JP2004338276A - 表皮一体型成形品及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表皮体2に対向配置される一対の折返し部2Aa,2Aaを設けるとともに、該一対の折返し部2Aa,2Aaの何れか一方に注入管挿入孔6を設ける。かかる構成とすることで、注入管挿入孔6の外部への露出が折返し部2Aa,2Aaによって防止され、表皮一体型成形品の美観性が良好となりその商品価値が向上する。また、表皮一体型成形品の製造時に例え注入管挿入孔6部分から発泡樹脂材が多少漏洩しても、これが外部へ露出するのが折返し部2Aa,2Aaによって防止され、漏洩発泡樹脂材の除去処理が不要となり、表皮一体型成形品の美観性の確保と低コスト化とが両立される。これらの相乗効果として、美観性に優れた商品価値の高い表皮一体型成形品をより安価に提供できる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、例えば車両用シートに備えられるヘッドレストのように、袋状に成形された表皮体の内部に直接に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡充填させてコア体を形成してなる表皮一体型成形品と、その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、表皮一体型のヘッドレストが種々提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3 参照)。
【0003】
これらヘッドレストは、上述のように表皮体内に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡充填させてコア体を形成してなるものであるが、その場合、表皮体のうち、ヘッドレスト周面を構成するように筒状に縫製される周面材の周方向両端部の端縁から所定幅範囲をそれぞれ内方へ向けて(即ち、コア体の形成用空間となる内部空間内へ向けて)折り返し、これら一対の折返し部の間にヘッドレスト幅方向に延びるスリット状の開口部を形成している。そして、この開口部を通して注入管を外部から表皮体の内部空間内へ挿通配置し、該注入管を用いて内部空間内に発泡樹脂材を注入し、これを発泡充填させてコア体を形成することで、表皮体とコア体とが一体化されたヘッドレストを得るものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−254165号公報(段落「0013」,「0014」, 「0016」〜「0018」,「0025」,図1,図3参照)
【特許文献2】
特開平6−178878号公報(段落「0010」,「0017」〜「0019」,図1,図2参照)
【特許文献3】
特開平11−314230号公報(段落「0010」〜「0012」,「0018」〜「0020」,図1,図3参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、この発泡成形作業における上記注入管の抜去時期としては、発泡樹脂材の注入完了時点で注入管を抜去する方法(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)と、注入された発泡樹脂材の発泡が完了した時点で注入管を抜去する方法(例えば、特許文献3参照)とがある。
【0006】
前者の方法においては、発泡樹脂材の発泡と硬化が完了する以前に注入管を抜去するものであることから、この注入管の抜去後に上記開口部に残存する注入管挿入孔(この挿入孔は注入管の抜去に伴って自己復元力で閉塞方向となるものの、完全に閉塞状態となることはなく、半開状態となる)からの樹脂材の漏洩が生じ、漏洩樹脂材の付着による表皮体の汚損、成形形状の不良等によってヘッドレストとしての商品価値の低下を招来する等の問題の発生が危惧される。
【0007】
このような問題を解決する手段として、例えば特許文献1に示されるように、上記開口部を構成する表皮体の両端の折返し部のうち、一方の折返し部を他方の折返し部よりも長寸とし且つその先端側を折返し状に折曲させ、この折曲部分を発泡樹脂材の発泡圧によって他方の折返し部の端縁側に押し付けて上記開口部における注入管挿入孔を閉塞し、発泡樹脂材の発泡膨張に伴う漏洩を防止することが提案されている(第1の漏洩防止構造)。
【0008】
また、例えば特許文献2に示されるように、表皮体の開口部を構成する一対の折返し部の間にファスナーを設け、樹脂材注入を完了して注入管を抜去した後、上記ファスナーを閉じて樹脂材の漏洩を防止するようにしたものも提案されている(第2の漏洩防止構造)。
