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JP2011080780A - パティキュレート検出素子 - Google Patents

パティキュレート検出素子 Download PDF

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JP2011080780A JP2009231182A JP2009231182A JP2011080780A JP 2011080780 A JP2011080780 A JP 2011080780A JP 2009231182 A JP2009231182 A JP 2009231182A JP 2009231182 A JP2009231182 A JP 2009231182A JP 2011080780 A JP2011080780 A JP 2011080780A
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Takashi Sawada
高志 澤田
Takashi Araki
貴司 荒木
Hideaki Ito
英明 伊藤
Shinya Teranishi
真哉 寺西
Hiroshige Matsuoka
弘芝 松岡
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Abstract

【目的】簡易な構成により被測定ガス中に含まれるPMを検出するパティキュレート検出素子であって、不感期間がなく、信頼性の高いパティキュレート検出素子を提供する。
【解決手段】被測定ガスに晒され、電気絶縁性耐熱基板13の表面に所定の間隙を設けて対向する一対の検出電極11、12を設けた検出部100と、検出部100の検出電極11、12間に堆積する導電性微粒子の量に応じて変化する電気抵抗Rを検出する検出手段21とを具備し、被測定ガス中のPMを検出するパティキュレート検出素子10において、不感期間解消用抵抗体として所定の抵抗値RFIXを有する抵抗体20を検出部100に形成される電気抵抗Rに対して並列に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車用内燃機関の排気系等に使用され、被測定ガス中に含まれる導電性微粒子の検知に適したパティキュレート検出素子に関する。
近年、コモンレール式燃料噴射システム、過給器システム、酸化触媒、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)、選択触媒還元(SCR)システム、排気再循環(EGR)システム等を組み合わせて、ディーゼル機関やガソリンリーンバーン機関等の燃焼排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)、粒状物質(PM)、未燃炭化水素(HC)等の環境負荷物質の低減が図られている。
このようなシステムに用いられるDPFは、一般に、耐熱性に優れ、かつ、無数の細孔を有する多孔質セラミックスを素材としたハニカム構造とされ、多孔質の隔壁に存在する細孔中にPMを捕捉し、PMが堆積して細孔に目詰まりを起こして圧力損失が高くなると、バーナや発熱体等で加熱したり、機関の燃焼爆発後に少量の燃料を噴射するポスト噴射等によりDPF内に高温の燃焼排気を導入したりして、DPFを加熱し、DPF内に捕集されたPMを燃焼除去して再生できる構成とされている。
内燃機関の燃焼効率をさらに向上すべく、このようなDPFの再生時期の判断や、DPFの劣化、破損等を検出する車載式故障診断装置(オンボードダイアグノーシス、OBD)や、内燃機関のフィードバック制御等において、燃焼排気中に含まれるPMを高精度で連続的に検出できる検出手段が必要とされている。
燃焼排気中のPMの検出手段として、特許文献1には、耐熱性及び電気絶縁性を有する基板の表面に一対の電極を形成し、該電極間を検出部とし、前記基板の裏面及び/又は内部に発熱体を形成し、該基板上の検出部を形成する前記電極、検出部及び端子部を除く導電部を気密で電気絶縁物質よりなる保護層で被覆し、該検出部と保護層との境界付近の発熱体の発熱密度を該検出部の発熱密度より高くし、該検出部の温度を400℃以上で且つ600℃以下に加熱することを特徴とするスモーク濃度センサが開示されている。
