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JP4043469B2 - 極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法 - Google Patents

極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の断熱パネルを極低温物質を貯蔵するためのタンクの表面に固定して、隣り合う断熱パネルどうしの目地部に目地材を充填し、防湿テープを、前記目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させる極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法に関する。
上記断熱施工方法は、例えば、液化石油ガスや液化天然ガス,液化酸素,液化窒素,液化水素等の極低温物質を貯蔵する陸上タンク又は運搬船に搭載してあるタンクを断熱するために使用され、水(水蒸気)の目地部への侵入による断熱性能の低下を防止するために、目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って防湿テープを粘着させているが、従来、図9に示すように、防湿テープとして、アルミニウム合金箔などの金属シート13の一側面に、厚さ50μm程度のポリエチレンテレフタレートフィルムなどを接着剤層22で接着した保護層16を設け、他側面にブチルゴム系粘着材などを塗布した粘着層17を設けてある防湿テープ19を使用している(例えば、特許文献1参照)。
特許第2720322号公報
タンク内に、例えば、極低温物質を収容すると、タンクが収縮して、タンク表面に固定した断熱パネルがタンク内方側に向けて引っ張られるとともに、目地材が断熱パネルで圧縮され、その結果、目地材の外面側とその両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させた防湿テープにも、その面方向に沿った圧縮力が作用するが、従来から使用している防湿テープは伸縮変形しにくいために、その圧縮変位に対して追従できず、防湿テープ端部の断熱パネルとの粘着部に剪断力が発生する。
また、球形タンクなどのようにタンク表面が湾曲しているような場合は、防湿テープを湾曲形状に沿うように強制変形させて目地部表面や断熱パネル表面に粘着させるので、粘着させたあとの防湿テープが元の形状に戻ろうとし、この場合は、防湿テープと断熱パネルとの粘着部に引っ張り力が発生する。
これらの防湿テープに発生する剪断力や引っ張り力等が合成された力が防湿テープの剥離力となっており、剪断力や引っ張り力が発生しやすい防湿テープは剥離し易いテープとなる。
防湿テープが時間の経過とともにその剥離力に耐えきれなくなって、その縁部分などから剥離し易く、剥離箇所から目地部に水(水蒸気)が侵入して断熱性能が低下し易い欠点がある。
特に、運搬船に搭載してあるタンクの場合は、検査のためなどで2年に一回程度ドックに入渠する必要があるので、その都度、タンク温度が極低温と常温とに亘って変化して、防湿テープの伸縮変形が頻繁に繰り返され、防湿テープが一層剥離し易い欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、断熱性能が低下し難い断熱施工方法を提供することを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、複数の断熱パネルを極低温物質を貯蔵するためのタンクの表面に固定して、隣り合う断熱パネルどうしの目地部に目地材を充填し、防湿テープを、前記目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させる極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法であって、前記防湿テープとして、金属シートと網状に形成した補強シートとを、前記金属シートが前記補強シートの網目に入り込むように積層するとともに、前記金属シート側に粘着層を設けて一体化してある防湿テープを使用して、前記粘着層を前記目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させる点にある。
〔作用及び効果〕
防湿テープとして、金属シートと網状に形成した補強シートとを、金属シートが補強シートの網目に入り込むように積層するとともに、金属シート側に粘着層を設けて一体化してある防湿テープを使用して、その粘着層を目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させるので、いわゆるコルゲーション効果により、防湿テープが剥離し難く、断熱性能が低下し難い。
