JP4041662B2 - 無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 - Google Patents
無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4041662B2 JP4041662B2 JP2001190368A JP2001190368A JP4041662B2 JP 4041662 B2 JP4041662 B2 JP 4041662B2 JP 2001190368 A JP2001190368 A JP 2001190368A JP 2001190368 A JP2001190368 A JP 2001190368A JP 4041662 B2 JP4041662 B2 JP 4041662B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio
- wireless communication
- wireless
- tdma
- interference amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 216
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 102
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 20
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 15
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000008569 process Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 description 5
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 4
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 3
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 3
- 230000001413 cellular effect Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L1/00—Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
- H04L1/0001—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
- H04L1/0006—Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission format
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムにおいて、他の無線通信システムからの干渉を軽減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速データ通信の要望が高まっている携帯電話通信等の移動体無線通信の分野において、最大2Mbpsの高速通信を可能とするIMT−2000(International Mobile Telecommunications−2000)システムが知られている。
【0003】
IMT−2000システムにおいて、IMT−2000/FDD(Frequency Division Duplex:周波数分割多重)方式及びIMT−2000/TDD(Time Division Duplex:時分割多重)方式の二種類の通信方式が規格化されている。IMT−2000/FDD方式では、アクセス方法として、CDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)とFDMA(FrequencyDivision Multiple Access:周波数分割多元接続)とが用いられる。IMT−2000/TDD方式では、アクセス方法として、CDMAとFDMAとに加えて、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)も用いられる。また、IMT−2000/TDD方式は、上りトラヒックと下りトラヒックとの比率を自由に変更できるという利点があるため、主に、384kbps以上の高速データ通信に使用されることが想定されている。IMT−2000/FDD方式は、IMT−2000/TDD方式と比べてサービスエリアを広くすることができるという利点があるため、主に、音声通信や384kbps程度の低速データ通信に使用されることが想定されている。
【0004】
図1に、IMT−2000システム及びPHS(Personal Handyphone System)システムが同一サービスエリアに混在するため、IMT−2000/FDD方式とIMT−2000/TDD方式とが同一サービスエリアに混在する無線通信システムの概要を示す。
【0005】
IMT−2000システムは、図1に示すように、IMT−2000無線端末10と、TDMA無線基地局(IMT−2000/TDD基地局)20と、非TDMA無線基地局(IMT−2000/FDD基地局)30と、無線ネットワーク制御装置40とによって構成されている。
【0006】
IMT−2000無線端末10は、TDMA無線機(IMT−2000/TDD無線機)11と、非TDMA無線機(IMT−2000/FDD無線機)12と、制御部13とを具備する。
【0007】
TDMA無線機11は、IMT−2000/TDD方式の無線チャネルを介してTDMA無線基地局20との間で無線通信を行うものである。非TDMA無線機12は、IMT−2000/FDD方式の無線チャネルを介して非TDMA無線基地局30との間で無線通信を行うものである。制御部13は、TDMA無線機11と非TDMA無線機12とに接続されており、TDMA無線機11と非TDMA無線機12とを制御するものである。
【0008】
IMT−2000無線端末10は、IMT−2000/TDD方式の通信機能(TDMA無線機11)及びIMT−2000/FDD方式の通信機能(非TDMA無線機12)の双方を搭載するため、高速データ通信を実現可能というIMT−2000/TDD方式の利点及び広いサービスエリアを実現するというIMT−2000/FDD方式の利点の双方を備えることができる。
【0009】
TDMA無線基地局20は、IMT−2000/TDD方式の無線チャネルを介してIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間で無線通信を行うものである。また、TDMA無線基地局20は、無線ネットワーク制御装置40に接続されている。さらに、TDMA無線基地局20は、TDMA方式の無線チャネルを介して呼接続が可能であることを示すため、常に、この旨を示す制御信号を送信している。
【0010】
非TDMA無線基地局30は、IMT−2000/FDD方式の無線チャネルを介してIMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12との間で無線通信を行うものである。また、非TDMA無線基地局30は、無線ネットワーク制御装置40に接続されている。さらに、非TDMA無線基地局30は、非TDMA方式(FDMA方式やCDMA方式等)の無線チャネルを介して呼接続が可能であることを示すため、常に、この旨を示す制御信号を送信している。
【0011】
TDMA無線基地局20が送信する制御信号と、非TDMA無線基地局30が送信する制御信号は、異なる信号である。
【0012】
