JP3991589B2 - クロック生成回路およびそれを用いた半導体集積回路 - Google Patents
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Description
本発明は、EMIノイズを低減できるクロック信号を生成するクロック生成回路及びそれを用いた半導体集積回路に関する。
[従来の技術]
近年、半導体集積回路の動作速度は、半導体製造プロセスの進歩に伴って急速に速くなっている。このため、半導体集積回路内の例えば出力バッファの動作速度も各段に速くなっている。例えば、最近のSDRAMで100MHz以上の動作速度での動作が可能であり、データバスも100MHz以上の周波数で動作させている。
このような高速のデータバスでは、プリント基板から放射される電磁波ノイズが大きくなる傾向がある。この放射される電磁波ノイズを制限する種々の規格が定められている。このため、放射される電磁波ノイズは、周波数帯域毎に定められたノイズレベルの上限を越えてはならない。
一般に、電子機器から放射される電磁波ノイズは、EMIノイズまたは単にEMIと呼ばれる。
図18は、電子機器のEMIノイズを周波数毎に測定したEMIノイズスペクトルの一例を示している。図18の横軸は周波数を示し、縦軸はノイズレベル(電磁波強度)を示している。
一般的なデジタル電子機器は、一定の基本周波数のクロック信号で動作するので、その出力波形はそのクロック信号に同期した矩形波となる。矩形波は、基本周波数の整数倍の高調波成分を含んでいるので、EMIノイズは基本波だけでなく一次、二次などの高調波の周波数にてピークを有する。
特に、現在の電子機器にて用いられているクロック信号は水晶発振器にて生成しているので、周波数の安定度は非常に高い。そのため、発生するEMIノイズのピークも高いものとなっている。
ところで、EMIノイズの規格を満足するためには、周波数帯域毎のEMIノイズのピークレベルを下げることが必要である。EMIノイズのピークを下げるための種々の対策があるが、その一つにスプレッドスペクトラムと呼ばれる方法がある。この方法は、クロック信号の周波数を故意に変動させて、周波数の分布を広げるというものである。
このスプレッドスペクトラムを実施するには通常PLLが用いられる。しかし、PLLはVCOなどのアナログ回路を含むため、半導体集積回路に搭載するには不向きである。
そこで、本発明の目的は、デジタル回路にて周波数が変化するクロック信号を生成してEMIノイズを低減できるクロック生成回路及びそれを用いた半導体集積回路を提供することにある。
[発明の開示]
本発明の一態様に係るクロック生成回路は、入力クロック信号を遅延させて、異なる遅延時間だけ遅延されたクロック信号をそれぞれ出力する複数の出力端子を有する遅延回路と、
前記複数の出力端子の中から一つを選択するセレクターと、
前記セレクターでの選択動作を制御するコントロール回路と、
を有し、
前記コントロール回路は所定の周期で一巡する組合せのビット出力信号を前記セレクターに供給し、
前記セレクターにて選択される前記複数の出力端子から順次出力される出力クロック信号の周期が、前記ビット出力信号の組合せと対応して増加または減少されていることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、所定の周期で一巡する組合せのビット出力信号に対応して、遅延時間の異なるクロック信号が、遅延回路の複数の出力端子から順次出力される。このため、出力クロック信号の周期が増減されることで、出力クロック信号の周波数が変化する。この出力クロック信号はデジタル回路にて生成され、しかもこの出力クロック信号を用いることで、EMIノイズを低減することができる。
前記コントロール回路は、所定の信号をカウントするカウンタ回路を有することができる。この場合、カウンタ回路からのカウント値に基づいて、前記複数の出力端子の中から遅延時間を増加または減少させる一つの出力端子を選択するビット出力信号が、前記セレクターに供給される。
前記コントロール回路は、遅延時間が最小となる一の出力端子と、それ以外の他の出力端子とを交互に選択するビット出力信号を前記セレクターに供給することができる。こうすると、出力クロック信号の周期は、増加、減少が交互に繰り返される。
前記カウンタ回路は、前記複数の出力端子より出力される出力クロック信号のうち、最大遅延時間を有する出力クロック信号をカウントすることが好ましい。こうすると、遅延回路の複数の出力端子の切り換えタイミングが、最大遅延時間を有する出力クロック信号に同期するので、出力クロック信号にハザードやスパイクが生ずることがない。
前記コントロール回路は、前記セレクターに供給されるビット出力信号のビット数をNとしたとき、(N+1)以上のビット出力を有する線形帰還シフトレジスタを有することが好ましい。前記線形帰還シフトレジスタのNビット出力信号が前記セレクターに供給されることで、そのNビット出力信号は疑似乱数的に発生する。このため、出力クロック信号を分周して転送クロック等に用いても、その分周されたクロック信号の周波数が常に変化するので、EMIノイズを低減できる。