ところが、特許文献1にあるような、従来のスモーク濃度センサでは、導電性のスモークの堆積により変化する一対の電極間の電気抵抗を電子回路により検出しているが、スモークが堆積していない状態では一対の電極間は絶縁状態であるので、スモークの堆積によって一対の電極間の電気抵抗が徐々に低下し電子回路によって電気抵抗が検出できるようになるまでに不感期間が存在する。
このような不感期間の問題を解消する方法として、特許文献2には、ガスセンサ向けセンサ素子及びセンサ素子の作動方法として、混合気に晒される少なくとも2つの電極(1)、(2)とこれらの電極を支持する1つの基板(3)とを有し、混合ガス中の粒子を定量するためのガスセンサ、特にカーボン向けセンサ素子に関するものであって、前記基板(3)と前記電極(1)、(2)との間に1つの導電性ベース(4)が設けられており、さらに、前記電極(1)、(2)は、導電性ベース(4)によって互いに電気的に接続されているセンサ素子及びこのセンサ素子を用いて混合ガス中の微粒子を定量するための方法が記載されている。
ところが、特許文献2にあるように、2つの電極間を互いに電気的に接続する導電性ベースを設けた場合、導電性ベースの電気抵抗を極めて狭い範囲で精度良く調整しなければならず、製造が困難である。加えて、長期の使用によって電極材料が導電性ベース内に拡散するマイグレーション現象を引起し、導電性ベースの電気抵抗が変化し、検出精度が不安定となる虞もある。さらに、検出抵抗と導電性ベースの電気抵抗との両方が温度変化の影響を受けるので、両者について温度補正する必要があるため基準が定まらず完全に温度補正することが困難である。
そこで、かかる実情に鑑み、本願発明は、簡易な構成により被測定ガス中に含まれる導電性の微粒子(パティキュレート、PM)を検出するパティキュレート検出素子であって、不感期間がなく、信頼性の高いパティキュレート検出素子を提供することを目的とする。
第1の発明では、被測定ガスに晒され、電気絶縁性耐熱基板の表面に所定の間隙を設けて対向する一対の検出電極を設けた検出部と、該検出部の上記検出電極間に堆積する導電性微粒子の量に応じて変化する電気抵抗を検出する検出手段とを具備し、被測定ガス中の導電性微粒子を検出するパティキュレート検出素子において、所定の抵抗値を有する抵抗体を上記検出部に形成される電気抵抗に対して並列に設ける(請求項1)。
第1の発明によれば、検出部に堆積する導電性微粒子が少なく検出抵抗が高い状態であっても、検出抵抗に対して並列に介装された所定の抵抗値を有する抵抗体によって、検出抵抗と該抵抗体との合成抵抗が下がり、検出抵抗の僅かな変化に対しても検出が可能となるので不感期間が解消される。したがって、センサとしての信頼性が向上する。加えて、被測定ガス中の導電性粒子の有無だけでなく、その存在量を精度良く計測することも可能となるので、センサとしての用途範囲も広がる。
第2の発明では、不感期間解消用に設けた上記抵抗体を、被測定ガスの温度変化の影響を受けない熱的安定環境下に載置する(請求項2)。
本発明によれば、不感期間解消用に設けた上記抵抗体が被測定ガスの温度変化の影響を受けないので、上記検出部に堆積する導電性粒子によって形成される電気抵抗だけを温度補正すればよく、補正が容易であり、パティキュレート検出素子の信頼性がさらに向上する。
具体的には、第3の発明のように、不感期間解消用に設けた上記抵抗体の電気抵抗を、100Ω以上1MΩ以下とする(請求項3)。このような範囲に不感期間解消用に設けた上記抵抗体の電気抵抗を設定することによって、上記検出電極間に堆積する導電性微粒子の量に応じて検出抵抗が数10MΩから1kΩ程度の範囲で変化したときに、上記検出手段によって検出される検出電流が一定以上の値に引き上げられ、検出が容易となるので不感期間が解消され、信頼性の高いパティキュレート検出素子が実現できる。
本発明の範囲をはずれ、100Ωより低い抵抗体を介装した場合には、検出抵抗の変化が相対的に小さくなり、検出精度が低下し、1MΩより高い抵抗体を介装した場合には、検出電流が上記検出手段の検出限界以下となり、不感期間が解消されない。
さらに具体的には、第4の発明のように、不感期間解消用に設けた上記抵抗体は、金属、金属酸化物、金属化合物、炭素、炭素化合物の少なくともいずれか1つを含む単体又は複合体によって実現できる(請求項4)。