【0009】
然し乍ら、上記第1の漏洩防止構造によれば、上記表皮体における一方の折返し部の長さを必要以上に長くする必要があることから、素材裁断上の無駄が生じ、コストアップを招来するという新たな問題が生じることになる。
【0010】
また、上記第2の漏洩防止構造によれば、樹脂材漏洩防止にファスナーという専用部材を必要とすることから、部材点数が増加するとともに構造が複雑となり、コストアップを招来するという新たな問題が生じることになる。
【0011】
一方、後者の方法においては、発泡樹脂材の発泡硬化が完了した時点で上記注入管を抜去するものであることから、上記開口部に残存する注入管挿入孔からの樹脂材の漏洩という問題は殆ど生じないものの、上記注入管の抜去時にその先端部(注入端)近傍に付着した発泡樹脂材が該注入管の抜去に伴って上記表皮体の表面、主として上記開口部の開口縁近傍に付着し、この結果、付着樹脂材の除去という事後処理が必要になるとか、付着樹脂材によってヘッドレストの美観性が損なわれその商品価値の低下を招来する等の問題があった。
【0012】
然し乍ら、このような問題に対処する有効な手段は未だ提案されておらず、このため、現実的には、注入管の抜去時に表皮体の表面部分に樹脂材が付着してこれを汚損させた抜去には、作業者が手作業によって付着樹脂材を取り除くようにしていた。従って、かかる手作業による事後処理によって、一応、付着樹脂材によるヘッドレストの美観性の低下防止という要求は満たされるものの、その反面、事後処理作業を必要とする分だけヘッドレスト成形作業における作業性が低下し、コストアップを招来するという新たな問題が生じていた。
【0013】
そこで本願発明は、安価で且つ美観性に優れた表皮一体型成形品を提供するとともに、これを実現するに最適な製造方法を提案することを目的としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
【0015】
本願の第1の発明に係る表皮一体型成形品では、袋状形態をもつ表皮体2の内部に発泡樹脂材を発泡充填させてコア体3を成形してなる表皮一体型成形品において、上記表皮体2に、該表皮体2の一部をその表面側から内側へ向けて折り返してなる一対の折返し部2Aa,2Aaを対向配置するとともに、該一対の折返し部2Aa,2Aaの何れか一方には注入管5が挿入される注入管挿入孔6を設けたことを特徴としている。
【0016】
本願の第2の発明にかかる製造方法では、袋状形態をもつ表皮体2の内部空間7内に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡充填させてコア体3を成形して表皮一体型成形品を得る表皮一体型成形品の製造方法において、上記表皮体2の適所に該表皮体2の一部をその表面側から内側へ向けて折り返してなる一対の折返し部2Aa,2Aaを近接対向状態で形成し該各折返し部2Aa,2Aaの間を上記表皮体2の表面側と上記内部空間7とを連通する開口部10とするとともに、該一対の折返し部2Aa,2Aaの何れか一方に注入管挿入孔6を設け、上記開口部10内に注入管5を挿入し且つこれを上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に進入させた後、上記注入管5を通して発泡樹脂材を上記内部空間7内に注入するとともに、上記発泡樹脂材の注入完了後に、又は上記発泡樹脂材の発泡完了後に、上記注入管5を上記注入管挿入孔6から抜去することを特徴としている。
【0017】
本願の第3の発明では、上記第2の発明に係る表皮一体型成形品の製造方法において、上記注入管5を硬質材で構成し且つその外側にシート状の汚れ防止材9を被包した状態で上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に進入配置し、発泡樹脂材の注入後、上記汚れ防止材9を残留させたまま上記注入管5のみを抜去するとともに、上記汚れ防止材9の全体を、又は上記注入管挿入孔6より外側に位置する部分を、除去することを特徴としている。
【0018】
本願の第4の発明では、上記第2の発明に係る表皮一体型成形品の製造方法において、上記注入管5を軟質材で構成し、発泡樹脂材の注入後、上記注入管5の全体を、又は上記注入管挿入孔6より外側に位置する部分を、除去することを特徴としている。
【0019】
【発明の効果】
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
