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JP4062010B2 - 情報提供装置および情報提供用プログラム - Google Patents

情報提供装置および情報提供用プログラム Download PDF

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JP4062010B2
JP4062010B2 JP2002231252A JP2002231252A JP4062010B2 JP 4062010 B2 JP4062010 B2 JP 4062010B2 JP 2002231252 A JP2002231252 A JP 2002231252A JP 2002231252 A JP2002231252 A JP 2002231252A JP 4062010 B2 JP4062010 B2 JP 4062010B2
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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、車両に搭載され、情報を順次提供する情報提供装置または情報の提供を制御するプログラムに関する。
【0002】
【背景技術】
車両に搭乗するユーザに対し、分析されたユーザの嗜好に合った楽曲を提供する情報提供装置がある(特開平2002−114107号公報参照)。この情報提供装置によれば、ユーザは自らの嗜好に応じた情報の提供を受けることができる。
【0003】
しかしながら、所定の走行時間内に複数の情報の提供を受けたい場合、例えば情報楽曲に加えてニュースの提供を受けたいと希望する場合に、嗜好度に応じた順序で情報が提供されると、走行開始から楽曲等が優先的に提供され、ニュースの提供が後になってしまう事態もありうる。このような場合には、ニュース等の提供が完了する前にユーザが目的地に到着してしまい、ニュースを最後まで視聴することができないという不都合があった。特に、ニュースなどは全部の情報が完全に提供されて初めて意味内容が伝達されるため、情報を完全に伝達するためには最後まで提供されることが不可欠である。
【0004】
【発明の開示】
本発明は、ユーザの予定走行時間に応じて作成された情報番組を提供する情報提供装置を提供することを目的とする。
【0005】
この発明によれば、車両に搭乗したユーザに複数の情報を含む情報番組を提供する情報提供装置であって、車両の現在位置および目的地から予定走行時間を求める走行時間演算手段と、前記走行時間演算手段により求められた予定走行時間内の情報番組を作成する番組作成手段とを有する情報提供装置が提供される。
【0006】
これにより、ユーザの予定走行時間に応じた情報番組が提供され、ユーザが希望する情報を最後まで提供する情報提供装置を提供することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態の情報提供装置のブロック図である。
【0008】
本実施形態の情報提供装置100は、車両に搭載されたナビゲーション装置200とインターネット等のネットワーク回線を介して情報の授受を行う通信機能を備えたサーバである。
【0009】
図1に示すように、情報提供装置100は、演算装置1と記憶装置5とを有している。演算装置1には情報提供用プログラムが格納されたROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで演算装置1として機能するCPUとを備えている。記憶装置5はCPUにより読み込み可能なRAMを備えている。
【0010】
また、演算装置1は、車両側のナビゲーション装置200から車両の走行に関する走行情報等を取得する情報取得機能10と、取得した走行情報等からユーザが車両を走行させる予定走行時間を演算する走行時間演算手段20と、同じく取得した走行情報等からユーザが車両を走行させる走行目的を決定する走行目的決定手段30と、求められた予定走行時間および/または走行目的に応じた情報番組を作成する番組作成手段40とを有している。また、記憶装置5は、対応データ1〜3(51〜53)と、提供する情報のソースとなる提供情報データ54とを記憶している。さらに記憶装置5は、各情報を予め記憶するとともに、新たな情報を受け付けて書き換える更新機能を有している。
【0011】
以下、各構成についてそれぞれ説明する。