前記セレクターにて選択された出力端子からの遅延されたクロック信号と、前記入力クロック信号とが入力され、前記入力クロック信号のエッジと一致するエッジを有する出力クロック信号を生成する論理ゲートを有することが好ましい。
こうすると、遅延回路の複数の出力端子の切り換え時にたとえハザードまたはスパイクが発生しても、論理ゲートを通過させることでハザードまたはスパイクが生じた波形を除去することができる。従って、この場合には、前記カウンタ回路が前記入力クロック信号をカウントするものであってもよい。
前記遅延回路の複数の出力端子の前段にそれぞれバッファが接続され、各々のバッファにはそれぞれ異なる負荷を接続することができる。こうすると、各出力端子からの出力クロック信号の遅延時間差は、バッファのみにて得られる遅延時間差よりも短い遅延時間差となる。
前記遅延回路は、直列接続された第1,第2の遅延回路を有することができる。この場合、前記第1の遅延回路は、第1の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ遅延されたクロック信号を出力する複数の第1の出力端子を有する。また、前記第2の遅延回路は、前記第1の遅延時間より短い第2の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ、前記第1の遅延回路のいずれか一つの第1の出力端子より出力されたクロック信号をさらに遅延して出力する複数の第2の出力端子を有する。
こうすると、第1の遅延回路の複数の第1の出力端子のいずれかを選択することで、大きな遅延時間差を選択し、第2の遅延回路の複数の第2の出力端子のいずれかを選択することで、小さな遅延時間差を選択でき、それらを加算した遅延時間を有する出力クロック信号を生成できる。
ここで、前記第1の遅延回路が、前記複数の第1の出力端子の前段にそれぞれM(M≧2)個のバッファが接続されて構成された場合には、前記第2の遅延回路は、前記複数の第2の出力端子の前段にそれぞれ(M−1)個以下のバッファが接続されて構成される。
前記第2の遅延回路に直列接続された第3の遅延回路をさらに設けることができる。この第3の遅延回路は、前記第2の遅延時間より短い第3の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ、前記第2の遅延回路のいずれか一つの第2の出力端子より出力されたクロック信号をさらに遅延して出力する複数の第3の出力端子を有する。
こうすると、第1〜第3の遅延回路にてそれぞれ選択された3種の遅延時間の組合せにより、遅延時間差の種類を増大し、かつ、遅延時間差をより細かく設定することが可能となる。
前記第3の遅延回路は、前記複数の第3の出力端子の前段に、それぞれ異なる負荷が接続することが好ましい。こうすると、第2の遅延回路での最短の遅延時間差がバッファによる遅延時間に依存するのに対して、第2の遅延回路での最短の遅延時間差は、負荷の時間差に依存するのでより細かく設定できる。
前記コントロール回路は、前記出力クロック信号の周波数が漸次増加及び漸次減少するまでの周期を設定するタイマー回路を含むことができる。このタイマー回路での設定値を変えることで、出力クロック信号の周波数が漸次増加及び漸次減少するまでの周期を変えることができる。
前記コントロール回路は、
前記出力クロック信号の周波数を漸次増加または減少させるビット出力信号を得るための加減算回路と、
前記加減算回路での加算/減算を切り換える加減算切換回路と、
を有することができる。
こうすると、加減算切換回路にて切り換えられた加減算回路が加算を行うことで、出力クロック信号の周波数が漸次増加され、逆に減算を行うことで出力クロック信号の周波数が漸次減少される。
前記入力クロック信号と前記出力クロック信号との位相差を比較する位相比較回路をさらに有することができる。この位相比較回路は、前記位相差が一定値を越える時に、前記加減算切換回路に切換信号を出力する。こうすると、入力クロック信号と出力クロック信号との位相差が一定の範囲内となり、膨大な容量のメモリを要せずに、周波数が可変の出力クロック信号を生成できる。
本発明の他の態様に係る半導体集積回路は、上述のいずれかの構成を有するクロック生成回路を内蔵している。この半導体集積回路内に設けられるクロック生成回路は、論理回路に入力されるクロックを生成しても良いが、この論理回路からの信号を外部に出力する出力回路の転送クロック信号として用いることが好ましい。出力回路より出力されてプリント基板の配線を伝送される信号の周波数が変化するので、このプリント基板の配線から放射されるEMIノイズを低減することができる。
[発明を実施するための好適な実施形態]
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の原理動作を実施できる本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