無線ネットワーク制御装置40は、TDMA無線基地局20と非TDMA無線基地局30とに接続されており、TDMA無線基地局20と非TDMA無線基地局30とを制御し、IMT−2000無線端末10に、無線チャネルを割り当てるものである。また、無線ネットワーク制御装置40は、IMT−2000ネットワーク1を介して、他の無線ネットワーク制御装置、PHSネットワーク2、固定電話ネットワーク、携帯電話ネットワーク等に接続されている。
【0013】
PHSシステムは、図1に示すように、PHS無線基地局60と、PHS無線端末70とによって構成されている。PHS無線基地局60及びPHS無線端末70は、無線チャネルを介して接続されている。また、PHS無線基地局60は、PHSネットワーク2を介して、他のPHS無線基地局、IMT−2000ネットワーク1、固定電話ネットワーク、携帯電話ネットワーク等に接続されている。
【0014】
図2(A)に、IMT−2000システムにおいて用いられる無線チャネルの構成を示す。無線チャネルは、図2(A)に示すように、無線フレーム1301乃至130n及び無線スロット1311乃至13115によって構成される。無線フレーム1301乃至130nは、図2(A)に示すように、15の無線スロット1311乃至13115を有する。無線フレーム1301乃至130nの時間長は、10msである。IMT−2000/FDD方式では、1つの無線フレーム1301乃至130nの全ての無線スロット1311乃至13115に、1つの無線チャネルを割り当てる。IMT−2000/TDD方式では、無線フレーム1301乃至130nの全ての無線スロット1311乃至13115毎に、異なる無線チャネルを割り当てることが可能である。
【0015】
図2(B)に、PHSシステムにおいて用いられる無線チャネルの構成を示す。無線チャネルは、図2(B)に示すように、無線フレーム1321乃至132n及び無線スロット1331乃至1338によって構成される。無線フレーム1321乃至132nは、図2(B)に示すように、8の無線スロット1331乃至1338を有する。無線フレーム1321乃至132nの時間長は、5msである。
【0016】
上述のように、IMT−2000システム及びPHSシステムが、同一のサービスエリアに混在している場合には、IMT−2000システムとPHSシステムとの間で相互干渉が発生する。特に、非TDMA無線基地局30とPHS無線基地局60とが近くに設置されている場合や、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12とPHS無線端末70とが近くで通信を行う場合に、上述の相互干渉が大きくなる。
【0017】
IMT−2000/FDDシステムとPHSシステムとの間の相互干渉について、以下の通り説明する。IMT−2000/FDDシステムは、非TDMA方式の無線通信システムであるため、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12及び非TDMA無線基地局30が、常に電波を送信している。一方、PHSシステムは、TDMA方式の無線通信システムであるため、PHS無線端末70及びPHS無線基地局60が、5msの周期で、バースト的に電波を送信している。したがって、IMT−2000/FDDシステムにおいて、PHSシステムからの5msを周期としたバースト的な干渉が発生し、無線通信品質の劣化が生じる。
【0018】
この問題を解決するために、IMT−2000/FDDシステムにおいて、PHSシステムからの干渉が増大する場合に、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12又は非TDMA無線基地局30の信号送信電力を大きくする方法が知られている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の方法には、PHSシステムからのバースト的な干渉が時間的に短いものであるため、IMT−2000/FDDシステムにおいて、PHSシステムからの干渉を測定してから、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12又は非TDMA無線基地局30の信号送信電力を大きくするまでの遅延の影響を無視することができず、無線通信品質の劣化の低減が小さいという問題がある。
【0020】
また、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12又は非TDMA無線基地局30の信号送信電力の増大によって、IMT−2000/FDDシステムからPHSシステムへの干渉が増大してしまうという問題がある。
【0021】
そこで、本発明は、以上の点に鑑みてなされたもので、非TDMA方式(IMT−2000/FDD方式)の無線通信システム(IMT−2000/FDDシステム)において、各無線スロットの干渉量を測定した結果に応じて、TDMA方式(IMT−2000/TDD方式)の無線通信に切り替えることにより、干渉の大きい無線スロットの使用を避け、無線通信品質の劣化を低減することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線通信システム及び無線通信方法は、無線端末と無線中継装置との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線通信を行うものであって、前記無線通信方式で用いられる無線チャネルを構成する無線スロットごとの干渉量を測定する干渉測定手段と、前記干渉量の測定結果に応じて、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断の結果、前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した場合に、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える切り替え手段とを具備することを特徴とするものである。
【0023】
本発明に係る無線通信システム及び無線通信方法によれば、判断手段により前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断された場合に、切り替え手段が、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替えるため、無線端末と無線中継装置との間で用いられる無線通信方式として、無線周波数や多元接続方法等が異なる複数の無線通信方式の中から、干渉が最も小さくなるような無線通信方式を選択し、無線端末及び無線中継装置の信号送信電力を大きくすることなく、無線通信品質の劣化を軽減することができる。
【0024】
上述の無線通信システム及び無線通信方法において、判断手段が、前記干渉量の測定結果に基づいて、所定期間内の前記干渉量の最大値及び前記干渉量の最小値を求め、求められた前記干渉量の最大値及び前記干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断することが好ましい。
【0025】
この場合、判断手段が、所定期間内の干渉量の最大値及び干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断するため、バースト的な干渉による無線通信品質の劣化の低減を図ることが可能となる。
【0026】
上述の無線通信システム及び無線通信方法において、切り替え手段が、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える際に、前記無線端末と前記無線中継装置との間で干渉量の少ない無線スロットを、無線チャネルとして優先的に割り当てることが好ましい。
【0027】
この場合、切り替え手段が、干渉の少ない無線スロットを無線チャネルとして優先的に割り当てるため、無線端末と無線中継装置との間の無線通信品質の劣化をより軽減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