つまり、図6(イ)に例示するように、金属シート13と網状に形成した補強シート14とを、金属シート13が補強シート14の各網目15に分散して入り込むように積層してある防湿テープ4を使用して、目地材を挟む両側の断熱パネルの表面材に跨って目地材を完全に覆うように粘着させて施工するので、断熱パネルどうしが目地材を挟んで互いに近接することによって圧縮変位を与えるような際には、図6(ロ)に示すように、粘着層17と各網目15に入り込んでいる金属シート部分13aの夫々が網目15の外側に押し出され、コルゲート状の折れ曲がり角θが大きくなるように変形して、断熱パネルどうしの近接変位に追従するように収縮し易く、また、断熱パネルどうしが目地材を挟んで互いに離間することによって引っ張り変位を与えるような際には、図6(ハ)に示すように、コルゲート状の折れ曲がり角θが小さくなるように変形して、断熱パネルどうしの離間変位に追従するように伸張し易い。
従って、断熱パネルどうしが近接することによって目地材に圧縮変位を与えるような変形においても、また、断熱パネルどうしが離間することによって目地材に引っ張り変位を与えるような変形においても、防湿テープ自体がコルゲーション効果により伸縮して目地材の変位に対して追従するので、防湿テープと断熱パネルとの粘着部に発生する剥離力が従来の防湿テープに比べて小さくなり、その結果、防湿テープが長期に亘って剥離し難くなって、断熱性能が低下し難い。
本発明の第2特徴構成は、前記金属シートを、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープを使用する点にある。
〔作用及び効果〕
金属シートを、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープを使用するので、施工性を損なうことなく、防湿性を効果的に維持できる。
つまり、金属シートを、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm未満のアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープを使用すると、アルミニウム合金箔にピンホールが生じているおそれがあるとともに、施工時の他物との接触などでアルミニウム合金箔が傷付いて破損し易く、防湿性に対する信頼性が低下する。
また、金属シートを厚さが30μmを越えるJISH4160の合金番号1N30で規定するアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープは、金属シート側に粘着層を設ける製造工程などにおいて、アルミニウム合金箔が折れたり、アルミニウム合金箔に亀裂が発生し易く、柔軟性も損なわれるので、そのような防湿テープを使用すると、防湿性に対する信頼性が低下するとともに、球形タンクなどのようにタンク表面が湾曲しているような場合、目地部表面や断熱パネル表面に沿わせて粘着させ難くなり、防湿テープの縁部分に目地部の内部に連通するようなシワが生じ易い。
上記に対して、金属シートを、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープを使用するので、アルミニウム合金箔にピンホールが生じているおそれが少なく、金属シート側に粘着層を設ける製造工程などにおいても、アルミニウム合金箔が折れたり、アルミニウム合金箔に亀裂が発生したりし難いとともに、施工時の他物との接触などでもアルミニウム合金箔が傷付きにくく、防湿テープの柔軟性も確保し易いので、タンク表面が湾曲しているような場合でも、目地部表面や断熱パネル表面に沿わせて縁部分に目地部の内部に連通するようなシワが生じないように粘着させ易く、施工性を損なうことなく、防湿性を効果的に維持できる。
本発明の第3特徴構成は、前記粘着層を厚さが400μm〜1000μmのブチルゴム系粘着材で構成してある防湿テープを使用する点にある。
〔作用及び効果〕
JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔側に、厚さが400μm〜1000μmのブチルゴム系粘着材で構成した粘着層を設けてある防湿テープを使用するので、アルミニウム合金箔が補強シートの網目に入り込んでいる構造を保った状態で、目地部表面と断熱パネル表面とに沿わせて粘着させ易いとともに、粘着層を厚さが1000μmを越えるブチルゴム系粘着材で構成してあると、施工時に、ローラなどで押さえながら粘着させると、粘着材が防湿テープと断熱パネル表面との間からはみ出て、断熱パネルの外面を汚すおそれがあるが、粘着層を厚さが1000μm以下のブチルゴム系粘着材で構成してあるので、施工時に、ローラなどで押さえながら粘着させても、そのようなおそれが少ない。
更に、ブチルゴム系粘着材は、アルミニウム合金箔側に粘着層として設けるために加熱溶融する必要があるが、厚さが1000μmを越える粘着層を設けてある防湿テープを使用する場合、その防湿テープの製造にあたって、ブチルゴム系粘着材を溶融するためのヒーターとして、通常使用するヒーターよりも加熱能力が高いヒーターを使用する必要があり、従来の製造ラインでは製造できないので製造コストが高くなって、施工コストも高くなるが、厚さが1000μm以下の粘着層を設けてある、従来の製造ラインでも製造できる防湿テープを使用するので、施工コストも安くすることができる。