図1において、このクロック発生回路10は、一定周波数の入力クロック信号が入力される入力端子11と、その入力クロック信号の周波数が変化された出力クロック信号を出力する出力端子12とを有する。
入力端子11からの入力クロック信号は、複数のバッファ21〜24を有する遅延回路20に入力される。遅延回路20の各段のバッファ21〜24にて遅延された各クロック信号は、セレクター30に入力される。セレクター30は、各段のバッファ21〜24にて遅延されたクロック信号の中から一つを選択するために、タップ端子30A〜30Dの一つを選択し、その選択されたタップ端子からのクロック信号を出力端子12より出力させる。
このセレクター回路30での選択動作を制御するために、コントロール回路40が設けられている。このコントロール回路40には、最終段のバッファ24の出力がバッファ41を介して入力される。バッファ41は、セレクター30と同じ遅延時間だけ最終段のバッファ24からのクロック信号を遅延させる。そしてこのコントロール回路40は、このバッファ41からの信号に基づいて、セレクター30にて4つのタップ端子30A〜30Dの一つを選択する動作を制御する2ビットの信号を出力する。
ここで、遅延回路20を構成する各バッファ21〜24での各遅延時間をそれぞれ0.1nsとし、セレクター30及びバッファ41での各遅延時間をそれぞれ0.9nsとする。また、入力端子11に入力されるクロック信号の一周期を15.0nsとする。
このように設定した場合の、各バッファ21〜24のいずれかを経て出力端子12より出力される4種類のクロック信号を、図2に示す。図1のタップ端子30Aが選択された場合の出力クロック信号OUTAは、入力クロック信号INの立ち上がりよりも、1.0ns(=0.1+0.9)だけ遅れて立ち上がる。同様に、タップ端子30B〜30Dを経た出力クロック信号OUTB〜OUTDは、入力クロック信号INに対してそれぞれ1.1ns,1.2ns,1.3nsずつ遅延されている。なお、図2では、入力クロックINの一周期の時間に対して、各出力クロック信号OUTA〜OUTDの遅延量を誇張して描いている。
図2に示す最終出力クロック信号OUTは、出力クロック信号OUTA〜OUTDの中から順次一つを選択することで得られる波形の一例を示している。この図2に示す最終出力クロック信号OUTは、OUTA→OUTB→OUTA→OUTC→OUTA→OUTDの順に選択することで得られるものである。この切り換えを、選択される遅延時間(選択されるタップ端子)で表現すれば、1.0ns(30A)→1.1ns(30B)→1.0ns(30A)→1.2ns(30C)→1.0ns(30A)→1.3ns(30D)の順となる。
以下同様に繰り返すことによって、コントロール回路40は、最短遅延時間(1.0ns)と、それ以外の遅延時間(1.1ns,1.2ns,1.3ns)とを交互に選択するように制御している。このようなコントロール回路40は、最短遅延時間を選択する信号が記憶されるレジスタと、アップカウンターとを組み合わせることで構成できる。
こうすると、最終出力クロック信号OUTの立ち上がりから次の立ち上がりまでの時間(一周期)は、図2に示す通り、15.1ns→14.9ns→15.2ns→14.8ns→15.3ns→14.7nsと変化する。
このように、入力クロック信号INの一周期は15.0nsで一定であったのに対して、最終出力クロック信号OUTの一周期は14.7〜15.3nsの6種類に変化されることになる。従って、クロック周波数は65.3MHz(1/15.3ns)68.02MHz(1/14.7ns)の範囲の6種類に変化することになる。
この最終出力クロック信号OUTを用いると、EMIノイズのピークは65.3〜68.02MHzの範囲の6つのピークに分散されるので、ピークノイズは1/6に低減される。
なお、図2に示す最終出力クロック信号OUTは一例に過ぎず、例えばコントロール回路40として最短遅延時間を選択する信号を記憶したレジスタとダウンカウンターとを用いれば、最終出力クロック信号OUTの一周期を、15.3ns→14.7ns→15.2ns→14.8ns→15.1ns→14.9nsと変化させることもできる。あるいは、ダウンカウンターに代えて周期の異なるアップカウンターとダウンカウンターとを用いれば、最終出力クロック信号OUTの一周期を、15.1ns→14.9ns→15.2ns→14.8ns→15.3ns→14.7ns→15.2ns→14.8ns→15.1ns→14.9nsと変化させることもできる。
次に、コントロール回路40が、最終段のバッファ24からのクロック信号を、セレクター30と同じ遅延時間が設定されたバッファ41を介して入力している点について説明する。このバッファ41から出力される信号は、図2の出力クロック信号OUTDと同じとなる。
コントロール回路40は、出力クロック信号OUTDの立ち下がりに同期して、セレクター30での選択動作を制御している。こうすると、前回の出力クロック信号OUTA〜OUTDの全てが立ち下がった後に、次回の出力クロック信号OUTA〜OUTDのいずれか一つを選択することができる。