(本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成)
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る無線通信システムであるIMT−2000システムの概要を示すものである。また、図1は、IMT−2000システムに干渉の影響を及ぼすPHSシステムも示す。
【0029】
本実施形態に係る無線通信システムは、TDMA方式(IMT−2000/TDD方式)の無線通信を行うIMT−2000システムであって、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機(IMT−2000/FDD無線機)12とIMT−2000/FDD無線基地局30との間の無線通信(非TDMA方式、すなわちTDMA方式以外の無線通信方式により行われる無線通信)において、PHSシステムからの干渉の影響を軽減するためのものである。
【0030】
本実施形態に係る無線通信システム(IMT−2000システム)は、図1に示すように、IMT−2000無線端末10と、TDMA無線基地局(IMT−2000/TDD基地局)20と、非TDMA無線基地局(IMT−2000/FDD基地局)30と、無線ネットワーク制御装置40とによって構成されている。TDMA無線基地局20と非TDMA無線基地局30と無線ネットワーク制御装置40とが、無線中継装置を構成する。IMT−2000無線端末10は、TDMA無線機(IMT−2000/TDD無線機)11と、非TDMA無線機(IMT−2000/FDD無線機)12と、制御部13とを具備する無線端末である。
【0031】
制御部13は、TDMA無線機11と非TDMA無線機12とに接続されており、TDMA無線機11と非TDMA無線機12とを制御し、また、非TDMA無線機12の各無線スロットの干渉を測定した結果に応じて、非TDMA無線機12の無線通信方式を非TDMA方式(IMT−2000/FDD方式)からTDMA方式(IMT−2000/TDD方式)に切り替えるか否かの判断を行うものである。制御部13は、図3に示すように、具体的には、干渉測定部13aと、計算部13bと、判断部13cと、要求信号送信部13dとを具備する。計算部13bと判断部13cとが、本実施形態に係る無線通信システムにおける判断手段を構成する。
【0032】
干渉測定部13aは、非TDMA無線機12と計算部13bとに接続されており、非TDMA無線機12において用いられる無線フレーム1301乃至130nの各無線スロット1311乃至13115の干渉を測定する干渉測定手段である。非TDMA無線機12において用いられる無線チャネル構成は、従来技術におけるそれと同一であり、図2(A)に示す通りである。
【0033】
計算部13bは、干渉測定部13aと判断部13cとに接続されており、干渉測定部13aによって測定された干渉に基づいて各種演算を実行し、その演算結果を判断部13cに送信するものである。計算部13bは、例えば、干渉測定部13aによって測定された干渉の所定期間内の干渉量の最大値及び最小値を求める。また、計算部13bは、例えば、求められた所定期間内の干渉量の最大値及び最小値の差分または比率を求めるための演算を実行する。
【0034】
判断部13cは、計算部13bと要求信号送信部13dに接続されており、計算部13bから送信された計算結果に基づいて、非TDMA無線機12の無線通信方式を非TDMA方式(IMT−2000/FDD方式)からTDMA方式(IMT−2000/TDD方式)に切り替えるか否かの判断を行うものである。そして、判断部13cは、上述の切り替えを実施すべきであると判断した場合に、その旨を要求信号送信部13dに通知するものである。
【0035】
要求信号送信部13dは、非TDMA無線機12と判断部13cとに接続されており、判断部13cからの上述の通知に応じて、上述の無線通信方式の切り替えを要求する要求信号を、非TDMA無線機12及び非TDMA無線基地局30を介して、無線ネットワーク制御装置40に送信するものである。
【0036】
TDMA無線機11及び非TDMA無線機12は、従来技術に係る無線通信システムのTDMA無線機11及び非TDMA無線機12と同一の機能を有するものである。
【0037】
また、TDMA無線基地局20及び非TDMA無線基地局30もまた、従来技術に係る無線通信システムのTDMA無線基地局20及び非TDMA無線基地局30と同一の機能を有するものである。
【0038】
無線ネットワーク制御装置40は、TDMA無線基地局20と非TDMA無線基地局30とに接続されており、TDMA無線基地局20と非TDMA無線基地局30とを制御し、IMT−2000無線端末10に、無線チャネルを割り当てるものである。また、無線ネットワーク制御装置40は、IMT−2000ネットワーク1を介して、他の無線ネットワーク制御装置、PHSネットワーク2、固定電話ネットワーク、携帯電話ネットワーク等に接続されている。さらに、無線ネットワーク制御装置40は、図4に示すように、具体的には、要求信号受信部41と、無線チャネル割当部42と、無線チャネル割当信号送信部43とを具備する。無線チャネル割当部42が、本実施形態に係る無線通信システムにおける切り替え手段を構成する。
【0039】
要求信号受信部41は、非TDMA無線基地局30と無線チャネル割当部42とに接続されており、非TDMA無線基地局30から上述の要求信号を受信し、受信した要求信号を無線チャネル割当部42に送信するものである。
【0040】
無線チャネル割当部42は、要求信号受信部41と無線チャネル割当信号送信部43とに接続されており、要求信号受信部41から受信した要求信号に応じて、非TDMA無線基地局30とIMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12との間で非TDMA方式で行われている無線通信をTDMA方式に切り替えるために、この無線通信に対して、TDMA無線基地局20とIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間の無線チャネルを割り当てるための無線チャネル割当信号を生成するものである。無線チャネル割当部42は、生成された無線チャネル割当信号を、無線チャネル割当信号送信部43に送信する。
【0041】
無線チャネル割当信号送信部43は、TDMA無線基地局20と無線チャネル割当部43とに接続されており、無線チャネル割当部43から送信された無線チャネル割当信号を、TDMA無線基地局20に送信することによって、上述の切り替えを実現するものである。
【0042】
(本実施形態に係る無線通信システムを用いた無線通信方法)
上記構成を有する無線通信システムを用いた無線通信方法は、以下の手順により実施することができる。図5は、上記構成を有する無線通信システムが、他の無線通信システム(PHSシステム)からの干渉を軽減するために、(非TDMA方式からTDMA方式に)無線通信方式を切り替える動作を示すフローチャート図である。
【0043】
図5に示すように、ステップA0において、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間で、非TDMA方式の無線通信が行われている。
【0044】
ステップA1において、IMT−2000無線端末10の制御部13の干渉測定部13aが、非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間の無線通信で用いられている無線フレーム1301乃至130nの各無線スロット1311乃至13115における干渉を測定する。この干渉には、PHSシステムからの干渉が含まれる。無線フレーム130jにおける無線スロット131nの干渉をIj , nとする。
