JP4061072B2 - ヘッドレスト及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本願発明は、樹脂発泡成形による表皮一体型のヘッドレスト及びその製造方法に関するものである。
【従来の技術】
【0003】
表皮一体型のヘッドレストの製造に際しては、袋状に縫製された表皮体内にステー部と左右一対のポール部とを備えた芯材を挿入配置し、この状態で、該表皮体の内部に発泡樹脂材を注入しこれを発泡させ該表皮体の内部に充填してコア体を形成するのが通例である。
【0004】
この場合、上記芯材は、上記表皮体の一側に設けられた芯材挿入口を通してその内部に挿入されるとともに、そのポール部の先端寄り部分は該芯材挿入口部分を通して外部へ突出されている。このように、上記芯材のポール部が上記表皮体の内部から上記芯材挿入口を通して外部へ突出していることから、該ポール部の表面とこれが挿通する上記芯材挿入口との間に隙間が不可避的に生じることから、上記表皮体内に注入されここで発泡する発泡樹脂材の外部への漏出防止が大きな課題であった。そして、この場合、低コスト化等の要請から、発泡樹脂材の漏出防止を専用の部材を設けることなく安価な構成で実現することが必要である。
【0005】
このような表皮一体型のヘッドレストの製造方法における課題を解決する手段として従来より種々の技術が提案されており、その一つとして図6に示す如きヘッドレスト41が提案されている。
【0006】
この図6に示す表皮一体型のヘッドレスト41は、上述のように、袋状に縫製された表皮体42内に芯材43を、その各ポール部43B,43Bの一部を上記表皮体42外に突出させた状態で配置し、この状態で、上記表皮体42内に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡させて該表皮体42内に充填させてコア体44を成形し、該コア体44と上記芯材43とを一体化させてなるものである。
【0007】
そして、上記表皮体42は、広幅帯状の第1表皮材46を筒状にセットし、その両端縁にそれぞれ第2表皮材47,47を縫合して袋状に構成されるものであって、上記第1表皮材46の各端縁部46a,46bは、図6〜図8に示すように、これを上記表皮体42の内側へ所定寸法づつ折り返して相互に衝合可能としている。さらに、これら各端縁部46a,46bの衝合方向両端部をそれぞれ縫合線S01で示すように縫合してこれを閉止し、この左右の縫合部に挟まれた未縫合の部分を芯材挿入口48とするとともに、この左右の縫合部のから所定寸法だけ衝合方向内側へ離間した位置には接合テープ50を取付け、該接合テープ50によって上記芯材挿入口48を開放・閉止可能に接合している。
【0008】
この場合、上記左右の縫合部間の間隔(即ち、上記芯材挿入口48の長さ寸法)は上記芯材43の左右一対のポール部43B,43Bを密接状態で挿入し得るような寸法に設定されており、またこの縫合部の内側端と上記接合テープ50の端部との間の未接合部分は上記ポール部43Bの挿通穴として機能し得るように該ポール部43Bの径寸法に対応して設定されている。
【0009】
尚、上記芯材挿入口48の長さ方向において離間配置される左右一対の接合テープ50,50間に位置する未接合部分は、図6に鎖線図示するように樹脂注入管53の挿通部位とされる。
【0010】
上記表皮体42内への発泡樹脂材の注入に際しては、先ず、上記接合テープ50,50を離脱させて上記芯材挿入口48を開放し、ここを通して上記芯材43を上記ステー部43A側から所定位置まで挿入し、しかる後、上記接合テープ50,50を接合して上記ポール部43B,43Bの先端部のみを外部に突出させる。そして、この状態で、上記表皮体42の内部に上記樹脂注入管53から発泡樹脂材を注入しこれを発泡させる。この場合、上記ポール部43B,43Bの上記表皮体42に対する貫通部分は、該ポール部43B,43Bの対向方向外側においては縫合された各端縁部46a,46bが密着しており、また対向方向内側においては該ポール部43B,43Bの近傍で上記接合テープ50によって各端縁部46a,46bが接合されていることから、上記貫通部分に専用の樹脂漏洩防止部材を設けずとも、該部分からの発泡樹脂材の漏洩が可及的に防止されるものである。
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
ところが、このような従来の製造方法により製造されるヘッドレスト41においては、次のような問題があった。
【0012】
即ち、第1に、上記ポール部43B,43Bの対向方向外側部位においては、上記第1表皮材46の各端縁部46a,46b同士が上記表皮体42の表面近くにおいて縫合され縫合線S01に直交する方向(即ち、上記第1表皮材46の周方向)への伸縮追従性がほとんど無く、しかもこのポール部43Bの外側部位は上記各端縁部46a,46bが縫合状態から開放状態(即ち、上記ポール部43Bの周囲に巻き付けられる状態)へ急激に変化する部位であることから、上記表皮体42内での発泡樹脂材の発泡に伴ってその発泡圧力によって上記第1表皮材46にその周方向への引張力が作用する場合、上記ポール部43Bの外側部位において第1表皮材46の引き吊り現象が生じ、上記表皮体42の表面に上記ポール部43Bの外側部位からその周方向へ延びる皺51,51,・・が発生し易くなる点である。
【0013】
第2に、上記第1表皮材46の各端縁部46a,46bは、上記ポール部43Bの外側に対応する部分では縫合により一体的に接合されているのに対して、該ポール部43Bの内側に対応する部分は未縫合であって該各端縁部46a,46bがその衝合面に沿う方向へ相対変位可能とされていることから、例えば上記表皮体42の縫製加工時に縫製誤差によって上記各端縁部46a,46b相互間に衝合ズレが生じた場合、この表皮体42を用いてその内部で発泡樹脂材を発泡させて上記コア体44を形成したとき、この各端縁部46a,46bの衝合ズレがそのままヘッドレスト41の外形の変形52として現れ易い点である。
【0014】
第3に、上記第1表皮材46の各端縁部46a,46bが上記ポール部43Bの内側部位において上記接合テープ50によって接合されているものの、該接合テープ50の厚さがあり、これによって上記ポール部43Bの表面との間に小さい乍らも隙間49が生じることは不可避であり、しかもこの隙間49は上記ポール部43Bの表面に沿って延びることから、上記表皮体42内において発泡樹脂材が発泡する際、その一部が上記隙間49を通って外部へ漏出することが懸念される点である。
【0015】
これらの結果、上記ヘッドレスト41においては、見映えが悪くなりその商品価値が低下するという問題が生じるものであった。
【0016】
そこで本願発明では、外表面の皺とか変形の発生が少なく、しかも発泡樹脂材の漏出が無く見映えが良好で商品価値の高いヘッドレスト及びその製造方法を提案することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0018】
本願の第1の発明では、表皮材21で袋状に形成され且つその外周面の適所には芯材挿入口5を備えた表皮体2と、ステー部31の両端にそれぞれこれに略直交する方向へ延出するポール部32,32を備えた略コ字状形態を有し且つ上記ステー部31が上記芯材挿入口5を通して上記表皮体2の内部に挿入配置された芯材3と、発泡樹脂材を上記表皮体2の内部において発泡充填させてなるコア体4とを備えて構成されたヘッドレストにおいて、上記表皮体2の上記芯材挿入口5を、上記表皮材21の両端縁21c,21dをそれぞれ上記表皮体2の内部側へ折り返して相互に衝合させて形成するとともに、上記芯材3の上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部分においては上記表皮材21の両端縁21c,21dを、上記表皮体2の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部32,32側に接近してその内側端部が該各ポール部32,32に当接するように傾斜状に縫合したことを特徴としている。
【0019】
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係るヘッドレストにおいて、上記表皮材21の両端縁21c,21dのうち上記各ポール部32,32の対向方向内側に対応する部位を、上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置で且つ該各ポール部32,32に近接する位置において熱可塑性接着剤により接着接合するとともに、この接着接合部位よりもさらに内部側まで上記各ポール部32,32に沿って延設したことを特徴としている。
【0020】
本願の第3の発明では、表皮材21によって袋状に縫合形成されるとともに該表皮材21の各端縁部21c,21d同士を内側に折り込んで衝合させることで芯材挿入口5を形成した表皮体2と、ステー部31の両端にそれぞれこれに略直交する方向へ延出するポール部32,32を備えた略コ字状形態を有する芯材3とを用い、上記表皮体2内に上記芯材挿入口5を通して上記芯材3の上記ステー部31側を挿入配置した後、上記芯材挿入口5を構成する上記表皮材21の上記各端縁部21c,21dの一部を接合閉止し、しかる後、上記表皮体2内に発泡樹脂材を注入しこれを発泡充填させて該表皮体2の内部に上記芯材3の上記ステー部31側部分を埋包せしめた状態でコア体4を形成するようにしたヘッドレストの製造方法において、上記表皮体2の縫製に際して、上記表皮体2の上記各端縁部21c,21dのうち上記芯材挿入口5の上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部位を、上記表皮体2の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部32,32側に接近してその内側端部が該各ポール部32,32に当接するように傾斜状に縫合することを特徴としている。
【0021】
本願の第4の発明では、上記第3の発明に係るヘッドレストの製造方法において、上記表皮体2の上記各端縁部21c,21dに対する接着による接合閉止を、上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置で且つ該各ポール部32,32に近接する位置において行うことを特徴としている。
【0022】
本願の第5の発明では、上記第3の発明に係るヘッドレストの製造方法において、上記表皮体2の形成に際して、上記表皮材21の上記各端縁部21c,21dを、上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置よりもさらに上記表皮体2の内部側へ延設させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0023】
従って、本願発明では次のような効果が得られる。
【0024】
(1)本願の第1の発明にかかるヘッドレストによれば、上記表皮体2の上記芯材挿入口5を、上記表皮材21の両端縁21c,21dをそれぞれ上記表皮体2の内部側へ折り返して相互に衝合させて形成するとともに、上記芯材3の上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部分においては上記表皮材21の両端縁21c,21dを上記表皮体2の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部32,32側に接近してその内側端部が該各ポール部32,32これに当接するように傾斜状に縫合しているので、上記表皮材21の両端縁21c,21dの上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部分においては、その縫合部位が上記表皮体2の表面から離れてその内部寄りに位置し、該表皮体2の表面近傍では上記表皮材21がフリー状態となり伸縮追従性が大きいことから、上記表皮体2内での発泡樹脂材の発泡に伴いその発泡圧力によって上記表皮材21に対してその周方向への引張力が作用したとしても、上記両端縁21c,21dはこれらの間の衝合間隔を拡大させるように変位することでこれを吸収し、この結果、上記ポール部32の外側部位において上記表皮材21に引き吊り現象が生じて皺が発生するのが確実に防止される。また、上記表皮材21の両端縁21c,21dの縫合に際して誤差が生じ、これらが衝合方向に位置ズレしたとしても、この縫合誤差に伴う位置ズレが、上記表皮体2の表面側において上記表皮材21の両端縁21c,21dをフリー状態としたことで吸収緩和され、ヘッドレストの外面に変形が生じるのが防止される。
【0025】
これらの相乗効果として、ヘッドレストの美観性が良好に維持され、延いてはその商品価値の向上が期待できるものである。
【0026】
(2)本願の第2の発明にかかるヘッドレストによれば、上記(1)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明のヘッドレストでは、上記表皮材21の両端縁21c,21dのうち上記各ポール部32,32の対向方向内側に対応する部位を、上記表皮体2の表面よりも内部寄り位置で且つ該各ポール部32,32に近接する位置において熱可塑性接着剤により接着接合するとともに、この接着接合部位よりもさらに内部側まで上記各ポール部32,32に沿って延設しているので、
第1に、上記表皮材21の両端縁21c,21dの接合を熱可塑性接着剤により接着接合したことで、例えば従来のように縫合固定された接合テープ50によって行う場合に比して、接合作業工数が格段に低減され、延いてはヘッドレストの低コスト化が図れる、
第2に、熱可塑性接着剤による接合は、上記表皮体2内に上記芯材3を挿入配置した状態において行うことができることから、該芯材3のポール部32に近接した位置を確実に接合して該ポール部32との間の隙間を可及的に小さくすることができ、例えば従来のように接合テープを予め縫合固定しておく場合のように縫合誤差によって上記芯材3の挿入配置状態において上記接合テープによる接合位置が上記ポール部32から離れ該ポール部32との間に比較的大きな隙間が生じるような場合に比して、該ポール部32に沿った部位から外部への発泡樹脂材の漏洩がより確実に防止される、
第3に、上記熱可塑性接着剤による上記各端縁部21c,21dの接着接合部位が上記表皮体2の表面よりも内部寄り位置に設定されていることで、該各端縁部21c,21dは上記表皮体2の表面部分においてはフリー状態となり伸縮追従性が大きく、上記表皮体2内での発泡樹脂材の発泡に伴いその発泡圧力によって上記表皮材21に対してその周方向への引張力が作用したとしても、上記両端縁21c,21dはこれらの間の衝合間隔を拡大させるように変位することでこれを吸収し、上記表皮材21の引き吊り現象による皺の発生が防止される、
第4に、上記各端縁部21c,21dを熱可塑性接着剤による接着接合部位よりもさらに内部側まで上記各ポール部32,32に沿って延設しているので、例え上記接着接合部において該接着接合部と上記ポール部32の表面との間に隙間が生じたとしても、これよりも上記表皮体2の内部寄りに位置する上記各端縁部21c,21dの延設部分が発泡樹脂材の発泡圧を受けて上記ポール部32の表面側に密着し、これによって発泡樹脂材の漏洩が防止される、
等のことから、これらの相乗効果として、表面に皺とか変形等が無く且つ発泡樹脂材の漏洩による表面の汚損の無い美観性に優れたヘッドレストを得ることができるものである。
本願の第3の発明にかかるヘッドレストの製造方法によれば、上記表皮体2の縫製に際して、上記表皮体2の上記各端縁部21c,21dのうち上記芯材挿入口5の上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部位を、上記表皮体2の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部32,32側に接近してその内側端部が該各ポール部32,32に当接するように傾斜状に縫合しているので、上記表皮材21の両端縁21c,21dの上記各ポール部32,32の対向方向外側に対応する部分においてはその縫合部位が上記表皮体2の表面から離れてその内部寄りに位置し、該表皮体2の表面近傍では上記表皮材21がフリー状態となり伸縮追従性が大きく、このため、上記表皮体2内での発泡樹脂材の発泡作用に伴って上記表皮材21に対してその周方向への引張力が作用しても、上記伸縮追従性によってこれが吸収され、上記ポール部32の外側部位において上記表皮材21に引き吊り現象が生じて皺が発生するのが確実に防止され、美観性に優れたヘッドレストを得ることができる。
【0027】
(4) 本願の第4の発明に係るヘッドレストの製造方法によれば、上記表皮体2の上記各端縁部21c,21dに対する接着による接合閉止を、上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置で且つ該各ポール部32,32に近接する位置において行うようにしているので、
第1に、上記接着接合部位が上記表皮体2の表面よりも内部寄り位置に設定されていることで、該各端縁部21c,21dは上記表皮体2の表面部分においてはフリー状態となり伸縮追従性が大きく、従って、上記表皮体2内での発泡樹脂材の発泡作用に伴う上記表皮材21の引き吊り現象による皺の発生が防止され、 第2に、上記接着接合部位が上記芯材3の上記ポール部32に近接した位置に設定されていることで、記ポール部32に沿った部位から外部への発泡樹脂材の漏洩が寄り確実に防止され、
これらの相乗効果として、美観性に優れたヘッドレストを提供できる。
(5) 本願の第5の発明に係るヘッドレストの製造方法によれば、上記表皮体2の形成に際して、上記表皮材21の上記各端縁部21c,21dを、上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置よりもさらに上記表皮体2の内部側へ延設させているので、例え熱可塑性接着剤による接着接合部において該接着接合部と上記ポール部32の表面との間に隙間が生じたとしても、これよりも上記表皮体2の内部寄りに位置する上記各端縁部21c,21dの延設部分が発泡樹脂材の発泡圧を受けて上記ポール部32の表面側に密着し、これによって発泡樹脂材の漏洩が防止されることとなり、発泡樹脂材の漏洩による表面の汚損の無い美観性に優れたヘッドレストを得ることができる。
【発明の実施の形態】
【0028】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明の実施形態にかかる表皮一体型のヘッドレスト1を示している。このヘッドレスト1は、袋状に縫製された次述の表皮体2内に後述する芯材3を配置し、この状態で、上記表皮体2内に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡させて該表皮体2内にコア体4を成形し、該コア体4と上記芯材3とを一体化させてなるものである。
【0029】
上記芯材3は、所定径のロッド体を略「コ」字状に折曲して構成されるものであって、略平行に延出する両端部をそれぞれシート側への支持部となるポール部32,32とし、また該各ポール部32,32の中間に位置する部分をステー部31としている。
【0030】
上記表皮体2は、図1に示すように、広幅帯状の第1表皮材21と異形長円状の平面形態をもつ左右一対の第2表皮材22,22とで構成され、上記一対の第2表皮材22,22の周縁と上記第1表皮材21の左右の側縁部とを縫合して袋状形態としたものであり、図4に示す形態が縫製完了状態であって、図5に示す形態が縫製完了したものを表裏反転させたもので、上記表皮体2の単体としての最終形態である。
【0031】
ここで、この表皮体2の製造工程を簡単に説明するが、それに先立って上記第1表皮材21の型取りについて説明する。
【0032】
上記第1表皮材21は、上述のように広幅帯状形態をもち、これを筒状に湾曲させた状態で上記第2表皮材22側と縫合されるものであるが、その型取り状態においては、その長さ方向(即ち、湾曲方向)の各端縁部21c,21dを同一形状の段付縁状に形成している。
【0033】
即ち、図4に示すように、上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dは、その両側縁から幅方向に平行に延びる第1直線縁24,24と、該各第1直線縁24,24の内側端部に連続してこれから長さ方向外方に向かって斜めに立ち上がる傾斜縁25,25と、該各傾斜縁25,25の内側端部に連続して幅方向に平行に延びる第2直線縁26,26と、該各第2直線縁26,26の内側端部から幅方向に所定範囲内で該第2直線縁26よりもさらに長さ方向外方へ延出する矩形突片状の延出縁部27,27と、該延出縁部27,27の中間に位置し且つその外端が上記第2直線縁26と略同等とされた中央縁部28とからなる段付縁状とされている。
【0034】
続いて、上記第1表皮材21と上記各第2表皮材22,22とを用いて上記表皮体2を製作する場合の手順について説明すると、先ず、図4に示すように、上記第1表皮材21をその裏面21bを表に出した状態でその各端縁部21c,21d同士を衝合させ、上記第1直線縁24と傾斜縁25の部分のみを縫合し(縫合線S1)、筒状形態の第1表皮材21を得る。
【0035】
次に、この筒状形態の上記第1表皮材21の両側縁21e,21fに、その裏面22bを表にした状態で上記第2表皮材22,22をそれぞれ衝合させてその外周縁を縫合し(縫合線S2)、該第1表皮材21と各第2表皮材22,22とを一体化してこれを袋状とする。これで縫製加工が完了する。
【0036】
次に、この裏返し状態で縫製された表皮体2を、上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dのうち、縫合されずに開放状態のまま残った部分を通して、表裏反転させ、上記第1表皮材21の表面21a及び上記各第2表皮材22,22の表面22a,22aをそれぞれ表側に出す。このように表裏反転したものが図5に示す状態であって、この図5に示す形態が上記表皮体2の最終形態である。
【0037】
この最終形態の表皮体2においては、図5に示すように、上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dが上記表皮体2の内側へ折り込まれて衝合した状態となっているが、この場合、上述のように、上記第1表皮材21の各端縁部21c,21d同士を衝合させて該各端縁部21c,21dの各第1直線縁24,24と各傾斜縁25,25の二つの部分のみを縫合し、その他の部分は未縫合としたことによって、該表皮体2の表面側では幅方向外端に位置する上記第1直線縁24,24に対応する部分のみが縫合され、該第1直線縁24,24の中間部位はスリット状に開放された状態とされ、この開放部分が芯材挿入口5として機能する。また、この芯材挿入口5は、上記各端縁部21c,21dの上記各傾斜縁25,25が縫合されていることで、その両端部はそれぞれ上記表皮体2の表面側から内部側に向かうに伴って次第に幅方向内側へ移行し、該芯材挿入口5全体としての開口幅は表皮体2の表面側から内部側に向かうに伴って次第に漸減するようになっている(図2参照)。
【0038】
続いて、このようにして形成された上記表皮体2及び上記芯材3を用いて上記ヘッドレスト1を製作する場合の作業手順を説明すると次の通りである。
【0039】
先ず、樹脂注入の準備作業として、上記表皮体2に上記芯材3をセットする。即ち、上記表皮体2の上記芯材挿入口5を開き、該芯材挿入口5を通して上記芯材3をそのステー部31側から上記表皮体2内に挿入し、所定位置(即ち、上記各ポール部32,32の先端側の所定範囲が上記芯材挿入口5から外方へ突出するような位置)に配置する。
【0040】
この場合、図2に示すように、上記芯材3の各ポール部32,32がそれぞれ上記芯材挿入口5の両端に位置し且つ縫合線S1で示すように斜めに縫合された上記各端縁部21c,21dの上記傾斜縁25,25部分の内側端部に当接するとともに上記第2直線縁26が上記ポール部32の外周面の外側の略半周部分に巻き付くように衝合することで、該芯材3の配置状態における左右方向の位置決めがなされる。
【0041】
次に、上記芯材挿入口5の上記各ポール部32,32の中間部位を開き、この状態で、熱可塑性接着剤の塗布具(図示省略)を該芯材挿入口5内に挿入し、図2及び図3に示すように、上記熱可塑性接着剤によって上記各端縁部21c,21d同士を、上記ポール部32に可及的に近接した位置で且つ上記芯材挿入口5の深さ方向においては上記傾斜縁25の内側端に略対応するような深さ位置において、該芯材挿入口5の長さ方向の所定範囲(例えば、上記延出縁部27に対応する長さ範囲)を接着接合する(図2及び図3には、熱可塑性接着剤による接着部を符号6で示す)。なお、上記各端縁部21c,21dの上記中央縁部28に対応する部位は、樹脂注入管(図示省略)の挿入部となる。
【0042】
このように熱可塑性接着剤で上記各端縁部21c,21dの一部を接着接合することで、図2及び図3に示すように、上記芯材3のポール部32は、上記各端縁部21c,21dの傾斜縁25の内側端部に対応する深さ位置(該ポール部32の軸方向位置)において、該各端縁部21c,21dの上記第2直線縁26,26が密着状態で巻き付けられた状態となり、該第2直線縁26,26と上記ポール部32の外周面との間の隙間が略完全に閉止された状態となる。また、上記接着部6よりも上記表皮体2の内部側に位置する上記各端縁部21c,21dの上記延出縁部27,27は、相互に衝合されるとともにその外側端縁27a,27a部分が上記ポール部32の外周面に対してその軸方向に所定長さで当接することになる。
【0043】
また、このように上記芯材3の上記ポール部32を上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dの傾斜縁25,25の内側端部とこれに連続する上記第2直線縁26,26部分とによって上記表皮体2の表面から所定深さ位置において巻回して拘束したことで、上記第1表皮材21のうち、上記芯材挿入口5の端部近傍(即ち、上記ポール部32の挿通部の近傍)に対応する部分は、上記表皮体2の表面側においてはフリー状態とされ、該第1表皮材21の長さ方向(筒状形態における周方向)への引張力に対しては、上記各端縁部21c,21d同士の対向間隔を拡大するように変形することでこれを吸収することができるようになっている(即ち、高い伸縮追従性をもつ構造となっている)。
【0044】
次に、上記表皮体2内に、上記芯材挿入口5の上記中央縁部28に対応する部分から樹脂注入管を挿入し、該樹脂注入管を通して該表皮体2内に発泡樹脂材を適量注入し、これを該表皮体2内において発泡させ且つその内部に充填させて上記コア体4を成形する(図1参照)。尚、上記樹脂注入管は、発泡樹脂材の注入完了後、上記表皮体2から引き抜かれる。
【0045】
この発泡樹脂材の上記表皮体2内での発泡による上記コア体4の成形時には、上記表皮体2内に上記発泡樹脂材の発泡作用に伴う発泡圧が作用することから、該発泡樹脂材の外部への漏洩防止が確実に行われることが必要となる。この場合、この実施形態のものにおいては、先ず、上記芯材挿入口5の上記中央縁部28,28に対応する部分は未接合であるものの、発泡圧が該中央縁部28,28同士の衝合状態を助長するように働き、この部分からの発泡樹脂材の漏洩が確実に防止される。
【0046】
また、上記芯材3のポール部32の挿通部分においては、該ポール部32の外周面に上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dの第2直線縁26部分が密着していることと、上記接着部6が上記ポール部32に可及的に近接した位置に設定されていること、及び上記接着部6よりも上記表皮体2の内部側において上記各端縁部21c,21dの延出縁部27,27の外側端部がそれぞれ上記ポール部32の外周面に当接し且つこの当接状態が上記発泡樹脂材の発泡圧によって助長され密着状態とされ、例え上記ポール部32と上記接着部6との間に隙間7が存在していたとしてもこの隙間7がこれよりも上記表皮体2の内部側において上記延出縁部27,27のポール部32への当接によって閉塞されること、等の相乗効果として、上記芯材3のポール部32の挿通部分からの発泡樹脂材の外部への漏洩が確実に防止される。
【0047】
従って、上記コア体4の発泡成形によって得られる最終製品としてのヘッドレスト1においては、発泡樹脂材の漏洩による汚損の無い美観性に優れた表面をもつことになる。
【0048】
一方、上記発泡樹脂材の上記表皮体2内での発泡時には、その発泡圧が上記表皮体2の内面全域に作用し該表皮体2は膨張作用を受けるが、この表皮体2の膨張作用はこれを形成する上記第1表皮材21に対してこれをその長さ方向(上記ヘッドレスト1の周方向)に引張する引張力として現れる。このため、例えば、従来のように、上記第1表皮材21が上記ポール部32の挿通部分において該第1表皮材21の表面側での縫合により拘束されていると、該部分における上記第1表皮材21の収縮追従性が乏しいことから、該第1表皮材21に引き吊り現象が生じ、その結果、上記ヘッドレスト1の表面に皺が発生し易くなることは既述の通りである。
【0049】
ところが、この実施形態のものにおいては、上述のように、上記ポール部32よりも表皮体2の幅方向外側(即ち、一対のポール部32,32の対向方向において該ポール部32の外側)においては上記傾斜縁25,25を設けることで上記ヘッドレスト1の表面側がフリー状態とされ、また上記ポール部32よりも表皮体2の幅方向内側においては上記接着部6が表皮体2の表面よりも内部寄りに設定され該表面部分がフリー状態とされていることから、該第1表皮材21の長さ方向への伸縮追従性が高くなっている。このため、上記表皮体2内での発泡樹脂材の発泡作用によって上記第1表皮材21にその長さ方向への引張力が作用しても、該引張力は上記第1表皮材21がその伸縮追従性によってその表面側において上記各端縁部21c,21d同士がその対向間隔を拡大するように変形することで吸収緩和され、該第1表皮材21の表面における引き吊り現象の防止によって該表面に皺が発生するのが可及的に防止され、平滑で美麗な表面をもつヘッドレスト1を得ることができる。
【0050】
さらに、上述のように、上記第1表皮材21の各端縁部21c,21dを上記表皮体2の表面側において縫合せず該表面側に伸縮追従性を持たせたことで、例えば上記第1表皮材21の縫製時の誤差によって上記各端縁部21c,21d同士の衝合状態がその幅方向(即ち、上記芯材挿入口5の長さ方向)へズレたとしても、この縫合誤差によるズレが上記伸縮追従性によって確実に吸収され、上記ヘッドレスト1の表面に予期しない無用の変形部が生じ、該ヘッドレスト1の適正な表面形態を損ねるというような事態の発生が防止される。
【0051】
これらの結果、上記コア体4の発泡成形によって得られる最終製品としてのヘッドレスト1においては、表面に皺とか変形の無い適正形態のヘッドレスト1を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかるヘッドレストの全体斜視図である。
【図2】 図1のII−II拡大要部断面図である。
【図3】 図2のIII−III断面図である。
【図4】 本願発明にかかるヘッドレストの製造に用いられる表皮体の縫製状態を示す斜視図である。
【図5】 上記表皮体の使用時形態を示す斜視図である。
【図6】 従来のヘッドレストを示す斜視図である。
【図7】 図6のVII−VII拡大要部断面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII矢視図である。
【符号の説明】
1はヘッドレスト、2は表皮体、3は芯材、4はコア体、5は芯材挿入口、6は接着部、7は隙間、8は漏斗状部、9は衝合部、21は第1表皮材、22は第2表皮材、24は第1直線縁、25は傾斜縁、26は第2直線縁、27は延出縁部、28は中央縁部、31はステー部、32はポール部、S1及びS2は縫合線である。
Claims (5)
- 表皮材(21)で袋状に形成され且つその外周面の適所には芯材挿入口(5)を備えた表皮体(2)と、ステー部(31)の両端にそれぞれこれに略直交する方向へ延出するポール部(32),(32)を備えた略コ字状形態を有し且つ上記ステー部(31)が上記芯材挿入口(5)を通して上記表皮体(2)の内部に挿入配置された芯材(3)と、発泡樹脂材を上記表皮体(2)の内部において発泡充填させてなるコア体(4)とを備えて構成されたヘッドレストであって、
上記表皮体(2)の上記芯材挿入口(5)が、上記表皮材(21)の両端縁(21c),(21d)をそれぞれ上記表皮体(2)の内部側へ折り返して相互に衝合させて形成されるとともに、上記芯材(3)の上記各ポール部(32),(32)の対向方向外側に対応する部分においては上記表皮材(21)の両端縁(21c),(21d)が、上記表皮体(2)の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部(32),(32)側に接近してその内側端部が該各ポール部(32),(32)に当接するように傾斜状に縫合されていることを特徴とするヘッドレスト。 - 請求項1において、
上記表皮材(21)の両端縁(21c),(21d)のうち上記各ポール部(32),(32)の対向方向内側に対応する部位が、上記傾斜縁(25)の内側端に略対応するような深さ位置で且つ該各ポール部(32),(32)に近接する位置において熱可塑性接着剤により接着接合されるとともに、この接着接合部位よりもさらに内部側まで上記各ポール部(32),(32)に沿って延設されていることを特徴とするヘッドレスト。 - 表皮材(21)によって袋状に縫合形成されるとともに該表皮材(21)の各端縁部(21c),(21d)同士を内側に折り込んで衝合させることで芯材挿入口(5)を形成した表皮体(2)と、ステー部(31)の両端にそれぞれこれに略直交する方向へ延出するポール部(32),(32)を備えた略コ字状形態を有する芯材(3)とを用い、上記表皮体(2)内に上記芯材挿入口(5)を通して上記芯材(3)の上記ステー部(31)側を挿入配置した後、上記芯材挿入口(5)を構成する上記表皮材(21)の上記各端縁部(21c),(21d)の一部を接合閉止し、しかる後、上記表皮体(2)内に発泡樹脂材を注入しこれを発泡充填させて該表皮体(2)の内部に上記芯材(3)の上記ステー部(31)側部分を埋包せしめた状態でコア体(4)を形成するようにしたヘッドレストの製造方法であって、
上記表皮体(2)の縫製に際して、上記表皮体(2)の上記各端縁部(21c),(21d)のうち上記芯材挿入口(5)の上記各ポール部(32),(32)の対向方向外側に対応する部位を、上記表皮体(2)の表面側から内部側に向かうにつれて次第に上記各ポール部(32),(32)側に接近してその内側端部が該各ポール部(32),(32)に当接するように傾斜状に縫合したことを特徴とするヘッドレスト及の製造方法。 - 請求項3において、
上記表皮体(2)の上記各端縁部(21c),(21d)に対する接着による接合閉止を、上記傾斜縁(25)の内側端に略対応するような深さ位置で且つ該各ポール部(32),(32)に近接する位置において行うことを特徴とするヘッドレストの製造方法。 - 請求項3において、
上記表皮体(2)の形成に際して、上記表皮材(21)の上記各端縁部(21c),(21d)を、上記傾斜縁(25)の内側端に略対応するような深さ位置よりもさらに上記表皮体(2)の内部側へ延設させることを特徴とするヘッドレストの製造方法。
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