JP4025252B2 - 情報記録装置、情報記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、DVD−RやDVD−RWなどの情報記録媒体及びこの情報記録媒体を用いた情報記録装置、情報記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、近年では、例えばDVD(Digital Versatile Disk)−R(Recordable)、DVD−RW(ReWritable)、DVD−RAM(Random Access Memory)等のように、データの記録再生が可能な情報記録媒体(光ディスク)が開発され実用化されている。
【0003】
また、それに伴い、光ディスクにデータを記録したり、光ディスクに記録されたデータを再生したりすることが可能な情報記録装置なども開発されている。例えば、データを高速に記録するための記録装置及び方法について公開されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−214457号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、DVD−RやDVD−RW等への記録線速度は3.49m/sと規格書で定められており、最近、オプションで標準線速度の2倍、4倍等の高線速度での記録を可能とする情報記録媒体及びこの情報記録媒体に記録再生を行う情報記録装置が提案されている。
【0006】
従来のDVD−RやDVD−RWでは、試し記録領域(PCA:Power Calibration Area)と記録管理領域(RMA:Recording Management Area)はディスクの内周にのみ設けられており、8倍、16倍等の高線速度に対応するためにはディスクの高速回転が必要となり安定な回転が難く、より高線速度で記録を行う場合について想定されていなかった。
【0007】
そこで、本発明は上記の問題を解決するために成されたものであり、DVD−RやDVD−RW等への高速記録を可能とするため光ディスクの内周だけでなく外周にも試し記録領域(PCA)と記録管理領域(RMA)を設け、記録速度に応じて使用するPCAとRMAを使い分けることを特徴とした情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するために、ディスクのリードイン領域の内周側に記録時の最適記録条件が設定される内周側参照情報領域と、前記ディスクのリードアウト領域の外周側にも記録時の最適記録条件が設定される外周側参照情報領域とを備えるようにしたものである。
【0009】
上記のような構成によれば、高速記録に対応したPCA記録とその記録情報管理が可能となる。
また、この発明は、上記の目的を達成するために、リードイン領域の内周側及びリードアウト領域の外周側に記録時の最適記録条件が設定される内周側参照情報領域と外周側参照情報領域とを備えた情報記録媒体にデータを記録再生する情報記録装置において、予め設定された記録速度が所定の記録速度か否かを判定する判定手段と、この判定手段によって前記記録速度が所定の記録速度以上であると判定された場合、前記外周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定し、前記所定の記録速度より低いと判定された場合、前記内周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定する設定手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
上記のような構成によれば、記録速度に応じて使用するPCAとRMAとを使い分けることができ、スピンドルモータの回転速度を変更する必要がなくなり、記録時間を短縮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、DVD−RWディスクを示す斜視図である。なお、ここでは単層DVD−RWを示している。
図1に示すように、DVD−RW100はスピンドルモータに取り付けられる中心穴1と、クランパーによって支持されるクランピングエリア3と、情報を記録するための記録層5と、この記録層5の上下に設けられ、記録層5と基板7とを接着する接着層9とから構成される。
【0012】
図2は、DVD−RWのディスク全体の物理フォーマット構造を示す図である。図3はDVD−RWのリードイン領域18の物理フォーマット構造の基本形を示す図である。図2に示すように、DVD−RWでは、ディスク内周側からInner R−Information(内周側R情報)領域12、リードイン領域18、ユーザデータ領域19、リードアウト領域20、Outer R−Information(外周側R情報)領域13で構成されている。
【0013】