【0045】
ステップA2において、IMT−2000無線端末10の制御部13の計算部13bが、k個の無線フレーム1301乃至130k分の各無線スロット1311乃至13115における干渉の平均値を計算する。kの値は、予め決定されている。また、無線スロット131nの干渉の平均値をAveInとする。例えば、無線スロット1311乃至13115ごとの干渉の平均値AveInは、図6に示すようになる。
【0046】
ステップA3において、IMT−2000無線端末10の制御部13の判断部13cが、図6に示す干渉の平均値AveInの中から最大値Imaxと最小値Iminを抽出する。図7において、最大値Imaxは9(AveI6)であり、最小値Iminは2(AveI3)である。そして、判断部13cは、「Imax−Imin」の値と所定の閾値Dとを比較する。Dの値は、予め決定されている。
【0047】
「Imax−Imin<=D」の場合、判断部13cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップA1に戻る。「Imax−Imin>D」の場合、ステップA4において、判断部13cは、TDMA無線基地局20が送信している制御信号を、IMT−2000無線端末10のTDMA無線機11がこの制御信号を受信可能かどうか、すなわち、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間の無線通信が行われているエリアにおいて、TDMA方式の無線通信を行うTDMA無線基地局20が存在するか否かを監視する。
【0048】
IMT−2000無線端末10のTDMA無線機11が、上述の制御信号を受信可能でない場合、判断部13cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップA1に戻る。IMT−2000無線端末10のTDMA無線機11が、上述の制御信号を受信可能である場合、ステップA5において、判断部13cは、無線通信方式を非TDMA方式からTDMA方式に切り替えるべきであると判断し、その旨を要求信号送信部13dに通知する。そして、要求信号送信部13dは、判断部13cからの上述の通知に応じて、上述の無線通信方式の切り替えを要求する要求信号を、非TDMA無線機12及び非TDMA無線基地局30を介して、無線ネットワーク制御装置40に送信する。
【0049】
ステップA6において、無線ネットワーク制御装置40の要求信号受信部41が、上述の要求信号を受信する。そして、無線チャネル割当部42が、要求信号受信部41から受信した要求信号に応じて、非TDMA無線基地局30とIMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12との間で非TDMA方式で行われている無線通信に対して、TDMA無線基地局20とIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間の無線チャネルを割り当てるための無線チャネル割当信号を生成する。この際、無線チャネル割当部42は、TDMA無線基地局20とIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間の無線フレーム1301乃至130nの無線スロット1311乃至13115のうち平均値AveInが小さい無線スロットを優先的に割り当てる。そして、無線チャネル割当部42は、生成された無線チャネル割当信号を、無線チャネル割当信号送信部43に送信する。そして、無線チャネル割当信号送信部43が、この無線チャネル割当信号をTDMA無線基地局20に送信する。その結果、非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間で行われていた非TDMA方式の無線通信が、TDMA無線機11とTDMA無線基地局20との間で行われるTDMA方式の無線通信に切り替えられる。
【0050】
ステップA7において、TDMA無線機11とTDMA無線基地局20との間で行われるTDMA方式の無線通信が行われる。上述の切り替えが失敗した場合、判断部13cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップA1に戻る。
【0051】
(無線通信システム及び無線通信方法の作用・効果)
本実施形態に係る無線通信システム及び無線通信方法によれば、IMT−2000無線端末10の制御部13の判断部13cによりIMT−2000/FDD方式による無線通信を継続することが不可能であると判断された場合に、無線ネットワーク制御装置40の無線チャネル割当部42が、IMT−2000/FDD方式を、IMT−2000/FDD方式に切り替えるため、IMT−2000無線端末10と無線基地局との間で用いられる無線通信方式として、無線周波数や多元接続方法等が異なる複数の無線通信方式の中から、干渉が最も小さくなるような無線通信方式を選択し、IMT−2000無線端末10及び無線中継装置の信号送信電力を大きくすることなく、無線通信品質の劣化を軽減することができる。
【0052】
また、本実施形態に係る無線通信システム及び無線通信方法によれば、IMT−2000無線端末10の制御部13の判断部13cが、所定期間内の干渉量の最大値Imax及び干渉量の最小値Iminによる所定の演算結果「Imax−Imin」と、所定の閾値Dとを比較することによって、IMT−2000/FDD方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断するため、バースト的な干渉による無線通信品質の劣化の低減を図ることが可能となる。
【0053】
また、PHS方式の無線通信システムからの干渉が5msごとのバースト的なものであり、IMT−2000方式の無線通信システムでは無線フレームが10msであるので、PHS方式の無線通信システムからIMT−2000方式の無線通信システムへの干渉は、無線フレーム中の決まった無線スロット311乃至3115に発生する。したがって、本実施形態に係る無線通信システム及び無線通信方法によれば、無線ネットワーク制御装置40の無線チャネル割当部42が、無線通信方式を、IMT−2000/FDD方式からIMT−2000/TDD方式に切り替えて、干渉の少ない無線スロットを無線チャネルとして優先的に割り当てるため、無線通信品質の劣化を軽減することができる。
【0054】
(変更例1)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図7に示すように、干渉測定部13aと計算部13bと判断部13cと要求信号送信部13dと要求信号受信部41とに替えて、干渉測定部40aと計算部40bと判断部40cとを、無線ネットワーク制御装置40に設けてもよい。
【0055】
図8は、本変更例に係る無線通信システムが、他の無線通信システム(PHSシステム)からの干渉を軽減するために、(非TDMA方式からTDMA方式に)無線通信方式を切り替える動作を示すフローチャート図である。
【0056】
図8に示すように、ステップB0において、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間で、非TDMA方式の無線通信が行われている。
【0057】
ステップB1において、無線ネットワーク制御装置40の干渉測定部40aが、非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間の無線通信で用いられている無線フレーム1301乃至130nの各無線スロット1311乃至13115における干渉を測定する。この干渉には、PHSシステムからの干渉が含まれる。無線フレーム130jにおける無線スロット131nの干渉をIj , nとする。
【0058】
