[go: up one dir, main page]

JP4072148B2 - 演算増幅器 - Google Patents

演算増幅器 Download PDF

Info

Publication number
JP4072148B2
JP4072148B2 JP2004285052A JP2004285052A JP4072148B2 JP 4072148 B2 JP4072148 B2 JP 4072148B2 JP 2004285052 A JP2004285052 A JP 2004285052A JP 2004285052 A JP2004285052 A JP 2004285052A JP 4072148 B2 JP4072148 B2 JP 4072148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
unit
supply voltage
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004285052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005045835A (ja
Inventor
浩二 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2004285052A priority Critical patent/JP4072148B2/ja
Publication of JP2005045835A publication Critical patent/JP2005045835A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072148B2 publication Critical patent/JP4072148B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

本発明は、演算増幅器、特にMOSトランジスタ(以下、単に「MOS」という)で構成され、かつ低電圧で比較的大きな出力電流を得ることができる演算増幅器に関するものである。
図2は、従来の演算増幅器の一例を示す構成図である。この演算増幅器は、反転入力端子1及び非反転入力端子2に入力された2つの入力信号の差の電圧を増幅する差動入力部10、差動入力部10の出力信号を増幅する増幅部20Z、増幅部20Zで増幅された信号を低出力インピーダンスで出力端子3に出力する出力部30Z、及び各部に必要なバイアス電圧を生成するバイアス生成部40で構成されている。
差動入力部10は、PチャネルMOS(以下、「PMOS」という)11を有しており、このPMOS11のソースが電源電圧VDDに接続されている。PMOS11のゲートには、バイアス生成部40からバイアス電圧VB1が与えられている。PMOS11のドレインには、PMOS12,13のソースが接続されており、これらのPMOS12,13のゲートが、反転入力端子1及び非反転入力端子2に、それぞれ接続されている。PMOS12のドレインは、NチャネルMOS(以下、「NMOS」という)14のドレインとゲート、及びNMOS15のゲートに接続されている。NMOS14,15のソースは、接地電圧GNDに接続されている。PMOS13及びNMOS15のドレインは、ノードN1に接続され、このノードN1に差動入力部10の信号V1が出力されるようになっている。
増幅部20Zは、PMOS26を有しており、このPMOS26のソースが電源電圧VDDに接続されている。PMOS26のゲートには、バイアス生成部40からバイアス電圧VB1が与えられている。PMOS26のドレインは、ノードN2に接続され、このノードN2にNMOS27及びPMOS28のソースが接続されている。NMOS27及びPMOS28のゲートには、バイアス生成部40から、それぞれバイアス電圧VB2,VB3が与えられている。NMOS27及びPMOS28のドレインはノードN3に接続され、このノードN3にNMOS29のドレインが接続されている。NMOS29のゲートはノードN1に接続され、ソースは接地電圧GNDに接続されている。出力部30Zは、PMOS38とNMOS39で構成され、このPMOS38のソース、ゲート、及びドレインは、それぞれ電源電圧VDD、ノードN2、及び出力端子3に接続されている。NMOS39のドレイン、ゲート、及びソースは、それぞれ出力端子3、ノードN3、及び接地電圧GNDに接続されている。
このような演算増幅器では、反転入力端子1に印加された入力信号VI1と、非反転入力端子2に印加された入力信号VI2との差の電圧が、差動入力部10で増幅され、信号V1としてのノードN1に出力される。信号V1は、増幅部20Zによって増幅され、ノードN3から出力部30ZのNMOS39のゲートに与えられる。また、増幅部20ZのノードN2から、出力部30ZのPMOS38のゲートに対して、出力部30Zに所定の出力電流を流すための信号が与えられる。これにより、入力信号VI1,1VI2の差の電圧が増幅され、出力端子3から出力電圧VOが出力される。