また、ブチルゴム系粘着材で厚さが400μm未満の粘着層を設けてある防湿テープを使用すると、成形後の目地材表面の凹凸に対する粘着層の追従性や、タンクが収縮した際に、目地材表面や断熱パネルの変形に対する粘着層の追従性が低下して防湿テープが剥れ易くなるが、ブチルゴム系粘着材で厚さが400μm以上の粘着層を設けてある防湿テープを使用するので、成形後の目地材表面の凹凸に対する粘着層の追従性も、タンクが収縮した際の目地材表面や断熱パネルの変形に対する粘着層の追従性も確保でき、防湿テープが剥れ難い。
本発明の第4特徴構成は、前記補強シートを、熱可塑性樹脂製フィルムに延伸方向に沿った割繊を行ってウエブを製造しておき、このウエブの複数枚を割繊方向が交叉するように重ねて互いに融着させることにより、網状に形成した樹脂製シートで構成してある防湿テープを使用する点にある。
〔作用及び効果〕
金属シートと、熱可塑性樹脂製フィルムに延伸方向に沿った割繊を行ってウエブを製造しておき、このウエブの複数枚を割繊方向が交叉するように重ねて互いに融着させることにより、網状に形成した樹脂製シートとを、金属シートが樹脂製シートの各網目に分散して入り込むように積層して、金属シートに弛みを分散して持たせてある防湿テープを使用するので、いわゆるコルゲーション効果により、防湿テープの伸縮変形に追従し易い。
尚、厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔と、坪量が15〜50g/m2で厚さが50〜200μmの樹脂製シートとを、アルミニウム合金箔が樹脂製シートの網目に入り込むように積層してある防湿テープを使用する場合は、アルミニウム合金箔が樹脂製シートの網目に確実に入り込んでいて、目地材の伸縮変形に追従し易い状態で粘着できる。
また、厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔を樹脂製シートの網目に一層入り込ませ易くするためには、網目の間隔が約2mm〜5mm(坪量:15〜50g/m2,厚さ:50μm〜200μm)の樹脂製シートが望ましい。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、運搬船に搭載してある液化石油ガスや液化天然ガス,液化酸素,液化窒素,液化水素等の極低温物質を貯蔵するための鋼製の球形タンクTを示し、水平方向の外周に沿って長い略矩形の複数の断熱パネルAをタンク外表面1に千鳥に配置して固定するとともに、図2〜図4に示すように、本発明による断熱施工方法で、隣り合う断熱パネルAどうしの目地部2(2a,2b)に目地材3を充填し、目地材3の外面側と、その目地材3の両側の断熱パネルAの外面側とに亘って防湿テープ4(4a,4b)を粘着固定して、タンク外表面1に断熱被覆を設けてある。
前記断熱パネルAは、図5に示すように、予め工場などで、表面材5aで被覆してあるポリウレタンフォーム製の常温側断熱材5とフェノールフォーム製の低温側断熱材6とを、補強用網7を挟んで一体化した複合パネルで構成して、低温側断熱材6側がタンク外表面1側に接触する状態で取り付けるようにしてあり、常温側断熱材5は、その側端面9を全周に亘って低温側断熱材6側ほど内方側に入り込む傾斜面に形成した角錐台形状に形成してある。
上記断熱パネルAを使用して、球形タンクTのタンク外表面1に断熱被覆を設ける本発明による断熱施工方法を説明する。
まず、低温側断熱材6の厚さよりも若干長いスタッドボルト10を、所定間隔で水平方向に沿って配置してタンク外面1に溶接などで固定しておき、水平方向で隣り合う断熱パネルAの低温側断熱材6どうしを隙間ができないように密着させるとともに、上下方向で隣り合う断熱パネルAの低温側断熱材6どうしを隙間ができないようにスタッドボルト10を挟んで密着させて、スタッドボルト10の低温側断熱材6どうしの間からの突出部位にワッシャ11を上下の低温側断熱材6に跨るように嵌め込むとともに、ナット12をねじ込んで、各断熱パネルAをタンク表面1に固定する。
次に、水平方向で隣り合う断熱パネルAの常温側断熱材5どうしの目地部(以下、縦目地部という)2aと、上下方向で隣り合う断熱パネルAの常温側断熱材5どうしの目地部(以下、横目地部という)2bとに、発泡圧力を受け止める治具などを設置して、硬質ポリウレタンフォームなどの発泡性樹脂からなる目地材3を現場発泡により充填し、それらの目地材3の外面を目地幅方向に沿って円弧状の形状に整形する。
次に、縦目地部2a及び横目地部2bへの水(水蒸気)の侵入による断熱性能の低下を防止するために、縦目地部2aの目地材3の外面側と、その目地材3の両側の断熱パネルAの外面側とに亘って縦目地部防湿テープ4aを粘着させた後、横目地部2bの目地材3の外面側と、その目地材3の両側の断熱パネルAの外面側とに亘って、縦目地部2aに粘着させた縦目地部防湿テープ4aの端部に重なるように、横目地部防湿テープ4bを粘着させて断熱被覆を設ける。
