制御回路ブロック1は、厚膜トランジスタで構成されており外部電源電圧VDDHが供給される。制御回路ブロック2は、薄膜トランジスタで構成されておりVDC回路1000で降圧された内部電圧VDD1が用いられる。制御回路ブロック3は、薄膜トランジスタ部で構成されており外部電源電圧VDDLが用いられる。また、メモリセル部4は前述したように厚膜トランジスタで構成されており、VPP発生回路500により昇圧された電圧VPPが用いられている。
【0057】
図2は、本発明の実施の形態1に従うVDC回路1000の回路構成を示す図である。
【0058】
図2を参照して、VDC回路1000は、差動アンプ110と、PチャンネルMOSトランジスタP1およびP2とを備える。
【0059】
差動アンプ110は、いわゆるカレントミラーアンプであり、基準電圧VREFおよび内部電圧VDD1の入力に応じて出力電圧CMPをノードN1に出力する。PチャンネルMOSトランジスタP1は、外部電源電圧VDDH(VDDH#)とノードN1との間に接続され、そのゲートはテスト信号TEST2の入力を受ける。PチャンネルMOSトランジスタP2は、外部電源電圧VDDHとノードN2との間に接続され、そのゲートはノードN1と接続されている。すなわち、PチャンネルMOSトランジスタP2のゲートは、差動アンプ110の出力電圧CMPの入力を受ける。また、ノードN2は、外部パッドPAD1と接続されている。
【0060】
図3は、差動アンプ110の回路構成図である。
差動アンプ110は、PチャンネルMOSトランジスタ101および102と、NチャンネルMOSトランジスタ103〜105および116とを含む。
【0061】
差動アンプ110は、図14に示された差動アンプ100と比較して、NチャンネルMOSトランジスタ116をさらに有する点で異なる。その他の点については、差動アンプ100で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0062】
NチャンネルMOSトランジスタ116は、NチャンネルMOSトランジスタ105と直列にノードN3と接地電圧GNDとの間に接続され、NチャンネルMOSトランジスタ116のゲートはテスト信号TEST1の入力を受ける。
【0063】
差動アンプ110は、テスト信号TEST1が「H」レベルである場合に、バイアス信号BIASの電圧レベルに応じた一定電流が動作電流として供給される。
【0064】
本発明の実施の形態1に従うVDC回路1000の通常動作時の動作について説明する。
【0065】
テスト信号TEST1およびTEST2は、バーンイン試験時に活性化状態(「L」レベルへ)となり、通常動作時には、共に非活性化状態(「H」レベル)となる。したがって、通常動作時において、トランジスタ116は、テスト信号TEST1(「H」レベル)に応答して導通状態であり、差動アンプ110は活性化されている。また、PチャンネルMOSトランジスタP1は、テスト信号TEST2(「H」レベル)に応答してターンオフされている。
【0066】
たとえば、内部電圧VDD1が基準電圧VREFの電圧レベルよりも低くなると、これに応じて、出力電圧CMPの電圧レベルすなわちPチャンネルMOSトランジスタP5のゲート電圧も低下する。これによって、PチャンネルMOSトランジスタP5が導通し、内部電圧VDD1は上昇する。一方、内部電圧VDD1が基準電圧VREFの電圧レベルよりも高くなると、出力電圧CMPの電圧レベルが高くなり、これにしたがって、PチャンネルMOSトランジスタP5が非導通となってノードN2への電流供給が停止され、内部電圧VDD1は、基準電圧VREFの電圧レベルまで下がる。このようにして、通常動作時においては、基準電圧VREFと同レベルの内部電圧VDD1が制御回路ブロック2に定常的に供給される。
【0067】
一方、バーンイン試験時におけるVDC回路1000の動作について説明する。
【0068】
テスト信号TEST1およびTEST2は、上述したようにバーンイン試験時に活性化(「L」レベル)される。トランジスタ116は、テスト信号TEST1(「L」レベル)に応答して非導通状態となり、差動アンプ110は非活性化状態となる。また、PチャンネルMOSトランジスタP1は、テスト信号TEST2(「L」レベル)に応答して導通状態となり、PチャンネルMOSトランジスタP2を強制的にターンオフさせることによりVDC回路1000を非活性化する。
【0069】