なお、従来の演算増幅器を開示した特許文献としては以下のような文献がある。
特開昭62−68308号公報 特開平9−214261号公報 特開平7−106968号公報 特開平10−178322号公報
しかしながら、従来のMOSで構成された演算増幅器では、次のような課題があった。図3は、MOSの特性の一例を示す図である。この図3では、電源電圧VDDを2Vとした場合の、出力部30ZのNMOS39のゲート・ソース間電圧Vgsとドレイン電流Idの関係を、MOSのゲート幅Wをパラメータとして示している。なお、ゲート長Lは1μmである。図3に示すように、ゲート・ソース間電圧Vgsが一定であれば、大きなドレイン電流Idを得るためには、ゲート幅Wを広くする必要がある。また、ゲート・ソース間電圧Vgsが大きいほど、所定のドレイン電流Idを得るために必要はゲート幅Wは、狭くなるということがわかる。
図2の構成の演算増幅器において、例えば3V等の低い電源電圧VDDで動作させて、大きな出力電流(例えば、200mA)を得るためには、出力部30ZのPMOS38,NMOS39のゲート幅Wを、それぞれ3mm程度にする必要がある。このため、出力部30ZのMOSのサイズが極端に大きくなり、集積回路としてのパターン面積が大きくなるという課題があった。本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、電源電圧VDDが低くても、比較的小さなパターン面積で大きな出力電流を得ることができる演算増幅器を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明は、2つの入力信号の差の電圧に対応した第1の信号を生成する差動入力部と、前記第1の信号を電圧増幅して相補的な第2及び第3の信号を生成する増幅部と、第1の電源電圧と出力ノードとの間に接続されて前記第2の信号で導通状態が制御される第1のMOSと、第2の電源電圧と前記出力ノードとの間に接続されて前記第3の信号で導通状態が制御される第2のMOSとを備えた演算増幅器において、前記第1及び第2の電源電圧を昇圧して該第1及び第2の電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成する昇圧部を設けると共に、前記増幅部を前記昇圧電圧で駆動することにより、前記第2または第3の信号の最大レベルの絶対値が前記第1または第2の電源電圧の絶対値よりも大きくなるように構成している。
本発明によれば、以上のように演算増幅器を構成したので、次のような作用が行われる。昇圧部において、第1及び第2の電源電圧よりも高い昇圧電圧が生成されて増幅部に供給される。この昇圧電圧で駆動される増幅部において、差動入力部から与えられた第1の信号が電圧増幅され、その最大レベルの絶対値が、第1または第2の電源電圧の絶対値よりも大きくなるような、相補的な第2及び第3の信号が生成される。第2の信号は第1のMOSに与えられ、その導通状態が制御される。また、第3の信号は第2のMOSに与えられ、その導通状態が制御される。そして、2つの入力信号の差の電圧に対応した出力電流が出力ノードから出力される。
本発明によれば、電源電圧で駆動される第1及び第2のMOSを、第2及び第3の信号でそれぞれ制御するようにしているので、電源電圧が低くても、MOSのゲート幅を広くすることなく、大きな電流を流すことができるという効果がある。
第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態を示す演算増幅器の構成図である。この演算増幅器は、反転入力端子1及び非反転入力端子2に入力された2つの入力信号の差の電圧を増幅する差動入力部10、差動入力部10の出力信号を増幅する増幅部20、増幅部20で増幅された信号を低出力インピーダンスで出力端子3に出力する出力部30、各部に必要なバイアス電圧を生成するバイアス生成部40、及び電源電圧VDDを昇圧してこの電源電圧VDDの2〜4倍の昇圧電圧VCPを生成する昇圧部50で構成されている。差動入力部10は、PMOS11を有しており、このPMOS11のソースが電源電圧VDDに接続されている。PMOS11のゲートには、バイアス生成部40からバイアス電圧VB1が与えられている。PMOS11のドレインには、PMOS12,13のソースが接続されており、これらのPMOS12,13のゲートが、それぞれ反転入力端子1及び非反転入力端子2に接続されている。PMOS12のドレインは、NMOS14のドレインとゲート、及びNMOS15のゲートに接続されている。NMOS14,15のソースは、接地電圧GNDに接続されている。PMOS13及びNMOS15のドレインは、ノードN1に接続され、このノードN1に差動入力部10の信号V1が出力されるようになっている。
