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JP4032843B2 - 監視システムおよび監視方法、当該監視システムにおける距離補正装置および距離補正方法 - Google Patents

監視システムおよび監視方法、当該監視システムにおける距離補正装置および距離補正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視領域内の状況を監視する監視システムおよび監視方法に関し、また、この監視システムにおける距離補正装置および距離補正方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、所定の監視領域内の状況を監視する監視装置が注目・実用化されている。この監視装置は、車両や航空機等の移動体に搭載され、或いは、支柱等の静止体に固定されている。前者の一例であるステレオ式車外監視装置は、車両に搭載されたステレオカメラによって所定の監視領域内の景色を撮像し、これにより得られた情報に基づいて、走行状況を認識する。ステレオ式監視装置では、一対の撮像画像(ステレオ画像)に写し出された同一対象物に関する位置的なずれ量(すなわち視差)が、ステレオマッチングによって算出される。画像に写し出されたある対象物の実空間上の位置(三次元的な位置)は、その対象物に関して算出された視差と画像平面上の位置とに基づいて、周知の座標変換式より算出可能である。
【0003】
さらに、監視精度の一層の向上を目的として、ステレオカメラとレーザレーダとを併用した監視装置も提案されている。例えば、特開平7−125567号公報および特開平7−320199号公報には、レーザレーダで監視領域内の対象物の位置を検出するとともに、監視領域内の景色を撮像した画像平面上において、この検出位置に対応する領域に処理エリアを設定する技術が開示されている。そして、画像平面上に設定された処理エリアを処理対象として、ステレオマッチングを行うことにより、対象物までの距離を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示された従来技術では、レーザレーダからのデータに基づき、処理エリアを設定した上で、この処理エリアを処理対象としたステレオマッチングを行う必要がある。そのため、複雑な処理が必要となり、システム構成の複雑化を招くため好ましくない。また、距離センサは、距離の算出精度には優れるものの、先行車等以外の物体に関しては、検出精度があまり高くないという問題がある。そのような物体の典型例としては歩行者が挙げられる。歩行者は、画像処理による検出が比較的容易である反面、レーザレーダでは検出し難い物体である。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステレオカメラにより得られる距離画像データと、レーザレーダより得られる距離測定データとを統合することによって、対象物の認識精度の一層の向上を図ることである。
【0006】
また、この発明の別の目的は、予め設定された消失点を用いて対象物に関する三次元情報を求める場合、この設定消失点を補正することにより、対象物に関する三次元情報の精度の一層の向上を図ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために、第1の発明は、監視領域内の状況を監視する監視システムにおいて、ステレオカメラと、ステレオ画像処理部と、レーザレーダと、認識部と、データ補正部とを有する監視システムを提供する。ここで、ステレオカメラは、監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力する。また、ステレオ画像処理部は、一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、この画像データにより規定される画像平面上の位置とが対応付けられた距離画像データを出力する。また、レーザレーダは、監視領域内の距離を測定し、監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力する。認識部は、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出する。そして、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データが算出される。さらに、データ補正部は、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。そして、距離算出データにおいて立体物までの距離を示す区分を特定することにより、この特定された区分に関して算出された距離が、第1の距離に補正される。このとき、認識部は、補正部によって補正された距離算出データに基づき、監視領域内の立体物を認識する。
【0008】
また、第2の発明は、監視領域内の状況を監視する監視システムにおいて、ステレオカメラと、ステレオ画像処理部と、レーザレーダと、認識部と、データ補正部とを有する監視システムを提供する。ここで、ステレオカメラは、監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力する。また、ステレオ画像処理部は、一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、画像データにより規定される画像平面上の座標位置とが対応付けられた距離画像データを出力する。また、レーザレーダは、監視領域内の距離を測定し、この監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力する。また、認識部は、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出する。そして、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データが算出される。データ補正部は、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。また、距離算出データにおいて立体物までの距離を示す区分を特定することにより、この特定された区分に関して算出された距離が第2の距離として特定される。そして、第1の距離と第2の距離とが比較されることにより、特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離が決定される。このとき、認識部は、補正された距離算出データに基づき、監視領域内の立体物を認識する。
【0009】
ここで、第2の発明において、データ補正部は、距離測定データ上の所定位置において、立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、測定値を第1の距離として決定することが好ましい。
【0010】