内周側R情報領域12は、DVD−RWの記録機で使用する領域で、記録パワーの校正のために使用する第1のPower Calibration Area(パワーキャリブレーション領域:PCA)14と、記録条件を管理する第1のRecording Management Area(記録管理領域:RMA)16とから構成される。つまり、記録を開始する場合に、PCAに試し記録を行い、レーザー光の強度などの最適記録条件を見出し、その記録条件をRMAに記録しておくものである。また、PCA14の次の領域およびRMA17の次の領域には第1のリンキングロス領域15、17が設けられ、この第1のリンキングロス領域15、17の大きさはエラー訂正可能な最少容量である1ECCブロックとされる。つまり、この第1のリンキングロス領域15、17はエラー訂正のための導入領域となり、次の領域に移行したときには正確なデータが記録あるいは再生できるようになる。なお、内周側R情報領域12は、専ら記録機で使用される領域であり、DVDプレーヤ、ドライブなどの再生専用機では使用されていない領域である。
【0014】
次に、リードイン領域18は、図3に示すように、ディスク内周側からInitial(初期)領域25、System reserved(システム予約)領域26、Buffer(バッファ)領域0、RW-Physical format information(RW物理フォーマット情報)領域27、Reference code(参照コード)領域28、Buffer(バッファ)領域1、コントロールデータ領域29、Buffer(バッファ)領域2から構成されている。RW物理フォーマット情報としては、DVD−RやDVD−RWのバージョン情報であり、例えばDVD−Rであればバージョン2.0 Revision バージョン1.0規格(以下、V2.0 R V1.0と称す)、DVD−RWであればバージョン1.1 Revision バージョン1.0規格(以下、V1.1 R V1.0と称す)が予め記録される。したがって、記録する際にはディスクが装填されたときに上記のリードイン領域18のランドプリピットを判定することにより、本発明において設定しているディスクであるかどうかを容易に判定することができる。
【0015】
初期領域25中の所定の半径位置にオプションでNBCAが確保され、ここには第1の識別情報(例えばディスクのシリアル番号など)を記録可能としている。次に、コントロールデータ領域29はunreadable(読み取り不能)エンボスで構成される。これは、DVD−ROMの情報がDVD−RWへ違法コピーされるのを防止するために、ディスク管理情報が記録されるコントロールデータ領域29をエンボスで形成し上書きができないようにしたからである。DVD−RWのグルーブは浅いグルーブで形成されるため、同じグルーブ深さでエンボスピットを形成すると十分な信号振幅が得られず、unreadable(読み取り不能)エンボスを達成できる。コントロールデータ領域以外のリードイン領域は、データ記録が可能なグルーブから形成され、ユーザがディスクに情報記録を行ったときに、リードイン領域に必要なデータが記録される。
【0016】
図2に戻り、ユーザデータ領域19は、ユーザデータを記録するための領域であり、リードアウト領域20はフォーマット後に0データが記録される。なお、リードイン領域18からリードアウト領域20までが、再生専用機(ユーザが使用する再生装置)でアクセスされる領域(情報領域)である。
【0017】
外周側R情報領域13は、第2のリンキングロス領域21、第2のRMA22、第2のリンキングロス領域23および第2のPCA24から構成されている。第2のリンキングロス領域21、23は第1のリンキングロス領域15、17と同じ役割を果たし、エラー訂正のための導入領域となって、次の領域に移行したときには正確なデータが記録あるいは再生できるようにする領域である。第2のRMA22は、試し記録で使用したPCA24のアドレス情報の管理とそのときのドライブの記録条件の管理情報が記録される。第2のPCA24は試し記録領域であり、第1のPCA14と同様に記録パワーの校正のために使用される。
【0018】
このように、本発明では更なる高速記録を可能とするためディスクの内周だけでなく外周にもPCA24とRMA22とを設けたことを特徴とするDVD−RWを提供する。また、内周と外周に設けられた2つのRMA16、22で内周と外周の2つのPCA14、24の管理ができるので、記録速度に応じた情報記録の管理が可能となる情報記録装置を提供する。なお、ここではDVD−RWを例にしたが、DVD−Rでも適用可能である。
【0019】
次に、外周と外周にPCAおよぶRMAがそれぞれ設けられたDVD−RWが装填された際に、記録速度に応じて情報記録を行なう情報記録装置について説明する。
図4は、本発明の情報記録装置の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明はこの発明の実施の形態であって、この発明の装置及び方法を限定するものではない。情報記録媒体(光ディスク)61は、ユーザデータを記録可能な光ディスクあるいは読出し専用の光ディスクであるが、本実施形態では記録可能な光ディスクとして本発明を説明する。記録可能な光ディスクとしては、DVD−R、DVD−RW等の光ディスクがある。
【0020】
