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JP4044205B2 - X線透視撮影装置 - Google Patents

X線透視撮影装置 Download PDF

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JP4044205B2
JP4044205B2 JP07928598A JP7928598A JP4044205B2 JP 4044205 B2 JP4044205 B2 JP 4044205B2 JP 07928598 A JP07928598 A JP 07928598A JP 7928598 A JP7928598 A JP 7928598A JP 4044205 B2 JP4044205 B2 JP 4044205B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線透視及び撮影の画像による誘導下において、ガイドワイヤやカテーテルを病変部にまで進め、カテーテルを介して薬液や治療用器具を経皮的に挿入したり内容物を吸引排除したりすることにより、患者に与える侵襲を抑えたインターベンショナル・ラジオロジィ(Interventional Radiolgy)といわれる治療法(以下IVRと略記する)に利用されるX線透視撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のX線透視撮影装置について図5を用いて説明する。
図5はCアーム型の従来装置の斜視図で、IVR施術中の様子を示している。この図5において、1は被検体、2はA術者、3はB術者、4は操作者、5はCアーム型支持装置、6はX線管装置、7はCアーム、8はイメージインテンシファイア(以下I.I.と略記する)、9は被検体テーブル、10はTVモニタ、11は映像制御装置、12はA画像データ通信ケーブル、13はB画像データ通信ケーブル、14は撮影用カセッテ、25はコリメータである。
【0003】
図示するように、被検体1は被検体テーブル9に寝載され、A術者2及びB術者3によるIVR施術を受けている。操作者4は、A術者2及びB術者3の要求を受けて、Cアーム型支持装置5を操作し、透視又は撮影を行う。
【0004】
ここで操作者4は、X線発生源であるX線管装置6とX線受像装置であるI.I.8の間の距離及び被検体1の体厚の変化により影響されるI.I.8に到達するX線の強度の変化と、関心部位別のX線吸収度の違いによるX線の線質等のX線条件を画像診断上最適となるように調整する。
同時に操作者4は、被検体1、術者2,3及び操作者4自身への無用な被曝を防ぐため、X線管装置6とI.I.8の間の距離に応じてX線管装置6により照射されたX線が不必要に拡大しないように、かつ術者2,3の必要とする透視の視野を確保するようにコリメータ25を操作する。
【0005】
このように操作者4は、IVR施術の間、Cアーム型支持装置5、X線管装置6及びコリメータ25をA術者2及びB術者3の要求に合わせて繰返し操作を行い、TVモニタ10上に各術者2,3の要求する透視画像を映し出す。更に、術前/術後の患部の変化や、施術の途中経過を記録するために、術者2,3の要求により撮影用カセッテ14によりX線撮影を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、以下のような問題点があった。
(1)撮影を行う際に、撮影用カセッテ14をI.I.8の前面に装着しなければならず、操作者4の負担が大きい。
(2)透視から撮影の切替えに時間がかかり、撮影時のタイミングを逃しやすい。
これは、主に上記(1)で述べた、透視から撮影の切替え時に操作者が撮影用カセッテ14をI.I.8の前面に装着することに要する作業時間に起因するものである。
(3)Cアーム7及びCアーム型支持装置5が大きく、術者2,3の被検体1に対するアプローチ可能な範囲が限定される。
Cアーム7を用いたX線管装置6−X線受像装置(I.I.8)支持機構によれば、任意の角度にX線管装置6(又はI.I.8)を移動することにより、それに応じてもう一方のI.I.8(又はX線管装置6)の位置が決まるため一度の位置決めで済み、この点に限っては有利である。しかし図5に示すように、Cアーム7及びCアーム型支持装置5の占有するスペースには術者2,3が立つことができず、術者2,3の被検体1に対するアプローチ可能な範囲が制限されることになる。このことは、現在可能なIVR施術の効率を妨げるばかりでなく、今後開発されるであろう新しいIVR施術そのものの可能性に制約を設けてしまうことにもつながり、極めて好ましくない。特にIVR施術においては、X線透視及び撮影を行うことが主な目的ではなく、装置の透視/撮影機能を利用して術者2,3が被検体1の治療を行うことが主目的であるため、X線透視撮影装置の占有するスペースは最小限であることが求められる。
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、撮影を行う際の操作者の負担を軽減し、また、撮影時のタイミングをとりやすくし、更に、IVR施術における術者の被検体に対するアプローチ可能な範囲を著しく広げることのできるX線透視撮影装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、X線透視及び撮影のためのX線を発生させるX線管装置と、このX線管装置から照射され被検体を透過したX線を検出するX線受像装置とを備えてなるX線透視撮影装置において、前記X線受像装置は平面センサを用いてなり、前記X線管装置とは分離され独立して移動自在であることにより達成される。
【0009】
X線受像装置に平面センサを用いれば、X線透視,撮影の繰返しを行う際、撮影用カセッテの取り外しを行う作業がなくなり、このため、撮影を行う際の操作者の負担が軽減され、また、撮影時のタイミングがとりやすくなる。
そして、平面センサ(X線受像装置)をX線管装置とは分離し独立して移動自在とすれば、Cアーム型支持装置とCアームを用いた従来装置に比較して、被検体テーブル回りの空間が広がり、IVR施術における術者の被検体に対するアプローチ可能な範囲が大幅に拡大される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明によるX線透視撮影装置の一実施形態を示す斜視図で、IVR施術中の様子を示している。
この図1において、1〜4、6、9、10、13及び25は各々図5と同様である。また、15は平面センサ、16は支持台、18はX線制御装置、19はX線制御ケーブル、20は天井走行型X線管支持装置、21は画像/位置データ送信器、22は画像/位置データ受信器、23はX線管支持装置制御ケーブル、24は画像/X線管支持装置制御装置、26はX線制御用通信ケーブルである。
【0011】
図2は図1に示す本発明装置のブロック図である。
この図2において、31は平面センサ15及び画像/位置データ送信器21と共に支持台16に支持された平面センサ15の位置検出器である。32は画像処理装置、33は演算装置、34はコリメータ駆動制御部、35はX線管支持装置駆動制御部で、これらは画像/位置データ受信器22と共に画像/X線管支持装置制御装置24に設けられている。36及び37はコリメータ25の駆動装置及び位置検出装置である。38及び39は天井走行型X線管支持装置20の駆動装置及び位置検出装置である。その他、図2において図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0012】
ここで、上記被検体1は、被検体テーブル9に寝載されており、A術者2及びB術者3によるIVR施術の対象となっている。
また上記X線管装置6は、天井走行型X線管支持装置20によって、図示X,Y,Z軸方向とX線管装置6焦点を通る図示θ1、θ2、θ3軸回りに回転可能に支持されており、それら6軸の各々には各軸を駆動させるためのモータ等の駆動装置38と各軸の移動量を検出するロータリーエンコーダ等の位置検出装置39が設けられている。このX線管装置6のX,Y,Z軸方向の動作とθ1、θ2、θ3軸回りの回転動作は、詳細を後述するが、平面センサ15の位置変位を捉えた画像/X線管支持装置制御装置24の制御によって制御される。
【0013】
X線管装置6より照射され、被検体1を透過したX線を可視化するためのX線受像装置としては、ここでは、従来装置におけるI.I.8(図5参照)と同じ有効視野において外形が小型で軽量の平面センサ15が使用されている。
この平面センサ15は、X線を吸収すると蛍光を発する蛍光体と半導体材料からなり、上記蛍光体からの蛍光量に応じた電気信号を発生するものであって、例えば、上記蛍光体と略一同面積を有し、かつその蛍光体に密着して設けられた光検出器とから構成された特開昭61−62283号等に開示されている平面センサである。この平面センサ15はX線による透視及び撮影のX線受像装置として、I.I.による透視とX線フィルム等による撮影のどちらの機能をももち、かつ、I.I.と同じ有効視野において、I.I.に比べ外形が小型であることが知られている。
【0014】
平面センサ15は、支持台16によって、上記X線管装置6と同様に、図示X,Y,Z軸方向とそれぞれ前記3軸に平行なθ1、θ2、θ3軸回りに回転可能に支持されている。これら6軸の動作により、X線管装置6の位置が変化しても、そのX線管装置6に対する平面センサ15の、空間的な位置と角度を一定にすることが可能である。
平面センサ15の上記6軸の各々には各軸の移動量を検出するロータリーエンコーダ等の位置検出装置31が設けられている。
また平面センサ15には、X線管装置6により照射されたX線が被検体1を透過することによって得られた被検体1の透視又は撮影画像データと、平面センサ15の位置検出装置31の位置データを、画像/X線管支持装置制御装置24に設けられた画像/位置データ受信器22に無線伝送する画像/位置データ送信器21が設けられている。
【0015】
画像/位置データ受信器22は、平面センサ15の画像データ及び位置データを受信すると、そのうちの画像データを画像処理装置32に、位置データを演算装置33にそれぞれ出力するものである。
画像処理装置32は、画像データのD/A変換や輪郭強調等の処理を行った後、TVモニタ10に処理後の画像データを出力ものである。また、TVモニタ10は画像処理装置32から送られた画像データをその画面上に画像として表示するものである。
【0016】
演算装置33は画像/位置データ受信器22より受けた位置データを演算し、X線管支持装置駆動制御部35に対し、予め決められた平面センサ15とX線管装置6との空間的な相対位置に基づき、平面センサ15の現在位置より算出したX線管装置6の現在あるべき位置を出力するものである。
X線管支持装置駆動制御部35は、演算装置33より受けたX線管装置6の現在あるべき位置と、天井走行型X線管支持装置20の各軸に設けられた位置検出装置39からの位置データとが一致するように、天井走行型X線管支持装置20の各軸に設けられた駆動装置38を制御するものである。この制御により、X線管装置6は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6との空間的な相対位置にまで移動する。
【0017】
また上記演算装置33は、画像/位置データ受信器22より受けた位置データを演算し、コリメータ駆動制御部34に対し、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じた最適なコリメータ25の開度に基づき、現在の平面センサ15とX線管装置6の間の距離より算出したコリメータ25の現在あるべき開度を出力するものである。
コリメータ駆動制御部34は、演算装置33より受けたコリメータ25の現在あるべき開度と、コリメータ25の各軸に設けられた位置検出装置からの位置データとが一致するように、コリメータ25の各軸に設けられた駆動装置36を制御するものである。この制御により、コリメータ25は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じた最適な開度にまで動作する。
【0018】
更に上記演算装置33は、画像/位置データ受信器22より受けた位置データを演算し、X線制御装置18に対し、平面センサ15とX線管装置6との現在の距離を出力するものである。
X線制御装置18は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じた最適なX線条件に基づき、X線条件が最適となるようにX線管装置6を制御するものである。この制御により、X線管装置6は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じたX線条件でX線を照射する。
【0019】
上述本発明装置によるX線透視及び撮影につき以下に説明する。
まず操作者4は、A術者2及びB術者3の要求を受けて、適切な位置に支持台16を操作して平面センサ15を動かす。
この操作者4による平面センサ15の位置変位は、平面センサ15に設けられた上記各軸の移動量を検出する位置検出装置31によって検出され、平面センサ15の現在位置データとして、画像/位置データ送信器21によって画像/X線管支持装置制御装置24に設けられた画像/位置データ受信器22に無線伝送される。
【0020】
画像/X線管支持装置制御装置24は、画像/位置データ受信器22で受信した現在位置データに基づき、天井走行型X線管支持装置20、コリメータ25及びX線制御装置18を制御する。これによりX線管装置6は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6との空間的な相対位置にまで移動し(図3参照)、コリメータ25は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じた最適な開度にまで動作し、X線制御装置18は、予め決められた平面センサ15とX線管装置6の間の距離に応じた最適なX線条件に設定される(図4参照)。なお図3は、その図3中の支持装置20をコリメータ25と、駆動装置38を駆動装置36と、位置検出装置39を位置検出装置37と各々読み替えれば、コリメータ25の最適な開度動作(コリメーション)のフローチャートとして表わされる。
【0021】
このように、X線管装置6(又は平面センサ15)の位置決めと、コリメーション及びX線制御装置18のX線条件の最適化とが自動的に行われるが、その後、操作者4によるX線制御装置18の操作によって被検体1の透視又は撮影が行われる。すなわち、X線管装置6により照射されたX線は被検体1を透過し、平面センサ15に入射する。平面センサ15に入射したX線は平面センサ15によって画像データに置き換えられ、その画像データは平面センサ15に設けられた画像/位置データ送信器21によって、画像/X線管支持装置制御装置24に設けられた画像/位置データ受信器22に無線伝送される。
【0022】
画像/X線管支持装置制御装置24は、上述したようにTVモニタ10に処理後の画像データを出力する。これにより、TVモニタ10は画像処理装置32から送られた画像データをその画面上に画像として表示し、A術者2、B術者3は所望のX線透視又は撮影画像を得る。
【0023】
本発明装置によれば、X線受像装置として平面センサ15を用いたのでX線透視,撮影の繰返しを行う際、撮影用カセッテ14(図5参照)の取り外しを行う作業がなくなり、このため、撮影を行う際の操作者4の負担が軽減され、かつ、撮影時のタイミングがとりやすくなった。
X線受像装置に平面センサ15を用いたことによれば、I.I.8をX線受像装置に用いた場合(図5参照)と比較して、同じ有効視野において外形の小型化が図れる。換言すれば、大視野のX線受像装置を小型の平面センサ15で実現できる。また、撮影用カセッテ14(図5参照)を用いた画像(X線フィルム画像)における現像処理が不要で、撮影画像(平面センサ15に取り込まれた画像)を即時に観察可能になる。
【0024】
また、X線管装置6とX線受像装置(平面センサ15)の支持を、Cアーム型支持装置5とCアーム7(共に図5参照)に代えて次のように構成した。すなわち、X線管装置6は天井走行型X線管支持装置20に支持され、X線受像装置はI.I.8及び撮影用カセッテ14(共に図5参照)の組合わせの代わりに、I.I.8と同じ有効視野においてI.I.8に比べ外形が小型である平面センサ15を使用し、これを支持台16によって支持させる構成(X線管装置6とは分離され独立して移動自在)とした。このため、被検体テーブル9回りの空間が広がり、IVR施術における術者2,3の被検体1に対するアプローチ可能な範囲が大幅に拡大された。このことは、IVR施術に用いられる装置や器具を置くスペースの拡大をも意味する。
【0025】
なお上述実施形態では、平面センサ15と天井走行型X線管支持装置20(X線管装置6)の位置検出にロータリーエンコーダ等の位置検出装置31,39を用いたが、これのみに限定されることはなく、例えば航空機の慣性航法装置等に代表されるジャイロと加速度センサを組み合わせた移動量検出装置を用いてもよい。平面センサ15の位置検出に上記慣性航法装置を使用すれば、操作者4が平面センサ15を手に持って自由な位置に動かし、その位置でのX線管装置6の位置自動制御やコリメータ25の開度自動設定、X線条件の自動設定を行うことも可能になり、透視,撮影位置の自由度を増大させることができる。
【0026】
また上述実施形態では、X線受像装置である平面センサ15の位置を基にX線管装置6の位置制御やコリメータ25の開度設定、X線条件の設定を行うようにしたが、平面センサ15側にその駆動装置を設け、X線管装置6の位置を基に平面センサ15(支持台16)の位置制御、コリメータ25の開度設定及びX線条件の設定を行うようにしてもよく、この場合も上述実施形態の場合と同様の効果が得られる。
【0027】
更に上述実施形態では、X線管装置6(又は平面センサ15)の位置決めと、コリメーション及びX線制御装置18のX線条件の最適化とを自動的に行い、また、平面センサ15の画像データを無線伝送するようにしたが、前者を手動で行うようにし、後者を有線伝送としてもよい。
【0028】
要するに、X線受像装置として平面センサ15を用い、それをX線管装置6と分離して独立移動可能とすれば本発明の効果が得られるが、上述実施形態のように構成すればそれに加えて下記の効果をも得られる。
すなわち上述実施形態によれば、操作者4は、IVR施術の間、術者2,3の要求に合わせて様々な位置,角度から繰返しX線透視,撮影操作を行う際に、平面センサ15の位置設定だけで、X線管装置6の移動、コリメータ25の開度制御及びX線制御装置18のX線条件設定が自動追従して、かつ最適に行われる。
【0029】
これによれば、透視及び撮影の位置が変わることに起因する、X線管装置6及びX線受像装置(平面センサ15)の位置決め作業やX線条件及びコリメーションの設定作業に要する時間の短縮が図れる。このことは、各術者2,3の要求する透視及び撮影画像を平面センサ15の位置設定だけで迅速に、かつ操作者4の負担を軽減してTVモニタ10に映し出すことができることを意味する。
また、制御,設定が最適に行われることは、術者2,3や操作者4、あるいは被検体1に対する無用な被曝の減少をも意味するもので、IVR施術のスループットの向上や、今後のIVR施術の可能性の拡大に大いに寄与することになる。更に、X線受像装置(平面センサ15)の位置データ及び画像データを無線伝送で画像/X線管支持装置制御装置24に送るので、施術の際、邪魔になる床上の画像データ通信ケーブル12(図5参照)をなくすことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、X線受像装置として平面センサを用い、これをX線管装置とは分離し独立して移動自在としたので、撮影を行う際の操作者の負担を軽減し、また、撮影時のタイミングをとりやすくし、更に、IVR施術における術者の被検体に対するアプローチ可能な範囲を著しく広げることができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す本発明装置のブロック図である。
【図3】図1中のX線管装置(天井走行型X線管支持装置)の移動制御を示すフローチャートである。
【図4】同上X線管装置(X線制御装置)のX線条件設定制御を示すフローチャートである。
【図5】従来装置の斜視図である。
【符号の説明】
1…被検体、2…A術者、3…B術者、4…操作者、5…Cアーム型支持装置、6…X線管装置、7…Cアーム、8…I.I.(受像装置)、9…被検体テーブル、10…TVモニタ、11…映像制御装置、12…A画像データ通信ケーブル、13…B画像データ通信ケーブル、14…撮影用カセッテ、15…平面センサ(受像装置)、16…支持台、18…X線制御装置、19…X線制御ケーブル、20…天井走行型X線管支持装置、21…画像/位置データ送信器、22…画像/位置データ受信器、23…X線管支持装置制御ケーブル、24…画像/X線管支持装置制御装置、25…コリメータ、26…X線制御用通信ケーブル、31,37,39…位置検出装置、32…画像処理装置、33…演算装置、34…コリメータ駆動制御部、35…X線管支持装置駆動制御部、36,38…駆動装置。

Claims (5)

  1. X線透視及び撮影のためのX線を発生させるX線管装置と、前記X線管装置とは分離され独立して移動可能であり、かつ、前記X線管装置から照射され被検体を透過したX線を検出するX線受像装置とを備えてなるX線透視撮影装置において、
    前記X線受像装置は、X線を検出する平面センサと、前記平面センサの位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部によって検出された平面センサの位置情報を送信する送信部と、を備え、
    前記X線管装置は、
    前記送信部から送信された前記位置情報を受信する受信部と、
    予め定められた前記平面センサと前記X線管装置との相対的な位置関係に関する情報、及び前記受信部によって受信された前記平面センサの前記位置情報を基にして前記X線管装置のあるべき位置を算出する演算部と、
    前記X線管装置の位置を移動させる駆動部と、
    前記演算部によって算出された位置に前記X線管装置が移動するように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするX線透視撮影装置
  2. 前記X線管装置は、X線の照射面積を調整するコリメータと、前記コリメータの開度を調整するコリメータ駆動部と、前記コリメータ駆動部を制御するコリメータ駆動制御部と、を備え、
    前記演算部は、前記平面センサと前記X線管装置との距離に応じて予め定められたコリメータの開度に基づき、現在の前記平面センサと前記X線管装置との距離に応じたコリメータの開度を算出し、
    前記コリメータ駆動制御部は、前記演算部によって算出された前記コリメータの開度と同じ開度になるように前記コリメータ駆動部を制御し、
    前記コリメータ駆動部は、前記コリメータ駆動制御部の制御に基づいて前記コリメータの開度を調整すること、
    を特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  3. X線透視及び撮影のためのX線を発生させるX線管装置と、前記X線管装置とは分離され独立して移動可能であり、かつ、前記X線管装置から照射され被検体を透過したX線を検出するX線受像装置とを備えてなるX線透視撮影装置において、
    前記X線管装置は、前記X線管装置の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部によって検出された前記X線管装置の位置情報を送信する送信部と、を備え、
    前記X線受像装置は、
    X線を検出する平面センサと、
    前記送信部から送信された前記位置情報を受信する受信部と、
    予め定められた前記平面センサと前記X線管装置との相対的な位置関係に関する情報、及び前記受信部によって受信された前記X線管装置の前記位置情報を基にして前記平面センサのあるべき位置を算出する演算部と、
    前記平面センサの位置を移動させる駆動部と、
    前記演算部によって算出された位置に前記平面センサが移動するように前記駆動部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするX線透視撮影装置
  4. 前記X線管装置は、X線の照射面積を調整するコリメータと、前記コリメータの開度を調整するコリメータ駆動部と、前記コリメータ駆動部を制御するコリメータ駆動制御部と、を備え、
    前記演算部は、前記平面センサと前記X線管装置との距離に応じて予め定められたコリメータの開度に基づき、現在の前記平面センサと前記X線管装置との距離に応じたコリメータの開度を算出し、
    前記コリメータ駆動制御部は、前記演算部によって算出された前記コリメータの開度と同じ開度になるように前記コリメータ駆動部を制御し、
    前記コリメータ駆動部は、前記コリメータ駆動制御部の制御に基づいて前記コリメータの開度を調整すること、
    を特徴とする請求項3に記載のX線透視撮影装置。
  5. 前記演算部は、前記X線管装置を制御するX線制御部に対し、前記平面センサと前記X線管装置との現在の距離を出力し、
    前記X線制御部は、前記平面センサと前記X線管装置との距離に応じて予め定められたX線条件に基づいて、前記X線管装置の前記X線条件を制御することを特徴とする、請求項1から4のうち何れか一つに記載のX線透視撮影装置。
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