JP4043977B2 - 二次電池の内部抵抗検出装置および内部抵抗検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HV)などに搭載されて車両を駆動する電動機に電力を供給する二次電池に関し、特に、二次電池の内部抵抗や劣化の状態を正確に検出する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動機により車両の駆動力を得る、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車は、二次電池を搭載している。電気自動車は、この二次電池に蓄えられた電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動する。ハイブリッド自動車は、この二次電池に蓄えられた電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動したり、電動機によりエンジンをアシストして車両を駆動したりする。燃料電池車は、燃料電池による電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動したり、この燃料電池による電力に加えて二次電池に蓄えられた電力を用いて電動機を駆動して車両を駆動したりする。
【0003】
このような車両においては、回生制動、すなわち、車両制動時に電動機を発電機として機能させ、車両の運動エネルギを電気エネルギに変換することにより制動する機能を備えている。ここで変換された電気エネルギは二次電池に蓄えられ、加速する時などに再利用される。
【0004】
二次電池は過放電、過充電を行なうと電池性能を劣化させることになるため、二次電池の充電量(SOC:State Of Charge、残存容量ともいう。)を把握して、充放電を制御する必要がある。特に、車両に搭載された熱機関により発電機を駆動して電力を発生し、これを二次電池に充電することができる形式のハイブリッド自動車においては、二次電池が、回生電力を受け入れられるように、また要求があれば直ちに電動機に対して電力を供給できるようにするために、その充電量は満充電の状態(100%)と、全く充電されていない状態(0%)のおおよそ中間付近(50〜60%)に制御される場合がある。このため、二次電池の充電量をより正確に検知する必要がある。
【0005】
また、このような用途に用いられるので、経時的に発生する様々な変化により二次電池が劣化して満充電時の充電量が減少したまま使用したのでは、二次電池の充電量をより正確に検知することができないばかりか、二次電池の充電量に基づく放電能力が正確に検知できなくなり、電気自動車の可能な走行距離が把握できず、最悪の場合には充電施設がない場所で車両が停止してしまうなどという事態も生ずる可能性がある。
【0006】
特開平6−59003号公報(特許文献1)は、車両の運転中における二次電池の電池容量に基づいて二次電池の劣化度を算出する残存容量計を開示する。特許文献1に開示された残存容量計は、二次電池の放電電流を検出する電流計と、電流計で検出された放電電流の変化状態を検出する変化状態検出部と、二次電池の放電時における放電電圧を検出する電圧計と、電流計および変化状態検出部の検出結果より、放電電流が所定値以上であり、かつ放電電流が増加しているという条件が満足されているか否かを判定する条件判定部と、この条件判定部により条件が満足されていると判定された時に、そのときの電流および電圧と、予め設けられている放電電流および放電電圧に対する残存容量を示すマップに基づいて高負荷時残存容量を算出する高負荷時残存容量検出部と、満充電時から放電された電気量を積算することにより使用中の二次電池の充電状態を算出する充電状態検出部と、高負荷時残存容量検出部により算出された高負荷時残存容量と、充電状態検出部により算出された充電状態から二次電池の満充電状態の電池容量を推定する電池容量算出部と、算出された電池容量と公称容量とを比較することにより、二次電池の劣化度を算出する劣化度算出部とを含む。
【0007】