ステップB2において、無線ネットワーク制御装置40の計算部40bが、k個の無線フレーム1301乃至130k分の各無線スロット1311乃至13115における干渉の平均値を計算する。kの値は、予め決定されている。また、無線スロット131nの干渉の平均値をAveInとする。
【0059】
ステップB3において、無線ネットワーク制御装置40の判断部40cが、干渉の平均値AveInの中から最大値Imaxと最小値Iminを抽出する。そして、判断部40cは、「Imax−Imin」の値と所定の閾値Dとを比較する。Dの値は、予め決定されている。
【0060】
「Imax−Imin<=D」の場合、判断部40cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップB1に戻る。「Imax−Imin>D」の場合、ステップB4において、判断部40cは、IMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間の無線通信が行われているエリアにおいて、TDMA方式の無線通信を行うTDMA無線基地局20が存在するか否かを監視する。
【0061】
上述のTDMA無線基地局20が存在しない場合、判断部40cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップB1に戻る。上述のTDMA無線基地局20が存在する場合、ステップB5において、判断部40cは、無線通信方式を非TDMA方式からTDMA方式に切り替えるべきであると判断し、その旨を無線チャネル割当部42に通知する。そして、無線チャネル割当部42が、上述の通知に応じて、非TDMA無線基地局30とIMT−2000無線端末10の非TDMA無線機12との間で非TDMA方式で行われている無線通信に対して、TDMA無線基地局20とIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間の無線チャネルを割り当てるための無線チャネル割当信号を生成する。この際、無線チャネル割当部42は、TDMA無線基地局20とIMT−2000無線端末10のTDMA無線機11との間の無線フレーム1301乃至130nの無線スロット1311乃至13115のうち平均値AveInが小さい無線スロットを優先的に割り当てる。そして、無線チャネル割当部42は、生成された無線チャネル割当信号を、無線チャネル割当信号送信部43に送信する。そして、無線チャネル割当信号送信部43が、この無線チャネル割当信号を、TDMA無線基地局20及びIMT−2000無線端末10に送信する。
【0062】
ステップB6において、非TDMA無線機12と非TDMA無線基地局30との間で行われていた非TDMA方式の無線通信が、TDMA無線機11とTDMA無線基地局20との間で行われるTDMA方式の無線通信に切り替えられる。
【0063】
ステップB7において、TDMA無線機11とTDMA無線基地局20との間で行われるTDMA方式の無線通信が行われる。上述の切り替えが失敗した場合、判断部40cは、非TDMA方式の無線通信を継続すべきであると判断し、本プロセスは、ステップB1に戻る。
【0064】
(変更例2)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、IMT−2000無線端末10の制御部13の計算部13b及び無線ネットワーク制御装置40の計算部40bが、無線フレーム130jにおける無線スロット131nの干渉Ij , nを計算する代わりに、希望波信号と干渉波信号との電力比(信号電力対干渉電力比)や信号誤り率等を用いてもよい。この場合、IMT−2000無線端末10の制御部13の判断部13c及び無線ネットワーク制御装置40の判断部40cは、信号電力対干渉電力比や信号誤り率が、所定の閾値以上となった場合のみ、非TDMA無線機12の無線通信方式を非TDMA方式(IMT−2000/FDD方式)からTDMA方式(IMT−2000/TDD方式)に切り替えるべきであると判断する。
【0065】
また、ステップA3及びB3において、IMT−2000無線端末10の制御部13の判断部13c及び無線ネットワーク制御装置40の判断部40cは、「Imax−Imin」の代わりに、「Imax/Imin」を用いてもよい。
【0066】
さらに、他のシステムからの干渉の影響を受けた無線通信の無線通信方式(IMT−2000/TDD方式)を、IMT−2000/TDD方式に切り替える代わりに、PDC(Personal Digital Cellular)やGSM(Global System For Mobile Communications)といった無線通信方式に切り替えてもよい。PDC方式やGSM方式と、PHS方式との間の周波数間隔は、IMT−2000方式とPHS方式との間の周波数間隔と比較して大きいことから、PHS方式からPDC方式やGSM方式への雑音電力は、PHS方式からIMT−2000方式への雑音電力と比較して小さく、PHS方式からの干渉をより小さくすることができる。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、IMT−2000無線端末10の制御部13の干渉測定部13aが、各無線スロット1311乃至13115の干渉量を測定し、IMT−2000無線端末10の制御部13の計算部13b及び判断部13cが、前記干渉量の測定結果に応じて、IMT−2000/FDD方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断し、無線チャネル割当部42が、前記判断の結果、IMT−2000/FDD方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した場合に、IMT−2000/FDD方式の無線通信を、IMT−2000/TDD方式の無線通信に切り替えることにより、干渉の大きい無線スロットの使用を避け、無線通信品質の劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおいて用いられる無線チャネル構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る無線通信システムの無線端末の制御部の機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る無線通信システムの無線ネットワーク制御装置の機能ブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおいて、他の無線通信システムからの干渉を軽減するための動作を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおいて用いられる無線スロットの干渉の平均値を示す図である。
【図7】本発明の一変更例に係る無線通信システムの無線ネットワーク制御装置の機能ブロック図である。
【図8】本発明の一変更例に係る無線通信システムにおいて、他の無線通信システムからの干渉を軽減するための動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…IMT−2000ネットワーク
2…PHSネットワーク
10…IMT−2000無線端末
11…TDMA無線機
12…非TDMA無線機
13…制御部
13a…干渉測定部
13b…計算部
13c…判断部
13d…要求信号送信部
20…TDMA無線基地局
30…非TDMA無線基地局
40…無線ネットワーク制御装置
41…要求信号受信部
42…無線チャネル割当部
43…無線チャネル割当信号送信部
60…PHS無線基地局
70…PHS無線端末
1301、130n、1321、1322、132n…無線フレーム
1311、13115、1331、1338…無線スロット
Claims (9)
