JP4007075B2 - ビット保持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はビット保持機構に関し、詳しくは両頭ビットと段付ビットのいずれであっても良好に保持する為の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9には、例えば電気を動力源とするドライバ1を示している。このようなドライバ1においてはビット保持機構として図11、図12に示すような構造を備えている。つまり、前記動力源により回転駆動される出力軸2の軸方向を向く先端側(即ち前側)の部分にはビット挿入用の六角孔3を前方に開口させて形成しており、出力軸2の外側面から六角孔3に至るまで半径方向に貫通孔4を形成すると共に該貫通孔4内には鋼球8を保持している。そして、出力軸2の外側面には貫通孔4を覆うように略円筒状のスリーブ5を軸方向にスライド自在に嵌合させている。スリーブ5の内側面の後端部には中心方向に係止部6を突設しており、出力軸2の外側面にて前側が後側より一段低くなるように形成した段部7に前記係止部6が係止してスリーブ5の後退を制限している。
【0003】
スリーブ5の内側面における前後方向の略中央部分には凸部9を形成しており、出力軸2の外側面の前端部にはリング10を嵌合により固定している。スリーブ5の凸部9と出力軸2に固定したリング10との間にはばね11及びワッシャ12を介在させており、ワッシャ12の前端面をリング10に当て、圧縮状態にあるばね11の後端を凸部9の前端面に当てると共に前端をワッシャ12の後端面に当てることで、ばね11により後方への付勢力を与えて通常時にはスリーブ5を図11に示すような段部7と係止部6の係止によりそれ以上は後退不能となる位置に保持するものである。
【0004】
そして、この通常時にスリーブ5の凸部9は出力軸2の貫通孔4と対向する位置にあり、凸部9が貫通孔4内に保持した鋼球8に当たって該鋼球8を貫通孔4から六角孔3内に一部突出した状態にまで中心方向に押出すようになっている。六角孔3にはビットとして例えば両頭ビット30が挿入され、六角孔3の後部に形成した突き当て面14に両頭ビット30の一方の頭部を突き当てた位置において、両頭ビット30の所定個所を小径として凹状に形成した係止用溝部31に上記のように突出した鋼球8の一部が係合することによって、両頭ビット30の六角孔3内からの脱落を防止するものである。
【0005】
また、スリーブ5の内側面において後端部に突設した係止部6と略中央部の凸部9とに挟まれる部分は凹状の鋼球逃げ部13になっており、スリーブ5を摘んでばね11の付勢力に抗して前方に引張り出すことで図12に示すように貫通孔4の対向位置には凸部9でなく前記鋼球逃げ部13が位置して、貫通孔4と鋼球逃げ部13とが半径方向に連通した状態になる。従って、この引張り出し時には鋼球8は鋼球逃げ部13内に一部突出して六角孔3内に突出しない位置にまで半径方向に移動自在となり、係止用溝部31と鋼球8の係合状態が固定されないことから両頭ビット30が着脱可能となる。
【0006】
図12には両頭ビット30の着脱の様子を示しているが、このようにスリーブ5を摘んで引張り出した状態で前方より六角孔3に両頭ビット30が挿入可能となり、スリーブ5を離すことで六角孔3内に一部突出して固定される鋼球8との係合によって両頭ビット30の六角孔3内からの脱落が防止される。両頭ビット30を外すときは、スリーブ5を引張り出せば六角孔3内に一部突出した状態での鋼球8の固定が解除され、両頭ビット30は容易に取外し可能となる。
【0007】
図13には、従来のビット保持機構における六角孔3の形状を示している。六角孔3は図示のように軸方向に均一の六角形状に開口した孔部である主体部15と、主体部15の六角形状の外接円よりも大径の円状に開口させた孔部である中ぐり溝部16と、テーパ状の突き当て面14により全周にわたり囲んで後側ほど小径になるように形成した孔部である突き当て部17と、小径の孔部である逃がし部18とを前側から順に連通して形成したものである。
【0008】
前記突き当て面14は、軸方向に対して両頭ビット30の頭部形状の傾斜角よりも僅かに大きな傾斜角で形成しており、六角孔3に挿入した両頭ビット30の頭部が突き当て面14の後端部に突き当たったときに両頭ビット30の係止用溝部31が鋼球8と嵌合する位置にくるように、図15(a)中の両頭ビット30の寸法Aを例えば13mmに設定している。
【0009】
両頭ビット30の頭部形状の傾斜角は26.5°に規定されており、従って各種提供されているいずれの両頭ビット30を用いた場合であっても六角孔3に挿入して突き当たる位置は一定であり、係止用溝部31が鋼球8と嵌合する位置にきて問題無く良好に着脱を行うことができるようになっている。
【0010】
これに対して、ビットとして両頭ビット30でなく図15(b)に示すような頭部の一方にのみ設けた段付ビット32を挿入した場合には、六角孔3において中ぐり溝部16の内側面と突き当て面14との境界に形成される角部20に、段付ビット32の後端部の角を面取りして形成した傾斜面33が突き当たる。段付ビット32においてはその後端から係止用溝部34の中央までの寸法Bを例えば13mmに設定しており、前記のように傾斜面33が突き当たったときに係止用溝部34が鋼球8と嵌合する位置にくるようにしている。このように、寸法Aと寸法Bが一致していれば同一のビット保持機構で両頭ビット30と段付ビット32の両方に対応して使用可能なものである。
【0011】
しかしながら、上記のビット保持機構においては中ぐり溝部16を形成していることから段付ビット32の突き当たる部分が角部20となって、このように中ぐり溝部16を形成しない場合と比較して更に後側で突き当たることとなる。加えて、段付ビット32の寸法Bは規定されていて違いはないのだが、端部処理である傾斜面33の寸法Cについては特に規定されておらず0.5〜1.5mmの範囲でまちまちであり、特に寸法Cが大きく傾斜面33が大きなものにあっては図14に示すように段付ビット32が六角孔3の更に後側の奥深くまで挿入されて、係止用溝部34が鋼球8と嵌合する位置よりも後側にまでずれてしまう場合があった。そして、この場合に段付ビット32を押し込んで使用することで、鋼球8がスリーブ5の凸部9か段付ビット32の係止用溝部34に食い込んで段付ビット32が取外し不能になるといった問題が生じていた。
【0012】
上記問題を解消する為に寸法Bを13mmより長く例えば14mmに設定したものも提供されているのだが、使用者の側がこの問題を認識して適当なビットを選択して用いることは困難である。
【0013】
なお、仮に中ぐり溝部16の加工を行わなかった場合には上記問題の解消には寄与するものの、図16(a)に示すように出力軸2にドリルで穿設した丸孔20に六角柱状のブローチ刃物21で切削を行う際に、図16(b)に示すように削りかす22が奥に溜まってブローチ刃物21の送り寸法が詰まったり、ばり23が取れず上手く加工ができなくなったりしてしまう。これに対して、ブローチ刃物21での切削を行う前に上記中ぐり溝部16を形成しておくことで削りかす22やばり23の問題を解消することができるので、やはり中ぐり形状16は精度良く安価に製造する為に最適な構成であって欠くことのできない構成である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、寸法にばらつきのある段付ビットのいずれを用いても問題無く良好な着脱作業を行うことのできるビット保持機構を提供することを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明を、軸方向に開口したビット挿入用の六角孔を有する出力軸と、出力軸の外側面から六角孔にまで半径方向に形成した貫通孔と、該貫通孔内に配置した鋼球と、出力軸の外側面に位置して鋼球を貫通孔内から六角孔内に一部突出した状態に押出すか否かを切換可能なスリーブとを備え、スリーブにより六角孔内に押出されて一部突出した鋼球との係合によってビットの六角孔内からの脱落を防止するビット保持機構において、六角孔の底部に、両頭ビットの一方の頭部の後端部分を当てるテーパ状の第一突き当て面と、段付ビットの根元部に設けた傾斜面の前端部分を当てるテーパ状の第二突き当て面とを、第一突き当て面が第二突き当て面よりも底側に位置し、且つ第二突き当て面を設けず第一突き当て面を延長させた場合に段付ビットの根元部が突き当たる位置よりも前方の位置に該段付ビットの根元部が突き当たるように、別々に形成したものとする。
【0016】
このようにすることで、両頭ビットと段付ビットを同一の突き当て面に当てて六角孔内に保持する場合に比べて段付ビットだけを更に前方でテーパ状の第二付き当て面に当てて保持することができ、これにより寸法にばらつきのある段付ビットのうち特に底部の傾斜面が大きなものを用いた場合であっても、段付ビットが六角孔に奥深くまで挿入され過ぎて鋼球の適性な係止位置よりも後側にまでずれてしまい良好な着脱が不能になるといったことがなくなる。
【0017】
また、六角孔の中心軸に対する第二突き当て面の傾斜角を、該中心軸に対する第一突き当て面の傾斜角よりも小さく形成することも好ましく、このようにすることで、第二突き当て面に当たる段付ビットを、第一突き当て面をそのまま延長して両頭ビットと段付ビットの共用の突き当て面としたような場合と比べて、確実に前方に位置させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0019】
図1〜図4には本発明の実施の形態における一例のビット保持機構を示している。図示のように、本例のビット保持機構の構成は従来の技術にて説明したビット保持機構の構成と略同一であることから基本的な構成については各部材に同一符号を付して説明を省略し、本例の特徴的な構成について以下に詳しく述べる。
【0020】
本例のビット保持機構はその特徴的な構成として、中心軸Cに対して軸対称に形成される六角孔3を、主体部15と、中ぐり溝部16と、段付ビット32の後端部を当てる第二突き当て部42と、両頭ビット30の一方の頭部を当てる第一突き当て部40と、逃がし部18とを前側(即ち先端側)から後側(即ち底側)へと順に連通して形成したものである。
【0021】
図4に示すように、前記第一突き当て部40は、中心軸Cに対して傾斜角θ1だけテーパ状に傾斜した第一付き当て面41により前周にわたり囲んで後側ほど小径になるように形成した孔部であり、前記第二突き当て部42は、中心軸Cに対して傾斜角θ2だけテーパ状に傾斜した第二付き当て面43により全周にわたり囲んで後側ほど小径になるように形成した孔部である。第二突き当て面43の後端部分43aは、主体部15の外接円よりも中心軸Cに接近し、且つ、第一突き当て面41の前端部分41aよりも中心軸Cから距離を隔てて位置しており、この前端部分41aと後端部分43aとの間には前方を向く段面44を形成している。
【0022】
第一突き当て面41の傾斜角θ1は両頭ビット30の先端形状の傾斜角26.5°よりも僅かに大きな例えば30°に形成し、第二突き当て面43の傾斜角θ2は前記傾斜角θ1よりも小さく形成する。但し、第二突き当て面43は、六角孔3に挿入した両頭ビット30が第一突き当て面41と当たる前に該第二突き当て面43と当たることのないように、両頭ビット30に干渉しない範囲で形成する。
【0023】
上記構成により、六角孔3に両頭ビット30を挿入した場合には、図3や図4に示すように両頭ビット30の後端が第一付き当て面41の後端部分41bに突き当たり、このときに両頭ビット30の係止用溝部31が鋼球8と嵌合する位置にくるようになっている。また、六角孔3に段付ビット32を挿入した場合には、図1や図2に示すように段突きビット32の後端に設けた傾斜面33の前端部分が第二突き当て面43に突き当たることとなる。そして、この突き当たり位置Pは、第二突き当て面43を設けず第一突き当て面41を前方に延長して突き当て部50を形成した場合(図2の想像線を参照)の突き当たり位置P´と比較してXだけ前方に位置するように設定されており、上記突き当て部50のように一つの面だけで両頭ビット30と段突きビット32の両方を止める場合と比較して段突きビット32だけを前方に保持することができる。
【0024】
従って、本例においては特に寸法Cが大きく傾斜面33が大きな段突きビット32を用いてこれが六角孔3の奥深くまで挿入される場合であっても、係止用溝部34が鋼球8と嵌合する位置よりも後側にまでずれて鋼球8の食い込みにより段付ビット32が取外し不能になるといったことがないものであり、各種提供されるいずれの段突きビット32を用いても問題なく着脱可能なビット保持機構となる。
【0025】
図5〜図8には本発明の実施の形態における他例のビット保持機構を示している。図示のように、本例のビット保持機構の構成は既述した一例のビット保持機構の構成と略同一であることから基本的な構成については各部材に同一符号を付して説明を省略し、本例の特徴的な構成について以下に詳しく述べる。
【0026】
本例のビット保持機構はその特徴的な構成として、第一突き当て面41の中心軸Cに対する傾斜角θ1と第二突き当て面43の中心軸Cに対する傾斜角θ2とを共に両頭ビット30の傾斜角26.5°よりも僅かに大きな例えば30°に形成し、第一突き当て面41の前端部分41aと第二突き当て面43の後端部分43aとで中心軸Cからの距離を一致させ、この前端部分41aと後端部分43aとの間には中心方向を向く段面45を形成している。
【0027】
また、第二突き当て面43は、その後端部分43aが主体部15の外接円よりも中心軸Cに接近して位置すると共に、六角孔3に挿入した両頭ビット30が第一突き当て面41と当たる前に該第二突き当て面43と当たることのないように、両頭ビット30に干渉しない範囲で形成している。
【0028】
上記構成により、六角孔3に両頭ビット30を挿入した場合には、図8に示すように両頭ビット30の後端が第一付き当て面41の後端部分41bに突き当たり、このときに両頭ビット30の係止用溝部31が鋼球8と嵌合する位置にくるようになっている。また、六角孔3に段付ビット32を挿入した場合には、図6や図7に示すように段付ビット32の後端に設けた傾斜面33の前端部分が第二突き当て面43に突き当たることとなる。そして、この突き当たり位置Qは、第二突き当て面43を設けず第一突き当て面41を前方に延長して突き当て部50を形成した場合(図7の想像線を参照)の突き当たり位置Q´と比較してYだけ前方に位置することとなり、上記突き当て部50のように一つの面だけで両頭ビット30と段突きビット32の両方を止める場合と比較して段突きビット32だけを前方に保持することができる。
【0029】
従って、本例においても特に寸法Cが大きく傾斜面33が大きな段突きビット32を用いてこれが六角孔3の奥深くまで挿入される場合であっても、係止用溝部34が鋼球8と嵌合する位置よりも後側にまでずれて鋼球8の食い込みにより段付ビット32が取外し不能になるといったことがないものであり、各種提供されるいずれの段突きビット32を用いても問題なく着脱可能なビット保持機構となる。
【0030】
なお、第二突き当て面43の傾斜角θ2について更に言えば、六角孔3に挿入した両頭ビット30が第一突き当て面41と当たる前に干渉することなく、且つ、第二突き当て面43を設けず第一突き当て面41を前方に延長して突き当て部50を形成した場合と比較して更に前方の位置で六角孔3に挿入した段付ビット32と当たる範囲内であれば、第二突き当て面43の傾斜角θ2を第一突き当て面41の傾斜角θ1より大きく又は小さく形成してあっても構わない。
【0031】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明にあっては、両頭ビットと段付ビットを同一の突き当て面に当てて六角孔内に保持する場合に比べて段付ビットだけを更に前方でテーパ状の第二付き当て面に当てて保持することができ、これにより寸法にばらつきのある段付ビットのうち特に底部の傾斜面が大きなものを用いた場合であっても、段付ビットが六角孔に奥深くまで挿入され過ぎて鋼球の適性な係止位置よりも後側にまでずれてしまい良好な着脱が不能になるといったことがなくなり、寸法にばらつきのある段付ビットのいずれを用いても問題無く良好な着脱作業を行うことができるという効果がある。
【0032】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、第二突き当て面に当たる段付ビットを、第一突き当て面をそのまま延長して両頭ビットと段付ビットの共用の突き当て面としたような場合と比べて、確実に前方に位置させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例のビット保持機構に段付ビットを保持した状態を示す説明図である。
【図2】図1の主要部拡大図である。
【図3】同上のビット保持機構に両頭ビットを保持した状態を示す説明図である。
【図4】図3の主要部拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態における他例のビット保持機構を示しており、(a)は説明図、(b)は(a)のD−D線断面図である。
【図6】同上のビット保持機構に段付ビットを保持した状態を示す説明図である。
【図7】図6の主要部拡大図である。
【図8】同上のビット保持機構に両頭ビットを保持した状態を示す説明図である。
【図9】ドライバを示す斜視図である。
【図10】ドライバにおけるビット着脱方法を示す説明図である。
【図11】従来のビット保持機構におけるビット固定状態を示す説明図である。
【図12】同上のビット保持機構におけるビット固定解除状態を示す説明図である。
【図13】同上のビット保持機構を示す断面図である。
【図14】同上のビット保持機構に段付ビットを保持した状態を示す説明図である。
【図15】ビットを示す側面図であり、(a)は両頭ビット、(b)は段付ビットである。
【図16】出力軸の加工方法を示す説明図であり、(a)はブローチ刃物での加工前の状態、(b)はブローチ刃物での加工中の状態を示している。
【符号の説明】
2 出力軸
3 六角孔
4 貫通孔
5 スリーブ
8 鋼球
30 両頭ビット
32 段付ビット
41 第一突き当て面
43 第二突き当て面
Claims (2)
- 軸方向に開口したビット挿入用の六角孔を有する出力軸と、出力軸の外側面から六角孔にまで半径方向に形成した貫通孔と、該貫通孔内に配置した鋼球と、出力軸の外側面に位置して鋼球を貫通孔内から六角孔内に一部突出した状態に押出すか否かを切換可能なスリーブとを備え、スリーブにより六角孔内に押出されて一部突出した鋼球との係合によってビットの六角孔内からの脱落を防止するビット保持機構において、六角孔の底部に、両頭ビットの一方の頭部の後端部分を当てるテーパ状の第一突き当て面と、段付ビットの根元部に設けた傾斜面の前端部分を当てるテーパ状の第二突き当て面とを、第一突き当て面が第二突き当て面よりも底側に位置し、且つ第二突き当て面を設けず第一突き当て面を延長させた場合に段付ビットの根元部が突き当たる位置よりも前方の位置に該段付ビットの根元部が突き当たるように、別々に形成したことを特徴とするビット保持機構。
- 六角孔の中心軸に対する第二突き当て面の傾斜角を、該中心軸に対する第一突き当て面の傾斜角よりも小さく形成したことを特徴とする請求項1記載のビット保持機構。
Priority Applications (1)
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JP2002160451A JP4007075B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | ビット保持機構 |
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JP2002160451A JP4007075B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | ビット保持機構 |
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JP2004001141A JP2004001141A (ja) | 2004-01-08 |
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ID=30429859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002160451A Expired - Lifetime JP4007075B2 (ja) | 2002-05-31 | 2002-05-31 | ビット保持機構 |
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JP6732219B2 (ja) * | 2015-11-09 | 2020-07-29 | 株式会社 ムラテクノロジー | 基軸ホルダ及び電動工具 |
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2002
- 2002-05-31 JP JP2002160451A patent/JP4007075B2/ja not_active Expired - Lifetime
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