尚、縦目地部防湿テープ4a及び横目地部防湿テープ4bは、目地材3の両側の常温側断熱材5にオーバーラップさせて粘着させることができるように、夫々の防湿テープ4a,4bの幅に若干の余裕を持たせた、例えば、200mm程度の幅のものを使用する。
前記防湿テープ4(4a,4b)は、図6,図7に示すように、アルミニウム合金箔で構成してある金属シート13と、網目サイズが約2mm〜5mm(坪量:15〜50g/m2,厚さ:50μm〜200μm)の熱可塑性樹脂(本実施形態では高密度ポリエチレン樹脂)製のワリフで構成してある網状に形成した補強シート14とを、接着剤層(本実施形態では厚さが10μm程度のアイオノマー樹脂)22を挟んで、アルミニウム合金箔13がワリフ14の網目15に入り込むように押し出しラミネート法で積層するとともに、アルミニウム合金箔13側に厚さが400μm〜1000μmのブチルゴム系粘着材で構成してある粘着層17を設けて一体化してある。
前記アルミニウム合金箔13として、本実施形態ではJISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔を積層してあるが、JISH4160の合金番号8021或いは合金番号8079で規定する厚さが7μm〜30μmのアルミニウム合金箔を積層しても良い。
前記ワリフ14は網状に形成した樹脂製シートであって、インフレーション法で製膜した高密度ポリエチレン樹脂製フィルムを延伸させた後、スプリット工程で延伸方向に沿った割繊を行ってウエブを製造しておき、このウエブの複数枚を割繊方向が交叉するように重ねて熱ローラなどで互いに融着させることにより、網状に形成してあり、網目を形成する割繊の幅は同じ寸法のものに限定されるものではなく、スプリット間隔を調整することにより、幅の異なる割繊で形成された網目でも良く、また、割繊どうしの交叉角度を直角以外の任意の角度に調整してあっても良い。
上述のように高密度ポリエチレン樹脂製フィルムを使用して網状に形成してあるワリフ14は、ロール状に巻いて保管しておいても、巻癖が付き難く、防湿テープ4を目地材の外面側とその両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させた際に、巻癖によって剥がれるようなおそれが少ない。
尚、上述のように、ワリフ14の坪量は15〜50g/m2の範囲のものが、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔13、及び、JISH4160の合金番号8021或いは合金番号8079で規定する厚さが7μm〜30μmのアルミニウム合金箔13をワリフ14の網目15に入り込ませる点で良好であるが、ワリフ14の網目15への入り込みを一層促進する目的で、坪量が15〜50g/m2で、網目のサイズが2〜5mmのものが望ましい。
前記ワリフ14を構成する熱可塑性樹脂は、軽量で且つ施工時の工具や部品,部材の落下、及び、搬送時における損傷と、価格とを考慮して高密度ポリエチレンが好ましいが、低密度ポリエチレンや中密度ポリエチレン,ポリプロピレン,ナイロン,テフロン,ポリエチレンテレフタレート,ポリ塩化ビニリデン,ポリカーボネート等の市販の熱可塑性樹脂であっても良い。
また、金属シート13は、アルミニウム合金箔の他、銅や鉄やステンレス鋼などで構成しても良い。
尚、アルミニウム合金箔13とワリフ14とを積層して一体化した積層体18を製造する方法としては、押し出しラミネート法の他に、ウレタン系又はイソシアネート系接着剤により接着するドライラミネート法がある。
前記粘着層17を構成するブチルゴム系粘着材は、イソブチレン−イソプレン系ゴムにポリイソブチレンゴムを添加したもので、この粘着材を溶解して積層体18のアルミニウム合金箔13側に塗布して、粘着層17を設けてある。
尚、ブチルゴム系粘着材として、ポリイソブチレン系ゴムを使用しても良く、また、粘着層17を、アクリル系や天然ゴム系,シリコンゴム系,スチレンイソプレンスチレン系の粘着材で構成しても良い。
本発明による断熱施工方法で使用する防湿テープ(以下、本工法用防湿テープという)4と、図9に示す従来の断熱施工方法で使用する防湿テープ(以下、従来工法用防湿テープという)19の剛性を比較するために、本工法用防湿テープ4を構成している、JISH4160の合金番号1N30で規定するアルミニウム合金箔(厚さ:25μm)13とワリフ(坪量:35g/m2,厚さ:100μm)14とを押し出しラミネート法で積層して一体化した積層体(平均厚さ:140μm)18と、従来工法用防湿テープ19を構成している、アルミニウム合金箔(厚さ:25μm)13と保護層としてのポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)16とを接着剤層22で接着するドライラミネート法で積層して一体化した積層体(平均厚さ:80μm)20とを引っ張り試験により評価し、その結果を表1に示す。
