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JP4019633B2 - 油圧エレベータ - Google Patents

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JP4019633B2
JP4019633B2 JP2001000136A JP2001000136A JP4019633B2 JP 4019633 B2 JP4019633 B2 JP 4019633B2 JP 2001000136 A JP2001000136 A JP 2001000136A JP 2001000136 A JP2001000136 A JP 2001000136A JP 4019633 B2 JP4019633 B2 JP 4019633B2
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valve
oil
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Fujitec Co Ltd
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Fujitec Co Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧エレベータに係り、特にインバータ制御等によって電動機を制御することにより、この電動機によって駆動される油圧ポンプの吐出油量を制御する油圧エレベータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧エレベータでは、エレベータ乗かごの走行中に停電が発生すると乗かごがフリーランを起こす場合がある。これは乗かごの下降運転時に、主制御弁を全開して油圧ポンプを制御することにより作動油の流量を制御するタイプのエレベータにおいて、乗かごの下降運転時でその速度が小さいときに起こる。
その理由は、低速下降運転時に停電が発生すると、油圧ポンプが停止する一方、主制御弁は全開になっているため、作動油の流量が急増して乗かごがフリーラン状態になり、その後主制御弁が閉じるに従って乗かごが減速し、主制御弁が閉じきると乗かごが停止する。
【0003】
このフリーランを防止する技術として特開平9―315733号がある、これについて図3により説明する。
図において、1は乗かご2を昇降させる油圧ジャッキ、3は電動機4等を制御することにより油圧ポンプ5を駆動する制御部、6はタンクである。7は主制御弁であり、ポペット7a、油圧配管によって油圧ジャッキ1に連結されたジャッキ側油室7b、油圧ポンプ5に連結されたポンプ側油室7c、ポペット7aの背面側に配置した背面側油室7d、及び圧縮ばね7eを有している。
【0004】
8はジャッキ側油室7bと背面側油室7dとの間に配置した第1の電磁パイロット弁で、8a,8bはソレノイドコイルである。9は一方はチェック弁10を介してポンプ側油室7cに、他方は背面側油室7dに連結した第2の電磁パイロット弁で、9aはソレノイドコイルである。11は第1の電磁パイロット弁8と並列に配置した絞りである。また各ソレノイドコイル8a,8b,9aは制御部3により作動する。
【0005】
この動作を説明すると、上昇運転の場合、油圧ポンプ5は上昇運転方向に駆動し、ソレノイドコイル8a,9aは消磁、8bは励磁して、油室7bと油室7d内の圧力を等しくする。そして油室7b,7cの圧力による開弁力が、油室7dとばね7eによる閉弁力を上回るとポペット7aは開き乗かご2は上昇する。
更に、油圧ポンプ5の吐出油量の増加に伴って、主制御弁7内を流れる作動油の流量が増加し、これによって主制御弁7の開度(ポペット7aの移動量)が大きくなり乗かご2は加速する。乗かご2が減速するときには、油圧ポンプ5の吐出油量が減少していくため、主制御弁7内の作動油の流量が減少し、主制御弁7の開度は小さくなる。そして、乗かご2が目的階床に停止するときには主制御弁7内の作動油の流量は0になって主制御弁7は閉じる。
【0006】
上記のように、上昇運転時には、主制御弁7の開度は作動油の流量に応じて増減しているため、主制御弁7の開度は必要最小限になっている。そのため上昇運転中に停電が発生しても主制御弁7中の作動油の流量が減少するにしたがって主制御弁7は速やかに閉じるため、作動油が逆流して乗かご2がフリーランを起こすことはない。
【0007】
