JP4047032B2 - 壁等取付け部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面等に着脱自在に取り付けることができる取付け部材に関するものである。この取付け部材には棚・台・帽子掛け・フック等を設けている。
【0002】
【従来の技術】
従来の壁等取付け部材としては、例えば実用新案登録第3058539号公報に1実施例として記載されたものが知られている。すなわち、この壁等取付け部材は支持片と掛け部材とからなるものとしている。支持片は縦長の方形とし全体をありの構造に形成している。掛け部材の下方部には支持片がはまるくぼみを設け、支持片がちょうどはまるあり溝をくぼみの上方に設けている。掛け部材に棚・台・帽子掛け・フック等を取り付ける。壁面等に支持片を縦方向に取り付け、掛け部材のくぼみに支持片をはめた状態にした後に掛け部材を下にずらせ、支持片をあり溝にはめた状態にすると、取付けが完了する。。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の壁等取付け部材には次のような欠点があった。まず、掛け部材に取り付けた棚等に載せた物・掛けた物等を持ち上げるなどするとき掛け部材を持ち上げる力が働いて支持片のありから掛け部材のあり溝が外れ、掛け部材が外れてしまうことがあった。また、掛け部材が横に長い場合は利用しにくかった。掛け部材・支持片の機構の二つを横長の台等の左右に設ければよいが、位置決めがきわめて難しくて時間も取られた。
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、外れにくく横長の台等をも取り付けることができる壁等取付け部材を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る壁等取付け部材は、横方向に細長い板状のものとして上縁は前面から後面へと次第に下降する傾斜面とした支持片1と、支持片1の横幅とほぼ同じ長さの横幅として下縁を支持片1の上縁の傾斜面と一致する傾斜面とし、棚・台・帽子掛け・フック等を取り付けることができるようにして軟質材で製作した取付片7とを備え、外周に垂直方向のぎざぎざを付け硬質材で製作した固定片5を支持片1の上縁から垂直上方へ設けて固定片5に対応する位置において固定片5が食い込む大きさの穴8を取付片7の下縁から垂直上方へ設けたものである。
【0006】
請求項2に係る壁等取付け部材は、横方向に細長い板状のものとして上縁は前面から後面へと次第に下降する傾斜面とし軟質材で製作した支持片1と、支持片1の横幅とほぼ同じ長さの横幅として下縁を支持片1の上縁の傾斜面と一致する傾斜面とし、棚・台・帽子掛け・フック等を取り付けることができるようにした取付片7とを備え、外周に垂直方向のぎざぎざを付け硬質材で製作した固定片5を取付片7の下縁から垂直下方へ設けて固定片5に対応する位置において固定片5が食い込む大きさの穴8を支持片1の上縁から垂直下方へ設けたものである。
【0007】
請求項3に係る壁等取付け部材は、請求項1又は2のものにおいて、壁面等へ木ねじをねじ込んだりするための穴を支持片1にあけたことを特徴とするものである。
【0008】
硬質材とは硬質樹脂・硬質木材等を意味し、軟質材とは木材・合成木材等を意味する。硬質材で製作した固定片5を軟質材で製作した支持片1又は取付片7の穴8へ押し込むとき、固定片5が食い込むことができるものならどのような硬質材・軟質材でもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。まず、図1〜図8に基づき支持片1について説明する。図2は支持片1の正面図、図3は支持片1の裏面図である。支持片1は横長の長方形のものとし、木・合成木材・合成樹脂・金属等で構成する。木ねじ等をねじ込む等をするためのa穴2・b穴3・c穴4を左右で対称にしてそれぞれ設けている。中央のa穴2は、図2のA−A断面図を含む図1が示すように真っすぐにあけている。外側のb穴3は、図2のB−B断面図である図4が示すように上向きにあけている。内側のc穴4は、図2のC−C断面図である図5が示すように下向きにあけている。支持片1の上縁は、図4・図5等が示すように表面側から裏面側へ向けて下降する傾斜面としている。支持片1の左右には傾斜面から垂直上方へ向けて固定片5をそれぞれ埋め込んでいる。固定片5は硬質樹脂・硬質木材等の硬質材で製作し、外周には縦方向のぎざぎざを設けてある。図6は図4のX−X断面拡大図である。
【0010】
図1・図7が示すように、4枚の側板6を方形に組み立てて棚としたものを用意している。組立て易いように側板6と支持片1の間には隙間sができる寸法になっている。棚の一番奥の上部に取付片7を接着等で取り付けている。取付片7はMDF(medium density fiber board:中密度繊維板:乾燥した木材を細かく繊維状にしたものを結合剤で熱圧成形した板)製の軟質材を用いた。取付片7は支持片1と同じ厚さとし、取付片7の下縁は支持片1の上縁の傾斜角度と同じ傾斜角度で傾斜するものとしている。そして、支持片1の2本の固定片5に対応する位置において下縁から垂直上方へ固定片5がはまる穴8をそれぞれあけているが、それらの穴8は固定片5の直径よりやや小径のものとしている。取付片7の表面に密着する位置において各側板6の内部に浅い溝を掘り、溝にちょうどはまる厚さとした背板9の外周を各溝にはめて棚内に背板9を取り付けている。なお、背板9は4枚の側板6を組み立てる際に取り付けるのである。実施例としてMDFを用いたが、そのほか、固定片5のぎざぎざが穴8にしっかり食い込むような材質を用いることができる。
【0011】
以上に示したものは、次のようにして使用する。例えば木製の壁等に取り付ける場合は、図1に示すように所定の位置において支持片1を壁面等に水平にして押し当て、二つのa穴2から壁面等へと木ねじ10をねじ込んで支持片1を取り付ける。それから、図8・図1に示すように、棚を持って支持片1の上方から取付片7を押し下げていく。支持片1の両固定片5が取付片7の二つの穴8に食い込んでいく。最後には、図1に示すように支持片1の上縁に取付片5の下縁がぴたりと密着し、棚の取付けが完了する。支持片1の両側には側板6との間にわずかな隙間sがあるため、取付け作業はスムースに行える。取付け後は固定片5が取付片7の穴8に食い込んでいるため、安定した取付け状態となる。少しくらいの上方への外力が働いても、棚が外れることはない。
【0012】
例えば石膏ボードの壁等に取り付ける場合は、図4・図5に示すように、b穴3・c穴4から上下方向斜めにねじ11をそれぞれねじ込んで支持片1を壁面等へ取り付ける。
【0013】
実施例は箱物について説明したが、棚・台等にも適用可能である。
【0014】
【発明の効果】
▲1▼ 取付片7の穴8は固定片5に設けたぎざぎざの外径よりやや小径のため、ぎざぎざが取付片7の穴8にしっかりと食い込んでいるので、箱等を上方向へ動かそうとする外力が少しくらい加わっても、取付片7が固定片5から離脱するおそれはない。
▲2▼ 取付片7を壁wに押し当てながら箱等を下方へ移動させ、固定片5の先端が取付片7の穴8に引掛かったところで、力を入れて下方へ引くと固定片5のぎざぎざが穴8に食い込むので、取付作業が簡単である。
▲3▼ 箱等を多数用意することにより、左右上下方向に連設することができるので、広い収納スペースを簡単に得ることができる。
▲4▼ 支持片1と取付片7が外部から見えないから美麗な外観を保つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】その実施の形態の要部を示す正面図である。
【図3】図2のものの裏面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】図2のC−C断面図である。
【図6】図4のX−X断面拡大図である。
【図7】図1のものの正面図である。
【図8】前記実施の形態を示す部分切欠き縦断面図である。
【符号の説明】
1 支持片
5 固定片
7 取付片
8 穴
Claims (3)
- 横方向に細長い板状のものとして上縁は前面から後面へと次第に下降する傾斜面とした支持片(1)と、支持片(1)の横幅とほぼ同じ長さの横幅として下縁を支持片(1)の上縁の傾斜面と一致する傾斜面とし、棚・台・帽子掛け・フック等を取り付けることができるようにして軟質材で製作した取付片(7)とを備え、外周に垂直方向のぎざぎざを付け硬質材で製作した固定片(5)を支持片(1)の上縁から垂直上方へ設けて固定片(5)に対応する位置において固定片(5)が食い込む大きさの穴(8)を取付片(7)の下縁から垂直上方へ設けた壁等取付け部材。
- 横方向に細長い板状のものとして上縁は前面から後面へと次第に下降する傾斜面とし軟質材で製作した支持片(1)と、支持片(1)の横幅とほぼ同じ長さの横幅として下縁を支持片(1)の上縁の傾斜面と一致する傾斜面とし、棚・台・帽子掛け・フック等を取り付けることができるようにした取付片(7)とを備え、外周に垂直方向のぎざぎざを付け硬質材で製作した固定片(5)を取付片(7)の下縁から垂直下方へ設けて固定片(5)に対応する位置において固定片(5)が食い込む大きさの穴(8)を支持片(1)の上縁から垂直下方へ設けた壁等取付け部材。
- 壁面等へ木ねじをねじ込んだりするための穴を支持片(1)にあけたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の壁等取付け部材。
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