光ディスク61の表面にはスパイラル状にランドトラック及びグルーブトラックが形成されており、このディスク61はスピンドルモータ63によって回転駆動される。
【0021】
光ディスク61に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ65によって行われる。光ピックアップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結されており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制御回路68により制御される。
【0022】
スレッドモータ制御回路68に速度検出回路69が接続され、この速度検出回路69により検出される光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制御回路68に送られる。スレッドモータ66の固定部に、図示しない永久磁石が設けられており、駆動コイル67がスレッドモータ制御回路68によって励磁されることにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半径方向に移動する。
【0023】
光ピックアップ65には、図示しないワイヤ或いは板バネによって支持された対物レンズ70が設けられる。対物レンズ70は駆動コイル72の駆動によりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能で、又駆動コイル71の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能である。
【0024】
モータ制御回路64は、光ディスク61に信号を記録または再生する際に線速度(Constant Linear Velocity)一定で回転制御することができるとともに、角速度一定(Constant angular velocity)で回転制御可能となっている。また、スピンドルモータ63の回転速度を把握しCPU90へその速度を送信する。
【0025】
変調回路73は、情報記録時にホスト装置94からインターフェース回路93を介して供給されるユーザデータを変調して、変調データを提供する。レーザ制御回路75は情報記録時(マーク形成時)に、変調回路73から供給される変調データに基づいて、書き込み用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。又、レーザ制御回路75は情報読取り時に、前記書き込み信号より小さい読取り用信号を半導体レーザダイオード79に提供する。
【0026】
半導体レーザダイオード79は、レーザ制御回路75から供給される信号に応じてレーザ光を発生する。半導体レーザダイオード79から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム81、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射される。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ70、ハーフプリズム81、集光レンズ82、およびシリンドリカルレンズ83を介して、光検出器84に導かれる。
【0027】
光検出器84は、4分割の光検出セル84a〜84dから成る。光検出セル84a〜84dの出力信号は、電流/電圧変換用のアンプ85a〜85d、加算器86a〜86dを介して差動アンプOP1、OP2に供給される。
【0028】
差動アンプOP2は、加算器86a、86bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号FEを出力する。この出力はフォーカシング制御回路87に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。これにより、レーザ光が光ディスク61の記録膜上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。
【0029】
差動アンプOP1は、加算器86c、86dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号TEを出力する。この出力はトラッキング制御回路88に供給される。トラッキング制御回路88は、差動アンプOP1からのトラッキングエラー信号に応じてトラック駆動信号を生成する。トラッキング制御回路88から出力されるトラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル71に供給される。又、トラッキング制御回路88で用いられるトラッキングエラー信号が、スレッドモータ制御回路68に供給される。
【0030】
上記フォーカシング制御およびトラッキング制御がなされることで、光検出器84の光検出セル84a〜84dの出力信号の和信号には、つまり加算器86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの出力和信号RFには、記録情報に対応して光ディスク61のトラック上に形成されたピットなどからの反射率の変化が反映される。この信号は、データ再生回路78に供給される。