情報取得機能10は、車両の現在位置および目的地を含む走行情報、ユーザが車両を走行させる走行時刻を含む走行情報を取得する走行情報取得部11を有し、ユーザを識別するためのユーザ識別情報を取得するユーザ識別情報取得部12と、ユーザの嗜好に関する情報を取得するユーザ嗜好情報取得部13と、記憶装置5の提供情報データ54に記憶される情報(提供情報のソースとなる情報)を外部から取得する提供情報取得部14とを有している。これら情報取得機能10は情報提供装置100が有する通信機能を利用して各種情報を取得する。取得された情報は、車両のナビゲーション装置200の情報検出手段210により検出された情報である。たとえば、車両の現在位置、目的地はナビゲーション装置200の経路誘導機能により取得され、走行時刻はナビゲーション装置200のタイマーにより取得され、ユーザ識別情報はユーザが使用したキーの開錠情報からナビゲーション装置200のユーザ情報取得機能により取得され、ユーザ嗜好情報はユーザからの入力を受け付けるナビゲーション装置200の嗜好情報受付機能(情報入力インタフェース)により取得される。
【0012】
走行情報演算手段20は、走行情報取得部11により取得された車両の現在位置および目的地から車両が走行を予定する予定走行時間を算出する。車両の現在位置は、ナビゲーション装置200のGPS(Global Positioning System)機能を利用して情報検出手段210が検出した情報である。また、目的地はユーザがナビゲーション装置200に入力した目的地情報を情報検出手段210が検出した情報である。目的地は、特に入力がされない場合であっても、記憶装置5の対応データ1に記憶されたユーザことの走行履歴51を参照して、走行開始直後の経路から予測される目的地を「目的地情報」として検出することも可能である。通勤等の場合において、ユーザは通常同じ経路で目的地に向かうため、特に目的地を入力しない場合も走行開始直後の走行経路と過去の走行履歴とを比較することにより、ユーザが向かう目的地を予測することができるからである。走行時間演算部20は、現在位置と目的地との情報から、ユーザが目的地へ至る経路を判断し、判断された経路の距離と平均時速とから予定走行時間を演算する。このとき、経路の道路属性に応じた平均時速(高速道路では80km、一般道路では40kmなど)から予定走行時間を求めてもよい。なお、対応データ1に記憶された過去の走行履歴(実際の走行時間)に基づき現在位置から目的地までの経験上の予定走行時間を求めることも可能である。
【0013】
走行目的決定手段30は、ユーザが車両を走行させる走行時刻からユーザの走行目的を決定する。この決定は、過去のユーザが車両を走行させる走行時刻とユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた「走行情報(走行時刻)−走行目的」の対応データ1(51)を参照して行われる。ユーザは、「所定時刻(6:00)において通勤の目的で車両を走行させる」、または「所定時刻(10:00)において買い物の目的で車両を走行させる」など、所定の時間に所定の目的で行動することがある。このような観点から、走行目的決定手段30は、ユーザAが毎朝6:00〜7:00に車両を走行させるという経験的な情報(対応データ1)を前提に、ユーザAが車両を6:00に走行させたという事実を示す情報を取得した場合、「ユーザAは通勤の目的で車両を走行させた」と判断し、ユーザAの走行目的を決定する。
【0014】
番組作成手段40は、走行時間演算手段20が求めた予定走行時間内の情報番組を作成し、走行目的決定手段30が決定した走行目的に応じた情報番組を作成する。
【0015】
また、本形態の番組作成手段40はテンプレート選択機能41を有する。テンプレート選択機能41は、予め記憶した、複数の情報番組の番組テンプレートを予定走行時間および/または走行目的に対応させた対応データ2(52)を読み出し、この対応データ2(52)を参照して、算出した予定走行時間または決定した走行目的の応じた番組テンプレートを選択する。この番組テンプレートは、情報番組の全体の時間と、情報番組に含まれる情報の種類(楽曲、ニュース等)、および番組内における各情報の提供のタイミングを規定する番組テンプレートである。この番組テンプレートによれば、30分で3種類のニュースと音楽とを提供するという情報番組の構成が決定され、各情報を提供するタイミングが決定される。本実施形態では情報番組を作成する処理時間を短縮する観点から番組テンプレートを用いて情報番組を作成するが、このような番組テンプレートを用いることなく、対応データ2(52)内の番組作成データを利用して情報番組の時間、含まれる情報の種類、各情報の提供のタイミングを決定し、情報番組を作成してもよい。
【0016】