本発明の第1の実施形態におけるパティキュレート検出素子の概要を示す展開斜視図。 本発明の第1の実施形態におけるパティキュレート検出素子を有するパティキュレート検出センサの概要を示す断面図。 本発明の第1の実施形態におけるパティキュレート検出素子に適用可能な抵抗検出手段の例を示す等価回路図。 本発明の第2の実施形態におけるパティキュレート検出素子の概要を示す展開斜視図。 本発明の第3の実施形態におけるパティキュレート検出素子の概要を示す展開斜視図。 従来のパティキュレート検出素子の問題点を示す特性図。 本発明の効果を比較例とともに示す特性図。
本発明の第1の実施形態におけるパティキュレート検出素子10は、例えば、ディーゼル内燃機関から排出される燃焼排気中に含まれる粒子状物質(PM)を捕集するディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)の故障診断(OBD)や、DPFの再生制御を行うべく、燃焼排気中のPM、特に、導電性微粒子を検出するパティキュレート検出センサ1に用いられる。
本発明のパティキュレート検出素子10の特徴は、所定の間隙を設けて対向する一対の検出電極11、12の間に堆積するPMの量によって変化する電気抵抗Rを検出して、被測定ガス中のPMを検出するものであって、不感期間解消用抵抗として所定の電気抵抗RFIXを有する抵抗体20を検出抵抗Rに対して並列となるように設けることによって、抵抗体20の電気抵抗RFIXと検出抵抗Rとの合成抵抗RSUM(=RFIX・R/(RFIX+R))を低くし、合成抵抗RSUMを検出する時にパティキュレート検出素子10に流れる検出電流ISENを検出する検出手段の検出限界以上に引上げ、不感期間を解消するものである。
本発明の第1の実施形態におけるパティキュレート検出素子10及びこれを含むパティキュレート検出センサ1の概要について図1から図4を参照して説明する。
図1に示すように、パティキュレート検出素子10は、アルミナ等の電気絶縁性耐熱材料をドクターブレード法、プレス成形法、CIP、HIP等の公知の方法により平板状に形成した電気絶縁性耐熱基板13と、電気絶縁性耐熱基板13上に所定の距離を離隔して設けた一対の検出電極11、12と、検出電極11、12と外部の電気抵抗計測手段とを導通させるリード部111、121及び端子部112、122と、本発明の要部であり、検出電極間に堆積するPMによって形成される検出抵抗Rに対して並列となるようにリード部111、121間に接続された所定の抵抗値RFIXを有する不感時間解消用抵抗20と、検出電極11、12によって形成される検出部を所定の温度に加熱して、検出抵抗を安定化したり、検出部に堆積したPMを加熱除去したりするための通電により発熱する発熱体140と、発熱体140と図略の通電制御装置とを接続する一対の発熱体リード部141a、141bと、発熱体端子部143a、143bと、電気絶縁性耐熱基板15と、絶縁性耐熱基板15を貫通し発熱体リード部141a、141bと発熱体端子部143a、143bとを導通するスルーホール電極142a、142bと、によって構成されている。
なお、リード部112、121間を短絡するように堆積するPMから、リード部111、121の電気絶縁性を確保するために、リード部121、121の表面を覆うように電気絶縁性耐熱材料を用いて絶縁性耐熱保護層を形成しても良い。
不感時間解消用抵抗20には、金属、金属酸化物、金属化合物、炭素、炭素化合物のいずれか1以上を含む単体又は複合体からなる抵抗体が用いられる。本実施形態においては、電気絶縁性耐熱基板13の表面に実装可能なチップ抵抗を用いた例を示す。
また、不感時間解消用抵抗20は、電気絶縁性耐熱基板13の基端側で、被測定ガスの温度変化の影響を受け難い熱的に安定した位置に配設されている。
図2を参照して、本発明のパティキュレート検出素子10を有するパティキュレート検出センサ1について説明する。
パティキュレート検出センサ1は、パティキュレート検出素子10を内側に挿入保持する略筒状のインシュレータ40と、流路壁60に固定され、インシュレータ40を保持すると共に、パティキュレート検出素子10の検出部を被測定流路600内の所定の位置に保持するハウジング50と、ハウジング50の先端側に設けられ、パティキュレート検出素子10の検出部を保護するカバー体30と、ハウジング50の基端側に設けられ、接続金具113、123を介してパティキュレート検出素子10の端子部112、122に接続され、検出部100に捕集・堆積されたPM量に応じて変化する検出電極11、12間の検出電気抵抗Rを外部の電気抵抗検出手段に伝達する一対の信号線114、124と、パティキュレート検出素子10に内蔵された発熱体140と発熱体端子部143a、143b、接続金具144a、144bを介して接続される一対の導通線145a、145bとを、封止部材70を介して基端側で固定する略筒状のケーシング80とによって構成されている。カバー体30には、PMを含む被測定ガスを検出部100に導入・導出するための被測定ガス入出孔310、311が適宜穿設されている。
なお、本実施形態においては、パティキュレート検出素子10の長手軸方向に対して直交する方向に伸びる複数の櫛歯状に形成した検出電極11、12を対向させて一対の電極を形成した例を示したが、本発明において一対の検出電極11、12の形状を特に限定するものではなく、検出電極11、12を、パティキュレート検出素子10の長手軸方向に伸びる複数の櫛歯状に形成し、これらを所定の間隙を設けて対向させて一対の電極としても良いし、検出電極11、12を略渦巻状に形成し、所定の間隙を設けて対向させて一対の電極としても良い。
図3を参照して、本発明のパティキュレート検出素子10の検出部100に堆積したPMによって変化する電気抵抗Rの測定原理について説明する。
被測定ガス流路800内に載置される検出電極11、12の間に堆積したPM量に由来する検出抵抗Rと所定の抵抗値RFIXを有する不感時間解消用抵抗20とは、リード部111、121を介して並列に接続されており、上流側は、所定の検出用電圧に調整された電圧源VDDに接続され、下流側には、不感期間解消用抵抗体20と検出抵抗Rとの合成抵抗RSUMを検出する抵抗検出手段21が設けられている。
抵抗検出手段21は、例えば所定の抵抗値Rを有するシャント抵抗22を設け、差動増幅手段23によってシャント抵抗22の両端の電位差(VIN−VREF)から、シャント抵抗22に流れる電流、即ち、合成抵抗RSUMに流れる検出電流ISENを検出できる構成となっている。
不感期間解消用抵抗体20の抵抗値RFIXは既知であるので、抵抗検出手段21によって検出された合成抵抗RSUMの変化からPM量由来検出抵抗Rの値を精度良く算出できる。
なお、不感期間解消用抵抗体20は、被測定ガスの温度変化の影響を受けない熱的安定環境下に載置されているので、特に温度補正する必要がないが、検出抵抗Rは、被測定ガスの温度変化の影響を受けるので、検出精度を高めるために、被測定ガスの温度に応じて温度補正するのが望ましい。
また、本発明において、抵抗検出手段21は、本実施形態に限定するものではなく、不感期間解消用抵抗体20の既知抵抗RFIXとPM量由来検出抵抗Rとの合成抵抗RSUMの変化を検出できるものであれば、如何なる形式のものでも良い。
ここで、図4を参照して、従来のパティキュレート検出素子の問題点について説明する。従来のパティキュレート検出素子は、電気絶縁性耐熱基板の表面に所定の間隙を隔てて形成した一対の検出電極間に被測定ガス中に含まれる導電性のカーボンなどからなるPMが堆積していくと、PMによって検出電極間に導通経路が形成され、電極間の電気抵抗値が徐々に低下していくので、これを計測することによってPM量を算出しようとするものである。
図4は、一定速度でPM量を増加したときの、検出電極間の電気抵抗値の変化を示すものである。
ところが、図4に示すように、検出電極間にPMが堆積していないときには、略絶縁状態であるので、検出電極間の電気抵抗は、数10MΩ以上となっており、PMの堆積に伴って、徐々に電気抵抗値が下がるが、数MΩ以下となるまでは、検出用の電流がほとんど流れず、電気抵抗値を測定することができない不感期間tdが存在する。
この不感期間tdが長いと、パティキュレート検出素子を上述のようにOBDに使用しようとしたときに、異常の検出までに時間が掛かかる虞があり、センサとしての信頼性に欠ける。
図5を参照して本発明の効果について説明する。図5は、一定の割合で被測定ガス中の導電性粒子の量を増加させたときの検出電流ISENの変化を示す特性図で、実施例1として、不感期間解消用抵抗体20の抵抗値を1MΩに設定した場合の検出電流ISENの変化を示し、実施例2として、不感期間解消用抵抗体20の抵抗値を100Ωに設定した場合の検出電流ISENの変化を示し、比較例として、不感期間解消抵抗20を設けていない場合の検出電流ISENの変化を示す。
図5に示すように、不感期間解消用抵抗体20の抵抗値RFIXを100Ω以上1MΩ以下の範囲で設定すると、検出対象である検出抵抗Rが数10MΩから1MΩ程度まで変化する間であっても、検出電流ISENは、検出手段21の検出限界である5μA以上にシフトされるので、容易に検出できるようになり、不感期間tdが解消される。
また、不感期間解消用抵抗体20の抵抗値RFIXを100Ωより低くすると、検出電流ISENに対して、検出抵抗Rの変化による電流変化が相対的に小さくなり、検出精度が却って低下し、不感期間解消用抵抗体20の抵抗値RFIXを1MΩより高くすると、検出電流ISENが検出限界を以下となるので、不感期間tdの解消ができない。
図6を参照して、本発明の第2の実施形態におけるパティキュレート検出素子10aについて説明する。上記実施形態においては、不感期間解消用抵抗体20を、電気絶縁性耐熱基板13上に実装する構成としたが、リード部111、121間を渡って接続され、検出抵抗Rに対して並列となるものであれば、図6に示すように、不感期間解消用抵抗体20aをパティキュレート素子10の外部に設けた構成としても良い。この際、本図に示すようにリード付き抵抗を用いてもよいし、上記実施形態に示した様なチップ抵抗を検出手段21側に載置するようにしても良い。
図7を参照して、本発明の第3の実施形態におけるパティキュレート検出素子10bについて説明する。上記実施形態においいては、不感期間解消用抵抗体20、20aとして、チップ抵抗やリード付き抵抗等の別体の固定抵抗器を用いた例を示したが、図7に示すように、電気絶縁性基板13の表面にスクリーン印刷等によって、リード部111、121間を渡るようにして不感期間解消用抵抗体20bを形成し、表面を電気絶縁性耐熱保護層200によってその表面を覆う構成としても良い。
本発明は上記実施形態に限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、自動車エンジン等の内燃機関に搭載されるパティキュレート検出センサを例に説明したが、本発明のパティキュレート検出センサは、車載用に限定されるものではなく、火力発電所等の大規模プラントにおけるパティキュレート検出の用途にも利用可能である。
1 パティキュレート検出センサ
10 パティキュレート検出素子
100 検出部
11、12 検出電極
111、121 リード部
112、122 端子部
113、113 接続金具
114、114 信号線
13、15 電気絶縁性耐熱基板
140 発熱体
141a、141b 発熱体リード部
142a、142b スルーホール電極
143a、143b 発熱体端子部
144a、144b 接続金具
145a、145b 通電線
td 不感期間
20 不感期間解消用抵抗体
FIX 所定の抵抗値(不感期間解消用抵抗体)
21 抵抗検出手段
検出抵抗
30 カバー体
310、311 被測定ガス入出孔
40 インシュレータ
50 ハウジング
60 ケーシング
70 封止部材
80 被測定ガス流路壁
800 被測定ガス流路
特開昭59−197847号公報 独国出願公開第102006042605号明細書

Claims (4)

  1. 電気絶縁性耐熱基板の表面に所定の間隙を設けて対向する一対の検出電極を設けて検出部とし、該検出部に捕集され上記検出電極間に堆積する導電性微粒子の量によって変化する電気抵抗を検出して、被測定ガス中の導電性微粒子を検出するパティキュレート検出素子において、電気絶縁性耐熱基板の表面に所定の間隙を設けて対向する一対の検出電極を設けた検出部と、該検出部の上記検出電極間に堆積する導電性微粒子の量に応じて変化する電気抵抗を検出する検出手段とを具備し、被測定ガス中の導電性微粒子を検出するパティキュレート検出素子において、
    所定の抵抗値を有する抵抗体を上記検出部に形成される電気抵抗に対して並列に設けたことを特徴とするパティキュレート検出素子。
  2. 不感期間解消用に設けた上記抵抗体を、被測定ガスの温度変化の影響を受けない熱的安定環境下に載置した請求項1に記載のパティキュレート検出素子。
  3. 不感期間解消用に設けた上記抵抗体の電気抵抗が、100Ω以上1MΩ以下である請求項1又は2に記載のパティキュレート検出素子。
  4. 不感期間解消用に設けた上記抵抗体は、金属、金属酸化物、金属化合物、炭素、炭素化合物の少なくともいずれか1つを含む単体又は複合体によって形成した請求項1ないし3のいずれかに記載のパティキュレート検出素子。
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