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JP4060743B2 - ディスクローディング装置 - Google Patents

ディスクローディング装置 Download PDF

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JP4060743B2
JP4060743B2 JP2003098540A JP2003098540A JP4060743B2 JP 4060743 B2 JP4060743 B2 JP 4060743B2 JP 2003098540 A JP2003098540 A JP 2003098540A JP 2003098540 A JP2003098540 A JP 2003098540A JP 4060743 B2 JP4060743 B2 JP 4060743B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばDVDプレイヤー等のディスク装置に組み込まれるディスクローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えばDVDプレイヤー等のディスク装置には、ディスクを装置内部の再生位置と装置外部の着脱位置との間で移送して、ローディング/アンローディングを行うためのディスクローディング装置が組み込まれている。
【0003】
かかるディスクローディング装置として、ディスク移送手段への駆動手段からの動力伝達に、例えば特許文献1に開示されるような、複数個の歯車列の中に欠歯歯車を有する歯車機構を用い、これを移送手段に設けたラックと組み合わせて動力伝達を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。尚、欠歯歯車とは、例えば円周状の歯車の一部に少なくとも全幅の歯部が形成されていない欠歯部分を有する歯車である。
【0004】
このような欠歯歯車を含んだ歯車機構とラックとの組み合わせで動力伝達を行うことにより、1つの歯車機構で従動側(ラック側)に2種類以上の異なる動作や状態を逐次行わせることができる。特許文献2の例では、ラックの前進動,後退動および一時的な停止の3種類の動作/状態が得られる。
【0005】
しかしながら、この場合には、ラックの停止状態(つまり、歯車機構の出力ギヤがいずれの歯車とも噛み合わない状態)から、次のラックの前進動作または後退動作に移行する際に、欠歯歯車を含む歯車機構の全てのギヤについて適正な噛み合い状態を得るには、互いの噛み合いタイミングを適正に維持する必要がある。そのためには、装置組立時に歯車機構の欠歯歯車の欠歯部分とラックの位置関係を好適に規制し、両者の噛み合い位置を適正に保つことが非常に重要である。
【0006】
このため、上記特許文献1では、歯車機構側(具体的には、出力歯車の本体平面)の所定箇所に複数の位置規制用の突起を設ける一方、ラック側(ラック本体の平面)の所定部位にも位置規制用の突起を設け、ラック側の突起が出力歯車側の突起の間に嵌まり込むように、両者を上下方向から嵌合させることで、歯車列の組立時に複雑な歯合わせを要することなく、欠歯歯車を含む歯車機構とラックとの噛み合い不良を無くするようにしている。
【0007】
【特許文献1】
特許第3161014号
【特許文献2】
特許第3064720号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような歯車機構とラックを組み込んだディスクローディング装置では、ラックを有する移送手段を歯車機構が設けられた装置ベースに組み付ける際に、ラック側の位置規制用突起が歯車機構側の位置規制用突起の間に嵌まり込むように、両者を正確に位置決めした上で、装置ベースに対して移送手段を上方から嵌合させて組み付ける必要がある。
【0009】
ところが、このように移送手段を装置ベースに対して上方から嵌合させる組付方法では、上記位置規制用突起どうしの位置決めが実際にはかなり難しく、組付不良が生じ易いという問題があった。また、嵌合時にある程度衝撃的な押圧力を加える必要があるので、精密部品や電気・電子部品にも悪影響を及ぼす惧れがある等の問題もあった。
【0010】
この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、移送手段を装置ベースに組み付けるに際して、移送手段の移送方向にスライドさせて組み付けることにより、組付時に装置に衝撃力が加わることを回避し、しかも、欠歯歯車を含む歯車機構と移送手段のラックとの噛み合い位置を適正に設定することができるディスクローディング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このため、本願発明に係るディスクローディング装置は、ディスクを装置内部の第1位置と装置外部の第2位置との間で往復動可能に移送する移送手段と、装置ベースに設けられ、上記移送手段に駆動力を付与して該移送手段を上記ディスクの第1位置に対応したクローズ位置と上記ディスクの第2位置に対応したオープン位置との間で移動させる駆動手段と、上記移送手段に一体的に設けられ、その往復動方向に伸長して上記駆動手段の出力ギヤと噛合し得るラックと、上記出力ギヤと欠歯歯車とを含み、上記駆動手段の一部を構成する歯車機構と、該歯車機構の所定歯車の上面側に設けられ、上記欠歯歯車を所定の回動位置に維持した場合に、上記移送手段の移動方向に沿った方位に設定されるスリット部と、上記移送手段に一体的に設けられ、該移送手段の移動に伴って上記方位に設定された上記スリット部を挿通し得る突起部とを備え、上記スリット部は、上記方位に設定された状態で、装置外部から遠い側に位置し上記突起部の幅に対応した基準幅部と、装置外部に近い側に位置し上記基準幅部よりも幅広の幅広部と、該幅広部と上記基準幅部とを傾斜状に連結する連結部とを備えていることを特徴としたものである。
【0013】
この場合において、上記移送手段に一体的に設けられた突起部は、より好ましくは、少なくとも上方に弾性変位可能に設けられ、上記移送手段の上記クローズ位置からオープン位置への移動時に上記スリット部に当接した際には、上方へ弾性変位する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るディスクローディング装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係るディスクローディング装置を備えたディスク装置としてのDVDプレーヤの全体構成を概略的に示す斜視図、図2はその分解斜視図である。また、図3は、上記ディスクローディング装置の要部を示す斜視図である。
【0015】
図1に示すように、本実施の形態に係るDVDプレーヤ1では、その本体ケース2の前面パネル2aにディスクトレイ出し入れ用の開口部2hが設けられており、スイッチ操作によりこの開口部2hからトレイベース11を自動的に引き出し(図1の矢印A参照)、このトレイベース11上のディスクトレイ12に設けられたディスク支持部12aにディスクDkを装着した後、スイッチ操作を行うことにより、トレーベース11が本体ケース2内に引き込まれるようになっている(図1の矢印B参照)。
【0016】
このように、上記ディスクトレイ12は、そのディスク支持部12aに支持されたディスクDkを、装置内部の所定位置(第1位置)と装置外部の所定位置(第2位置)との間で往復動可能に移送するもので、本願請求項に記載した「移送手段」に相当している。
尚、上記ディスクトレイ12は、図2から良く分かるように、複数枚(例えば5枚)のディスクDkを装着でき、トレイベース11に形成されたトレイ支持部11a内に支持されたディスクトレイ12を回転させることで、上記5枚のディスクDkを順次もしくは任意の順序で再生することができる、所謂、ロータリ式のものである。
【0017】