増幅部20は、PMOS21とNMOS22を有している。PMOS21のソースには昇圧部50から昇圧電圧VCPが、ゲートにはバイアス生成部40からバイアス電圧VB2が、それぞれ与えられている。PMOS21のドレインはノードN2に接続され、このノードN2にNMOS22のドレインが接続されている。NMOS22のソースは接地電圧GNDに接続され、ゲートには、差動入力部10の信号V1が与えられている。出力部30は、NMOS31,32を有している。NMOS31のソースは電源電圧VDDに、ゲートはノードN2に、及びドレインは出力端子3に、ぞれぞれ接続されている。NMOS32のドレインは出力端子3に、ゲートはノードN1に、及びソースは接地電圧GNDに、それぞれ接続されている。
図4は、図1中の昇圧部50の一例を示す回路図である。この昇圧部50は、ダイオード接続されて縦続に接続されたNMOS51a,51b,・・・,51eを有しており、先頭のNMOS51aのソースが電源電圧VDD、最後のNMOS51eのドレインがノードN5に、それぞれ接続されている。NMOS51a,51bの接続点と、NMOS51c,51dの接続点には、それぞれキャパシタ52a,52cを介してクロック信号CLK1が与えられている。また、NMOS51b,51cの接続点と、NMOS51d,51eの接続点には、それぞれキャパシタ52b,52dを介してクロック信号CLK2が与えられるようになっている。クロック信号CLK1,CLK2は、例えば周波数20MHzで、位相が180゜異なる信号である。ノードN5と接地電圧GNDの間には、ダイオード接続されたNMOS53a,53b,・・・,53gが直列に接続されると共に、キャパシタ54が接続されている。
このような昇圧部50では、クロック信号CLK1,CLK2が与えられと、ダイオード接続されたNMOS51a〜51eと、キャパシタ52a〜52dで構成される倍電圧整流回路によって、電源電圧VDDの数倍の直流電圧が生成されてノードN5に接続されたキャパシタ54に蓄積される。一方、ダイオード接続されたNMOS53a〜53gは、ノードN5の電圧を所定の電圧にクランプするためのものであり、これによってノードN5から所定の昇圧電圧VCPが出力されるようになっている。なお、増幅部20に必要な電流は極めて小さいので、NMOS51a〜51eの概略のゲート幅Wは10μm、ゲート長は1μmであり、NMOS53a〜53gの概略のゲート幅Wは50μm、ゲート長は1μmである。また、キャパシタ52a〜52dの容量は約0.2pFである。
図5は、図1の演算増幅器の動作波形図である。以下、この図5を参照しつつ、図1の動作を説明する。この演算増幅器の反転入力端子1及び非反転入力端子2に、それぞれ電源電圧VDDの1/2を中心とする入力信号VI1,VI2が入力される。また、出力端子3と電源電圧VDD/2との間には、負荷が接続される。入力信号VI1,VI2の入力差電圧Vin(=VI1−VI2)は、差動入力部10で増幅され、ノードN1に信号V1が出力される。
図5の期間T1に示すように、入力差電圧Vinが正のとき、信号V1は電源電圧VDD/2以下となるので、増幅部20のNMOS22及び出力部30のNMOS32のオン抵抗が増加する。NMOS22のオン抵抗が増加することにより、PMOS21を介してノードN2に出力される信号V2の電圧は上昇する。信号V2は出力部30のNMOS31のゲートに与えられるので、このNMOS31のオン抵抗は減少し、出力端子3の出力電圧VOは、入力差電圧Vinに応じて上昇する。PMOS21のソースには、電源電圧VDDの2倍以上の電源電圧VCPが与えられているので、入力差電圧Vinの上昇により、信号V2はこの電源電圧VDD以上に上昇する。このため、NMOS31のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、図3で示した特性により、このNMOS31は大きなドレイン電流を流すことが可能になる。NMOS31に流れるドレイン電流は、出力端子3を通して負荷に供給される。
一方、図5の期間T2に示すように、入力差電圧Vinが負のとき、信号V1は電源電圧VDD/2以上になるので、増幅部20のNMOS22及び出力部30のNMOS32のオン抵抗は減少する。NMOS22のオン抵抗が減少することにより、PMOS21を介してノードN2に出力される信号V2は低下する。信号V2は出力部30のNMOS31のゲートに与えられるので、このNMOS31のオン抵抗は増加し、出力端子3の出力電圧VOは、入力差電圧Vinに応じて、電源電圧VDD/2以下に低下する。これにより、出力端子3を通して負荷側からNMOS32に電流が流れ込む。
以上のように、この第1の実施形態の演算増幅器は、電源電圧VDDを昇圧する昇圧部50を有し、その昇圧電圧VCPまでNMOS31のゲート電圧を上昇させるように増幅部20を構成している。これにより、ゲート幅Wの狭いNMOS31でも、大きな出力電流を供給することができる。
ここで、この演算増幅器と図2の演算増幅器のパターンにおけるゲート幅Wを比較する。図2の演算増幅器では、200mAの出力電流を得るためには、出力部30ZのPMOS38,NMOS39のゲート幅Wを、それぞれ3mm程度にする必要がある。従って、出力部30Zのゲート幅Wの合計は6mmとなる。