この場合、データ補正部は、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、第1の距離を第3の距離として決定することが好ましい。または、データ補正部は、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、第2の距離を第3の距離として決定することが好ましい。
【0011】
あるいは、この場合、データ補正部は、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、第1の距離と第2の距離との平均値を第3の距離として決定することが好ましい。また、データ補正部は、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、第2の距離を第3の距離として決定することが好ましい。
【0012】
また、第3の発明は、監視システムの距離補正装置において、ステレオカメラと、ステレオ画像処理部と、認識部と、視差補正部とを有する監視システムの距離補正装置を提供する。ここで、ステレオカメラは、監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力する。ステレオ画像処理部は、一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、画像データにより規定される画像平面上の座標位置とが対応付けられた距離画像データを出力する。レーザレーダは、監視領域内の距離を測定するとともに、監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力する。認識部は、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出する。そして、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する。そして、この距離算出データに基づき立体物が認識される。視差補正部は、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。そして、距離算出データにおいて立体物までの距離を示す区分を特定することにより、この特定された区分に関して算出された距離が第2の距離として特定される。そして、第1の距離と第2の距離とに基づきパラメータが算出される。
【0013】
また、第4の発明は、距離画像データと、距離測定データとを用いて監視領域内の状況を監視する監視方法を提供する。ここで、距離画像データは、監視領域を含む景色が撮像された一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより算出された1フレーム相当の画像データに関する視差群と画像データにより規定される画像平面上の位置とが対応付けられている。また、距離測定データは、レーザレーダにより監視領域内の距離が測定されて距離の二次元的な分布として算出される。この監視方法において、第1のステップは、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出するとともに、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する。第2のステップは、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。第3のステップは、距離算出データにおいて、立体物までの距離を示す区分を特定する。第4のステップは、距離算出データにおいて、特定された区分に関して算出された距離を、第1の距離に補正する。そして、第5のステップは、第4のステップにおいて補正された距離算出データに基づき、監視領域内の立体物を認識する。
【0014】
また、第5の発明は、距離画像データと、距離測定データとを用いて監視領域内の状況を監視する監視方法を提供する。ここで、距離画像データは、監視領域を含む景色が撮像された一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより算出された1フレーム相当の画像データに関する視差群と画像データにより規定される画像平面上の位置とが対応付けられている。また、距離測定データは、レーザレーダにより監視領域内の距離が測定されて距離の二次元的な分布として算出される。この監視方法において、第1のステップは、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出するとともに、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する。第2のステップは、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。第3のステップは、距離算出データにおいて、立体物までの距離を示す区分を特定する。第4のステップは、距離算出データにおいて、特定された区分に関して算出された距離を第2の距離として特定する。第5のステップは、第1の距離と第2の距離とを比較することにより、特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離を決定する。第6のステップは、補正された距離算出データに基づき、監視領域内の立体物を認識する。
【0015】
ここで、第5の発明において、第2のステップは、距離測定データ上の所定位置において、立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、測定値を第1の距離として決定する。
【0016】
この場合、第5のステップは、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、第1の距離を第3の距離として決定する。あるいは、第5のステップは、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、第2の距離を第3の距離として決定するステップを有することが好ましい。
【0017】
また、この場合、第5のステップは、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、第1の距離と第2の距離との平均値を第3の距離として決定する。あるいは、第5のステップは、第1の距離と第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、第2の距離を第3の距離として決定するステップを有することが好ましい。
【0018】