一方、バーンイン試験時において、外部パッドPAD1に対して、外部から通常動作時の外部電源電圧VDDHよりも低い電圧レベルであり、かつ通常動作時よりも高く設定された外部電源電圧VDDL#を印加する。これに応答して、内部電圧VDD1により駆動する制御回路ブロック2の薄膜トランジスタに有効なバーンイン試験電圧が供給される。
【0070】
ここで、上述したいわゆるラッチアップについて考えると、バーンイン試験時においてテスト信号TEST1およびTEST2の入力により差動アンプ110およびPチャンネルMOSトランジスタP2は非活性化状態である。上述した「従来の技術」の項では、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルMOSトランジスタで構成されるいわゆるCMOS構造において、内部電圧VDD1と電気的に結合されたPチャンネルMOSトランジスタが動作する際、外部電源電圧VDDH#およびVDDL#の立ち上がる順序によってラッチアップが発生することについて説明した。本構成においては、PチャンネルMOSトランジスタは強制的にターンオフされた状態であり、上述したようなCMOS構造で生じるいわゆるラッチアップは発生しない。
【0071】
したがって、本実施の形態1の構成により、ラッチアップを生じさせることなく、薄膜トランジスタで構成され、内部電圧で駆動する制御回路ブロック2に対して有効なバーンイン試験電圧を供給することができ効率的にバーンイン試験を実行することができる。
【0072】
なお、バーンイン試験時において、厚膜トランジスタで構成される制御ブロックについては、動作電圧である外部電源電圧VDDHを昇圧したバーンイン試験用の外部電源電圧VDDH#が印加される。また、薄膜トランジスタで構成される制御ブロックについては、動作電圧である外部電源電圧VDDLを昇圧したバーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#が印可される。
【0073】
具体的には、図1に示される制御回路ブロック1〜2は、以下の電源電圧が通常動作時およびバーンイン試験時に供給される。通常時において、厚膜トランジスタで構成される制御回路ブロック1(第1の内部回路)は、外部電源電圧VDDH(第1の外部電源電圧)の入力を受けて動作し、バーンイン試験時において、外部電源電圧VDDH#(第3の外部電源電圧)の入力を受ける。通常時において、薄膜トランジスタで構成される制御回路ブロック2(第2の内部回路)は、内部電圧VDD1(内部電圧)の入力を受けて動作し、バーンイン試験時において、外部電源電圧VDDL#(第2の外部電源電圧)の入力を受ける。
【0074】
また、バーンイン試験時において、図2に示されるVDC回路1000(電圧降下回路)は、PチャンネルMOSトランジスタP1(バーンイン制御部)を導通状態とし、PチャンネルMOSトランジスタP2(ドライバトランジスタ)を強制的にターンオフさせる。また、VDC回路1000は、内部電圧を供給するノードN2(内部電源供給ノード)に外部パッドPAD1(バーンイン電圧供給部)から外部電源電圧VDDL#の供給を受け制御回路ブロック2に対して出力する。
【0075】
なお、本実施の形態1の構成においては、外部パッドPAD1から外部電源電圧VDDL#を入力してバーンイン試験を実行する構成について説明したがこれに限られず、外部電源電圧VDDHよりも低く通常時の内部電圧VDD1よりも高い所定の電源電圧を供給する構成としても良い。
【0076】
(実施の形態1の変形例1)
図4は、本発明の実施の形態1の変形例1に従うVDC回路1200の概念図である。
【0077】
本発明の実施の形態1のVDC回路1000と異なる点は、外部パッドよりバーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#を供給するのではなく、バーンイン電圧供給回路400を設けた点にある。バーンイン電圧供給回路400は、外部電源電圧VDDL#と、ノードN2との間に接続され、そのゲートは、テスト信号TE0の入力を受けるNチャンネルMOSトランジスタNN1を含む。VDC回路1200のその他の部分の構成については実施の形態1のVDC回路1000で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰返さない。なお、通常時の動作については、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0078】