【0020】
▲1▼ 本願の第1の発明に係る表皮一体型成形品によれば、対向配置された一対の折返し部2Aa,2Aaの何れか一方に注入管5が挿入される注入管挿入孔6を設けているので、上記注入管挿入孔6は上記一対の折返し部2Aa,2Aaによって目隠しされこれが表皮一体型成形品の外部に露出することがなく、該表皮一体型成形品の美観性が良好となりその商品価値の向上が期待できる。また、表皮一体型成形品の製造時に例え上記注入管挿入孔6部分から発泡樹脂材が多少漏洩していたとしても、これは上記一対の折返し部2Aa,2Aaによって目隠しされその除去処理という事後作業を必要としないことから、表皮一体型成形品の美観性の確保と低コスト化との両立が可能となる。これらの相乗効果として、美観性に優れた商品価値の高い表皮一体型成形品をより安価に提供できるという極めて有用な効果が奏せられるものである。
【0021】
▲2▼ 本願の第2の発明にかかる製造方法では、上記表皮体2の適所に該表皮体2の一部をその表面側から内側へ向けて折り返してなる一対の折返し部2Aa,2Aaを近接対向状態で形成し該各折返し部2Aa,2Aaの間を上記表皮体2の表面側と上記内部空間7とを連通する開口部10とするとともに、該一対の折返し部2Aa,2Aaの何れか一方に注入管挿入孔6を設け、上記開口部10内に注入管5を挿入し且つこれを上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に進入させた後、上記注入管5を通して発泡樹脂材を上記内部空間7内に注入するとともに、上記発泡樹脂材の注入完了後に、又は上記発泡樹脂材の発泡完了後に、上記注入管5を上記注入管挿入孔6から抜去するようにしている。
【0022】
従って、上記発泡樹脂材の注入完了後に上記注入管5を上記注入管挿入孔6から抜去する場合においては、上記発泡樹脂材が発泡膨張の途中であり、上記注入管5が抜去された後の上記注入管挿入孔6から発泡樹脂材が漏洩する惧れがあるが、上記注入管5の抜去に伴い上記注入管挿入孔6が自己復元作用によって閉塞方向となること、及び上記注入管挿入孔6が他方の折返し部2Aaに近接対向しており該折返し部2Aaによって外側から閉塞された状態となること、これらの相乗作用によって該注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩が可及的に防止される。また、仮に上記注入管挿入孔6から発泡樹脂材の一部が漏洩したとしても、この漏洩発泡樹脂材は上記一対の折返し部2Aa,2Aaの間に止まり表皮一体型成形品の外部への露出が防止されるとともに、漏洩硬化した発泡樹脂材の除去処理も不要である。これらの相乗効果として、美観性に優れた商品価値の高い表皮一体型成形品を、しかもより安価に提供できることになる。
【0023】
また、上記発泡樹脂材の発泡完了後に上記注入管5を上記注入管挿入孔6から抜去する場合においては、既に上記内部空間7内に発泡樹脂材が充填され且つその硬化がほぼ完了した状態であるので、上記注入管挿入孔6から上記注入管5が抜去されても該注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩ということは殆ど生じないものの、硬化した発泡樹脂材の発泡圧を受けて上記注入管挿入孔6が開き気味となりこれが外部に露出すると美観性を損ねることになるが、上記注入管挿入孔6が他方の折返し部2Aaに近接対向しており該折返し部2Aaによって外側から閉塞され外部への露出が防止されるので、表皮一体型成形品の美観性が良好に維持され商品価値の高い表皮一体型成形品を提供することができる。
【0024】
▲3▼ 本願の第3の発明に係る製造方法によれば、上記▲2▼に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記注入管5を硬質材で構成し且つその外側にシート状の汚れ防止材9を被包した状態で上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に進入配置し、発泡樹脂材の注入後、上記汚れ防止材9を残留させたまま上記注入管5のみを抜去するとともに、上記汚れ防止材9の全体を、又は上記注入管挿入孔6より外側に位置する部分を、除去するようにしているので、
第1に、上記注入管5の外側に上記汚れ防止材9が配置されているので、上記注入管5を上記発泡樹脂材の注入完了後に抜去する場合と、上記発泡樹脂材の発泡完了後に抜去する場合の何れの場合においても、上記注入管5の先端部(即ち、発泡樹脂材の射出部位)あるいは該注入管5の外周面に付着している発泡樹脂材は上記汚れ防止材9によって拭い取られ、これが上記開口部10を構成する上記一対の折返し部2Aa,2Aaに付着してこれを汚損するということが未然に且つ確実に防止され、