このように選択された番組テンプレートは、情報番組に含まれる情報の種類、提供のタイミングを規定するが、情報のコンテンツ(内容)については規定しない。番組作成手段40のユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は、番組テンプレートが規定しないコンテンツの内容を提供情報データ54の中から選択する。ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は、ユーザごとに嗜好するコンテンツを対応づけた対応データ3(53)を参照することにより、ユーザの嗜好に応じて情報番組に含まれる情報(コンテンツ)を選択する。
【0017】
具体的に、図2〜図5に基づき番組作成手段40について説明する。
図2は、記憶装置5の対応データ2に記憶された番組テンプレートの例を示す図である。図2に示すように、識別された複数の番組テンプレートは、番組の対象となる走行目的、番組の対象となるユーザの年齢、番組の対象となる職業、番組の時間と対応づけられている。ユーザの年齢、職業、状況(出勤等)によって提供を希望する情報番組は異なるものと考えられるため、本実施形態ではこれらに応じた番組テンプレートを多数用意する。番組テンプレートのうち、たとえばNo.20001で識別される番組テンプレートは、通勤するユーザを対象に構成された番組であり、対象とするユーザの年齢層は25〜37歳であり、対象とするユーザの職業は会社員であり、情報番組の時間は1時間である。なお、図2で示した例に限定されることはない。また、対応データ2(52)は、少なくとも予定走行時間または/および走行目的と番組テンプレートとが対応づけられていればよい。
【0018】
図3は、走行情報取得部11が情報検出手段210から取得した目的地、現在位置と、算出された予定走行時間とを示す図である。走行情報取得部11は、走行情報(目的地、現在位置)に加えて、車両の識別番号とユーザ識別情報等のユーザ情報とを取得する。図3に示した「対応する現在位置から目的地までの予定走行時間」は、演算装置1の走行時間演算手段20により演算された時間である。このような情報によれば、番組作成手段40は、情報が送られてくる多数の車両から車両を特定し、ユーザを特定し、当該ユーザの予定走行時間を得ることができる。
【0019】
図4は取得した走行時刻と、決定された走行目的とを示す図である。走行情報(走行時刻)に加えて、車両およびユーザを識別する識別情報と、ユーザ情報と、特定されたユーザの走行時刻(曜日、時刻)とを取得する。図4に示した走行時刻は情報検出手段210から取得した時刻であり、対応する走行目的は、演算装置1の走行目的決定手段30が対応データ1(51)を参照して決定したものである。このような情報によれば、番組作成手段40は、車両、およびユーザを特定し、当該ユーザの走行目的の情報を得る。また、本形態の番組作成手段40は、決定された走行目的から予定走行時間を推測することもできる。走行目的が決定されることにより、ユーザの目的地を推測することができるため、現在位置と目的地とから予定走行時間を算出することができる。たとえば、ユーザAの走行目的が通勤と決定された場合、ユーザAは目的地を通勤先の所在地としていることが推測できる。勤務先の位置については、対応データ1(51)の走行履歴を参照することによって推測する。
【0020】
これらの情報に基づいて、番組作成手段40は情報番組を作成する。本形態では先述した番組テンプレートを用いて情報番組を作成する。具体的には、まず番組テンプレートを選択し、次に番組テンプレートが規定するコンテンツの内容を決定する。
【0021】
ここでは、まず予定走行時間に応じた番組テンプレートの選択について説明する。番組作成手段40のテンプレート選択機能41は、ユーザAが車両を走行させる予定走行時間が1時間であるとの情報(図3)を得た場合には、図2を番組テンプレート(対応データ2(52))を参照して、番組テンプレート20001、20002を選択する。
【0022】
本形態のテンプレート選択機能41は、予定走行時間に基づいて選択した番組テンプレートを、走行目的決定手段30が決定した走行目的を参照して、さらに絞り込む。
【0023】
まず、走行目的決定手段30は、ユーザAが実際に車両を走行させた走行時刻を取得する。この取得した走行時刻が17:00〜19:00である場合、この走行時刻からユーザAの走行目的を「帰宅」と決定し(図4参照)、その結果を番組作成手段40へ送出する。この結果を受け付けた番組作成手段40のテンプレート選択機能41は、図2の番組テンプレート(対応データ2(52))を参照して、先に予定走行時間に応じて選択された番組テンプレート20001,20002から番組テンプレート20002を選択する。なお、いずれの番組テンプレートを選択するかは、ユーザの年齢や、職業等のユーザ情報を参照して選択することも可能である。
【0024】