この結果から、本工法用防湿テープ4の積層体18の剛性率が、従来工法用防湿テープ19の積層体20に比べて、0℃〜40℃の温度範囲で約半分に低減されたことを確認できた。
Figure 0004043469
また、JISH4160の合金番号1N30で規定するアルミニウム合金箔(厚さ:25μm)13とワリフ(坪量:35g/m2,網目の間隔:2mm,厚さ:100μm)14とを積層して一体化した積層体18にブチルゴムからなる粘着層(厚さ:500μm)17を設けてある本工法用防湿テープ4と、図9に示すアルミニウム合金箔(厚さ:25μm)13と保護層としてのポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)16とを接着剤層22で接着して一体化した積層体20にブチルゴムからなる粘着層(厚さ:500μm)17を設けてある従来工法用防湿テープ19と、高密度ポリエチレン樹脂製ワリフ(坪量:35g/m2,網目の間隔:2mm,厚さ:100μm)14にJISH4160の合金番号1N30で規定するアルミニウム合金箔(厚さ:7μm)13を積層し、ブチルゴムからなる厚さ400μmの粘着層17を設けてある比較用防湿テープ21との圧縮変位追従性を比較した。
つまり、外形寸法が1200mm×900mmで厚さが225mmの断熱パネルAの3枚を用いて、一方の断熱パネルAの低温側断熱材6と隣り合う断熱パネルAの低温側断熱材6との間に隙間が生じないように、且つ、発泡圧に耐えられるように、各断熱パネルAを千鳥に固定した。
このとき、各断熱パネルA間の目地部2について、実施工時と合わせるために、縦目地部2aの常温側断熱材5どうしの目地幅を低温側断熱材6側で60mm、表面材5a側で30mmを確保し、横目地部2bの常温側断熱材5どうしの目地幅を低温側断熱材6側で100mm、表面材5a側で70mmを確保して、それらの目地部2a,2bにポリウレタンフォーム(目地材)3を発泡注入した後、試験用パネルとして、図8に示すように、目地部2a,2bどうしの交差部を含んだ、外形寸法が400mm×400mmで厚さが60mmの試験体B1,B2,B3を、各試験体B1,B2,B3について2体(以下、サンプル1,サンプル2という)ずつポリウレタンフォーム部から切り出して、試験体B1の各サンプル1,2には、従来工法用防湿テープ19をそのポリウレタンフォーム3の外表面に張り付け、試験体B2の各サンプル1,2には、本工法用防湿テープ4をそのポリウレタンフォーム3の外表面に張り付け、また、試験体B3の各サンプル1,2には、比較用防湿テープ21をそのポリウレタンフォーム3の外表面に張り付けた。
各試験体B1,B2,B3の各サンプル1,2において、各目地部2a,2bのポリウレタンフォーム3の表面は、発泡圧に耐えられるように発泡押さえテープ(ポリエステル樹脂製)で圧締し、ポリウレタンフォーム3の表面にスキン層を作り、防湿テープ4,19,21を貼り付ける表面状態を均一にした。
また、実施工と同様に、各防湿テープ4,19,21は、縦目地部2aに先に施工してローラーによる圧締後に、横目地部2bに施工し、ローラーによる圧締回数は各々3回とし、実施工と同様に、縦目地部2aにも横目地部2bにも、幅が200mm程度の防湿テープ4,19,21を使用した。
前記本工法用防湿テープ4を張り付けた試験体B2の各サンプル1,2と、従来工法用防湿テープ19を張り付けた試験体B1の各サンプル1,2と、比較用防湿テープ21を張り付けた試験体B3の各サンプル1,2との各々を23℃の恒温室で1日養生した後、各試験体B1,B2,B3の各サンプル1,2を、極低温タンクの挙動を模擬して、図8に示すように、圧縮変位(0.4%)を縦方向(図8に示すX軸方向)に20回与えた後、横方向(図8に示すY軸方向)にも20回与えることにより、試験後の各試験体B1,B2,B3の各サンプル1,2における防湿テープ4,19,21の剥れ、及び、目地部2a,2bに充填した目地材(ポリウレタンフォーム)3が外気に連通しているシワの本数を観察し、[表2]に示すような結果を得た。
尚、圧縮変位を与える回数(20回)は、運搬船がドックに入渠する頻度を2年に1回として、タンクの稼働設計期間(20年間)の繰り返し回数である10回に安全係数「2」を乗じて求めたものである。
Figure 0004043469
表2では、比較用防湿テープ21を張り付けた試験体B3の各サンプル1,2におけるシワの本数が、本工法用防湿テープ4を張り付けた試験体B2の各サンプル1,2と同様に「0」であることを示しているが、比較用防湿テープ21は、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが7μmのピンホールが多くて水蒸気が透過しやすいアルミニウム合金箔13を積層してあるため、断熱性能が低下し易い。
