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JP3992400B2 - 内燃機関用のコーキングセンサ - Google Patents

内燃機関用のコーキングセンサ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関に用いられる管の内面のコーキング量(ススの堆積量)を検出するための内燃機関用のコーキングセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関では、通常、燃料が燃焼すると、排気ガス中に含まれるススが排気管などの内面に付着する。このススは、排気ガスが所定温度以上であれば、排気ガスの熱によって燃焼するものの、例えば内燃機関の冷間始動直後など、排気ガスの温度が低い場合には、ススが燃焼せず、排気管の内面に付着し堆積する。このような状態で内燃機関の始動を繰り返すと、排気管に設けられる三元触媒にススが付着・堆積し、三元触媒の性能が低下したり、排気管および三元触媒における排気抵抗が大きくなったりする。また、排気ガス中に含まれる未燃焼成分の炭化水素を吸着させるための炭化水素吸着装置が排気管に設けられている場合、ススが吸着剤のゼオライトの細孔に詰まることによって、これを劣化させることがある。このため、付着・堆積したススを燃焼させるために、炭化水素吸着装置を高温にするよう内燃機関の制御を行ったり、炭化水素吸着装置のゼオライトの劣化の度合いを間接的に判断したり、さらには、排気管内のススの堆積状況を運転者に知らせたりするなどのために、排気管の内面のコーキング量を検出することが必要となる。
【0003】
このような排気管内のコーキング量を検出する方法として、例えば内燃機関を停止させた状態で、内燃機関から排気管を取り外し、これの重量を直接計測することで、使用前との重量差からコーキング量を検出する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなコーキング量の検出方法では、そのコーキング量を正確に検出することは可能であるものの、検出時には、上述したように、排気管を内燃機関から取り外さなければならないため、手間がかかるのみならず、内燃機関の作動中にコーキング量を検出することは不可能である。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の作動中であっても、管の内面のコーキング量を正確に検出することのできる内燃機関用のコーキングセンサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明は、内燃機関(実施形態における(以下、この項において同じ)内燃機関1)に用いられる管(排気管2)の内面のコーキング量を検出するための内燃機関用のコーキングセンサ10であって、管(排気管2)内に互いに対向するように設けられ、かつ、表面が絶縁材料で被覆された複数の電極13、13と、これら複数の電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csの少なくとも一方の変化を表すパラメータにより、コーキング量を検出するコーキング検出手段(センサ回路15)と、を備え、パラメータは、複数の電極13、13間にパルス状の電圧Vinが印加されたときに複数の電極13、13間に生じる電圧Vsが収束するときの収束時間Triseであることを特徴とする。
【0007】
このコーキングセンサによれば、管内に互いに対向するように設けられ、かつ、表面を絶縁材料で被覆した電極に、ススが付着・堆積することにより、その付着・堆積量に応じて、電極間の抵抗値および静電容量が変化するため、電極間の抵抗値および静電容量の少なくとも一方の変化を表すパラメータによって、管内のコーキング量を検出することが可能となる。つまり、ススは、管内面および電極のいずれにも、ほぼ同一の傾向をもって付着・堆積するため、電極のコーキング量を上記パラメータに基づきコーキング検出手段によって検出することにより、管内面のコーキング量を正確に検出することができる。また、管の重量を直接計測する従来の検出方法と異なり、管を内燃機関などから取り外すことなく、管内のコーキング量を簡易かつ内燃機関の作動中に検出することができる。また、各電極の表面が絶縁材料で被覆されているので、電極間に付着・堆積したススによって電極間が短絡することはない。
また、パルス状の電圧(以下、本明細書において「パルス電圧」という)を電極間に印加したときに電極間に生じる電圧は、所定の値に収束し、この収束するときの収束電圧および収束時間は、電極間の抵抗値および静電容量の変化をそれぞれ良好に反映する。したがって、上記収束時間をパラメータとすることにより、管内面のコーキング量を良好に検出することができる。
【0013】
なお、本明細書において、収束電圧とは、電極間にパルス状の電圧を印加したときに電極間に生じる電圧が一定の値に収束するときのその値の電圧を意味し、一方、収束時間とは、前記印加によって電極間に生じる電圧が、収束電圧に対する所定の割合に達するまでの立ち上がり時間を意味する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による内燃機関用のコーキングセンサを排気管に組み込んだ状態の概略構成を示す。同図に示すように、内燃機関1には、排気ガスを外部に排出するための排気管2が、図示しない排気マニホルドを介して接続されている。この排気管2の途中には、三元触媒3が設けられており、加えてこの三元触媒3の下流側に排気ガス中の未燃焼成分である炭化水素を吸着させるための炭化水素吸着装置4が設けられている。また、排気管2の途中には、炭化水素吸着装置4の上流側に、排気管2の内面のコーキング量を検出するためのコーキングセンサ10が設けられている。コーキングセンサ10や内燃機関1などは、ECU11に電気的に接続されており、このECU11によって、コーキングセンサ10による検出結果が運転者に報知されるとともに、内燃機関1が制御される。
【0016】
三元触媒3は、自身が排気ガスの熱で加熱され、所定温度(例えば300℃)以上で活性化することにより、内燃機関1から排出された排気ガス中の有害物質(炭化水素、一酸化炭素および窒素化合物)を、酸化・還元作用により浄化するものである。しかし、内燃機関1の冷間始動時点から約30〜40秒間は、三元触媒3が活性化しない。このため、有害物質のうち未燃焼成分である炭化水素が外部に排出されてしまうのを防止するために、三元触媒3を通過した炭化水素を、炭化水素吸着装置4において吸着させている。
【0017】
炭化水素吸着装置4は、排気ガスの流出方向に沿って設けられた、炭化水素の吸着剤としてのゼオライト12を有している。このゼオライト12は、表面に多数の細孔(図示せず)を有しており、これらの細孔に炭化水素の分子を入り込ませることで、炭化水素を吸着させる。なお、ゼオライト12は、排気ガスによって所定温度以上(例えば100〜250℃)に加熱されると、一旦吸着した炭化水素を脱離させるようになっている。
【0018】
図2に示すように、コーキングセンサ10は、所定間隔をあけ互いに対向するように配置された1対の電極13、13と、これらの電極13、13を支持する電極支持体14と、電極支持体14に内蔵されたセンサ回路15(コーキング検出手段、図4参照)とを備えている。各電極13は、導電性および耐熱性を有する、例えば銅合金板などで構成されており、その表面は、図示しない絶縁材料で被覆されている。
【0019】
また、上記1対の電極13、13を、図3に示すように、櫛歯状に形成してもよい。この場合、各電極13の互いに対向する部分を、櫛歯状に形成するとともに、相互にかみ合いかつ所定間隔をあけた状態で、耐熱性を有する絶縁材料からなる基板(図示せず)上に配置する。なお、このような櫛歯状の電極13、13を作製する場合には、矩形状の金属プレートを上記基板上に固定し、エッチングにより図3に示す間隙13aを形成した後、金属プレートの表面を絶縁材料でコーティングするようにしてもよい。このような作製方法により、櫛歯状の電極13、13を、きわめて容易に作製することができる。
【0020】
電極支持体14は、全体が耐熱性を有する材料からなり、図2に示すように、上記センサ回路15を内蔵した円筒状の本体部14aと、本体部14aの上面に突設され、上記電極13、13をその下端部で固定し支持する円柱状の支持部14bと、本体部14aの下面に突設され、センサ回路15の端子を上記ECU11に電気的に接続するための接続口(図示せず)を有する円柱状の接続部14cと、により構成されている。支持部14bに支持された両電極13、13は、支持部14b内に通された2本の接続線16、16により、図4に示すように、本体部14a内のセンサ回路15に電気的に接続されている。
【0021】
センサ回路15は、それぞれ1対の入力端子17、17および出力端子18、18を有しており、各入力端子17および出力端子18が、上記ECU11に電気的に接続されている。センサ回路15は、後述する所定の電圧が入力端子17、17に印加されることより、電極13、13間の抵抗値および静電容量の少なくとも一方の変化を表す後述するパラメータの電気信号を、出力端子18から出力するようになっている。
【0022】
このように構成されたコーキングセンサ10は、電極13、13および支持部14bが排気管2の内部に挿入されるように、排気管2に取り付けられている。
【0023】
図5(a)は、コーキングセンサ10の等価回路を示す。同図に示す入力端子17、17に、所定の電圧を印加したときには、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csは、電極13の表面に付着・堆積したコーキング量に応じて、同図(b)に示すように変化する。すなわち、抵抗値Rsは、電極13のコーキング量が増加するに従って徐々に低下し、所定範囲Mr内で大きく低下し、さらにその所定範囲Mrを越えると再度徐々に低下する。一方、静電容量Csは、電極13のコーキング量が増加するに従って徐々に増大し、所定範囲Mc内で大きく増大し、さらにその所定範囲Mcを越えると再度徐々に増大する。
【0024】
なお、コーキングセンサ10は、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csが、センサ回路15内のハーネスの抵抗値Rhおよびハーネスによる寄生容量Cpよりもきわめて大きくなるように構成されている。したがって、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csは、上記抵抗値Rhおよび寄生容量Cpに影響を受けることなく、電極13、13のコーキング量に応じて変化する。
【0025】
上記のように構成されたコーキングセンサ10によれば、排気管2内に互いに対向するように設けられ、かつ、表面を絶縁材料で被覆した電極13、13に、ススが付着・堆積することにより、その付着・堆積量に応じて、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csが変化する。これにより、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csの少なくとも一方の変化を表すパラメータによって、排気管2内のコーキング量を検出することが可能となる。つまり、ススは、排気管2の内面および電極13、13のいずれにも、ほぼ同一の傾向をもって付着・堆積するため、電極13、13のコーキング量を上記パラメータに基づきセンサ回路15によって検出することにより、排気管2内のコーキング量を正確に検出することができる。また、実施形態のように、コーキングセンサ10を炭化水素吸着装置4に近接した位置に設けた場合には、炭化水素吸着装置4のゼオライト12の劣化をも間接的に判断することが可能となる。
【0026】
さらに、排気管2の重量を直接計測する従来の検出方法と異なり、排気管2を内燃機関1から取り外すことなく、排気管2内のコーキング量を簡易かつ内燃機関1の作動中に検出することができる。さらにまた、各電極13の表面が絶縁材料で被覆されているので、電極13、13間に付着・堆積したススによって電極13、13間が短絡することを、確実に防止することができる。
【0027】
また、図5(b)に示すように、コーキング量に応じて大きく変化する、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csのそれぞれのコーキング量の所定範囲Mr、Mcは、相互に合致するのではなく、一部が重なり合うようになっている。したがって、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csの両方を利用して、コーキング量を検出することにより、抵抗値Rsおよび静電容量Csのいずれか一方のみを利用して検出する場合に比べて、コーキング量を広範囲に亘って正確に検出することができる。
【0028】
次に、図6〜図9を参照して、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csの変化を、種々のパラメータによって検出する場合について説明する。以下の説明では、▲1▼電極間の電圧、▲2▼発振器による発振周波数、および▲3▼電極間の収束電圧および収束時間、をパラメータとする場合について、順に説明する。
【0029】
▲1▼電極間の電圧をパラメータとした場合
図6(a)は、電極13、13間に所定の直流電圧を印加する場合のコーキングセンサ10の等価回路図を模式的に示す。この場合の電極13、13は、抵抗として機能し、また、抵抗Riは電極13、13に直列に接続した、センサ回路15内の抵抗である。このような回路において、入力端子17、17を介して、電極13、13に所定の直流電圧を印加すると、これによって電極13、13間に生じる電圧Vsは、電極13、13の表面に付着・堆積したコーキング量が増加するに従って低下する。具体的には、電圧Vsは、図6(b)に示すように、電極13、13のコーキング量が増加するに従って徐々に低下し、所定範囲Mr内で大きく低下し、さらにその所定範囲Mrを越えると再度徐々に低下する。
【0030】
つまり、上記所定の直流電圧を電極13、13間に印加することによって電極13、13間に生じる電圧Vsの変化は、電極13、13間の抵抗値Rsの変化にほぼ合致し、その抵抗値Rsを良好に反映する。したがって、上記印加によって電極13、13間に生じる電圧Vsをパラメータとすることにより、排気管2の内面のコーキング量を良好に検出することができる。
【0031】
▲2▼発振器による発振周波数をパラメータとした場合
図7(a)は、センサ回路15に発振器19を組み込んだ場合のコーキングセンサ10の等価回路図を模式的に示す。この発振器19は、電極13、13間の静電容量Csに応じた発振周波数foscの信号を、出力端子18、18から出力するように構成されている。このような回路において、発振器19による発振周波数foscは、電極13、13の表面に付着・堆積したコーキング量が増加するに従って大きくなる。具体的には、発振周波数foscは、図7(b)に示すように、電極13、13のコーキング量が増加するに従って徐々に増大し、所定範囲Mc内で大きく増大し、さらにその所定範囲Mcを越えると再度徐々に増大する。
【0032】
つまり、発振器19によって出力される発振周波数foscの変化は、電極13、13間の静電容量Csの変化にほぼ合致し、その静電容量Csを良好に反映する。したがって、上記発振周波数foscをパラメータとすることにより、排気管2の内面のコーキング量を良好に検出することができる。
【0033】
なお、上記発振器19は、電極13、13間の静電容量Csに応じた発振周波数の信号を出力するものに限定されるものではなく、この信号に代えて、またはこの信号とともに、電極13、13間の抵抗値Rsに応じた発振周波数の信号を出力するように構成してもよい。この場合には、発振周波数の変化が、電極13、13間の抵抗値Rsの変化にほぼ合致し、その抵抗値Rsを良好に反映する。その結果、排気管2の内面のコーキング量をより一層良好に検出することができる。なお、発振器を、センサ回路15の外部、例えばECU11に設けるようにしてもよい。
【0034】
▲3▼電極間の収束電圧および収束時間をパラメータとした場合
図8(a)は、電極13、13間に所定の矩形状のパルス電圧Vinを印加する場合のコーキングセンサ10の等価回路図を模式的に示す。このような回路において、入力端子17、17を介して、電極13、13間に上記所定のパルス電圧Vinを印加すると、これによって電極13、13間には、電極13、13の表面に付着・堆積したコーキング量に応じて、所定の値に収束する電圧Vsが生じる。この電圧Vsの収束電圧Vsatは、電極13、13のコーキング量が増加するに従って低下する。具体的には、収束電圧Vsatは、図9に示すように、電極13、13のコーキング量が増加するに従って徐々に低下し、所定範囲Mr内で大きく低下し、さらにその所定範囲Mrを越えると再度徐々に低下する。一方、収束時間Triseは、電極13、13のコーキング量が増加するに従って大きくなる。具体的には、収束時間Triseは、図9に示すように、電極13、13のコーキング量が増加するに従って徐々に増大し、所定範囲Mc内で大きく増大し、さらにその所定範囲Mcを越えると再度徐々に増大する。
【0035】
つまり、上記所定のパルス電圧を電極13、13に印加したときに電極13、13間に生じる電圧Vsが収束するときの収束電圧Vsatおよび収束時間Triseの変化は、電極13、13間の抵抗値Rsおよび静電容量Csの変化にそれぞれほぼ合致し、抵抗値Rsおよび静電容量Csをそれぞれ良好に反映する。したがって、上記収束電圧Vsatおよび収束時間Triseの少なくとも一方をパラメータとすることにより、排気管2の内面のコーキング量を良好に検出することができる。
【0036】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、コーキングセンサの電極を、3個以上で構成してもよい。この場合には、電極のコーキング量を、より正確に検出することができ、その結果、排気管の内面のコーキング量をより正確に検出することができる。また、実施形態では、コーキングセンサを排気管に設けた場合について説明したが、これに限定されず、ススが付着する可能性のあるEGR管などの管にも当然設けることが可能であり、その場合にも管の内面に付着・堆積したコーキング量を正確に検出することができる。さらに、実施形態で示したコーキングセンサの細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の内燃機関用のコーキングセンサは、内燃機関の作動中であっても、管の内面のコーキング量を正確に検出することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコーキングセンサを排気管に組み込んだ状態の概略構成を示すブロック図である。
【図2】コーキングセンサを示す図であり、(a)はセンサの外観を示す斜視図であり、(b)は電極の外観を示す斜視図である。
【図3】図2の電極と形状の異なる櫛歯状の電極の外観を示す斜視図である。
【図4】コーキングセンサを示すブロック図である。
【図5】(a)はコーキングセンサの等価回路図であり、(b)は排気管内のコーキング堆積量と、電極間の抵抗値および静電容量との関係を示すグラフである。
【図6】電極間に所定の直流電圧を印加し、電極間に生じる電圧をパラメータとする場合を説明する図であり、(a)はコーキングセンサの模式的な等価回路図、(b)は排気管内のコーキング堆積量と、電極間に生じる電圧との関係を示すグラフである。
【図7】発振器による発振周波数の信号を出力させ、その発振周波数をパラメータとする場合を説明する図であり、(a)はコーキングセンサの模式的な等価回路図、(b)は排気管内のコーキング堆積量と、発振周波数との関係を示すグラフである。
【図8】電極間にパルス電圧を印加し、電極間に生じる電圧が収束するときの収束電圧および収束時間をパラメータとする場合を説明する図であり、(a)はコーキングセンサの模式的な等価回路図、(b)はパルス電圧と、これに対応する収束電圧および収束時間との関係を示す波形図である。
【図9】電極間にパルス電圧を印加したときの、排気管内のコーキング堆積量と、収束電圧および収束時間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 排気管
10 コーキングセンサ
13 電極
15 センサ回路(コーキング検出手段)
19 発振器

Claims (1)

  1. 内燃機関に用いられる管の内面のコーキング量を検出するための内燃機関用のコーキングセンサであって、
    前記管内に互いに対向するように設けられ、かつ、表面が絶縁材料で被覆された複数の電極と、
    これら複数の電極間の抵抗値および静電容量の少なくとも一方の変化を表すパラメータにより、前記コーキング量を検出するコーキング検出手段と、
    を備え
    前記パラメータは、前記複数の電極間にパルス状の電圧が印加されたときに前記複数の電極間に生じる電圧が収束するときの収束時間であることを特徴とする内燃機関用のコーキングセンサ。
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