【0031】
データ再生回路78は、PLL回路76からの再生用クロック信号に基づき、記録データを再生する。又、データ再生回路78は信号RFの振幅を測定する機能を有し、該測定値はCPU90によって読み出される。
【0032】
上記トラッキング制御回路88によって対物レンズ70が制御されているとき、スレッドモータ制御回路68により、対物レンズ70が光ピックアップ65内の中心位置近傍に位置するようスレッドモータ66つまり光ピックアップ65が制御される。
【0033】
モータ制御回路64、スレッドモータ制御回路68、変調回路73、レーザ制御回路75、PLL回路76、データ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッキング制御回路88等は、サーボ制御回路として1つのLSIチップ内に構成することができ、又これら回路はバス89を介してCPU90によって制御される。CPU90はインターフェース回路93を介してホスト装置94から提供される動作コマンドに従って、この情報記録装置150を総合的に制御する。またCPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、ROM92に記録された本発明を含むプログラムに従って所定の動作を行う。
【0034】
図5は、この発明に係る情報記録装置が記録動作する場合の動作例を示すフローチャートである。
光ディスクが挿入されると、CPU90は光ピックアップ65をリードイン領域に移動させて、リードイン領域18から、先に説明したランドプリピット情報を読み取らせる(ステップSA1)。そして、このプリピット情報からメディアタイプを判定し(ステップSA3)、リレコーダブルであれば、バージョン情報の内容を判別する(ステップSA5)。挿入されたディスクが例えばDVD−RWとすると、バージョン情報がバージョン1.1 Revision バージョン1.0規格(V1.1 R V1.0規格)以下のバージョンであるか判別する。なお、DVD−Rのときはバージョン2.0 Revision バージョン1.0規格(V2.0 R V1.0規格)以下のバージョンであるか判別する。バージョン情報が(V1.1 R V1.0規格)以下のバージョンであると判別した場合、CPU90はホスト装置94で決定された記録速度を取得する(SA16)。すなわち、ユーザが選択した記録速度を取得する。取得した記録速度が4倍速以上か否かを判定し、4倍速以上であれば(ステップSA17のY)、内周側において回転制御が困難となり記録不能となる。また、4倍速より低い速度であれば(ステップSA17のY)、ステップSA21へ進む。
【0035】
ステップSA5に戻り、バージョン情報がV1.1 R V1.0規格より上位バージョンであると判別した場合、CPU90はユーザが選択した記録速度を取得する(ステップSA7)。取得した記録速度が4倍速以上か否かを判定し、4倍速以上であれば(ステップSA9のY)、CPU90は光ピックアップ65を外周側R情報領域13に移動させて、PCA24に試し書きを行わせ、レーザ光の強度の最適記録条件を見出してその記録条件をRMA22に記録させる(ステップSA11、13、15)。また4倍速より低い速度であれば(ステップSA9のN)、CPUは光ピックアップ65を内周側R情報領域12に移動させて、PCA14に試し書きを行わせ、レーザ光の強度の最適記録条件を見出してその記録条件をRMA16に記録させる(ステップSA21、23、25)。
【0036】
CPU90はPCA24、RMA22及びPCA14、RMA16に記録した条件をもとにユーザデータ領域19にユーザデータを記録する。
このように、挿入された光ディスクのメディアタイプ、バージョン情報を判別することで、ディスクの内周だけでなく外周にもPCA24とRMA22が設けられていることを理解し、記録速度に応じて内周側のPCA14、RMA16あるいは外周側のPCA24、RMA22を使い分けることができる。そのため、情報記録装置のスピンドルモータ63の回転速度を変更することがなく情報記録の管理が可能となる。
【0037】
更に、別の実施形態として、図6に情報記録装置が記録する場合の動作例を示す。なお、図6のステップSB1からステップSB5までの処理は図5のステップSA1からステップSA5までの処理と同様のため説明は省略する。
【0038】
ステップSB5において、バージョン情報がV1.1 R V1.0以下であると判定した場合、CPU90はユーザデータ領域19のどの位置から記録を開始するかを判定し(ステップSB7)、ステップSB19へ進む。
【0039】