特許文献1に開示された残存容量計によると、高負荷時残存容量検出部により、所定のタイミングにおいて高負荷時残存容量が検出される。一方、その高負荷時残存容量が検出された時点の電池の充電状態は、充電状態検出部により、電気量積算方式によって算出される。次に、ある時点の電池の充電状態と高負荷時残存容量が算出されることにより、電池容量算出部により、二次電池の満充電時の容量が算出される。そして、劣化度算出部により、この容量と公称容量とが比較されて電池の劣化度が求められる。二次電池の高負荷時残存容量を検出するにあたっては、条件判定部において、放電電流が所定値以上であり、かつ放電電流が増加しているという条件が満足されているか否かが判定される。そして、この判定結果により、条件が満足されている時に、予め設けられている放電電圧と残存容量のマップに基づいて、検出電圧および電流から電池高負荷時残存容量が算出される。これにより、電圧と残存容量の間によい相関関係がある状態になった時に、電池高負荷時残存容量が算出されることとなり、正確な残存容量の測定が行なえる。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−59003号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、HVなどで市街地を走行すると、充電と放電との切替えの頻度が高く、充放電電流値が大きく変動する特性を有する。二次電池の電極近傍においては、電解液の濃度勾配に起因して分極電圧が発生する。この分極電圧が表われると、電流−電圧特性を正確に把握することができないので、電池の内部抵抗値や残存容量を正確に算出できない。充電時および放電時のいずれの場合においても、充放電電流値の絶対値が増加する場合に、この分極電圧の影響が顕著に表われる。
【0010】
しかしながら、特許文献1に開示された残存容量計では、算出される残存容量の精度を低下させる分極電圧の影響が考慮されていない。そのため、的確に残存容量を検出できないばかりか、正確に二次電池の劣化度を求めることができない。特に、特許文献1においては、放電電流量が0.75CA以上であり、この電流値が増加している状態(高負荷状態)にあるときの放電電流−電圧特性を直線で近似して二次電池の内部抵抗値を検出することが行なわれる。二次電池に接続された負荷により放電電流が増加しているときには、分極電圧の影響がより大きくなるので、検出される内部抵抗値のばらつきが大きくなる可能性があった。
【0011】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、分極電圧の影響を考慮して、二次電池の劣化を正確に判定する二次電池の劣化判定装置および劣化判定方法を提供することである。さらに、この目的を達成するために、本発明の別の目的は、分極電圧の影響を考慮して、二次電池の内部抵抗を正確に検出する二次電池の内部抵抗検出装置および内部抵抗検出方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る二次電池の内部抵抗検出装置は、電流と電圧との特性に基づいて、二次電池の内部抵抗値を検出する。この検出装置は、二次電池の電流値および電圧値を測定するための測定手段と、測定手段により測定された電流値の時間変化率を算出するための第1の算出手段と、時間変化率に基づいて電流値が0に向かう変化を検知すると、測定手段により測定された電流値および電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値を算出するための第2の算出手段とを含む。
【0013】
第1の発明によると、測定手段により測定された電流値の時間変化率に基づいて、測定された電流値が0に向かうと判断されると(充電時の電流値を正、放電時に電流値を負とすると、充電電流値が減少したり、放電電流値が増加したりすると)、電流値および電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値が算出される。二次電池においては、その電極近傍の電解液の濃度勾配に起因して分極電圧が発生する。この分極電圧の影響は、充放電電流値が0から離れるときよりも充放電電流値が0に向かうときの方が、小さくなる。すなわち、充放電電流値の絶対値が増加するときに分極電圧の影響がより大きく表われることを示す。このため、充電時および放電時のいずれにおいても、電流値が0に向かうときは、電流値が0から離れるとき(すなわち、充放電電流値の絶対値が大きくなるとき)よりも、分極電圧の影響を少なくなるので、電流値および電圧値に基づいて算出される内部抵抗値の精度が高い。その結果、分極電圧を考慮して、二次電池の内部抵抗を正確に検出する二次電池の内部抵抗検出装置を提供することができる。
【0014】
第2の発明に係る二次電池の内部抵抗検出装置は、第1の発明の構成に加えて、測定手段により測定された電流値が予め定められた条件を満足すると、内部抵抗値を算出するように第2の算出手段を制御するための制御手段をさらに含む。
【0015】