図3から良く分かるように、トレイベース11は、その下面側にはディスクトレイ回転用の電動モータM1が取り付けられる一方、上面側には伝動ベルト14で駆動される従動プーリ15が回転可能に取り付けられている。この従動プーリ15の上面中心部には、ディスクトレイ12の下面側に一体形成された円形の歯部(不図示)と噛み合う駆動ギヤ15gが一体的に設けられている。
【0018】
そして、電動モータM1を駆動することにより、その出力軸M1sに固定される駆動プーリ13及び伝動ベルト14を介して従動プーリ15が減速して回転駆動され、それに伴って駆動ギヤ15gが回転する。これにより、ディスクトレイ12が減速回転させられるようになっている。
上記トレイベース11並びにディスクトレイ12及びその回転駆動機構M1,13,14,15で、トレイユニット10の主要部が構成されている。
【0019】
図2に示されるように、DVD装置1の本体ケース2の底面シャーシ3には、記録再生ユニット20を支持すると共に、後述するディスクローディング機構の要部を搭載したベース部材31(メカベース)が固定されている。また、このメカベース31には、上記記録再生ユニット20を上下方向に昇降させる昇降機構や、記録再生位置にあるディスクDkをクランプするためのクランプ機構も付設されている。
【0020】
上記記録再生ユニット20は、図4から良く分かるように、メカベース31に対し昇降可能に支持されるベース部材21(トラバースベース)を備え、このトラバースベース21には、記録再生位置にローディングされて来たディスクDkを回転可能に支持するターンテーブル22とその駆動機構、記録再生位置にあるディスクDkに対し当該ディスクDkに書き込まれた情報信号の再生及び/又はディスクDkへの情報信号の書き込み記録を行う光ピックアップ23とその駆動機構などを搭載して構成されている。
【0021】
また、図4から良く分かるように、上記トラバースベース21の側面には複数の突起21aが設けられ、これら突起21aが、メカベース31側に取り付けられるスライド板32,33に設けた所定のガイド溝(不図示)とそれぞれ嵌合した状態で、当該トラバースベース21がメカベース31の開口部31h内に支持される。上記スライド板32,33は、駆動レバー34によってメカベース31上を前後方向へスライド駆動されるもので、これらスライド板32,33のスライド動作に応じてトラバースベース21がメカベース31に対し位置決め状態で昇降されるようになっている。
【0022】
上記メカベース31の後部(装置奥部)には、クランプ板41が一体的に設けられ、該クランプ板41の前端側の穴部41hに、上下のクランパ42,43を取り付けてクランプユニット40が構成される。
ディスクDkがターンテーブル22上方の記録再生位置まで移送されて来ると、上記記録再生ユニット20が(つまり、トラバースベース21が)上昇することにより、トラバースベース21上のターンテーブル22上にディスクDkがローディングされ、更に、トラバースべース21が上昇することにより、ターンテーブル22とクランパ42,43の間に上記ディスクDkがクランプされる。
【0023】
そして、ディスクDkの記録または再生を終えると、トラバースベース21が下降することによってディスクDkのクランプ状態が解除され、更にトラバースベース21が下降することにより、ディスクDkがターンテーブル22から離間してアンローディングされるようになっている。
【0024】
また、メカベース31の前部には、上記トレイユニット10を(つまり、トレイベース11を)装置外部の引き出し位置と装置内部の引き込み位置との間で往復動させる駆動機構が設けられている。この駆動機構は、駆動源としての正逆回転可能な駆動モータM2と、該駆動モータM2の駆動力を出力側に伝達する動力伝達機構と、複数の歯車で成りトレイベース11を駆動し得る駆動ギヤ列とを備えている。
【0025】
上記動力伝達機構は、駆動モータM2の出力軸M2sに固定されるプーリ51(駆動プーリ)と、伝動ベルト52を介して上記駆動プーリ51で駆動される従動プーリ53と、該従動プーリ53に一体形成された歯部53gと噛合する第1ギヤ54と、該第1ギヤ54の下部に一体形成された小径ギヤ部(不図示)と噛合する第2ギヤ55と、この第2ギヤ55の上部に一体形成された小径ギヤ部55Gと噛合する第3ギヤ56とを備えている。
【0026】
図5に詳しく示すように、この第3ギヤ56は、その全周にわたって形成された高さの低い基本歯部56eと、該基本歯部56eよりも高さが所定量だけ高い全幅歯部56gとを備えている。換言すれば、上記第3ギヤ56は、ある範囲について歯部の一部の高さを低くすることで歯部の一部を欠落させた、一種の欠歯部56fを有しており、一種の欠歯ギヤを構成していると言える。
【0027】
また、第3ギヤ56の上面側には、一部に歯部が設けられていない(つまり、ある範囲で歯部を完全に欠落させた)欠歯部57fを有する欠歯ギヤ57としての第4ギヤ57が一体形成されている。
更に、この欠歯ギヤ57(第4ギヤ)の上面側には、上記トラバースベース21の昇降機構の駆動レバー34の回動状態を制御する制御用の溝部57aが設けられている。尚、欠歯ギヤ57の上面の中心部には、上記駆動レバー34の抑え板35(図4参照)が組み付けられている。
【0028】
すなわち、第3ギヤ56及び第4ギヤ57が一体的に回転することにより、上記溝部57aが回動して上記駆動レバー34の回動状態が制御され、これによりスライド板32,33がスライド動作を行い、上記トラバースベース21を昇降させ得るようになっている。
【0029】
更に、上記第3ギヤ56に一体形成された第4ギヤ57の歯部57gと噛合し得る小径ギヤ部58Gが下部に一体形成された第5ギヤ58が設けられると共に、該第5ギヤ58と噛合する小径ギヤ部59Gが下部に一体成形された第6ギヤ59が設けられている。
この第6ギヤ59の小径ギヤ部59Gは、上記第3ギヤ56の全幅歯部56gとも噛合可能であるが、基本歯部56eとは噛合することがないように、その高さが設定されている。
【0030】
そして、この第6ギヤ59が、トレイベース11の裏面側に一体的に設けられたラック61(例えば、図3参照)と噛合するようになっている。つまり、上記第6ギヤ59が、トレイベース11を往復動させる駆動機構の駆動ギヤ列の出力歯車を構成している。
【0031】
上記駆動モータM2が所定方向に回転駆動させられると、その駆動は、駆動プーリ51,伝動ベルト52,従動プーリ53,プーリ歯部53g,第1ギヤ54,第2ギヤ55を順に介して第3ギヤ56に伝えられる。
そして、第5ギヤ58の小径ギヤ58Gが上記第3ギヤ56に一体形成された第4ギヤ57の歯部57gと噛合している場合には、上記第5ギヤ58を介して第6ギヤ59が回転駆動され、これに伴って上記ラック61が(従って、トレイベース11が)その伸長方向(前後方向)の何れか一方に駆動される。
【0032】
第3ギヤ56が同方向に回転し続け、上記第5ギヤ58の小径ギヤ58Gと第4ギヤ57の歯部57gとの噛み合いが外れて欠歯部57fと対応するようになると、第3ギヤ56が回転し続けていてもその回転力が第5ギヤ58に伝えられることはなく、従って、トレイベース11の移動が停止される。
【0033】
更に、第3ギヤ56が同方向に回転し続け、上記第6ギヤ59の小径ギヤ59Gと第3ギヤ56の全幅歯部56gとが噛み合うようになると、この第3ギヤ56によって直接に第6ギヤ59が回転させられる。このとき、第6ギヤ59は、上記のように第5ギヤ58を介して駆動される場合とは逆の方向に回転し、従って、トレイベース11も逆方向に移動するようになっている。
【0034】
このように、駆動モータM2の一方向への回転によって、トレイベース11の所定方向への移動と停止と逆方向への移動の3種類の動作/状態が行われる。
尚、上記第5ギヤ58の小径ギヤ58Gと第4ギヤ57の歯部57gとの噛合と、第6ギヤ59の小径ギヤ59Gと第3ギヤ56の全幅歯部56gとの噛合とが、同時に生じることが無いように、各欠歯ギヤ56,57の欠歯部56f、57fの範囲等が設定されている。
【0035】
