JP4038080B2 - 水噴射式織機の切替弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水噴射織機における圧力水の切り替えに用いられる切替弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
水噴射式織機の緯入れに用いられる圧力水のための切替弁は、一般に、圧力水供給源に連通される水入口と、緯入れノズルのような端末出水口に連通される複数の水出口とを弁本体に備えていると共に、水入口と1つの水出口とを選択的に連通させる導水路を弁本体に挿通される弁体に備えており、弁体を駆動させることにより、水入口と1つの水出口とを導水路により連通させる構造とされている。
【0003】
そのような切替弁を用いた、緯入れ用圧力水供給装置の1つとして、特開平10−1847号に記載されたものがある。この従来技術において、弁本体に配置された弁体をロータリーソレノイドのような電気式アクチュエータにより駆動させて、圧力水供給源からの圧力水を切替弁により複数の緯入れノズルの1つに選択的に供給している。
【0004】
【解決しようとする課題】
従来の切替弁では、弁体に設けられた導水路がY字状に形成されているにすぎないから、圧力水が弁体の導水路に流入してその導水路を通過する際に、その圧力水が導水路の壁に衝突し、弁体を回転させる。このため、電気式アクチュエータは、弁体を逆方向に回転させて、元の状態に復帰させるように作動する。
【0005】
その結果、弁本体が一方と他方とに交互に回転されて、弁体と弁本体との間に摩耗が生じるから、圧力水の漏れが生じるのみならず、水入口と導水路及び導水路と水出口で瞬間的にズレが生じ、それらのために緯入れノズルから噴射される圧力水の噴射が弱くなる。
【0006】
本発明の目的は、圧力水が、弁体の導水路に流入する際に、弁体を回転させないようにすることにある。
【0007】
【解決手段、作用、効果】
本発明に係る切替弁は、いずれも、圧力水供給源に連通される水入口と、少なくとも1つの緯入れノズルを含む複数の端末出水口の1つに連通される複数の水出口とを有する弁本体と、該弁本体に回転可能に挿通された弁体であって前記水入口を前記水出口の1つに連通させる導水路を有する弁体とを含む。
【0008】
本発明に係る切替弁においては、前記導水路は、前記弁体の軸線と平行な面と、前記軸線の方向に互いに離間していると共に前記軸線と交差する方向へ伸びる2つの面とを含む溝を有しており、また前記弁体の所定の回転位置において前記水入口と特定の水出口とを連通可能であると共に、前記弁体の異なる回転位置において前記水入口と前記特定の水出口とは異なる他の水出口とを連通可能である。前記平行な面は、前記弁体の1つの所定の回転位置において、前記水入口から当該弁体の回転中心を通る直線と略直交しており、水出口のいずれか1つは前記溝に開口する。
【0009】
上記切替弁において、導水路に流入した圧力水は、弁体の軸線と平行な面に衝突してその面を押圧するが、その面に略直角に衝突するから、弁体の回転中心と、該回転中心から離れて作用することにより弁体に回転トルクを生じる力であって、その面を直角方向に押す力との距離が小さくなる。そのため弁体に作用する回転トルクが小さくなって、弁体を回転させない。
【0010】
また、上記切替弁において、圧力水は、弁体の平行な面を介して弁体を弁本体に押圧して、弁体を所定の回転位置(回転角度位置)に積極的に維持する。このため、弁体の揺動に起因する導水路と水出口とのズレが生じず、連通が妨げられないから、緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0011】
前記溝は前記水入口と前記水出口とを繋ぐ方向に延在していると共に弁体の外周面に開放していてもよい。そのようにすれば、圧力水は、前記平行な面に衝突した後、その平行な面に沿って弁本体に達することができるから、衝突後の圧力水が他の壁面に衝突して水入口側に屈曲することがなく、したがって屈曲による圧力損失を生じないし、回転力を弁体に作用させない。
【0012】
本発明に係る他の切替弁においては、前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において、前記水入口に連通されて、当該弁体の回転中心に向けて延在する第1の水路と、前記水出口のいずれか1つに連通されると共に、前記水入口から前記回転中心を通る直線と70°よりも小さい角度で前記回転中心に対し下流側において前記第1の水路と交差する方向に延在して前記第1の水路に連通すべく前記回転中心に向かう第2の水路とを含む。前記弁体は、前記所定の回転位置において前記第2の水路の内壁のうち前記水入口に対向する箇所に、前記直線に対し90°±20°で交差する壁面を有している。
【0013】
上記他の切替弁において、導水路に流入した圧力水は、第2の水路の上記壁面に衝突して当該壁面を押圧するが、その壁面に略直角に衝突するから、弁体には回転力はほとんど作用しない。
【0014】
また、上記壁面に衝突する圧力水は、壁面を介して弁体を弁本体に押圧して、弁体を所定の回転位置に積極的に維持する。このため、弁体の揺動に起因する導水路と水出口とのズレが生じず、連通が妨げられないから、緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0015】
