JP4034076B2 - 床の敷設方法及び床の補修方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、住宅等に設けられている床材を貼り替えるのに好適な床構造及び床の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の床構造は、例えば図13に示すように、床下地板1の上に床材としてのフローリング材2が複数敷設されている。フローリング材2の各々は、一側面に凸条部2aが形成されると共に、他側面に凹条部2bが形成された構造を有している。従って、フローリング材2の敷設時には、一方のフローリング材2の凸条部2aに、これと隣り合うフローリング材2の他側面の凹条部2bが嵌合した後、そのフローリング材2の一側面の凸条部2aに、これと隣り合うフローリング材2の凹条部2bを嵌合させ、これを順次行うことによって互いに連結される構成となっている。このようなフローリング材2は、床下地板1に接着剤3、或いは両面テープ若しくは釘等によって固定されている。符号4は、根太である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の床構造においては、フローリング材2を敷設する場合、それぞれのフローリング材2が順次連結されることによって互いに固定されると共に、床下地板1に対しても固定される構成であるので、例えば、一枚のフローリング材2に傷等が付いたとき、その傷の付いているフローリング材2のみを抜き取ることが困難であった。
即ち、フローリング材2は、それと両側で隣り合っているフローリング材2と嵌合しているので、傷の付いているフローリング材2だけを、互いに隣り合っている双方のフローリング材2から取り外そうとすると、隣接しているフローリング材2を破損させてしまうおそれがあり、そのため、所望のフローリング材2だけを取り外すことができないばかりでなく、新たに敷設しようとしているフローリング材2のみをその位置に敷設することができない結果、全てのフローリング材2を交換せざるを得ず、廃材処理が大がかりとなって環境問題が生ずるという問題があった。
【0004】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、所望のフローリング材のみを交換して床の補修を簡単に行うことができ、廃材処理が小規模で済む床構造及び床の補修方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、両側面に凹条部、上面に飾り溝を有する床材を、床下地の上に敷設する床の敷設方法であって、床下地に、予め、床材を互いに隣接した状態で固定する固定部品を複数配列しておき、床材を、前記飾り溝で折り曲げた状態から床材が平らになるようにのばしながら、床材の両側面の凹条部をそれぞれの固定部品と嵌合して、床材を互いに隣接して連結すると共に床下地に対して固定することを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の床の敷設方法において、複数の固定部品の各々は、一方の床材の前記凹条部と嵌合する第1凸条部と、他方の床材の前記凹条部と嵌合する第2凸条部と、床下地に固定される固定部とが、金属板を折曲形成して形成される固定部材で構成されていることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る床の敷設方法によれば、固定部品が床材の一側面の凹条部と嵌合する第1凸条部と、その床材と隣接する床材の他側面の凹条部と嵌合する第2凸条部とをそれぞれ有すると共に、床下地に固定される固定部を有するので、固定部品を床下地に固定しているとき、固定部品の第1,第2凸条部と一方の床材の凹条部,他方の床材の凹条部に嵌合すると、双方の床材を互いに隣接して連結することができる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の床の敷設方法において、複数の固定部品の各々は、一方の床材の前記凹条部と嵌合する第1凸条部、及び他方の床材の前記凹条部と嵌合する第2凸条部をそれぞれ有すると共に、床下地に固定される固定部を有する樹脂などで形成された固定部材と、床下地に取り付けられると共に前記固定部材の固定部を係止する引き掛け具とを備えてなる構成とされていることを特徴とする。
【0010】