また、トラバースベース21の昇降動作は、上記駆動レバー34の裏面側に設けられた係合突起(不図示)が第4ギヤ57の上面の制御用溝部57aに係合し、この係合状態で第4ギヤ57が回転することによって駆動レバー34が回動させられることで、スライド板33,34のスライド動作を介して行われるが、このようなトラバースベース21の上昇または下降動作は、トレイ停止期間中に行われるように設定されている。
【0036】
尚、以上のような複数個の歯車列56,57,58,59の中に欠歯部56f、57fを有する歯車56,57が含まれた歯車機構は、従来公知のもので、例えば特許文献1,2に開示されたものと、基本的な構成および作用は同様である。また、かかる歯車機構を用い、これをディスクDkを移送するトレーベース11に設けたラック61と組み合わせて動力伝達を行う構成も公知であり、例えば特許文献2に開示されたものと、基本的な構造および作用は同様である。
【0037】
尚、上記トレーベース11,ディスクトレイ12,トラバースベース21,メカベース31等は何れも合成樹脂材料を用いて成形されたものである。上記メカベース31の左右側端部には、トレイベース11のラック61の伸長方向(矢印A−B方向)に沿ったスライド移動を案内するガイドレール31r(図4参照)がそれぞれ形成される一方、トレイベース11の前端下部の左右両側には、上記各ガイドレール31rとスライド自在に嵌合する嵌合部(不図示)が形成されている。また、底面シャーシ3(図2参照)にも、トレイベース11のラック61の伸長方向(矢印A−B方向)に沿ったスライド移動を案内する一対のガイド片4が固定され、トレイベース11の左右両側の下部には、上記各ガイド片4とスライド自在に嵌合するスライドレール(不図示)が形成されている。
【0038】
上記トレイベース11に一体的に設けられ、上記駆動ギヤ列56,57,58,59の出力ギヤ59と噛合し得るラック61は、上述のようにトレイベース11の往復動方向(図1における矢印A−B方向)に伸長しているが、その伸長方向における両端側にはロックギヤ62,63がそれぞれ設けられている(例えば図3参照)。
すなわち、トレイベース11の前端側、つまりトレイーベース11の装置内部への引き込み方向(矢印B方向)の端部側にはオープンロックギヤ62が付設され、トレイベース11の後端側、つまりトレイーベース11の装置外部への引き出し方向(矢印A方向)の端部側にはクローズロックギヤ63が付設されている。
【0039】
図3から良く分かるように、上記オープンロックギヤ62は枢支軸16を介して、また、クローズロックギヤ63は枢支軸17を介して、トレイベース11にそれぞれ回動可能に取り付けられている。
図6に示すように、これら各ロックギヤ62,63は、それぞれ所定角度範囲に対応した歯部62g、63gを有しており、その歯部62g、63gが上記ラック61の伸長方向(矢印A−B方向)に配列して上記出力ギヤ59のラック61に沿った相対移動を許容する第1回動位置(図6におけるオープンロックギヤ62参照)と、その歯部62g、63gが上記ラック61の伸長方向に張り出して上記出力ギヤ59のラック61に沿った相対移動を規制する第2回動位置(図6におけるクローズロックギヤ63参照)との間で回動し得るようになっている。
【0040】
上記オープンロックギヤ62が第2回動位置にある場合には、矢印A方向に沿って装置外部に引き出されて引き出し位置(オープン位置)にあるトレーベース11は、出力ギヤ59とラック61との相対移動が規制されることによりオープン位置にロックされ、そのオープン状態を維持することができる。
また、上記クローズロックギヤ63が第2回動位置にある場合には、矢印B方向に沿って装置内部に引き込まれて引き込み位置(クローズ位置)にあるトレーベース11は、出力ギヤ59とラック61との相対移動が規制されることによりクローズ位置にロックされ、そのクローズ状態を維持することができる。
【0041】
上記クローズロックギヤ63の構造をより詳しく説明すれば、図7に示すように、その歯部63gは、クローズロックギヤ63が第1回動位置(図7における矢印C方向の回動位置)にあるときに、トレイベース11のラック61の延長部分を構成する平面視で直線状の歯部63eと、枢支軸17に嵌合する取付ボス部63bを中心とした平面視で円弧状の歯部63fとで構成されている。
尚、図6及び図7においては、ロックギヤ62,63を判り易く示すために、トレイベース11の一部を切り欠いた状態で表示されている。
【0042】
上記直線状歯部63eの先端の端歯は、第1回動位置ではトレイベース11のラック11の端歯と平面視で重なるようになっている。尚、このラック61の端歯は片側がカットされた形状になっている。一方、円弧状歯部63fは、直線状歯部63eに引き続いて、上記駆動ギヤ列の第6ギヤ59(出力ギヤ)の歯部と噛み合うようになっており、該出力ギヤ59の回転によるトレイベース11の矢印A−B方向の移動が終了した後、円弧状歯部59fが出力ギヤ59の歯部と噛み合うことにより、クローズロックギヤ63が矢印D方向に回動させられるようになっている。従って、この円弧状歯部63fの角部に位置する角歯は、直線状歯部63eの歯形と円弧状歯部63fの歯形とを合成した歯形に構成されている。
【0043】
上記直線状歯部63eの上側には、該歯部63eに沿うようにして直線状のリブ63rが設けられており、この直線状リブ63rにより、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと出力ギヤ59の歯部59gとの噛み合いピッチを適正に保つことが可能になる。尚、上記直線状リブ63rのその他の作用等については、後で詳しく説明する。
【0044】
また、クローズロックギヤ63には、取付ボス部63bを中心とする円弧状の長穴63hが形成されている。この長穴63hには、トレイベース11から伸びるストッパピン11pが挿通しており、クローズロックギヤ63の矢印C−D方向の回り止めを構成している。更に、クローズロックギヤ63には、トレイベース11を貫通して下方に伸びる突起部63pが設けられている。
また更に、上記クローズロックギヤ63には、該ロックギヤ63を第2回動方向(矢印D方向)に付勢するスプリング64が付設されている。
【0045】
尚、上記クローズロックギヤ63では、より好ましくは、円弧状歯部63fは角歯のすぐ横の歯部の歯底のみが他より浅くなっている。また、トレイベース11とメカベース31とのストッパ部(不図示)に弾性部材が取り付けられており、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと出力ギヤ59の歯部59gの噛み合いピッチを適正に保つようになっている。
これにより、クローズロックギヤ63が第2回動位置方向へ回動する際には、歯底が浅い歯部と出力ギヤ59の歯部59gの歯先とが当接し、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと出力ギヤ59の歯部59gとの噛み合いが浅くなりそのピッチが若干広がるので、上記ストッパ部の弾性部材の作用で上記噛み合いピッチの広がる分さらに矢印B方向に移動する。
【0046】
その後、クローズロックギヤ63は、出力ギヤ59との噛み合いが外れた後、スプリング64の付勢力によって、駆動されなくなった出力ギヤ59と共にさらに第2回動位置方向へ回動して、歯底の浅い歯部と出力ギヤ59の歯部59gの歯先との当接がなくなっていくが、上記噛み合いが浅くなりそのピッチの広がる分だけトレイベース11が矢印B方向に移動していることに起因して、クローズロックギヤ63及び出力ギヤ59の軸部への負荷が小さくなり、より小さなバネ64の付勢力でもクローズロックギヤ63の第2回動位置への回動を完了させることができる。また、上記ストッパ部の弾性部材の作用により、トレイベース11の矢印A−B方向のガタの発生も防ぐことができる。
【0047】