さらに、第6の発明は、監視システムの距離補正方法を提供する。この距離補正方法において、第1のステップは、監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力する。第2のステップは、一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、画像データにより規定される画像平面上の座標位置とが対応付けられた距離画像データを出力する。第3のステップは、監視領域内の距離を測定するとともに、監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力する。第4のステップは、距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離を算出するとともに、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する。第5のステップは、距離測定データ上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離を第1の距離として特定する。第6のステップは、距離算出データにおいて、監視領域内の立体物までの距離を示す区分を特定する。第7のステップは、特定された区分に対応付けられた監視領域内の距離を第2の距離として特定する。第8のステップは、第1の距離と第2の距離とに基づきパラメータを算出する。第9のステップは、算出された距離算出データに基づき立体物を認識する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるステレオ式監視システムのブロック構成図である。このステレオ式監視システム1は、自動車等の車両に搭載され、車両前方の走行状況を監視する。車両前方の監視領域内の景色を撮像するステレオカメラは、ルームミラーの近傍に取り付けられている。このステレオカメラは、一対のカメラ2,3で構成されており、それぞれのカメラ2,3には、イメージセンサ(例えば、CCDまたはCMOSセンサ等)が内蔵されている。メインカメラ2は、ステレオ画像処理を行う際に必要な基準画像(右画像)を撮像し、サブカメラ3は、比較画像(左画像)を撮像する。互いの同期が取れている状態において、カメラ2,3から出力された各アナログ画像は、A/Dコンバータ4,5により、所定の輝度階調(例えば、256階調のグレースケール)のデジタル画像に変換される。
【0020】
デジタル化された一対の画像データは、画像補正部6において、輝度の補正や画像の幾何学的な変換等が行われる。通常、一対のカメラ2,3の取付位置は、程度の差はあるものの誤差が存在するため、それに起因したずれが左右の各画像に生じている。このずれを補正するために、アフィン変換等を用いて、画像の回転や平行移動等の幾何学的な変換が行われる。
【0021】
このような画像処理を経て、メインカメラ2より基準画像データが得られ、サブカメラ3より比較画像データが得られる。これらの画像データ(ステレオ画像データ)は、各画素の輝度値(0〜255)の集合である。ここで、画像データによって規定される画像平面は、i−j座標系で表現され、画像の左下隅を原点として、水平方向をi座標軸、垂直方向をj座標軸とする。1フレーム(1画像の表示単位)相当のステレオ画像データは、後段のステレオ画像処理部7に出力されるとともに、後段の画像データメモリ8に格納される。
【0022】
ステレオ画像処理部7は、基準画像データと比較画像データとに基づいて、1フレーム相当の撮像画像に関する距離画像データDpを算出する。ここで、「距離画像データ」とは、画像データによって規定される画像平面において小領域毎に算出された視差dの集合であり、個々の視差dは画像平面上の位置(i,j)と対応付けられている。視差dの算出単位は、基準画像の一部を構成する所定面積(例えば、4×4画素)の画素ブロックであり、1つの画素ブロックより1つの視差が算出される。
【0023】
図2は、基準画像に設定される画素ブロックの説明図である。例えば、基準画像が200×512画素で構成されている場合、1フレーム相当の撮像画像から、画素ブロックPBijの個数相当(50×128個)の視差群が算出され得る。周知のように、視差dは、その算出単位である画素ブロックPBijに関する水平方向のずれ量であり、画素ブロックPBijに写し出された対象物までの距離と大きな相関がある。すなわち、画素ブロックPBij内に写し出されている対象物がカメラ2,3に近いほど、この画素ブロックPBijの視差dは大きくなり、対象物が遠いほど視差dは小さくなる(無限に遠い場合、視差dは0になる)。
【0024】
ある画素ブロックPBij(相関元)に関する視差dを算出する場合、この画素ブロックPBijの輝度特性と相関を有する領域(相関先)を比較画像において特定する。上述したように、カメラ2,3から対象物までの距離は、基準画像と比較画像との間における水平方向のずれ量として現れる。したがって、比較画像において相関先を探索する場合、相関元となる画素ブロックPijのj座標と同じ水平線(エピポーラライン)上を探索すればよい。ステレオ画像処理部7は、相関元のi座標を基準に設定された所定の探索範囲内において、エピポーラライン上を1画素ずつシフトしながら、相関元と相関先の候補との間の相関性を順次評価する(ステレオマッチング)。そして、原則として、最も相関が高いと判断される相関先(相関先の候補の内のいずれか)の水平方向のずれ量を、その画素ブロックPBijの視差dとする。
【0025】
2つの画素ブロックの相関は、例えば、シティブロック距離CBを算出することにより評価することができる。数式1は、シティブロック距離CBの基本形を示す。同数式において、p1ijは一方の画素ブロックのij番目の画素の輝度値であり、p2ijは他方の画素ブロックのij番目の輝度値である。シティブロック距離CBは、位置的に対応した輝度値p1ij,p2ijの差(絶対値)の画素ブロック全体における総和であって、その差が小さいほど両画素ブロックの相関が大きいことを意味している。
【数1】
CB=Σ|p1ij−p2ij|
【0026】
基本的に、エピポーラライン上に存在する画素ブロック毎に算出されたシティブロック距離CBのうち、その値が最小となる画素ブロックが相関先と判断される。そして、このようにして特定された相関先と相関元との間のずれ量が視差dとなる。なお、シティブロック距離CBを算出するステレオ画像処理部7のハードウェア構成については、特開平5−114099号公報に開示されているので、必要ならば参照されたい。このような処理を経て算出された距離画像データDp、すなわち、画像上の位置(i,j)と対応付けられた視差dの集合が、距離データメモリ9に格納される。
【0027】
また、ステレオ式監視システム1において、監視領域内の距離を測定するレーザレーダ10が、車両前部に取り付けられている。このレーザレーダ10は、図3に示すように、縦長のレーザビーム(例えば、上下方向に±2°、左右方向に0.03°)を照射し、地面より高い位置にある監視領域内の立体物の距離を検出する。図4に示すように、このレーザレーダ10は、一定間隔毎にレーザビームを発光・受光しながら、所定の走査範囲内で水平方向の走査を行うことにより、距離を順次検出していく。そして、走査範囲内の一連の検出動作にともない、それぞれの走査位置に対応した所定個数の測定値の集合が距離測定データDmとして算出される。換言すれば、この距離測定データDmは、監視領域内における距離の二次元的な分布である。この検出動作は、カメラ2,3の撮像動作とタイミングを同期して行われ、1フレーム相当の画像データの出力と対応して、距離測定データDmがマイクロコンピュータ11(具体的には、データ補正部13)に出力される。