次に、番組テンプレートについて、図5を参照しつつ説明する。番組テンプレートは、情報番組の全体の時間と、情報番組に含まれる情報の種類(楽曲、ニュース等)、および番組内における各情報の提供のタイミングを規定する。具体的に、先に選択された番組テンプレート20002を例にして説明すると、番組テンプレート20002の番組時間は1時間であり、楽曲(コンテンツA)から始まり、ニュース(コンテンツB)、情報(1)、情報(2)と続き、楽曲(コンテンツC)で終了する。この楽曲(コンテンツC)の提供が完了すると、情報番組提供開始から1時間が経過したこととなり、ユーザは走行目的を達成し自宅(目的地)へ到着する。ちなみに、情報の内容は限定されないが、交通情報、株価情報、天気情報、スポーツ情報、買い物情報等のユーザが提供を希望する内容であることが好ましい。
【0025】
この番組テンプレートによれば、1時間で1種類のニュース、2種類の情報(情報(1)、情報(2))と2種類の音楽情報とを提供するという情報番組の構成が決定され、各情報の提供のタイミングが規定される。この番組テンプレートによりユーザが提供を希望する情報のすべてが、ユーザの走行時間(予定走行時間)内に提供することができる。また、各予定走行時間、各走行目的に応じた番組テンプレートを複数用意しておくことにより情報番組作成の時間を短縮することができ、番組作成手段40の作成処理速度を速くすることができる。
【0026】
また、本例に含まれる株価情報などは、所定の時間に情報の提供を受けたいとの希望がある。たとえば、ある証券市場の終値をいち早く確認したい場合などである。このような所定時間に開示される情報を取得したい場合には当該所定時間後に近いタイミングで情報を提供する情報番組を作成すればよい。
【0027】
さらに、本例に含まれる交通情報などは、所定の位置(タイミング)において情報の提供を受けたいとの希望がある。情報の提供の位置またはタイミングが適切であれば、この交通情報の内容に応じて、混雑を回避して迂回経路を選択することも可能である。このためには迂回経路を選択できる岐路の位置に到着する前のタイミングに交通情報がユーザに提供されなければならない。もし、当該岐路を通り過ぎた後のタイミングで渋滞の交通情報を取得しても、もはや迂回経路を選択することはできないからである。本例の情報番組によれば交通情報の提供のタイミングを調節することができる。すなわち、ユーザが走行を開始して(情報番組の提供が開始されて)から所定の時間経過後に交通情報を提供することによって、各ユーザの各走行において最適なタイミングで情報を提供することができる。
【0028】
この番組テンプレートに含まれる具体的な情報(コンテンツ)の内容を選択するのは番組作成手段40のユーザ嗜好コンテンツ選択機能42である。ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は、番組テンプレートに規定された各情報に適したコンテンツを、ユーザの嗜好に応じて決定する。具体的には、記憶装置5のユーザと当該ユーザの嗜好するコンテンツとを対応づけた対応データ3(53)を参照して、ユーザの嗜好に応じたコンテンツを選び出し、選び出したコンテンツを番組テンプレートに挿入して、情報番組を作成する。もちろん、ユーザの嗜好に応じることなく所定の情報を提供してもよい。
【0029】
ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42が参照するユーザと嗜好するコンテンツとの対応データ(53)の一例を図6に示した。図6に示すように、ユーザごとに、「提供を希望しない音楽ジャンル」、「提供を希望する情報の種類」、「ユーザが良く聞く楽曲のコンテンツ」などが対応づけられている。ユーザAが通勤(帰宅)する際に提供される番組テンプレート20002を例にして説明する。番組テンプレート20002は、図5に示すように楽曲(コンテンツA)、情報(1)、情報(2)、楽曲(コンテンツB)と情報を順次提供する。これらの情報の順番、情報の長さ(時間)はおよび情報提供のタイミングは番組テンプレートにより規定されているが、その情報番組に含まれる情報の内容は具体的に規定されていない。ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は、図6に示す対応データ3のユーザAの嗜好に応じて情報の内容を選択する。具体的には、楽曲(コンテンツA)の内容は、「提供を希望しない音楽ジャンル」のJポップ、ジャズ、クラッシク以外の音楽、たとえばロックを選択する。次にコンテンツBのニュースを提供する。ニュースの内容は、他の番組テンプレートと同じ一般的なニュースであってもよいが、「提供を希望する情報」が経済情報であることを考慮して経済情報を中心としたニュースを提供してもよい。さらに、情報(1)の内容は、「提供を希望する情報」である株価情報とし、情報(2)の内容は交通情報を選択する。楽曲(コンテンツC)は、良く聞く楽曲コンテンツの中からコンテンツ11、コンテンツ23を選択する。