このように、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと出力ギヤ59との噛み合いが、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fの角歯近傍で正規に比べて若干浅くなるように、クローズロックギヤ63の角歯の歯底部を他より浅く形成することにより、クローズロックギヤ63及び相手歯車59の軸部への負荷が小さくなり、より小さなバネの付勢力でもクローズロックギヤ63を必ず規定の位置まで回転させることができ、動作を安定させることができる。また、トレイベース11の停止時の位置を規制するストッパー部に弾性体を設けたことにより、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと相手歯車59との噛み合いピッチが正規に比べて若干広がった時に過大負荷になるのを防止できると共に、動作終了後のトレイベース11の前後方向のガタの発生を防ぐことができる。
【0048】
次に、上記オープンロックギヤ62の構造をより詳しく説明すれば、図16に示すように、その歯部62gは、オープンロックギヤ62が第1回動位置(図16における矢印E方向の回動位置)にあるときに、トレイベース11のラック61の延長部分を構成する平面視で直線状の歯部62eと、枢支軸16に嵌合する取付ボス部62bを中心とした平面視で円弧状の歯部62fとで構成されている。
【0049】
上記直線状歯部62eの先端の端歯は、第1回動位置ではトレイベース11のラック11の端歯と平面視で重なるようになっている。尚、この端部でもラック61の端歯は片側がカットされた形状になっている。一方、円弧状歯部62fは、直線状歯部62eに引き続いて、上記駆動ギヤ列の第6ギヤ59(出力ギヤ)の歯部と噛み合うようになっており、該出力ギヤ59の回転によるトレイベース11の矢印A−B方向の移動が終了した後、円弧状歯部59fが出力ギヤ59の歯部と噛み合うことにより、オープンロックギヤ62が矢印F方向に回動させられるようになっている。従って、この円弧状歯部62fの角部に位置する角歯は、直線状歯部62eの歯形と円弧状歯部62fの歯形とを合成した歯形形状に構成されている。
【0050】
また、オープロックギヤ62には、取付ボス部62bを中心とする円弧状の長穴62hが形成されている。この長穴62hには、トレイベース11から伸びるストッパピン11qが挿通しており、オープンロックギヤ62の矢印E−F方向の回り止めを構成している。
更に、オープンロックギヤ62には、トレイベース11を貫通して下方に伸びる突起部62pが設けられている。この突起部62pの詳細および作用については、後で詳しく説明する。
【0051】
尚、以上のようなオープンロックギヤ62及びクローズロックギヤ63、並びにこれらロックギヤ62,63とトレーベース11に設けたラック61との組み合わせは、従来公知のもので、例えば特許文献2に開示されたものと、基本的な構成および作用は同様である。
【0052】
次に、以上のように構成されたディスクローディング装置において、トレイベース11を装置外部に引き出し、また、装置内部に引き込む動作の概略について、図35を参照しながら説明する。尚、この図35は、トレイベース11の作動に対応したオープンロックギヤ62及びクローズロックギヤ63の動作を判り易く示すものであり、これらロックギヤ62,63及びその周辺部材の形状等については、あくまでも概略的に表示されており、他の図面とは若干異なっている。
【0053】
まず、トレイベース11が装置内部に引き込まれた状態(クローズ状態)を初期状態すれば、この初期状態では、図35(a)に示されるように、オープンロックギヤ62は第1回動位置にあり、クローズロックギヤ63は第2回動位置ある。
この初期状態から、トレイベース11に支持されたディスクトレイ12のディスク支持部12aにディスクDkを載置するために、トレイベース11を装置外部の引き出し位置(つまり、ディスク着脱位置)に引き出す制御信号が出力されると、駆動モータM2が駆動され、前述のように動力伝達機構51〜55が駆動されて第3ギヤ56が回転駆動され、これに伴って駆動ギヤ列56〜59が駆動されて、その出力ギヤ59が矢印G方向に減速して回転駆動される。
【0054】
これにより、クローズロックギヤ63がスプリング64の付勢力に抗して矢印C方向に回動し、図35(b)の状態を経て、図35(c)に示されるように、クローズロックギヤ63の長穴63hがトレイベース11のストッパピン11pに当接して、矢印C方向への回動動作が停止し、第1回動位置に至る。つまり、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eとトレイベース11のラック61が同一線上に配列される。
【0055】
この状態で、出力ギヤ59が引き続いて回転駆動されることで、トレイベース11が矢印A方向に移動する。オープンロックギヤ62は、矢印F方向への回動が規制されて第1回動位置にあり、このオープンロックギヤ62の直線状歯部62eとトレイベース11のラック61が同一線上に概略揃った状態となるので、上記直線状歯部62eが出力ギヤ59の歯部59gと噛み合うことで、図35(d)に示された状態、つまり、トレイベース11が装置外部に引き出された状態に至る。
【0056】
尚、このとき、前述のように、トレイベース11のラック61の端歯は片側がカットされた形状になっているので、オープンロックギヤ62が若干矢印F方向に回動して、トレイベース11のラック61の端歯とオープンロックギヤ62の直線状歯部62eの端歯との平面視での重なり状態が若干ずれても、出力ギヤ59の歯部59gとの噛み合いに支障はない。
【0057】
そして、トレイベース11の矢印A方向への移動が終了すると、オープンロックギヤ62は矢印F方向に回動して、図35(e)で示される状態になり、駆動モータM2の回転が停止する。図35(e)に示す状態が、トレイベース11の引き出し状態(オープン状態)である。
このオープン状態では、オープンロックギヤ62と出力ギヤ59により、外力が作用してもトレイベース11が矢印B方向に移動しないようにロックが掛かっている。
【0058】
そして、このオープン状態で、ディスクトレイ12のディスク支持部12aへのディスクDkの装着が行われる(この実施形態では、2枚同時に装着可能)。また、このオープン状態で、電動モータM1が駆動されることにより、ディスクトレイ12が回動され、ディスクトレイ12の残りのディスク支持部12aへの他のディスクDkの装着ができるようになる。
【0059】
次に、このオープン状態から、ディスクトレイ12に支持されたディスクDkに対して記録または再生を行うために、トレイベース11を装置内部の引き込み位置(つまり、ディスク収納位置)に引き込む制御信号が出力されると、駆動モータM2が引き出し時とは逆方向(矢印H方向)に駆動され、動力伝達機構51〜55及び駆動ギヤ列56〜59もそれぞれ逆方向に駆動されて、その出力ギヤ59が矢印H方向に減速して回転駆動される。
【0060】
これにより、図35(e)に示されたオープン状態から、オープンロックギヤ62が矢印E方向に回動して、図35(d)で示される状態となり、オープンロックギヤ62の直線状歯部62eとトレイベース11のラック61が同一線上に配列され、出力ギヤ59の歯部59gが上記直線状歯部62eと噛合するので、トレイベース11が矢印B方向に移動する。また、それに伴い、オープンロックギヤ62は矢印F方向への回動が規制される。
【0061】
そして、更にトレイベース11がB方向に移動すると、クローズロックギヤ63が矢印C方向に回動して、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eとトレイベース11のラック61が同一線上に概略揃った状態となり、この直線状歯部63eが出力ギヤ59の歯部59gと噛み合い、図35(c)の状態となる。
【0062】