第2の発明によると、電流値が予め定められた条件を満足すると、たとえば、電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であると、分極状態が安定する。このため、そのような条件を満足しているときに測定された電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値を算出するので、内部抵抗値を精度を高く算出することができる。
【0016】
第3の発明に係る二次電池の内部抵抗検出装置においては、第2の発明の構成に加えて、条件は、測定手段により測定された電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であるという条件である。
【0017】
第3の発明によると、電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であると(ピーク電流値がしきい値以上であると)、分極状態が安定する。このため、そのような条件を満足しているときに測定された電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値を算出するので、内部抵抗値を精度を高く算出することができる。
【0018】
第4の発明に係る二次電池の劣化判定装置は、第1〜3のいずれかに記載の二次電池の内部抵抗検出装置の構成に加えて、第2の算出手段により算出された内部抵抗値に基づいて、二次電池の劣化状態を判定するための判定手段をさらに含む。
【0019】
第4の発明によると、分極電圧を考慮して正確に算出された二次電池の内部抵抗値が、たとえば予め定められたしきい値よりも高くなると二次電池が劣化していると判定できる。その結果、分極電圧を考慮して、二次電池の劣化を正確に判定する二次電池の劣化判定装置を提供することができる。
【0020】
第5の発明に係る二次電池の内部抵抗検出方法は、電流と電圧との特性に基づいて、二次電池の内部抵抗値を検出する。この検出方法は、二次電池の電流値および電圧値を測定する測定ステップと、測定ステップにて測定された電流値の時間変化率を算出する第1の算出ステップと、時間変化率に基づいて電流値が0に向かう変化を検知すると、測定ステップにて測定された電流値および電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値を算出する第2の算出ステップとを含む。
【0021】
第5の発明によると、測定ステップにて測定された電流値の時間変化率に基づいて、測定された電流値が0に向かうと判断されると(充電時の電流値を正、放電時に電流値を負とすると、充電電流値が減少したり、放電電流値が増加したりすると)、電流値および電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値が算出される。二次電池においては、その電極近傍の電解液の濃度勾配に起因して分極電圧が発生する。この分極電圧の影響は、充放電電流値が0から離れるときよりも充放電電流値が0に向かうときの方が、小さくなる。すなわち、充放電電流値の絶対値が増加するときに分極電圧の影響がより大きく表われることを表わす。このため、充電時および放電時のいずれにおいても、電流値が0に向かうときは、電流値が0から離れるとき(すなわち、充放電電流値の絶対値が大きくなるとき)よりも、分極電圧の影響を少なくなるので、電流値および電圧値に基づいて算出される内部抵抗値の精度が高い。その結果、分極電圧を考慮して、二次電池の内部抵抗を正確に検出する二次電池の内部抵抗検出方法を提供することができる。
【0022】
第6の発明に係る二次電池の内部抵抗検出方法は、第5の発明の構成に加えて、測定ステップにて測定された電流値が予め定められた条件を満足すると、内部抵抗値を算出するように第2の算出ステップを制御する制御ステップをさらに含む。
【0023】
第6の発明によると、電流値が予め定められた条件を満足すると、たとえば、電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であると、分極状態が安定する。このため、そのような条件を満足しているときに測定された電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値を算出するので、内部抵抗値を精度を高く算出することができる。
【0024】
第7の発明に係る二次電池の内部抵抗検出方法においては、第6の発明の構成に加えて、条件は、測定ステップにて測定された電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であるという条件である。