第2に、上記注入管5の抜去後、上記汚れ防止材9の全体を、又は上記注入管挿入孔6より外側に位置する部分を、除去するという簡単な作業で、該汚れ防止材9のうち不要な部分が表皮一体型成形品の外部へ張り出すのが未然に且つ確実に防止され、
これらの相乗効果として、漏洩樹脂による汚損とか不要物の張り出しの無い美観性に優れた表皮一体型成形品を提供できるものである。
【0025】
▲4▼ 本願の第4の発明に係る製造方法によれば、上記▲2▼に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記注入管5を軟質材で構成し、発泡樹脂材の注入後、上記注入管5の全体を、又は上記注入管挿入孔6の外側に位置する部分を、除去するようにしているので、上記注入管5の除去という簡単な作業のみによって、発泡樹脂材の表皮体2側への付着をより確実に防止できることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0027】
A:第1の実施形態
図1には、本願発明に係る製造方法を使用して表皮一体型のヘッドレスト1を製造する第1の実施形態における製造過程の一つであるセット工程の状態を示しており、同図において符号2は表皮体である。
【0028】
上記表皮体2は、広幅帯状素材(図4参照)でなる周面材2Aを略筒状に巻回して、その左右両端縁にそれぞれに側面材2B,2Bを縫合一体化した袋状形態を有している。そして、この表皮体2は、後述のように、その内側の内部空間7に発泡樹脂材を発泡充填させてコア体3を形成することでヘッドレスト1とするものであるが、その場合、図1及び図2に示すように、ヘッドレスト1の下面となる部位において上記周面材2Aの周方向(長さ方向)の両端縁の所定幅範囲(図4の境界線L1より外側の領域部分)をそれぞれ表皮体2の表面側から内方(内部空間7側)へ折り返し、この折返し部2Aa,2Aaを衝合対向させた状態で、その左右両端縁に上記側面材2Bをそれぞれ縫合して袋状としている。従って、この一対の折返し部2Aa,2Aaの対向部は、上記表皮体2の幅方向の略全長に跨がってスリット状に開口する開口部10とされる。
【0029】
また、上記周面材2Aの上記開口部10の側方には左右一対のステー挿通孔8,8が形成されており、該各ステー挿通孔8,8には、略コ字形に折曲形成されたステー材4の左右一対の支柱部4a,4aが上記内部空間7内から外方へ向けて突出されている。尚、上記ステー材4は、上記開口部10から上記内部空間7内に差し入れた後、その芯部4bを該内部空間7内に残したまま上記一対の支柱部4a,4aを上記ステー挿通孔8,8から外方へ突出させたものである。
【0030】
さらに、上記内部空間7内に発泡樹脂材を注入するための注入管5を、上記開口部10を通して外方から上記内部空間7内へ挿入している。その場合、上記注入管5を単に上記開口部10を通して直接に挿入するのではなく、図4に示すように上記一対の折返し部2Aa,2Aaのうちの何れか一方にスリット状の注入管挿入孔6を形成し、図2に示すように上記注入管5を上記開口部10内にその外方から差し入れた後、上記注入管挿入孔6を拡開させてここに挿入し且つその先端側を上記内部空間7内に所定長さだけ進入させている。尚、上記注入管5は、硬質材でパイプ状に形成されるとともにその外端部を漏斗状に形成している。
【0031】
このように、上記表皮体2に上記ステー材4と注入管5を配置した状態で、これらを一体的に成形型(図示省略)内にセットし、この状態で、上記注入管5を通して上記内部空間7内に発泡樹脂材を所要量注入し、これを該内部空間7内において順次発泡させる。この場合、上記注入管5は、上記発泡樹脂材の性状に対応して、発泡樹脂材の注入が完了した時点で、又はこの注入された発泡樹脂材の発泡が完了した時点で、上記表皮体2側から抜去する。
【0032】
上記内部空間7内に注入された発泡樹脂材は、順次発泡し該内部空間7内に充填され、図5に示すように該内部空間7の内側にコア体3が、上記ステー材4の芯部4b及び一対の支柱部4a,4aの一部をその内部に埋没させた状態で成形され、この表皮体2とコア体3との一体化によって上記ヘッドレスト1が製造される。
【0033】
