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JP4018677B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、頭部などの身体に装着して使用可能な、小型の画像表示装置に関する。
頭部などの身体に装着して使用され、使用者の眼前に画像を表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)が、バーチャルリアリティをはじめ種々の分野で利用されている。HMDは、通常、外光を遮断して画像のみを表示するようなものとされ、一般的にはゴーグル形状、あるいは大型の眼鏡のフレーム形状に形成される。HMDを使用すると、使用者はどの方向を向いていても画像を見ることができる反面、外界を見ることはできなくなる。
近年、画像を視界の一部に表示し、外界も、画像も見られるようにした小型の画像表示装置が提案されている。
このタイプの画像表示装置は、例えば、特開平7−209600号公報に開示されている。この画像表示装置は、液晶表示装置(LCD)、反射ミラー、接眼レンズ等を1つの筐体に収容するとともに、その筐体にクリップを取付けてなり、クリップで眼鏡やサングラスのフレームに装着するように構成されている。筐体は眼鏡のフレームの上部外側寄りに取付けられるようになっており、LCDに表示された画像を、反射ミラーと接眼レンズ、さらに眼鏡のレンズを介して、使用者の一方の眼に斜め上方から与えるようにされている。
このタイプの画像表示装置は、視線の移動により、外界を見るか、画像を見るかの選択を行えるので、日常生活の場面で使用でき、使用の場面として室内外を特に問わない点で価値が高い。
それゆえ、このような画像表示装置であれば、音を再生するものであり、若者のライフスタイルを大きく変えた携帯型ヘッドフォンステレオの映像版といった用途に応用可能かもしれない。
ところで、このタイプの画像表示装置は既存の眼鏡に取付けることを意図しているが、画像表示装置を眼鏡に取付けることは難しい。眼鏡には、フレームの有無や、フレームの材質や太さ、或いはテンプルの材質や太さの違いなど、様々なバリエーションがあるため、どのような眼鏡にでも画像表示装置を取付けられるようにすることは意外にも非常に難しい。
他方、眼鏡を画像表示装置との組合わせを当初から意図した専用品にしてしまえばこのような難点は解決されるが、それでは眼鏡というファッション性の強いものを顧客に強制することになり、画像表示装置を使用することを顧客が嫌がる原因にもなりかねない。
本発明は、かかる課題を解消するものであり、画像表示装置を、どのような眼鏡にでも簡単に取付けられるようにするための技術を提供せんとするものである。
かかる課題を解決するため、本願発明者は、以下の発明を提案する。本願発明では、画像表示装置は眼鏡が備える眼鏡レンズの平滑な面に取付けられるようになっている。これは、本願発明者が得た以下のような知見に基づくものである。
上述したように、眼鏡には、様々なバリエーションがある。したがって、画像表示装置をどのような眼鏡にでも取付けられるようにするのは難しい。しかしながら、試行錯誤の結果、本願発明者は、どのような眼鏡にでも共通する部材があることに気が付いた。それは、眼鏡レンズの平滑な面である。その面に画像表示装置を固定できるようにすることで、本願の画像表示装置は、どのような眼鏡にでも取付けられるようなものとなる。
なお、本願でいう「眼鏡レンズ」の語には、度入りの一般的なレンズのみならず、度なしのレンズでないものも含む。本願の画像表示装置は、度なしの眼鏡レンズを備えた伊達眼鏡にも取付けることができるものである。
以下、本願発明の詳細について説明を行う。本願発明は、2つに大別できる。
本願発明の一つ目は、以下のようなものである。
本願発明は、使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置である。そして、この画像表示装置は、前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、を有してなる。
この画像表示装置は、眼鏡レンズの平滑な面に固定される中間部材を介して眼鏡レンズの平滑な面に対して取付けられるようになっている。
画像表示装置は、眼鏡レンズの平滑な面のどちら側に取付けられるようになっていても構わないが、眼鏡レンズと顔との間にそれほど空間がないことを考慮すれば、眼鏡レンズの顔と反対側の面に取付けられるようにする方が容易である。なお、この事情は、後述する本願発明の二つ目でも同様である。
本願発明における中間部材の眼鏡レンズに対する固定の具体的な態様は、中間部材を眼鏡レンズの平滑な面に固定できる限りどのようなものであってもよい。
本願発明における中間部材は、前記眼鏡レンズに対して完全に固定されるようなものでもよいし、着脱自在に固定を行えるようなものとされてもよい。眼鏡に対して中間部材を着脱自在にすれば、画像表示装置を使用しないときには眼鏡から中間部材を除去できるようになる。
もっとも、眼鏡に対して中間部材を着脱自在にすると、画像表示装置を使用する際に眼鏡に対して中間部材を取付ける作業、及び中間部材に画像表示装置本体を取付ける作業の2つの作業が、その先後はともかく必要になる。中間部材が眼鏡レンズに対して完全に固定されていれば、中間部材に画像表示装置本体を取付ける作業のみを行えば眼鏡に対する画像表示装置の固定を行えるので、そのような疎ましさがない。
本願発明における中間部材は、前記眼鏡レンズを貫通した状態で前記眼鏡レンズに固定される棒状部材を備えていてもよい。この場合、中間部材は、棒状部材により眼鏡レンズに固定されることになる。このようにされた中間部材は、眼鏡レンズに対して着脱を行いづらいものとなるが、眼鏡レンズに対する強固な固定を行えるようなものとなる。この構成は、中間部材が眼鏡レンズに完全に固定される場合の一例となる。
本願発明における中間部材は、前記眼鏡レンズに対して着脱自在とされた吸盤又は粘着剤層を備えており、前記吸盤又は前記粘着剤層により、前記眼鏡レンズに対して着脱自在に固定されるようになっていてもよい。この構成は、中間部材が眼鏡レンズに着脱自在に固定される場合の例となる。
中間部材と画像表示装置本体との固定の具体的な態様は、中間部材と画像表示装置本体との着脱自在な固定が可能である限り不問である。
例えば、本願発明の中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定されたときに前記眼鏡レンズの前方に突出するものであり、その先端に略球状の球部を有する棒状の突出体を有しており、且つ前記固定手段は、開口を持ち、その開口からその内部に前記球部を挿入することのできる空間を備えており、且つ前記空間に前記球部が入ったときに、前記球部が前記空間に対して固定されるようになっていてもよい。
なお、本願における「前方」という語は、眼鏡を使用者が顔に装着した場合の顔から遠い側を意味するものとする。
或いは、前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって開いた開口を持っている空間を備える固定部材を有しており、且つ前記固定手段は、棒状体の先端に略球状とされるとともに、前記空間に挿入することのできる球部を有する突出体を持っており、且つ前記空間に前記球部が入ったときに、前記球部が前記空間に対して固定されるようになっていてもよい。
或いは、前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって突出する、所定の球面の一部をなす凸曲面を有する凸部を有しており、且つ前記固定手段には、前記凸曲面に対応する曲面である凹曲面を有する凹部が設けられているとともに、前記凸部と前記凹部とは磁力によって吸着して固定し合うようになっていてもよい。
或いは、前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって開いた凹曲面を有する凹部を有しており、且つ前記固定手段には、前記凹曲面に対応する曲面であり、所定の球面の一部をなす凸曲面を有する凸部が設けられているとともに、前記凸部と前記凹部とは磁力によって吸着して固定し合うようになっていてもよい。
前記中間部材は、また、それが前記眼鏡レンズに固定された場合に、前記眼鏡レンズから前方に向かって突出するものであり、且つ互いに所定の間隔を空けて配置された少なくとも3つの突出片を有しており、且つ前記固定手段には、前記突出片に当接する凸曲面を有する凸部が設けられているとともに、前記凸部と前記突出片とは磁力によって吸着して固定し合うようになっていてもよい。この場合、凸部は、各突出片の内側に内接するようにして、突出片に吸着する。凸部はそれが可能となるような位置関係で眼鏡レンズに配される。