本発明に係るさらに他の切替弁においては、前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において前記水入口に連通されて当該弁体の回転中心に向けて伸びる第1の水路と、前記水出口のいずれか1つに連通されかつ前記第1の水路と交差する方向に延在して前記第1の水路に連通すべく前記回転中心に向かう第2の水路とを含む。前記弁体は、前記所定の回転位置において前記第2の水路の内壁のうち前記水入口に対向する箇所に、前記水入口に向けて開口すると共に奥底壁を有する穴であって前記水入り口から前記回転中心を通る直線がその内部を通る穴を有している。
【0016】
上記さらに他の切替弁において、水入口から第1の水路に流入した圧力水は、穴の端部壁(すなわち、穴の奥底壁)に衝突して多方向に跳ね返り、多方向から穴の周壁に衝突する。このため、圧力水が穴壁を介して弁体を押すときに弁体に作用する力(押圧力)の方向は、多方向に分散される。これにより、弁体に作用する回転力が左右方向で略均衡し、弁体は回転を防止される。
【0017】
また、圧力水は、穴壁を介して弁体を弁本体に押圧して、弁体を所定の回転位置に積極的に維持する。このため、弁体の揺動に起因する導水路と水出口とのズレが生じず、連通が妨げられないから、緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0018】
前記穴は、前記第1の水路の軸線を含む状態で、前記水入口の方向と反対方向に延在させることができる。そのようにすれば、水入口から導水路に流入した圧力水は、穴の端部壁に衝突してその端部壁を押すが、穴が第1の軸線を含むため、弁体に作用する回転力が左右方向でより均衡し、弁体は回転を確実に防止される。
【0019】
本発明に係るさらなる他の切替弁において、前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において前記水入口と特定の水出口とを連通可能であり、かつ前記弁体の異なる回転位置において前記水入口と他の水出口とを連通可能であり、さらに前記弁体の少なくとも1つの所定の回転位置において前記弁本体の内壁の一部を当該導水路に露出させると共に、その弁本体の内壁の露出部分が前記水入り口の全てに対向し、かつ前記露出部分の前記水入り口と対向する部分と前記水入り口との間の領域に前記水入り口から前記弁体の回転中心を通る直線と交差する導水路の内壁面が存在しないように形成されている。
【0020】
上記さらなる他の切替弁において、導水路に流入した圧力水は、水入口から直進して、弁本体の内壁のうち、導水路を介して水入口に対向する内壁に衝突する。このため、弁体は押圧されず、回転力は弁体に作用しない。
【0021】
圧力水供給装置は、上記いずれかの第1の切替弁と、該切替弁の弁体を駆動させる専用の電気式アクチュエータとを含む。そのようにすれば、弁体を回転位置に維持する力が不十分な電気式アクチュエータであっても、弁体は導水路に流入する圧力水により所定の回転位置に維持される。
【0022】
圧力水供給装置は、さらに、請求項1から7のいずれか1項に記載の1以上の第2の切替弁と、前記第1の切替弁に連通された第1の圧力水供給源と、前記第2の切替弁に連通された1以上の第2の圧力水供給源とを含み、前記第1及び第2の切替弁の弁体は同軸に連結されて前記電気式アクチュエータにより駆動されるようにしてもよい。
【0023】
複数の切替弁の弁体同士を連結して電気式アクチュエータを複数の切替弁毎に設ける必要性をなくした場合、一般的には、一方の切替弁の弁体が回転すると、他方の切替弁の弁体が回転されるから、圧力水に起因する弁体の回転が相互に影響を及ぼす、という弊害を生じる。
【0024】
しかし、上記の圧力水供給装置の場合、圧力水が切替弁の導水路を通過する際、その弁体が回転されないから、その弁体に連結された他の切替弁の弁体を回転させない。したがって、非選択の切替弁がその弁体に連結されている選択切替弁の弁体を回転させることに起因する、選択された緯入れノズルからの圧力水噴射を損なうことがないし、これとは逆に選択された切替弁がその弁体に連結されている非選択の切替弁の弁体を回転させることに起因する、非選択の切替弁からの圧力水の外部への排出不良が生じない。
【0025】
また、圧力水が弁体を弁本体に押圧して、弁体の回転を積極的に規制する上記の切替弁を用いた場合、一方の弁体は、所定の回転位置に維持されて、一方の弁体に連結された他方の弁体の圧力水の通過に起因する回転を抑える。
【0026】
本発明において、複数の端末出水口は、それぞれ、緯入れノズルであってもよい。また、圧力水供給源を切替弁毎に備える圧力水供給装置においては、各切替弁の端末出水口には、対応する圧力水供給源からの圧力水を外部に排出する排水口が含まれる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照するに、圧力水供給装置10は、第1及び第2の緯入ノズル(図示せず)を用いる多色緯入れの水噴射式織機に用いられている。第1及び第2の緯入ノズルは、緯入れ可能の緯糸に個々に対応されている。
【0028】
圧力水供給装置10は、第1及び第2の切替弁12及び14を用いて、切替弁に個々に対応された給水ポンプのような第1及び第2の圧力水供給源16及び18からの圧力水を第1及び第2の緯入ノズルのいずれか1つに選択的に供給する装置を構成している。
【0029】
切替弁12及び14は、それぞれ、弁本体20及び22と、対応する弁本体内に角度的に回転可能に配置された弁体24及び26と、弁本体20及び22を収納しているケース28及び30とを備えている。
【0030】
弁体24及び26は、一体に製作されており、またロータリーソレノイドのような電気式アクチュエータ32の駆動軸34にカップリング36により連結されて、織機と同期して所定のタイミングで同時に回転駆動される。図示の例では、ケース28及び30も一体的に形成されている。
【0031】
切替弁12及び14の弁本体20及び22並びにケース28及び30は、それぞれ、圧力水のための1つの水入口38及び40と、2つの水出口42,44及び46,48とを有している。
【0032】
切替弁12及び14の弁体24及び26は、それぞれ、圧力水を対応する弁本体の水出口の1つに選択的に導く導水路50及び52を有している。
【0033】
水入口38及び40は、それぞれ、パイプ54及び56を介して第1及び第2の圧力水供給源16及び18に連通されている。各弁本体20及び22に形成される第1及び第3の水出口42及び46は、それぞれ、パイプ58及び60を介して第1及び第2の緯入れノズルに連通されている。各弁本体20及び22に形成される第2及び第4の水出口44及び48は、それぞれ、パイプ62及び64を介して第1及び第2の排出口(図示せず)に連通されている。
【0034】
パイプ54,56,58,60,62,64の各々は、留め具と止めねじとにより対応するケース28又は30に連結されている。圧力水供給源16及び18は、それぞれ、織機と同期して所定のタイミングで駆動されて回収タンク(図示せず)内の水を吸引し、圧力水にして、パイプ54及び56を介し、水入口38及び40に供給する。
【0035】
図示の実施例において、第1及び第2の緯入れノズル並びに第1及び第2の排水口は、いずれも、圧力水を噴射又は排出する端末出水口として作用する。
【0036】
弁体24及び26は、それぞれ、水入口38及び40を導水路50及び52により、図3(A1)及び(B2)に示すように水出口42及び46に連通させる選択停止位置と、図3(A2)及び(B1)に示すように水出口44及び48に連通させる非選択停止位置とに、電動アクチュエータ32により角度的に回転される。
【0037】
選択停止位置は、その切替弁及び対応する緯入れノズルが選択されたことにより、供給された圧力水を対応する緯入れノズルに供給するための位置である。これに対し、非選択停止位置は、その切替弁及び対応する緯入れノズルが選択されなかったことにより、供給された圧力水を対応する排出口から回収タンクに回収するための位置である。
【0038】
両切替弁12,14において、一方の切替弁は、対応する緯入れノズルが選択されると、その緯入れノズルに圧力水を供給するように駆動され、そのとき他方の切替弁は、対応する緯入れノズルと共に非選択となるから、圧力水を回収タンク(図示せず)に排出するように駆動される、という手法で弁体24及び26がアクチュエータ32により同時に駆動される。
【0039】
しかし、弁体24,26は一体に駆動されるから、弁体24が図3(A1)に示す選択停止位置に移動されているとき、弁体26は図3(B1)に示す非選択停止位置に移動されており、弁体26が図3(B2)に示す選択停止位置に移動されているとき、弁体24は図3(A2)に示す非選択停止位置に移動されている。
【0040】
導水路50及び52の各々は、図3に示すように、対応する弁体24及び26の軸線(すなわち、回転中心)66と平行な面(実施例では軸線66を含む面)68と、軸線66の方向に互いに離間していると共に軸線66と交差する2つの面70,70(一方は、図示せず)とにより形成される流路溝を含んでいる。
【0041】
導水路50及び52の各々は、図示の例では、円形断面の弁体の直径方向へ伸びて対応する弁本体の内周面に開放するU字状又はコ字状の流路溝の形に形成されている。それゆえに、面68は流路溝の底面として作用し、面70,70は流路溝の側面として作用する。
【0042】
面68は、図示の例では、対応する水入口から流入する圧力水が衝突する第1及び第2の水衝突面68a,68bと、第1及び第2の水衝突面68a及び68bにそれぞれ続きかつ対応する水出口に連通される連通面68c,68dとを含んでいる。図示の例では、水衝突面68a,68bは、互いに直交している。
【0043】
面70,70は、図示の例では、軸線66に垂直な面であり、したがって図3において紙面と平行な互いに離間する面である。しかし、面70,70は、軸線66と必ずしも直角に交差しなくても良く、また、それぞれ異なる角度で軸線66と交差して互いに平行とならなくても良い。
【0044】
圧力水供給装置10は、さらに、切替弁12,14の弁体24,26の上記のような位置を規制すべく弁体24,26と共に角度的に回転されるストッパ72と、ストッパ72の角度的回転範囲を規制する一対の位置調整板74,74(一方は図示せず)とを含む。ストッパ72はカップリング36に取り付けられている。位置調整板74,74は、ストッパ72の角度的回転可能範囲を調整可能にケース28に取り付けられている。
【0045】
少なくとも織機の稼働中は、圧力水供給源16及び18から所定の値に加圧された圧力水が、それぞれ、対応する切替弁12,14に供給されている。切替弁12及び14の水入口38及び40の軸線は、弁体24及び26の軸線66即ち回動中心を通る。このため、水入口38又は40から導水路50又は52に流入する水は、対応する弁体24又は26の軸線66即ち回動中心に向けて進む。
【0046】
圧力水供給装置10において、第1の緯入れノズルが選択されると、切替弁12が選択状態におかれ、第2の緯入れノズルと切替弁14が非選択状態におかれる。
【0047】
この状態においては、切替弁12の弁体24が図3(A1)に示す選択停止位置に変位されるのに対し、切替弁14の弁体26が図3(B1)示すように非選択停止位置に変位されている。これにより、圧力水供給源16からの圧力水は切替弁12により第1の緯入れノズルに供給されるが、圧力水供給源18からの圧力水は切替弁14により排水口から回収タンクに排出される。
【0048】
これに対し、第2の緯入れノズルが選択状態におかれると、切替弁14の弁体26は図3(B2)に示す選択停止位置に変位されるのに対し、切替弁12の弁体24は図3(A2)示すように非選択停止位置に変位される。これにより、圧力水供給源18からの圧力水は切替弁14により第2の緯入れノズルに供給されるが、圧力水供給源16からの圧力水は切替弁12により排出口を介して回収タンクに排出される。
【0049】
図3(A1)に示すように、切替弁12が選択停止位置に維持されていると、水入口からその導水路50に流入した圧力水は、回転中心即ち軸線66に向かって進み、軸線66と平行な面68、特に水衝突面68a(実施例では軸線66を含む)に衝突してその面68aを押圧する。
【0050】
しかし、圧力水は、水衝突面68aに略直角に衝突するから、水衝突面68aを形成している壁を押す圧力水の押圧力(=水衝突面68aに対して直角方向の力)と弁体24の回転中心即ち軸線66との距離はほぼ零となり、左右いずれの回転トルクもほとんど生じさせない。更に実施例では、水衝突面68aは回転中心即ち軸線66を含むため、押圧力と弁体24の回転中心との距離は更に小さくなると共に、衝突領域での左右それぞれの回転トルクが均衡し、弁体24を回転させない。
【0051】
また、導水路50に流入した圧力水は、弁体24を、水衝突面68aを介して弁本体20に押圧する。これにより、弁体24は所定の回転位置、特に選択停止位置に積極的に維持される。
【0052】
切替弁14も、選択位置に維持されているときは、切替弁12と同様に作用し、同様の効果を生じる。
【0053】
上記の結果、弁体24の揺動に起因する導水路50と水出口42との連通の妨げが防止され、それにより緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0054】
切替弁12,14の流路溝は、いずれも、選択時にはそれぞれの緯入れノズルに対応する水出口の方向に延在するように形成され、弁本体の内面に達している。従って、選択時導水路50,52に流入した圧力水は、衝突面68aに衝突した後、面68a、68cに沿って弁本体に達することができ、その結果面68aに衝突後の圧力水が、他の壁面に衝突して屈曲することがなく、圧力水の衝突や屈曲による圧力損失を生じないし、回転力を弁体に作用させない。
【0055】
導水路として、上記のような流路溝を弁体に形成する代わりに、複数の水路を弁体に形成してもよい。
【0056】
図4を参照するに、切替弁80は、弁本体82と、弁本体82に角度的に回転可能に配置された弁体84とを含む。弁本体82は、既に述べた切替弁14(又は、12)と同様に、1つの水入口40(又は、38)と、2つの水出口46,48(又は、42,44)とを有している。水出口46,48はそれぞれ異なる緯入れノズルに接続される。
【0057】
弁体84は、水入口40を導水路86により、一方の緯入れノズルに接続する水出口46に連通させる第1の選択停止位置と、他方の緯入れノズルに接続する水出口48に連通する第2の選択停止位置とに、選択的に回転される。
【0058】
導水路86は、Y字状に連通された3つの水路90,92,94により形成されている。各水路90,92,94は、弁体84の外周面から弁体84の回転中心すなわち軸線66に向けて伸びている。水路90及び92は、弁体84が所定の回転位置において、弁本体82の水入口40に連通されて、弁体84の回転中心すなわち軸線66に向けて延在する。
【0059】
水路94は、弁体84が第1の選択停止位置で水出口46に連通されるように、水出口46から軸線66に向けて伸びて、水路90に連通されており、弁体84が回転して第2の選択停止位置で水出口48に連通されると共に水路92に連通される。水路94は、水路90と92に対し同一の角度αで交差する。
【0060】
弁体84は、図4(A)に示すように、水路90が水入口40に連通されて水路94が水出口46に連通されたときに水入口40に対向する壁面96と、図4(B)に示すように、水路92が水入口40に連通されて水路94が水出口48に連通されているときに水入口40に対向する壁面98とを、水路94の内壁に有している。
【0061】
壁面96及び98は、水入口40から回転中心すなわち軸線66を通る直線に対して所定の角度βでそれぞれ水路90及び92と交差している。
【0062】
図示の例では、αは30゜、βは90゜とされている。すなわち、壁面96及び98は、それぞれ弁体の第1及び第2の選択停止位置で、水入口40から軸線66を通る直線に対し、90°で交差している。水路94は、水路90及び92と30°で交差している。
【0063】
壁面96又は98は、水入口40に対向する全ての箇所を含む大きさを有していてもよいし、水入口40に対向する箇所の一部を含む大きさを有していてもよい。また、壁面96又は98の形状は、図示の例では平面であるが、半球状、半円錐状等の凸面、凹面等、他の適宜な面としてもよい。
【0064】
図4に示す切替弁において、水入口40から水路90又は92に流入した圧力水は、水路94の壁面96又は98に衝突して当該壁面96又は98を押圧するが、その壁面96又は98に略直角に衝突するから、壁面96又は98を押す圧力水の押圧力(=壁面に対して直角方向の力)と弁体84の回転中心即ち軸線66との距離は小さく、弁体84には回転力はほとんど作用しない。
【0065】
また、壁面96又は98に衝突する圧力水は、壁面96又は98を介して弁体84を弁本体82に押圧して、弁体84を所定の回転位置に積極的に維持する。このため、弁体84の揺動に起因する導水路86と水出口46,48との連通の妨げが防止されるから、緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0066】
上記の切替弁80において、βは90°±20°の範囲内の角度、αは70°よりも小さい角度とすることができる。
【0067】
すなわち、水路94は、水入口40に連通されている水路90又は92に対し70°よりも小さい角度αで延在して、水入口40に連通されている水路90又は92と70°よりも小さい角度αで交差させることができる。
【0068】
また、壁面96及び98は、それぞれ、水入口40から回転中心即ち軸線66を通る直線に対し、90°±20°の角度範囲内の角度βでそれぞれ水路90及び92と交差させることができる。
【0069】
図5を参照するに、切替弁100は、水路90が水入口40に連通されて、水路94が水出口46に連通されているとき、90°±20°の角度範囲内の角度βで水路90と交差する壁面96を備えているが、壁面98を備えていない点で、上記の切替弁80と相違する。
【0070】
しかし、この切替弁100は、水出口46が緯入れノズルに連通され、水出口48が切替弁80と異なり排水口に連通されているから、切替弁80と同様に作用し、同様の効果を生じる。切替弁100において、水出口46を排水口に連通させ、水出口48を緯入れノズルに連通させてもよい。
【0071】
図6及び図7を参照するに、切替弁102は、水入口40から軸線66を通る直線に対する壁面96及び98の角度βは75゜とし、水入口40に連通された水路90又は92に対する水路94の角度αは30°としている。
【0072】
図7は、上記の切替弁102において、圧力水が導水路86の壁面を押圧することに起因して発生する弁体に対する回転力(回転トルク)を、壁面96及び98が弁体84に備えられている場合(B)と、備えられていない場合(A)について比較する図である。
【0073】
壁面96,98を備える場合、押圧力Fは、(B)に示すように、壁面98に垂直な力A1と、壁面98に沿う方向の力B1とに分けられる。これに対し、壁面96,98を備えない場合、押圧力Fは、(A)に示すように、水路94の内壁面に垂直な力A0と、内壁面に沿う方向の力B0とに分けられる。
【0074】
また、弁体84に作用する回転トルクは、(B)に示す壁面96,98を備える場合は、壁面98に垂直な力A1と、力A1と回転中心即ち軸線66の距離L1との積であるのに対し、壁面96,98を備えない場合、水路94の内壁面に垂直な力A0と、力A0と軸線66の距離L0との積である。
【0075】
A1>A0ではあるものの、図7から明らかなようにL1<<L0であるから、回転トルクは次式のようになる。
【0076】
A0×L0>A1×L1
よって、壁面96,98を弁体84に形成することにより、弁体84に作用する回転力は著しく低減される。それゆえに、切替弁102においても、切替弁80と同様に作用し、同様の効果を生じる。
【0077】
図8を参照するに、切替弁110は、弁本体112と、弁本体112に角度的に回転可能に配置された弁体114とを含む。弁本体112は、既に述べた切替弁14(又は、12)と同様に、1つの水入口40(又は、38)と、2つの水出口46,48(又は、42,44)とを有している。水出口46,48はそれぞれ異なる緯入れノズルに接続される。
【0078】
弁体114は、水入口40を導水路116により、第1の緯入れノズルに接続する水出口46に連通させる第1の選択停止位置と、第2の緯入れノズルに接続する水出口48に連通させる第2の選択停止位置とに選択的に回転される。
【0079】
導水路116は、Y字状に連通された3つの水路120,122,124により形成されている。各水路120,122,124は、弁体114の外周面から弁体114の軸線66に向けて伸びている。
【0080】
水路120,122は、弁体114の所定の回転位置において、水入口40に連通される。水路124は、図8(A)に示すように水路120が水入口40に連通されているときに水出口46に連通され、図8(B)に示すように水路122が水入口40に連通されているときに水出口48に連通される。
【0081】
弁体114は、さらに、弁体114が所定の回転位置に回転された状態において、水入口40に向けて開口する穴126及び128を、水路124の内壁のうち水入口40に対向する箇所に有している。図示の例では、穴126及び128は、それぞれ、水路120及び122に同軸に接続される円筒状空間により形成される。
【0082】
切替弁110において、水入口40から水路120又は122に流入した圧力水は、穴126又は128の端部壁(すなわち、穴の奥底壁)に衝突して多方向に跳ね返り、多方向から穴126又は128の周壁に衝突する。このため、圧力水が穴126又は128の壁を介して弁体114を押すときに弁体114に作用する押圧力の方向は、多方向に分散される。これにより、弁体114に作用する回転力が左右方向で略均衡し、弁体114は回転を防止される。
【0083】
また、圧力水は、穴壁を介して弁体114を弁本体112に押圧して、弁体114を所定の回転位置に積極的に維持する。このため、弁体114の揺動に起因して生じる導水路116と水出口46又は48との連通の妨げが防止されるから、緯入れノズルからの圧力水噴射が損なわれることが抑えられる。
【0084】
穴126及び128は、それぞれ、水路120及び122の軸線を含む状態で、水入口40の方向と反対方向に延在されている。このため、切替弁110によれば、また、水入口40から導水路116に流入した圧力水は、穴126又は128の端部壁に衝突してその端部壁を押すが、穴126及び128がそれぞれ水路126及び128の軸線を含むため、弁体114に作用する回転力が左右方向でより均衡し、弁体114は回転を確実に防止される。
【0085】
穴126及び128は、それぞれ、対応する水路120及び122と同軸とされているが、対応する水路120及び122に対し偏心させてもよい。また、穴126及び128は、水路124と交差する方向であれば、水路120及び122と交差する方向等、適宜な方向に伸びていてもよい。
【0086】
穴126及び128の軸線と直角の断面積は、対応する水路120及び122と同じ大きさであってもよいし、対応する水路120及び122より大きい又は小さい等、対応する水路120及び122と異なっていてもよい。穴126及び128の端部壁の壁面(奥底面)は、平坦面であってもよいし、円錐状の凹面又は凸面であってもよい。
【0087】
図9を参照するに、切替弁130は、穴126及び128の穴壁を、端部壁と周壁とを兼ねる円錐状の奥底壁と、水路120及び122の軸線方向に伸びる周壁とにより全周に周壁が形成されて穴形状をなしており、穴126及び128の奥底に円錐状の凹所132及び134を形成している。円錐状の奥底壁の壁面(凹所132及び134)の頂角は、120°程度とされている。
【0088】
切替弁130においても、切替弁110と同様に作用し、同様の作用効果を生じる。
【0089】
図10を参照するに、切替弁140は、弁本体142と、弁本体142に角度的に回転可能に配置された弁体144とを含む。弁本体142は、既に述べた切替弁14(又は、12)と同様に、1つの水入口40(又は、38)と、2つの水出口46,48(又は、42,44)とを有している。
【0090】
弁体144は、水入口40を導水路146により、緯入れノズルに連通される水出口46に連通させる選択停止位置と、排出口に連通される水出口48に連通させる非選択停止位置とに選択的に回転される。
【0091】
弁体144の導水路146は、弁体144が選択停止位置及び非選択停止位置のいずれに停止されていても水入口に連通させる入口側水路150と、弁体144が選択停止位置に停止されているときは水入口40を水出口46に連通させると共に、非選択停止位置に停止されているときは水入口40を水出口48に連通させる出口側水路152と、両水路150及び152を連通させる中央水路154とを備えている。
【0092】
入口側水路150と出口側水路152とは、いずれも、中央水路154に連通された中央水路連通部と、中央水路の直径寸法より長くかつ弁体144の周方向に延在する水出口連通部とにより、弁体144の周方向に伸びかつ弁体144の外周面に開放する溝状凹所に形成されている。中央水路154は、弁体144の軸線66を通って弁体144の直径方向に伸び円筒形状をなしている。
【0093】
したがって、導水路146は、弁体144の所定の回転位置において水入口40と水出口46とを連通可能であり、弁体144の異なる回転位置で水入口40と水出口48とを連通可能であり、さらに弁体144の少なくとも1つの所定の回転位置において弁本体142の内壁の一部を当該導水路146を介して水入口40に対向させる。
【0094】
導水路146は、弁本体142の内壁の一部が水入口40の少なくとも中心の部分に対向するように、形成されている。しかし、導水路146は、弁本体142の内壁(内周面)の一部が水入口40の全てに対向するように、形成されていてもよい。
【0095】
切替弁140において、水路152がいずれの水出口46,48に連通されていても、導水路146に流入した圧力水の内、中心を通過し最も高速の圧力水は、水入口40から入口側水路150、中央水路154及び出口側水路152を直進して通過し、弁本体142の内周面に衝突する。
【0096】
このように、圧力水の最も高速で高エネルギーの部分が、内壁に衝突することなく導水路146を通過するので、導水路146に流入する圧力流体による回転力は、弁体144にほとんど作用しない。
【0097】
図11を参照するに、切替弁160は、弁本体162と、弁本体162に角度的に回転可能に配置された弁体164とを含む。弁本体162は、既に述べた切替弁14(又は、12)と同様に、1つの水入口40(又は、38)と、2つの水出口46,48(又は、42,44)とを有している。
【0098】
弁体164は、水入口40を導水路166により、緯入れノズルに連通される水出口46に連通させる選択停止位置と、排出口に連通される水出口48に連通させる非選択停止位置とに選択的に回転される。
【0099】
導水路166は、弁体164が選択停止位置に停止されているときに水出口に連通される水路170と、弁体164が非選択停止位置に停止されているときに水出口に連通される水路172と、弁体164が選択停止位置及び非選択停止位置のいずれに停止されていてもいずれかの水出口に連通される水路174とを備えている。
【0100】
水路170,172は、弁体164の外周面から軸線66に向けて半径方向へ伸びて、水路174に連通されている。水路174は、中心側が軸線66側となる扇形状の断面形状を有しており、また水路170,172と反対側に位置されている。弁本体162の内周面の一部は、水路170及び174又は水路172及び174を介して水入口40に対向されている。
【0101】
それゆえに、導水路166は、弁本体162の内壁の一部が水入口40の全てに対向するように、形成されている。このため、水入口に流入した圧力水は、導水路166の内壁に回転力を与えることなく弁本体162の内壁に達する。従って、切替弁160も、切替弁140と同様に作用し、同様の効果を生じる。
【0102】
上記いずれの切替弁においても、所定の回転位置、特に、選択回転位置又は非選択回転位置は、1つのみであってもよいし、2又はそれ以上であってもよい。また、弁体の駆動手段として、専用のアクチュエータを用いる代わりに、織機の主軸の回転力を変換して伝達するカムやリンク等の運動変換機構を用いてもよい。
【0103】
複数の切替弁を用いた圧力水供給装置において、圧力水供給源を切替弁毎に設ける代わりに、圧力水供給源を複数の切替弁で共通に利用してもよい。
【0104】
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る圧力水供給装置の一実施例を示す図である。
【図2】 (A)は図1における2A−2A線に沿って得た断面図であり、(B)は図1における2B−2B線に沿って得た断面図である。
【図3】 本発明に係る切替弁の第1の実施例を示す断面図であって、(A1)及び(B2)は弁体が選択停止位置に回転された状態を示し、(A2)及び(B1)は弁体が非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図4】 本発明に係る切替弁の第2の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が第1の緯入れノズルに選択される第1の選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が第2の緯入れノズルに選択される第2の非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図5】 本発明に係る切替弁の第3の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が第1の緯入れノズルに選択される第1の選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が第2の緯入れノズルに選択される第2の非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図6】 本発明に係る切替弁の第4の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が第1の緯入れノズルに選択される第1の選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が第2の緯入れノズルに選択される第2の非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図7】 図6に示す切替弁の作用を説明するための図である。
【図8】 本発明に係る切替弁の第5の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が第1の緯入れノズルに選択される第1の選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が第2の緯入れノズルに選択される第2の非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図9】 本発明に係る切替弁の第6の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が第1の緯入れノズルに選択される第1の選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が第2の緯入れノズルに選択される第2の非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図10】 本発明に係る切替弁の第6の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が非選択停止位置に回転された状態を示す。
【図11】 本発明に係る切替弁の第7の実施例を示す断面図であって、(A)は弁体が選択停止位置に回転された状態を示し、(B)は弁体が非選択停止位置に回転された状態を示す。
【符号の説明】
10 圧力水供給装置
12,14,80,100,110,130,160 切替弁
16,18 圧力水供給源
20,22,82,112,142,162 弁本体
24,26,84,114,144,164 弁体
32 アクチュエータ
38,40 水入口
42,44,46,48 水出口
50,52,86,116,146,166 導水路
66 弁体の軸線(回転中心)
68,70 溝を形成する面
80 切替弁
82 弁本体
84 弁体
90,92,94,120,122,124,150,152,154,170,172,174 水路
96,98 壁面
126,128 穴
132,134 凹所
Claims (5)
- 圧力水供給源に連通される水入口と、少なくとも1つの緯入れノズルを含む複数の端末出水口の1つに連通される複数の水出口とを有する弁本体と、該弁本体に回転可能に挿通された弁体であって前記水入口を前記水出口の1つに連通させる導水路を有する弁体とを含み、
前記導水路は、前記弁体の軸線と平行な面と、前記軸線の方向に互いに離間していると共に前記軸線と交差する方向へ伸びる2つの面とを含む溝を有し、
前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において前記水入口と特定の水出口とを連通可能であると共に、前記弁体の異なる回転位置において前記水入口と前記特定の水出口とは異なる他の水出口とを連通可能であり、
前記平行な面は、前記弁体の1つの所定の回転位置において、前記水入口から当該弁体の回転中心を通る直線と略直交しており、水出口のいずれか1つは前記溝に開口する、水噴射式織機の切替弁。 - 前記溝は前記水入口と前記水出口とを繋ぐ方向に延在していると共に弁体の外周面に開放している、請求項1に記載の切替弁。
- 圧力水供給源に連通される水入口と、少なくとも1つの緯入れノズルを含む複数の端末出水口の1つに連通される複数の水出口とを有する弁本体と、該弁本体に回転可能に挿通された弁体であって前記水入口を前記水出口の1つに連通させる導水路を有する弁体とを含み、
前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において、前記水入口に連通されて、当該弁体の回転中心に向けて延在する第1の水路と、前記水出口のいずれか1つに連通されると共に、前記水入口から前記回転中心を通る直線と70°よりも小さい角度で前記回転中心に対し下流側において前記第1の水路と交差する方向に延在して前記第1の水路に連通すべく前記回転中心に向かう第2の水路とを含み、
前記弁体は、前記所定の回転位置において、前記第2の水路の内壁のうち前記水入口に対向する箇所に、前記直線に対し90°±20°で交差する壁面を有している、水噴射式織機の切替弁。 - 圧力水供給源に連通される水入口と、少なくとも1つの緯入れノズルを含む複数の端末出水口の1つに連通される複数の水出口とを有する弁本体と、該弁本体に回転可能に挿通された弁体であって前記水入口を前記水出口の1つに連通させる導水路を有する弁体とを含み、
前記導水路は、前記弁体の所定の回転位置において前記水入口に連通されて当該弁体の回転中心に向けて伸びる第1の水路と、前記水出口のいずれか1つに連通されかつ前記第1の水路と交差する方向に延在して前記第1の水路に連通すべく前記回転中心に向かう第2の水路とを含み、
前記弁体は、前記所定の回転位置において前記第2の水路の内壁のうち前記水入口に対向する箇所に、前記水入口に向けて開口すると共に奥底壁を有する穴であって前記水入り口から前記回転中心を通る直線がその内部を通る穴を有している、水噴射式織機の切替弁。 - 前記穴は、前記第1の水路の軸線を含む状態で、前記水入口の方向と反対方向に延在している、請求項4に記載の切替弁。
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