もしこのような選択タイミングを無視すると、図3に示すような弊害を生ずる。図3は、出力クロック信号OUTA,OUTDが共に立ち下がる前の入力クロック信号INの立ち下がりタイミングtにて、タップ端子30Aからタップ端子30Dに切り換えたときの最終出力クロック信号OUTを示している。この最終出力クロック信号OUTには、タップ端子切換時にハザードまたはスパイクが発生し、波形が劣化している。
しかし、コントロール回路40のクロック信号として出力クロック信号OUTDを用いれば、図3に示すようなハザードまたはスパイクが最終出力クロック信号OUTに生ずることがない。
<第2の実施形態>
図2に示す最終出力クロック信号OUTは、連続する2周期の時間が全て30nsとなる。従って、この最終出力クロック信号OUTが1/2分周されたクロック信号にて信号を転送すると、EMIノイズの低減効果は得られなくなってしまう。
そこで、本発明の第2の実施形態では、図1に示すコントロール回路40を、図4に示すLFSR(線形帰還シフトレジスタ)50にて構成している。このLFSR50は、データ端子Dと正転出力端子Qとが互いに接続された4つのD型フリップフロップ51〜54により4ビットシフトレジスタを構成している。第1段のD型フリップフロップ51と第4段のD型フリップフロップ54との各正転出力端子Qが、エクセクルーシブノア回路55の入力端子に接続され、エクセクルーシブノア回路55の出力信号が第1段のD型フリップフロップ51に帰還入力されている。各段のD型フリップフロップ51〜54のC端子には、クロック入力端子56からのクロック信号が共通に入力される。
図4に示すLFSR50は4ビット構成であるので、24−1=15クロックで一巡する疑似乱数的な出力が得られる。この4ビット出力のうちの例えば下位2ビットを図1に示すセレクター回路30に入力させることで、図1の出力端子12から得られる最終出力クロック信号OUTの一周期を疑似乱数的に変化させることができる。
この結果、最終出力クロック信号OUTの連続する2周期の時間が30nsにて一定となることがない。従って、この最終出力クロック信号OUTが1/2分周されたクロック信号にて信号を転送しても、EMIノイズの低減効果を得ることができる。
なお、セレクター30にてNビットの信号が必要である場合には、図4に示すLFSR50を少なくとも(N+1)ビット構成とすればよい。
また、図1は本発明の原理構成を示すもので、セレクター回路30に入力させるタップ端子切換信号を2ビットで構成したが、実際にはさらに多ビットで構成されるものである。従って、図4に示すLFSR50のビット数もセレクター30に合わせて多ビットとされ、それにより最終出力クロック信号OUTの一周期をより乱数的に変化させることができる。
<第3の実施形態>
図5は、図3に示すハザードまたはスパイクを生じさせないための他のクロック生成回路60を示している。なお、図5に示す部材のうち、図1に示す部材と同一機能を有する部材については、図1と同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
図5に示すコントロール回路60には、図1に示すように最終段のバッファ24及びバッファ41を経たクロック信号OUTDが入力するのでなく、入力クロック信号INが入力されている。
また、出力端子12の前段には論理ゲート例えばアンドゲート61が設けられている。このアンドゲート61には、セレクター30の出力と、入力クロック信号INをバッファ62にて遅延した信号とが入力されている。バッファ62は、最終出力クロック信号OUTの立ち下がりタイミングを調整するためのもので、必ずしも必要ではない。以下の説明では、説明の便宜上バッファ62での遅延時間を無視し、最終出力クロック信号OUTの立ち下がりタイミングを入力クロック信号INの立ち下がりタイミングに合わせるものとして説明する。
図6は、図5に示すクロック生成回路60の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図6が図2と相違する点は、最終出力クロック信号OUTの各立ち下がりタイミングが、入力クロック信号INの立ち下がりタイミングに一致している点である。この点を除けば図6と図2は同じであり、図6に示す最終出力クロック信号OUTの一周期も、15.1ns→14.9ns→15.2ns→14.8ns→15.3ns→14.7nsと変化している。この結果、図5に示すクロック生成回路60を用いても、EMIノイズを低減することができる。さらに、図5に示すコントロール回路40として図4に示すLFSR50を用いることも可能である。
ここで、図5に示すクロック生成回路60では、コントロール回路40へのクロック信号として、図1に示すように出力クロック信号OUTDを用いずに、入力クロック信号INをそのまま用いている。
こうすると、図7に示すように、入力クロック信号INの立ち下がりタイミングtにて図5に示すタップ端子30A〜30Dの選択を切り換えると、セレクター30からの出力OUT’には、図3と同様なハザードまたはスパイクが生ずる。しかし、このセレクター30からの出力OUT’と入力クロック信号INの論理積をアンドゲート61にてとれば、その最終出力クロック信号OUTにはハザードまたはスパイクが存在しなくなる。