【0028】
マイクロコンピュータ11は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等で構成されているが、これを機能的に捉えた場合、認識部12、データ補正部13および制御部14を有する。
【0029】
認識部12は、画像データまたは距離画像データDpに基づき、監視領域内の道路形状を特定する。そして、距離画像データDpにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、特定された道路形状に基づき、区分内に存在する視差群に基づいて監視領域内の距離が算出される。そして、分割された区分のそれぞれと、この算出された距離とが対応付けられた距離算出データDcが算出される。なお、この距離算出データDcに関して、各区分に対応付けられた距離は、それぞれ補正可能な値であり、データ補正部13において補正される。認識部12は、データ補正部13によって補正された距離算出データDc’に基づき、監視領域内の立体物を認識する。
【0030】
データ補正部13は、レーザレーダ10の出力データである距離測定データDmに基づき、認識部12の出力データである距離算出データDcを補正し、それを距離算出データDc’として認識部12に出力する。
【0031】
制御部14は、認識部12における認識結果に基づき、必要に応じて、図示しない警報装置や制御装置等の制御を行う。例えば、先行車との車間距離が短くなり、ドライバーへの警報が必要な走行状況では、モニタやスピーカ等の警報装置を動作させて、ドライバーの注意を喚起する。また、このような状況で車両を減速させるべく、ブレーキの動作、自動変速機のシフトダウン、エンジン出力の低下等を行う。
【0032】
図5は、第1の実施形態にかかる監視手順を示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の間隔で呼び出され、マイクロコンピュータ11によって実行される。まず、ステップ1において、認識部12は、一対の画像データ(以下、単に「画像データ」と称する)を画像データメモリ8から読み込み、また、この画像データに対応する距離画像データDpを距離データメモリ9から読み込む。
【0033】
ステップ2において、認識部12は、画像データまたは距離画像データDpに基づき、監視領域内の道路形状を特定する。この処理では、道路モデルのパラメータを実際の道路形状に対応するよう補正・変更することで、道路形状が特定される。この道路モデルは、実空間の座標系において、水平方向の直線式、および、垂直方向の直線式により特定される。この直線式は、道路上の自車線を、設定した距離によって複数個の区間に分け、区間毎に左右の白線等を三次元の直線式で近似して折れ線状に連結することにより、算出可能である。なお、道路モデルの詳細については、本出願人によって既に出願されている特開2001−160137号公報に開示されているので、必要ならば参照されたい。
【0034】
ステップ3において、認識部12は、距離算出データDcを算出する。この距離算出データDcは、以下に説明するように、距離画像データDpにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、それぞれの区分に関して一つ算出される代表距離の集合である。ある区分に関する代表距離は、その区分内に存在する視差群より一義的に算出される。
【0035】
具体的には、図6に示すように、まず、読み込まれた距離画像データDpによって規定されるij平面を、所定の間隔で(例えば、水平方向に4画素間隔)で分割することにより、格子状(縦短冊状)の複数の区分を規定する。そして、水平方向に並んだ複数の区分のうち、一つの区分(例えば、一番左端の区分)が選択される。
つぎに、選択された区分において、この区分内に存在する全データの中から、任意のデータ(例えば、(i,j)位置が最も原点に近いデータ)が選択される。ここで、「データ」とは、位置(i,j)に対応付けられた視差dをいう。そして、選択されたデータについて、周知の座標変換式に基づき、三次元位置(x,y,z)が算出される。自車両の位置を基準に設定された実空間の座標系は、メインカメラ2の中央真下の道路面を原点として、車幅方向をx軸、車高方向をy軸、車長方向(距離方向)をz軸とする。そして、上述した道路モデルの直線式を使って、この距離zにおける道路面の高さが算出される。この道路面の高さと、座標変換されたデータの高さを比較して、このデータが道路面より上にある場合には、そのデータが立体物データとして抽出される。
【0036】
このとき、道路面からの高さの差が小さい(例えば、高さが0.1m程度以下)データは、道路上の白線や汚れ、影等に関するデータとみなす。この場合、認識部12は、以下の処理において、このデータを取り扱わない。一方、その高さが自車両の高さより上にあるデータは、歩道橋や標識等に関するデータとみなし、認識部12は、以下の処理において、このデータを取り扱わない。これにより、道路上の立体物と推定されるデータ、すなわち、道路面よりも高く、自車両の車高よりも低いデータのみが、立体物データとして選別される。
【0037】
その後、この区分内の全データについて、同様の処理が繰り返し実行されて、その区分内の立体物データが順次抽出される。例えば、i座標を基準に、j座標を0〜199まで順次シフトしながらデータを選択していき、そして、隣のi座標(i+1座標)に移り、同様に、j座標を順次シフトしながらデータの選択が行われるといった如くである。
【0038】
そして、1つの区分内において、上述した立体物の推定処理が完了すると、抽出された立体物データに関し、ヒストグラム(距離頻度分布)が作成される。この距離頻度分布は、予め設定された距離(例えば、15m)の区間に含まれる立体物データの個数を数えることで、距離zを横軸とした立体物データの頻度として表される。この距離頻度分布が作成されたら、分布の度数が所定のしきい値以上で、かつ、最頻距離となる区間を検出する。このとき、認識部12は、この条件に該当する区間があれば、その区分には立体物が存在すると判断する。そして、その区間内に存在する個数相当の距離の平均値または代表値、或いは、該当区間の中間値が、その立体物までの距離として算出される。
【0039】
一般に、ステレオマッチングによって算出される距離画像データDpは、ミスマッチング等の影響によって、誤差データを含むことが多い。このような誤差データの一態様として、ある実空間上の位置に立体物が存在しないにも拘わらず、その位置に値をもったデータが算出されてしまうことがある。そこで、作成された距離頻度分布において、予め設定したしきい値以上かつ最大値をとる区間があれば、その区間に立体物が存在すると判断し、また、度数の最大値が判定値以下の場合は物体が存在しないと判断することが好ましい。なぜならば、ある程度の大きさの立体物がある場合には、その区間の度数が大きくなる傾向があり、一方、物体が何も存在しない場合には、たとえ誤ったデータが存在したとしても、発生する度数が小さくなる傾向があるからである。これにより、データに多少のノイズが含まれている場合においても、この影響を最小限にして立体物を検出することができる。
【0040】
そして、次の区分(例えば、左端から2番目の区分)のデータが順次選択され、道路面より上にあるデータの抽出、距離頻度分布の作成、および、区間内での立体物の存在と、立体物までの距離の算出がデータ毎に行われる。そして、この処理が分割された距離画像データDpの全ての区分について行われる。これにより、分割された複数の区分と、それぞれの区分内に関する視差群に基づき特定された監視領域内の距離とが対応付けられた距離算出データDcが算出される。
【0041】
図7は、距離算出データDcに関する区分毎に検出した対象物までの距離を説明するための図である。同図において、区分毎の距離に対応する実空間上の位置とが、実線と点とで示されている。ここで、図4を再び参照してみると、レーザレーダ10からの出力をベースにした距離測定データDmは、ステレオカメラからの出力、すなわち、画像をベースにした距離算出データDcと類似したデータであることがわかる。両データDc,Dmは、メインカメラ2またはレーザレーダ10から立体物までの距離を放射状に測定したデータであり、レーザレーダ10のスキャン毎の距離は、図7に示す距離算出データDcの区分毎の距離と対応している。そこで、第1の実施形態では、以下、説明するように両データDc,Dmを統合させることで、距離算出データDcの原形としての距離画像データDpと距離測定データDmとのデータの統合を図っている。
【0042】
ステップ3に続くステップ4において、データ補正部13は、画像ベースで算出された距離算出データDcを補正する。図8は、ステップ4における補正手順を示す詳細なフローチャートである。前提として、データ補正部13は、認識部12から出力された距離算出データDcを取得しているものとする。また、データ補正部13は、この距離算出データDcが算出された距離画像データDp(より具体的には、この距離画像データDpの元画像である一対の画像データ)に対応するレーザレーダ10から出力された距離測定データDmを取得しているものとする。ここで、レーダをベースにした距離測定データDmにおける測定値の個数をm個と定める。また、この距離測定データDmにおいて、その測定値のデータ上での位置を特定するため、走査範囲左から右にかけて、走査位置と測定値とを対応付けるとともに、1〜mまでの番号を昇順に割り当てる。
【0043】
まず、ステップ40において、レーダをベースにした距離測定データDm上の処理対象とする位置を特定する変数nとして1がセットされる。このとき、データ補正部13は、取得したレーダベースの距離測定データDmに関し、走査範囲の測定回数mを把握しており、処理対象とする測定値の最大個数Mmaxとして、mがセットされる。
【0044】
そして、ステップ41において、レーダベースの距離測定データDm上のn番目の位置において、特定すべき測定値が存在するか否かが判断される。このステップ41で肯定判定された場合、すなわち、位置nに測定値(データ)が存在すると判断された場合、データ補正部13は、ステップ42に進み、この位置nに対応するデータを第1の距離L1として特定する。換言すれば、距離測定データDm上の所定位置における監視領域内の立体物までの距離が、第1の距離L1として特定される。一方、この判断で否定判定された場合、すなわち、位置nに測定値が存在しないと判断された場合、データ補正部13は、後述するステップ47に進む。
【0045】
ステップ42に続くステップ43において、レーダベースの距離測定データDm上の位置nに対応する画像ベースの距離算出データDc上の区分が特定される。換言すれば、このステップ43では、画像ベースの距離算出データDcにおいて、監視領域内の立体物(正確には、レーダベースの距離測定データDm上の位置nから特定された距離L1に相当する立体物)までの距離を示す区分が特定される。レーダベースの距離測定データDm上の位置nと、画像ベースの距離算出データDc上の区分との間には相関があり、以下に示す数式2および3に基づく数式4から、一義的に特定される。
【数2】
zo=L1×cosθs+dz
xo=L1×sinθs+dx
【0046】
ここで、数式2は、図9に示すように、レーダベースの距離測定データDm上の位置nに対応する立体物Oの実空間上での座標位置(xo,zo)を示す。なお、θsは、z軸に平行するレーザレーダ10の走査方向を基準として、データ上の位置nに対応するレーザレーダ10から立体物Oまでの傾き(左側への傾きを「+θ」、右側への傾きを「−θ」)である。このとき、z軸方向を基準としたメインカメラ2から見た立体物Oまでの角度θcは、数式3で表される。
【数3】
θc=tan-1(xo/zo)
【0047】
【数4】
N=Ncen+θc/dθc
【0048】
ここで、Nは、画像ベースの距離算出データDcにおいて、一番左側に位置する区分を1として、それと隣り合う方向に存在するそれぞれの区分に昇順で番号を付した際の、区分の番号を示している。また、Ncenはz軸延在方向に対応する距離算出データDc上の区分の番号を示し、dθcは区分の間隔(例えば、4画素幅の場合、0.2°)を示している。そして、数式4によって算出された区分Nに基づき、この区分Nに対応付けられた立体物までの距離lが第2の距離L2として特定される。
【0049】
そして、ステップ44において、第1の距離L1と第2の距離L2とが比較される。そして、この比較結果に応じて、画像をベースにした距離算出データDc上の区分Nに対応付けられた監視領域内の距離lを補正する補正値として、第3の距離L3が決定される。第1の実施形態では、第1の距離L1と第2の距離L2との差(具体的には、両者の絶対値(|L1−L2|))が、所定のしきい値Lth以下であるか否かにより、その第3の距離L3の値が決定される。
【0050】
このステップ44で肯定判定された場合、データ補正部13は、第1の距離L1と第2の距離L2とが近似する値であると判断する。そして、ステップ45に進み、第3の距離L3として、レーザレーダ10からの出力をベースにしたL1(第1の距離)がセットされる。そして、これにともない画像ベースの距離算出データDcにおいて、特定された区分Nに対応付けられた監視領域内の距離lが、第1の距離L1に補正される。
【0051】
一般に、画像をベースにした距離画像データDp、或いは、その変形である距離算出データDcは、大小様々な物体(特に小さいな物体)を広く検出できるため、検出精度の点で有利である。一方、レーダをベースにした距離測定データDmは、検出精度の点ではステレオカメラより劣るものの、計測された距離の信頼性(測距精度)の点で有利である。そこで、第1の実施形態では、レーダをベースにした第1の距離L1に優位性を持たせ、この値を信頼することで、監視精度の信頼性の向上を図っている。
【0052】
一方、先のステップ44で否定判定された場合には、データ補正部13は、第1の距離L1と第2の距離L2とが異なる値であると判断する。そして、ステップ46に進み、第3の距離L3として、ステレオカメラからの出力をベースにしたL2(第2の距離)がセットされる。これにより、画像ベースの距離算出データDcにおいて、特定された区分Nに対応付けられた監視領域内の距離lが、第2の距離L2に補正される(すなわち、距離lがそのまま維持される)。
【0053】
一般に、レーダをベースにした距離L1と、画像をベースにした距離L2とに関して、ある区分に存在する同一物体の距離を示す限り、両者の値が大きく異なることは少ない。しかしながら、別個の物体の距離を示す場合、或いは、両者の測距原理の相違が顕著に出現する場合には、距離L1,L2が異なってしまうことがある。そこで、このような場合には、様々な物体を高精度に検出可能な画像ベースの距離算出データDcを優先し、画像ベースの距離L2を採用する。これにより、監視精度の信頼性の向上を図る。
【0054】
そして、ステップ47において、Mmaxとnが一致するか否かが判断される。このステップ47で肯定判定された場合、データ補正部13は、画像をベースにした距離算出データDcとレーダをベースにした距離測定データDmとの統合が全ての位置nにおいて行われたと判断し、本ルーチンを抜ける。一方、このステップ47で否定判定された場合、ステップ48に進み、変数nとして、n+1がセットされる。そして、nがMmaxと一致するまで、上述した処理が繰り返し実行される。
【0055】
そして、図5のステップ4に続くステップ5において、認識部12は、距離算出データDc’(すなわち、データ補正部13によって補正された距離算出データDc)に基づき、立体物の認識を行う。具体的には、区分毎の距離を画像の左から右へ順次比較してゆき、前後方向および横方向の距離が接近しているものがグループとしてまとめられる。そして、各グループについてデータの並び方向をチェックし、この並び方向が大きく変化する部分でグループが分割されるとともに、グループ全体としてのデータの並び方向から個々のグループが立体物或いは壁部に分類される。ここで、立体物とは先行車、人或いは障害物等をいい、壁部とはガードレール等の道路側部の側壁をいう。そして、立体物と分類されたグループについて、グループ内のデータから平均距離および(左右)端部の位置等が、パラメータとして算出される。一方、側壁と分類されたグループについては、並び方向および(前後)端部の位置等がパラメータとして算出される。そして、制御部14は、認識された先行車、人或いは障害物までの距離、および、道路状況に基づき、ドライバーに警報を与えたり、車両制御を行ったりする。
【0056】
なお、この立体物或いは壁部の認識に際してグループのパラメータを算出するが、このとき、補正された距離算出データDc’において、グループを構成する区分のなかに、第1の距離L1に補正された距離が含まれていることがある。この場合には、この補正された距離L1のみを使って、グループの距離が算出されることが好ましい。上述したように、レーザレーダ10は、測距精度が高いので、その値のみを使用することで、測距精度の向上が図れるからである。なお、グループを構成する区分の中に補正された距離が複数存在する場合には、それらの平均値を用いることがより好ましい。
【0057】
以上説明したように、第1の実施形態のステレオ式監視システム1によれば、画像をベースにした距離算出データDcとレーダをベースにした距離測定データDmとをデータ上で統合することができる。これにより、大小様々な物体を広く検出できるステレオ画像認識の長所と、計測された距離の信頼性に優れるレーザレーダ10の長所との両立を図ることができるので、監視精度における信頼性の一層の向上を図ることができる。また、第1の実施形態のステレオ式監視システム1によれば、従来の技術のように、レーザレーダ10からのデータに基づき、処理エリアを設定し、この処理エリアのみを処理対象としてステレオマッチングを行う等といった煩雑な作業が必要とされないので、このための機器や部品を省略することができる。
【0058】
なお、第1の実施形態において、第1の距離L1と第2の距離L2と差がしきい値以下である場合、この両者L1とL2との平均値を第3の距離L3として決定してもよい。また、第1の実施形態では、第1の距離L1と第2の距離L2とを比較したが、レーダベースの距離測定データDmにおける測距精度に信頼性をおき、このデータの値を常に採用することも可能である。換言すれば、特定された区分Nに対応付けられた監視領域内の距離lを、常に第1の距離L1に補正してもよい。
【0059】
(第2の実施形態)
図10は、第2の実施形態にかかる監視処理の詳細な手順を示すフローチャートである。第2の実施形態にかかる監視手順が、第1の実施形態にかかる手順と相違する点は、同図に示すステップ6以降の処理の手法であり、同様の手順については、ここでの説明を省略する。
【0060】
具体的には、第2の実施形態と、第1の実施形態との相違は、視差補正を行うことである。レーダをベースにした距離測定データDmと、画像をベースにした距離算出データDcとに関して、ある区分に存在する同一物体の距離を示す限り、両者の距離の値が異なることは好ましくない。そこで、第2の実施形態では、図11に示すように、ステレオ式監視システム1aは、視差補正部15において、画像ベースの距離算出データDcがレーダベースの距離測定データDmと一致するように、距離の誤差を補正する。
【0061】
この視差補正部15は、レーザレーダ10から出力された距離測定データDmと、認識部12から出力された距離算出データDcとに基づき、消失点視差dpを算出する。ここで、消失点視差dpは、距離補正値としてのパラメータである。
そして、この算出された消失点視差dp(正確には、複数の消失点視差dpの平均値である消失点視差dp’)が、認識部12に反映される。これにより、認識部12は、この消失点視差dp’に基づき、画像をベースにした距離算出データDc’を新たに算出し、監視領域内の立体物を認識することができる。
【0062】
図12は、図10に示すステップ6における詳細な手順を示したフローチャートである。なお、ここで、ステップ60〜ステップ63については、上述したステップ40〜ステップ43と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0063】
ステップ64において、視差補正部15は、第1の距離L1と第2の距離L2とに基づき、上述したパラメータとしての消失点視差dpを算出する。具体的には、以下に示す数式5に基づき、画像をベースにした距離算出データDcにおける第2の距離L2を、レーダをベースにした距離測定データDmにおける第1の距離L1と一致させるように、消失点視差dpが算出される。
【数5】
dp=dpx−KZH/z
【0064】
ここで、数式5は、数式6で示される周知の座標変換式から特定される。
【数6】
z=KZH/(dpx−dp)
【0065】
KZHは所定の定数(カメラ基線長/水平視野角)であり、dpxはステレオカメラからの出力をベースにした第2の距離L2に対応する視差dである。そして、zにはレーザレーダ10からの出力をベースにした測定値、すなわち、第1の距離L1が代入される。
【0066】
なお、ステップ3において距離算出データDcを算出する時点では、このdpは0、または、初期設定値としての所定の値を使用すること好ましい。
【0067】
そして、ステップ65において、Mmaxとnが一致するか否かが判断される。
このステップ65で肯定判定された場合、視差補正部15は、距離算出データDcの全区分において、消失点視差dpが算出されたと判断し、ステップ67に進む。一方、このステップ65で否定判定された場合、ステップ66に進み、nがn+1にセットされる。そして、nがMmaxと一致するまで処理が繰り返し実行される。
【0068】
そして、ステップ65に続くステップ67において、この算出された全部の消失点視差dpの平均値dp’が算出されて、本ルーチンを抜ける。
【0069】
ステップ6に続くステップ7において、認識部12は、再度、距離画像データDpを複数の区分に分割する。そして、区分内に存在する視差群と消失点視差dp’とに基づき、数式6を含む周知の座標変換式を用いて、三次元位置が算出される。そして、上述したステップ3で示した手法と同様の手順により、分割された区分のそれぞれと算出された距離とが対応付けられた距離算出データDc’が算出される。この距離算出データDc’は、座標変換された時点で、レーダをベースにした距離測定データDmとの統合が成されているため、第1の実施形態で述べた補正された距離算出データDc’と略同一なデータとして算出される。
【0070】
そして、ステップ8において、認識部12は、この補正された距離算出データDc’に基づき、立体物の認識を行う。これにともない、制御部14は、認識された先行車との距離、および、道路状況に基づき、ドライバーに警報を与えたり、車両制御を行ったりする。
【0071】
なお、ステップ6において、消失点視差dp’が一度算出されてしまえば、以降の処理でこの値を引き続き使用することができる。したがって、次に処理対象とするフレームについては、ステップ3〜6の処理はスキップすることができる。ただし、この消失点視差dp(或いは、消失点視差dp’)を、所定フレーム間隔で特定することで、適宜最適な消失点視差dpを採用できるので好ましい。
【0072】
以上説明したように、第2の実施形態のステレオ式監視システム1aによれば、設定消失点を補正することにより、対象物に関する三次元情報の精度の向上を図ることができる。
【0073】
なお、本実施形態では、車外監視を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されるものではない。このような手法を用いた適用例としては、ステレオ画像処理とレーザレーダを併用した踏切監視、地形認識または高度測定といった様々な用途に適用可能である。
【0074】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、レーザレーダからの出力データとしての距離測定データの所定位置における距離を用いて、認識部からの出力データとしての距離算出データ上における対応する区分の距離を補正している。これにより、距離測定データと距離算出データとが統合されたデータを用いて立体物を認識することができるので、監視精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかるステレオ式監視システムを示すブロック図
【図2】基準画像に設定される画素ブロックの説明図
【図3】レーザレーダの距離検出を示す説明図
【図4】レーザレーダの距離検出を示す説明図
【図5】第1の実施形態にかかる監視手順を示したフローチャート
【図6】格子状に分割された距離画像データの説明図
【図7】距離算出データに関する区分毎に検出した対象物までの距離の説明図
【図8】図5に示すステップ4における補正手順を示す詳細なフローチャート
【図9】距離測定データと距離算出データとの相関を示した説明図
【図10】第2の実施形態にかかる監視処理の詳細な手順を示すフローチャート
【図11】第2の実施形態にかかるステレオ式監視システムを示すブロック図
【図12】図10に示すステップ6における詳細な手順を示したフローチャート
【符号の説明】
1,1a ステレオ式監視システム
2 メインカメラ
3 サブカメラ
4 A/Dコンバータ
5 A/Dコンバータ
6 画像補正部
7 ステレオ画像処理部
8 画像データメモリ
9 距離データメモリ
10 レーザレーダ
11 マイクロコンピュータ
12 認識部
13 データ補正部
14 制御部
15 視差補正部

Claims (4)

  1. 監視領域内の状況を監視する監視システムにおいて、
    前記監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力するステレオカメラと、
    前記一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、当該画像データにより規定される画像平面上の座標位置とが対応付けられた距離画像データを出力するステレオ画像処理部と、
    前記監視領域内の距離を測定し、当該監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力するレーザレーダと、
    前記距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、当該区分内に存在する視差群に基づいて前記監視領域内の距離を算出するとともに、前記分割された区分のそれぞれと前記算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する認識部と、
    前記距離測定データ上の所定位置における前記監視領域内の立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、当該測定値を第1の距離として特定し、前記距離算出データにおいて前記立体物までの距離を示す前記区分を特定することにより、当該特定された区分に関して算出された距離を第2の距離として特定するとともに、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較することにより、前記特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離を決定するデータ補正部とを有し、
