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JP4048728B2 - 真空バルブ - Google Patents

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JP4048728B2
JP4048728B2 JP2001117797A JP2001117797A JP4048728B2 JP 4048728 B2 JP4048728 B2 JP 4048728B2 JP 2001117797 A JP2001117797 A JP 2001117797A JP 2001117797 A JP2001117797 A JP 2001117797A JP 4048728 B2 JP4048728 B2 JP 4048728B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/664Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は真空バルブに関し、絶縁性能を向上し信頼性の優れた、しかも、単なる接続・開放をするのみならず断路機能を持つことができるように工夫したものである。本発明の真空バルブは、真空遮断器,真空断路器,真空接地断路器,真空切換断路器やこれら機器を収納して構成した受配電装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】
母線から受電した電力は、受配電装置を用いて、各種の負荷機器、他の電気室に配電される。この受配電装置は、母線及びケーブルとの接続,接地回路への接続,回路の接離のための各開閉装置と、それを駆動する操作装置と、監視制御に必要な制御機器等の内部機器とを、接地金属製の外箱内に適宜に配設して構成されている。
【0003】
この種の受配電装置に使用する開閉装置として、特開2000−188046号公報に開示される真空バルブ及び特開平11−041726号公報に開示される真空バルブがある。
【0004】
ここで特開2000−188046号公報に開示される真空バルブを、図11を参照して説明する。図11において、セラミックまたはガラスからなる円筒型の真空容器1の両端開口部を、固定側蓋板3aおよび可動側蓋板3bで気密封着し,真空容器1の中間に可動側引出し電極8bを備えている。真空容器1の内部には、接触子6aを備えた固定側電極5aと、この固定側電極5aと対向するように接触子6bを備えた可動側電極5bとを配置している。また、固定側電極5aは、固定側蓋板3aに支持固定された固定側通電軸4aに接続しており、固定側引出し電極8aで図示しない真空バルブの外部導体と接続している。さらに、可動側電極5bは、フレキシブルコンダクターや平網線等の伸縮性を有する導体7と接続された可動側通電軸4bと接続しており、真空容器1の側面に配置した可動側引出し電極8bで図示しない真空バルブの外部導体と接続している。
【0005】
さらにまた、可動側通電軸4bと操作ロッド12との間には、セラミック等の絶縁物で作られた絶縁棒9を接続し、この絶縁棒9と可動側蓋板3bとの間に、ベローズカバー10を備えたベローズ11を設けている。そして、真空バルブの外部に設けられた操作機構にて操作ロッド12を軸方向に稼働することにより、真空容器1内の固定側電極5aおよび可動側電極5bからなる一対の電極を接離自在としている。
【0006】
以上のように構成した真空バルブにおいては、真空容器1内の可動側通電軸4bとベローズ11との間に絶縁棒9を挿入し、真空容器1の側面に配置した可動側引出し電極8bをフレキシブルコンダクター等の導体7で接続していることにより、固定側引出し電極8aから真空バルブ内へ流れた電流は、固定側電極5aおよび可動側電極5bを介して可動側通電軸4bへ流れ、さらに導体7を介して真空容器1の側面に配置した可動側引出し電極8bより真空バルブ外部へ引き出すことができる。この結果、ベローズ11,可動側蓋板3b及び操作ロッド12は、接地電位となる。
【0007】
以上により、可動側電極5bを駆動する操作機構と真空容器1との間に従来から設けられていた絶縁ロッドが必要なくなり、直接真空バルブを操作することができる。また、操作ロッド12の絶縁媒体が気中よりも優れた絶縁特性を有する真空中となるため、操作ロッド12の絶縁距離を大幅に短縮することができ、もって本真空バルブを操作する遮断器もしくは断路器自体の小形化を図る構造となる。
【0008】
次に、特開平11−041726号公報に開示される真空バルブを、図12を参照して説明する。図12において、相スイッチギヤは遮断機能,断路機能,接地機能及び母線を一体に集合したものである。即ち、相スイッチギヤは主として固定電極05と接地装置06との間を移動する可動電極07とから構成している。固定電極05は内部母線08に接続している。可動電極07は負荷側導体09に接続し、負荷側導体09は真空容器外に伸びるケーブルヘッドに接続している。また可動電極07は可動ブレードと機械的に連結し、図示していない操作機構部により駆動される可動ブレードの回動により上下方向或いは左右方向に回動する。可動電極07が固定電極05から接地装置06まで移動し、4位置に停止する。
【0009】
即ち、可動電極07が回動するのに応じて、可動電極07が固定電極05に接触する投入位置Y1で通電し、投入位置Y1より下側に回動して遮断位置Y2で可動電極07が固定電極05と離れ電流を遮断する。更に下側に回動して断路位置Y3で可動電極07が固定電極05と離れ、雷などで絶縁破壊しないこと及び負荷導体側で作業員が感電しない絶縁距離を取る。更に下側に可動電極07が回動して接地位置Y4で可動電極07が接地装置06と接触する。尚、断路位置Y3を省略して遮断位置Y2から接地位置Y4に移動しても本装置の下記効果を損なうものではない。
【0010】
本装置では、高絶縁体である真空中で、可動電極07が固定電極05から接地装置06に回動する間に、一つの操作で連続的に4位置すなわち機能を持つことができるので、操作がしやすく使い勝手が良い。また可動電極07,固定電極05,接地装置06を一箇所に集合化したので、より小型化することができる。更に断路位置Y3を設けると、異電源突合せ例えば2つの系統電源を持つ2回線受電において、いずれか1回線の相スイッチギヤが投入位置Y1で運転中にあり、他回線の相が断路位置Y3で待機中の時には、この回路の負荷側導体09に作業員が接触しても安全である。しかも、待機中から運転或いは運転中から待機に切り替える場合も連続して操作できるので、作業スピードが速く、操作がしやすい。
【0011】
本装置では可動電極07がフレキシブル導体022で負荷側導体09と可動電極07との間を接続しており、可動電極07及び負荷側導体09の溶着が生じることがなく、操作機構部の回動力は大きくならず、操作機構部も小型化することができるばかりか、可動電極07及び負荷側導体09の寿命も長くなり、経済的にも有利である。またフレキシブル導体022で負荷側導体09と可動電極07との間を接続しており、可動電極07が負荷側導体09に摺動する時の金属微粒子を発生することもなく、絶縁性能が大幅に向上し、この分、真空容器04を小型化することができる。
【0012】
更に、接地装置及び断路位置を除去しても使用でき、除去したとき更に真空容器,操作機構部を小型化できるので、回路スイッチギヤも当然小型化できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の真空バルブ及びこれを用いて構成される受配電装置においては、開閉部について「入」及び「切」の単一の機能しか持たず、市場の要求する受配電装置を構成する回路構成に容易に対応することができず、その対応に真空以外の絶縁媒体で製作された他の機能を持つ機器の組合せを余儀なくされている。このため、回路の汎用性、機器間の接続部の絶縁が容易に行えない等の問題が残っており、受配電装置として組み込んだときにも縮小化が制限される。
【0014】
開閉部について、投入位置・遮断位置に追加して、更に接地位置・断路位置を持つことは、操作機構を複雑にするうえ強度的にも負担を増大させ、寿命・信頼性を低下させる。また、可動電極をブレード方式にて回動させることは、電極接点の精度に対する信頼を低下させ、更に高度の気密を要する真空容器の構造を複雑とし、信頼性、安全性を低下させ、コストを上昇させる。また、母線を含み、主回路開閉部と接地開閉部を同一容器内にて収納することは、縮小化ができる反面、一部での事故や不具合を容器内の全ての要素に波及させ、安全性を低下させると共に事故の拡大、復旧を困難とさせる恐れがある。
【0015】
本発明の目的は、絶縁性能を向上し、信頼性に優れ、かつコンパクトな真空バルブを提供することを目的とする。本発明の真空バルブを用いれば、安全性が高くコンパクトな真空遮断器や受配電装置を低コストにて提供することができる。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の構成は、絶縁筒の両端面を閉塞してなる真空容器の内部に、固定電極および可動電極からなる接離自在な一対の電極を配設し、
前記可動電極に接続した可動通電軸と当該可動通電軸を軸方向に可動自在に支持するベローズとの間に、絶縁部材を挿入し、
かつ前記真空容器の側面に配置した可動側引出し端子と前記可動通電軸との間を、可撓性を有する導体で接続して構成される真空バルブにおいて、
前記可動通電軸と前記ベローズとの間に挿入した前記絶縁部材は、前記ベローズに接続された操作軸と前記可動通電軸とで固定してあり、
前記可動電極と前記ベローズとの間に中間固定電極を配置し、前記中間固定電極と接しないように前記中間固定電極を貫通して配置した前記可動通電軸に接続した前記可動電極を、前記固定電極と前記中間固定電極との間で切換接離自在に可動する様になし、
前記中間固定電極は前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子と接続し、
前記真空容器は複数のセラミック絶縁筒を接続してなり、前記真空容器の側面に配置した前記固定側引出し端子を接続する下部側のセラミック絶縁筒において、前記固定側引出し端子の下部を支持するように断面を門型に成形したセラミック絶縁筒とすることを特徴とする。
【0017】
また本発明の構成は、絶縁筒の両端面を閉塞してなる真空容器の内部に、固定電極および可動電極からなる接離自在な一対の電極を配設し、
前記可動電極に接続した可動通電軸と当該可動通電軸を軸方向に可動自在に支持するベローズとの間に、絶縁部材を挿入し、
かつ前記真空容器の側面に配置した可動側引出し端子と前記可動通電軸との間を、可撓性を有する導体で接続して構成される真空バルブにおいて、
前記可動通電軸と前記ベローズとの間に挿入した前記絶縁部材は、前記ベローズに接続された操作軸と前記可動通電軸とで固定してあり、
前記可動電極と前記ベローズとの間に中間固定電極を配置し、前記中間固定電極と接しないように前記中間固定電極を貫通して配置した前記可動通電軸に接続した前記可動電極を、前記固定電極と前記中間固定電極との間で切換接離自在に可動する様になし、
前記中間固定電極は前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子と接続し、
前記可動電極は、前記固定電極と前記中間固定電極との間の位置で且つ前記固定電極及び前記中間固定電極に接しない断路位置に占位することができるようにし、
前記真空容器は複数のセラミック絶縁筒を接続してなり、前記真空容器の側面に配置した前記固定側引出し端子を接続する下部側のセラミック絶縁筒において、前記固定側引出し端子の下部を支持するように断面を門型に成形したセラミック絶縁筒とすることを特徴とする。
【0018】
また本発明の構成は、前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子を支持するために配置された補強支持板の内径を、この補強支持板を貫通する前記可動通電軸の外径に合わせることにより、軸方向に可動する前記可動通電軸を前記補強支持板によりガイドすることを特徴とする。
【0020】
また本発明の構成は、前記真空容器の内部には、円筒形をなすと共に基端が固定側引出し端子に接続され先端に丸みをつけた金属シールドが、固定電極及び可動電極を包囲するように配設されていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0027】
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明の第1の実施の形態にかかる真空バルブを示す。同図に示すように、筒形絶縁部材からなる絶縁筒60の両端面を、固定側フランジ61及び本体アダプタ73を接続した可動側フランジ62で気密封着(閉塞)して真空容器が形成されている。なお、本例では3個のセラミック製の絶縁筒60を接続しており、この接続した3個の絶縁筒60の端面を、固定側フランジ61と可動側フランジ62とで閉塞して真空容器を形成している。この真空容器の内部に、ゲッターといった残留ガス吸着材72を封入している。更に真空容器の内部には、固定側フランジ61に固定された固定通電軸66に支持された固定電極65aと、絶縁筒60に側面で固定された固定側引出し端子63に支持された中間固定電極65bが対向配置され、固定電極65aと中間固定電極65bの間の位置に可動電極65cを配置している。
【0028】
更に可動電極65cは、固定側引出し端子63に支持された中間固定電極65bに接しないように貫通配置された可動通電軸67に支持されている。可動電極65cを支持する可動通電軸67は、絶縁部材70を介して、可動側フランジ62に気密封着されたベローズ68に支持された作動軸69に接続され、図示しない真空容器外部の操作装置により駆動される。この結果、可動電極65cは、対向配置した固定電極65aと中間固定電極65bとの間で切換接離される。
【0029】
また可動通電軸67は、絶縁筒60に側面で固定された可動側引出し端子64に対して、銅条といった駆動を吸収する可撓導体71で接続され通電をなしている。そして固定通電軸66,固定側引出し端子63及び可動側引出し端子64は真空容器外部で図示しない外部導体と接続している。
【0030】
また、図示されない操作装置によって可動電極65cが可動して、固定電極65aに接触したり、中間固定電極65bに接触したりすることができ、可動側引出し端子64との電気的接続を2系統(固定電極65aの系統と中間固定電極65cの系統)の間で切換えて接続させることができる。
【0031】
以上のように構成した第1の実施の形態にかかる真空バルブにおいては、真空容器内の可動通電軸67は、操作軸69との間を絶縁部材70を介し接続し、側面に配置した可動側引出し端子64との間を可撓導体71で接続している。このため、可動電極65cが固定電極65aと接触している時は、側面に配置した可動側引出し端子64から真空バルブ内へ流れた電流は、可撓導体71を介して可動通電軸67へ流れ、可動電極65c及び固定電極65aを介して固定通電軸66より真空バルブ外部へ引き出すことができる。同様に、可動電極65cが中間固定電極65bと接触している時は、側面に配置した可動側引出し端子64から真空バルブ内へ流れた電流は、可撓導体71を介して可動通電軸67へ流れ、可動電極65c及び中間固定電極65bを介して固定側引出し端子63より真空バルブ外部へ引き出すことができる。この結果、絶縁筒60及び絶縁部材70を介して電気的に切離された操作軸69,ベローズ68,本体アダプタ73及び可動側フランジ62は接地電位とすることができる。
【0032】
この第1の実施の形態では次のような効果が得られる。即ち、可動通電軸67とベローズ68との間に挿入した絶縁部材70を、ベローズ68に接続した操作軸69と可動通電軸67で固定することで、その固定を容易とすると共に、ベローズ68の気密接続信頼性も向上する。
【0033】
また可動側引出し端子64と可動通電軸67との間を、駆動を吸収する銅条等の可撓性を有する可撓導体71で接続することとあわせ、操作軸69を通電経路(充電部)と切離すことができ、操作軸69,ベローズ68,本体アダプタ73及び可動側フランジ62を接地電位とすることができる。これにより可動電極65cを駆動するための操作機構と真空容器との間に設けられていた絶縁ロッドが不要になり直接真空バルブを操作することができると共に、真空バルブの固定においても可動側フランジ62を接地金属固定枠に直接固定でき、接地金属固定枠から浮かせて接続するための絶縁フレーム等も不要になる。
【0034】
また操作軸69の絶縁媒体が、気中または絶縁ガス等よりも優れた絶縁特性を有する真空中となるため、操作軸69の絶縁距離を大幅に短縮することができ、本真空バルブを適用する切換装置または断路装置及び受配電装置の大幅な小型化と低コスト化を図ることが可能となる。
【0035】
更に固定電極65a,中間固定電極65bと可動電極65cとを切換接離することにより、電源または負荷を2系統に切換える切換装置や、電源側または負荷側を主回路または接地等へ切換を行う接地断路装置として適用でき、受配電装置を構成する回路構成の多くの要求に容易に対応し、受配電装置の機器構成の簡略化を図ることができる。
【0036】
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態にかかる真空バルブを図2に示す。この真空バルブでは、図示されない操作装置によって可動電極65cが、固定電極65aと中間固定電極65bとの中間位置で、固定電極65a及び中間固定電極65bに接触しない断路位置に占位することができるようにしている。このように断路位置を持つことにより本真空バルブは三位置を持ち、可動側引出し端子64との電気的接続を、2系統の間での切位置と合わせて切換えて接続させることができる。他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0037】
この第2の実施の形態では次のような効果が得られる。即ち、電源または負荷の断路を可能とし、断路位置を持つことにより回路の運用上安全性の向上がはかれ、待機状態から運転,接地と一組の電極において連続で切換えが可能となり、メンテナンス時の簡略化と共に受配電装置の縮小化がはかれる。
【0038】
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施の形態にかかる真空バルブを図3に示す。この真空バルブでは、固定側引出し端子63の下部に補強支持板74をろう付け接続し中間固定電極65bを固定支持している。他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0039】
この第3の実施の形態では、加熱排気処理後の強度低下した電極部の強度を保持し、可動電極圧接時においても電極が変形して規定圧接力を低下させる事のない、長寿命で信頼性の高い真空バルブが得られる。
【0040】
〔第4の実施の形態〕
本発明の第4の実施の形態にかかる真空バルブを図4に示す。この真空バルブでも、セラミック製の複数の絶縁筒60により絶縁筒が形成されている。そして、固定側引出し端子63の下部側で接続する断面形状を門型に成形した円筒形の絶縁筒60において、固定側引出し端子63の下部側で中間固定電極65bを補強支持している。他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0041】
この第4の実施の形態では、加熱排気処理後の強度低下した電極部の強度を保持し、可動電極圧接時においても電極が変形して規定圧接力を低下させる事がなく、絶縁筒と一体化された補強支持部は、更に強度を向上でき、組立て生産性、ろう付け工程の信頼性も向上し、更に長寿命で信頼性の高い真空バルブが得られる。
【0042】
〔第5の実施の形態〕
本発明の第5の実施の形態にかかる真空バルブを図5に示す。この真空バルブでは、固定側引出し端子63の下部にセラミック製の補強支持板74を接続し中間固定電極65bを固定支持している。しかも、補強支持板74の内径を、この補強支持板74を貫通する可動通電軸67の外径に合わせている。つまり補強支持板74を可動通電軸67にまで延設し、補強支持板74の内径と可動通電軸67の外径とを接触させている。このため、軸方向に可動する可動通電軸67を、補強支持板74によりガイドすることができる。他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0043】
この第5の実施の形態では、電磁力及び駆動方法等による外力が作用しても、可動する可動通電軸67の芯を固定することができるため、電磁面を常に均一に接触をさせることができる信頼性の高い真空バルブが得られる。
【0044】
〔第6の実施の形態〕
本発明の第6の実施の形態にかかる真空バルブを図6に示す。この真空バルブでは、固定側引出し端子63の下部側で接続する断面形状を門型に成形した円筒形絶縁筒60において、固定側引出し端子63の下部側で中間固定電極65bを補強支持している。しかも、断面を門型に成形した絶縁筒60の内径を、可動通電軸67の外径に合わせている。つまり絶縁筒60の内径を可動通電軸67にまで延設し、絶縁筒60の内径と可動通電軸67の外径とを接触させている。このため、軸方向に可動する可動通電軸67を、絶縁筒60によりガイドすることができる。他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0045】
この第6の実施の形態では、電磁力及び駆動方法等による外力が作用しても、可動する可動通電軸67の芯を固定することができるため、電磁面を常に均一に接触をさせることができる信頼性の高い真空バルブが得られる。
【0046】
〔第7の実施の形態〕
本発明の第7の実施の形態にかかる真空バルブを図7に示す。この真空バルブでは、可動電極65cは、可動通電軸67に接続された導電率の高い円板状の支持板651に、融点が高く機械的強度の高い接触子652,653を接続して構成されている。接触子652は固定電極65aに接触する部分に配置され、接触子653は中間固定電極65bに接触する部分に配置されている。
また、固定通電軸66に支持される固定電極65aを、接触子652と同等の径を有する、融点が高く機械的強度の高い金属の接触子としている。
また、固定側引出し端子63に支持される中間固定電極65bを、接触子653と接触する、融点が高く機械的強度の高い金属の接触子としている。
他の部分の構成は、図1に示す第1の実施の形態と同様である。
【0047】
この第7の実施の形態では、接触部に設けた接触子652,653,65a,65bにより電極面間の絶縁耐力を向上させ、導電性円板により通電性能を向上させることができる。また、高電界にさらされる表面積を小さくし信頼性を向上させることができる。
【0048】
〔第8の実施の形態〕
本発明の第8の実施の形態にかかる真空バルブを図8に示す。この真空バルブでは、絶縁筒60の内部において、絶縁筒60の一端面を閉塞する固定側フランジ61に、円筒形の金属シールド75が接続されている。この金属シールド75は固定通電軸66を囲繞した状態で、その基端(図8では上端)が固定側フランジ61に固定されており、その先端(図8では下端)には丸みがつけられている。この金属シールド75の先端は、固定側フランジ61と絶縁筒60との接続部近傍まで延在して配置されている。他の部分の構成は、図7に示す第7の実施の形態と同様である。
【0049】
この第8の実施の形態では、固定側フランジ61と同電位の金属シールド75により、固定側フランジ61とセラミック絶縁筒60との接続部に集中する電界を緩和し、また金属シールド75の先端に丸みをつけることにより、金属シールド75の先端に集中する電界を緩和している。
【0050】
〔第9の実施の形態〕
本発明の第9の実施の形態にかかる真空バルブを図9に示す。この真空バルブでは、固定通電軸66にカップ型の金属シールド76の基端を接続している。このカップ型の金属シールド76は、固定側フランジ61と絶縁筒60との接続部近傍から固定側の端面近傍にまで延在して配設されている。
このため、固定側フランジ61と同電位の金属シールド76により固定側フランジ61とセラミック絶縁筒60との接続部に集中する電界を緩和し、絶縁性能を向上させることができる。
【0051】
また固定側引出し端子63の上部に、円筒形の金属シールド77の基端が接続されており、その金属シールド77の先端( 上端)には丸みがつけられている。しかも、金属シールド77は、固定電極65a及び可動電極65c及び中間固定電極65bを包囲するように配設されている。
このため、先端に丸みをつけ先端に集中する電界を緩和した金属シールド77により、電極間から発生する金属粒子を捕捉するため、絶縁筒60の沿面に金属粒子が付着することがなくなり、長期間使用した後もセラミック絶縁筒60の沿面の絶縁性能の劣化が少なく、長寿命で信頼性の高い真空バルブが得られる。
【0052】
〔第10の実施の形態〕
本発明の第10の実施の形態にかかる真空バルブを図10に示す。この真空バルブでは、真空容器のうち本体アダプタ73の中間部から上部を、外部接続をなす固定通電軸66、固定側引出し端子63、可動側引出し端子64の端子形状部を除き、周囲を絶縁層78で注型して成形している。
【0053】
このように、可動通電軸67と操作軸69との間に絶縁部材70を挿入した真空バルブ本体の周囲を、絶縁層78で注型して成形することにより、真空バルブ本体の外部絶縁沿面距離自体を短くすることができ、真空バルブ本体の小型化を図ることができる。また、可動側フランジ62及び操作軸69は接地電位となるため、操作軸69に直接操作機構を接続でき、切替または接地断路装置自体を大幅に小型化することができる。
【0054】
【発明の効果】
以上実施の形態と共に具体的に説明したように本発明では、操作軸等を接地電位とすることができ、絶縁性能を向上し信頼性を高めることができる。また、可動電極を断路位置に位置させることにより、単なる接続・開放をするのみならず、断路機能を持つことができるようになった。中間固定電極を備えることにより、系統の切換ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図9】本発明の第9の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図10】本発明の第10の実施の形態にかかる真空バルブを示す構成図である。
【図11】従来の真空バルブの一例を示す構成図である。
【図12】従来の真空バルブの一例を示す構成図である。
【符号の説明】
60 絶縁筒
61 固定側フランジ
62 可動側フランジ
63 固定側引出し端子
64 可動側引出し端子
65a 固定電極
65b 中間固定電極
65c 可動電極
651 支持板
652,653 接触子
66 固定通電軸
67 可動通電軸
68 ベローズ
69 操作軸
70 絶縁部材
71 可撓導体
72 残留ガス吸着材
73 本体アダプタ
74 補強支持板
75,76,77 金属シールド
78 絶縁層

Claims (4)

  1. 絶縁筒の両端面を閉塞してなる真空容器の内部に、固定電極および可動電極からなる接離自在な一対の電極を配設し、
    前記可動電極に接続した可動通電軸と当該可動通電軸を軸方向に可動自在に支持するベローズとの間に、絶縁部材を挿入し、
    かつ前記真空容器の側面に配置した可動側引出し端子と前記可動通電軸との間を、可撓性を有する導体で接続して構成される真空バルブにおいて、
    前記可動通電軸と前記ベローズとの間に挿入した前記絶縁部材は、前記ベローズに接続された操作軸と前記可動通電軸とで固定してあり、
    前記可動電極と前記ベローズとの間に中間固定電極を配置し、前記中間固定電極と接しないように前記中間固定電極を貫通して配置した前記可動通電軸に接続した前記可動電極を、前記固定電極と前記中間固定電極との間で切換接離自在に可動する様になし、
    前記中間固定電極は前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子と接続し、
    前記真空容器は複数のセラミック絶縁筒を接続してなり、前記真空容器の側面に配置した前記固定側引出し端子を接続する下部側のセラミック絶縁筒において、前記固定側引出し端子の下部を支持するように断面を門型に成形したセラミック絶縁筒とすることを特徴とする真空バルブ。
  2. 絶縁筒の両端面を閉塞してなる真空容器の内部に、固定電極および可動電極からなる接離自在な一対の電極を配設し、
    前記可動電極に接続した可動通電軸と当該可動通電軸を軸方向に可動自在に支持するベローズとの間に、絶縁部材を挿入し、
    かつ前記真空容器の側面に配置した可動側引出し端子と前記可動通電軸との間を、可撓性を有する導体で接続して構成される真空バルブにおいて、
    前記可動通電軸と前記ベローズとの間に挿入した前記絶縁部材は、前記ベローズに接続された操作軸と前記可動通電軸とで固定してあり、
    前記可動電極と前記ベローズとの間に中間固定電極を配置し、前記中間固定電極と接しないように前記中間固定電極を貫通して配置した前記可動通電軸に接続した前記可動電極を、前記固定電極と前記中間固定電極との間で切換接離自在に可動する様になし、
    前記中間固定電極は前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子と接続し、
    前記可動電極は、前記固定電極と前記中間固定電極との間の位置で且つ前記固定電極及び前記中間固定電極に接しない断路位置に占位することができるようにし、
    前記真空容器は複数のセラミック絶縁筒を接続してなり、前記真空容器の側面に配置した前記固定側引出し端子を接続する下部側のセラミック絶縁筒において、前記固定側引出し端子の下部を支持するように断面を門型に成形したセラミック絶縁筒とすることを特徴とする真空バルブ。
  3. 請求項2において、
    前記真空容器の側面に配置した固定側引出し端子を支持するために配置された補強支持板の内径を、この補強支持板を貫通する前記可動通電軸の外径に合わせることにより、軸方向に可動する前記可動通電軸を前記補強支持板によりガイドすることを特徴とする真空バルブ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項において、
    前記真空容器の内部には、円筒形をなすと共に基端が固定側引出し端子に接続され先端に丸みをつけた金属シールドが、固定電極及び可動電極を包囲するように配設されていることを特徴とする真空バルブ。
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