【0025】
第7の発明によると、電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であると(ピーク電流値がしきい値以上であると)、分極状態が安定する。このため、そのような条件を満足しているときに測定された電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値を算出するので、内部抵抗値を精度を高く算出することができる。
【0026】
第8の発明に係る二次電池の劣化判定方法は、第5〜7のいずれかに記載の二次電池の内部抵抗検出方法の構成に加えて、第2の算出ステップにて算出された内部抵抗値に基づいて、二次電池の劣化状態を判定する判定ステップをさらに含む。
【0027】
第8の発明によると、分極電圧を考慮して正確に算出された二次電池の内部抵抗値が、たとえば予め定められたしきい値よりも高くなると二次電池が劣化していると判定できる。その結果、分極電圧を考慮して、二次電池の劣化を正確に判定する二次電池の劣化判定方法を提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0029】
図1を参照して、本実施の形態に係る電池ECU(Electronic Control Unit)が搭載される車両のパワートレーンについて説明する。図1に示すように、この車両のパワートレーンは、たとえば、ハイブリッド自動車に適用され、エンジン2100と、エンジン2100の駆動力の一部で発電する交流形式のジェネレータ2200と、交流形式のジェネレータ2200から出力される交流電力を直流電力に変換するインバータ2300と、ニッケル水素電池で構成された電池ユニット2400と、インバータ2300に接続されたモータ2600と、エンジン2100、ジェネレータ2200およびモータ2600に接続されたトルク配分装置2500と、エンジン2100およびモータ2600の少なくとも一部のトルクを駆動輪2800に伝達するギアユニット2700とを含む。
【0030】
インバータ2300は、電池ユニット2400から出力される直流電力を交流電力に変換して、変換された交流電力をモータ2600に供給する。また、インバータ2300は、エンジン2100の動力の一部により駆動されたジェネレータ2200により発電された交流電力を直流電力に変換して電池ユニット2400を充電する。さらに、インバータ2300は、車両が回生制動動作を行なった際にモータ2600をジェネレータとして機能させて回生された交流電力を直流電力に変換して電池ユニット2400を充電する。
【0031】
このように、この車両のパワーユニットは、エンジン2100の駆動力の一部によりジェネレータ2200で発電された電力および回生制動時にモータ2600をジェネレータとして機能させて回生発電された電力を、インバータ2300を介して電池ユニット2400を充電する。また、エンジン2400のみによる駆動力では駆動輪2800におけるトルクが不足する場合には、電池ユニット2400からインバータ2300を介してモータ2600に電力を供給し、エンジン2100によるトルク不足をモータ2600がアシストする。
【0032】
なお、本実施の形態においては、ハイブリッド車両に適用された場合を説明するが、本発明はこのようなハイブリッド車両に限定されず、電気自動車や燃料電池車であってもよい。
【0033】
図2を参照して、図1に示す電池ユニット2400の詳細な制御ブロックについて説明する。
【0034】
図2に示すように、電池ユニット2400は、複数の電池パック2410から構成される電池モジュール2412と、電池モジュール2412の充放電電流値を検出する電流検出回路2414と、電池パック2410毎の電池電圧値を検出する電圧検出回路2416と、電池モジュール2412毎の電池の温度を検知する温度センサ2418および温度検出回路2420と、電流検出回路2414、電圧検出回路2416および温度検出回路2420に接続された電池ECU2422と、電池ECU2422に接続され、電池の異常などを表示する表示部2424とを含む。
【0035】
電池ユニット2400の電池ECU2422は、電池モジュール2412毎の電池の内部抵抗値を算出したり、電池モジュール2412毎の寿命などを判定したりするプログラムを実行する演算処理部と、演算処理部により実行されるプログラムや、各種データを記憶する記憶部とを含む。
【0036】
電池パック2410は、所定の個数の電池モジュール2412を直列に接続した構造を有する。電池モジュール2412は、ニッケル水素電池により構成される。
【0037】