一方、図1の演算増幅器では、同じ出力電流を得るための出力部30のNMOS31,32のゲート幅Wは、図3から明らかなように、それぞれ1mm程度である。但し、図1の演算増幅器には昇圧部50が追加されているが、前述したように、この昇圧部50の容量は極めて小さいので、そのゲート幅Wの合計は1mm程度である。従って、この演算増幅器の出力部30と昇圧部50のゲート幅Wの合計は3mmとなる。このように、第1の実施形態の演算増幅器は、低い電源電圧VDDでも、比較的小さなパターン面積で大きな出力電流を得ることができるという利点がある。
第2の実施形態
図6は、本発明の第2の実施形態を示す演算増幅器の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この演算増幅器は、差動入力部10の前段に、入力信号VI1,VI2を所定の電圧だけシフトアップするためのシフト部60を設けたものである。シフト部60は、入力信号VI1をシフトアップするPMOS61及びNMOS62,63の直列回路を有しており、このPMOS61のソースが昇圧電圧VCPに、NMOS63のソースが接地電圧GNDに、それぞれ接続されている。PMOS61のゲートにはバイアス電圧VBが与えられ、NMOS63のゲートは反転入力端子1に接続されている。NMOS62のゲートは、PMOS61及びこのNMOS62のドレインに接続されると共に、差動入力部10のPMOS12のゲートに接続されている。
このシフト部60は、同様に、入力信号VI2をシフトアップするPMOS64及びNMOS65,66の直列回路を有しており、このPMOS64のソースが昇圧電圧VCPに、NMOS66のソースが接地電圧GNDに、それぞれ接続されている。PMOS64のゲートにはバイアス電圧VBが与えられ、NMOS66のゲートは非反転入力端子2に接続されている。NMOS65のゲートは、PMOS64及びこのNMOS65のドレインに接続されると共に、差動入力部10のPMOS13のゲートに接続されている。差動入力部10のPMOS11のソースは、電源電圧VDDに代えて昇圧電圧VCPに接続されている。その他の構成は、図1と同様である。
図7は、図6の演算増幅器の動作波形図である。以下、この図7を参照しつつ、図6の動作を説明する。この演算増幅器の反転入力端子1及び非反転入力端子2に、それぞれ電源電圧VDDの1/2を中心とする入力信号VI1,VI2が入力される。また、出力端子3と電源電圧VDD/2との間には、負荷が接続される。入力信号VI1,VI2は、ともにシフト部60において所定の電圧だけシフトアップされたあと、差動入力部10に与えられて増幅される。差動入力部10の電源には、昇圧電圧VCPが与えられているので、ノードN1の信号V1のレベルは、相対的にシフトアップされた電圧となる。
図7の期間T1に示すように、入力差電圧Vinが正のとき、信号V1は電源電圧VDD/2以下となるので、増幅部20のNMOS22及び出力部30のNMOS32のオン抵抗が増加する。NMOS22のオン抵抗が増加することにより、PMOS21を介してノードN2に出力される信号V2の電圧は上昇する。信号V2は出力部30のNMOS31のゲートに与えられるので、このNMOS31のオン抵抗は減少し、出力端子3の出力電圧VOは、入力差電圧Vinに応じて上昇する。PMOS21のソースには、電源電圧VDDの2倍以上の電源電圧VCPが与えられているので、入力差電圧Vinの上昇により、信号V2はこの電源電圧VDD以上に上昇する。このため、NMOS31のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、図3で示した特性により、このNMOS31は大きな電流を流すことが可能になる。NMOS31に流れる電流は、出力端子3を通して負荷に供給される。
一方、図5の期間T2に示すように、入力差電圧Vinが負のとき、信号V1は電源電圧VDD/2になるので、増幅部20のNMOS22及び出力部30のNMOS32のオン抵抗は減少する。NMOS22のオン抵抗が減少することにより、PMOS21を介してノードN2に出力される信号V2の電圧は低下する。信号V2は出力部30のNMOS31のゲートに与えられるので、このNMOS31のオン抵抗は増加し、出力端子3の出力電圧VOは、入力差電圧Vinに応じて、電源電圧VDD/2以下に低下する。これにより、出力端子3を通して負荷側からNMOS32に電流が流れ込む。このとき、ノードN1の信号V1は、シフトアップされているので、NMOS32のゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、図3で示した特性により、このNMOS32は大きなドレイン電流を流すことが可能になる。
以上のように、この第2の実施形態の演算増幅器は、電源電圧VDDを昇圧する昇圧部50を有し、その昇圧電圧VCPまで出力部30のNMOS31,32のゲート電圧を上昇させるようにシフト部60、差動入力部10、及び増幅部20を構成している。これにより、ゲート幅Wの狭いNMOS31,32でも、大きな出力電流を得ることができるという利点がある。
第3の実施形態