この発明に係る床の敷設方法によれば、固定部品が固定部材と引き掛け具とを備えてなる構成とされており、引き掛け具が固定部材の固定部を係止するので、固定部材と嵌合している床材を床下地に対して確実に固定することができる。
【0011】
請求項4に係る発明は、請求項3記載の床の敷設方法において、前記引き掛け具は、床下地を構成する床下地板と根太とのいずれか一方の上面に形成された取付溝に埋設され、かつ前記固定部材の固定部が挿入されたとき、固定部を係止する係止溝を有することを特徴とする。
【0012】
この発明に係る床の敷設方法によれば、床下地に埋設された取付溝に固定部材の固定部が挿入されたとき、引き掛け具が係止溝によって固定部を係止するので、床下地に固定部材を確実に固定させておくことができる。
【0013】
請求項5に係る発明は、請求項4記載の床の敷設方法において、前記取付溝は、奥部から開口部に至るに従い幅を次第に狭めて形成されたテーパ状をなし、前記引き掛け具は、前記取付溝と対応する形状をなしていることを特徴とする。
【0014】
この発明に係る床の敷設方法によれば、引き掛け具が床下地の取付溝から離脱することがないので、引き掛け具としての信頼性が得られる。
【0015】
請求項6に係る発明は、 床下地上に敷設されると共に両側面に凹条部、上面に飾り溝を有する複数の床材のうち、所望の床材を選択的に取り外して新規の床材を敷設する床の補修方法であって、床下地に、予め、隣り合う床材を固定する固定部品を複数配列しておき、その固定部品が一方の床材の一側面の凹条部と他方の床材の他側面の凹条部と嵌合して、双方の床材が互いに隣接して連結されると共に、床下地に対して固定された状態にあるとき、交換すべき床材と、その両側面の凹条部と嵌合しているそれぞれの固定部品との嵌合を解除して、交換すべき床材を床下地から取り外した後、新規の床材を、前記飾り溝で折り曲げた状態から床材が平らになるようにのばしながら、床材の両側面の凹条部をそれぞれの固定部品と嵌合して、新規の床材を既存の床材間に連結すると共に床下地に対して固定することを特徴とする。
【0016】
この発明に係る床の補修方法によれば、固定部品が一方の床材の一側面と他方の床材の他側面と嵌合して、双方の床材が互いに隣接して連結されると共に床材に対して固定された状態にあるとき、交換すべき床材と、その両側面と嵌合しているそれぞれの固定部品との嵌合を解除して、交換すべき床材を床下地から取り外した後、新規の床材の両側面をそれぞれの固定部品と嵌合して、新規の床材を既存の床材間に連結すると共に床下地に対して固定するので、所望の床材のみを確実に交換することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図3は、この発明の第1の実施の形態に係る床構造を示す図であり、図4から図8は、この発明の第2の実施の形態に係る床構造を示す図である。
【0018】
図1から図3に示す第1の実施の形態である床構造5は、支持脚6の上に配置された床下地材7の上にフローリング材8が敷設され、このフローリング材8が複数の固定部品9により固定された構造となっている。固定部品9は、図3(a)、(b)に示すように、金属板を折曲して形成したものであって、その上部に形成されている第1凸条部9a,第2凸条部9bと、下部に形成されている固定部9cとを備えた構成とされている。そして、床下地材7に固定部品9の固定部9cが接着剤、両面テープ、または、釘等によって固定されている。
フローリング材8の一側面には凹条部8aが形成され、同他側面には凹条部8bが形成されている。そして、固定部品9の凸条部9a、9bがそれぞれ凹条部8a、8bに嵌合することによってフローリング材8が床下地材7に固定された構造となっている。
【0019】
図4に示す第2の実施の形態である床構造10は、大引き11の上に配置された根太12上に床下地板13が敷設されると共に、床下地板13の上に床板としてのフローリング材14が敷設されている。フローリング材14は、その上面中央部に飾り溝140を有し、両側面に凹条部14a,14bを有する。これらフローリング材14の各々は、後述する固定部品(符示せず)によって互いに隣接して連結されると共に、床下地板13に固定されている。
【0020】