中間部材は、眼鏡レンズと画像表示装置本体との双方と固定される。したがって、中間部材は、中間部材と眼鏡レンズを固定するための構成と、中間部材と画像表示装置本体とを固定するための構成を持つ。中間部材と眼鏡レンズを固定するための上述の構成と、中間部材と画像表示装置本体とを固定するための上述の構成は、1つの中間部材でどのように組み合わされていてもよい。
本願発明の画像表示装置本体における前記固定手段は、前記中間部材に固定された状態で、前記画像表示装置本体を上下方向、左右方向の少なくとも一方向に揺動させられるようになっていてもよい。
このようにすれば、画像表示装置本体を眼鏡レンズに固定した後に、使用者が画像表示装置本体の表示手段に表示される画像を見易くするために、画像表示装置本体の角度を調整できるようになる。
本願発明の二つ目は、以下のようなものである。
本願発明の二つ目は、使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズの平滑な面に取付けて用いられる画像表示装置である。この画像表示装置は、当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記眼鏡レンズに対して着脱自在な固定を行うことのできるレンズ固定手段、を備えている。
この画像表示装置は、本願発明の一つ目と異なり中間部材を備えておらず、直接眼鏡レンズの平滑な面に取付けられる。
この場合におけるレンズ固定手段は、眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行えるようなものであればどのように構成されていても構わない。例えば、レンズ固定手段は、前記眼鏡レンズに対して着脱自在とされた吸盤又は粘着剤層を備えており、前記吸盤又は前記粘着剤層により、前記眼鏡レンズに対して着脱自在に固定されるようになっていてもよい。
レンズ固定手段は、眼鏡レンズに固定された状態で、前記画像表示装置を上下方向、左右方向の少なくとも一方向に揺動させられるようになっていてもよい。
このようにすれば、画像表示装置を眼鏡レンズに固定した後に、使用者が画像表示装置の表示手段に表示される画像を見易くするために、画像表示装置の角度を調整できるようになる。
また、本願発明の二つ目による画像表示装置は、前記表示手段を内蔵するケースと、前記表示手段からの像光を使用者の目へ導くレンズを収納した前記ケースから凸設された鏡筒とを備えている場合がある。この場合、前記レンズ固定手段は、前記鏡筒に設けられていてもよい。或いは、前記レンズ固定手段は、その内側部分に前記鏡筒の外周に当接する孔が開けられており、前記鏡筒をその孔に挿入した状態で前記鏡筒の外周面に取付けられている吸盤とされていてもよい。或いは、前記レンズ固定手段は、その内側部分に前記像光を通過させるための透明な部分を有し、且つその透明な部分を前記鏡筒の先端に臨ませた状態で前記鏡筒の先端に取付けられている吸盤とされていてもよい。或いは、前記レンズ固定手段は、前記鏡筒の先端に配された粘着剤とされていてもよい。
なお、以上説明した本願発明の一つ目における画像表示装置本体は、片目用の一つだけでもよいし、両目用の二つであってもよい。同様に、本願発明の二つ目における画像表示装置も、一つで用いるようになっていても二つで用いるようになっていてもよい
画像表示装置本体或いは、画像表示装置が一つである場合、画像表示装置本体或いは画像表示装置は使用者の一方の目に対応する眼鏡レンズに取付けられる。このような場合、眼鏡の他方の目に対応する眼鏡レンズに、前記画像表示装置本体又は前記画像表示装置の使用時に使用者の他方の目の前に位置するものであり、当該他方の目の視野のうち、前記表示範囲に略対応する範囲、又は当該範囲を含むより広い範囲である遮蔽範囲から前記他方の目に入って来る光を、前記一方の目に前記表示範囲から入ってくる光よりも弱くする遮蔽手段を設けてもよい。
遮蔽手段は、以下のような視野闘争の問題を解消するのに役立つものである。
画像表示装置本体が1つである、或いは画像表示装置が1つのみで使用される場合には、片目で表示手段を見ているときに、他方の目には周囲の景色が見える場合がある。このような場合に、視野闘争の問題が生じるのである。
視野闘争とは、右目、左目から入った情報のうち、どちらか一方だけが、意識にのぼるという現象をいう。右目と左目から入った情報は通常、多少の異なる点(例えば、両目の視差)はあるものの多くの共通点を持っている。このような場合、脳は、2つの情報から1つの情報を作り上げ、これを見えている「内容」として認識する。これに対して、右目と左目のそれぞれに、共通点の少ない、相互に大きく異なる情報を入れた場合、脳は、それらの情報を上手く処理できなくなる。この場合、脳は、どちらかからの情報を優先させ、そちらの情報だけを見ている内容として認識するように処理を行うことがある。このとき、脳が優先させた情報に基づく画像ないし景色は見えていると認識されるけれども、脳が優先させなかった情報に基づく画像ないし景色は見えているとは認識されない。
画像表示装置本体が1つである、或いは画像表示装置が1つのみで使用される上述の如き場合には、このような視野闘争が顕著に起きる。視野闘争が起きると、表示手段が見えていると認識される状況と、景色が見えていると認識される状況が交互に起こることになる。表示手段が見えない状況が頻発するのでは、画像表示装置として役に立たないし、また表示手段がかろうじて見えているとしても、視野闘争が頻発するのであれば、使用者に大きな疲れを与える。
上述の如き遮蔽手段があれば、その遮蔽手段が直前に置かれた側の目の視界をその遮蔽手段で遮ることで、その目をいわば死んだ状態とすることができるので、脳は表示手段により画像を見ている側の目からの情報のみを見えているものとして認識することになる。これにより、上述の視野闘争の問題を解決できるのである。
上述の遮蔽手段は、前記画像表示装置本体、或いは画像表示装置が使用者の身体に装着された場合の左右方向に移動できるようにして、眼鏡レンズに設けられていてもよい。画像表示装置本体、或いは画像表示装置が移動したとしても画像表示装置本体、或いは画像表示装置の使用時に使用者の他方の目の前に位置するものであり、当該他方の目の視野のうち、前記表示範囲に略対応する範囲、又は当該範囲を含むより広い範囲である遮蔽範囲から前記他方の目に入って来る光を、前記一方の目に前記表示範囲から入ってくる光よりも弱くするに十分な大きさとされているのであれば、遮蔽手段は、左右方向に移動するようになっていなくても構わない。遮蔽手段は、例えば、粘着剤によって眼鏡レンズに着脱自在に取付けできるシート状のもの、上記他方の目の視界を遮るに十分な大きさの不透明な吸盤などによって構成することができる。
以下、本発明の好ましい第1〜第6実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、各実施形態の説明では、共通するものには共通の符号を用いることとし、重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
第1実施形態による画像表示装置1は、本願発明の一つ目に相当するものである。
画像表示装置1は、図1に示したように、眼鏡Gの眼鏡レンズGLの平滑な面に対して取付けられる画像表示装置本体100を2つ備えており、これら画像表示装置本体100のそれぞれを眼鏡レンズGLの平滑な面に取付ける中間部材200を2つ備えている。図1は、第1実施形態による画像表示装置1を上前方(「発明を実施するための最良の形態」の欄において、「前方」という語は、眼鏡を使用者が顔に装着した場合の顔から遠い側を意味するものとする。)から見た状態を示す斜視図である。
なお、画像表示装置1と組み合わされるこの実施形態における眼鏡Gは、普通に販売されている既製品である。また、図1に示した眼鏡Gは、眼鏡レンズGLを囲むフレームを備えているが、その構成の詳細は不問である。眼鏡Gは、例えば、このようなフレームを持たないいわゆるフレームレスタイプのものとされていても構わない。また、眼鏡レンズGLは、遠視用、近視用、遠近両用などのレンズの機能を有するものであっても構わないが、単なるガラスや樹脂の板であってもよい。つまり、眼鏡Gは、眼鏡レンズGLを有する限り、伊達眼鏡であっても構わない。
画像表示装置本体100はともに、画像表示装置1の使用時に使用者の目の一方の前に位置するものであり、それがその前に位置する目へ所定の画像の像光を導くものである。使用者は、左右各目の視野の一部である表示範囲に上述の所定の画像が存在するような状態で、その所定の画像を見られるようになる。この実施形態では、2つの画像表示装置本体100は、互いに左右対称になっている。
画像表示装置本体100は、図2の透視図、図3の分解図に示したような構成となっている。
画像表示装置本体100は、略直方体形状に形成されたケース110を備えている。このケース110は、これには限られないが樹脂製である。
ケース110の後方の面には、鏡筒120が設けられている。鏡筒120は、略円筒形状とされている。