尚、このとき、前述のように、トレイベース11のラック61の端歯は片側がカットされた形状になっているので、クローズロックギヤ63が若干矢印D方向に回動して、トレイベース11のラック61の端歯とクローズロックギヤ63の直線状歯部63eの端歯の平面視での重なり状態が若干ずれても、出力ギヤ59の歯部59gとの噛み合いに支障はない。
【0063】
そして、トレイベース11の矢印B方向への移動が終了すると、クローズロックギヤ63は矢印D方向に回動して、図35(b)で示される状態になり、その後、駆動モータM2の回転が停止する。
クローズロックギヤ63は、出力ギヤ59の回転が停止した後は、スプリング64の付勢力によって、駆動されなくなった出力ギヤ59の歯部59gとの噛合状態を維持したままで矢印D方向に更に回動して、図35(a)に示された状態になる。この状態が、初期状態(クローズ状態)であり、ディスク収納位置でもある。
【0064】
このとき、クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fと出力ギヤ59の歯部59gの噛み合いピッチが適正に保たれることにより、スプリング64の小さい付勢力でもクローズロックギヤ63の矢印D方向への回動を完了させることができる。また、クローズロックギヤ63と出力ギヤ59により、輸送時の落下等による力が加わってもトレイベース11が矢印A方向に移動しないようにロックが掛かっている。
【0065】
尚、以上のようなトレイベース11を装置外部に引き出し、また、装置内部に引き込む動作の概略、及びこのトレイベース11の作動に対応したオープンロックギヤ62及びクローズロックギヤ63の動作の概略は、従来公知のもので、例えば特許文献2に開示されたものと、基本的な構成および作用は同様である。
【0066】
図6及び図7からよく分かるように、メカベース31の装置外方に近い側の端部近傍には、本発明に係るガイド壁部71が設けられている。該ガイド壁部71は、メカベース31と一体で合成樹脂で形成されており、平面視で傾斜状のスロープ部72と、該スロープ部72の先端部に設けられラック61の伸長方向に伸びる真直部73とを備えている。
【0067】
次に、上記ガイド壁部71の作用について説明する。まず、クローズロックギヤ63の動作との関係について、主として図7〜図13を参照しながら説明する。
図7は、トレイベース11のクローズ位置で、クローズロックギヤ63が第2回動位置に維持され、該クローズロックギヤ63の円弧状歯部63fが出力ギヤ59の歯部59gと噛合している状態を示している。
【0068】
この図7の状態から、トレイベース11をオープン位置へ引き出すべく、出力ギヤ59が図における矢印J方向に回転すると、クローズロックギヤ63は矢印C方向に回動し始め、図8に示されるように、第1回動位置付近になると、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eと出力ギヤ59の歯部59gとが噛合し始める。このとき、クローズロックギヤ63からトレイベース11を貫通して下方に伸びる前述の突起部63pが、メカベース31にから突出した突出ピン31pと係合し始める。
【0069】
出力ギヤ59が更に同方向に回転することにより、図9に示されるように、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eの端末側と出力ギヤ59の歯部59gとが噛合するようになると、クローズロックギヤ63の直線状リブ63rがガイド壁部71の真直部73に接近する。この状態では、クローズロックギヤ63は完全に第1回動位置にあり、その直線状リブ63rは上記真直部73と平行になっている。
【0070】
出力ギヤ59が更に同方向に回転し、図10に示されるように、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eと出力ギヤ59の歯部59gとの噛み合いが外れる直前になると、クローズロックギヤ63の直線状リブ63rがガイド壁部71の真直部73に接触して、その移動動作がガイドされるようになる。
【0071】
その後、トレイベース11が更に引き出されると、図11に示されるように、クローズロックギヤ63は、その直線状リブ63rが上記ガイド壁部71のスロープ部72に沿うようにガイドされながら移動するようになっている。すなわち、上記スロープ部72は、上記クローズロックギヤ63が第1回動位置と第2回動位置との間を移行する際に該ロックギヤ63と係合し、該ロックギヤ63の移行動作を案内することができる。
【0072】
従って、この状態でクローズロックギヤ63が第2回動位置に回動しても、スロープ部72の斜面で案内されている関係上、徐々に回動されるので衝撃音が発生することはない。
特に、クローズロックギヤ63にはスプリング64が付設されており、このスプリング64の付勢力により第2回動位置方向(矢印D方向)に回動されるが、スロープ部72の斜面で案内されているので緩やかに回動され、このクローズロックギヤ63の第2回動位置への回動動作に伴って衝撃音が発生することはない。
【0073】
このように、クローズロックギヤ63が第1回動位置と第2回動位置との間を移行する際に、その移行動作を案内する平面視で傾斜状のガイドスロープ部72と係合することにより、当該ロックギヤ63の回動動作を確実かつスムースに行わせ、また、回動時の衝撃も緩和することができる。
特に、ロックギヤ63に第2回動位置への回動方向の付勢スプリング64が付設されている場合でも、回動時に衝撃音が発生することを極力抑制することができるのである。
【0074】
次に、オープン位置にあるトレーベース11をクローズ位置に移動させる場合には、図12及び図13に示すように、上記の説明とは逆に、第2回動位置にあるクローズロックギヤ63の直線状リブ63rが、ガイド壁部71のスロープ部72及び真直部73で順次ガイドされて、第1回動位置まで回動する。
そして、真直部73によるガイドが外れる直前には、クローズロックギヤ63の直線状歯部63eと出力ギヤ59の歯部とが噛合し始めるようになっている。
【0075】
次に、上記ガイド壁部71とオープンロックギヤ62の動作との関係について、主として図14及び図15を参照しながら説明する。
図14は、トレイベース11をその移送方向へスライドさせてメカベース31に組み付ける際におけるオープンロックギヤ62とガイド壁部71を示している。この場合には、オープンロックギヤ62の直線状歯部62eの前端部分に設けられた直線状リブ62rが、ガイド壁部71の真直部73でガイドされることにより、オープンロックギヤ62が正確に第1回動位置に維持され、トレイベース11のラック61とオープンロックギヤ62の直線状歯部62eとが、正確に一直線状に配列される。
【0076】
従って、ギヤの噛み合いが正確に行われ、トレイベース11をその移送方向へ支障なくスライドさせて、メカベース31に組み付けることができる。
すなわち、上記ガイド壁部71に、トレイベース11のメカベース31へのスライド動作による組付時に、オープンロックギヤ62の直線状リブ62rと係合して該オープンロックギヤ62を第1回動位置に規制する規制部としての真直部73が設けられていることにより、トレイベース11をメカベース31に対しその移送方向にスライドさせて組み付ける際には、オープンロックギヤ62を確実に第1回動位置に維持して、支障なく組み付けを行うことができるのである。
【0077】
また、図15は、トレイベース11をそのクローズ位置からオープン位置に引き出す際におけるオープンロックギヤ62とガイド壁部71を示している。この場合には、出力ギヤ59で回動させられたオープンロックギヤ62の一部、具体的には直線状歯部62eの一部が、ガイド壁部71の真直部73を含む前端部分の下方にもぐり込むように位置することとなるので、該オープンロックギヤ62の外れを確実に防止できる。
【0078】
また、図6,図7及び図16に示されるように、メカベース31の装置外方に近い側の端部近傍には、本発明に係るビーム81が設けられている。該ビームは図7及び図16に拡大して示されるように、メカベース31に略矩形状の開口部31kを形成し、その一端側から前後方向(ラック61の伸長方向)に伸びる所定長さの片持ちの伸長部材として形成されている。このビーム81はメカベース31と一体で合成樹脂で形成されている。従って、その先端側は伸長方向と略直交する方向に弾性変位可能である。
【0079】
つまり、上記ビーム81は、その基端部を中心としてラック61の伸長方向と略直交する方向に弾性変位可能な一種のバネ部材(樹脂バネ)を構成している。そして、このビーム81の途中部に、所定高さだけ上方に突出するようにしてガイド係合部82が設けられている。このガイド係合部82が、オープンロックギヤ62から下方に突出するようにして設けられた前述の突起部62pと係合し得るようになっている。また、このガイド係合部82は、平面視で略三角形状に形成され、突起部62pと係合する係合面として、第1および第2の係合斜面82a及び82bを有している。一方、上記突起部62pは、平面視で略半円状に形成されている。
【0080】
次に、上記ビーム81及びそのガイド係合部82と上記オープンロックギヤ62の突起部62pの作用について、主として図16〜図21を参照しながら説明する。尚、上記ガイド係合部82及び突起部62pは共に、実際にはトレーベース11よりも下方に位置するのであるが、図16〜図21においては、両者82,62pの位置関係を明瞭に示すために、斜線を付して表示することとする。
【0081】
図16〜図18は、トレイベース11をその移送方向へスライドさせてメカベース31に組み付ける際におけるオープンロックギヤ62とビーム81を示す平面説明図である。
この場合には、トレイベース11を(従って、オープンロックギヤ62を)クローズ方向へ押し込むことにより、オープンロックギヤ62の突起部62pがガイド係合部82の第1係合斜面82aと係合しながら移動する。
【0082】
このとき、図17に示すように、ビーム81は矢印M方向に撓むことで、オープンロックギヤ62の移動を許容する。そして、トレイベース11が更に移動すると、図18に示すように、オープンロックギヤ62の突起部62pとガイド係合部82との係合が外れ、ビーム81は初期位置に復帰する。
【0083】
また、図19及び図20は、クローズ位置にあるトレイベース11をオープン位置に引き出す際におけるオープンロックギヤ62とビーム81を示す平面説明図である。
この場合には、トレイベース11を(従って、オープンロックギヤ62を)オープン方向へ引き出すことにより、オープンロックギヤ62の突起部62pがガイド係合部82の第2係合斜面82bと係合しながら、オープンロックギヤ62が移動する。このとき、ビーム81は矢印L方向へ撓むことで、オープンロックギヤ62の移動を許容する。そして、トレイベース11が更に移動すると、図20に示すように、オープンロックギヤ62の回動動作が完了して、突起部62pとガイド係合部82との係合が外れ、ビーム81は初期位置に復帰する。
【0084】
更に、図21は、オープン位置(図20参照)にあるトレイベース11をクローズ位置に推し込む際におけるオープンロックギヤ62とビーム81を示す平面説明図である。
この場合には、動作の初期にオープンロックギヤ62の突起部62pがガイド係合部82の第2係合斜面82bと係合しながら、オープンロックギヤ62が回動する。このとき、ビーム81は矢印L方向へ若干撓むことで、オープンロックギヤ62の回動動作を許容する。そして、オープンロックギヤ62の回動動作が進行して、突起部62pとガイド係合部82との係合が外れると、ビーム81は初期位置に復帰する。
【0085】
この場合には、ガイド係合部82の第2係合斜面82bに突起部62pの曲面状の表面が当接し、しかも、ビーム81が矢印L方向に撓むことにより、ガイド係合部82の第2係合斜面82bから突起部62pに対して、オープンロックギヤ62の回動動作を助勢する方向の分力が作用するので、より小さい駆動力で回動させることができる。また、オープンロックギヤ62の回動動作はビーム81を弾性的に撓ませながら行われるので、回動時の衝撃がビーム81の弾性作用により効果的に吸収される。
【0086】
以上のように、オープンロックギヤ62からメカベース31側に突出するように設けられ当該ロックギヤ62の回動動作を制御し得る突起部62pが、トレイベース11の移動方向と略直交する方向へ弾性変位可能なビーム81に設けたガイド係合部82と係合することにより、当該トレイベース11のラック伸長方向に沿った移動時に所定のタイミングで、オープンロックギヤ62の回動動作を制御することができる。その結果、トレイベース11のメカベース31へのスライド動作による組付時と組付後の通常の移送またはロック動作時とに応じて、オープンロックギヤ62の回動動作をそれぞれ好適に制御することができる。このとき、上記ビーム81は弾性変位するので、その弾性を利用してロックギヤ回動時の衝撃を緩和することができるのである。
【0087】
この場合において、上記ガイド係合部82にオープンロックギヤ62が第1回動位置と第2回動位置との間を移行する際に上記突起部61pを介してロックギヤ62の移行動作を助勢する第2係合斜面82bが設けられているので、オープンロックギヤ62に確実かつ安定した回動動作を行わせることができ、また、当該ロックギヤ62の回動動作に要する動力を低減して、駆動機構の駆動モータM2の小型化に資することができる。
【0088】
また、上記ガイド係合部82が、トレイベース11のメカベース31へのスライド動作による組付時と組付後の通常の移送またはロック動作時とで逆方向に変位することにより、それぞれの場合に応じて、好適なロックギヤの回動制御を確実に行うようにすることができる。
更に、上記ガイド係合部82を、ラック伸長方向に伸びる片持ち支持の樹脂製のビーム81に設けることにより、簡単な構成で、トレイベース11の移動方向と略直交する方向へ弾性変位可能な係合手段を設けることができる。
【0089】
前述のように、本実施の形態に係るディスクローディング装置では、欠歯歯車(第3ギヤ56及び第4ギヤ57)を含む歯車機構(駆動ギヤ列56〜59)とトレイベース11のラック61との噛み合いによってトレイベース11の移送が行われるが、この場合、欠歯歯車56,57を含む駆動ギヤ列56〜59の全てのギヤについて適正な噛み合い状態を得るには、互いの噛み合いタイミングを適正に維持する必要がある。そのためには、装置組立時に駆動ギヤ列56〜59の欠歯歯車56,57の欠歯部分56f,57fとラック61の位置関係を好適に規制し、両者の噛み合い位置を適正に保つことが非常に重要である。
【0090】
本実施の形態では、ディスク移送手段としてのトレイベース11を装置ベースとしてのメカベース31に組み付けるに際して、従来のように上方から組み付けるのではなく、トレイベース11の移送方向(つまり、矢印B方向)にスライドさせて組み付けることにより、従来のように組付時に装置に衝撃力が加わることを回避し、しかも、欠歯歯車(第3ギヤ56及び第4ギヤ57)を含む歯車機構(駆動ギヤ列56〜59)とトレイベース11のラック61との噛み合い位置を適正に設定することができるように、例えば図22に拡大して示すように、駆動ギヤ列56〜59の所定歯車(具体的には、出力歯車59)の上面側に一対のスリット壁部91が設けられている。
【0091】
このスリット壁部91の間に形成されたスリット通路92は、上記駆動ギヤ列56〜59の欠歯歯車56,57の欠歯部分56f,57fとラック61との噛み合い位置を適正に設定すべく、上記欠歯歯車56,57を所定の回動位置に設定した場合に、トレイベース11の移動方向(矢印A−B方向)に沿った方位(以下、これを初期方位と称する。)を向くように設定されている。
【0092】
一方、図23に示すように、トレイベース11の前端部(矢印B方向の端部)には、該トレイベース11の移動に伴って上記初期方位に設定されたスリット通路92を挿通し得る突起部11sが、トレーベース11から下方に突出するように設けられている。
【0093】
