JP4066207B2 - 液体噴出容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール式および縦形ポンプ式等の霧、泡等液体の噴出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記液体噴出容器は広く一般に使用されており、例えばエアゾール式液体噴出容器は、容器としてのエアゾール缶頂壁を貫通させて通常ステムと称する縦筒を上方付勢状態に起立し、該縦筒上にノズル付き押下げヘッドを嵌着させ、該ヘッド押下げにより縦筒下端の吐出弁が開いてノズルから液体噴出し、又押下げヘッドを離すと縦筒が付勢により上昇することで吐出弁が閉じ、液体噴出を停止するよう設けられている。
【0003】
又縦形ポンプ式の場合は、容器体内へシリンダを垂下し、かつ該シリンダ内から上方付勢させて下端にピストンを装着させた縦筒を起立し、かつ該縦筒上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着させた作動部材を設けて、該作動部材の上下動で容器体内液体を吸込み弁を介してシリンダ内へ吸上げ、該シリンダ内液体を吐出弁を介し縦筒内を通って押下げヘッドのノズルから噴出するよう設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記液体噴出容器は、不用意に押下げヘッドを押下げても液体を噴出するから、不使用時にあっては押下げ不能に、つまり安全装置を設けることが望ましい。
本発明は、押下げヘッドを約90度回すだけでその安全装置を行うことが出来、又元に戻すだけでその安全装置を外すことが可能としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
容器体上面から上方付勢させて縦筒22を起立し、該縦筒上端にノズル付きの押下げヘッド51を嵌着させて、付勢に抗して押下げヘッド51を押下げることで、容器体内液体が縦筒22および押下げヘッド内を通ってノズル先端から噴出可能に設けた液体噴出容器において、
上記容器体上部外面へ装着筒32を嵌着すると共に、該装着筒32上端から内向きフランジ状の頂板内周部36を介して係合筒37を起立し、
該装着筒外面へ、上筒部33上端の内向きフランジ35に左右方向へ長いフランジ孔34を穿設した覆合筒部材31を嵌着させ、又上記フランジ孔34上方へ押下げヘッド51を位置させておき、
該ノズル付き押下げヘッド51は、上記縦筒22上部へ嵌着させた第1嵌合筒部52を頂壁53から垂下すると共に、該頂壁53から下外方へ拡開突出する外周壁54を垂下して、該外周壁の平面形状を、上記フランジ孔内への下降および上昇が可能な楕円形状とし、かつ上記外周壁54下端は内向きフランジ35よりも上方に位置すると共に、押下げヘッドが下限まで押下げられたときには、ノズル孔58先端が内向きフランジ35上方へ位置するよう設け、
上記第1嵌合筒52と外周壁54との間の頂壁部分から第2嵌合筒部55を垂下して、該第2嵌合筒部を上記係合筒37外面へ上下動自在に嵌合させ、
該係合筒37外面に凹部56を設けると共に、第2嵌合筒部 55 の内面に凹部56内を周方向へ摺動可能な突条 57 を設け、
上記覆合筒部材31に対して押下げヘッドを回動させることで、凹部 56 の一側面に突条 57 が係合したとき、押下げヘッド 51 がフランジ孔内へ下降可能に、かつ、凹部 56 の他側面に突条 57 が係合したとき、押下げヘッド外周壁の長手方向両端部の下面が内向きフランジ35上面へ載置可能に形成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下公知の蓄圧式縦形ポンプ式の液体噴霧容器を例示した図面について説明すると、1は胴部上端から肩部を介して口頸部2を起立する容器体である。
上記容器体内へはシリンダ11が、上端に付設した外向きフランジ12を口頸部上端面へパッキングを介して載置させることで垂下させてあり、そのシリンダ下端からは吸上げパイプ13を垂設している。
【0007】
上記シリンダ内からは、縦筒22上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着させた作動部材21を上方付勢させて起立している。尚23は蓄圧式ポンプ特有の大径シリンダでその上壁から起立する起立筒部24を押下げヘッドから垂下する第1嵌合筒部内面へ嵌着させている。ノズル付き押下げヘッドについては説明の便宜上後述する。
【0008】
31は上記容器体1上部へ装着筒32を嵌着させて起立する覆合筒部材で、装着筒32から上筒部33を起立し、該上筒部上端に、左右方向へ長く設けた楕円形状のフランジ孔34を有する内向きフランジ35を付設している。
【0009】
図示の覆合筒部材 31は、口頸部外面へ螺合させた装着筒32上端から内向きフランジ状に頂板内周部36を突出すると共にその内周部内縁から係合筒37を起立し、かつ装着筒上端から頂板外周部38を外向きフランジ状に外方へ突出し、該頂板外周部から外筒39を垂下し、かつその外筒を上方へ延長しておき、該外筒外面に上記内向きフランジ35を有するカバー筒40を嵌着させて、上記頂板外周部38と、外筒39と、カバー筒40とで上筒部33を形成している。
【0010】
ノズル付き押下げヘッド51は、既述縦筒22上端へ嵌着させた第1嵌合筒部52を頂壁53から垂下し、又その頂壁53から下外方へ拡開突出する外周壁54を垂下する。該押下げヘッドは、図2、図4が示すようにその平面形状を、既述フランジ孔34内への下降および上昇が可能な楕円形状とする。図示例では第1嵌合筒部52と外周壁54との間の頂壁部分から第2嵌合筒部55を垂下し、係合筒37外面へ上下動可能に嵌合させている。図示例では係合筒37外面に上方からみてほぼ90度の範囲で凹溝56を横設し、又第2嵌合筒部55の内面には上記凹溝内を周方向において摺動可能な突条57を縦設し、図3が示すようにフランジ孔34上方に押下げヘッド51がそのフランジ孔内への下降が可能に位置したとき、凹溝56一端に突条57が接し、又図4のようにフランジ孔34に対して押下げヘッド51が直交する位置まで移動したとき、凹溝56他端に突条57が接するよう設けている。
【0011】
押下げヘッド51の外周壁54下端は、内向きフランジ35上面よりも上方に位置するよう設け、又押下げヘッド51を下限まで押下げたときも、ノズル孔58先端は内向きフランジ35上方に位置するよう設ける。又覆合筒部材31に対して押下げヘッド51を回動させることで、押下げヘッド外周壁54の長手方向両端部下面が内向きフランジ35上面へ載置されるよう設ける。押下げヘッド長手方向の中間部上面には凹部を設けているが、該凹部はヘッド押下げ用の指当て用凹部である。
【0012】
上記構成において図1、図2、図3が示す状態では容器体および覆合筒等に対して押下げヘッド51を押下げ出来、該押下げ状態でノズル孔58から液体を噴出する。
【0013】
又押下げ解放により付勢されている縦筒22は上昇し、押下げヘッドは図示の位置へ復帰する。
【0014】
次に図4が示すように、容器体、覆合筒等に対して押下げヘッド51を回し、フランジ孔34長手方向に対して押下げヘッドの長手方向を直交させると、外周壁54長手方向の両端部下面が内向きフランジ35上面へ載置されて押下げヘッドの押下げを不能とする。
【0015】
上記実施形態にあっては、容器体胴部の外径に比して口頸部2の外径を著しく小径としているから、装着筒32外径よりも上筒部33外径を大径としているが、装着筒32を嵌合させる筒部分を大径化することで、装着筒と上筒部33とを同径とすることが出来る。
【0016】
既述実施形態に代えて容器体をエアゾール缶とする場合は、当然シリンダ等は設けることなく、缶上面を密封する頂壁中央部から、縦筒該当のステムを上方付勢させて起立し、該ステム上端にノズル付き押下げヘッドを嵌着することとなる。
【0017】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするもので、容器体上部外面へ嵌合させた装着筒から上筒部33を起立し、該上筒部上端に、楕円形状のフランジ孔34を有する内向きフランジ35を付設し、又容器体上面から上方付勢されて起立する縦筒22上端にノズル付き押下げヘッド51を嵌合させ、該押下げヘッドには上記ノズル孔内への下降および上昇が可能な楕円形状の外周壁54を付設し、上記覆合筒部材31に対して押下げヘッド51を回動させることで押下げヘッド外周壁長手方向両端部下面が、上記内向きフランジ35上面へ載置するよう設けたから、不使用時このように押下げヘッドの押下げが不能とすることが極めて容易であり、その構造も上筒部33のフランジ孔34を楕円形状に、かつ押下げヘッド51の外周壁平面形状を上記フランジ孔に対応する楕円形状に、それぞれ形成するだけでよく、更に押下げヘッドの押下げが不能とした状態では、上記フランジ孔に対して押下げヘッドが直交する状態となっているから、その押下げ不能、つまり安全装置が行ってあるか否かの見分けが容易かつ確実となる便利がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器を正面側からみた半断面図である。
【図2】 その容器の平面図である。
【図3】 その容器を側面側からみた半断面図である。
【図4】 図2の状態から押下げヘッドを90度回動させた状態で示す平面図である。
【符号の説明】
31…覆合筒部材 33…上筒部
34…フランジ孔 35…内向きフランジ
51…押下げヘッド 54…外周壁
Claims (1)
- 容器体上面から上方付勢させて縦筒22を起立し、該縦筒上端にノズル付きの押下げヘッド51を嵌着させて、付勢に抗して押下げヘッド51を押下げることで、容器体内液体が縦筒22および押下げヘッド内を通ってノズル先端から噴出可能に設けた液体噴出容器において、
上記容器体上部外面へ装着筒32を嵌着すると共に、該装着筒32上端から内向きフランジ状の頂板内周部36を介して係合筒37を起立し、
該装着筒外面へ、上筒部33上端の内向きフランジ35に左右方向へ長いフランジ孔34を穿設した覆合筒部材31を嵌着させ、又上記フランジ孔34上方へ押下げヘッド51を位置させておき、
該ノズル付き押下げヘッド51は、上記縦筒22上部へ嵌着させた第1嵌合筒部52を頂壁53から垂下すると共に、該頂壁53から下外方へ拡開突出する外周壁54を垂下して、該外周壁の平面形状を、上記フランジ孔内への下降および上昇が可能な楕円形状とし、かつ上記外周壁54下端は内向きフランジ35よりも上方に位置すると共に、押下げヘッドが下限まで押下げられたときには、ノズル孔58先端が内向きフランジ35上方へ位置するよう設け、
上記第1嵌合筒52と外周壁54との間の頂壁部分から第2嵌合筒部55を垂下して、該第2嵌合筒部を上記係合筒37外面へ上下動自在に嵌合させ、
該係合筒37外面に凹部56を設けると共に、第2嵌合筒部 55 の内面に凹部56内を周方向へ摺動可能な突条 57 を設け、
上記覆合筒部材31に対して押下げヘッドを回動させることで、凹部 56 の一側面に突条 57 が係合したとき、押下げヘッド 51 がフランジ孔内へ下降可能に、かつ、凹部 56 の他側面に突条 57 が係合したとき、押下げヘッド外周壁の長手方向両端部の下面が内向きフランジ35上面へ載置可能に形成したことを特徴とする液体噴出容器。
Priority Applications (1)
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JP06462698A JP4066207B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 液体噴出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06462698A JP4066207B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 液体噴出容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11240556A JPH11240556A (ja) | 1999-09-07 |
JP4066207B2 true JP4066207B2 (ja) | 2008-03-26 |
Family
ID=13263664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06462698A Expired - Fee Related JP4066207B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 液体噴出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5557776B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2014-07-23 | 株式会社吉野工業所 | 吐出容器 |
JP7485557B2 (ja) * | 2020-06-29 | 2024-05-16 | 株式会社吉野工業所 | 噴出容器 |
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1998
- 1998-02-26 JP JP06462698A patent/JP4066207B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11240556A (ja) | 1999-09-07 |
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