【0030】
その結果、番組作成手段40は、番組テンプレート20002に従い、ユーザAが帰宅する際に、「楽曲(ロック)」「経済情報を中心としたニュース」「株価情報」「交通情報」「楽曲(コンテンツ11,コンテンツ23)」の各情報を順次提供する情報番組を作成する。
【0031】
このように作成された情報番組は、ユーザAが帰宅するまでの予定走行時間(1時間)に渡り提供され、提供される情報の内容はユーザの希望、ユーザの嗜好に応じたものとなる。
【0032】
また、情報番組に含まる情報が更新された場合には、提供情報取得部14が最新の情報を取得し、記憶された提供情報データを更新する。よって、ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42(または番組作成手段40)が選択する情報は常に最新の情報であり、ユーザに提供される情報番組に含まれる情報は更新された情報となる。
【0033】
次に、図7のフローチャートに基づいて本実施形態の制御手順を説明する。
【0034】
図7に示すように、開始(S100)後、情報提供装置100は、車両側ナビゲーション装置200からユーザ識別情報を取得し、車両およびユーザを特定する。
【0035】
まず、予定走行時間に応じた番組作成の制御手順を説明する。演算装置1の情報取得機能10は、情報検出手段210(車両側)が検出した走行情報(現在位置、目的地、走行時刻、その他の必要な情報を含む)を取得する(S102)。走行情報取得部11はこの走行情報から目的地、現在位置の情報を取得する(S103)。走行時間演算手段20は、目的地、現在位置の情報から走行経路を演算し、さらに現在位置から目的地までの予定走行時間を演算する(S104,図3参照)。
【0036】
番組作成手段40は、予定走行時間内の情報番組の作成を開始する(S103)。この情報番組の作成工程において、テンプレート選択機能41は、予定走行時間内に提供できる番組テンプレート(図2参照)を対応データ2(52)から選択する(S106)。
【0037】
また、ステップ103,104と並行または独立してステップS113,S114の処理が行われる。走行情報取得部11は、走行情報に含まれる走行日時,走行時刻を取得する(S113)。走行目的決定手段30は、取得した走行時刻から対応データ2(図4参照)を参照してユーザの走行目的を決定する。番組作成手段40のテンプレート選択機能41は、決定された走行目的に応じた番組テンプレートを、対応データ2(52)(図2参照)から選択する。本形態では、予定走行時間に応じて選択された複数の番組テンプレートから、さらに走行目的に応じた番組テンプレートを絞り込む(S107)。
【0038】
一の番組テンプレート(図5参照)が決定されたところで(S108)、ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は対応データ3(53)(図6参照)から特定されたユーザの嗜好情報を読み込む(S109)。ユーザの嗜好情報を参照して、番組テンプレートに含まれる情報の内容(コンテンツ)を選択し、決定する(S110)。ユーザ嗜好コンテンツ選択機能42は決定したコンテンツを番組テンプレート(図5参照)に挿入する(S112)。これにより所定の時間内において、ユーザの嗜好に応じた所定の情報を、所定のタイミングに提供する情報番組が作成される(S113)。この情報番組を出力させるための出力命令がネットワークを介して特定された車両側ナビゲーション装置200へ送出される。この出力命令を取得したナビゲーション装置200の演算装置は、スピーカ,ディスプレイ等の出力手段220を介して、情報番組に従い情報を提供する(S114)。ちなみに、情報番組を出力させるための命令には、これに含まれる情報の実体を表現する音声情報、文字情報または画像情報が含まれていてもよいし、情報が記憶されたアドレスを指し示し、当該情報を読み出し、読み出した情報を番組テンプレートに挿入させ、出力させる命令が含まれていてもよい。すなわち、図1に示すように、提供される情報は、サーバ側の情報提供装置100側に提供情報データ54が記憶されていてもよいし、車両側ナビゲーション装置200の記憶装置(CD,MD等の読み出し可能な可搬記憶媒体を含む)に記憶されていてもよい。
【0039】
本実施形態の情報提供装置100は、以上のように構成され機能するので、以下の効果を奏する。
【0040】