- 無線端末と無線中継装置との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線フレームを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
所定数の無線フレーム分の各無線スロットにおける平均干渉量を測定する干渉測定手段と、
測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量に応じて、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果、前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した場合に、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える切り替え手段とを具備し、
前記判断手段は、測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量の中から、前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値を求め、求められた前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断することを特徴とする無線通信システム。 - 前記切り替え手段は、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える際に、前記無線端末と前記無線中継装置との間で平均干渉量の小さい無線スロットを、該無線端末と該無線中継装置との間の無線通信用の無線チャネルとして優先的に割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 無線端末と無線中継装置との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線フレームを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、
所定数の無線フレーム分の各無線スロットにおける平均干渉量を測定する第1工程と、
測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量に応じて、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断する第2工程と、
前記判断の結果、前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した場合に、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える第3工程とを有し、
前記第2工程において、測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量の中から、前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値を求め、求められた前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断することを特徴とする無線通信方法。 - 前記第3工程において、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える際に、前記無線端末と前記無線中継装置との間で平均干渉量の小さい無線スロットを、該無線端末と該無線中継装置との間の無線通信用の無線チャネルとして優先的に割り当てることを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
- 無線端末との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線フレームを用いて無線通信を行う無線中継装置であって、
前記無線端末が、所定数の無線フレーム分の各無線スロットにおける平均干渉量を測定し、測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量の中から、前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値を求め、求められた前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断し、前記判断の結果、前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した際に、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える切り替え手段とを具備することを特徴とする無線中継装置。 - 前記切り替え手段は、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える際に、前記無線端末との間で平均干渉量の小さい無線スロットを、該無線端末と該無線中継装置との間の無線通信用の無線チャネルとして優先的に割り当てることを特徴とする請求項5に記載の無線中継装置。
- 無線端末との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線フレームを用いて無線通信を行う無線中継装置であって、
所定数の無線フレーム分の各無線スロットにおける平均干渉量を測定する干渉測定手段と、
測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量に応じて、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果、前記無線通信方式による無線通信を継続することが不可能であると判断した場合に、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える切り替え手段とを具備し、
前記判断手段は、測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量の中から、前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値を求め、求められた前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断することを特徴とする無線中継装置。 - 前記切り替え手段は、前記無線通信方式を、時分割多元接続(TDMA)方式の無線通信方式に切り替える際に、前記無線端末と前記無線中継装置との間で平均干渉量の小さい無線スロットを、該無線端末と該無線中継装置との間の無線通信用の無線チャネルとして優先的に割り当てることを特徴とする請求項7に記載の無線中継装置。
- 無線中継装置との間で、時分割多元接続(TDMA)方式以外の無線通信方式により無線フレームを用いて無線通信を行う無線端末であって、
所定数の無線フレーム分の各無線スロットにおける平均干渉量を測定する干渉測定手段と、
測定された各無線スロットにおける前記平均干渉量に応じて、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断の結果を、前記無線中継装置に通知する通知手段とを具備し、
前記判断手段は、通知された各無線スロットにおける前記平均干渉量の中から、前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値を求め、求められた前記平均干渉量の最大値及び前記平均干渉量の最小値による所定の演算結果と、所定の閾値とを比較することによって、前記無線通信方式による無線通信を継続することが可能であるか否かを判断することを特徴とする無線端末。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001190368A JP4041662B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 |