図8は、本発明の第3の実施形態を示す演算増幅器の構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この演算増幅器は、図2中の差動入力部10に代えて、構成の異なる差動入力部70を備えている。差動増幅部70は、NMOS71を有しており、このNMOS71のソースが接地電圧GNDに接続され、ゲートにはバイアス電圧VB1が与えられている。NMOS71のドレインにはNMOS72a,72bのソースが接続され、これらのNMOS72a,72bのゲートが反転入力端子1及び非反転入力端子2に、それぞれ接続されている。NMOS72a,72bのドレインは、それぞれPMOS73a,73bを介して昇圧電圧VCPに接続されている。これらのPMOS73a,73bには、電流ミラー回路を構成するPMOS74a,74bが、それぞれ接続されている。
PMOS74bのドレインは、ノードN1に接続され、このノードN1には、NMOS75のゲートが接続されている。NMOS75のソースは、昇圧電圧VCPに接続され、ドレインはPMOS76のゲートに接続されると共に、NMOS77を介して接地電圧GNDに接続されている。PMOS76のソースはPMOS74aのドレインに接続され、ドレインはNMOS78のドレイン及びゲートと、NMOS79のゲートに接続されている。NMOS78のソースは接地電圧GNDに接続されている。また、NMOS79のドレインはノードN1に、ソースは接地電圧GNDに、それぞれ接続されている。その他の構成は、図2と同様である。
この演算増幅器の動作は、基本的に図6の演算増幅器の動作と同じである。この演算増幅器では、入力信号VI1,VI2が与えられる差動入力部70のNMOS72a,72bの電流が、それぞれPMOS73a,74a、及びPMOS73b,74bの電流ミラー回路で折り返される。これによって、NMOS72a,72bのドレイン電圧が等しくなる。更に、NMOS75及びPMOS76により、PMOS74a,74bのドレイン電圧が等しくなるようにバイアスされる。PMOS74bのドレイン、即ちノードN1の信号V1は、増幅部20及び出力部30に与えられる。これらの増幅部20及び出力部30の動作は、図6の演算増幅器における動作と同様である。
以上のように、この第3の実施形態の演算増幅器は、差動増幅部70のNMOS72a,72bのドレイン電圧を等しくするように構成しているので、オフセット電圧が小さくなり、誤差を少なくすることができるという利点がある。更に、NMOS72a,72bの電流を、それぞれPMOS73a,74a、及びPMOS73b,74bの電流ミラー回路で折り返すようにしているので、ノードN1の信号V1の変動範囲を、接地電圧GND〜昇圧電圧VCPの範囲に拡大することができる。これにより、ゲート幅Wの狭いNMOS31,32でも、より大きな出力電流を得ることができるという利点がある。
第4の実施形態
図9は、本発明の第4の実施形態を示す演算増幅器の構成図であり、図8中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。この演算増幅器は、図8中の差動入力部70に代えて、構成の異なる差動入力部80を備えている。差動増幅部80は、PMOS81を有しており、このPMOS81のソースが昇圧電圧VCPに接続され、ゲートにはバイアス電圧VBが与えられている。PMOS81のドレインにはPMOS82a,82bのソースが接続され、これらのPMOS82a,82bのゲートが反転入力端子1及び非反転入力端子2に、それぞれ接続されている。PMOS82a,82bのドレインは、それぞれNMO83a,83bを介して接地電圧GNDに接続されている。これらのNMOS83a,83bには、電流ミラー回路を構成するNMOS84a,84bが、それぞれ接続されている。
NMOS84bのドレインは、ノードN1に接続され、このノードN1には、PMOS85のゲートが接続されている。PMOS85のソースは、接地電圧GNDに接続され、ドレインはNMOS86のゲートに接続されると共に、PMOS87を介して昇圧電圧VCPに接続されている。NMOS86のソースはNMOS84aのドレインに接続され、ドレインはPMOS88のドレイン及びゲートと、PMOS89のゲートに接続されている。PMOS88のソースは昇圧電圧VCPに接続されている。また、PMOS89のドレインはノードN1に、ソースは昇圧電圧VCPに、それぞれ接続されている。その他の構成は、図8と同様である。
この演算増幅器の動作は、基本的に図8の演算増幅器の動作と同じである。この演算増幅器では、入力信号VI1,VI2が与えられる差動入力部80のPMOS82a,82bの電流が、それぞれNMOS83a,84a、及びNMOS83b,84bの電流ミラー回路で折り返される。これによって、PMOS82a,82bのドレイン電圧が等しくなる。更に、PMOS85及びNMOS86により、NMOS84a,84bのドレイン電圧が等しくなるようにバイアスされる。NMOS84bのドレイン、即ちノードN1の信号V1は、増幅部20及び出力部30に与えられる。これらの増幅部20及び出力部30の動作は、図8の演算増幅器における動作と同様である。