この場合、上記発泡樹脂材は、これが順次発泡するにつれて上記内部空間7の底部側から上部側へ次第に膨張移行し、その発泡圧で上記一対の折返し部2Aa,2Aa同士を押圧接触させて上記開口部10を閉じ、該開口部10からの発泡樹脂材の漏洩を防止しつつ該内部空間7内に該発泡樹脂材を充填させ、該内部空間7内にこれと一体的にコア体3を成形する。
【0034】
ところで、上記注入管5の挿通部分においては、該注入管5が上記注入管挿入孔6を通して配置されており、且つこの注入管5の挿通によって上記注入管挿入孔6が拡開されている。このため、例えば上記注入管5を上記発泡樹脂材の注入完了後に抜去する方法の場合には、該注入管5の抜去時点においては上記注入管挿入孔6の近傍に存在する発泡樹脂材は発泡途中の状態であるので、上記注入管挿入孔6から上記注入管5が抜去された後は、この注入管挿入孔6を通して発泡樹脂材が上記開口部10側へ漏洩する惧れがある。
【0035】
ところが、この実施形態においては、第1に、上記注入管5の抜去に伴い上記注入管挿入孔6が自己復元作用によって閉塞方向となり、第2に、上記注入管挿入孔6が他方の折返し部2Aaに近接対向しており該折返し部2Aaに上記注入管挿入孔6が外側から閉塞された状態となり、これらの相乗作用によって、該注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩が可及的に防止され、この漏洩発泡樹脂材によって上記表皮体2の表面、特に上記開口部10の口縁部分が汚損されるのが未然に且つ確実に防止される。
【0036】
また、仮に上記注入管挿入孔6から発泡樹脂材の一部が漏洩したとしても、この漏洩発泡樹脂材は上記一対の折返し部2Aa,2Aaの間の上記開口部10内に止まり、外部への露出が防止され、この結果、漏洩硬化した発泡樹脂材の除去処理も不要となる。
【0037】
これらの相乗効果として、美観性に優れた商品価値の高いヘッドレスト1を、しかもより安価に提供できることになる。
【0038】
これに対して、上記注入管5を上記発泡樹脂材の発泡完了後に上記注入管挿入孔6から抜去する方法においては、既に発泡樹脂材が上記内部空間7内に充填され且つその硬化がほぼ完了した状態であるので、上記注入管挿入孔6から上記注入管5が抜去されても該注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩ということは殆ど生じないものの、硬化した発泡樹脂材の発泡圧を受けて上記注入管挿入孔6が開き気味となりこれが外部に露出すると美観性を損ねることになる。ところが、この実施形態のものにおいては、上記注入管挿入孔6が他方の折返し部2Aaに近接対向しており、該折返し部2Aaによって外側から閉塞され外部への露出が防止されるので、上記ヘッドレスト1の美観性が良好に維持され、その商品価値が高められることになる。
【0039】
以上のように、この実施形態の製造方法によれば、上記注入管5の抜去時期の如何に拘わらず、美観性に優れ且つ商品価値の高いヘッドレスト1をより安価に製造することができるものである。
【0040】
B:第2の実施形態
図6には、本願発明に係る製造方法を使用して表皮一体型のヘッドレスト1を製造する第2の実施形態における製造過程の一つであるセット工程の状態を示している。この第2の実施形態の製造方法は、上記第1の実施形態のように上記注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩防止及び該注入管挿入孔6の露出阻止という課題に加えて、上記注入管5の抜去時における発泡樹脂材による表皮体2の汚損防止という課題を解決することを意図したものであって、上記第1の実施形態における製造方法と異なる点は、上記注入管5を上記注入管挿入孔6を通して上記表皮体2側に配置するに際して、該注入管5を直接上記注入管挿入孔6に挿通させるのではなく、次述の汚れ防止材9を介在させて上記注入管5を上記注入管挿入孔6に挿通させるようにした点である。従って、以下においては、この汚れ防止材9の構成及び該汚れ防止材9を備えたことにより得られる特有の作用効果についてのみ説明し、その他の構成及び作用効果については、上記第1の実施形態における該当説明を援用することでここでの説明を省略する。
【0041】