また、バージョン情報がV1.1 R V1.0より上位のバージョン情報であると判定した場合、CPU90はユーザデータ領域19のどの位置から記録を開始するかを判定する(ステップSB9)。そして、ディスクの半径位置の真ん中を境界として内周側か外周側かを判定する(ステップSB11)。もし、外周側に記録開始位置があると判定した場合は、CPU90はモータ制御回路64を制御し、スピンドルモータ63の回転速度を高速に回転させる(ステップSB12)。高速に回転させた後、CPU90は光ピックアップ65を外周側R情報領域13に移動させ、PCA24に試し書きを行わせ、最適な記録条件をRMA22に記録させる(ステップSB13、15、17)。一方、内周側に記録開始位置があると判定した場合は、CPU90はモータ制御回路64を制御し、スピンドルモータ63の回転速度を低速に回転させる(ステップSB18)。低速に回転させた後、CPU90は光ピックアップ65を内周側R情報領域12に移動させ、PCA14に試し書きを行わせ、最適な記録条件をRMA16に記録させる(ステップSB19、21、23)。これらの処理が終了したあと、CPU90はユーザデータ領域19にユーザデータを記録する(ステップSB25)。
【0040】
このように、ディスクの半径位置の真ん中を境界として内周側と外周側に分離して、ユーザデータの記録が内周側か外周側かを判定する。そして、内周側では低記録速度で記録し、その外周側では高記録速度で記録する。さらに、内周側の記録では内周にあるPCA14とRMA16を使用し、外周側では外周にあるPCA24とRMA22を使用することができる。なお、2つの領域に分けた場合を説明したが、2つに限らず3つ以上複数の領域に分け、記録領域に応じて使用する内周側PCA14、RMA16と外周側PCA24、RMA22を使用することも可能である。
【0041】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階では、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、例えばDVD−RやDVD−RW等において標準線速度の4倍、8倍等の高線速度での記録を可能とするため、ディスクの内周だけでなく外周にもPCAとRMAを設けることで、内周と外周に設けた2つのPCAの管理がそれぞれ可能となり、記録速度に応じて使い分けることができる。
【0043】
上記の情報記録媒体を使用することで、高速記録でもスピンドルモータの回転速度を変更せずにユーザデータを記録することができる。
さらに、ディスクの所定の半径位置を境界としてその内周側では低記録速度で記録し、その外周側では高記録速度で記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVD−RWディスクを示す斜視図である。
【図2】 DVD−RWのディスク全体の物理フォーマット構造を示す図である。
【図3】 DVD−RWのリードイン領域18の物理フォーマット構造の基本形を示す図である。
【図4】 本発明の情報記録装置の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明に係る情報記録装置が記録動作する場合の動作例を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の別の実施形態に係る情報記録装置が記録動作する場合の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
63 スピンドルモータ
64 モータ制御回路
65 光ピックアップ
90 CPU
Claims (3)
- リードイン領域の内周側及びリードアウト領域の外周側に記録時の最適記録条件が設定される内周側参照情報領域と外周側参照情報領域とを備えた情報記録媒体にデータを記録再生する情報記録装置において、
予め設定された記録速度が所定の記録速度か否かを判定する判定手段と、
この判定手段によって前記記録速度が所定の記録速度以上であると判定された場合、前記外周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定し、前記所定の記録速度より低いと判定された場合、前記内周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定する設定手段とを具備することを特徴とする情報記録装置。 - リードイン領域の内周側及びリードアウト領域の外周側に記録時の最適記録条件が設定される内周側参照情報領域と外周側参照情報領域とを備えた情報記録媒体にデータを記録再生する情報記録方法において、
予め設定された記録速度が所定の記録速度か否かを判定する判定ステップと、
この判定ステップによって前記記録速度が所定の記録速度以上であると判定された場合、前記外周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定し、前記所定の記録速度より低いと判定された場合、前記内周側参照情報領域に記録時の最適記録条件を設定する設定ステップとを具備することを特徴とする情報記録方法。 - 前記判定ステップは、前記所定の記録速度が4倍速と見なし、予め設定された前記記録速度が4倍速以上か否かを判定することを特徴とする請求項2記載の情報記録方法。
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