DE2002624325 DE60224325T2 (de) | 2001-06-22 | 2002-06-20 | System und Verfahren zur Funkkommunikation, Funkrelais und -endgerät |
EP20020013581 EP1271829B1 (en) | 2001-06-22 | 2002-06-20 | Radio communications system, radio communications method, radio relay, and radio terminal |
US10/176,623 US7668142B2 (en) | 2001-06-22 | 2002-06-24 | Radio communications system, radio communications method, radio relay, and radio terminal |
CNB021247498A CN100463377C (zh) | 2001-06-22 | 2002-06-24 | 无线通信系统,无线通信方法,无线中继装置和无线终端 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001190368A JP4041662B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003009242A JP2003009242A (ja) | 2003-01-10 |
JP4041662B2 true JP4041662B2 (ja) | 2008-01-30 |
Family
ID=19029147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001190368A Expired - Fee Related JP4041662B2 (ja) | 2001-06-22 | 2001-06-22 | 無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7668142B2 (ja) |
EP (1) | EP1271829B1 (ja) |
JP (1) | JP4041662B2 (ja) |
CN (1) | CN100463377C (ja) |
DE (1) | DE60224325T2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100833639B1 (ko) * | 2003-09-26 | 2008-05-30 | 인터디지탈 테크날러지 코포레이션 | 무선 통신 시스템에서 시 분할 듀플렉스 및 주파수 분할듀플렉스 사이의 자원 배당을 통합하는 방법 및 시스템 |
FR2896362B1 (fr) * | 2006-01-16 | 2008-04-18 | Wavecom Sa | Module de radiocommunication a moyens d'emission controles par des moyens de detection de brouillage, dispositif et utilisation correspondants |
FR2900785A1 (fr) * | 2006-05-02 | 2007-11-09 | Alcatel Sa | Dispositif et procede de controle de bandes de frequences fdd et non fdd utilisees pour l'acces d'un terminal d'utilisateur a emetteur/recepteur fdd a un service ne requerant pas de voie de retour, d'un reseau mobile |
US7877097B2 (en) * | 2006-11-06 | 2011-01-25 | Fujitsu Limited | Reuse pattern network scheduling using interference levels |
US7643429B2 (en) * | 2006-11-06 | 2010-01-05 | Fujitsu Limited | Interference measuring and mapping method and apparatus for wireless networks using relay stations |
US20080171551A1 (en) * | 2007-01-11 | 2008-07-17 | Fujitsu Limited | Reuse pattern network scheduling using load levels |
JP4836840B2 (ja) * | 2007-03-15 | 2011-12-14 | 株式会社東芝 | 無線通信基地局装置 |
US8072896B2 (en) * | 2008-04-18 | 2011-12-06 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Adaptive coexistence between different wireless communication systems |
US9037077B2 (en) | 2009-04-21 | 2015-05-19 | Alcatel Lucent | Methods and devices for wireless relays |
US8995359B2 (en) * | 2010-04-05 | 2015-03-31 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus to facilitate support for multi-radio coexistence |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5355414A (en) * | 1993-01-21 | 1994-10-11 | Ast Research, Inc. | Computer security system |
JP3149099B2 (ja) | 1994-01-21 | 2001-03-26 | 日本電信電話株式会社 | 無線チャネル割当方法 |
JP3215018B2 (ja) * | 1994-09-09 | 2001-10-02 | 三菱電機株式会社 | 移動通信システム |
JP3484017B2 (ja) | 1996-07-05 | 2004-01-06 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | Cdma移動通信システムにおける周波数帯使用方法および基地局装置 |
JP3647986B2 (ja) | 1996-08-29 | 2005-05-18 | 三菱電機株式会社 | 無線通信装置 |
US6078570A (en) * | 1997-08-21 | 2000-06-20 | Nokia Mobile Phones Limited | Mobile assisted hard hand-off for a code division multiple access (CDMA) system |
US6181943B1 (en) * | 1998-03-30 | 2001-01-30 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for inter-frequency hand-off in wireless communication systems |