VDC回路1200のバーンイン試験時の動作について説明する。
実施の形態1で説明したように、バーンイン試験時においては、テスト信号TEST1およびTEST2を「L」レベルに活性化することによって、差動アンプ110を非活性化すると共に、PチャンネルMOSトランジスタP2を強制的にターンオフさせる。バーンイン試験時においてテスト信号TE0を「H」レベルに設定する。これに伴い、ノードN2と外部電源電圧VDDL#とが電気的に結合され、内部電圧VDD1は、外部電源電圧VDDL#とほぼ同レベルの電圧レベルに設定される。これに応答して、内部電圧VDD1により駆動する制御回路ブロック2の薄膜トランジスタに有効なバーンイン試験電圧が供給される。
【0079】
なお、バーンイン試験時においては、上述したようにテスト信号TEST1およびTEST2に応答して差動アンプ110が非活性化状態であり、PチャンネルMOSトランジスタP2は強制的にターンオフされている。また、バーンイン電圧供給回路は、PチャンネルMOSトランジスタではなく、NチャンネルMOSトランジスタで構成されている。したがって、実施の形態1と同様に、いわゆるCMOS構造を形成するPチャンネルMOSトランジスタにおいて、外部電源電圧VDDH#およびVDDL#の立ち上がる順序に伴い生じるラッチアップは本構成においては生じない。
【0080】
したがって、本実施の形態1の変形例1の構成により、ラッチアップを生じさせることなく、薄膜トランジスタで構成され、内部電圧で駆動する制御回路ブロック2に対して有効なバーンイン試験電圧を供給することができ効率的にバーンイン試験を実行することができる。
【0081】
また、バーンイン試験時において、専用の外部パッドを設けることなくバーンイン試験を実行することができ、外部パッド数の制限がある半導体集積回路においても汎用が可能である。
【0082】
(実施の形態1の変形例2)
図5は、VDC回路1300の回路構成を示す図である。
【0083】
VDC回路1300は、実施の形態1の変形例1に従うVDC回路1200と比較して、バーンイン電圧供給回路400に代えて、バーンイン電圧供給回路410を備える点で異なる。バーンイン電圧供給回路410は、外部電源電圧VDDL#と、ノードN2との間に配置されるNチャンネルMOSトランジスタNN2を含み、そのゲートは、テスト信号TE1の入力を受ける。なお、通常時の動作については、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0084】
テスト信号TE1は、バーンイン試験時に、活性化されて電圧VDDL#+Vthレベルに設定される。ここで、電圧Vthは、NチャンネルMOSトランジスタNN2の閾値電圧を示す。
【0085】
したがって、本実施の形態1の変形例2の構成とすることにより、実施の形態1の変形例1の効果に加えて、バーンイン試験時においてトランジスタNN2で生じる電圧降下を考慮して、内部電圧VDD1を外部電源電圧VDDL#と同じ電圧レベルに設定することが可能となり、薄膜トランジスタを破壊することなくより精度の高いバーンイン試験電圧を供給することができる。
【0086】
なお、本構成においても実施の形態1の変形例1で示したと同様の理由によりバーンイン試験時においていわゆるラッチアップは生じない。
【0087】
(実施の形態1の変形例3)
図6は、VDC回路1400の回路構成を示す図である。
【0088】
VDC回路1400は、実施の形態1の変形例2に従うVDC回路1300と比較して、バーンイン電圧供給回路410を代えて、バーンイン電圧供給回路420を備える点で異なる。バーンイン電圧供給回路420は、外部電源電圧VDDL#と、ノードN2との間に配置されるNチャンネルMOSトランジスタNN3を含み、そのゲートはテスト信号TE2の入力を受ける。なお、通常時の動作については、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0089】
テスト信号TE2は、バーンイン試験時に活性化されて、電圧VPPに設定される。
【0090】
電圧VPPは、ワード線駆動用の電圧でありVPP発生回路500により生成され、外部電源電圧VDDL#よりも高い。
【0091】