番組作成手段40は、目的地と現在位置とから求めた予定走行時間内の情報番組を作成するため、目的地に到着するまでに提供が予定された情報のすべてをユーザに提供することができる。これにより、ユーザは情報を完全に視聴することができる。
【0041】
また、番組作成手段40は、ユーザが車両を実際に走行させた走行時刻から求めたユーザの走行目的に応じて情報番組を作成するため、走行目的に応じた情報を提供することができる。さらに、走行目的からユーザが向かう目的地を推測することができ、当該目的地までの所要時間(予定走行時間)を求めることができる。このように、作成された予定走行時間内の情報番組によれば、情報番組に含まれるすべての情報をユーザが目的地に到着するまでに提供することができる。
【0042】
さらにまた、予定走行時間および/または走行目的に基づいて、現在位置から目的地へ至る経路を設定することができ、当該経路上の位置と当該位置をユーザが通過する予定時間との関係を求めることができるため、車両が走行する位置に応じて情報を提供するタイミングを考慮することができる。具体的には、渋滞経路に差し掛かる前に交通情報を提供できるように情報番組を作成することができる。
【0043】
番組作成手段40は、予定走行時間、走行目的に応じた、複数の情報番組の番組テンプレートを記憶し、当該番組テンプレートを用いて情報番組を作成するため、情報番組作成処理に必要な時間を短縮することができ、処理速度の速い情報提供装置を提供することができる。
【0044】
加えて、番組作成手段40は、ユーザの嗜好と情報とを対応づけた対応データを参照して、ユーザの嗜好に応じた情報を含む情報番組を作成することから、ユーザの嗜好が反映された情報番組を提供することができる。
【0045】
また、番組作成手段40は、情報番組に含まれる情報が更新された場合には、更新された最新の情報を含む情報番組を作成するため、ユーザに最新の情報を提供することができる。
【0046】
本実施形態では情報提供装置100について説明したが、本発明の情報提供用プログラムにより動作するコンピュータは、情報提供装置100と同様に作用し、同様の効果を奏する。
【0047】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の情報提供装置のブロック図である。
ト図である。
【図2】番組テンプレート情報の例を示す図である。
【図3】取得した目的地、現在位置と、算出された予定走行時間とを示す図である。
【図4】取得した走行時刻と、決定された走行目的とを示す図である。
【図5】番組テンプレートを説明するための図である。
【図6】情報に関するユーザの嗜好情報を説明するための図である。
【図7】図1に示した実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
100…情報提供装置
1…演算装置
11…走行情報取得部
20…走行時間演算手段
30…走行目的決定手段
40…番組作成手段
41…テンプレート選択機能
42…ユーザ嗜好コンテンツ選択機能
5…記憶装置
200…カーナビゲーション装置
210…情報検出手段
220…出力手段(スピーカ,ディスプレイ)

Claims (10)

  1. 車両に搭乗したユーザに複数の情報を含む情報番組を提供する情報提供装置であって、
    車両の現在位置および目的地から予定走行時間を求める走行時間演算手段と、
    前記走行時間演算手段により求められた予定走行時間内の情報番組を作成する番組作成手段とを有し、
    前記番組作成手段は、予め、前記予定走行時間に対応させた複数の情報番組のテンプレートを記憶し、前記走行時間演算手段により算出された予定走行時間に応じたテンプレートを選択して情報番組を作成する情報提供装置
  2. 車両に搭乗したユーザに複数の情報を含む情報番組を提供する情報提供装置であって、
    前記ユーザが車両を走行させる走行時刻と当該ユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた対応データを予め記憶し、前記対応データを参照して前記ユーザが実際に車両を走行させた走行時刻から当該車両を走行させるユーザの走行目的を決定する走行目的決定手段と、
    前記走行目的決定手段により求められた前記ユーザの走行目的に応じた情報番組を作成する番組作成手段とを有し、
    前記番組作成手段は、予め、前記走行目的に対応させた複数の情報番組のテンプレートを記憶し、前記走行目的決定手段により決定された走行目的に応じたテンプレートを選択して情報番組を作成する情報提供装置。
  3. 車両に搭乗したユーザに複数の情報を含む情報番組を提供する情報提供装置であって、