図3を参照して、本実施の形態に係る電池ECUが搭載される車両の充放電パターンを説明する。図3(A)に市街地走行モードにおける実際の充放電パターンの経時的変化を示す。図3(B)に、図3(A)の一部を拡大した電流の経時的変化を示す。図3(A)および図3(B)に示すように、ハイブリッド車両においては、走行中に充電モードと放電モードとが繰返し切換えられる。このため、図3(B)に示すように、放電電流が増加する状態(以下、この状態を充放電パターン(1)と記す。)、放電電流が減少し充電側に向かう状態(以下、この状態を充放電パターン(2)と記す。)、充電電流が増加する状態(以下、この状態を充放電パターン(3)と記す。)、充電電流が減少して放電側に向かう状態(以下、この状態を充放電パターン(4)と記す。)の4つの状態に大きく分けることができる。
【0038】
すなわち、図3(C)に示すように、ハイブリッド車両がエンジン2100のトルクのみでの走行が困難になり、モータ2600によりエンジン2100のトルク不足をアシストするために、電池ユニット2400からインバータ2300を介してモータ2600に電力が供給され、車両が加速する。この状態が、前述の(1)の状態である。このような状態で車両の運転者がブレーキを踏むなどすると、モータ2600がジェネレータとして機能して回生制動が実行される。その結果、図3(C)に示すように、放電状態から充電状態に移行する。このように、図3(A)〜(C)に示すように、ハイブリッド車両の市街地における走行においては、三角波形で充放電電流の状態を模擬することができる。
【0039】
図4を参照して、本実施の形態に係る電池ECU2422において電池モジュール2412の内部抵抗値が算出されるタイミングについて説明する。
【0040】
図4に示すように、本実施の形態に係る電池ECU2422において電池モジュール2412の内部抵抗値が算出されるのは、充電時における電流値が充電電流しきい値(+Ith)よりも大きい状態から電流値が0に向かう状態(ΔI<0)または放電時の電流値が放電電流しきい値(−Ith)よりも小さい状態から電流値が0に向かう状態(ΔI>0)のいずれかの場合である。すなわち、本発明の実施の形態に係る電池ECU2422においては、充電時であっても放電時であっても、その電流値の絶対値がしきい値以上になって、その後電流値が0に向かう変化が継続して検知されると、電流−電圧特性に基づいて電池モジュール2412の内部抵抗値を算出するものである。
【0041】
充電時および放電時において、電池モジュール2412の内部抵抗値を算出するタイミングは、電流値の絶対値が予め定められたしきい値より大きいタイミングである理由について説明する。
【0042】
図5および図6に示すように、ピーク電流値と内部抵抗値との関係は、ピーク電流値が大きいほど内部抵抗値のばらつきが小さくなる傾向を有する。すなわち、ピーク電流値(内部抵抗値の算出時における最大電流値)によって、算出される内部抵抗値が変動するが、予め定められたしきい値以上の電流値ではこの変動が小さくなる。たとえば、図5に示すように、ピーク電流値がたとえば50A以上においては算出される電池モジュール2412の内部抵抗値は、電流変化速度(ΔI)によらずばらつきが小さくなる。また、図6に示すように、ピーク電流値が50A以上であると市街地、登坂路、高速道路および国道のいずれにおいても、算出された電池モジュール2412の内部抵抗値のばらつきが小さくなることがわかる。
【0043】
次に、図7を参照して、電流変化速度と内部抵抗値との関係について説明する。図7に示すように、電流変化速度の電流変化速度(ΔI)の絶対値の変化の影響は、電流値が0Aに向いて変化する場合の方が、電流が0Aから離れるように変化する場合に比べてその影響は小さい。すなわち、放電時において放電から充電に向かう場合、充電時において充電から放電に向かう場合のいずれの場合においても、電流値は0Aに向いて変化するが、その場合、図7の充放電パターン(2)および(4)に示すように、電流変化速度の変化に対する内部抵抗値のばらつきの度合いが小さい。一方、電流が0Aから離れるように変化する場合には、電流変化速度の変化に対して内部抵抗値が大きく変化する。
【0044】
すなわち、図5〜図7に示したように、本実施の形態に係る電池ECU2422は、充電時であっても放電時であっても、その電流値の絶対値(ピーク電流値)が予め定められたしきい値以上になって、その後電流値が0に向かう変化が検知した場合に電池モジュール2412の内部抵抗値を算出する。その結果、図4に示すような丸印のタイミングで電池モジュール2412の内部抵抗値が算出される。
【0045】
図8を参照して、本実施の形態に係る電池ECU2422の演算処理部で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
【0046】
ステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて、電池ECU2422は、各種データを初期化(N=0、C=0)する。
【0047】
S110にて、電池ECU2422は、電池モジュール2422の電流値I、電圧値V、温度Tを測定する。このとき、電池ECU2422は、電流検出回路2414、電圧検出回路2416および温度検出回路2420から入力された信号に基づいて、電池モジュール2412ごとの電流値I、電圧値Vおよび温度Tを測定する。
【0048】
S120にて、電池ECU2422は、変数Nに1を加算(N=N+1)する。S130にて、電池ECU2422は、電流変化速度ΔIを、ΔI=(I(N)−I(N−1))/dtの演算により算出する。S140にて、電池ECU2422は、その記憶部に記憶されたフラグF(1)が1であるか否かを判断する。フラグF(1)が1であると(S140にてYES)、処理はS200へ移される。もしそうでないと(S140にてNO)、処理はS150へ移される。
【0049】
S150にて、電池ECU2422は、その記憶部に記憶されたフラグF(2)が1であるか否かを判断する。フラグF(2)が1であると(S150にてYES)、処理はS300へ移される。もしそうでないと(S150にてNO)、処理はS160へ移される。
【0050】
S160にて、電池ECU2422は、S110にて測定した電流値Iが、+電流しきい値(+Ith)以上であるか否かを判断する。測定した電流値Iが+電流しきい値(+Ith)以上であると(S160にてYES)、処理はS180へ移される。もしそうでないと(S160にてNO)、処理はS170へ移される。
【0051】
S170にて、電池ECU2422は、S110にて測定した電流値Iが、−電流しきい値(−Ith)以下であるか否かを判断する。測定した電流値Iが−電流しきい値(−Ith)以下であると(S170にてYES)、処理はS190へ移される。もしそうでないと(S170にてNO)、処理はS420へ移される。
【0052】
S180にて、電池ECU2422は、フラグF(1)に1をセットする。S190にて、電池ECU2422は、フラグF(2)に1をセットする。
【0053】
S200にて、電池ECU2422は、電流変化速度ΔIが負であるか否かを判断する。ΔIが負であると(S200にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S200にてNO)、処理はS220へ移される。
【0054】
S210にて、電池ECU2422は、電流値I(N)および電圧値V(N)を記憶する。また、電池ECU2422は、変数Cに1を加算(C=C+1)する。その後、処理はS500へ移される。
【0055】
S220にて、電池ECU2422は、フラグF(1)に0をセットする。その後、処理はS400へ移される。
【0056】
S300にて、電池ECU2422は、電流変化速度ΔIが正であるか否かを判断する。ΔIが正であると(S300にてYES)、処理はS210へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS310へ移される。
【0057】
S310にて、電池ECU2422は、フラグF(2)に0をセットする。その後、処理はS400へ移される。
【0058】
S400にて、電池ECU2422は、変数Cが1より大きいか否かを判断する。変数Cが1よりも大きいと(S400にてYES)、処理はS410へ移される。S410にて、電池ECU2422は、内部抵抗値Rを算出する。このとき、2以上測定された電流値と電圧値との関係に基づいて、内部抵抗値Rが算出される。その後、処理はS600へ移される。
【0059】
S600にて、電池ECU2422は、S410にて算出された内部抵抗値Rが、内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))よりも大きいか否かを判断する。この内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))は、電池モジュール2412の温度T(AV)に依存する電池モジュール2422が劣化したか否かを判断するための内部抵抗値のしきい値である。電池モジュール2412の温度T(AV)が高いほど内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))は低く、電池モジュール2412の温度T(AV)が低いほど内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))は高い関係がある。二次電池が劣化すると、その内部抵抗値は増加する。算出された内部抵抗値Rが内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))よりも大きいと(S600にてYES)、処理はS610へ移される。もしそうでないと(S600にてNO)、処理はS420へ移される。
【0060】
S610にて、電池ECU2422は、表示部2424に電池モジュール2412の劣化を示す表示処理を実行する。その後、S420へ移される。
【0061】
S500にて、電池ECU2422は、イグニッションスイッチがオフ状態にされたか否かを判断する。イグニッションスイッチがオフ状態にされると(S500にてYES)、この処理は終了する。もしそうでないと(S500にてNO)、処理はS110へ戻される。
【0062】
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る電池ECU2422の動作について説明する。
【0063】
イグニッションスイッチがオンされハイブリッド車両が走行を開始すると、変数が初期化(N=0、C=0)される(S100)。電池モジュール2412の電流値I、電圧値Vおよび温度Tが測定され(S110)、電流変化速度ΔIが算出される。
【0064】
充電状態において、測定された電流値が+電流しきい値(+Ith)以上であって(S160にてYES)、電流変化速度ΔIが負であると(S200にてYES)、測定された電流値と電圧値とが記憶される。このような状態で、電流値と電圧値との組が2組以上測定されて記憶されると(S400にてYES)、内部抵抗値Rが算出される(S410)。
【0065】
また、放電状態において、測定された電流値が−電流しきい値(−Ith)以下であって(S170にてYES)、電流変化速度ΔIが正であると(S300にてYES)、測定された電流値と電圧値とが記憶される。このような状態で、電流値と電圧値との組が2組以上測定されて記憶されると(S400にてYES)、内部抵抗値Rが算出される(S410)。
【0066】
このようにして充電時および放電時のいずれの場合であっても、充電時の電流値が+電流しきい値以上になってその後に電流値が0に向かう方向が継続して、電流値および電圧値がそれぞれ2以上記憶されると内部抵抗値Rが算出される。また、放電時において測定された電流値が−電流しきい値以下になってその後に電流値が0に向かう方向が継続して、電流値および電圧値がそれぞれ2以上記憶されると内部抵抗値Rが算出される。
【0067】
算出された内部抵抗値Rと内部抵抗しきい値Rlimit(T(AV))とが比較され、算出された内部抵抗値Rが内部抵抗のしきい値Rlimit(T(AB))よりも大きいとその電池モジュール2412は劣化していると判断されて、表示部2424に電池モジュール2412が劣化していることを表わす情報が表示される(S610)。
【0068】
図9および図10に、このようにして算出した電池モジュール2412の内部抵抗値と電流変化速度との関係を示す。図9は、充放電パターン(2)および(4)の状態において算出された内部抵抗値のばらつきを示し、図10は、充放電パターン(1)および(3)の状態において算出された内部抵抗値のばらつきを示す。図9および図10から、充放電パターン(2)および(4)の方が、充放電パターン(1)および(3)に比べて、算出される内部抵抗値は、電流変化速度の影響を受けずに、そのばらつきも小さいことがわかる。
【0069】
以上のようにして、本実施の形態に係る電池ECUによると、電流検出回路により検出された電流値の時間変化率に基づいて、測定された電流値が0に向かうと判断されると(すなわち充電時の電流値を正とし放電時の電流値を負として、充電電流値が減少したり放電電流値が増加したりすると)、測定された電流値および電圧値に基づいて、電池モジュールの内部抵抗値が算出される。二次電池において、その電極近傍の電解液の濃度勾配に起因して分極電圧が発生するが、この分極電圧の影響が、充放電電流値が0から離れるときよりも充放電電流値が0に向かうときの方が小さくなる。さらに、充放電電流値の絶対値が予め定められた電流しきい値以上であると、電流変化速度ΔIの影響を受けにくくなる。その結果、充電時および放電時のいずれにおいても、ピーク電流値の絶対値が予め定められたしきい値以上であって、その後電流値が0に向かうときには、分極電圧の影響および電流変化速度の影響を少なくできるので、電流値および電圧値に基づいて算出される内部抵抗値の精度が高くなる。その結果、分極電圧や電流の変化速度を考慮して、二次電池の内部抵抗を正確に検出するとともに、正確に検出された内部抵抗値に基づいて電池の劣化を判定することができる。
【0070】
なお、上述した実施の形態においては、算出された内部抵抗値Rと、電池ECU2422の記憶部に記憶された内部抵抗しきい値Rlimitとを比較して電池の劣化を判定して表示部2424に電池の劣化に関する情報を表示するように説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、電池が劣化していると判断されると、電池ECU2422から、ハイブリッド車両の全体を制御するHV_ECUに対して、電池が劣化していることを示す情報を送信する。HV_ECUにおいては、電池が劣化していることを検知すると、ハイブリッド車両の制御に一定の制限を加えるようにすることもできる。
【0071】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る電池ECUが搭載される車両のパワートレーンを示す図である。
【図2】 図1に示す電池ユニットの制御ブロック図である。
【図3】 充放電パターンを示す図である。
【図4】 電流の経時的変化を示す図である。
【図5】 ピーク電流値と内部抵抗値との関係を示す図(その1)である。
【図6】 ピーク電流値と内部抵抗値との関係を示す図(その2)である。
【図7】 電流変化速度と内部抵抗値との関係を示す図(その1)である。
【図8】 本発明の実施の形態に係る電池ECUで実行されるプログラムの制御構造を示す図である。
【図9】 電流変化速度と内部抵抗値との関係を示す図(その2)である。
【図10】 電流変化速度と内部抵抗値との関係を示す図(その3)である。
【符号の説明】
2100 エンジン、2200 ジェネレータ、2300 インバータ、2400 電池ユニット、2410 電池パック、2412 電池モジュール、2414 電流検出回路、2416 電圧検出回路、2418 温度センサ、2420 温度検出回路、2422 電池ECU、2424 表示部、2500 トルク配分装置、2600 モータ、2700 ギヤユニット、2800 駆動輪。
Claims (2)
- 電流と電圧との特性に基づいて、二次電池の内部抵抗値を検出する検出装置であって、
前記二次電池の電流値および電圧値を測定するための測定手段と、
前記測定手段により測定された電流値の時間変化率を算出するための第1の算出手段と、
前記第1の算出手段により算出された時間変化率に基づいて前記二次電池の電流値が変化する方向を判定し、判定結果が充電時または放電時において電流値の変化が0に向かう方向であった場合にのみ、前記測定手段により測定された前記電流値および前記電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値を算出するための第2の算出手段と、
前記測定手段により測定された電流値が予め定められた条件を満足すると、前記内部抵抗値を算出するように前記第2の算出手段を制御するための制御手段とを備え、
前記条件は、前記測定手段により測定された電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であるという条件である、二次電池の内部抵抗検出装置。 - 電流と電圧との特性に基づいて、二次電池の内部抵抗値を検出する検出方法であって、
前記二次電池の電流値および電圧値を測定する測定ステップと、
前記測定ステップにて測定された電流値の時間変化率を算出する第1の算出ステップと、
前記第1の算出ステップにより算出された時間変化率に基づいて前記二次電池の電流値が変化する方向を判定し、判定結果が充電時または放電時において電流値の変化が0に向かう方向であった場合にのみ、前記測定ステップにて測定された前記電流値および前記電圧値に基づいて、二次電池の内部抵抗値を算出する第2の算出ステップと、
前記測定ステップにて測定された電流値が予め定められた条件を満足すると、前記内部抵抗値を算出するように前記第2の算出ステップを制御する制御ステップとを備え、
前記条件は、前記測定ステップにて測定された電流値の絶対値が予め定められた電流値以上であるという条件である、二次電池の内部抵抗検出方法。
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