したがって、本実施の形態1の変形例3の構成により、実施の形態1の変形例1の効果に加えて、バーンイン試験時において、NチャンネルMOSトランジスタNN3のゲートに与える信号について、メモリセルのワード線駆動用電圧VPPを印加することにより、制御回路ブロック2の薄膜トランジスタの酸化膜を破壊することなくバーンイン試験を効率的に実行することができる。また、特に、テスト信号TE2の電圧レベルを設定する必要がなくVPP発生回路500によって生成された信号を用いる事ができるため回路の部品点数を削減することができる。
【0092】
なお、本構成においても実施の形態1の変形例1で示したと同様の理由によりバーンイン試験時においていわゆるラッチアップは生じない。
【0093】
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、テスト信号に応答して、差動アンプ110を非活性化すると共に、PチャンネルMOSトランジスタP2を強制的にターンオフさせる。すなわち、いわゆるラッチアップの原因となるPチャンネルMOSトランジスタを非活性化して、その発生を抑止するとともに有効なバーンイン試験電圧を内部電圧VDD1で動作する制御回路ブロック2に与える構成について説明してきた。本実施の形態2においては、差動アンプ等をバーンイン試験テスト時に非活性化させることなく、有効なバーンイン試験電圧を内部電圧VDD1で動作する制御回路ブロックに供給する構成について説明する。
【0094】
図7は、実施の形態2に従うVDC回路2000の回路構成を示す図である。VDC回路2000は、差動アンプ100とPチャンネルMOSトランジスタP4と、基準電圧発生回路210とを含む。
【0095】
差動アンプ100は、いわゆるカレントミラーアンプであり、基準電圧発生回路210からの基準電圧VREFと内部電圧VDD1との比較結果に応じて、出力電圧CMPを生成する。
【0096】
PチャンネルMOSトランジスタP4は、外部電源電圧VDDHとノードN6との間に接続され、そのゲートは差動アンプ100の出力電圧CMPを受ける。また、ノードN6には、内部電圧VDD1が伝達される。さらに、差動アンプ100の基準電圧VREFが入力される端子は、外部パッドPAD2とも接続されている。
【0097】
差動アンプ100の構成は、図14と同様であるのでその詳細な説明は、繰り返さない。尚、VDC回路2000の通常動作時は、図13で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0098】
図8は、基準電圧発生回路210の回路構成を示す図である。
基準電圧発生回路210は、外部電源電圧VDDHと接続される定電流源224と、NチャンネルMOSトランジスタ211〜213とを含む。
【0099】
基準電圧発生回路210は、図15で説明した基準電圧発生回路200と比較して、トランジスタ211をさらに含む点で異なる。NチャンネルMOSトランジスタ211は、定電流源224と出力ノードN7との間に接続され、そのゲートは、テスト信号TEST3の入力を受ける。その他の点は同様であるので、その詳細な説明は繰り返さない。
【0100】
基準電圧発生回路210で生成された基準電圧VREFは、差動アンプ100に入力される。
【0101】
バーンイン試験時において、テスト信号TEST3を「L」レベルに設定することにより、基準電圧発生回路210内の貫通電流経路が遮断され、基準電圧発生回路210は、非活性化される。
【0102】
ここで、バーンイン試験時には、外部パッドPAD2により供給されるバーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#を基準電圧VREFとして、差動アンプ100に入力する。すなわち、バーンイン試験時には基準電圧発生回路210によって生成される定常的な基準電圧VREFを用いることなく、バーンイン試験用の外部電源電圧VDDL#を基準電圧VREFとして差動アンプ100に入力する。
【0103】
そうすると、バーンイン試験時において、VDC回路2000が生成する内部電圧VDD1は、外部電源電圧VDDL#と同レベルの電圧レベルに設定することができる。これに伴い内部電圧VDD1を用いて動作する薄膜トランジスタで構成される制御回路ブロック2に有効なバーンイン試験電圧を供給することができる。
【0104】
なお、本構成においては、上述したいわゆるラッチアップの問題は生じない。上述したように図13で示した構成においては、2つの外部電源電圧が共にノードN14と電気的に結合されるため、これらの立上りの順序によって、PチャンネルMOSトランジスタにおいて、いわゆるラッチアップが生じることについて説明したが、本構成においては、出力ノードN6の電圧レベルは、外部電源電圧VDDHにのみ依存するものであるためかかる2つの外部電源電圧の立ち上がる順序が問題となることはない。
【0105】
したがって、本実施の形態2の構成により基準電圧VREFの電圧レベルを外部パッドから設定することにより、ラッチアップを生じさせることなく、薄膜トランジスタで構成され、内部電圧で駆動する制御回路ブロック2に対して有効なバーンイン試験電圧を供給することができ、効率的にバーンイン試験を実行することができる。
【0106】
(実施の形態2の変形例)
本発明の実施の形態2の変形例においては、図7に示されるVDC回路2000において、基準電圧発生回路210と差動アンプ100との間に基準電圧バッファ回路300を配置した構成について説明する。
【0107】
図9は、基準電圧バッファ回路300の回路構成図である。
基準電圧バッファ回路300は、基準電圧VREFおよび出力電圧VREFBUFを比較して、出力電圧VREFBUFを基準電圧VREFと同電圧に設定する。
【0108】
基準電圧バッファ回路300は、PチャンネルMOSトランジスタ301および302と、NチャンネルMOSトランジスタ303〜306と、キャパシタ307とを含む。
【0109】
NチャンネルMOSトランジスタ305と306は、ノードN8と接地電圧GNDとの間に直列に接続され、それぞれのゲートはバイアス信号BIASおよびテスト信号TEST4の入力を受ける。PチャンネルMOSトランジスタ302とNチャンネルMOSトランジスタ304は外部電源電圧VDDH(VDDH#)とノードN8との間に直列に接続される。NチャンネルMOSトランジスタ304のゲートは、基準電圧VREFの入力を受ける。
【0110】
PチャンネルMOSトランジスタ301とNチャンネルMOSトランジスタ303は、外部電源電圧VDDH(VDDH#)とノードN8との間に直列に接続される。PチャンネルMOSトランジスタ301と302のゲートはノードN9と電気的に結合される。また、PチャンネルMOSトランジスタ301とNチャンネルMOSトランジスタ303との接続ノードであるノードN10は、ノードN11と電気的に接続されNチャンネルMOSトランジスタ303のゲートは、ノードN11と接続されている。また、キャパシタ307は、ノードN11と接地電圧GNDとの間に接続されている。さらにノードN11に生成される出力電圧VREFBUFは、差動アンプ100に入力される。
【0111】
かかる構成により、通常動作時において、この基準電圧バッファ回路300によって、差動アンプ100に入力される基準電圧VREFの耐ノイズ性を向上させることができる。この結果、内部電圧VDD1で駆動する内部回路ブロック2の制御性が向上する。
【0112】
バーンイン試験時において、テスト信号TEST4を「L」レベルに設定することにより基準電圧バッファ回路300を非活性化する。さらに外部パッドPAD2から外部電源電圧VDDL#を供給することにより実施の形態2と同様に、内部電圧VDD1を外部電源電圧VDDL#と同電圧に設定する事ができる。
【0113】
本構成とすることにより、実施の形態2の効果に加えて、さらに通常動作時の内部電圧VDD1の制御性を向上させることができる。
【0114】
なお、本実施の形態2の変形例においても実施の形態2と同様の理由によりラッチアップは生じない。
【0115】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3においては、実施の形態2で説明した外部パッドを用いることなく、バーンイン試験時に基準電圧を調整して、薄膜トランジスタで構成される制御回路ブロック2に対して有効なバーンイン試験電圧を供給する構成について説明する。
【0116】
図10は、実施の形態3に従うVDC回路2100の回路構成を示す図である。
【0117】
VDC回路2100は、差動アンプ100と、PチャンネルMOSトランジスタP4と、基準電圧発生回路210および220とを含む。
【0118】
差動アンプ100は、基準電圧発生回路210からの基準電圧VREFおよびバーンイン試験時に使用する基準電圧発生回路220からの基準電圧VREF1のいずれか一方と、内部電圧VDD1との比較に応じて、出力電圧CMPを生成する。PチャンネルMOSトランジスタP4は、外部電源電圧VDDH(VDDH#)とノードN6との間に接続され、そのゲートは、差動アンプ100の出力電圧CMPを受ける。
【0119】
本発明の実施の形態3は、通常動作時においては、基準電圧発生回路210の生成する基準電圧VREFを用いて、差動アンプ100により内部電圧VDD1を生成し、バーンイン試験時においては、基準電圧発生回路220の生成するVREF1を用いて、差動アンプ100により内部電圧VDD1を生成して、バーンイン試験を行なう事を目的とする。差動アンプ100の構成は、上述した図14の説明と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。尚、VDC回路2100の通常動作時は、図13で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
【0120】
図11は、バーンイン試験時における差動アンプ100に入力される基準電圧VREF1を生成する基準電圧発生回路220の回路構成を示す図である。
【0121】
基準電圧発生回路220は、抵抗221〜226と、PチャンネルMOSトランジスタ227〜231とを含む。
【0122】
直列に接続された抵抗221〜226のそれぞれの接続点と、ノードN13とは、それぞれPチャンネルMOSトランジスタ227〜231を介して接続されている。PチャンネルMOSトランジスタ227〜PチャンネルMOSトランジスタ231のそれぞれのゲートは、それぞれテスト信号TEST5〜TEST9の入力を受ける。
【0123】
したがって、テスト信号TEST5〜TEST9のいずれかを選択的に「L」レベルに設定することによって、基準電圧VREF1の電圧レベルを可変にすることができる。
【0124】
この結果、バーンイン試験時には、基準電圧発生回路210を220に切り替えて用いる事により、バーンイン試験時において基準電圧VREF1を調整し、内部電圧VDD1を、通常動作時の外部電源電圧VDDHよりも低く、VDDLよりも高い電圧レベルに設定可能であるので、内部電圧VDD1を受けて動作する薄膜トランジスタで構成される制御回路ブロック2に有効なバーンイン試験電圧を供給することができる。
【0125】
なお、本実施の形態3においても実施の形態2と同様の理由によりラッチアップは生じない。
【0126】
したがって、本実施の形態3の構成により基準電圧VREFの電圧レベルを基準電圧発生回路220により調整することにより、ラッチアップを生じさせることなく、薄膜トランジスタで構成され、内部電圧で駆動する制御回路ブロック2に対して有効なバーンイン試験電圧を供給することができ、効率的にバーンイン試験を実行することができる。
【0127】
また、本実施の形態の構成においては、外部パッドを用いることなく内部で基準電圧VREFを調整することが可能であり、外部パッドの数に制限がある半導体集積回路においても汎用することができる。
【0128】
なお、上記においては、特にDRAM回路部10における薄膜トランジスタおよび厚膜トランジスタで構成される制御回路のバーンイン試験について説明してきたが、eDRAM回路に含まれる薄膜トランジスタで構成されるASIC回路部についてもDRAM回路部と並列にバーンイン試験を実行することも可能である。また、eDRAM回路に限らず他の半導体集積回路についても適用可能である。
【0129】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0130】
【発明の効果】
請求項1記載の半導体集積回路によれば、通常動作時に、第2の内部回路に第1の外部電源電圧に基づいて内部電圧を供給する電圧降下回路は、バーンイン試験時にバーンイン制御部によって第1の外部電源電圧の供給がカットされる。また、第2の内部回路と接続された内部電源供給ノードは、バーンイン電圧供給部から第1の外部電源電圧よりも低く内部電圧よりも高い第2の外部電源電圧の供給を受ける。これにより、バーンイン試験時に内部電圧を受けて動作する内部回路に対して有効なバーンイン試験電圧を供給することができ、また、第1の外部電源電圧の供給をカットオフすることができるため、内部電源供給ノードと電気的に接続された2つの電源電圧の立上りの順番によって生じるラッチアップを回避し、内部電圧を受けて動作する内部回路に対して効率的なバーンイン試験を実行することができる。
【0131】
請求項2記載の半導体集積回路によれば、第1の内部回路を構成するトランジスタの耐圧は、第3の外部電源電圧よりも高く、第2の内部回路を構成するトランジスタの耐圧は、第1の外部電源電圧よりは低く、第2の外部電源電圧よりは高い。したがって、第1の内部回路と異なる耐圧を有し、かつ内部電圧を受けて動作する第2の内部回路に対して効率的なバーンイン試験を行なうことができる。
【0132】
請求項3記載の半導体集積回路によれば、バーンイン試験時に外部パッドから第2の外部電源電圧を内部電圧の供給を受けて動作する第2の内部回路に供給することができる。これにより、バーンイン試験を簡易に行なう事ができる。
【0133】
請求項4記載の半導体集積回路によれば、テスト信号に応じて、第2の外部電源電圧を第2の内部回路に供給する事ができる。これにより、テスト用の外部パッドを設ける必要はなく、通常時に内部電圧の供給を受ける第2の内部回路におけるバーンイン試験を半導体集積回路の内部のみで自動制御することができる。
【0134】
請求項5記載の半導体集積回路によれば、テスト信号を第2の外部電源電圧とNチャンネル電界効果型トランジスタの閾値電圧との和よりも高く設定する事により、第2の内部回路のバーンイン試験時に第2の外部電源電圧をトランジスタの閾値電圧分だけ下げることなく供給する事ができ、精度よく通常時に内部電圧の供給を受ける第2の内部回路におけるバーンイン試験を行なう事ができる。
【0135】
請求項6記載の半導体集積回路によれば、テスト信号を昇圧回路が生成する昇圧内部電圧の電圧レベルに設定する事により、テスト信号の生成を行なう回路を用いることなく、簡易にバーンイン試験を行なう事ができ、部品点数が削減される。
【0136】
請求項7記載の半導体集積回路によれば、通常時に基準電圧の入力を受ける、電圧降下回路と接続された内部ノードは、バーンイン試験時に外部パッドから第2の外部電源電圧の入力を受ける。これにより、電圧降下回路は、第2の内部回路に対して通常動作時に与えられる内部電圧よりも高い第2の外部電源電圧を供給する。したがって、通常時に内部電圧を受けて動作する第2の内部回路について、バーンイン試験を効率的に実行することができる。
【0137】
請求項8記載の半導体集積回路によれば、請求項7の効果に加えて、バッファ回路を設けることにより、内部電圧の耐ノイズ性が向上し、通常動作時における、電圧降下回路の制御性を向上させることができる。
【0138】
請求項9記載の半導体集積回路によれば、基準電圧の入力により内部電圧を生成する電圧降下回路の基準電圧をバーンイン試験時において、バーンイン試験時に第2の基準電圧発生回路から第2の基準電圧を供給する。これにより、バーンイン試験時に用いる第2の基準電圧を調整し、内部電圧で動作する第2の内部回路のバーンイン試験を精度よく行なう事ができる。
【0139】
請求項10記載の半導体集積回路によれば、請求項9の効果に加えて、バーンイン試験時において、第2の基準電圧生成回路が有する複数のトランジスタのスイッチを選択的にオンすることにより、第2の基準電圧を調整することができる。これにより、内部電圧で動作する第2の内部回路のバーンイン試験を精度よく行なう事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DRAM回路部10の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に従うバーンイン試験にも対応可能なVDC回路1000の回路構成図である。
【図3】 差動アンプ110の回路構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態1の変形例1に従うVDC回路1200の概念図である。
【図5】 VDC回路1300の回路構成を示す図である。
【図6】 VDC回路1400の回路構成を示す図である。
【図7】 実施の形態2に従うVDC回路2000の回路構成を示す図である。
【図8】 基準電圧発生回路210の回路構成を示す図である。
【図9】 基準電圧バッファ回路300の回路構成図である。
【図10】 実施の形態3に従うVDC回路2100の回路構成を示す図である。
【図11】 基準電圧VREF1を生成する基準電圧発生回路220の回路構成を示す図である。
【図12】 eDRAM回路10000の概念図である。
【図13】 従来のVDC回路3000の概念図である。
【図14】 差動アンプ100の回路構成を示す図である。
【図15】 基準電圧VREFを生成する基準電圧発生回路200の回路構成を示す図である。
【図16】 基準電圧発生回路のVREF特性図である。
【図17】 PチャンネルMOSトランジスタP6とNチャンネルMOSトランジスタ105とで構成されるCMOS構造の断面図を示している。
【図18】 寄生サイリスタの等価回路を示す回路構成図である。
【図19】 バーンイン電圧供給回路3001をバーンイン電圧供給回路3002に置換したVDC回路3100の回路構成を示す図である。
【図20】 PチャンネルMOSトランジスタP7とNチャンネルMOSトランジスタ105とで構成されるいわゆるCMOS構造の断面図を示している。
【図21】 寄生サイリスタの等価回路を示す図である。
【符号の説明】
200,210,220 基準電圧発生回路、300 基準電圧バッファ回路、400,410,420,3001,3002 バーンイン電圧供給回路、1000,1200,1300,1400,2000,2100,3000,3100 VDC回路、10000 eDRAM回路。
Claims (4)
- 通常動作時において、第1の外部電源電圧を受けて動作する第1の内部回路と、
前記第1の外部電源電圧よりも低い内部電圧の供給を内部電源供給ノードから受けて動作する第2の内部回路と、
前記内部電源供給ノードに前記内部電圧を生成するための電圧降下回路とを備え、
前記電圧降下回路は、
前記通常動作時に前記内部電圧の目標レベルを示す基準電圧を内部ノードに生成するとともに、バーンイン試験時において前記基準電圧の生成を停止する基準電圧発生回路と、
前記内部ノードの電圧と前記内部電圧とを比較するための電圧比較回路と、
前記電圧比較回路の比較結果に応じて、前記第1の外部電源電圧と前記内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのドライバトランジスタと、
前記バーンイン試験時において、前記内部ノードと結合されて、前記第1の外部電源電圧よりも低く前記内部電圧よりも高い第2の外部電源電圧の供給を受ける外部パッドとを含み、
前記バーンイン試験時において、前記第1の内部回路は、前記第1の外部電源電圧よりも高い第3の外部電源電圧を受けて動作する、半導体集積回路。 - 前記電圧降下回路は、前記基準電圧発生回路と前記内部ノードとの間に設けられ、前記基準電圧に応じて前記内部ノードの電圧を設定するためのバッファ回路をさらに含み、
前記バッファ回路は、前記バーンイン試験時において前記バッファ回路の動作電流を遮断するための電流スイッチを有する、請求項1記載の半導体集積回路。 - 通常動作時において、第1の外部電源電圧を受けて動作する第1の内部回路と、
前記第1の外部電源電圧よりも低い内部電圧の供給を内部電源供給ノードから受けて動作する第2の内部回路と、
前記内部電源供給ノードに前記内部電圧を生成するための電圧降下回路とを備え、
前記電圧降下回路は、
通常動作時において、前記内部電圧の目標レベルを示す第1の基準電圧を内部ノードに生成するための第1の基準電圧発生回路と、
前記内部ノードの電圧と前記内部電圧とを比較するための電圧比較回路と、
前記電圧比較回路の比較結果に応じて、前記第1の外部電源電圧と前記内部電源供給ノードとを電気的に結合するためのドライバトランジスタと、
バーンイン試験時において、前記外部電源電圧よりも低く前記第1の基準電圧よりも高い第2の基準電圧を前記内部ノードに生成するための第2の基準電圧発生回路とを含み、
前記バーンイン試験時において、前記第2の基準電圧発生回路は、前記外部電源電圧を分圧して得られる複数の電圧のうちの1つを前記第2の基準電圧として選択的に前記電圧比較回路に出力し、
前記バーンイン試験時において、前記第1の内部回路は、前記第1の外部電源電圧よりも高い第3の外部電源電圧を受けて動作する、半導体集積回路。 - 前記第2の基準電圧発生回路は、
前記外部電源電圧と接地電圧との間に配置される複数の抵抗素子と、
前記複数の抵抗素子のうちの隣接する2個ずつの間のそれぞれと、前記内部ノードとの間に並列に接続される複数のトランジスタスイッチとを含み、
前記バーンイン試験時において、前記複数のトランジスタスイッチのうちの1つを選択的にオンする、請求項3記載の半導体集積回路。
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