以上のように、この第4の実施形態の演算増幅器は、差動増幅部80のPMOS82a,82bのドレイン電圧を等しくするように構成しているので、オフセット電圧が小さくなり、誤差を少なくすることができるという利点がある。更に、PMOS82a,82bの電流を、それぞれNMOS83a,84a、及びNMOS83b,84bの電流ミラー回路で折り返すようにしているので、ノードN1の信号V1の変動範囲を、接地電圧GND〜昇圧電圧VCPの範囲に拡大することができる。これにより、ゲート幅Wの狭いNMOS31,32でも、より大きな出力電流を得ることができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 1つの電源電圧VDDで駆動する単一電源型のものを示したが、接地電圧GNDに対して、正と負の2つの電源電圧を用いる2電源型に対しても同様に適用できる。その場合、昇圧部は、正と負の昇圧電圧を生成する必要がある。
(b) 昇圧部50の構成は、図4の回路に限定されない。電源電圧VDDを昇圧して、この電源電圧VDDの数倍の昇圧電圧VCPを生成するものであれば、どのような回路構成でも良い。
(c) 差動入力部10等や増幅部20の構成は、例示したものに限定されず、従来から用いられている各種の回路構成を適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示す演算増幅器の構成図である。 従来の演算増幅器の一例を示す構成図である。 MOSの特性の一例を示す図である。 図1中の昇圧部50の一例を示す回路図である。 図1の演算増幅器の動作波形図である。 本発明の第2の実施形態を示す演算増幅器の構成図である。 図6の演算増幅器の動作波形図である。 本発明の第3の実施形態を示す演算増幅器の構成図である。 本発明の第4の実施形態を示す演算増幅器の構成図である。
符号の説明
10,70,80 差動入力部
20 増幅部
30 出力部
31,32 NMOS
40 バイアス部
50 昇圧部
60 シフト部

Claims (5)

  1. 第1の電源電圧および第2の電源電圧が与えられ、前記第1の電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成する昇圧部と、
    2つの入力信号の電位レベルをそれぞれシフトアップさせる電圧シフト部と、
    前記シフトアップされた2つの入力信号の電位差に対応した第1の信号を生成する差動入力部と、
    前記昇圧部に接続され、前記昇圧部の生成する前記昇圧電圧を電源として利用し、前記第1の信号の電圧を反転増幅して第2の信号を生成する増幅部と、
    前記第1の電源電圧と出力ノードとの間に接続され、前記第2の信号により導通状態の制御を受ける第1導電型のMOSトランジスタと、前記第2電源電圧と前記出力ノードとの間に接続され、前記第1の信号により導通状態の制御を受ける第1導電型の第2のMOSトランジスタにより構成される出力部とを含み、
    前記第2の信号の最大電圧レベルは、前記第1の電源電圧よりも大きいことを特徴とする演算増幅器。
  2. 第1の電源電圧および第2の電源電圧が与えられ、前記第1の電源電圧よりも高い昇圧電圧を生成する昇圧部と、
    2つの入力信号の電圧に応じた電流を生成する電圧−電流変換部と、前記生成された電流を折り返して出力する電流ミラー回路とを有し、該電流ミラー回路から出力される電流によって前記2つの入力信号の電位差に対応した第1の信号を生成する差動入力部と、
    前記昇圧部に接続され、前記昇圧部の生成する前記昇圧電圧を電源として利用し、前記第1の信号の電圧を反転増幅して第2の信号を生成する増幅部と、
    前記第1の電源電圧と出力ノードとの間に接続され、前記第2の信号により導通状態の制御を受ける第1導電型のMOSトランジスタと、前記第2電源電圧と前記出力ノードとの間に接続され、前記第1の信号により導通状態の制御を受ける第1導電型の第2のMOSトランジスタにより構成される出力部とを含み、
    前記第2の信号の最大電圧レベルは、前記第1の電源電圧よりも大きいことを特徴とする演算増幅器。
  3. 前記差動入力部は前記昇圧部に接続され、前記昇圧部の生成する前記昇圧電圧を電源として利用する請求項1または2記載の演算増幅器。
  4. 前記電圧シフト部は前記昇圧部に接続され、前記昇圧部の生成する前記昇圧電圧を電源として利用する請求項1記載の演算増幅器。
  5. 前記第1導電型はN型であり、前記第1の電源電圧は回路駆動用の電源電圧であり、前記第2の電源電圧は接地電圧である請求項1または2記載の演算増幅器。
JP2004285052A 2004-09-29 2004-09-29 演算増幅器 Expired - Fee Related JP4072148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285052A JP4072148B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 演算増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285052A JP4072148B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 演算増幅器