従って、図5に示すクロック生成回路60では、コントロール回路40へのクロック信号として入力クロック信号INを用いながらも、最終出力クロック信号OUTにハザード等が生ずること防止できる利点がある。
<第4の実施形態>
図8は、図1及び図5中の遅延回路20とは異なる遅延回路70を示している。図8に示す遅延回路70は、入力端子11とセレクター30との間に並列に接続されたバッファ71〜74を有する。また、バッファ72〜74の出力側には、それぞれ数が異なる例えばインバータ81〜86が負荷として接続されている。こうすることで、各バッファ71〜74のファンアウトがそれぞれ異なるように設定される。
ここで、各バッファ71〜74での遅延時間は、図1及び図5に示すバッファ21〜24と同様に、バッファ1個にて設定可能な最短遅延時間である例えば0.1ns(100ps)となっている。一方、これらのバッファにインバータ1個を負荷として接続することで、遅延時間はわずかに増加して例えば20psだけ増加させることができる。
従って、図8に示すタップ端子30Aに入力されるクロック信号の遅延時間はバッファ71での100psであるのに対して、タップ端子30B〜30Dに入力されるクロック信号の遅延時間はそれぞれ、120ps,140ps,160psとなる。
ここで、図1及び図5に示すクロック生成回路10,60では、得られる最終出力クロック信号OUTの一周期は、このバッファ1個分の遅延時間(例えば100ps)を最小単位として変化させることしかできない。
しかし、図8に示す遅延回路70を用いれば、得られる最終出力クロック信号OUTの一周期は、このインバータ1個分の遅延時間(例えば20ps)を最小単位として変化させることが可能となる。
<第5の実施形態>
図9〜図11は、実際の回路に用いられる遅延回路及びセレクターの一例を示している。本発明の第5の実施形態に係るクロック生成回路の遅延回路は、図9に示す第1段(初段)の遅延回路100と、図10に示す第2段(中間段)の遅延回路200と、図11に示す第3段(最終段)の遅延回路300とを有する。
図9に示す初段の遅延回路100は、複数のバッファ101を直列接続して構成した遅延ブロック110を、複数組例えば16組直列接続することで構成される。
また、各組の遅延ブロック110の出力は、それぞれ3ステートバッファ120(120A〜120P)を介して、遅延回路100の出力端子130に共通接続されている。そして、計16個の3ステートバッファ120の一つが、例えば11ビットの切換信号D0〜D10のうちの上位4ビットD7〜D10に基づいて第1のセレクター140にて選択される。
ここで、1組の遅延ブロック110での遅延時間をTpd1とすれば、図9に示す3ステートバッファ120Bのみがオンしたときには、入力クロック信号INは2×Tpd1だけ遅延される。この遅延回路100で実現される最短遅延時間は3ステートバッファ120Aがオンしたときの遅延時間Tpd1であり、最長遅延時間は3ステートバッファ120Pがオンしたときの遅延時間(16×Tpd1)である。
図10に示す中間段の遅延回路200は、例えば16個のバッファ201〜216を直列接続して構成構成される。また、各バッファ201の出力は、それぞれ3ステートバッファ210(210A〜210P)を介して、遅延回路200の出力端子220に共通接続されている。そして、計16個の3ステートバッファ210の一つが、例えば11ビットの切換信号D0〜D10のうちの中位4ビットD3〜D6に基づいて第2のセレクター230にて選択される。
ここで、各バッファ201での遅延時間をTpd2(Tpd2<Tpd1)とすれば、図10に示す3ステートバッファ210Bのみがオンしたときには、入力クロック信号INは2×Tpd2だけ遅延される。この遅延回路120で実現される最短遅延時間は3ステートバッファ210Aがオンしたときの遅延時間Tpd2であり、最長遅延時間は3ステートバッファ210Pがオンしたときの遅延時間(16×Tpd2)である。なお、この遅延回路200での最長遅延時間(16×Tpd2)は、図9に示す遅延回路100での最短遅延時間Tpd1とほぼ同様になるように設定されている。
図11に示す最終段の遅延回路300は、図8に示す遅延回路70と同様な構成を有する。図11に示す最終段の遅延回路300は、端子220には論理合わせのためのインバータ221が接続され、このインバータ221と出力端子12との間には、それぞれインバータ222〜229が並列接続されている。さらに、インバータ222を除く他の7つのインバータ223〜229には、それぞれ異なる数の負荷用インバータが接続されている。例えば、インバータ223には負荷用インバータが1個接続され、他のインバータ223〜229には2〜7個の負荷用インバータがそれぞれ接続されている。そして、8本の各ラインに接続されたインバータの出力段に3ステートバッファ310(310A〜310H)が接続されている。
そして、計8個の3ステートバッファ310の一つが、例えば11ビットの切換信号D0〜D10のうちの下位3ビットD0〜D3に基づいて第3のセレクター320にて選択される。