上記突起部11sは、トレイベース11の前端部分に開口部11h(図6参照)を形成し、その開口部の一端(後端)から片持ち状に前方に突出したビーム部11bの下面側に一体形成されている。つまり、合成樹脂製のトレイベース11と一体成形されており、樹脂としての弾性を有する一種の樹脂バネを構成している。
本実施の形態では、上記ビーム部11bは、その基部を中心に少なくとも上下方向に弾性変位可能に構成されている。
【0094】
また、上記スリット壁部91のスリット通路92は、上記初期方位に設定された状態で、装置外部から遠い側(矢印B方向側)に位置し上記突起部11sの幅に対応した、つまり、突起部11sの幅よりも若干幅広の基準幅部92aと、装置外部に近い側に位置し上記基準幅部92aよりも幅広の幅広部92bとを備えている。これに対応して、スリット壁部91には、幅広部92bと上記基準幅部92aとを傾斜状に連結するようにして連結部91cが設けられている。
【0095】
以上の構成において、トレイベース11をメカベース31に対して、トレイベース11を引き込み方向(矢印Bの方向)にスライド移動させて組み付ける場合、まず、図22に示されるように、出力ギヤ59の上面に設けたスリット壁部91をそのスリット通路92が、幅広部92bを後方(矢印Bの反対方向)に向けられた初期方位に設定する。
【0096】
これにより、上記駆動ギヤ列56〜59の欠歯歯車56,57の欠歯部分56f,57fとラック61との噛み合い位置が適正に設定される。また、このとき、オープンロックギヤ62は第1回動位置にあり、直線状歯部62eはトレイベース11のラック61の伸長方向に沿って該ラック61と平面視で重なるように配列されている。
【0097】
この状態で、トレイベース11を引き込み方向(矢印Bの方向)にスライドさせることにより、トレイベース11に一体成形されたビーム部11bの突起部11sが、上記スリット通路92の幅広部92bにまず進入する。
尚、このとき、トレイベース11の裏面側に設けられたガイドリブ11rが、メカベース31に形成されたガイドレール31s内に嵌合し、トレイベース11のスライド動作がガイドされる。
【0098】
トレイベース11を更に矢印B方向にスライドさせると、突起部11sがスリット通路92の基準幅部92aに進入し(図24参照)、更に、この基準幅部92aの出口側端部にまで至る(図25及び図26参照)。この時点で、出力ギヤ59の歯部59gがオープンロックギヤ62の直線状歯部62eと噛み合い始める。
そして、トレイベース11を更に矢印B方向にスライドさせると、突起部11sがスリット通路92の基準幅部92aを挿通してスリット通路92から外れ(図27参照)、出力ギヤ59の歯部59gがオープンロックギヤ62の直線状歯部62eと噛み合って回転するようになっている。
【0099】
このように、上記出力ギヤ59と欠歯歯車56,57とを含んで駆動手段の一部を構成する駆動ギヤ列56〜59の出力ギヤ59の上面側に、上記欠歯歯車56,57を所定の回動位置に維持した場合にトレイベース11の移動方向に沿った方位(初期方位)に設定されるスリット壁部91(スリット通路92)と、トレイベース11に一体的に設けられて該トレイベース11の移動に伴って上記初期方位に設定されたスリット通路92を挿通し得る突起部11sとを備えたので、上記欠歯歯車56,57を所定の回動位置に維持した状態で、上記駆動ギヤ列56〜59と干渉することなく、トレイベース11をスライド移動させることができる。
【0100】
従って、トレイベース11をメカベース31に組み付けるに際して、トレイベース11の移送方向にスライドさせて組み付けることができ、トレイベースを上方から組み付けていた従来のように、組付時に装置に衝撃力が加わることはない。しかも、欠歯歯車56,57を含む駆動ギヤ列56〜59とトレイベース11のラック61との適正な噛み合い状態を維持したままで、トレイベース11をその移送方向へスライド移動して組付を行うことができるようになる。
【0101】
この場合において、上記スリット通路92が基準幅部92aと幅広部92bとを備え、両者が傾斜状の連結壁部91cで連結されることにより、スリット通路92が上記初期方位に設定された状態で、トレイベース11が装置外方から内方に向かって(矢印B方向に)移動されて来た際には、トレイベース11の突起部11sは、まず幅広部92bに進入した後、上記連結壁部91cで傾斜状に案内されながら、基準幅部92aに進入する。従って、スリット通路92の方位がある程度ずれていても、上記突起部11sを挿通させることができ、組付時のスリット方位の設定および維持がより容易に行えるようになる。
【0102】
図28〜図34は、トレーベース11をメカベース31から引き出し方向(矢印Aの方向)にスライドさせて抜脱する場合を示している。
まず、図28に示すように、出力ギヤ59の歯部59gがオープンロックギヤ62の直線状歯部62eと噛み合っており、突起部11sがスリット通路92の基準幅部92aよりも装置内部側(矢印Aと逆方向側)に位置した状態で(図27と同様の状態)から、トレーベース11を矢印A方向にスライドさせると、図29に示すように、オープンロックギヤ62の直線状歯部62eの最終端歯のみが出力ギヤ59の歯部59gと噛み合わなくなり、スリット通路92が初期方位から若干ずれた状態となる。従って、この状態で更にトレイベース11を矢印A方向にスライドさせると、突起部11sはスリット通路92に進入できず、スリット壁部91に当接する(図30及び図31参照)。
【0103】
この状態から更にトレーベース11を矢印A方向にスライドさせると、図32及び図33に示すように、突起部11sはビーム部11bの弾性によって上方へ撓んでスリット壁部91上に乗り上げ、このように乗り上げた状態でスリット通路92の少なくとも基準幅部92aを乗り越えるようになっている。尚、より好ましくは、図34に示すように、突起部11sは、基準幅部92aを乗り越えると幅広部92b内に嵌り込み、その後は該幅広部92b内をスムースに通過できるようになっている。
【0104】
このように、トレイベース11に一体的に設けられた突起部11sは、少なくとも上方に弾性変位可能で、トレーベース11のクローズ位置からオープン位置への移動時(矢印A方向への移動時)に上記スリット壁部91に当接した際には、上方へ弾性変位することにより、スリット壁部91に乗り上げた状態で通過させることが可能になる。従って、トレイベース11をメカベース31から抜脱する場合には、上記突起部11sがストッパになることはなく、突起部11sがスリット壁部91に乗り上げながらでも、トレイベース11をスライド移動させ、メカベース31から抜脱することができるのである。
【0105】
尚、本発明は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】
本願発明によれば、上記出力ギヤと欠歯歯車とを含んで駆動手段の一部を構成する歯車機構の所定歯車の上面側に、上記欠歯歯車を所定の回動位置に維持した場合に移送手段の移動方向に沿った方位に設定されるスリット部と、移送手段に一体的に設けられて該移送手段の移動に伴って上記方位に設定されたスリット部を挿通し得る突起部とを備えたので、上記欠歯歯車を所定の回動位置に維持した状態で、上記歯車機構と干渉することなく、移送手段を移動させることができる。
従って、移送手段を装置ベースに組み付けるに際して、移送手段の移送方向にスライドさせて組み付けることができ、移送手段を上方から組み付けていた従来のように、組付時に装置に衝撃力が加わることはない。しかも、欠歯歯車を含む歯車機構と移送手段のラックとの適正な噛み合い状態を維持したままで、移送手段をその移送方向へスライド移動して組付を行うことができる。
また、上記スリット部が基準幅部と幅広部と傾斜状の連結部とを備えることにより、スリット部が上記方位に設定された状態で、移送手段が装置外方から内方に向かって移動されて来た際には、移送手段の突起部は、まず幅広部に進入した後、上記連結部で傾斜状に案内されながら、基準幅部に進入する。従って、スリットの方位がある程度ずれていても、突起部を挿通させることができ、組付時のスリット方位の設定および維持を容易化することができる。