    車両の現在位置および目的地から予定走行時間を求める走行時間演算手段と、
    前記走行時間演算手段により求められた予定走行時間内の情報番組を作成する番組作成手段とを有し、
    前記ユーザが車両を走行させる走行時刻と当該ユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた対応データを予め記憶し、前記対応データを参照して前記ユーザが実際に車両を走行させた走行時刻から当該車両を走行させるユーザの走行目的を決定する走行目的決定手段を備え、
    前記番組作成手段は、予め、前記走行目的に対応させた複数の情報番組のテンプレートを記憶し、前記走行目的決定手段により決定された走行目的に応じたテンプレートを選択して情報番組を作成する情報提供装置。
  4. 前記提供される情報が更新された場合には、前記番組作成手段は、当該更新された情報を含む情報番組をユーザに提供する請求項1〜3の何れかに記載の情報提供装置。
  5. 前記番組作成手段は、前記ユーザの嗜好に前記情報を対応づけた対応データを参照して、前記ユーザの嗜好に応じた情報を含む情報番組を作成する請求項1〜4の何れかに記載の情報提供装置。
  6. 車両に搭載されたコンピュータに、
    前記車両の現在位置および目的地から予定走行時間を求めるステップと、
    前記求められた予定走行時間内に提供できる、複数の情報を含む情報番組を作成するステップと、
    前記作成した情報番組を、車両に搭乗したユーザに提供させるステップとを実行させるための情報提供用プログラムであって、
    前記情報番組を作成するステップは、
    前記予定走行時間に対応づけて予め記憶された複数の情報番組のテンプレートを読み出すステップと、
    前記読み出された複数のテンプレートの中から、前記算出された予定走行時間に応じたテンプレートを選択するステップと、
    前記選択されたテンプレートを用いて情報番組を作成するステップとを含む情報提供用プログラム。
  7. 車両に搭載されたコンピュータに、
    前記ユーザが車両を走行させる走行時刻と当該ユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた対応データを参照して、前記ユーザが実際に車両を走行させた走行時刻から当該車両に搭乗するユーザの走行目的を決定するステップと、
    前記決定された走行目的に応じた、複数の情報を含む情報番組を作成するステップとを実行させるための情報提供用プログラムであって、
    前記情報番組を作成するステップは、
    前記走行目的に対応づけて予め記憶された複数の情報番組のテンプレートを読み出すステップと、
    前記読み出された複数のテンプレートの中から、前記決定された走行目的に応じたテンプレートを選択するステップと、
    前記選択されたテンプレートを用いて情報番組を作成するステップとを含む情報提供用プログラム。
  8. 車両に搭載されたコンピュータに、
    前記ユーザが車両を走行させる走行時刻と当該ユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた対応データを参照して、前記ユーザが実際に車両を走行させた走行時刻から当該車両に搭乗するユーザの走行目的を決定するステップと、
    前記決定された走行目的に応じた、複数の情報を含む情報番組を作成するステップとを実行させるための情報提供用プログラムであって、
    前記ユーザが車両を走行させる走行時刻と当該ユーザが車両を走行させる走行目的とを対応づけた対応データを参照して、前記ユーザが実際に車両を走行させた走行時刻から当該ユーザの走行目的を決定するステップをさらに有し、
    前記情報番組を作成するステップは、前記走行目的に対応づけて予め記憶された複数の情報番組のテンプレートを読み出すステップと、
    前記読み出された複数のテンプレートの中から、前記決定された走行目的に応じたテンプレートを選択するステップと、
    前記選択されたテンプレートを用いて情報番組を作成するステップとを含む情報提供用プログラム。
  9. 前記複数の情報を含む情報番組を作成するステップは、
    前記情報が更新された場合には、当該更新された情報を含む情報番組をユーザに提供する請求項6〜8の何れかに記載の情報提供用プログラム。
  10. 前記情報番組を作成するステップは、
    前記ユーザの嗜好に前記情報を対応づけた対応データを参照して、前記ユーザの嗜好に応じた情報を含む情報番組を作成する請求項6〜9の何れかに記載の情報提供用プログラム。
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