ここで、各ラインに負荷用インバータを1個接続した時の遅延時間の増加をΔtpとし、インバータ221及び各ライン途中のインバータ(222〜229のいずれか)での遅延時間をtpd0の定数とすると、負荷用インバータをn個接続した場合の遅延時間は(tpd0+Δtp)となる。
この遅延回路300で実現される最短遅延時間は、3ステートバッファ310Aがオンしたときに、2つのインバータ221,222にて得られる一定の遅延時間である。最長遅延時間は3ステートバッファ310Hがオンしたときには、インバータ229に7つのインバータが接続されているので、7×Δtpだけ遅延時間が長くなる。なお、一般的なCMOSプロセスでは、インバータを1個増加させた時の遅延時間の増加分は20ps程度となる。
なお、この遅延回路300での最長遅延時間は、図10に示す遅延回路200での最短遅延時間とほぼ同様になるように設定されている。
このように、例えば11ビットの信号D0〜D11での論理に従って、第1〜第3の遅延回路100〜300を切り換え接続することで、例えば20psの分解能で遅延時間を得ることができ、それにより出力端子12から得られる最終出力クロック信号OUTの一周期を様々に変化させることが可能となる。
<第6の実施形態>
図12は、図9〜図11に示す遅延回路100,200,300をそれぞれ制御する第1〜第3のセレクター140,230,320に供給される11ビットの制御信号D0〜D10を生成するコントロール回路400の一例を示している。
このコントロール回路400は、図11の出力端子11から得られる最終出力クロック信号OUTの周波数を、例えば図13または図14にて模式的に示す特性に従って変化させるための制御信号D0〜D10を出力するものである。
ここで、図13は最終出力クロック信号OUTの周波数が徐々に高くし、あるいは徐々に低くする特性を示している。最終出力クロック信号OUTの周波数を高めるには、その一周期の時間が短くなるように、図9〜図11に示す各遅延回路100,200,300での遅延時間を適宜選択すればよい。逆に、最終出力クロック信号OUTの周波数を低くするには、その一周期の時間が長くなるように、図9〜図11に示す各遅延回路100,200,300での遅延時間を適宜選択すればよい。ただし、この第6の実施の形態では、図13に示すように最終出力クロック信号OUTの周波数を連続して高くしあるいは低くするものに限らない。図1に示すクロック生成回路10の例で言えば、最終出力クロック信号OUTの一周期を、15.1ns→15.1ns→…→15.1nsと複数回同じ遅延時間に設定するようにして、一周期の長さが変わる遅延時間を複数回繰り返しながら最終出力クロック信号OUTの周波数を可変することが好ましい。
このように、同一周波数を複数クロックに亘って選択しながら、最終出力クロック信号OUTの周波数を徐々に可変すると、EMIの測定に用いるスペクトルアナライザにてEMIノイズの低減効果が確認できた。なお、このスペクトルアナライザは周波数の早い変化に応答して測定することが不可能であるが、第1の実施形態のように最終出力クロック信号OUTの一周期を可変しても、EMIノイズが低減することは前述した通りである。
図12に示すタイマー回路401は、図13または図14に示す周波数変化の一周期の時間Tを可変設定するものである。加減算数生成回路402は、前回設定した遅延時間Tpdに加算または減算される遅延時間ΔTpdが生成される。加減算される回数は有限でありこれをN回とすると、図13に示す振幅H=N×ΔTpdとなる。よって、この加減算数生成回路402は、図13に示す振幅Hを調整する機能を有する。
加算/減算切換回路403は、加減算数生成回路402にて生成した遅延時間ΔTpdを後段の加減算回路404に供給し、かつ、加減算回路404にて前回設定した遅延時間Tpdに、遅延時間ΔTpdを加算するか減算するかの切り換えを制御する。
加減算回路404は、アップダウンカウンター等にて構成され、上述したTpd±ΔTpdの演算を実施する。この加減算回路404の出力に基づいて、レジスタ405より11ビットの制御信号D0〜D10が出力される。この制御信号D0〜D10が、図9〜図11に示す第1〜第3のセレクター140,230,320に入力される。これにより、最終出力クロック信号OUTの一周期がTpd±ΔTpdだけ変化され、最終出力クロック信号OUTの周波数が可変される。
図12に示す位相比較回路406を用いると、この位相比較回路406の出力に基づいて、加減算回路404での加算/減算を、加算/減算切換回路403を介して切り換えることができる。この切り換えにより、図14に示す特性が得られる。
図12に示す位相比較回路406の動作を、図15を参照して説明する。図15において、入力クロック信号INがハイレベルである時間をTonとする。図15は、入力クロック信号INと、この入力クロック信号INを最短遅延時間αだけ遅延した出力クロック信号OUTAと、入力クロック信号INよりもを時間(Ton+α)だけ遅延した出力クロック信号OUTXとをそれぞれ示している。
位相比較回路406は、入力クロック信号INに対する最終出力クロック信号OUTの位相ずれを監視している。そして、図15に示す出力クロック信号OUTXのように、入力クロック信号INに対する位相ずれが(Ton+α)以上になる前に、それまで継続していた加算を減算に切り換え、あるいは減算を加算に切り換えている。この結果得られる最終出力クロック信号OUTの周波数は、図14に示すような特性に従って変化する。
なお、図15に示すタイミングにて加算/減算を切り換えているのは、図15に示す出力クロック信号OUTXのように、入力クロック信号INのハイレベルの時間Tonを越える位相ずれのクロック信号を取り扱うには、FIFO等のメモリを論理回路に追加接続しなければならないからである。
<第7の実施形態>
本発明の第7の実施形態では、図16に示すように、一つのコントロール回路400と、複数例えば2つの遅延回路500,600と、複数例えば2つのセレクター510,610を有してクロック生成回路を構成している。セレクター510は、遅延回路500に対して遅延時間を選択作動するもので、セレクター610は、遅延回路600に対して遅延時間を選択作動するものである。遅延回路500,600は、図9〜図11に示す第1〜第3の遅延回路100,200,300をそれぞれ有する。セレクター510,610もまた、図9〜図11に示す第1〜第3のセレクター140,230,320をそれぞれ有する。
この第7の実施形態では、一つのコントロール回路400を、2つのセレクター510,610に共用している。
このように、例えば2つの遅延回路500,600を設ける必要性としては、半導体集積回路中の論理回路にこのスプレッドスペクトラム回路を適用する場合に、同一の位相差の関係のままで変化する2つのクロックを使用するからである。例えば、内部回路が1/4周期の位相差を有する2つのクロックで動作している場合には、2つのクロックの位相差を維持したまま変調する必要があるからである。
<第8の実施形態>
本発明の第8の実施形態は、図17に示すように、上述したクロック生成回路を含んで半導体集積回路を構成した場合の回路例を示している。
半導体集積回路内に設けられる論理回路700は、クロック入力端子710より入力される基準クロック信号に基づいて論理作動する。半導体集積回路内には、この論理回路700からの信号を出力する出力回路800が設けられる。上述のいずれかの構成を有するクロック生成回路810は、出力回路800のためのクロックを生成するものである。
このために、クロック入力端子710からの基準クロック信号がクロック生成回路810に入力され、このクロック生成回路810にて一周期の長さが異なるクロック信号が生成される。
出力回路800は、例えば2つのD型フリップフロップ820,830と、その出力端子Qからの信号が入力される2つのバッファ840,850と、バッファ840,850の出力が供給される出力端子860,870とを有する。
クロック生成回路810からのクロック信号は、2つのD型フリップフロップ820,830のクロック入力端子Cに供給される。
上記の構成により、クロック生成回路810からのクロック信号は、2つのD型フリップフロップ820,830からの出力信号を転送する転送クロック信号として機能する。この転送クロック信号の周波数が変動していることから、出力端子860,870を介してプリント基板上の配線を伝送される信号からのEMIノイズを低減することが可能となる。
なお、本発明のクロック生成回路からのクロック信号は、半導体集積回路の出力回路での転送クロック信号として用いられるものに限らず、半導体集積回路内の基準クロックとして用いることも可能である。例えば、クロック信号に対する動作マージンの範囲内での使用が可能であれば、論理回路700の動作クロック信号として用いることもできる。
Claims (15)
- 入力クロック信号を遅延させて、異なる遅延時間だけ遅延されたクロック信号をそれぞれ出力する複数の出力端子を有する遅延回路と、
前記複数の出力端子の中から一つを選択するセレクターと、
前記セレクターでの選択動作を制御するコントロール回路と、
を有し、
前記コントロール回路は所定の周期で一巡する組合せのビット出力信号を前記セレクターに供給し、
前記セレクターにて選択される前記複数の出力端子から順次出力される出力クロック信号の周期が、前記ビット出力信号の組合せと対応して増加または減少され、
前記遅延回路は、直列接続された第1,第2の遅延回路を有し、
前記複数の出力端子は、前記第1の遅延回路に設けられたM(Mは2以上の整数)個の第1の出力端子と、前記第2の遅延回路に設けられたM個の第2の出力端子を含み、
前記セレクターは、前記ビット出力信号中の上位m(mはM=2mとなる整数)ビットに基づいて前記M個の第1の出力端子の一つを選択し、かつ、前記ビット出力信号中の上位mビットに続く他のmビットに基づいて前記M個の第2の出力端子の一つを選択し、
前記第1の遅延回路は、第1の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ遅延されたクロック信号を、前記M個の第1の出力端子から出力し、
前記第2の遅延回路は、前記第1の遅延時間より短い第2の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ、前記第1の遅延回路のいずれか一つの第1の出力端子より出力されたクロック信号をさらに遅延して、前記複数の第2の出力端子から出力し、
前記第1の遅延回路での最短遅延時間が、前記第2の遅延回路での最長遅延時間に実質的に等しいことを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項1において、
前記コントロール回路は、所定の信号をカウントするカウンタ回路を有し、前記カウンタ回路からのカウント値に基づいて、前記複数の出力端子の中から、遅延時間を増加または減少させる一つの出力端子を選択するビット出力信号を、前記セレクターに供給することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項2において、
前記コントロール回路は、遅延時間が最小となる一の出力端子と、それ以外の他の出力端子とを交互に選択するビット出力信号を前記セレクターに供給することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項2において、
前記カウンタ回路は、前記複数の出力端子より出力される出力クロック信号のうち、最大遅延時間を有する出力クロック信号をカウントすることを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項1において、
前記コントロール回路は、前記セレクターに供給されるビット出力信号のビット数をNとしたとき、(N+1)以上のビット出力を有する線形帰還シフトレジスタを有し、前記線形帰還シフトレジスタのNビット出力信号が前記セレクターに供給されることを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項2において、
前記セレクターにて選択された出力端子からの遅延されたクロック信号と、前記入力クロック信号とが入力され、前記入力クロック信号のエッジと一致するエッジを有する出力クロック信号を生成する論理ゲートを有することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項6において、
前記カウンタ回路は、前記入力クロック信号をカウントすることを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項1において、
前記第1の遅延回路は、前記複数の第1の出力端子の前段にそれぞれM(M≧2)個のバッファが接続されて構成され、
前記第2の遅延回路は、前記複数の第2の出力端子の前段にそれぞれ(M−1)個以下のバッファが接続されて構成されることを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項8において、
前記第2の遅延回路に直列接続された第3の遅延回路を有し、
前記第3の遅延回路は、前記第2の遅延時間より短い第3の遅延時間の倍数となる異なる遅延時間だけ、前記第2の遅延回路のいずれか一つの第2の出力端子より出力されたクロック信号をさらに遅延して出力する複数の第3の出力端子を有することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項9において、
前記第3の遅延回路は、前記複数の第3の出力端子の前段に、それぞれ異なる負荷が接続されていることを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項1において、
前記コントロール回路は、前記出力クロック信号の周波数が漸次増加及び漸次減少するまでの周期を設定するタイマー回路を含むことを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項11において、
前記コントロール回路は、
前記出力クロック信号の周波数を漸次増加または減少させるビット出力信号を得るための加減算回路と、
前記加減算回路での加算/減算を切り換える加減算切換回路と、
を有することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項12において、
前記入力クロック信号と前記出力クロック信号との位相差を比較する位相比較回路をさらに有し、前記位相比較回路は、前記位相差が一定値を越える時に、前記加減算切換回路に切換信号を出力することを特徴とするクロック生成回路。 - 請求項1乃至13のいずれかに記載のクロック生成回路を有することを特徴とする半導体集積回路。
- 請求項14において、
論理回路と、論理回路からの信号を外部に出力する出力回路とを有し、
前記クロック生成回路からの出力クロック信号は、前記出力回路の転送クロック信号として用いられることを特徴とする半導体集積回路。
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