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22597799A Division JP3626043B2 (ja) 1999-08-10 1999-08-10 演算増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005045835A JP2005045835A (ja) 2005-02-17
JP4072148B2 true JP4072148B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=34270305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004285052A Expired - Fee Related JP4072148B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 演算増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072148B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061611A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 演算増幅器
JP2015005842A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 富士電機株式会社 差動増幅回路
JP5974998B2 (ja) * 2013-08-29 2016-08-23 株式会社デンソー 演算増幅器
WO2016031120A1 (ja) * 2014-08-27 2016-03-03 富士電機株式会社 演算増幅器及びこれを使用したチャージアンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005045835A (ja) 2005-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4557577B2 (ja) チャージポンプ回路
US8575986B2 (en) Level shift circuit and switching regulator using the same
JP4947703B2 (ja) チャージポンプ回路
JP3626043B2 (ja) 演算増幅器
US7852142B2 (en) Reference voltage generating circuit for use of integrated circuit
JP4237696B2 (ja) レギュレータ回路
CN108377090B (zh) 开关电容电路及其操作方法、电流感测电路和集成电路
JP2011150526A (ja) 基準電圧発生回路及びそれを用いた集積回路
JPH1153039A (ja) 定電圧発生回路
US20230208369A1 (en) Slew boost circuit for an operational amplifier
JP2020028172A (ja) 電源供給回路
JP3827654B2 (ja) 演算増幅器
JP4072148B2 (ja) 演算増幅器
JP4920219B2 (ja) 演算増幅器
JP2007233657A (ja) 増幅器とそれを用いた降圧レギュレータ及び演算増幅器
JP7366692B2 (ja) 電源回路
JP2007323114A (ja) レギュレータ回路
JP2008197723A (ja) 電圧発生回路
JP2008107971A (ja) 電源電圧発生回路および半導体集積回路装置
JP5141289B2 (ja) Cmos差動増幅回路および電源制御用半導体集積回路
JP4623286B2 (ja) デューティ調整回路
JP5128856B2 (ja) 定電圧電源回路
JP2015005842A (ja) 差動増幅回路
JP4053838B2 (ja) 水晶発振回路
KR100721204B1 (ko) 내부전압 드라이버회로

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041130

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060923

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4072148

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees