JP4062896B2 - メール情報提供装置、メール情報提供方法、およびメール情報提供プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明はメール情報提供装置、メール情報提供方法、およびメール情報提供プログラムに関し、特に、適切な電子メールの共有化を行なうことのできるメール情報提供装置、メール情報提供方法、およびメール情報提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今のインターネットの普及に伴ない、業務における情報伝達手段として、電子メールによる情報伝達が一般化している。
【0003】
電子メールを活用して情報伝達を行なう際、一人の相手(TO宛先)に文書やファイルを送ることもできるが、同報宛先(CC;Carbon CopyやBCC;Blind Carbon Copy)として、複数の相手に送ることもできる。業務における情報伝達の際には、参考程度の意味合いで部や課などの単位を構成するメンバー全員に対して電子メールを同報送信し、情報を共有する場合が多くある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の複数の相手に対して電子メールが送信された場合において、TO宛先の相手よりも、同報宛先の相手が先に電子メールの内容を知る場合が発生する。すなわち、本来の情報伝達相手であるTO宛先の相手よりも先に、参考程度の意味合いで送信された同報宛先の相手が先に電子メールの内容を知る場合もある。このような場合において、TO宛先の相手が当該電子メールの内容を把握しているものとして、同報宛先の相手が業務を進めたり、当該電子メールの返信を行なったりすることがある。このような情報伝達の順序の混乱により、様々な業務上の弊害が発生するという問題がある。
【0005】
このような問題に鑑み、本発明においては、より適切な情報の共有化を行なうことができるメール情報提供装置、メール情報提供方法、およびメール情報提供プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、メール情報提供装置は、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、電子メールから、指定されたTOアドレスおよび指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出手段と、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信手段と、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録手段と、抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信手段とを備える。
【0007】
また上述の登録手段は、第1の電子メールを送信した後に、抽出された本文情報を所定の格納先に登録することが望ましい。
【0008】
本発明の他の局面に従うと、メール情報提供装置は、所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納手段と、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、電子メールから指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出手段と、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出手段と、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信手段と、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録手段と、抽出されたグループを構成するユーザに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信手段とを備える。
【0009】
また本発明の他の局面に従うと、メール情報提供方法は、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、電子メールから、指定されたTOアドレスおよび指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信ステップとを備える。
【0010】
また本発明の他の局面に従うと、メール情報提供方法は、所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納ステップと、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、電子メールから指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出ステップと、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、抽出されたグループを構成するユーザに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信ステップとを備える。
【0011】
また本発明の他の局面に従うと、メール情報提供プログラムは、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、電子メールから、指定されたTOアドレスおよび指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信ステップとをコンピュータに実現させる。
【0012】
また上述の登録ステップは、第1の電子メールを送信した後に、抽出された本文情報を所定の格納先に登録することが望ましい。
【0013】
また本発明の他の局面に従うと、メール情報提供プログラムは、所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納ステップと、電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、電子メールから指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出ステップと、電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、抽出されたTOアドレスに、本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、抽出されたグループを構成するユーザに、本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、第1の電子メールを送信した後に送信する第2の送信ステップとをコンピュータに実現させる。
【0014】
本発明の他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述のメール情報提供プログラムを記録する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態におけるメールシステムの構成を示す図である。
【0017】
図1を参照して、本実施の形態におけるメールシステムは、メールサーバ100A,Bと、クライアント装置200A,B,Cと、これらを接続するネットワーク300A,Bおよびインターネットとにより構成される。メールの送受信は、各クライアント装置200間において、インターネット、あるいはネットワーク300A,B上において、所定のプロトコルに基づいて行なわれる。
【0018】
メールサーバ100は、ネットワーク300を介して複数のクライアント装置200との通信が可能となっており、各クライアント装置200に対してメールの収集と配布のサービスを行なう。なお、メールサーバ100は、自分の属するネットワーク300内のクライアント装置200に限られず他のネットワーク300のクライアント装置200への電子メールを送信するSMTP(simple mail transfer protocol)サーバや、ユーザからの受信要求に対応するPOP(post office protocol)3サーバ、IMAP(internet messaging access protocol)4サーバなどの機能も兼ねている。
【0019】
ネットワーク300は、たとえばイーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(fiber distributed data interface)などのLAN(local area network)であってもよいし、いくつかのLAN同士を接続したWAN(wide area network)であってもよい。また、有線、無線の別を問わない。
【0020】
図2は、図1に示されるメールサーバ100の、第1の実施の形態における構成を示すブロック図である。
【0021】
図2を参照して、メールサーバ100は、CPU(central processing unit)111と、ROM(read only memory)113と、RAM(random access memory)114と、通信I/F(インタフェース)112と、HDD(hard disk drive)115とを含む。
【0022】
CPU111は、メールサーバ100の全体制御を行なう。
ROM113は不揮発性の記憶装置であり、CPU111が実行するプログラムを格納する。
【0023】
RAM114は、書換え可能な記録装置であり、CPU111が処理を実行するために必要な作業領域等に使用される。
【0024】
通信I/F112は、外部との通信を行なうためのインタフェースであり、メールサーバ100は、これを介してネットワーク300やインターネット経由でクライアント装置200などの他の機器との通信を行なう。
【0025】
HDD115は、大容量記憶装置であり、メール情報提供プログラムなどのアプリケーションソフトおよび各種データ等を記憶する。
【0026】
HDD115の所定の領域には、メールデータを格納するメールデータ格納部とWebデータおよび個人情報を格納するWebデータ格納部とが設けられている。なお、HDD115に記憶されているメール情報提供プログラムのソフトウェア構成としては、メールを作成するメール作成部と、メールの送信要求を行なうメール送信要求部と、アドレス情報を解析するデータ解析部と、Webデータ等を作成するデータ作成部とが含まれる。
【0027】
図3は、図1に示されるクライアント装置200A〜Cの構成の具体例を示す図である。図3に示されるクライアント装置200は、上記のクライアント装置200A〜Cの内の1つを代表として示すものである。なお、図3に示されるクライアント装置200の構成は一般的なパーソナルコンピュータの構成であり、図3に示される以外の構成要素を含んでいても構わない。
【0028】
図3を参照して、クライアント装置200は、制御部201と、通信部202と、入力部203と、表示部204と、記憶部205とを含む。
【0029】
制御部201は、クライアント装置200全体の制御を行なう。
通信部202は、ネットワーク300を介して、メールサーバ100などと通信を行なう。
【0030】
入力部203は、マウスやキーボードなどから構成され、ユーザの入力手段を実現する。
【0031】
表示部204は、CRT(Cathode Ray Tube;陰極線管)表示装置や液晶ディスプレイなどから構成され、各種情報の表示を行なう。
【0032】
記憶部205は、FDD(フレキシブルディスクドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などから構成され、制御部201で実行されるプログラムや、各種の情報などを記憶する。
【0033】
次に、図2に示したメールサーバ100においてメール情報の提供が行なわれる際の動作について説明する。
【0034】
図4は、本実施の形態のメールサーバ100におけるメール情報提供処理を表わすフローチャートである。なお、この処理はCPU111がROM113に格納されているプログラムを実行することにより達成される。
【0035】
図4を参照して、メールサーバ100のCPU111は、メールが受信されると(S61でYes)、受信されたメールの宛先アドレス情報の解析を行なう(S62)。すなわち、メールのヘッダ部の情報が解析され、TOアドレス、CCアドレス、およびBCCアドレスが記載されているか否かが判断される。
【0036】
その結果、TOアドレス以外にCCアドレスやBCCアドレス等の宛先アドレスの記載がないと判断された場合は(S63でNo)、通常通りTOアドレスの指定先に対してメールが送信される(S64)。そして、処理が終了する。
【0037】
一方、TOアドレス以外にもCCアドレスやBCCアドレス等の宛先アドレスの記載があると判断された場合は(S63でYes)、TOアドレス指定先へのメールの作成および送信処理が行なわれる(S65)。すなわち、記載されているCCアドレスやBCCアドレスが削除され、TOアドレスの指定先にのみメールを送るようにヘッダ部が書換えられる。そして、TOアドレスの指定先に対して当該メールを格納し、TOアドレスの指定先からの引出しを待つ。
【0038】
次に、CCアドレスやBCCアドレスに対して、当該メールの内容を電子掲示板で閲覧させるためのWebデータが作成される(S66)。作成されたWebデータはメールサーバ100のHDD115の所定の領域(Webデータ格納部)に登録される。なお、ステップS66で行なわれるWebデータの作成処理については、後にフローチャートを挙げて詳細な説明を行なう。
【0039】
なお、この時点においては、ステップS66で作成されたWebデータは閲覧不可能なディレクトリに登録されているため、Web上で閲覧することはできない。
【0040】
サーバ100は、ステップS65で格納された当該メールが、TOアドレスの指定先のユーザから引出されたか否かを監視し(S67)、引出されると(S67でYes)、ステップS66で作成されたWebデータを閲覧可能なディレクトリに移行する。これによってWebデータは更新され(S68)、Web上で閲覧可能となる。
【0041】
ステップS68でWebデータの更新が終了すると、CCアドレスやBCCアドレスの指定先のユーザ宛てに、Webデータの登録通知のための電子メール(以下、「CC着信通知」という)が作成され、送信される(S69)。なお、ステップS69におけるCC着信通知の作成および送信処理については、後にフローチャートを挙げ、詳細な説明を行なう。
【0042】
上述の送信処理が終了すると、メールサーバ100におけるメール情報提供処理が終了する。
【0043】
さらに図5に、図4のステップS66で行なわれるWebデータの作成処理についてフローチャートを示す。
【0044】
図5を参照して、CPU111において、電子メールの宛先アドレスの抽出処理が行なわれる(S71)。すなわち、電子メール中のヘッダ部の「TO:」「CC:」「BCC:」の文字列が検索され、その検索された各文字列に続いて記載された内容(文字列)が宛先アドレス情報として抽出される。
【0045】
引続いて、メールのヘッダ部から、文字列「Subject:」を検索することで、当該項目に記載されている内容を表題情報として抽出する(S72)。
【0046】
次に、メールのヘッダ部から、文字列「Received:」を検出し、当該項目に記載されている受信日時情報を抽出する(S73)。
【0047】
さらに、メールの本文情報をboudarystringおよびContens−Typeの内容に応じて抽出する(S74)。また、当該メールに添付ファイル情報がある場合には、同様にして抽出してもよい。
【0048】
そして、ステップS72〜74で抽出された情報は、HDD115の所定の領域(Webデータ格納部)に一時的に保存される(S76)。保存に際しては、Webブラウザで適切に表示されるように所定のフォーマットが用意され、それに従って所定欄に順次データが書込まれる(S75)。所定のフォーマットは例えばHTML形式のものであり、HDD115内に予め用意されている。
【0049】
上述の処理で、Webデータの作成処理が完了する。
さらに図4のステップS69で行なわれる、CCおよびBCCアドレスの指定先のユーザに対して行なわれるCC着信通知の作成および送信処理を、図6のフローチャートに示す。ここで、ステップS81の宛先アドレス情報抽出処理、ステップS82の表題情報抽出処理、およびステップS83の受信日時情報抽出処理は、図5で示した各抽出処理(ステップS71、ステップS72、およびステップS73)とその処理内容は同様である。
【0050】
すなわち、ステップS81で、当該メール中のヘッダ部の「TO:」「CC:」「BCC:」の文字列が検索され、その検索された各文字列に続く文字列が宛先アドレス情報として抽出される。次に、ステップS82で、ヘッダ部の「Subject:」の文字列が検索され、その文字列に続く文字列が表題情報として抽出される。そして、ステップS83で、ヘッダ部の「Received:」の文字列が検索され、その文字列に続く文字列が受信日時情報として抽出される。
【0051】
各情報の抽出処理が終了すると、続いて、CCあるいはBCC宛先のCC着信通知メールの作成処理が行なわれる(S84)。すなわち、抽出された宛先アドレス情報のうち、CCアドレス情報、あるいはBCCアドレス情報のうちの1つがCC着信通知メールのTOアドレスとして記載される。そして、表題(件名)として「CC着信通知」が付加され、抽出された表題情報および受信日時情報が本文に記載される。
【0052】
このようにしてCC着信通知メールが作成されると、TOアドレスの指定先のユーザに対して送信される(S85)。そして、抽出された全てのCC、あるいはBCCアドレス宛てに電子メールを送信するために、メール作成処理(ステップS84)およびメール送信処理(ステップS85)が、未送信宛先がなくなるまで繰返し行なわれる(S86)。全ての抽出されたCC、BCCアドレスの指定先のユーザにCC着信通知メールが送信されると(ステップS86でNo)、上述のCC着信通知メールの作成および送信処理を終了する。
【0053】
さらに以下に、具体例を挙げ、上述のメール情報提供処理について詳細な説明を行なう。
【0054】
図7は、第1の実施の形態におけるメールの具体例を示す図である。図7に示されるメールは、一般的な電子メールの構成であり、ヘッダ部にTOアドレス(Tanaka)、表題(部品不具合)、およびCCアドレス(Yamamoto,Terada,Iida,Mori)と、メール本文に関する情報とを含む。
【0055】
図7に示されるメールを受信したメールサーバ100では、図5のステップS71でCPU11において、ヘッダ部にあるTOアドレス(Tanaka)およびCCアドレス(Yamamoto,Terada,Iida,Mori)が抽出される。
【0056】
また図5のステップS72で、図7に示される当該メールより、表題情報として表題(部品不具合)が抽出される。
【0057】
さらに図5のステップS73で、図7には示されない、当該メールの受信日時情報が抽出される。
【0058】
またさらに図5のステップS74では、図7には具体的内容が示されない本文情報が抽出される。
【0059】
上述の抽出された情報に基づいて、図5のステップS75では、Webデータが作成される。
【0060】
図8は、本実施の形態において、WebデータがWebブラウザで表示される例を示した図である。図8の画面表示に示される電子掲示板のWebデータは、当該メールのTOアドレスの指定先のユーザ(Tanaka)が当該メールを引出した後に作成される。
【0061】
図8を参照して、図5に示されるWebデータ作成処理によって作成されたWebデータは、例えば、「CC着信メール一覧」というタイトルの下、当該メールから抽出された表題(部品不具合)、受信日時、宛先アドレス(Yamamoto,Terada,Iida,Mori)、本文情報が表示される。また、以前に受信されたメールも、新着のものから順に表示される。CCアドレス、あるいはBCCアドレスとして指定されたユーザは、CC着信通知を受けると、図8に示される「CC着信メール一覧」をWeb上の電子掲示板で閲覧することができる。
【0062】
また図9は、CC着信通知を受信したクライアント装置200における表示例を示した図である。図9の表示画面に示されるCC着信通知メールは、図6に示される処理によって作成され、当該メールのTOアドレスの指定先のユーザ(Tanaka)が当該メールを引出した後に作成および送信される。
【0063】
図9に示される表示画面は、CCアドレスとして指定されたユーザ(Yamamoto)が、送信者であるサーバ100(Server-X)からCC着信通知について送信されたメールであることを示しており、本文には表題(部品不具合)および受信日時(01/02/21の10:50)が記されている。
【0064】
上述のメールシステムが、上述のメール情報提供方法を実現することで、従来では同報送信を行なうことで共有されていた電子メールを、電子掲示板上で容易に共有することができる。これにより、従来、同報送信で大量に送信されていた電子メールの量を大幅に削減することができる。
【0065】
さらに電子メールのTOアドレスの指定先のユーザが、当該電子メールをサーバから引出した後に、CC,BCCアドレスに指定先のユーザ間で電子メールが共有される。これにより、TOアドレスの指定先のユーザよりも先にCC,BCCアドレスの指定先のユーザが当該電子メールの内容を知り、TOアドレスの指定先のユーザがその内容を知っているものとして業務をすすめるなどによって発生する情報伝達の順序の混乱による弊害を防ぐことができる。
【0066】
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における、メールシステムの構成は、図1に示される第1の実施の形態におけるメールシステムの構成と同様であるため、ここでの説明は繰返さない。
【0067】
図10に、第2の実施の形態における、上述のメールシステムのメールサーバ100が行なうメール情報提供処理について、フローチャートを示す。なお、この処理はCPU111がROM113に格納されているプログラムを実行することにより達成される。
【0068】
図10を参照して、メールサーバ100のCPU111は、メールが受信されると(S1でYes)、データ解析部で、当該メールの本文とヘッダ部とを分離して、ヘッダ情報の解析が行なわれる(S2)。
【0069】
ステップS2において分離されたヘッダ部から、TOアドレスおよびプロジェクト情報が読出される。プロジェクト情報については、後に具体例を挙げて詳細な説明を行なう。
【0070】
続いてステップS2でメールのヘッダ部より取出されたTOアドレスの指定先のユーザに対して当該メールを格納し、TOアドレスの指定先のユーザからの引出しを待つ(S3)。
【0071】
ステップS2で解析された当該メールのヘッダ部に、プロジェクト情報が含まれない場合(S4でNo)、以上で通常のメール送信処理を終了する。
【0072】
ステップS2で解析された当該メールのヘッダ部に、プロジェクト情報が含まれる場合(S4でYes)、当該プロジェクトのWebデータが作成される(S5)。作成されたWebデータはメールサーバ100のHDD115の所定の領域(Webデータ格納部)に登録される。なお、ステップS5で行なわれるWebデータ作成処理については、後にフローチャートを挙げて詳細な説明を行なう。
【0073】
なお、この時点においては、ステップS66で作成されたWebデータは閲覧不可能なディレクトリに登録されているため、Web上で閲覧することはできない。
【0074】
サーバ100は、ステップS65で格納された当該メールが、TOアドレスの指定先のユーザから引出されたか否かを監視し(S6)、引出されると(S6でYes)、ステップS5で作成されたWebデータを閲覧可能なディレクトリに移行する。これによってWebデータは更新され(S7)、Web上で閲覧可能となる。
【0075】
さらに、プロジェクトが指定されたメールに基づいて作成されたWebデータがメールサーバ100に登録したことをプロジェクトメンバーに通知するためのメール(以下、「通知メール」という)が作成され、プロジェクトメンバーに対して送信される(S8)。
【0076】
なお、ステップS8における通知メールの作成および送信処理については、後にフローチャートを示して詳細な説明を行なう。
【0077】
上述の送信処理が終了すると、メールサーバ100におけるメール情報提供処理が終了する。
【0078】
次に図11に、図10のステップS5で行なわれるWebデータ作成処理についてフローチャートを示す。
【0079】
図11を参照して、CPU111において、受信したメールのヘッダ部からプロジェクト名を読出す(S11)。
【0080】
引続いて、メールのヘッダ部から、文字列「Subject:」を検索することで、当該項目に記載されている内容を表題情報として抽出する(S12)。
【0081】
次に、メールのヘッダ部から、文字列「Received:」を検出し、当該項目に記載されている受信日時情報を抽出する(S13)。
【0082】
さらに、メールの本文情報をboudarystringおよびContens−Typeの内容に応じて抽出する(S14)。また、当該メールに添付ファイル情報がある場合には、同様にして抽出してもよい。
【0083】
ステップS11で読出されたプロジェクト名から、当該プロジェクトのWebデータを、HDD115の所定の領域(Webデータ格納部)より読込み(S15)、上述のステップS12〜S14で抽出されたメールの表題、受信日時および本文情報を、ステップS15で読込んだWebデータに追記する(S16)。
【0084】
ステップS16で追記されたWebデータは、閲覧不可能なHDD115の所定の領域に一時的に保存される(S17)。
【0085】
上述の処理で、Webデータの作成処理が完了する。
さらに、図10のステップS8で行なわれる、プロジェクトメンバーに対する通知メールの作成および送信処理を、図12のフローチャートに示す。
【0086】
図12を参照して、CPU111は、受信したメールのヘッダ部から読出したプロジェクト名に基づいて、当該プロジェクトメンバーのアドレス情報を読出す(S21)。
【0087】
続いて、受信したメールの表題情報および受信日時情報を抽出する(S22,23)。ステップS22およびS23における抽出処理は、図11のステップS12およびS13における抽出処理と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0088】
各情報の抽出処理が終了すると、続いて、当該プロジェクトメンバーに対する通知メールが作成される(S24)。すなわち、ステップS21で読出されたプロジェクトメンバーのアドレス情報の内の1つがTOアドレスとされ、表題として「プロジェクトメール着信通知」が付加された通知メールが作成される。また通知メールの本文には、ステップS22およびS23で抽出された表題情報と受信日時情報とが付加される。
【0089】
このようにして通知メールが作成されると、TOアドレスの指定先のユーザに対して送信される(S25)。そして、読出された当該プロジェクトメンバー全てのアドレス宛てに通知メールを送信するために、メール作成処理(ステップS24)およびメール送信処理(ステップS25)が、未送信宛先がなくなるまで繰返し行なわれる(S26)。全ての読出された当該プロジェクトメンバーに通知メールが送信されると(ステップS26でNo)、上述の通知メールの作成および送信処理を終了する。
【0090】
上述の処理で作成されたプロジェクトメール着信通知メールを受信することで、プロジェクトメンバーは、当該プロジェクト宛てに送信されたメールが当該プロジェクトの電子掲示板に掲示されたことを知ることができる。
【0091】
さらに以下に、具体例を挙げ、上述のメール情報提供処理について詳細な説明を行なう。
【0092】
図13は、第2の実施の形態におけるメールの具体例を示す図である。
図13を参照して、本実施の形態におけるメールは、ヘッダ部にTOアドレス(Tanaka)、表題(部品不具合)、およびプロジェクト名(ProjectX)と、メール本文に関する情報とを含む。
【0093】
ユーザは、クライアント装置200の入力部203より、図13に示される各欄の情報を入力し、メールを送信する。
【0094】
図13に示されるメールを受信したメールサーバ100では、図10のステップS2においてヘッダ部が解析される。
【0095】
また図10のステップS3においては、解析されたTOアドレスの指定先(Tanaka)へメールを送信するための処理がなされる。
【0096】
また、当該メールのヘッダ部に、プロジェクト情報が含まれている場合は、図11に示されるWebデータ作成処理が行なわれる。図11のステップS11〜14においては、図13に示されるメールのヘッダ部より、プロジェクト名(ProjectX)、表題情報(部品不具合)、および受信日時情報と、本文情報とが抽出される。
【0097】
さらに図11のステップS15では、抽出されたプロジェクト名(ProjectX)に基づいて、プロジェクトリストから当該プロジェクト(ProjectX)のデータが取得され、HDD115より該当するプロジェクト(ProjectX)のWebデータが読出される。
【0098】
図14は、プロジェクトリストの具体例を示す図である。図14に示されるプロジェクトリストは、メールサーバ100のHDD115の所定の領域に記憶されている。図14では、プロジェクト(ProjectX)に係るプロジェクトリストを示している。
【0099】
図14を参照して、プロジェクトリストは、プロジェクトに関する情報を記憶する。具体的には、プロジェクト毎の、プロジェクト名、プロジェクト番号、および電子掲示板のアドレスなどの、プロジェクト(ProjectX)を特定する情報を含む。なお、ここでいうプロジェクトは、メールサーバ100が管理する電子掲示板を共有する、特定のメンバーから構成されるグループをいう。
【0100】
図11のステップS11で読出されたプロジェクト名(ProjectX)より、図11のステップS15においては、図14に示されるプロジェクトリストから、当該プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板のアドレスを取得する。
【0101】
取得された当該プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板のアドレスから、HDD115の所定の領域より、プロジェクト(ProjectX)のWebデータが読込まれる。
【0102】
図15は、第2の実施の形態における、プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板の具体例を示す図である。図15に示される電子掲示板は、図13に示されるメールが掲示される以前の電子掲示板であり、その時点以前でメール情報提供処理が行なわれたメール(表題;製品マニュアル)が掲示されている。
【0103】
図15を参照して、電子掲示板には、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーが閲覧できるメールの表題、受信日時、およびメール本文などが掲示される。
【0104】
HDD115の所定の領域に格納されているプロジェクト(ProjectX)のWebデータは、図15に示されるプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板をHTML形式などで表現した情報であり、ここでの具体例は図示しない。
【0105】
図11のステップS16では、図13に示されるメールの表題、受信日時、および本文が、図15に示されるプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板に追加されて掲示されるように、図11のステップS15で読出されたプロジェクト(ProjectX)のWebデータに対して、HTML形式などでメールの表題、受信日時、および本文が追記される。追記されたWebデータは、図11のステップS17で、HDD115の所定の領域に一時的に保存される。
【0106】
図13に示されるメールが送信されたTOアドレスの指定先のプロジェクトメンバー(Tanaka)が、当該メールを受信する場合には、クライアント装置200の入力部203などから指示し、メールサーバ100から当該メールを引出す。図10のステップS7では、メールサーバ100が、ステップS6でTOアドレスの指定先のプロジェクトメンバー(Tanaka)から当該メールが引出されると、図10のステップS5で作成され、一時的に保存されたプロジェクト(ProjectX)のWebデータが、更新前のWebデータと置換えられる。Webデータが、更新されたWebデータに置換えられることで、図15に示されたプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板が、図13に示されるメールを掲示した新しい電子掲示板に更新される。
【0107】
図16は、上述のメール情報提供処理で更新されたプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板の具体例を示す図である。
【0108】
図16を参照して、上述の図10のステップS7での置換え処理が行なわれて更新されることによって、プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板には、図10のステップS1で受信した、図13に示されるメール(表題;部品不具合)などが、図15に示される先の電子掲示板の内容に追加されて掲示されている。
【0109】
また、図16で示される電子掲示板に追加されたメールは、図10のステップS6で、TOアドレスの指定先のプロジェクトメンバー(Tanaka)がメールをメールサーバ100から引出した後に掲示される。また、メールサーバ100が開封確認を行なう装置を備える場合は、開封確認をした後に図10のステップS7の処理を行なうことで、プロジェクトメンバー(Tanaka)がメールを開封した後に掲示することもできる。
【0110】
さらに、図10のステップS8では、ステップS7で図15に示されるプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板が図16に示される如く更新されたことをプロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーに通知するための通知メールが作成され、送信される。
【0111】
図12のステップS21では、CP111は、プロジェクトメンバーリストから、当該プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーの情報を抽出する。
【0112】
図17は、プロジェクトメンバーリストの具体例を示す図である。図17に示されるプロジェクトメンバーリストは、HDD115の所定の領域に記憶されている。図17では、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーに関するプロジェクトメンバーリストを示している。
【0113】
図17を参照して、プロジェクトメンバーリストは、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバー毎のメンバー名、メンバーID、メールアドレスおよびパスワードを記憶する。また、上述の情報以外の、プロジェクト(ProjectX)に所属するプロジェクトメンバーを特定する情報が記憶されていてもよい。
【0114】
図12のステップS21において、CPU111は図17に示される当該プロジェクト(ProjectX)のプロジェクトメンバーリストからプロジェクト(ProjectX)に所属するプロジェクトメンバーのメールアドレス情報を抽出する。
【0115】
さらに図12のステップS22およびS23で抽出した当該メールの表題情報および受信日時情報に基づいて、図12のステップS24で、プロジェクト(ProjectX)に所属するプロジェクトメンバーに対する通知メールが作成される。
【0116】
図18は、電子掲示板の更新をプロジェクトメンバーに通知するためのメールの、クライアント装置200における表示例を示した図である。図18の表示画面に示されるメールを受信したプロジェクトメンバーは、プロジェクト名が付加されたメール(プロジェクトメール)が、電子掲示板に新たに掲示されたことを知る。
【0117】
図18の表示画面に示されたメールには、図10のステップS1で受信した、メールの表題情報および受信日時情報が記載される。
【0118】
図18に示される表示画面において、例えば、表題にリンクが張られており、登録された本文情報にアクセスするための情報、そこをクリックすることで図16に示される電子掲示板を閲覧することができてもよい。
【0119】
図18の表示画面に示されるメールを受信したプロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーは、以下に示されるメール閲覧処理を行なうことで、図16に示されるプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板を閲覧することができる。
【0120】
図19に、図10に示されるメール情報提供処理によって提供されたメール情報を閲覧するためのメール閲覧処理について、フローチャートを示す。サーバ100において図19に示される処理が行なわれることで、プロジェクトメンバーはクライアント装置200で電子掲示板を閲覧することができる。
【0121】
図19を参照して、メールサーバ100は、プロジェクトメンバーのクライアント装置200より、ネットワーク300を介してログイン情報を受信する(S31)。
【0122】
ログイン情報をメールサーバ100に送信するために、プロジェクトメンバーはクライアント装置200でログイン画面にアクセスする。クライアント装置200の表示部204に表示されるログイン画面に従って、プロジェクトメンバーは、入力部203などからログイン情報を入力する。
【0123】
さらにステップS31で受信したログイン情報が解析される(S32)。
続いてステップS32で解析されたログイン情報に基づいて、プロジェクトメンバーの認証処理が行なわれる(S33)。
【0124】
受信した情報より、プロジェクトメンバーであると認証されると(S33でYes)、CPU111は、当該プロジェクトをプロジェクトメンバーリストから読出す(S34)。ステップS34では、認証されたプロジェクトメンバーのIDに基づき、当該プロジェクトメンバーの所属するプロジェクトをプロジェクトメンバーリストから読出す。さらに読出されたプロジェクトに基づき、プロジェクトリストから当該プロジェクトを特定する情報を読出す。
【0125】
続いてCPU111は、当該プロジェクトのWebデータを、HDD115より読出す(S35)。ステップS35で読出されたWebデータに基づく当該プロジェクトの電子掲示板が、クライアント装置200の表示部204に表示される(S36)。
【0126】
サーバ100において、上述の閲覧処理が行なわれることで、プロジェクトメンバーは、当該プロジェクトの電子掲示板を閲覧することができる。
【0127】
さらに以下に具体例を挙げ、図19に示される閲覧処理について、詳細な説明を行なう。以下の具体例においては、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーが、プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板を閲覧する場合についての具体例を示す。
【0128】
所属するプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板の閲覧を行なうプロジェクトメンバーが、クライアント装置200の入力部203より、プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板を閲覧するために予め割振られているアドレスをブラウザに入力することで、ここには図示されないログイン画面が、表示部204に表示される。割振られているアドレスは、ログイン画面を表示するための全てのプロジェクトメンバーに共通のアドレスでもよいし、電子掲示板を表示するためのプロジェクト(ProjectX)のメンバーに割振られているアドレスでもよい。表示されたログイン画面に沿って、プロジェクトメンバーは、パスワードと、予めプロジェクトメンバー毎に割振られているメンバーIDを入力する。
【0129】
図19のステップS33においては、メールサーバ100で、上述のパスワードおよびメンバーIDが認証される。
【0130】
図19のステップS33において、パスワードおよびメンバーIDが、図17に示されるプロジェクトメンバーリストと照会されることで、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーであると認証される。なお、上述の認証処理は、パスワードとメンバーIDとを用いて行なわれているが、いずれか一方のみを用いて行なわれてもよい。
【0131】
図19のステップS33において、プロジェクト(ProjectX)を構成するプロジェクトメンバーであることが認証されると、ステップS34で、図14に示されるプロジェクトリストから、当該プロジェクト(ProjectX)を特定する情報が読出される。
【0132】
さらにステップS35において、HDD115から当該プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板のWebデータが読出される。これによってステップS36において、図16に示されるプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板が、クライアント装置200の表示部204に表示される。
【0133】
このように、従来のメールシステムに電子掲示板機能を付加することで、従来では同報送信を行なうことで共有されていた電子メールを、電子掲示板上で共有することができる。電子メールを共有することで、担当者の重要メールの処理の忘れを防止することができる。
【0134】
また、電子掲示板上で電子メールが共有されることで、従来、同報送信で大量に送信されていた電子メールの量が大幅に削減される。これは重要メールが大量のメールに埋もれてしまうことを防ぎ、重要メールの処理の忘れや遅れを防止することにつながる。
【0135】
また、大量のメールのやり取りが削減されることで、ネットワークサーバの負荷が大幅に軽減される。また、各クライアント装置のハードディスクの負荷を軽減することにもつながる。
【0136】
また、プロジェクトに所属するメンバーは、電子掲示板を閲覧することで他のプロジェクトメンバーやプロジェクト全体の動向を一目で把握することが可能になる。
【0137】
また、上述の処理を行なうことで、メールのTOアドレスの指定先のプロジェクトメンバーが当該メールを受信または開封した後に、プロジェクト内で電子メールが共有される。これにより、TOアドレスの指定先のプロジェクトメンバーよりも先にCCやBCCアドレスの指定先のプロジェクトメンバーが当該メールの内容を知り、TOアドレスの指定先のプロジェクトメンバーがその内容を知っているものとして業務をすすめるなどによって発生する情報伝達の順序の混乱による弊害を防ぐことができる。
【0138】
[第3の実施の形態]
さらに第3の実施の形態として、上述のメール情報提供方法を、デジタル複写機に適用した場合について説明を行なう。
【0139】
図20は、第3の実施の形態におけるメール情報提供システムの構成を示す図である。
【0140】
図20を参照して、第3の実施の形態におけるメール情報提供システムは、図1に示される第1の実施の形態におけるメールシステムの構成に加えて、ディジタル複写機400より構成される。
【0141】
さらに図21は、図20に示されるデジタル複写機400の構成を示すブロック図である。
【0142】
図21を参照して、デジタル複写機400は、CPU401と、ROM403と、RAM404と、通信I/F402と、HDD405と、原稿読取部406と、印刷部407と、操作パネル部408とを含む。
【0143】
CPU401は、デジタル複写機400の全体制御を行なう。
ROM403は不揮発性の記憶装置であり、CPU401が実行するプログラムを格納する。
【0144】
RAM404は、書換え可能な記録装置であり、CPU401が処理を実行するために必要な作業領域等に使用される。
【0145】
原稿読取部406は、CCD(charge coupled device)などの撮像素子を用いて対象となる原稿画像を読取る。
【0146】
印刷部407は、読取られた原稿等の画像データに基づいて印刷を行なう。
ユーザは、操作パネル部408を操作して、読取り、コピー、通信等の動作指示を行なう。
【0147】
通信I/F402は、外部との通信を行なうためのインタフェースであり、デジタル複写機400は、これを介してネットワーク300やインターネット経由でクライアント装置200などの他の機器との通信を行なう。
【0148】
HDD405は、大容量記憶装置であり、メール情報提供プログラムなどのアプリケーションソフトおよび各種データ等を記憶する。HDD405の所定の領域には、メールデータを格納するメールデータ格納部とWebデータおよび個人情報を格納するWebデータ格納部とが設けられている。なお、HDD405に記憶されているメール情報提供プログラムのソフトウェア構成としては、メールを作成するメール作成部と、メールの送信要求を行なうメール送信要求部と、アドレス情報を解析するデータ解析部と、Webデータ等を作成するデータ作成部とが含まれる。
【0149】
次に、図22は、上述のメール情報提供システムにおいて、図21に示されるデジタル複写機400が行なうメール情報提供処理を示すフローチャートである。なお、図22に示されるメール情報提供処理は、デジタル複写機400のCPU401がROM403に格納されているプログラムを実行することにより達成される。
【0150】
図22を参照して、デジタル複写機400の原稿読取部406は、原稿の画像を読取る(S81)。
【0151】
ステップS81で読取った画像データのメール送信を行なわない場合には(S82でNo)、その他の方法での画像データの送信処理が行なわれる(S83)。なお、ここでの画像データの送信処理については、詳細な説明は行なわない。
【0152】
一方、ステップS81で読取った画像データのメール送信を行なう場合は(S82でYes)、ステップS81で読取られた画像の電子ファイルが作成される(S84)。
【0153】
そして、当該画像データの送信対象となる宛先アドレス情報が解析され(S85)、CCアドレスやBCCアドレスが存在するか否かが判断される。
【0154】
CCアドレスやBCCアドレスが存在しない場合は(S86でNo)、TOアドレスとして指定された宛先に対する通常通りのメール送信処理が行なわれる(S87)。
【0155】
一方、CCアドレスやBCCアドレスが存在する場合は(S86でYes)、TOアドレスの指定先のユーザに対するメールが作成され、送信される(S88)。すなわち、記載されているCCアドレスやBCCアドレスが削除され、TOアドレスの指定先のユーザにのみメールを送るようにヘッダ部が書換えられる。そして、TOアドレスの指定先に対して当該メールを格納し、TOアドレスの指定先からの引出しを待つ。なお、ステップS88におけるメールの作成処理は、図4のステップS65などに示される処理と同様であるため、ここでの詳細な説明は繰返さない。
【0156】
次に、ステップS84で作成された画像ファイルが、HDD405の所定領域(Webデータ格納部)に、Webデータとして登録される(S89)。なお、この時点においては、ステップS89で登録されるWebデータは閲覧不可能なディレクトリに登録されているため、Web上で閲覧することはできない。
【0157】
デジタル複写機400は、ステップS88で格納された当該メールが、TOアドレスの指定先のユーザから引出されたか否かを監視し(S90)、引出されると(S90でYes)、ステップS89で登録されたWebデータを閲覧可能なディレクトリに移行する。これによってWebデータは更新され(S91)、Web上で閲覧可能となる。
【0158】
ステップS91でWebデータの更新が終了すると、CCアドレスやBCCアドレスの指定先のユーザ宛てに、Webデータである当該画像データの登録通知のためのメール(CC着信通知)が作成され、送信される(S92)。
【0159】
さらに図23は、図22のステップS92で行なわれるCC,BCC宛のメール作成および送信処理を示すフローチャートである。
【0160】
図23を参照して、図22のステップS81で読取られた画像データの送信対象である宛先アドレス情報より、CCアドレスおよびBCCアドレス情報が抽出される(S101)。また、ステップS88で作成されたメールの表題情報および画像データの情報を含む本文情報が抽出される(S102,S103)。
【0161】
各情報の抽出処理が終了すると、続いて、CC,BCCアドレスの指定先のユーザ宛メールが作成される(S104)。すなわち、抽出された宛先アドレス情報のうち、CCアドレス情報、あるいはBCCアドレス情報のうちの1つが電子メールのTOアドレスとして記載される。そして、表題(件名)として「CC着信通知」が付加され、抽出された表題情報が本文に記載される。なお、この表題情報には第1の実施の形態と同様に、登録されている本文情報へのリンクが張られている。
【0162】
このようにしてステップS104でメールが作成されると、TOアドレスとして記載されている宛先に対して、作成されたCC着信通知メールが送信される(S105)。
【0163】
そして、抽出された全てのCC,BCCアドレスの指定先のユーザ宛てに電子メールを送信するために、メール作成処理(ステップS104)およびメール送信処理(ステップS105)が、未送信宛先がなくなるまで繰返し行なわれる(S106)。
【0164】
全ての抽出されたCC,BCCアドレスの指定先のユーザ宛てにCC着信通知メールが送信されると(S106でNo)、上述のメール作成処理は終了する。
【0165】
なお上述のメール作成処理で作成されるCC着信通知メールは、図9の表示画面に示されるメールと同様の構成であるため、ここで具体例を挙げての詳細な説明は繰返さない。
【0166】
上述の処理に従うと、デジタル複写機400において、CCアドレスあるいはBCCアドレスとして指定された宛先に対しては、本文情報が送信されないため電子メールとしてのデータ量が減少する。特に、画像ファイル等が添付されている場合には、必要な送信数だけコピーされた画像ファイルがネットワーク上を行交うということがなくなるため、ネットワーク上の混雑が緩和される。しかも、デジタル複写機400には画像ファイルとして本文情報が登録されるため、CC着信通知を受けたユーザは、自己のクライアント装置のメモリ容量が圧迫されることなく、必要であればその内容を閲覧することができる。
【0167】
なお、本実施の形態においてはデジタル複写機400においてメール情報提供プログラムが実行される場合を示したが、デジタル複写機400に限定されるわけではない。すなわち上述した通信機能を備えることができればクライアント装置の種類には依らない。
【0168】
なお、今回示した実施の形態においては、登録された本文情報が提供される例としてWeb上の電子掲示板を挙げたが、これに限定されるわけではない。すなわちデータ保存先のURLを記載する等、何らかの方法でCC着信通知を受けたユーザが本文情報を閲覧できるものであればよい。
【0169】
なお、上記第1〜第3の実施の形態においては、いずれも本文情報は自装置内の格納部に登録されるようになっているが、本文情報を外部装置の格納部に登録し、CC,BCC宛先に対して当該外部装置の格納部に登録された本文情報にアクセスするための情報を含んだ電子メールを送信するようにしてもよい。
【0170】
さらに、上述のメール情報提供方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータ読取り可能なプログラムである。
【0171】
プログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、ROM、RAMおよびメモリカードなどの記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0172】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。
【0173】
なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0174】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態におけるメールシステムの構成を示す図である。
【図2】 図1に示されるメールサーバ100の、第1の実施の形態における構成の具体例を示すブロック図である。
【図3】 図1に示されるクライアント装置200A〜Cの構成の具体例を示す図である。
【図4】 第1の実施の形態のメールサーバ100におけるメール情報提供処理を表わすフローチャートである。
【図5】 図4のステップS66で行なわれるWebデータの作成処理を表わすフローチャートである。
【図6】 図4のステップS69で行なわれる、CC着信通知の作成および送信処理を表わすフローチャートである。
【図7】 第1の実施の形態におけるメールの具体例を示す図である。
【図8】 第1の実施の形態において、WebデータがWebブラウザで表示される例を示した図である。
【図9】 CC着信通知を受信したクライアント装置200における表示例を示した図である。
【図10】 第2の実施の形態における、メールサーバ100が行なうメール情報提供処理を表わすフローチャートである。
【図11】 図10のステップS5で行なわれるWebデータ作成処理を表わすフローチャートである。
【図12】 図10のステップS8で行なわれる、通知メールの作成および送信処理を表わすフローチャートである。
【図13】 第2の実施の形態におけるメールの具体例を示す図である。
【図14】 プロジェクトリストの具体例を示す図である。
【図15】 第2の実施の形態における、プロジェクト(ProjectX)の電子掲示板の具体例を示す図である。
【図16】 メール情報提供処理で更新されたプロジェクト(ProjectX)の電子掲示板の具体例を示す図である。
【図17】 プロジェクトメンバーリストの具体例を示す図である。
【図18】 電子掲示板の更新をプロジェクトメンバーに通知するためのメールの、クライアント装置200における表示例を示した図である。
【図19】 図10に示されるメール情報提供処理によって提供されたメール情報を閲覧するためのメール閲覧処理を表わすフローチャートである。
【図20】 第3の実施の形態におけるメール情報提供システムの構成を示す図である。
【図21】 図20に示されるデジタル複写機400の構成を示すブロック図である。
【図22】 第3の実施の形態のデジタル複写機400におけるメール情報提供処理を表わすフローチャートである。
【図23】 図22のステップS92で行なわれるCC,BCC宛のメール作成および送信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100,100A,100B メールサーバ、111 メールサーバのCPU、112 メールサーバの通信I/F、113 メールサーバのROM、114メールサーバのRAM、115 メールサーバのHDD、200,200A,200B,200C クライアント装置、201 クライアント装置の制御部、202 通信部、203 入力部、204 表示部、205 記憶部、300,300A,300B ネットワーク、400 デジタル複写機、401 デジタル複写機のCPU、402 デジタル複写機の通信I/F、403 デジタル複写機のROM、404 デジタル複写機のRAM、405 デジタル複写機のHDD、406 画像読取部、407 印刷部、408 操作パネル部。
Claims (11)
- 電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、前記電子メールから、前記指定されたTOアドレスおよび前記指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出手段と、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信手段と、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録手段と、
前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって前記第1の電子メールの情報が引出されたか否かを監視し、前記第1の電子メールの情報が引出されたことを検出する検出手段と、
前記検出手段において前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に、前記抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、前記本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを送信する第2の送信手段とを備えた、メール情報提供装置。 - 前記登録手段は、前記検出手段において前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する、請求項1に記載のメール情報提供装置。
- 所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納手段と、
電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、前記電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出手段と、
前記電子メールから前記指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出手段と、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出手段と、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信手段と、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録手段と、
前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって前記第1の電子メールの情報が引出されたか否かを監視し、前記第1の電子メールの情報が引出されたことを検出する検出手段と、
前記検出手段において前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に、前記抽出された前記グループを構成するユーザに、前記本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを送信する第2の送信手段とを備えた、メール情報提供装置。 - 前記登録手段は、
抽出された前記本文情報を、予め記憶されている電子掲示板のフォーマットを用いて、前記電子メールにおいて指定されている前記グループで閲覧される電子掲示板に掲載するためのWebデータを作成する作成手段と、
作成された前記Webデータを閲覧不可能な領域に格納する格納手段と、
前記検出手段において前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に、前記閲覧不可能な領域に格納された前記Webデータを、前記グループを構成するユーザに閲覧可能な領域に移行させる移行手段とを含み、
前記第2の電子メールは前記Webデータが前記閲覧可能な領域に登録されている旨を通知するためのものである、請求項3に記載のメール情報提供装置。 - 前記グループを構成するユーザのログイン情報を記憶する記憶手段と、
他の装置からログイン情報を取得して、前記電子掲示板の閲覧要求を受付ける受付手段と、
前記記憶手段を参照して、前記他の装置から取得した前記ログイン情報を認証する認証手段と、
前記認証手段で認証が成功すると、前記閲覧可能な領域に格納されている前記Webデータを読出し、前記他の装置に表示させる閲覧手段とをさらに備える、請求項4に記載のメール情報提供装置。 - 電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、前記電子メールから、前記指定されたTOアドレスおよび前記指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、
前記抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、前記本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に送信する第2の送信ステップとを備えた、メール情報提供方法。 - 所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納ステップと、
電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、前記電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
前記電子メールから前記指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出ステップと、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、
前記抽出された前記グループを構成するユーザに、前記本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に送信する第2の送信ステップとを備えた、メール情報提供方法。 - 電子メールに送信先としてTOアドレスの他にCCアドレスまたはBCCアドレスが指定されている場合、前記電子メールから、前記指定されたTOアドレスおよび前記指定されたCCアドレスまたはBCCアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、
前記抽出されたCCアドレスまたはBCCアドレスに、前記本文情報を含まず、該本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に送信する第2の送信ステップとをコンピュータに実現させる、メール情報提供プログラム。 - 前記登録ステップは、前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する、請求項8に記載のメール情報提供プログラム。
- 所定のユーザから構成されるグループの情報を格納する格納ステップと、
電子メールに送信先としてTOアドレスの他にグループの情報が指定されている場合、前記電子メールからTOアドレスを抽出するアドレス抽出ステップと、
前記電子メールから前記指定されたグループの情報を抽出するグループ抽出ステップと、
前記電子メールから、本文情報を抽出する本文情報抽出ステップと、
前記TOアドレスの指定先によって取得可能な前記TOアドレスに対応した記憶領域に前記第1の電子メールの情報を格納することで、前記抽出されたTOアドレスに、前記本文情報を含む第1の電子メールを送信する第1の送信ステップと、
前記抽出された本文情報を所定の格納先に登録する登録ステップと、
前記抽出された前記グループを構成するユーザに、前記本文情報が登録されている旨を通知するための第2の電子メールを、前記第1の電子メールの情報が前記TOアドレスに対応した前記記憶領域から前記TOアドレスの指定先によって引出されたことが検出された後に送信する第2の送信ステップとをコンピュータに実現させる、メール情報提供プログラム。 - 請求項8〜10のいずれかに記載のメール情報提供プログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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