上記汚れ防止材9は、例えば紙素材とか繊維状素材あるいは合成樹脂素材によって所定大きさのシート状に成形されたものであって、これを図7に示すように漏斗状に折曲成形したり、図8に示すように折り重ね状に折曲成形したり、あるいは図示しないが筒状に成形したりして用いられるものであって、これら何れの形態を使用する場合も、共に上記汚れ防止材9で上記注入管5の外側を被包する。そして、このように上記汚れ防止材9によってその外側が被包された上記注入管5を、図6に示すように、上記開口部10から上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に進入配置する。この場合、上記汚れ防止材9の長さ及び上記注入管5に対する被包範囲は、図6に示すように、上記注入管5の上記注入管挿入孔6への挿通状態において、上記汚れ防止材9が上記開口部10の内側端近傍から上記表皮体2の表面上に所定長さだけ延出するように設定される。
【0042】
このように、上記表皮体2に上記ステー材4と共に上記汚れ防止材9で被包された上記注入管5をそれぞれ配置した状態で、これらを一体的に成形型(図示省略)内にセットし、この状態で、上記注入管5を通して上記内部空間7内に発泡樹脂材を所要量注入し、これを該内部空間7内において順次発泡させ、該内部空間7内に上記コア体3を成形する(図9参照)。
【0043】
この場合、上記注入管5を、上記発泡樹脂材の注入完了後に抜去する方法においても、上記発泡樹脂材の発泡完了後に抜去する方法においても、該注入管5の抜去時においては、該注入管5の先端部(即ち、発泡樹脂材の射出部位)及び該注入管5の外周面(上記汚れ防止材9よりも下方へ突出している部位)には発泡樹脂材の一部が付着残留している。従って、上記汚れ防止材9が備えられていない場合には、該注入管5の抜去に伴ってこれに付着残留している発泡樹脂材が上記折返し部2Aa,2Aaの表面あるいは上記表皮体2の表面に付着してこれを汚損させ、その美観性を阻害して商品価値の低下を招来することも考えられる。
【0044】
ところが、この実施形態のものにおいては、上記注入管5の外側に上記汚れ防止材9が存在している事から、上記注入管5が抜去されるとき、これに付着残留した発泡樹脂材は上記汚れ防止材9によって拭い取られて該汚れ防止材9側に付着するものの、これが上記折返し部2Aa,2Aaの表面等に付着することが未然に且つ確実に防止される。
【0045】
さらに、上記汚れ防止材9は、上記注入管5の抜去後、これを全て除去する場合と、その一部のみを除去する場合とが考えられる。
【0046】
先ず、上記注入管5を抜去した後、上記汚れ防止材9を全て除去する場合であるが、この場合には上記コア体3内に上記汚れ防止材9の一部が埋没しているため、該発泡樹脂材の発泡硬化が進行した状態では、該汚れ防止材9の引き抜きが阻害される場合もあるので、このような状況が予想される場合には、上記汚れ防止材9の材質を比較的引張強度の高いものを採用する。そして、上記注入管5を抜去した後、上記汚れ防止材9を上記表皮体2の外部に延出している部分を把持して引き抜く。このように上記汚れ防止材9を発泡樹脂材の注入後に全て除去することで、漏洩樹脂による上記表皮体2の汚損とか該表皮体2の表面からの不要物の張り出し等の無い美観性に優れたヘッドレスト1を得ることができるものである。
【0047】
一方、上記注入管5を抜去した後、上記汚れ防止材9の一部を除去する場合であるが、この場合には上記汚れ防止材9の上記開口部10に対応する部位、例えば図6においてカットラインLで示す部位において切断し、該カットラインLよりも外側寄り部分はこれを除去し、該カットラインLよりも内側部分、即ち、上記コア体3内に埋没された部分はそのまま存置させる。かかる上記汚れ防止材9の一部除去によって、図9に示すように、上記汚れ防止材9の不要な部分が上記ヘッドレスト1の外部へ張り出すのが未然に且つ確実に防止でき、該ヘッドレスト1の美観性が確保される。
【0048】
尚、後者の場合には、上記ヘッドレスト1の成形完了後においても上記汚れ防止材9の一部が上記コア体3内に残存しているので、例えばこの残存部分に、予め該ヘッドレスト1に関する種々の情報(例えば、発泡樹脂材の材質とか製造月日等に関する情報等)を記載しておけば、後日、当該ヘッドレスト1に関する情報の確認時に便利である。
【0049】
C:第3の実施形態
図10には、本願発明に係る製造方法を使用して表皮一体型のヘッドレスト1を製造する第3の実施形態における製造過程の一つであるセット工程の状態を示している。この第3の実施形態の製造方法は、上記第1及び第2の実施形態における課題、即ち、上記注入管挿入孔6からの発泡樹脂材の漏洩防止と、該注入管挿入孔6の外部への露出阻止と、上記注入管5の抜去時における発泡樹脂材による表皮体2の汚損防止という課題を同時に解決することを意図したものであって、その最大の特徴点は上記注入管5の構成にある。
【0050】