固定部品は、固定部材20と引き掛け具26とを備えた構成とされている。その固定部材20は、図4〜図6のように、合成樹脂によって全体的にT字状をなしている。即ち、固定部材20は、図6に明示するように、上部の両側に互いに隣り合うフローリング材14方向に延在する第1凸条部21,第2凸条部22を有している。
【0021】
第1の凸条部21及び第2の凸条部22は、双方が固定部材20の上部に設けられた平板部23を構成してあって、フローリング材14の一側面の凹条部14aと他方のフローリング材14の他側面の凹条部14bとそれぞれ嵌合することにより、互いに隣り合う両フローリング材14,14を共に隣接させて連結するようになっている。
【0022】
そのため、フローリング材14の各々には、一側面の途中位置に図4のように凹条部14aが長さ方向に形成されると共に、他側面の途中位置にその凹条部14aと対称形状をなす凹条部14bが長さ方向に形成されていて、第1,第2凸条部21,22を嵌入し得る大きさをなしている。この実施形態では、第1,第2凸条部21,22は、凹条部14a,14bに対し上下方向でガタつくことがなくかつ容易に嵌入できるよう先端が円弧状をなしている。
【0023】
また、固定部材20の下部には、中央から垂下する脚体24を介して固定部25が設けられている。固定部25は、図6に示す広幅部分25aとその下部に次第に幅が狭くなるようにテーパ状に形成された狭幅部分25bとからなる逆台形の形状が複数連設された形状をなしており、フローリング材14の敷設に際し、固定部材20の固定部25が床下地板13に挿入されて固定されるようになっている(図5、図6参照)。
【0024】
一方、床下地板13には、固定部品の引き掛け具26が取り付けられている。引き掛け具26は、図6のように、床下地板13の上面に設けられた取付溝130に嵌合されることにより、床下地板13の長さ方向に沿って取り付けられている。取付溝130は、床下地板13の上面において、隣り合うフローリング材14,14間と対応する位置に凹んで形成されている。
【0025】
この引き掛け具26は、上部を開口して取付溝130と対応する略コ字状に形成された合成樹脂からなっており、内部に固定部材20の固定部25が挿入されたとき、弾性力で拡開して固定部25の挿入を許容すると共に、弾性復元して固定部25を係止する係止溝27を有している。係止溝27は、引き掛け具26の内部の両側に固定部25の広幅部分25a及び狭幅部分25bと略対応する形状をなしており、固定部25が挿入されただけで固定部材20を固定できるようになっている。
【0026】
また、引き掛け具26と床下地板13とは、以下の関係となっている。即ち、床下地板13に設けられた取付溝130は、上端の開口部131が下方の奥部132から次第に幅を狭めた蟻溝形状に形成されている。そして、固定部25の引き抜き力が引き掛け具26に作用しても、引き掛け具26が取付溝130から離脱することがないようになっている。
【0027】
従って、この床構造10は、固定部材20及び引き掛け具26を備えた固定部品により、床下地板13上に一方のフローリング材14と他方のフローリング材14とが互いに隣接配置して連結されると共に、連結されたフローリング材14,14の付き合わせ位置において、床下地板13に密接した状態で固定されるようになっている。なお、大引き11と根太12と床下地板13とで床下地が構成される。
【0028】
上述した第1の実施の形態(図1から図3に示す形態)と第2の実施の形態(図4から図8に示す形態)とは、フローリング材の敷設工法が略同様である。従って、フローリング材の敷設工法について、以下第2の実施の形態を例にとって説明する。
まず、フローリング材14の敷設に際しては、根太12の上面に取付溝130を有する床下地板13を取り付ける。その際、床下地板13には取付溝130に引き掛け具26が予め取り付けられることによって引き掛け具26を埋設しておく。
【0029】
次いで、敷設すべきフローリング材14の列に応じた数の固定部材20を用意し、その固定部材20の固定部25を床下地板13の引き掛け具26にそれぞれ挿入して、固定部25を引き掛け具26内の係止溝27に係止する。これにより、床下地板13上に固定部材20が図5及び図6のように起立して複数配列される。その後、床下地板13上にフローリング材14を順次敷設することとなる。なお、以下は、図7を用いて説明するが、図7においては便宜上、左側の列のフローリング材14を「第1フローリング材14A」、それと右側に順次隣り合う列のフローリング材14を「第2フローリング材14B」,「第3フローリング材14C」という。
【0030】
即ち、図7において、床下地板13の上に、例えば左側の第1フローリング材14Aを乗せ、その第1フローリング材14Aの一側面に設けられている凹条部14aを固定部材20の第1凸条部21と嵌合させることにより、第1フローリング材14Aを床下地板13に固定する。
【0031】
このようにして第1フローリング材14Aが固定された後、それと隣り合う位置に第2フローリング材14Bを用意し、第2フローリング材14Bの他側面に設けられている凹条部14bを固定部材20の第2凸条部22と嵌合させると共に、そのフローリング材14Bの一側面に設けられている凹条部14aを、隣の列の固定部材20の第1凸条部21と嵌合させる。
これにより、固定部材20を挟んで左右に位置する第1フローリング材14Aと第2フローリング材14Bとが、互いに隣接配置して連結されると共に、その隣接配置された状態で床下地板13に対して固定される。
【0032】
その後、隣の列の固定部材20の第2凸条部22に第3フローリング材14Cの凹条部14aが嵌合されることにより第2フローリング材14Bと第3フローリング材14Cが連結され、以下、同様にして繰り返されることにより、床下地板13上に全てのフローリング材14が敷設されることとなる。
【0033】
このようにして床構造10が構成され、かつ使用された場合、フローリング材14のいずれかに傷等が付くことによってフローリング材14を交換することがある。
その場合、例えば、図8のように、第2フローリング材14Bに傷が付いていてこれを交換するには、まず、第2フローリング材14Bの中央に設けられている飾り溝140を中心として、第2フローリング材14Bがくの字状になるように持ち上げられて第2フローリング材14Bの幅を徐々に狭めると、第2フローリング材14Bの他側面に設けられている凹条部14bと、固定部材20の第2凸条部22との嵌合が解除されると共に、その第2フローリング材14Bの一側面の凹条部14aと固定部材20の第1凸条部21との嵌合も解除されることにより、第2フローリング材14Bを取り外すことができる。
【0034】
この場合、第2フローリング材14Bは、両側に配列されている固定部材20,20によって固定されているので、浮かした状態でくの字状に折り曲げられるだけで双方の固定部材20,20との嵌合が解除されることにより、第1,第3フローリング材14A,14C及び床下地板13から容易に外される。
【0035】
その後、新規のフローリング材14を用意し、そのフローリング材14の他側面の凹条部14bを固定部材20の第2凸条部22に押し付けて嵌合し、またフローリング材14が平らになるようにのばしながら、かつフローリング材14の一側面の凹条部14aを固定部材20の第1凸条部21に押し付けて嵌合することによりフローリング材14を両固定部材20,20間に入れ、これによって新規のフローリング材14のみが床下地板2上に敷設されることとなる。
【0036】
その結果、固定部品によってフローリング材14が互いに隣接して連結されると共に床下地板13に固定されているので、交換すべきフローリング材14を固定部材20から取り外すだけで、隣接する他のフローリング材を何等損傷させることなく、所望のフローリング材14のみを確実に取り外すことができるばかりでなく、取り外した位置に新規のフローリング材14のみを容易に敷設することができる。
【0037】
これにより、床の補修を簡単に行うことができ、補修コストを安価にすることもできるので、従来のように一カ所のフローリング材を取り外すのに全てのフローリング材を取り外すことが不要になり、大がかりな工事となるのを回避することができると共に、廃材が多量に生じるのを防ぐことができる。
【0038】
しかも、フローリング材14の取り外し及び敷設に際しては、固定部材20及び引き掛け具26を何等取り換える必要もなく、固定部材20と引き掛け具26の双方をそのまま利用できるので、これによっても廃材量を少なくすることができると共に、補修コストのいっそうの低減化を図ることもできる。
【0039】
また、この実施形態の床構造10においては、固定部品の固定部材20及び引き掛け具26により、隣接する一方のフローリング材14と他方のフローリング材14とそれぞれ嵌合して双方のフローリング材14,14を隣接配置して連結すると共に、その連結状態のままで床下地板13に固定するので、上述したように、所望のフローリング材14のみを容易に交換することができ、床の補修を簡単にかつ安価に行うことができる。
【0040】
また、固定部材20の上部にはフローリング材14の一側面の凹条部14aと嵌合する第1凸条部21と、そのフローリング材14と隣接するフローリング材14の他側面の凹条部14bと嵌合する第2凸条部22とをそれぞれ有すると共に、その下部に、床下地板13に固定される固定部25を有して形成されているので、フローリング材14を床下地板13上で確実に隣接配置させることができる。
【0041】
更に、床下地板13に引き掛け具26が固定され、この引き掛け具26に固定部材20の固定部25を引き掛けるので、固定部材20と嵌合しているフローリング材14を床下地板13に対して確実に固定することができる。しかも、引き掛け具26は、床下地板13の上面に埋設された取付溝130に固定部材20の固定部25が挿入されたとき、係止溝27によって固定部25を係止するので、床下地板13に固定部材20を確実に固定させておくことができる。
【0042】
それに加え、取付溝130が奥部132から開口部131に至るに従い幅を次第に狭めて形成されたテーパ状をなす一方、引き掛け具26が、取付溝130と対応する形状をなしているので、引き掛け具26が取付溝130から離脱することがなく、引き掛け具26としての信頼性が得られる。
【0043】
なお、以上の実施形態においては、フローリング材14の中央に、公知の飾り溝140が設けられているので、その飾り溝140を利用してくの字状に折り曲げてからフローリング材14を交換するようにした例を示したが、万一、取り外そうとしているフローリング材14に飾り溝140がない場合には、カッター等で飾り溝を設けることでフローリング材14を取り外すことができる。
【0044】
また、これまでの実施形態においては、新築住宅の床構造に適用した例を示したが、以下は、床を改修(リフォーム)する場合について述べる。
図9及び図10は、この発明の第3の実施の形態に係る床構造を玄関ホールに適用した場合を示している。
即ち、この場合は、根太12の上に既存のフローリング材が直接敷設されている玄関に適用したものであって、この実施形態では、まず、既存のフローリング材を取り外した後、図9に示すように、支持脚30を設置すると共に、その支持脚30の上に新規の根太12Aが設置される。支持脚30は、台座31を垂直軸周りに回転することによって高さが調整され、その台座31の上に新規の根太12Aが設置される。この新規の根太12Aの高さは、既存の根太12より高くなっている。そして、支持脚30には例えばブチルゴム33等を介して既存の根太12と隣接させておき、既存の根太12に沿い図10のように新規の根太12Aが設けられることにより、いわゆる、きわ根太沿わし工法が採用されている。
【0045】
その場合、新規の根太12Aの上面には、その長さ方向と直交するように取付溝130が設けられ、それぞれの根太12Aの取付溝130間に引き掛け具26が介装される。このようにして新規の根太12A間に引き掛け具26が介装された後、その引き掛け具26に固定部材20を介してフローリング材14が敷設される。
つまり、根太12A上の引き掛け具26に固定部材20が固定され、その固定部材20によってフローリング材14を根太12A上に固定することにより、フローリング材14が敷設され、これによって、根太12A上にフローリング材14が敷設された床構造が構成される。従って、引き掛け具26は、床下地としての根太12Aに直に取り付けられている。
【0046】
この実施形態においても、フローリング材14に傷等が付いてこれを交換するには、そのフローリング材14を前述と同様にして取り外し、かつ新規のフローリング材14と交換すればよいので、基本的には前述した実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0047】
また、この実施形態によれば、引き掛け具26が新規の根太12Aに直に取り付けられることによって埋設されるので、床下地板13を用いない床構造に適用することもできる。
【0048】
図11は、この発明の第4の実施の形態に係る床構造を示している。
この実施形態は、和室を洋室にリフォームする場合に適用したものであって、まず、敷設に際しては、荒板40から畳(図示せず)が全て取り除かれた後、その荒板40の所定位置に支持具用孔41がそれぞれ穿設され、それらの支持具用孔41に支持具42を挿通させる。支持具42は、台座43が垂直軸周りに回転することによって高さが調整され、台座43が荒板40より若干高めに調整される。
【0049】
そして、支持具42の台座43上に床下地板13が配置されると共に、その床下地板13上にフローリング材14が敷設される。この場合、床下地板13に設けられている取付溝130には引き掛け具26が取り付けられると共に、その引き掛け具26に前述した実施形態と同様にして固定部材20が固定され、固定部材20の第1,第2凸条部21,22とフローリング材14とが嵌合することにより、床下地板13上にフローリング材14が敷設される。
【0050】
このように、床下地板13に引き掛け具26を埋設すると共に、その引き掛け具26に固定された固定部材20によって、フローリング材14を床下地板13上に固定することができるので、和室から洋室にリフォームする場合にも容易に適用することができる。しかも、リフォームされたフローリング材14に万一傷等が付いて交換する場合には、前述した実施形態と同様に交換できるので、傷等の付いたフローリング材のみを簡単にかつ確実に交換することができる。
【0051】
また、和室の荒板40を挿通する支持具42を利用して床下地板13,フローリング材14を敷設すると、荒板40をそのまま残すこととなるので、廃材としては畳だけであるので、廃材が多量に排出されるのを防ぐことができ、廃材を可及的に少なくすることができる。
【0052】
なお、これまで説明した図示実施形態においては、固定部材20を引き掛け具26に固定するため、固定部材20の固定部25が図6のように逆台形状に複数連設して形成されると共に、それに対応するよう引き掛け具26の係止溝27が形成された例を示したが、固定部25及び係止溝27としては他の形状であってもよい。
【0053】
例えば、固定部材20の固定部25として、図12(a)に示すように山形形状の突起25cが形成される一方、引き掛け具26の係止溝27もその形状に対応する山形形状に形成してもよい。或いは、図12(b)に示すように、固定部25として両側の非対称位置に設けられた非対称歯25d,25eを有して形成される一方、係止溝27としてそれぞれの非対称歯25d,25eを係止し得るよう形状に形成してもよく、要は、固定部材20の固定部25と引き掛け具26の係止溝27との形状に拘わることなく、固定部25を係止溝27に差し込んだとき、係止溝27が固定部25を固定し得る形状であればよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、固定部品により、一方の床材と他方の床材とそれぞれ嵌合して双方の床材を互いに隣接して連結すると共に床材に対して固定するように構成したので、所望の床材を固定部品から取り外すだけで、その床材を、連結されている両側の床材から分離させることができ、所望のフローリング材のみを容易に交換することができ、廃材処理が小規模で済むとういう効果が得られる。
【0055】
請求項2に係る発明によれば、固定部品の第1,第2凸条部と一方の床材の凹条部,他方の床材の凹条部とが嵌合すると、双方の床材を互いに隣接して連結することができる効果が得られる。
【0056】
請求項3に係る発明によれば、引き掛け具が固定部材の固定部を係止するので、固定部材と嵌合している床材を床下地に対して確実に固定することができる効果が得られる。
【0057】
請求項4に係る発明によれば、床下地に埋設された取付溝に固定部材の固定部が挿入されたとき、引き掛け具が係止溝によって固定部を係止するので、床下地に固定部材を確実に固定させておくことができる効果が得られる。
【0058】
請求項5に係る発明によれば、引き掛け具が床下地の取付溝から離脱することがなので、引き掛け具としての信頼性が得られる。
【0059】
請求項6に係る発明によれば、固定部品によって双方の床材が互いに隣接して連結されると共に床材に対して固定された状態にあるとき、交換すべき床材を床下地から取り外した後、新規の床材の両側面をそれぞれの固定部品と嵌合して、新規の床材を既存の床材間に連結すると共に床下地に対して固定するように構成したので、所望の床材のみを確実に交換することができ、補修方法として実用上大なる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態に係る床構造を示す縦断面図である。
【図2】 同じく床構造を示す平面図である。
【図3】 (a)は固定部品を示す正面図、(b)は固定部品を示す側面図である。
【図4】 この発明の第2の実施の形態に係る床構造を示す縦断面図である。
【図5】 同じく床構造におけるフローリング材を敷設する前の状態であって、床下地板に固定部材が固定された状態を示す平面図である。
【図6】 床構造に用いられる固定部品を示す要部の拡大図である。
【図7】 この発明の一実施の形態に係る床構造の施工方法を示す説明図である。
【図8】 床構造における床の一部の補修方法を示す説明図である
【図9】 この発明の第3の実施の形態に係る床構造を玄関ホールの改修に適用した縦断面図である。
【図10】 図9の床構造において、フローリング材を敷設前の状態であって、新規の根太に固定部材が固定された状態を示す平面図である。
【図11】 この発明の第4の実施の形態に係る床構造を和室から洋室に改修する場合に適用した縦断面図である。
【図12】 (a)は固定部品の固定部材と引き掛け具との他の例を示す拡大図、(b)は固定部品の固定部材と引き掛け具との更に他の例を示す拡大図である。
【図13】 従来の床構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5、10 床構造
9 固定部品
7、13 床下地板
8、14、14A〜14C フローリング材(床材)
11 大引き
12,12A 根太
130 取付溝
131 取付溝の開口部
132 取付溝の奥部
20 固定部材
21 第1凸条部、
22 第2凸条部
24 脚体
25 固定部
26 引き掛け具
27 係止溝
Claims (6)
- 両側面に凹条部、上面に飾り溝を有する床材を、床下地の上に敷設する床の敷設方法であって、
床下地に、予め、床材を互いに隣接した状態で固定する固定部品を複数配列しておき、
床材を、前記飾り溝で折り曲げた状態から床材が平らになるようにのばしながら、床材の両側面の凹条部をそれぞれの固定部品と嵌合して、床材を互いに隣接して連結すると共に床下地に対して固定することを特徴とする床の敷設方法。 - 請求項1記載の床の敷設方法において、
複数の固定部品の各々は、一方の床材の前記凹条部と嵌合する第1凸条部と、他方の床材の前記凹条部と嵌合する第2凸条部と、床下地に固定される固定部とが、金属板を折曲形成して形成される固定部材で構成されていることを特徴とする床の敷設方法。 - 請求項1記載の床の敷設方法において、
複数の固定部品の各々は、一方の床材の前記凹条部と嵌合する第1凸条部、及び他方の床材の前記凹条部と嵌合する第2凸条部をそれぞれ有すると共に、床下地に固定される固定部を有する樹脂などで形成された固定部材と、床下地に取り付けられると共に前記固定部材の固定部を係止する引き掛け具とを備えてなる構成とされていることを特徴とする床の敷設方法。 - 請求項3記載の床の敷設方法において、
前記引き掛け具は、床下地を構成する床下地板と根太とのいずれか一方の上面に形成された取付溝に埋設され、かつ前記固定部材の固定部が挿入されたとき、固定部を係止する係止溝を有することを特徴とする床の敷設方法。 - 請求項4記載の床の敷設方法において、
前記取付溝は、奥部から開口部に至るに従い幅を次第に狭めて形成されたテーパ状をなし、前記引き掛け具は、前記取付溝と対応する形状をなしていることを特徴とする床の敷設方法。 - 床下地上に敷設されると共に両側面に凹条部、上面に飾り溝を有する複数の床材のうち、所望の床材を選択的に取り外して新規の床材を敷設する床の補修方法であって、
床下地に、予め、隣り合う床材を固定する固定部品を複数配列しておき、
その固定部品が一方の床材の一側面の凹条部と他方の床材の他側面の凹条部と嵌合して、双方の床材が互いに隣接して連結されると共に、床下地に対して固定された状態にあるとき、
交換すべき床材と、その両側面の凹条部と嵌合しているそれぞれの固定部品との嵌合を解除して、交換すべき床材を床下地から取り外した後、
新規の床材を、前記飾り溝で折り曲げた状態から床材が平らになるようにのばしながら、床材の両側面の凹条部をそれぞれの固定部品と嵌合して、新規の床材を既存の床材間に連結すると共に床下地に対して固定することを特徴とする床の補修方法。
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