JP4072149B2 - 分散開口アンテナ装置 - Google Patents
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Description
開口アンテナには多くの種類があるが、以下の説明ではアレイアンテナを用いたものを例として説明をおこなう。アレイアンテナもビーム幅を狭く、利得を高くするためにはアンテナ開口径を大きくする必要がある。アンテナ開口径を大きくするには、素子アンテナの数を増やさなければならない。このことはアンテナの重量やコストの増加を招く。
比較的少ない素子数で、開口径を大きくする一手法として、非特許文献1には、間隔をおいて分散配置した複数の小型アンテナの受信信号を合成すれば、等価的に大開口の受信アンテナで受信したのと同様の狭いビーム幅及び高利得が得られることが示されている。しかし、素子アンテナの間隔を半波長よりも長くすると、アンテナの指向性パターン内にグレーティングローブ(指向性の最大値が複数方向に現れる)と呼ばれるゲインの高いサイドローブが発生してしまい、ビームアンテナとしての特性が悪くなるという課題があった。このため、一般には、アレーアンテナの素子間隔の上限は半波長程度とされ、非特許文献1に開示された技術、即ち、少ない数の素子アンテナを分散配置して大開口アンテナを構成するという技術は容易には適用できないものと考えられている。
後に詳細に説明するが、上記Caponビームフォーマには、素子の取り付け位置の誤差や、信号予測方向の誤差に対して敏感で特性が劣化しやすいという課題があり、このようなCaponビームフォーマの特性劣化を改善するためのアルゴリズムとして、非特許文献3や4に示すロバストアルゴリズムが報告されている。
前記複数の素子アンテナのそれぞれに接続され前記素子アンテナの受信信号を増幅しディジタル信号に変換する複数の受信機、
前記複数の受信機の出力から全受信機出力の共分散行列を計算する第1共分散行列計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを算出するステアリングベクトル計算機、
前記共分散行列と前記ビーム方向ステアリングベクトルとから方向拘束条件の下で出力電力を最小化する複素ウェイトを計算する複素ウェイト計算機、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたものである。
以下、本発明の実施の形態1の分散開口アンテナ装置について説明する。図1は実施の形態1の分散開口アンテナ装置の構成を示す系統図である。図示しない線上または面上または立体空間内に互いが半波長以上の不規則な間隔で、任意の位置に分散配置した複数個の素子アンテナ1が設けられている。各素子アンテナ1は指向性を有し、それぞれのビーム指向方向は分散開口アンテナの指向させたい方向に揃えて配置される。各素子アンテナ1には各素子アンテナ1からの信号を受信しディジタル信号に変換する受信機2が接続されている。各受信機2の出力は全て1つのCaponビームフォーマ3に入力されている。Caponビームフォーマ3は各受信機2の出力を用いてCaponアルゴリズムによりビームを形成する制御装置の一種であり、その内部構成は、各受信機2の出力の共分散行列を計算する共分散行列計算機6、ビーム形成方向のステアリングベクトル計算機7、第1の共分散行列計算機6とビーム形成方向のステアリングベクトル計算機7の結果とを用いて後述するCaponウェイト(複素ウェイトとも言う)計算を行うCaponウェイト計算機8(複素ウェイト計算機ともいう)、各受信器2の出力に前記複素ウェイトを乗ずる複素乗算器4、複素乗算の結果の総和を求める総和計算器5を含んでいる。
複数の素子アンテナ1に到来した電波は、それぞれ受信機2で受信されディジタル信号へ変換される。これらの受信信号はCaponビームフォーマ3で合成され特定の方向からの信号が強くなるように合成、即ちビーム形成される。Caponビームフォーマ3では、複素乗算機4で各受信機2の出力に複素ウェイトが乗算された後、総和計算5でこれらの総和がとられてビームが形成される。この時用いる複素ウェイトは各受信機機出力の共分散行列を求める第1の共分散行列計算機6とビーム形成方向ステアリングベクトル計算7のステアリングベクトル算出結果を用いてCaponウェイト計算8で計算される。
ここで述べるCaponビームフォーマ3はアダプティブアンテナを形成するために用いられるアルゴリズムの一種であるということもでき、その動作は、素子アンテナ1への到来入力信号を、所望方向にビームを形成しつつ、任意の方向からの不要干渉波を抑圧できるように合成計算するものである。
今、素子アンテナ1の数をN個、n番目の素子アンテナ1の受信信号をxn(t)(tは時間、n=1,2・・・・・N)とし、信号成分をsn(t)、M個の干渉成分をuni(t)(i=1,2・・・・・M)、雑音成分をnn(t)で表すと、xn(t)は式(1)で表される。
従って、合成されたビーム出力y(t)は(4)のように書くことができる。
素子アンテナを立体的に互いの間隔の最小のものが、半波長以上の間隔となるように不規則(ここで言う不規則とは、互いの間隔に同じものがないという意味であるが、一部に同じ間隔のものが混在していても良い。また各素子アンテナの指向方向は分散開口アンテナ装置の指向方向に合わせてそろえてあるものとする)に配置した場合に、Caponビームフォーマと同様のビーム形成法で得られるアンテナパターンの計算例を図3に示し、この発明の効果について説明する。
図3(a)は計算に使用した素子アンテナ1の配置を示し、半径1000λの半球上に10個の素子を不規則に配置した例である。各軸の目盛り単位は1波長であり、各素子間の距離は少なくとも100λ程度とってある。
図3(b)は図3(a)の配置のアンテナにおいて、従来のフーリエ変換によるビーム形成法を用いた場合の、方位及び仰角に対する出力の信号対(干渉+雑音)電力比(以下、SINRという)のパターンを示す。図3(b)で、入力の信号対雑音電力比は10dB、干渉波対雑音電力比は20dBであり、ビーム形成方向は方位=仰角=0°である。従来のビーム形成法では、ビーム形成方向(図の中央)以外に多数のゲインの高い(0〜−10dB)グレーティングローブが生じており、有効なビームが形成できていない。
図3(c)には、図3(a)の配置のアンテナで、図1の構成によって得られたアンテナパターンを示す。全体にわたってグレーティングローブが抑圧(−20〜−25dB)され所望のビーム100が形成されている。また、干渉方向にナル96が形成され(2つの小さなピークの間)ており、干渉波が抑圧されてビーム指向方向で高いSINRが得られている。
なお、全ての素子アンテナが完全に不規則な間隔で配置されていなければならないと言うわけではなく、一部に間隔が同じである配置が混ざっていても、グレーティングローブの抑圧程度がそれなりに弱くなるということはあっても全体として分散開口アンテナを構成できることに変わりはない。
次に、本発明の実施の形態2の分散開口アンテナ装置について説明する。この実施形態は、実施の形態1のビーム形成アルゴリズムの変化形態と言うことができる。実施の形態2の分散開口アンテナ装置の構成を示す系統図を図4に示す。図において、実施の形態1の図1中の符号と同符号は同一または相当部分を示すので、その詳細な説明は省略する。各受信機2には、各受信機の出力を用いてロバストCaponアルゴリズムによりビームを形成するロバストCaponビームフォーマ9が接続されている。ロバストCaponビームフォーマ9には各受信機2の出力から共分散行列を求める第1共分散行列計算機6と、ビーム方向ステアリングベクトルを出力するビーム方向ステアリングベクトル計算機7とがあり、また上記共分散行列とビーム方向ステアリングベクトルとから方向拘束条件の下で出力電力を最小化するための複素ウェイトを計算するロバスト複素ウェイト計算手段10を備えている。また、各受信器2の出力に前記複素ウェイトを乗ずる複素乗算器4、複素乗算の結果の総和を求める総和計算器5を含んでいる。
その他の回路の動作及び作用は実施の形態1の図1と同様である。
ロバストCaponビームフォーマとして公知の手法には、
1)共分散行列に対角加重を付加してステアリングベクトルの感度を下げる方法(例えば、非特許文献3参照)、
2)はじめに予測したステアリングベクトルとのノルム差を制約したベクトルのうち、出力が最大となるようなステアリングベクトルに置き換える方法(例えば、非特許文献4参照)がある。
この他にも、ウェイトベクトルのノルムを制約する方法、共分散行列を部分空間に展開して最適ウェイトを求める方法、置き換えるステアリングベクトルをミニマックス法を用いて求める方法などがあるが、いずれも信号ステアリングベクトルに対する感度を下げて素子位置誤差や信号方向推定誤差に対する出力SINRの減少を防止するという点で同様である。
図3(a)の素子アンテナ配列で、実施の形態2の対角加重とノルム差制約を組み合わせたロバストCaponビームフォーマ9を適用した場合のアンテナパターンの計算例を図5に示す。Caponビームフォーマ3を用いた場合のビーム100に比べて、グレーティングローブがやや高いが、ビーム101の幅が大きく拡大している。即ち、実施の形態2の分散開口アンテナ装置によれば、実施の形態1の分散開口アンテナ装置と同様の効果を有するとともに、そのビーム幅を任意に制御することができ、例えばレーダでの空間捜索効率の低下等に影響するビーム幅の減少を防ぐことができる。
本発明の実施の形態3の分散開口アンテナ装置について説明する。実施の形態1の図1のものも、実施の形態2の図4のものも、共分散行列の計算6を行うのに受信機2の出力を用いていたのに対して、実施の形態3の分散開口アンテナ装置は仮想干渉方向のステアリングベクトルを用いる。図6は、実施の形態2の図4のものに本実施の形態を適用した場合の構成を示す系統図である。仮想の干渉方向のステアリングベクトルを計算する仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機11が設けてある。第2の共分散行列計算機61はビーム方向ステアリングベクトルと仮想干渉方向ステアリングベクトルとから共分散行列を求めるものである。なお、図中のその他の符号は図4と同様である。
なお、図6では、本発明の実施の形態2の図4に示した分散開口アンテナ装置に対して仮想干渉方向ステアリングベクトル計算11を付加した例を示しているが、実施の形態1の図1のものに対して仮想干渉方向ステアリングベクトル計算11を付加し、図7のようにしても同様の効果があることは言うまでもない。
次に、本発明の実施の形態4の分散開口アンテナ装置について説明する。この実施の形態では、本実施の形態を分散配置した小型アレーアンテナの合成に適用した場合を例として説明する。即ち、実施の形態1〜実施の形態3の素子アンテナ1を分散配置する代りに、指向性を有する受信サブアレーを分散配置し、これらの受信信号を合成することで素子アンテナ1を用いた場合よりも更に狭いビーム幅で、高利得のビームを合成するものである。図8に実施の形態4の分散開口アンテナ装置の系統図を示す。図中、直線上または平面上または立体的に半波長以上の不規則な間隔で、複数個の受信サブアレー12をその指向方向をそろえて分散配置する。各受信サブアレーのゲインは同一である。各受信サブアレー12にはその受信ビームを形成し、その受信信号をディジタル信号で出力するサブアレー受信機13を接続する。サブアレー受信機13には、受信サブアレー12のビーム指向方向を制御するビーム制御器14と、受信サブアレーの受信信号から受信ビームを形成し受信ディジタル信号を出力するサブビームフォーマ15とを含む。各サブアレー受信機13の出力は、実施の形態2及び実施の形態3で示したものと同様のロバストCaponビームフォーマ9に接続されている。
各サブアレー受信機13の出力は、実施の形態2または実施の形態3と同様のロバストCaponビームフォーマ9で合成され、実施の形態2または実施の形態3の場合よりも更に狭いビーム幅で高利得の受信ビームを合成する。このように構成し動作させることにより、全てを素子アンテナで構成するのに比べて、ビームフォーマの演算量が大幅に少なくて済むので、実施の形態1〜3と同様の効果を有する大規模な分散開口アンテナ装置を比較的簡単な器材構成で実現することができる。
なお、図8では、本発明の実施の形態2または実施の形態3の構成のものに対して素子アンテナ1を受信サブアレー12で置き換えた例を示しているが、実施の形態1の図1のものの素子アンテナ1を受信サブアレー12で置き換えて図9に示すようにしても同様の効果があることは言うまでもない。
次に、本発明の実施の形態5の分散開口アンテナ装置について説明する。本実施の形態5のものは、分散開口アンテナが特に大開口である場合に、素子アンテナ間または受信サブアレー間の距離が極めて大きく、その間の信号の時間差が大きくなるために、使用可能な周波数帯域に制限が生じるという課題、また、各素子アンテナ1又は各受信サブアレー12とロバストCaponビームフォーマ9との間の信号伝送遅延時間差が大きくなるので、ビーム形成誤差を補正する必要があるという課題の解決を図ったものである。即ち、実施の形態1〜4のものに対して、各素子アンテナ1間または各受信サブアレー12間の電波の到来時間差及び信号伝送時間差を補正するような複数の遅延回路及び遅延位相補正回路を設けて上記課題を解消しようとするものである。図10は、素子アンテナとして受信サブアレーを用いた場合の本発明の実施の形態5の分散開口アンテナ装置の系統図であり、図中で、上述の到来時間差及び信号伝送時間差を補正する遅延回路16、同様の目的の遅延位相補正回路17を備えている。なお、図中のその他の符号は図7と同様であるので詳細な説明を省略する。
これらを防ぐためには、各サブアレー受信機13の出力に対して式(12)で示す時間遅延Tnを与えて補正すれば良い。
4 複素乗算機、 5 総和計算機、 6 第1共分散行列計算機、
7 ビーム方向ステアリングベクトル計算機、 8 Caponウェイト計算機、
9 ロバストCaponビームフォーマ、
10 ロバストCaponウェイト計算機、
11 仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機、 12 受信サブアレー、
13 サブアレー受信機、 14 ビーム制御器、 15サブビームフォーマ、
16 遅延回路、 17 遅延位相補正回路 61 第2の共分散行列計算機。
Claims (12)
- 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性素子アンテナ、
前記複数の素子アンテナのそれぞれに接続され前記素子アンテナの受信信号を増幅しディジタル信号に変換する複数の受信機、
前記複数の受信機の出力から全受信機出力の共分散行列を計算する第1共分散行列計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを算出するステアリングベクトル計算機、
前記共分散行列と前記ビーム方向ステアリングベクトルとから方向拘束条件の下で出力電力を最小化する複素ウェイトを計算する複素ウェイト計算機、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性素子アンテナ、
前記複数の素子アンテナのそれぞれに接続され前記素子アンテナの受信信号を増幅しディジタル信号に変換する複数の受信機、
前記複数の受信機の出力から全受信機出力の共分散行列を計算する第1共分散行列計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機、
前記共分散行列とビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で、前記ビーム方向ステアリングベクトルに対する感度を下げつつ出力電力を最小化するロバスト複素ウェイトを計算するロバスト複素ウェイト計算手段、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記ロバスト複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性素子アンテナ、
前記複数の素子アンテナのそれぞれに接続され前記素子アンテナの受信信号を増幅しディジタル信号に変換する複数の受信機、
仮想の干渉方向のステアリングベクトルを計算する仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機 、
前記仮想方向ステアリングベクトルと前記ビーム方向ステアリングベクトルの共分散行列を計算する第2の共分散行列計算機、
前記共分散行列と前記ビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で出力電力を最小化する複素ウェイトを計算する複素ウェイト計算手段、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性素子アンテナ、
前記複数の素子アンテナのそれぞれに接続され前記素子アンテナの受信信号を増幅しディジタル信号に変換する複数の受信機、
仮想の干渉方向のステアリングベクトルを計算する仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機、
前記仮想方向ステアリングベクトルと前記ビーム方向ステアリングベクトルの共分散行列を計算する第2の共分散行列計算機、
前記共分散行列と前記ビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で前記ビーム方向ステアリングベクトルに対する感度を下げつつ出力電力を最小化するロバスト複素ウェイトを計算するロバスト複素ウェイト計算手段、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記ロバスト複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性受信サブアレー、
前記複数の受信サブアレービーム方向を制御するビーム制御器とサブビームフォーマとを有し、前記複数の受信サブアレーの受信信号をそれぞれディジタル信号に変換する複数のサブアレー受信機、
前記複数のサブアレー受信機の出力から全サブアレー受信機出力の共分散行列を計算する第1共分散行列計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機、
前記共分散行列とビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で出力電力を最小化する複素ウェイトを計算する複素ウェイト計算手段、
前記複数のサブアレー受信機の出力信号のそれぞれに前記複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性受信サブアレー、
前記複数の受信サブアレーのビーム方向を制御するビーム制御器とサブビームフォーマとを有し、前記複数の受信サブアレーの受信信号をそれぞれディジタル信号に変換する複数のサブアレー受信機、
前記複数のサブアレー受信機の出力から全サブアレー受信機出力の共分散行列を計算する第1共分散行列計算機、
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前記共分散行列とビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で、前記ビーム方向ステアリングベクトルに対する感度を下げつつ出力電力を最小化するロバスト複素ウェイトを計算するロバスト複素ウェイト計算手段、
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前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性受信サブアレー、
前記複数の受信サブアレーのビーム方向を制御するビーム制御器とサブビームフォーマとを有し、前記複数の受信サブアレーの受信信号をそれぞれディジタル信号に変換する複数のサブアレー受信機、
仮想の干渉方向のステアリングベクトルを計算する仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機、
前記仮想方向ステアリングベクトルと前記ビーム方向ステアリングベクトルの共分散行列を計算する第2の共分散行列計算機、
前記共分散行列と前記ビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で出力電力を最小化する複素ウェイトを計算する複素ウェイト計算手段、
前記複数のサブアレー受信機の出力信号のそれぞれに前記複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 空間内に同一方向にビームを向けて、互いの間隔が1/2波長以上で、全て異なる間隔となるように配列した複数の指向性受信サブアレー、
前記複数の受信サブアレーのビーム方向を制御するビーム制御器とサブビームフォーマとを有し、前記複数の受信サブアレーの受信信号をそれぞれディジタル信号に変換する複数のサブアレー受信機、
仮想の干渉方向のステアリングベクトルを計算する仮想干渉方向ステアリングベクトル計算機、
任意のビーム方向のステアリングベクトルを計算するステアリングベクトル計算機、
前記仮想方向ステアリングベクトルと前記ビーム方向ステアリングベクトルの共分散行列を計算する第2の共分散行列計算機、
前記共分散行列とビーム方向ステアリングベクトルから方向拘束条件の下で、前記ビーム方向ステアリングベクトルに対する感度を下げつつ出力電力を最小化するロバスト複素ウェイトを計算するロバスト複素ウェイト計算手段、
前記複数の受信機の出力信号のそれぞれに前記ロバスト複素ウェイトを乗ずる複数の複素乗算器、
前記複素乗算器の出力信号の総和を計算して前記任意のビーム方向の受信信号出力を得る総和計算手段を備えたことを特徴とする分散開口アンテナ装置。 - 各受信機の後段に遅延回路及び遅延位相回路を設け、これにより各素子アンテナ間の到来時間差及び信号伝送遅延時間差を補正したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の分散開口アンテナ装置。
- 各サブアレー受信機の後段に遅延回路及び遅延位相回路を設け、これにより各受信サブアレー間の到来時間差及び信号伝送遅延時間差を補正したことを特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載の分散開口アンテナ装置。
- 前記複数の素子アンテナの互いの間隔は、1/2波長以上、1000波長以下であることを特徴とする請求項1、2、3、4,9のいずれか一項に記載の分散開口アンテナ装置。
- 前記複数の受信サブアレーの互いの間隔は、1/2波長以上、1000波長以下であることを特徴とする請求項5、6、7、8、10のいずれか一項に記載の分散開口アンテナ装置。
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