以上の結果により、本発明による断熱施工方法は、本工法用防湿テープ4が、従来工法用防湿テープ19や比較用防湿テープ21に比べて、剥れに対して高い効果を得られることが確認できた。
更に、防湿テープの防湿性能を比較するために、仕様が異なる3種類の防湿テープを使用して作成した3種類の試験体1,2,3の各2体を、40℃で湿度が90%の環境下に24時間に亘って曝して、水蒸気透過率を測定し、その結果を[表3]に示す。
試験体1は、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さ7μmのアルミニウム合金箔13と、坪量が35g/m2,網目の間隔が2mmで厚さが100μmの高密度ポリエチレン樹脂製ワリフ14とを積層して厚さが400μmのブチルゴム粘着層17を設けてある防湿テープを使用して作成したものである。
試験体2は、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さ15μmのアルミニウム合金箔13と、坪量が35g/m2,網目の間隔が2mmで厚さが100μmの高密度ポリエチレン樹脂製ワリフ14とを積層して厚さが500μmのブチルゴム粘着層17を設けてある防湿テープを使用して作成したものである。
試験体3は、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さ25μmのアルミニウム合金箔13と、坪量が35g/m2,網目の間隔が2mmで厚さが100μmの高密度ポリエチレン樹脂製ワリフ14とを積層して厚さが500μmのブチルゴム粘着層17を設けてある防湿テープを使用して作成したものである。
Figure 0004043469
[表3]から、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さ15μm以上のアルミニウム合金箔13を積層してある防湿テープを使用した場合は、水蒸気透過率が略0となることが分かる。
〔その他の実施形態〕
1.本発明によるタンクの断熱施工方法は、樹脂繊維や天然繊維で作成した不織布や織布或いは網状に成形した樹脂フィルムを補強シートとして積層してある防湿テープを使用しても良い。
2.本発明によるタンクの断熱施工方法は、角柱状や円柱状のタンクを断熱被覆するために使用しても良い。
3.本発明によるタンクの断熱施工方法は、陸上に設置してあるタンクを断熱被覆するために使用しても良い。
断熱被覆を設けてあるタンクの一部切欠き側面図 要部の一部切欠き平面図 図2のIII −III 線断面図 図2のIV−IV線断面図 断熱パネルの斜視図 (イ)防湿テープの断面図 (ロ)収縮変形時の防湿テープの断面図 (ハ)伸張変形時の防湿テープの断面図 防湿テープの分解斜視図 試験方法の説明図 従来工法に使用する防湿テープの断面図
符号の説明
2 目地部
3 目地材
4 防湿テープ
13 金属シート(アルミニウム合金箔)
14 補強シート(ワリフ)
15 網目
17 粘着層
A 断熱パネル
T タンク

Claims (4)

  1. 複数の断熱パネルを極低温物質を貯蔵するためのタンクの表面に固定して、隣り合う断熱パネルどうしの目地部に目地材を充填し、
    防湿テープを、前記目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させる極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法であって、
    前記防湿テープとして、金属シートと網状に形成した補強シートとを、前記金属シートが前記補強シートの網目に入り込むように積層するとともに、前記金属シート側に粘着層を設けて一体化してある防湿テープを使用して、前記粘着層を前記目地材の外面側と、その目地材の両側の断熱パネルの外面側とに亘って粘着させる極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法。
  2. 前記金属シートを、JISH4160の合金番号1N30で規定する厚さが15μm〜30μmのアルミニウム合金箔で構成してある防湿テープを使用する請求項1記載の極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法。
  3. 前記粘着層を厚さが400μm〜1000μmのブチルゴム系粘着材で構成してある防湿テープを使用する請求項2記載の極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法。
  4. 前記補強シートを、熱可塑性樹脂製フィルムに延伸方向に沿った割繊を行ってウエブを製造しておき、このウエブの複数枚を割繊方向が交叉するように重ねて互いに融着させることにより、網状に形成した樹脂製シートで構成してある防湿テープを使用する請求項1〜3のいずれか1項記載の極低温物質貯蔵タンクの断熱施工方法。
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