    前記認識部は、補正された前記距離算出データに基づき、前記監視領域内の立体物を認識し、
    前記データ補正部は、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、前記第1の距離を前記第3の距離として決定し、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、前記第2の距離を前記第3の距離として決定することを特徴とする監視システム。
  2. 監視領域内の状況を監視する監視システムにおいて、
    前記監視領域を含む景色を撮像し、一対の画像データを出力するステレオカメラと、
    前記一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより視差を算出するとともに、1フレーム相当の画像データに関する視差群と、当該画像データにより規定される画像平面上の座標位置とが対応付けられた距離画像データを出力するステレオ画像処理部と、
    前記監視領域内の距離を測定し、当該監視領域内の距離の二次元的な分布を距離測定データとして出力するレーザレーダと、
    前記距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、当該区分内に存在する視差群に基づいて前記監視領域内の距離を算出するとともに、前記分割された区分のそれぞれと前記算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する認識部と、
    前記距離測定データ上の所定位置における前記監視領域内の立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、当該測定値を第1の距離として特定し、前記距離算出データにおいて前記立体物までの距離を示す前記区分を特定することにより、当該特定された区分に関して算出された距離を第2の距離として特定するとともに、前記第1の距離と前記第2の距離とを比較することにより、前記特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離を決定するデータ補正部とを有し、
    前記認識部は、補正された前記距離算出データに基づき、前記監視領域内の立体物を認識し、
    前記データ補正部は、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、前記第1の距離と前記第2の距離との平均値を前記第3の距離として決定し、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、前記第2の距離を前記第3の距離として決定することを特徴とする監視システム。
  3. 監視領域を含む景色が撮像された一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより算出された1フレーム相当の画像データに関する視差群と当該画像データにより規定される画像平面上の位置とが対応付けられた距離画像データと、レーザレーダにより前記監視領域内の距離が測定されて距離の二次元的な分布として算出される距離測定データとを用いて監視領域内の状況を監視する監視方法において、
    前記距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、当該区分内に存在する視差群に基づいて前記監視領域内の距離を算出するとともに、前記分割された区分のそれぞれと前記算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する第1のステップと、
    前記距離測定データ上の所定位置における前記監視領域内の立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、当該測定値を第1の距離として特定する第2のステップと、
    前記距離算出データにおいて、前記立体物までの距離を示す前記区分を特定する第3のステップと、
    前記距離算出データにおいて、前記特定された区分に関して算出された距離を第2の距離として特定する第4のステップと、
    前記第1の距離と前記第2の距離とを比較することにより、前記特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離を決定する第5のステップと、
    補正された前記距離算出データに基づき、前記監視領域内の立体物を認識する第6のステップとを有し、
    前記第5のステップは、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、前記第1の距離を前記第3の距離として決定し、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、前記第2の距離を前記第3の距離として決定することを特徴とする監視方法。
  4. 監視領域を含む景色が撮像された一対の画像データに基づいて、ステレオマッチングにより算出された1フレーム相当の画像データに関する視差群と当該画像データにより規定される画像平面上の位置とが対応付けられた距離画像データと、レーザレーダにより前記監視領域内の距離が測定されて距離の二次元的な分布として算出される距離測定データとを用いて監視領域内の状況を監視する監視方法において、
    前記距離画像データにより規定される二次元平面を複数の区分に分割し、当該区分内に存在する視差群に基づいて前記監視領域内の距離を算出するとともに、前記分割された区分のそれぞれと前記算出された距離とが対応付けられた距離算出データを算出する第1のステップと、
    前記距離測定データ上の所定位置における前記監視領域内の立体物までの距離に相当する測定値があると判断した場合には、当該測定値を第1の距離として特定する第2のステップと、
    前記距離算出データにおいて、前記立体物までの距離を示す前記区分を特定する第3のステップと、
    前記距離算出データにおいて、前記特定された区分に関して算出された距離を第2の距離として特定する第4のステップと、
    前記第1の距離と前記第2の距離とを比較することにより、前記特定された区分に関して算出された距離を補正する補正値としての第3の距離を決定する第5のステップと、
    補正された前記距離算出データに基づき、前記監視領域内の立体物を認識する第6のステップとを有し、
    前記第5のステップは、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値以内である場合には、前記第1の距離と前記第2の距離との平均値を前記第3の距離として決定し、前記第1の距離と前記第2の距離との差が所定のしきい値より大きい場合には、前記第2の距離を前記第3の距離として決定することを特徴とする監視方法。
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