次に下降運転の場合について説明すると、まず油圧ポンプ5が上昇運転方向に駆動して油室7c内の圧力を所定圧まで高める。そしてソレノイドコイル8a,9aを励磁するとともに、油圧ポンプ5を下降運転方向に駆動する。これにより油室7c,7d内の圧力が下がり、ポペット7aが開いて乗かご2は下降を始める。ポペット7aが開くと、油圧ジャッキ1内の作動油が乗かご2の重量によって押し出され、主制御弁7を通って油圧ポンプ5からタンク6へ排出される。またこの主制御弁7内の作動油の流量の増加に伴って主制御弁7の開度も大きくなり、乗かご2の下降は加速される。
【0008】
乗かご2が減速するときには、油圧ポンプ5の吐出油量が制御されて主制御弁7を通過する作動油の流量が減少し、主制御弁7の開度は小さくなっていく。そして、乗かご2が目的階床に停止するときには主制御弁7内の作動油の流量は0になって主制御弁7は閉じる。更にソレノイドコイル8a,9aは消磁する。このように下降運転時においても、主制御弁7の開度は作動油の流量に応じて増減しており、必要最小限の開度になっている。
【0009】
下降運転中に停電が発生すると、油圧ポンプ5が停止して油室7c内の圧力が急減し、また電磁パイロット弁9が閉じて油室7b内の作動油は絞り11を通って油室7dに供給されるため、ポペット7aは閉方向に移動して主制御弁7は閉じる。このため下降運転時においてもフリーランを起こすことはない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来技術では、下降運転中に停電が発生すると、油室7b内の作動油が絞り11を通って油室7dに供給されてポペット7aが閉じるため、絞り11の開度が大きいと主制御弁7の閉じる速度が速すぎて乗かご2の停止時にショックを生じ、逆に絞り11の開度が小さいと乗かご2の停止が遅れることになり、最適な開度の絞り11を選ぶのが難しいという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、油圧ジャッキと主制御弁の背面油室との間に、両者間を流れる作動油の流量を変更する切換弁を設け、この切換弁は油圧ジャッキと背面油室との間の作動油の流量によってその開度が切り換えられる構成にしたものである。更に前記切換弁を調整可能な絞りを備えた構成にして、現場で調整できるようにしたものである。
また本発明は、主制御弁としてパイロット操作逆止弁を使用したものにおいても、主制御弁と電磁パイロット弁との間に、両者間を流れる作動油の流量を変更する切換弁を設け、この切換弁は主制御弁と電磁パイロット弁との間の作動油の流量によってその開度が切り換えられる構成にしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1により説明する。図1は図3の絞り11に代えて切換弁を設けたものである。
図において、20は従来の絞り11に代えて設置した切換弁であり、比較的抵抗の大きい絞り20a側と導通側20bが切り換えられる構成で通常は導通側20bになっている。更にばね20c,比較的抵抗の小さい絞り20dを備えている。図3と同一符号は同一のものを示している。
【0013】
下降運転中に停電が発生すると油圧ポンプ5が停止して油室7c内の圧力が急減し、またソレノイドコイル9aが消磁されて電磁パイロット弁9は閉じる。これにより油室7bの作動油は絞り20d,切換弁の導通側20bを通って油室7dに供給されるためポペット7aは速度を上げながら閉じはじめ、絞り20dを通過する作動油も増加する。すると絞り20dの前後の管路(油室7b側と7d側)の圧力差が増大する。この圧力差が切換弁20の設定値を超えると切換弁20は絞り20a側に切り換わって、作動油の通過量が制限される。これにより油室7dに供給される作動油量が制限され、ポペット7aの閉速度も遅くなり、乗かご2はゆっくりと止まる。
【0014】
上記のように本実施形態によれば、乗かご2の下降運転中に停電が発生すると、乗かご2の下降速度が速い間は主制御弁7は速く閉じ、ポペット7aがある程度閉じて乗かご2の速度が遅くなる頃に主制御弁7はゆっくり閉じるため、短い停止距離・時間で、しかも少ない停止ショックで乗かご2を停止させることができる。
【0015】
また本実施形態の他の例として、絞り20dを調整可能にすることができる。本実施形態では、下降運転時油室7d内の圧力は絞り20dの開度によって変ってくる。即ち主制御弁7の開度は絞り20dの開度によって変ってくるが、油圧エレベータは機械室の位置や配管の長さ等により、下降運転時の主制御弁7の最適開度にはばらつきがあるため、主制御弁7が最適な開度を得るように予め製作しておくことは困難である。そこで絞り20dを調整可能にすることにより、据付現場で主制御弁7の開度が最適になるように調整することができる。
更にまた、ばね20cの強さを可変にすることにより、切換弁20の設定値の変更即ち切換のタイミングを変更することができる。
【0016】
次に、図2により本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態は主制御弁としてパイロット操作逆止弁を使用したものである。
図において30は主制御弁であり、ポペット30a、油圧配管によって油圧ジャッキ1に連結されたジャッキ側油室30b、油圧ポンプ5に連結されたポンプ側油室30c、圧縮ばね30dを有しており、更にパイロットピストン31、油圧ジャッキ側油室31a、タンク側油室31b、圧縮ばね31cを備えている。40は電磁パイロット弁、40aはソレノイドコイル、図1と同一符号は同一のものを示している。
【0017】
本実施形態において、下降運転を行うときは、ソレノイドコイル40aを励磁してパイロット電磁弁40を開き、油圧ジャッキ1からの作動油を油室31aへ供給する。これによりパイロットピストン31がポペット30aを押し開き、油室30bから30cへ作動油が流れ乗かご2が下降する。目的階へ近づいてくると油圧ポンプ5の回転を制御して乗かご2を減速し、目的階に到着するとソレノイドコイル40aを消磁してパイロット電磁弁40を閉じ、油室31aの作動油をタンクに開放する。
【0018】
下降運転中に停電が発生するとソレノイドコイル40aが消磁されて電磁パイロット弁40は閉じる。これにより油室31aの作動油は切換弁の導通側20b,絞り20d,電磁パイロット弁40を通ってタンクに排出されるためポペット30aは速度を上げながら閉じはじめ、絞り20dを通過する作動油も増加する。すると絞り20dの前後の管路(油室31a側と電磁パイロット弁40側)の圧力差が増大する。この圧力差が切換弁20の設定値を超えると切換弁20は絞り20a側に切り換わって、作動油の通過量が制限される。これにより油室31aから排出される作動油量が制限され、ポペット30aの閉速度も遅くなり、乗かご2はゆっくりと止まる。
上記のように本実施形態おいても図1の実施形態と同様の効果がある。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下降運転時に停電が発生しても、速やかにスムーズに乗かご2を停止させることのできる油圧エレベータを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図3】従来の油圧エレベータの全体構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 油圧ジャッキ
2 乗かご
5 油圧ポンプ
7,30 主制御弁
8,9,40 電磁パイロット弁
20 切換弁

Claims (4)

  1. 乗かごを昇降させる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキに主制御弁を介して作動油を供給及び排出する油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動する電動機とを備え、前記主制御弁内を流れる作動油の流量に応じて前記主制御弁の開度を変化させる構成の油圧エレベータにおいて、
    前記油圧ジャッキと前記主制御弁の背面油室との間に、両者間を流れる作動油の流量を変更する切換弁を設け、この切換弁は前記油圧ジャッキと背面油室との間の作動油の流量によってその開度が切り換えられる構成であることを特徴とする油圧エレベータ。
  2. 前記切換弁は調整可能な絞りを備えていることを特徴とする請求項1記載の油圧エレベータ。
  3. 乗かごを昇降させる油圧ジャッキと、この油圧ジャッキに主制御弁を介して作動油を供給及び排出する油圧ポンプと、この油圧ポンプを駆動する電動機とを備え、前記主制御弁として電磁パイロット弁により制御されるパイロット操作逆止弁を使用した油圧エレベータにおいて、
    前記主制御弁と電磁パイロット弁との間に、両者間を流れる作動油の流量を変更する切換弁を設け、この切換弁は前記主制御弁と電磁パイロット弁との間の作動油の流量によってその開度が切り換えられる構成であることを特徴とする油圧エレベータ。
  4. 前記切換弁はばね力が可変のばねを有しており、このばね力を変えることにより、切り換えのタイミングを変えられることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の油圧エレベータ。
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