従って、以下においては、上記注入管5の構成及び該構成により得られる特有の作用効果についてのみ説明し、その他の構成及び作用効果については、上記第1及び第2の実施形態における該当説明を援用することでここでの説明を省略する。
【0051】
この実施形態の製造方法においては、図10に示すように、上記表皮体2の上記開口部10から上記注入管挿入孔6を通して上記内部空間7内に挿入配置される上記注入管5を、可撓性に富んだ薄膜状の軟質素材を筒状に成形して構成している。尚、上記注入管5は、その全体を軟質素材で構成する必要はなく、この実施形態においては、上記表皮体2側への装着状態において、上記内部空間7内に挿入された先端部分5aと、上記表皮体2の表面上に延出する外端部分5bの所定長さ範囲だけを軟質素材で構成し、該注入管5の外端部に設けられる漏斗状の受口5c部分はこれを硬質素材で構成している。従って、上記注入管5のうち、上記開口部10に対応する部位5dは軟質素材で構成されることになる。
【0052】
このように構成された上記注入管5を通して上記表皮体2の内部空間7内に発泡樹脂材を注入し、これを該内部空間7内において発泡充填させ且つ硬化させて、上記コア体3を上記表皮体2と一体的に成形し、これによってヘッドレスト1を得る(図11参照)。
【0053】
この発泡樹脂材の発泡充填過程においては、発泡膨張する発泡樹脂材の発泡圧を受けて上記開口部10を構成する上記一対の折返し部2Aa,2Aa同士が押圧接触され、該開口部10が閉じられ、ここからの発泡樹脂材の漏洩が防止される。さらに、この場合、上記注入管5のうち、上記開口部10に対応する部位5dは、上記開口部10の閉塞作用に伴って該開口部10の上記一対の折返し部2Aa,2Aa間で挟圧され筒状形態からシート状形態に形態変化し、この状態で上記開口部10内に存在する。
【0054】
尚、上記注入管5のうち、上記内部空間7内に配置された下端部5aは、その内外の圧力が略均等であることから、筒状形態を維持したまま上記コア体3に埋没されこれと一体化される。また、上記注入管5のうち、上記開口部10の上端より上方へ延出した外端部5bは、その内部に残留する発泡樹脂材の発泡圧で筒状形態を維持している。
【0055】
上記発泡樹脂材の発泡充填及び硬化が完了した時点で、上記注入管5を上記コア体3側から除去するが、この場合、この注入管5の除去形態として二つの形態が考えられる。その一つは、上記注入管5を全て上記コア体3から抜き去ることで完全に除去するものであり、他の一つは上記注入管5の一部のみを除去し、他の一部はこれを上記コア体3内に残存させる場合である。
【0056】
前者の場合においては、上記発泡樹脂材の発泡充填及び硬化が完了した時点で、上記注入管5を、上記表皮体2の表面から外側へ延出した部分を把持してこれを抜き取る。この場合には、上記コア体3内に上記注入管5の一部が埋没しているため、該発泡樹脂材による固着作用が働き該注入管5の引き抜きが阻害される場合もあるので、このような状況が予想される場合には、上記注入管5の材質を比較的引張強度の高いものを採用し、該注入管5を上記表皮体2の外部に延出している部分を把持してそのまま引き抜いて除去する。このように上記注入管5を全て除去することで、漏洩樹脂による上記表皮体2の汚損とか該表皮体2の表面からの不要物の張り出し等の無い美観性に優れたヘッドレスト1を得ることができるものである。
【0057】
一方、後者の場合には、上記発泡樹脂材の発泡充填及び硬化が完了した時点で、上記注入管5をその外端部5bをもって上方へ引くと、該注入管5はシート状となった部位5d部分から破断し、上記上端部5b側は除去されるが、上記下端部5aはそのまま上記コア体3内に残留する。この結果、漏洩樹脂による汚損とか不要物の張り出しの無い美観性に優れたヘッドレスト1が得られるものである。尚、この場合、上記注入管5の破断箇所を特定する意味からは、例えば図10にカットラインLで示すように、例えば該部位を他部位よりも膜厚を薄くして脆弱構造とする等の手段を講じればよい。また、上記注入管5の下端部5aは上記コア体3内に残留するものの、これが軟質素材で構成されていることから、上記コア体3の膨縮作用(弾力性)には何ら影響を与えることはない。
【0058】
尚、この実施形態においても、上述のように上記ヘッドレスト1の成形完了後に上記注入管5の一部がそのまま上記コア体3内に残存しているので、例えばこの残存部分に、予め該ヘッドレスト1に関する種々の情報(例えば、発泡樹脂材の材質とか製造月日等に関する情報等)を記載しておけば、後日、当該ヘッドレスト1に関する情報の確認時に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態に係る製造方法により製造されるヘッドレストの樹脂材注入前の状態を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図2に示した表皮体の展開図である。
【図5】図2に示す表皮体内に樹脂材を発泡充填させてコア体を形成した状態を示す断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施形態に係る製造方法により製造されるヘッドレストの樹脂材注入前の状態を示す断面図である。
【図7】図6に示した汚れ防止材の第1の形状例を示す斜視図である。
【図8】図6に示した汚れ防止材の第2の形状例を示す斜視図である。
【図9】図6に示す表皮体内に樹脂材を発泡充填させてコア体を形成した状態を示す断面図である。
【図10】本願発明の第3の実施形態に係る製造方法により製造されるヘッドレストの樹脂材注入前の状態を示す断面図である。
【図11】図10に示す表皮体内に樹脂材を発泡充填させてコア体を形成した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1はヘッドレスト、2は表皮体、2Aは周面材、2Aaは折返し部、2Bは側面、3はコア体、4はステー材、5は注入管、6は注入管挿入孔、7は内部空間、8はステー挿通孔、9は汚れ防止材、10は合せ部である。
Claims (4)
- 袋状形態をもつ表皮体(2)の内部に発泡樹脂材を発泡充填させてコア体(3)を成形してなる表皮一体型成形品であって、
上記表皮体(2)に、該表皮体(2)の一部をその表面側から内側へ向けて折り返してなる一対の折返し部(2Aa),(2Aa)が対向配置されるとともに、該一対の折返し部(2Aa),(2Aa)の何れか一方には注入管(5)が挿入される注入管挿入孔(6)が設けられていることを特徴とする表皮一体型成形品。 - 袋状形態をもつ表皮体(2)の内部空間(7)内に発泡樹脂材を注入し且つこれを発泡充填させてコア体(3)を成形して表皮一体型成形品を得る表皮一体型成形品の製造方法であって、
上記表皮体(2)の適所に該表皮体(2)の一部をその表面側から内側へ向けて折り返してなる一対の折返し部(2Aa),(2Aa)を近接対向状態で形成し該各折返し部(2Aa),(2Aa)の間を上記表皮体(2)の表面側と上記内部空間(7)とを連通する開口部(10)とするとともに、該一対の折返し部(2Aa),(2Aa)の何れか一方に注入管挿入孔(6)を設け、
上記開口部(10)内に注入管(5)を挿入し且つこれを上記注入管挿入孔(6)を通して上記内部空間(7)内に進入させた後、上記注入管(5)を通して発泡樹脂材を上記内部空間(7)内に注入するとともに、上記発泡樹脂材の注入完了後に、又は上記発泡樹脂材の発泡完了後に、上記注入管(5)を上記注入管挿入孔(6)から抜去することを特徴とする表皮一体型成形品の製造方法。 - 請求項2において、
上記注入管(5)を硬質材で構成し且つその外側にシート状の汚れ防止材(9)を被包した状態で上記注入管挿入孔(6)を通して上記内部空間(7)内に進入配置し、発泡樹脂材の注入後、上記汚れ防止材(9)を残留させたまま上記注入管(5)のみを抜去するとともに、
上記汚れ防止材(9)の全体を、又は上記注入管挿入孔(6)より外側に位置する部分を、除去することを特徴とする表皮一体型成形品の製造方法。 - 請求項2において、
上記注入管(5)を軟質材で構成し、発泡樹脂材の注入後、上記注入管(5)の全体を、又は上記注入管挿入孔(6)より外側に位置する部分を、除去することを特徴とする表皮一体型成形品の製造方法。
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JP2006263958A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-05 | Tachi S Co Ltd | 表皮一体発泡品の製造装置 |
CN111140700A (zh) * | 2020-01-17 | 2020-05-12 | 徐州腾宇羽绒制品设备有限公司 | 一种玻璃钢羽毛径流可视段 |
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-
2003
- 2003-05-16 JP JP2003138942A patent/JP2004338276A/ja active Pending
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