ケース110の後方の面には、また、穴130が設けられている。穴130の内部には、所定の広さの空間が設けられている。穴130の開口部分には、穴130の開口を塞ぐようにして板状の弾性片140が4枚取付けられている。この弾性片140は、弾性を有するものとなっており、その厚さ方向に多少曲折できるようになっている。
画像表示装置本体100はともに、ケーブルCと接続されている。このケーブルCは、後述するように、画像信号を画像表示装置本体100へと送るものである。ケーブルCは、眼鏡Gが備えるつるに、例えば断面略C字形状に形成された部材(この部材については、図示を省略する。)でかしめることで固定することができる。この、ケーブルCは、画像表示装置本体100の外側面(画像表示装置本体100を眼鏡Gに装着した場合の使用者の顔の側方側の面)に接続されている。
また、ケース110の内部には、変換基板111、バックライトユニット112、液晶ディスプレイ113が設けられている。
鏡筒120の内部には拡大レンズ114が設けられている。
変換基板111は、ケーブルCと接続されており、ケーブルCを介して外部から送られてくる画像信号を、液晶ディスプレイ113に表示できるようなものに変換し、液晶ディスプレイ113に画像を表示させるものである。
より詳細には、変換基板111は、画像表示装置本体100の外部からケーブルCを介して送られてくるビデオ信号やRGB信号などの画像信号を受信して、この画像信号に基づく画像を液晶ディスプレイ113に表示する。もっとも、変換基板111は、画像表示装置本体100の内部に設けられている必要はなく、そのすべて、或いは一部が、画像表示装置本体100外に設けられていても構わない。また、変換基板111は、ケーブルCを介さずに、画像信号を無線で受信するようになっていてもよい。変換基板111は、また、テレビチューナを含んで構成されていてもよい。この場合、変換基板111は、一般的なテレビ放送用の電波を受信し、これをデコードすることで、テレビ放送の画像を液晶ディスプレイ113に表示する。変換基板111が液晶ディスプレイ113に表示する画像は、これにとどまらず、DVDなどの記録媒体に記録されていた画像データに基づいて再生された画像や、パーソナルコンピュータや、ゲーム装置などのコンピュータにより生成された画像データに基づいて再生された画像など、多岐にわたる可能性がある。
バックライトユニット112は、液晶ディスプレイ113を背後から照明するバックライトと、このバックライトを制御する制御回路とを含んでおり、制御を行いながらバックライトを点灯させるものとなっている。
液晶ディスプレイ113は、変換基板111の制御下で、動画、或いは静止画である所定の画像を表示するものである。
拡大レンズ114は、液晶ディスプレイ113に表示された画像の像光を、拡大するものである。なお、拡大レンズ114は、1枚である必要はなく、複数枚のレンズから構成されている場合もある。この実施形態の拡大レンズ114は、また、鏡筒120を回転させることで前後動(光軸に沿う方向での移動)するようになっている。この拡大レンズ114の前後動は、液晶ディスプレイ113からの像光の結像位置を変化させるためのものである。これにより、使用者の視力の良し悪しによらず、或いは使用者が使っている眼鏡Gの眼鏡レンズGLの度が使用者の目に合っていないなどの事情があったとしても、使用者の目の網膜に上述の画像をしっかり結像させられるようになる。拡大レンズ114を前後動させるための構成はどのようなものでもよいが、例えば、鏡筒120を2重の構造とし、それらの内側の物の外面と、外側の物の内面にネジ切りをして螺合させるとともに、鏡筒120の外側の物をケース110に固定し、且つ鏡筒120の内側のものの内面に拡大レンズ114を固定することで実現できる。なお、この実施形態では、鏡筒120を回転することで拡大レンズ114が前後動を行うようになっているが、拡大レンズ114の光軸方向への移動は他の手段によって行われるようになっていても構わない。また、拡大レンズ114の光軸上の位置が互いに異なっている複数の鏡筒120であって、ケース110に対して着脱自在なものを用意しておき、使用者の視力などに応じて鏡筒120ごと拡大レンズ114を交換できるようにしてもよい。
2つの中間部材200はともに、図4に示したように、板状のベース210と、ベース210の前面からベース210の前方に突出する棒状の突出体220とを備えている。ベース210は、この実施形態では略5mm角の正方形とされている。突出体220の先端には、球状の球体221が設けられている。この球体221の直径は、上述した穴130の内部にやや遊びを持った状態で挿入可能な大きさとなっている。
ベース210の背面には、層状とされた粘着剤によって形成された粘着剤層222が設けられている。この粘着剤層222は、その表面を眼鏡レンズGLの平滑な面に当接させることで、中間部材200を眼鏡レンズGLに固定できるようなものとされる。なお、後述するように、眼鏡レンズGLに取付けられた中間部材200には、画像表示装置本体100が取付けられる。粘着剤層222は、画像表示装置本体100が取付けられた中間部材200を眼鏡レンズGLに安定して固定できる程度の粘着力を有するものとされる。もっとも、この実施形態では、粘着剤層222の眼鏡レンズGLへの取付けは着脱自在なものとされる。つまり、粘着剤層222は、中間部材200に大きな衝撃や強い力を加えない限り中間部材200を眼鏡レンズGLに固定できるけれども、強い力を加えれば中間部材200を眼鏡レンズGLから取外せる程度の粘着力を持つものとされる。
この実施形態における画像表示装置1の使用方法を説明する。
画像表示装置1を用いる場合、画像表示装置本体100を眼鏡Gの眼鏡レンズGLの平滑な面に取付ける。この実施形態では、眼鏡レンズGLの前方の面に、画像表示装置本体100を取付ける。
眼鏡レンズGLの前方の面に画像表示装置本体100を取付けるには、まず、眼鏡レンズGLの前方の面に中間部材200を取付ける。この取付けは、中間部材200の粘着剤層222を眼鏡レンズGLの適当な位置に当接させ、押付けることにより行う。
次いで、眼鏡レンズGLに取付けた中間部材200の突出体220先端の球体221を、画像表示装置本体100に設けられた穴130の内部に挿入する。具体的には、球体221を弾性片140の間の隙間に弾性片140の弾性力に抗しながら押込むことで、球体221を穴130の内部に挿入する。穴130の内部に球体221を挿入した状態を図5に示す。球体221は、その先端側が穴130の奥に当接し、且つその基端側が弾性片140と当接した状態となる。これにより、球体221は、穴130の内部で穴130の内側面との摩擦力により一時的に固定されることになる。これにより、画像表示装置本体100は、中間部材200を介して眼鏡レンズGLの前方の面に固定されることになる。
以上の作業を、左右両目用の眼鏡レンズGLの双方について行う。
なお、両画像表示装置本体100を眼鏡レンズGLのそれぞれに1つずつ取付けたら、ケーブルCを、その画像表示装置本体100が取付けられている眼鏡レンズGLに近い側の眼鏡Gのつるに固定する。
この実施形態の画像表示装置本体100はともに、眼鏡レンズGLの前方の面に取付けた状態で、上下方向、左右方向、或いはその間の斜め方向などの所望の方向に球体221を中心に多少揺動させることができる。使用者は、鏡筒120が自分の目の瞳の方向を向いていない場合には、言い換えれば、拡大レンズ114の光軸が自分の目の瞳と重ならない場合には、画像表示装置本体100を揺動させて、画像表示装置本体100の角度を調整することができる。
また、この実施形態の拡大レンズ114は、上述したように、鏡筒120を回転させることで前後動するようになっている。使用者は、必要に応じて拡大レンズ114を前後動させ、画像を見やすい位置に拡大レンズ114を移動させることができる。
なお、かかる画像表示装置本体100の角度の調整と、拡大レンズ114の移動は、画像の表示を始めてから行ってもよい。
以上の準備を行った後、画像表示装置本体100による画像の表示を行う。
具体的には、ケーブルCに接続された物(例えば、DVDプレイヤなど)の電源を入れ、必要な操作を行う。これにより、ケーブルCを介して、画像信号が画像表示装置本体100に送られてくる。画像信号は、それぞれの画像表示装置本体100内の変換基板111を介して液晶ディスプレイ113に送られる。液晶ディスプレイ113は、この画像信号に基づいて画像の表示を行う。バックライトユニット112に含まれるバックライトからの光である、この画像についての像光は、拡大レンズ114を介して使用者のそれぞれの目に送られ、使用者のそれぞれの目に結像する。
このとき、使用者の各目には、図6に示したような状態で画像が見える。
図6におけるIは画像であり、一般的には暗い空間Sの中に、画像Iがぽっかり浮かんでいるような状態でそれは見える。画像Iが存在するように見える範囲が、本発明の表示範囲に相当する。なお、画像Iの周りにある空間Sは、拡大レンズ114の瞳に対応するものである。また、空間Sの周りには、鏡筒120の先端がぼんやりと見える。鏡筒120の先端がぼんやりとしか見えないのは、これが使用者の目の近点よりも使用者の目寄りにあるからである。また、鏡筒120の周囲には、外界Oが見える。外界Oの周縁は、使用者の目の視野に一致している。この実施形態における表示範囲の大きさは、使用者の画像Iを見る側の目の視野の1/3よりもずっと小さくなっている。なお、この表示範囲の画角は、この実施形態では、左右方向で20°程度である。
この実施形態では、使用者は、表示範囲を見ている状態で、視線を動かすことなく、外界の景色も認識できる。また、使用者は、視線を動かせば、外界の景色をより多く見ることができる。
使用者は、左右両目の視野内の表示範囲にある画像Iを左右両目のそれぞれで見ることで、両目で画像Iを見ている状態となる。
<中間部材200の粘着剤層222を変形した場合>
以下、中間部材200の粘着剤層222を変形した場合における第1実施形態による画像表示装置の例(変形例1〜3)について説明する。
〔変形例1〕
変形例1における画像表示装置は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の背面には、その表面を眼鏡レンズGLの平滑な面に当接させることで、中間部材200を眼鏡レンズGLに固定するための粘着剤層222が設けられている。この粘着剤層222は、第1実施形態では眼鏡レンズGLへの着脱自在な固定を行えるようなものとされていた。
変形例1における画像表示装置における中間部材200は、図4に示したものと同様であるが、その粘着剤層222は、第1実施形態の場合と異なり、眼鏡レンズGLへの恒久的な固定を行うようなものとされる。この点が変形例1における画像表示装置の第1実施形態からの変更点である。この場合には、画像表示装置1を使用せずに眼鏡Gを普通に使用する場合にも中間部材200は眼鏡レンズGLへと取付けられたままとなる。したがって、普通に眼鏡Gが用いられる場合に中間部材200が使用者の視野を妨げない程度に、中間部材200は小さくされることが好ましい。例えば、ベース210の一辺を3mm程度にすることが好ましい。
〔変形例2〕
変形例2における画像表示装置は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の背面には、上述の如き粘着剤層222が設けられていた。
変形例2における画像表示装置の中間部材200は、粘着剤層222に代えて、図7に示すような、棒状部材223及び固定部材224を備えている。この点が変形例2による画像表示装置の第1実施形態からの変更点である。棒状部材223及び固定部材224は、中間部材200の眼鏡レンズGLへの恒久的な固定を行うものである。
棒状部材223は、眼鏡レンズGLの所定の位置に開けた孔を貫通させる棒状の部材であり、ベース210の背面から垂直に突出されている。棒状部材223は、その長さが眼鏡レンズGLの厚さよりも数mm程度長くなるようにされており、その外周面にねじ切りされている。固定部材224はその内周面にねじ切りがなされた厚さ1mm程度のナットであり、眼鏡レンズGLを貫通して眼鏡レンズGLの背面から突出した棒状部材223に対して螺合できるようになっている。
この変形例2における中間部材200は、眼鏡レンズGLに設けられた孔を貫通させた棒状部材223に固定部材224を螺合させることで、図8に示したようにして眼鏡レンズGLに固定される。
なお、棒状部材223は、固定部材224を用いずに、例えば接着剤を用いて眼鏡レンズGLと固定することも可能である。この場合には、棒状部材223は、その外周にねじ切りされている必要はない。また、接着剤を用いて眼鏡レンズGLと固定される場合における棒状部材223は、眼鏡レンズGLを必ずしも貫通する必要はない。この場合、棒状部材223の長さを眼鏡レンズGLの厚さよりも短くし、且つ眼鏡レンズGLの前方の面に棒状部材223の径及び長さに対応した穴を設け、その穴に棒状部材223を挿入して例えば接着剤にて固定することで、棒状部材223を、ひいては中間部材200を、眼鏡レンズGLに固定することも可能である。
また、中間部材200を棒状部材223を備えるものとする場合であれば、中間部材200をベース210抜きで構成することも可能である。この場合、中間部材200は、例えば、図9に示したように構成する。
〔変形例3〕
変形例3における画像表示装置は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の背面には、上述の如き粘着剤層222が設けられていた。
変形例3における画像表示装置の中間部材200は、粘着剤層222に代えて、図10に示すような、吸盤225を備えている。この点が変形例3による画像表示装置の第1実施形態からの変更点である。吸盤225は、中間部材200の眼鏡レンズGLへの着脱自在な固定を行うものである。
吸盤225は、この実施形態では、弾性のある材料、例えば樹脂でできている。もっとも吸盤225は、弾性のあるゴムによってできていてもよい。吸盤225の外側には、棒状の摘み225Aが設けられている。この摘み225Aは、眼鏡レンズGLに吸着させた吸盤225を眼鏡レンズGLから取外すときに用いるものであり、それを使用者が指で摘んで引っ張ることにより、吸盤225を眼鏡レンズGLから簡単に取外せるものとされている。
<中間部材200の突出体220を変形した場合>
以下、中間部材200の突出体220を変形した場合における第1実施形態による画像表示装置の例(変形例4〜6)について説明する。
〔変形例4〕
変形例4における画像表示装置1−4は、図11に示したようなものであり、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の前面には、上述の如き突出体220が設けられていた。
変形例4における画像表示装置1−4の中間部材200は、突出体220に代えて、第1実施形態の画像表示装置本体100の後方の面に設けられていたと同様の穴226を備えている。この穴226は、その内部に所定の広さの空間が設けられている。このような空間を取れるようにするため、ベース210は厚く形成されている。この穴226の開口部分には、また、第1実施形態の画像表示装置本体100の穴130の周りにあった弾性片140と同様の弾性片227が設けられている。この弾性片227は、その厚さ方向に多少曲折できるようになっている。
このような穴226を備えた中間部材200と組みあわせて用いられる画像表示装置本体100は、その後方の面に、第1実施形態における中間部材200が備えていた突出体220と同様の突出体151を備えている。この突出体151は棒状であり、その先端に球状の球体152が設けられている。この球体は、穴226にやや遊びを持った状態で挿入可能な大きさになっている。
変形例4における画像表示装置1−4は、要するに、第1実施形態の画像表示装置における画像表示装置本体100と中間部材200の固定を実現するために画像表示装置本体100に設けられていた穴130と、中間部材200に設けられていた突出体220の位置関係を逆転したものである。
この画像表示装置1−4における画像表示装置本体100は、それが備える突出体151の先端の球体152を、中間部材200が備える穴226に挿入することで、第1実施形態の場合と同様に、中間部材200に対して着脱自在に固定される。なお、突出体151の球体152を穴226に挿入することで画像表示装置本体100と中間部材200を固定した状態の断面を、図12に概略的に示す。
〔変形例5〕
変形例5における画像表示装置1−5は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の前面には、上述の如き突出体220が設けられていた。
変形例5における画像表示装置1−5の中間部材200は、これに代えて、図13(A)に示した如き土台228を備えている。この土台228には、凸曲面229が設けられている。この凸曲面229は、中間部材200の前方に向かって凸設されている。凸曲面229は所定の球面の一部をなすようになっている。
このような土台228を備えた中間部材200と組みあわせて用いられる画像表示装置本体100は、その後方の面に凹曲面153を備えている。この凹曲面153は、上述の凸曲面229に対応する形状とされている。
凸曲面229と凹曲面153とは、磁力により互いに吸着し合うようになっている。例えば、凸曲面229と凹曲面153が設けられている部材をともに磁石により形成する、或いは、一方の部材を磁石により、他方の部材を磁石に吸着する金属によって形成するなどすることで、凸曲面229と凹曲面153とが磁力により互いに吸着し合うようになる。
この変形例5における画像表示装置1−5は、図13(B)に示したように、凸曲面229と凹曲面153とを吸着させることで、中間部材200と画像表示装置本体100との着脱自在な固定をなすことができる。中間部材200と画像表示装置本体100を固定した状態で、凸曲面229に対して凹曲面153を摺動させることで、画像表示装置本体100の中間部材200に対する角度を、例えば上下方向や左右方向で変化させられることになる。
〔変形例6〕
変形例6における画像表示装置は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
第1実施形態における中間部材200のベース210の前面には、上述の如き突出体220が設けられていた。
変形例6における画像表示装置の中間部材200は、これに代えて、土台228を備えている。この土台228には、凹曲面230が設けられている。この凹曲面230は、中間部材200の前方に開口を向けた凹みである。凹曲面230は、後述する凸曲面154に対応する形状とされている。
このような土台228を備えた中間部材200と組みあわせて用いられる画像表示装置本体100は、その後方の面に凸曲面154を備えている。この凸曲面154は、所定の球面の一部をなすような形状となっている。
凹曲面230と凸曲面154とは、磁力により互いに吸着し合うようになっている。例えば、凹曲面230と凸曲面154が設けられている部材をともに磁石により形成する、或いは、一方の部材を磁石により、他方の部材を磁石に吸着する金属によって形成するなどすることで、凹曲面230と凸曲面154とが磁力により互いに吸着し合うようになる。
要するに、この変形例6は、変形例5における凸曲面229と凹曲面153の位置関係を逆転させたものである。
この変形例6における画像表示装置は、図14に示したように、凹曲面230と凸曲面154とを吸着させることで、中間部材200と画像表示装置本体100との着脱自在な固定をなすことができる。中間部材200と画像表示装置本体100を固定した状態で、凹曲面230に対して凸曲面154を摺動させることで、画像表示装置本体100の中間部材200に対する角度を、例えば上下方向や左右方向で変化させられることになる。
<中間部材200と画像表示装置本体を1つずつにした場合>
以下、中間部材200と画像表示装置本体を1つずつにした場合における第1実施形態による画像表示装置の例(変形例7〜8)について説明する。
〔変形例7〕
変形例7における画像表示装置1−7は、第1実施形態における画像表示装置1と基本的に同じである。
異なるのは、以下の点である。
第1実施形態における画像表示装置1は、画像表示装置本体100と中間部材200をそれぞれ2つずつ備えており、使用者の左右両目にそれぞれ対応させられた眼鏡Gの2つの眼鏡レンズGLのそれぞれに、中間部材200を介して画像表示装置本体100を取付けることとしていた。
これに対して、変形例7における画像表示装置1−7は、図15に示したように、中間部材200及び画像表示装置本体100を1つずつしか有していない。また、これに加えて、この画像表示装置1−7は、第1実施形態における画像表示装置1が有していなかった遮蔽体300を有している。なお、遮蔽体300は必ず必要なものではないがこれがあった方が、使用者は画像を見易くなる。
変形例7における画像表示装置1−7における画像表示装置本体100及び中間部材200の構成は、第1実施形態の場合と同様である。もっとも、画像表示装置本体100及び中間部材200の構成は、変形例1〜6に開示されたもののように変形することができる。
変形例7における画像表示装置本体100は、第1実施形態の場合と同様の方法で眼鏡レンズGLに固定される。この固定は、使用者の右目又は左目に対応する眼鏡レンズGLの一方のみに対してなされることとなる。画像表示装置本体100は眼鏡Gが備える2つの眼鏡レンズGLのどちらに取付けられてもよいが、一般的には、使用者が画像表示装置本体100からの画像を見易い方の目に対応する側の眼鏡レンズGLに取付けられる。
画像表示装置本体100が取付けられない側の眼鏡レンズGLには、遮蔽体300が取付けられる。この遮蔽体300は、本発明の遮蔽手段に相当する。
遮蔽体300は、画像表示装置1−7の使用時に、画像表示装置本体100が取付けられていない側の眼鏡レンズGLに取付けて用いられる。遮蔽体300は、その状態で、それが取付けられた眼鏡レンズGLに対応する側の目の視野内における、画像表示装置本体100がその前に置かれた側の目における表示範囲に対応する範囲、或いはそれを含むより広い範囲(遮蔽範囲)に入ってくる光を、画像表示装置本体100がその前に置かれた側の目における表示範囲に入ってくる光よりも弱くする機能を有している。
この変形例7における遮蔽体300は、遮蔽範囲に外部から入ってくる光を遮蔽できるように例えば黒い顔料を含む樹脂によって不透明に形成された柔軟性のあるシール材として構成される。この遮蔽体300は、その一面の全体に図示せぬ接着剤が塗布されており、この接着剤によって、眼鏡レンズGLに対して着脱自在に固定できるようになっている。
このような画像表示装置1−7は、以下のようにして用いる。
この画像表示装置1−7を使用するにあたっては、眼鏡Gの眼鏡レンズGLの一方に画像表示装置本体100を、他方に遮蔽体300を固定するなどの準備を行う。画像表示装置本体100を眼鏡レンズGLに固定する方法及びその後の角度の調整方法については、第1実施形態の場合と特に変更はない。拡大レンズ114の位置調整、ケーブルCの眼鏡Gのつるへの固定、画像表示装置本体100の角度調整などを行うこともできる。眼鏡Gに画像表示装置本体100と遮蔽体300を固定した状態を図16に示す。
以上の準備を行った後、画像表示装置本体100による画像の表示を行う。
具体的には、ケーブルCに接続された物(例えば、DVDプレイヤなど)の電源を入れ、必要な操作を行う。画像についての像光は、画像表示装置本体100に内蔵の拡大レンズ114を介して、その画像表示装置本体100が取付けられた眼鏡レンズGLと対応する目に送られ、その目に結像する。他方、遮蔽体300が取付けられた眼鏡レンズGLと対応する側の目には、遮蔽体300が見える。
このとき、使用者の目のうち、画像表示装置本体100からの像光が結像する側のものには、図17(A)に示したような状態で画像が見える。
これは、図6で説明したものと同じである。
他方、使用者の目のうち、遮蔽体300がその前方に置かれた側のものには、図17(B)に示すように、遮蔽体300がぼんやりと見える。遮蔽体300がぼんやりとしか見えないのは、この遮蔽体300の位置が、使用者の遮蔽体300を見ている目の近点よりも使用者の目に近い位置にあるからである。使用者の遮蔽体300を見ている目には、主として外界Oが見えている。先ほどの遮蔽体300は、像光が結像している側の目の表示範囲Iに対応する範囲I’を含むようにして使用者の遮蔽体300を見ている目の視野の中に黒く見えている。これは、遮蔽体300がある範囲から使用者の遮蔽体300を見ている目に入ってくる光が、画像Iが見えている範囲から像光が結像している目に入ってくる光よりも弱くなっていることを意味する。なお、I’は説明のために図示されたものであり、実際は使用者の遮蔽体300を見ている目には見えない。実際は、I’を含めた部分全体が遮蔽体300として黒く見えることになる。
この実施形態では、使用者は、遮蔽体300を見ている状態で、視線を動かすことなく、外界の景色も認識できる。視線を動かせば、もちろんより多くの範囲で外界の景色を見ることができる。
このとき、使用者の像光が結像している目で見た画像Iと、使用者の遮蔽体300を見ている目で見た遮蔽体300は、脳の中で合成されて、図17(C)に示すように、見える。
つまり、黒い遮蔽体300の上に、画像Iが乗っているように見えるのである。この実施形態では、使用者の像光が結像している側の目の視野の中における画像Iの表示範囲と、使用者の遮蔽体300を見ている目の視野の中における表示範囲に対応する範囲とで比較すると、表示範囲から使用者の像光が結像している目が受ける光刺激は、それに対応する範囲から使用者の遮蔽体300を見ている目が受ける光刺激よりもより多くなる。これにより、視野闘争がほとんど起こらなくなる。
この状態で、使用者は、画像を楽しめる。
なお、使用者は、黒い遮蔽体300の上に、画像Iが乗っているように見えるように、画像Iを見ながら、画像表示装置本体100の位置調整や、遮蔽体300の位置調整を行うことができる。
〔変形例8〕
変形例8における画像表示装置は、変形例7における画像表示装置1と基本的に同じである。
変形例7の遮蔽体300に変更を加えたものが、変形例8における画像表示装置となる。
変形例8における遮蔽体301は、図18に示したように吸盤により構成される。この吸盤は、柔軟性のある素材、例えば樹脂やゴムによって形成される。柔軟性のある素材は、この変形例8では不透明なものとされている。
吸盤である遮蔽体301は、眼鏡レンズGLに対して着脱自在とされる。遮蔽体301は、変形例7における遮蔽体300と同様に、それが取付けられた眼鏡レンズGLに対応する側の目の視界を防ぐ。
≪第2実施形態≫
第2実施形態による画像表示装置2は、図19に示したようなものである。
第2実施形態における画像表示装置2は画像表示装置本体100を備えている。第2実施形態における画像表示装置本体100は、上述した第1実施形態の変形例6における画像表示装置本体100と同一のものである。
第2実施形態における画像表示装置2は、また、中間部材200を備えている。この実施形態における中間部材200は、金属、又は磁石によって構成された3本のピン260によって構成される。これらピン260は、眼鏡レンズGLの厚さの3倍程度の長さとされ、眼鏡レンズGLを貫通させた状態で眼鏡レンズGLに固定される。この実施形態では、2つの眼鏡レンズGLの双方に3本ずつピン260が固定される。
ピン260はすべて、棒状に形成されており、眼鏡レンズGLの前方に向かって幾らか、例えば3mm程度突出するようにして、眼鏡レンズGLに固定される。眼鏡レンズGLに対するピン260の固定方法については制限はない。この実施形態では、眼鏡レンズGLを貫通するようにして開けた孔にピン260を挿入し、接着剤でピン260をその孔の内部に接着固定することで、ピン260の眼鏡レンズGLへの固定を行っている。このピン260は非常に小さく、且つ使用者の目の近点よりも使用者の目に近い位置に存在することになるので、使用者がこのピン260のついた眼鏡Gを使用したとしても、使用者の視界を妨げることは実質的にない。
両眼鏡レンズGLに固定された3本のピン260はともに、仮想の円周の所定の三箇所に相当する位置に、この実施形態では正三角形の所定の頂点に対応した位置に固定されている。
この実施形態における画像表示装置2の使用方法について説明する。
この実施形態における画像表示装置2では、上述したような眼鏡レンズGLへの中間部材200(ピン260)の固定をまず行っておく。
次いで、中間部材200のそれぞれに、画像表示装置本体100を固定する。
画像表示装置本体100は、その後方の面に、凸曲面154を備えている。この凸曲面154を3本のピン260の間に入れ込むことで、画像表示装置本体100の中間部材200に対する固定を行うのである。凸曲面154は、3本のピン260の内側に、図20の透視図に示したようにして内接する。ピン260と凸曲面154とは磁力により吸着するようになっているので、上述のようにしてピン260と凸曲面154とを当接させることで、凸曲面154とピン260が一時的に固定される。このようにして画像表示装置本体100は、中間部材200に固定されるのである。
なお、かかる画像表示装置本体100の中間部材200に対する固定は、2つの眼鏡レンズGLの双方について行う。
この状態で拡大レンズ114の位置調整、ケーブルCの眼鏡Gのつるへの固定、画像表示装置本体100の角度調整などを行う。上述したように、凸曲面154は、3本のピン260と当接した状態でピン260に吸着しているだけである。したがって、凸曲面154をピン260に対して摺動させることで、画像表示装置本体100の角度を変化させられる。使用者は、画像を見やすくなるように、画像表示装置本体100の角度を調整すればよい。
以上の準備を行った後、画像表示装置本体100による画像の表示を行う。
具体的には、ケーブルCに接続された物(例えば、DVDプレイヤなど)の電源を入れ、必要な操作を行う。これにより、使用者は、第1実施形態の場合と同様の画像を見ることができる。
画像を見る必要がなくなったら、中間部材200から画像表示装置本体100を取外す。
なお、第2実施形態の画像表示装置2は、中間部材200及び画像表示装置本体100をそれぞれ2つずつ備え、2つの眼鏡レンズGLのそれぞれに取付けた画像表示装置本体100によって両目で画像を見るタイプのものであったが、第1実施形態の変形例7及び8で説明したように、片目で画像を見るタイプのものとすることもできる。
その場合、中間部材200は、画像表示装置本体100が取付けられることが予定された眼鏡レンズGLにのみ取付けられていれば足りる。なお、画像表示装置2を用いる場合、中間部材200が取付けられていない側の眼鏡レンズGLには、第1実施形態の変形例7及び8で説明したような遮蔽体300、301を取付けることができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態による画像表示装置3は、図21(A)に示したようなものである。この画像表示装置3は、第1実施形態の画像表示装置1とかなりの部分でその構成を同一にするが、中間部材200を備えない。
画像表示装置3は、図21(A)に示したように、第1実施形態におけるケース110と同様のケース110を備えている。内部構造に関しても、このケース110は、第1実施形態の場合と変わらない。ただし、このケース110には、第1実施形態のケース110が備えていた穴130と、弾性片140がない。その代わりに、穴130があった位置に吸盤160が設けられている。吸盤160は、柔軟性のある素材、例えばゴムでできている。
吸盤160は、図21(B)に示したようにしてケース110に取付けられている。吸盤160は、ケース110の背面に取付けられた第1軸体171及び第1軸体171と直交するようにして、第1軸体171の反対側に設けられている2本の第2軸体172を介してケース110に固定されている。第1軸体171は、その両端を受ける軸受け173によりケース110に取付けられており、且つその軸の中心軸周りに回転できるようになっている。他方、第2軸体172は、第1軸体171にその基端が固定されており、第1軸体171の上述の回転にしたがって第1軸体171を中心として回転できるようになっている。他方、吸盤160の裏側には、吸盤160と一体的に成形された2つの把持体141が設けられている。2つの把持体141は、第2軸体172に、第1軸体171を挟むような位置関係で取付けられる。把持体141には、切欠から第2軸体172をその内部に入れることのできる孔が開けられており、第2軸体172を切欠からその孔の中に押込むことで、第2軸体172に取付けられるのである。
この画像表示装置3は、吸盤160を眼鏡レンズGLに吸着させることで、眼鏡レンズGLに着脱自在に固定できる。
このような状態でケース110に取付けられた吸盤160は、ケース110に対して、第1軸体171と、第2軸体172を回転の軸として揺動させることができるようになっている。この実施形態では、第1軸体171は、ケース110の長手方向に沿うように、第2軸体172はそれに垂直になるようにされている。眼鏡レンズGLに取付けられた画像表示装置は、上下方向及び左右方向に揺動できるようになっている。
この実施形態における画像表示装置3の使用方法について説明する。
この実施形態における画像表示装置3は、使用にあたり、吸盤160を眼鏡レンズGLに押付けることで、眼鏡レンズGLに固定される。この状態で拡大レンズ114の位置調整、ケーブルCの眼鏡Gのつるへの固定、画像表示装置3の角度調整などを行ってもよい。
以上の作業を、左右両目用の眼鏡レンズGLの双方について行う。
以上の準備を行った後、画像表示装置3による画像の表示を行う。
具体的には、ケーブルCに接続された物(例えば、DVDプレイヤなど)の電源を入れ、必要な操作を行う。これにより、使用者は、第1実施形態の場合と同様の画像を見ることができる。
画像を見る必要がなくなったら、眼鏡レンズGLから画像表示装置を取外す。
なお、第3実施形態の画像表示装置3は、眼鏡レンズGLの片側だけに取付けてもよいし、両側に取付けてもよい。後者であれば、第1実施形態の場合のような状態で、前者であれば第1実施形態の変形例7又は8のような状態で画像を見られることになる。
前者の場合であれば、画像表示装置3が取付けられない側の眼鏡レンズGLには、第1実施形態の変形例7及び8で説明したような遮蔽体300、301を取付けることができる。
≪第4実施形態≫
第4実施形態による画像表示装置4は、図22に示したようなものである。この画像表示装置4は、第3実施形態の画像表示装置3とかなりの部分でその構成を同一にする。
第3実施形態にかかる画像表示装置3は、ケース110の背面に吸盤160を備えていた。この実施形態における画像表示装置4は、吸盤160を備えるものの、その取付け位置が第3実施形態の場合と異なる。この実施形態における吸盤160は、鏡筒120の先端付近に設けられている。吸盤160は、ゴムなどの柔軟性のある素材でできており、椀状でありその内側部分(この実施形態では、中央部分)に、吸盤160と同心となる孔が穿設されている。その孔に鏡筒120を挿入した状態で、吸盤160は鏡筒120に固定されている。吸盤160の孔の内側と、鏡筒120の外周面とは、気密に固定されている。
この画像表示装置4は、吸盤160を眼鏡レンズGLに吸着させることで、眼鏡レンズGLに着脱自在に固定できる。なお、吸盤160の取付け位置及びその内側の椀状とされた部分の深さは、眼鏡レンズGLに画像表示装置4を固定した場合に、鏡筒120の先端が眼鏡レンズGLに当接しないようにされている。
この実施形態における画像表示装置4の使用方法は、画像表示装置3の使用方法と同様である。
なお、画像表示装置4は、画像表示装置3と同様に、眼鏡レンズGLの片側だけに取付けてもよいし、両側に取付けてもよい。前者の場合において画像表示装置4が取付けられない側の眼鏡レンズGLに第1実施形態の変形例7及び8で説明したような遮蔽体300、301を取付けることができる点も第3実施形態と同様である。
≪第5実施形態≫
第5実施形態による画像表示装置5は、図23に示したようなものである。この画像表示装置5は、第3実施形態の画像表示装置3とかなりの部分でその構成を同一にする。
第3実施形態にかかる画像表示装置3は、ケース110の背面に吸盤160を備えていた。この実施形態における画像表示装置5は、吸盤160を備えるものの、その取付け位置が第3実施形態の場合と異なる。この実施形態における吸盤160は、鏡筒120の先端付近に設けられている。なお、この実施形態における鏡筒120は、その外側面の形状が、図23に示したように、その中央部分が膨らんだ樽状の形状となっている。
吸盤160は、ゴムなどの柔軟性のある素材でできており、椀状であり、その中央付近に吸盤160と同心となる孔が穿設されている。また、この吸盤160の孔の内側には、透明な窓部材161が嵌め込まれている。この窓部材161は、この実施形態では、樹脂製であり、その外周部分が孔の内側部分と気密になるようにして、孔の内側に固定されている。吸盤160は、その窓部材161の近辺で、固定部162と固定的に接続されている。この固定部162は、その内側面が、鏡筒120の外周面の先端付近の形状に対応するようにされている。なお、この実施形態における固定部162は、吸盤160と一体的に形成されている。なお、固定部162は、吸盤160よりも肉厚に形成されている。
固定部162の内側に、図23に示したようにして鏡筒120を嵌め込むことにより、固定部162及びそれと一体とされた吸盤160は、鏡筒120に固定される。
この画像表示装置5は、吸盤160を眼鏡レンズGLに吸着させることで、眼鏡レンズGLに着脱自在に固定できる。なお、吸盤160の取付け位置及びその内側の椀状の部分の深さは、眼鏡レンズGLに画像表示装置5を固定した場合に窓部材161が眼鏡レンズGLに当接しないようにされている。
なお、この画像表示装置5は、鏡筒120に対して固定部162を摺動させることで、鏡筒120に対する、別の言い方をすれば、鏡筒120内にあるレンズの光軸に対する角度を20°程度の範囲で変化させることができる。これにより、この画像表示装置5は、眼鏡レンズGLに取付けた状態で、例えば上下方向、左右方向に揺動させられるようになる。
この実施形態における画像表示装置5の使用方法は、画像表示装置3の使用方法と同様である。必要に応じて、画像表示装置5を鏡筒120に対して揺動させることにより、使用者は画像を見易い角度に画像表示装置5を移動させることができる。
なお、画像表示装置5は、画像表示装置3と同様に、眼鏡レンズGLの片側だけに取付けてもよいし、両側に取付けてもよい。前者の場合において画像表示装置5が取付けられない側の眼鏡レンズGLに第1実施形態の変形例7及び8で説明したような遮蔽体300、301を取付けることができる点も第3実施形態と同様である。
≪第6実施形態≫
第6実施形態による画像表示装置6は、図24に示したようなものである。この画像表示装置6は、第3実施形態の画像表示装置3とかなりの部分でその構成を同一にする。
第3実施形態にかかる画像表示装置3は、ケース110の背面に吸盤160を備えていた。この実施形態における画像表示装置6は、吸盤160を備えるものの、その取付け位置が第3実施形態の場合と異なる。この実施形態における吸盤160は、鏡筒120の先端付近に設けられている。なお、この実施形態における鏡筒120の先端付近の外側の鏡筒120の中心軸を挟んで対称となる位置には、この実施形態では細い円筒形とされたピン121が鏡筒120の外周面に対して垂直となるようにして設けられている。
吸盤160は、ゴムなどの柔軟性のある素材でできており、椀状であり、その中央付近に吸盤160と同心となる円い孔が穿設されている。また、この吸盤160の孔の内側には、透明な窓部材161が嵌め込まれている。この窓部材161は、この実施形態では、樹脂製であり、その外周部分が孔の内側部分と気密になるようにして、孔の内側に固定されている。吸盤160は、その窓部材161の近辺で、固定部材163と固定的に接続されている。この固定部材163は、その内側面が、鏡筒120の外周面の先端付近の形状に対応するようにされたリング状の部材である。この実施形態における固定部材163の内側面における吸盤160の中心軸を挟んで対称となる位置には、この実施形態では細い円筒形とされたピン164が設けられている。このピン164は、固定部材163の内側面に対して垂直になっている。
吸盤160と、鏡筒120は、リング状に形成されたリング部材165によって接続される。リング部材165は、鏡筒120の先端部分の外径よりもその内径が若干大きく、且つ固定部材163の内径よりもその外径が若干小さくなるようにされている。また、リング部材165には、その中心を対称の中心として互いに対称となる4つの位置にが穿設されている。4つののうち、上記中心を対称として反対側に存在する2つの孔166Aは、鏡筒120に設けられたピン121をその孔166Aに導くための切欠166Xを備えている。また、他の2つの孔166Bは、固定部材163に設けられたピン164をその孔166Bに導くための切欠166Yであり、切欠166Xとは反対の方向に延びるものを備えている。切欠166X内を摺動させて2つのピン121を2つの孔166A内にそれぞれ嵌め込むとともに、切欠166Y内を摺動させて2つの孔166B内に2つのピン164をそれぞれ嵌め込むことによって、吸盤160と、鏡筒120は、リング部材165を介して接続されることになる。このようにして鏡筒120に取付けられた吸盤160は、鏡筒120に対して2つの軸(2つのピン121を仮想的に繋いでできる軸、2つのピン164を仮想的に繋いでできる軸)の周りに揺動できる。
この画像表示装置6は、吸盤160を眼鏡レンズGLに吸着させることで、眼鏡レンズGLに着脱自在に固定できる。なお、吸盤160の取付け位置及びその内側の椀状の部分の深さは、眼鏡レンズGLに画像表示装置6を固定した場合に窓部材161が眼鏡レンズGLに当接しないようにされている。
この実施形態における上述した2つの軸は、眼鏡レンズGLに画像表示装置6を取付けた場合の上下方向と左右方向にほぼ沿うものとなっているので、この実施形態における画像表示装置6は眼鏡レンズGLに取付けた状態で、ほぼ左右方向と上下方向に揺動するようになっている。使用者は、自分が画像を見易くなる角度に画像表示装置6を調節することができる。
この実施形態における画像表示装置6の使用方法は、画像表示装置3の使用方法と同様である。
画像表示装置6は、画像表示装置3と同様に、眼鏡レンズGLの片側だけに取付けてもよいし、両側に取付けてもよい。前者の場合において画像表示装置6が取付けられない側の眼鏡レンズGLに第1実施形態の変形例7及び8で説明したような遮蔽体300、301を取付けることができる点も第3実施形態と同様である。
なお、画像表示装置6における吸盤160は、図25に示したように変形することができる。この吸盤160は、2つであり、その頂点部分に接続された棒状の脚167の先端に上述したピン164と同様に形成されたピン168のほぼ中心を接続してなる。この吸盤160は、2そのピン168を切欠166Y内を摺動させて孔166B内に嵌め込むことによって、リング部材165に取付けられる。この変形例による画像表示装置6も、眼鏡レンズGLに取付けた状態で、ほぼ左右方向と上下方向に揺動させられる。
第1実施形態の画像表示装置の全体を上前方から見たところを示す斜視図。 図1に示した画像表示装置本体を上側から見たところを示す透視図。 図1に示した画像表示装置本体を示す分解図。 図1に示した中間部材を示す斜視図。 図1に示した画像表示装置の使用状態を示す側面図。 図1に示した画像表示装置を使用しているときに、使用者の目に見えるものを概念的に示す図。 変形例2の画像表示装置の中間部材を示す側面図。 変形例2の画像表示装置の使用状態を示す側面図。 変形例2の画像表示装置の中間部材の他の例を示す斜視図。 変形例3の画像表示装置の中間部材を示す側面図。 変形例4の画像表示装置の画像表示装置本体と中間部材を示す斜視図。 変形例4の画像表示装置の使用状態を示す側面図。 変形例5の画像表示装置の画像表示装置本体と中間部材を示す斜視図。 変形例5の画像表示装置の使用状態を示す側面図。 変形例6の画像表示装置の使用状態を示す側面図。 変形例7の画像表示装置の全体を上前方から見たところを示す斜視図。 変形例7の画像表示装置の取付けられた眼鏡を上前方から見たところを示す斜視図。 分図(A)は、図15に示した画像表示装置を使用しているときに、画像表示装置本体がその前にある側の使用者の目に見えるものを概念的に示す図、分図(B)は、同画像表示装置を使用しているときに、画像表示装置本体がない側の使用者の目に見えるものを概念的に示す図、分図(C)は、同画像表示装置を使用しているときに、使用者が認識できるものを概念的に示す図。 変形例8の画像表示装置の遮蔽体を示す斜視図。 第2実施形態の画像表示装置の全体を上前方から見たところを示す斜視図。 図19に示した画像表示装置の使用状態を示す透視図。 第3実施形態の画像表示装置の全体を上後方から見たところを示す斜視図。 図21(A)に示した画像表示装置における吸盤の取付け方を示す斜視図。 第4実施形態の画像表示装置の全体を上後方から見たところを示す斜視図。 第5実施形態の画像表示装置の構成を概略的に示す平断面図。 第6実施形態の画像表示装置の全体を上前方から見たところを示す斜視図。 第6実施形態の画像表示装置の変形例による画像表示装置を上前方から見たところを示す斜視図。
符号の説明
1、2、3、4 画像表示装置
100 画像表示装置本体
200 中間部材
160 吸盤
300 遮蔽体

Claims (14)

  1. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置であって、
    前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、
    を有しているとともに、
    前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定されたときに前記眼鏡レンズの前方に突出するものであり、その先端に略球状の球部を有する棒状の突出体を有しており、
    且つ前記固定手段は、開口を持ち、その開口からその内部に前記球部を挿入することのできる空間を備えており、且つ前記空間に前記球部が入ったときに、前記球部が前記空間に対して固定されるようになっている、
    画像表示装置
  2. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置であって、
    前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、
    を有しているとともに、
    前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって開いた開口を持っている空間を備える固定部材を有しており、
    且つ前記固定手段は、棒状体の先端に略球状とされるとともに、前記空間に挿入することのできる球部を有する突出体を持っており、且つ前記空間に前記球部が入ったときに、前記球部が前記空間に対して固定されるようになっている、
    画像表示装置
  3. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置であって、
    前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、
    を有しているとともに、
    前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって突出する、所定の球面の一部をなす凸曲面を有する凸部を有しており、
    且つ前記固定手段には、前記凸曲面に対応する曲面である凹曲面を有する凹部が設けられているとともに、
    前記凸部と前記凹部とは磁力によって吸着して固定し合うようになっている、
    画像表示装置
  4. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置であって、
    前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、
    を有しているとともに、
    前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合の前方に向かって開いた凹曲面を有する凹部を有しており、
    且つ前記固定手段には、前記凹曲面に対応する曲面であり、所定の球面の一部をなす凸曲面を有する凸部が設けられているとともに、
    前記凸部と前記凹部とは磁力によって吸着して固定し合うようになっている、
    画像表示装置
  5. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズに取付けて用いられる画像表示装置であって、
    前記眼鏡レンズの平滑な面に対して固定を行うことのできる中間部材と、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、及び前記中間部材に対して着脱自在な固定を行うことのできる固定手段、を備えている画像表示装置本体と、
    を有しているとともに、
    前記中間部材は、それが前記眼鏡レンズに固定された場合に、前記眼鏡レンズから前方に向かって突出するものであり、且つ互いに所定の間隔を空けて配置された少なくとも3つの突出片を有しており、
    且つ前記固定手段には、前記突出片に当接する凸曲面を有する凸部が設けられているとともに、
    前記凸部と前記突出片とは磁力によって吸着して固定し合うようになっている、
    画像表示装置
  6. 前記固定手段は、前記中間部材に固定された状態で、前記画像表示装置本体を上下方向、左右方向の少なくとも一方向に揺動させられるようになっている、
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 前記中間部材は、前記眼鏡レンズを貫通した状態で前記眼鏡レンズに固定される棒状部材を備えている、
    請求項1〜6のいずれかに記載の画像表示装置。
  8. 前記中間部材は、前記眼鏡レンズに対して着脱自在に固定を行うことのできるものとされてなる、
    請求項1〜6のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 前記中間部材は、前記眼鏡レンズに対して着脱自在とされた吸盤又は粘着剤層を備えており、前記吸盤又は前記粘着剤層により、前記眼鏡レンズに対して着脱自在に固定されるようになっている、
    請求項記載の画像表示装置。
  10. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズの平滑な面に取付けて用いられる画像表示装置であって、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、
    及び前記眼鏡レンズに対して着脱自在な固定を行うことのできるレンズ固定手段、
    を備えており、
    前記表示手段を内蔵するケースと、前記表示手段からの像光を使用者の目へ導くレンズを収納した前記ケースから凸設された鏡筒とを備えているとともに、
    前記レンズ固定手段は、前記鏡筒に設けられている、
    画像表示装置。
  11. 前記レンズ固定手段は、その内側部分に前記鏡筒の外周に当接する孔が開けられており、前記鏡筒をその孔に挿入した状態で前記鏡筒の外周面に取付けられている吸盤とされてなる、
    請求項10記載の画像表示装置。
  12. 前記レンズ固定手段は、その内側部分に前記像光を通過させるための透明な部分を有し、且つその透明な部分を前記鏡筒の先端に臨ませた状態で前記鏡筒の先端に取付けられている吸盤とされてなる、
    請求項10記載の画像表示装置。
  13. 前記レンズ固定手段は、前記鏡筒の先端に配された粘着剤とされてなる、
    請求項10記載の画像表示装置。
  14. 使用時に使用者の身につけた眼鏡のレンズである眼鏡レンズの平滑な面に取付けて用いられる画像表示装置であって、
    当該画像表示装置の使用時に使用者の一方の目の前に位置するものであり、所定の画像の像光を前記一方の目に導くことによって、当該一方の目の視野の一部である表示範囲に存在するような状態で当該一方の目で前記画像を見られるようにする表示手段、
    及び前記眼鏡レンズに対して着脱自在な固定を行うことのできるレンズ固定手段、
    を備えており、
    前記レンズ固定手段は、前記眼鏡レンズに固定された状態で、前記画像表示装置を上下方向、左右方向の少なくとも一方向に揺動させられるようになっている、
    画像表示装置
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