【0108】
この場合において、上記移送手段に一体的に設けられた突起部は、少なくとも上方に弾性変位可能で、移送手段のクローズ位置からオープン位置への移動時に上記スリット部に当接した際には、上方へ弾性変位することにより、スリット部に乗り上げた状態で通過させることが可能になる。従って、移送手段を装置ベースから抜脱する場合には、上記突起部がストッパになることはなく、上記突起部がスリット部に乗り上げながらでも、移送手段をスライド移動させ、移送手段を装置ベースから抜脱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るディスクローディング装置を備えたDVDプレーヤの全体構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】 上記DVDプレーヤの分解斜視図である。
【図3】 上記ディスクローディング装置のトレイユニットを示す斜視図である。
【図4】 上記ディスクローディング装置の要部を示す斜視図である。
【図5】 上記ディスクローディング装置に組み込まれた駆動ギヤ列を拡大して示す斜視図である。
【図6】 上記ディスクローディング装置に組み込まれたオープンロックギヤ及びクローズロックギヤ並びにラックを拡大して示す平面説明図である。
【図7】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図8】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図9】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図10】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図11】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図12】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図13】 上記クローズロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図14】 装置組立時における上記オープンロックギアの引き込み方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す平面説明図である。
【図15】 上記オープンロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド壁部の作用を示す平面説明図である。
【図16】 装置組立時における上記オープンロックギアの引き込み方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図17】 装置組立時における上記オープンロックギアの引き込み方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図18】 装置組立時における上記オープンロックギアの引き込み方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図19】 上記オープンロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図20】 上記オープンロックギアの引き出し方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図21】 上記オープンロックギアの引き込み方向への移動動作に対するガイド係合部の作用を示す平面説明図である。
【図22】 上記トレイベースのメカベースへの組付時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図23】 図22のY23‐Y23線に沿った断面説明図である。
【図24】 上記トレイベースのメカベースへの組付時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図25】 上記トレイベースのメカベースへの組付時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図26】 図25のY26部分を拡大して示す平面説明図である。
【図27】 上記トレイベースのメカベースへの組付時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図28】 上記トレイベースのメカベースからの抜脱時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図29】 上記トレイベースのメカベースからの抜脱時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図30】 図29のY30‐Y30線に沿った断面説明図である。
【図31】 図29のY31部分を拡大して示す平面説明図である。
【図32】 上記トレイベースのメカベースからの抜脱時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図33】 図29のY33‐Y33線に沿った断面説明図である。
【図34】 上記トレイベースのメカベースからの抜脱時におけるスリット壁部の作用を示す一連の平面説明図の一部である。
【図35】 図35(a)〜図35(e)は上記オープンロックギヤ及びクローズロックギヤ並びにラックの動作説明図である。
【符号の説明】
1…DVDプレーヤ
11…トレイベース
11b…ビーム部
11s…突起部
12…ディスクトレイ
31…メカベース
56…第3ギヤ(欠歯歯車)
56f…欠歯部
57…第4ギヤ(欠歯歯車)
57f…欠歯部
58…第5ギヤ
59…出力ギヤ
61…ラック
62…オープンロックギヤ
62g…歯部
62p…突起部
62r…直線状リブ
63…クローズロックギヤ
63g…歯部
63r…直線状リブ
71…ガイド壁部
72…スロープ部
73…真直部
81…ビーム
82…ガイド係合部
91…スリット壁部
91c…連結部
92…スリット通路
92a…基準幅部
92b…幅広部
Dk…ディスク
M2…駆動モータ

Claims (2)

  1. ディスクを装置内部の第1位置と装置外部の第2位置との間で往復動可能に移送する移送手段と、
    装置ベースに設けられ、上記移送手段に駆動力を付与して該移送手段を上記ディスクの第1位置に対応したクローズ位置と上記ディスクの第2位置に対応したオープン位置との間で移動させる駆動手段と、
    上記移送手段に一体的に設けられ、その往復動方向に伸長して上記駆動手段の出力ギヤと噛合し得るラックと、
    上記出力ギヤと欠歯歯車とを含み、上記駆動手段の一部を構成する歯車機構と、
    該歯車機構の所定歯車の上面側に設けられ、上記欠歯歯車を所定の回動位置に維持した場合に、上記移送手段の移動方向に沿った方位に設定されるスリット部と、
    上記移送手段に一体的に設けられ、該移送手段の移動に伴って上記方位に設定された上記スリット部を挿通し得る突起部と、を備え、
    上記スリット部は、上記方位に設定された状態で、装置外部から遠い側に位置し上記突起部の幅に対応した基準幅部と、装置外部に近い側に位置し上記基準幅部よりも幅広の幅広部と、該幅広部と上記基準幅部とを傾斜状に連結する連結部とを備えている、
    ことを特徴とするディスクローディング装置。
  2. 上記移送手段に一体的に設けられた突起部は、少なくとも上方に弾性変位可能に設けられ、上記移送手段の上記クローズ位置からオープン位置への移動時に上記スリット部に当接した際には、上方へ弾性変位することを特徴とする請求項1に記載のディスクローディング装置。
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