JP2000175244A (ja) | 1998-12-08 | 2000-06-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 無線通信装置及び無線通信方法 |
KR100306375B1 (ko) * | 1998-12-21 | 2001-11-30 | 서평원 | 코드분할다중접속이동통신시스템의왈시코드채널관리장치및방법 |
KR100311509B1 (ko) * | 1998-12-22 | 2001-11-15 | 서평원 | 주파수간핸드오프제어방법 |
US20020082019A1 (en) * | 1998-12-30 | 2002-06-27 | Oguz Sunay | Methods and apparatus for accomplishing inter-frequency, inter-network, and inter-tier soft handoff using dual transmission/reception or compression |
US6445917B1 (en) * | 1999-05-19 | 2002-09-03 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Mobile station measurements with event-based reporting |
US6845238B1 (en) * | 1999-09-15 | 2005-01-18 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Inter-frequency measurement and handover for wireless communications |
JP3781256B2 (ja) | 1999-11-04 | 2006-05-31 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | スロット選択方法並びにその方法を使用する移動局、基地局及び無線パケット伝送システム |
-
2001
- 2001-06-22 JP JP2001190368A patent/JP4041662B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-06-20 EP EP20020013581 patent/EP1271829B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-06-20 DE DE2002624325 patent/DE60224325T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-06-24 CN CNB021247498A patent/CN100463377C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-24 US US10/176,623 patent/US7668142B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20020196804A1 (en) | 2002-12-26 |
JP2003009242A (ja) | 2003-01-10 |
EP1271829A2 (en) | 2003-01-02 |
CN100463377C (zh) | 2009-02-18 |
CN1394002A (zh) | 2003-01-29 |
US7668142B2 (en) | 2010-02-23 |
DE60224325D1 (de) | 2008-02-14 |
EP1271829A3 (en) | 2003-05-14 |
EP1271829B1 (en) | 2008-01-02 |
DE60224325T2 (de) | 2008-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5995500A (en) | Method and apparatus for direct communication between mobile stations | |
JP3081681B2 (ja) | セル式移動無線電話システムにおける通信およびハンドオフの方法 | |
JP3150869B2 (ja) | 多重モード無線電話機 | |
US5995836A (en) | Method and system for variable handoff hysteresis in a radiocommunication system | |
CA2235141C (en) | Signal strength measurement in a wireless communication system | |
US6804520B1 (en) | Temporary service interruption for high speed data transfer | |
US5822699A (en) | Method and apparatus for maintaining call in a communication system | |
US20020122393A1 (en) | Antenna diversity in a wireless local area network | |
JP3567980B2 (ja) | 伝送容量制御方法および移動通信システム | |
US20030125069A1 (en) | Method and apparatus for managing power in a mobile communication system | |
JPH07107545A (ja) | セクタセル構成移動通信システム | |
FI107667B (fi) | Menetelmä palvelutason asettamiseksi digitaalisessa matkaviestinjärjestelmässä ja digitaalinen matkaviestinjärjestelmä | |
FI107668B (fi) | Menetelmä yhteydenmyöntämiskontrolliin interferenssirajoitteisessa solukkoradioverkossa | |
JP4041662B2 (ja) | 無線通信システム、無線通信方法、無線中継装置及び無線端末 | |
WO2001026411A1 (en) | Method and apparatus for handover in tdma mobile communications system | |
EP0711088A2 (en) | Device for increasing the communication speed in a digital mobile telephone system | |
JP3582489B2 (ja) | 移動通信システム及びチャネル切替方法 | |
JP3806007B2 (ja) | 通信チャネル割り当て方法、通信制御装置及び無線通信システム | |
JPH0429495A (ja) | 移動通信方法及び移動通信システム | |
JPH07222231A (ja) | 移動通信のチャネル切替装置 | |
JP3497695B2 (ja) | 無線通信システム及び符号チャネル処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060427 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071112 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |