JP3991133B2 - 板厚圧下方法及び設備 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は板厚圧下方法及び設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は熱間圧延に用いられる粗圧延機の一例を示すもので、この粗圧延機は、板状の被成形材料1が略水平に通板される搬送ラインSを挟んで上下に対向配置された作業ロール2a,2bと、各作業ロール2a,2bに反搬送ライン側から当接する控えロール3a,3bとを備えている。
【0003】
上記の粗圧延機では、搬送ラインSの上方の作業ロール2aを反時計回りに回転させ且つ搬送ラインSの下方の作業ロール2bを時計回りに回転させて、両作業ロール2a,2bの間に被成形材料1を噛み込むとともに、上方の控えロール3aを下方へ押圧して、被成形材料1を搬送ライン上流A側から搬送ライン下流B側へ向って移動させつつ、被成形材料1を板厚方向に圧下成形するが、被成形材料1に対しての作業ロール2a,2bの噛み込み角度θを約17°未満にしないと、被成形材料1の上下面と両作業ロール2a,2bの外周面との間で滑りが生じ、当該作業ロール2a,2bが被成形材料1を噛み込めなくなる。
【0004】
すなわち、作業ロール2a,2bの直径Dが1200mmである場合には、上記の作業ロール2a,2bの噛み込み角度θの条件から、1回の圧下成形における圧下量ΔTは、約50mm程度となり、板厚T0が250mmの被成形材料1を粗圧延機で圧下成形した後の板厚T1は、約200mm程度になる。
【0005】
このため、従来は、複数の粗圧延機に対して被成形材料1を往復移動させながら板厚を順次減縮するリバース圧延を行ない、被成形材料1の板厚が約90mm程度になった後に、当該被成形材料1を仕上圧延機へ送り出すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようなリバース圧延を行なう場合、圧延機群の搬送ライン上流A側と下流B側とのそれぞれに、被成形材料1の引き出し場所を設ける必要があり、設備が長大になって被成形材料1の板厚減縮を効率よく行なうことができない。
【0007】
また、粗圧延機に通板される回数が多くなると、被成形材料1の温度が低下するため、仕上げ圧延を行なう前に被成形材料1を昇温させる必要がある。
【0008】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、被成形材料の板厚方向への圧下成形を効率よく行なえるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、熱間加工温度に加熱され且つ搬送ライン上流側より下流側へ向かって移動する被成形材料の上下から、搬送ライン方向に並べた複数組の金型を被成形材料に交互に近接離反させて該被成形材料を板厚方向に圧下成形する複数回の板厚減縮を行ない、更に、被成形材料の複数回の板厚減縮を行なった部分に上下から作業ロールを押圧して該被成形材料を板厚方向に圧下成形する第2の板厚減縮を行なうとともに、搬送ライン最下流寄りに位置する金型と作業ロールとの間で、被成形材料を適宜下方へ弛ませる。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載した板厚圧下設備では、搬送ラインに設けた被成形材料加熱用の保加熱炉の搬送ライン下流側に、搬送ラインを挾んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る複数組の金型が搬送ライン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレスを設置し、該板厚圧下プレスの搬送ライン下流側に、搬送ラインを挾んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る作業ロールを備えた粗圧延機を設置し、前記の板厚圧下プレスと粗圧延機との間に、被成形材料を下方へ弛ませるループ機構を設けている。
【0011】
更に、本発明の請求項3に記載した板厚圧下設備では、本発明の請求項2に記載の板厚圧下装置の構成に加えて、板厚圧下プレスの搬送ライン下流側近傍に配置した上流側テーブルと、該上流側テーブルを昇降させる昇降手段と、被成形材料に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に低くなるように前記の上流側テーブルに設けた複数の上流側ローラと、前記の上流側テーブルの搬送ライン上流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挟持し得る上流側ピンチロールと、粗圧延機の搬送ライン上流側近傍に配置した下流側テーブルと、被成形材料に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に高くなるように前記の下流側テーブルに設けた複数の下流側ローラと、前記の下流側テーブルの搬送ライン下流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挟持し得る下流側ピンチロールとによって、ループ機構を構成している。
【0012】
本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法においては、熱間加工温度に加熱した圧下成形すべき被成形材料を、搬送ライン方向に並んだ複数組の上下の金型で板厚方向へ圧下成形する複数回の板厚減縮を行なった後に、更に、被成形材料の複数回の板厚減縮完了部分を、上下の作業ロールで板厚方向へ圧下成形する板厚減縮を行ない、被成形材料を板厚方向へ効率よく圧下成形する。
【0013】
また、被成形材料の複数回の板厚減縮完了部分を、搬送ライン最下流寄りに位置する金型と作業ロールとの間で下方へ弛ませて、金型での圧下に起因する被成形材料の材料先進を吸収する。
【0014】
本発明の請求項2あるいは請求項3に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、保加熱炉で加熱した圧下すべき被成形材料を、板厚圧下プレスの搬送ライン方向に並ぶ複数組の金型で板厚方向に圧下し、被成形材料の板厚圧下プレスによる圧下成形が完了した部分を、粗圧延機の作業ロールで板厚方向に圧下成形し、被成形材料を板厚方向に効率よく圧下成形する。
【0015】
また、被成形材料の板厚圧下プレスで圧下成形された部分を、ループ機構によって下方へ弛ませて、板厚圧下プレスによる被成形材料の材料先進を吸収する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明の板厚圧下設備の実施の形態の一例であり、搬送ライン上流A側の所定位置に被成形材料加熱用の保加熱炉4を配置し、該保加熱炉4の搬送ライン下流B側に、搬送ラインSを挾んで上下に対峙し且つ被成形材料1を板厚方向に圧下し得る上流側金型30a,30bと下流側金型33a,33bとが搬送ライン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレス5を設置し、該板厚圧下プレス5の搬送ライン下流B側に、搬送ラインSを挾んで上下に対峙し且つ被成形材料1を板厚方向に圧下し得る作業ロール6a,6bを備えた粗圧延機7を設置し、前記の板厚圧下プレス5と粗圧延機7との間に、被成形材料1を下方へ弛ませるループ機構8を設けている。
【0018】
保加熱炉4は、搬送ライン上流A側から保加熱炉4へ挿通され且つ3〜15m/分の速度で移動する被成形材料1を、熱間加工温度(600〜750℃程度)に保つように構成されている。
【0019】
板厚圧下プレス5は、搬送ラインSの上側に位置する上流側金型30aを被成形材料1に対して近接離反させる圧下機構31aと、搬送ラインSの下側に位置する上流側金型30bを被成形材料1に対して近接離反させる圧下機構31bと、搬送ラインSの上側に位置する下流側金型33aを被成形材料1に対して近接離反させる圧下機構34aと、搬送ラインSの下側に位置する下流側金型33bを被成形材料1に対して近接離反させる圧下機構34bとを備えている。
【0020】
これらの圧下機構31a,31b,34a,34bは、搬送ラインSを横切る方向へ略水平に延びるクランク軸と、該クランク軸の偏心部の変位を金型30a,30b,33a,33bに伝達するロッドなどによって構成されている。
【0021】
また、圧下機構31a,31b,34a,34bのクランク軸は、上下位置が調整できるようになっている。
【0022】
更に、板厚圧下プレス5の搬送ライン上流A側には、被成形材料1を板厚方向に挾持し得るピンチロール32a,32bが設けられている。
【0023】
この板厚圧下プレス5では、被成形材料1に上流側金型30a,30bが同調して近接する際に、被成形材料1から下流側金型33a,33bが同調して離反し、また、被成形材料1に下流側金型33a,33bが同調して近接する際に、被成形材料1から上流側金型30a,30bが同調して離反するように、圧下機構31a,31b,34a,34bの駆動系が構成されている。
【0024】
すなわち、上流側金型30a,30bによる被成形材料1の圧下成形と、下流側金型33a,33bによる被成形材料1の圧下成形とが交互に行なわれ、各金型30a,30b,33a,33bに付与すべき圧下荷重の軽減が図られることになる。
【0025】
粗圧延機7は、一対の作業ロール6a,6b及び控えロール10a、10bと、ハウジング9などによって構成されている。
【0026】
更に、粗圧延機7の搬送ライン下流B側には、中間コイラー、接合装置、仕上圧延機などの下流設備が設置されている。
【0027】
ループ機構8は、板厚圧下プレス5の搬送ライン下流B側近傍に配置した上流側テーブル11と、該上流側テーブル11を昇降させる流体圧シリンダ12と、被成形材料1に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流B側へ向かって枢支位置が順に低くなるように前記の上流側テーブル11に設けた複数の上流側ローラ13と、前記の上流側テーブル11の搬送ライン上流A側寄り部分に設けられ且つ被成形材料1を板厚方向に挟持し得る上流側ピンチロール14a,14bと、粗圧延機7の搬送ライン上流A側近傍に配置した下流側テーブル15と、被成形材料1に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流B側へ向かって枢支位置が順に高くなるように前記の下流側テーブル15に設けた複数の下流側ローラ16と、前記の下流側テーブル15の搬送ライン下流B側寄り部分に設けられ且つ被成形材料1を板厚方向に挟持し得る下流側ピンチロール17a,17bとを備えている。
【0028】
上流側テーブル11は、搬送ライン下流B側へ向かって徐々に低くなるように形成された上面を有し且つ床面18の所定位置に配置された複数のガイド部材19に沿って昇降し得るようになっている。
【0029】
流体圧シリンダ12は、シリンダ部が前記のガイド部材19の近傍の床面18に枢支され且つピストンロッド先端部が上流側テーブル11の下面を枢支するように配置されており、流体圧シリンダ12のロッド側流体室及びヘッド側流体室へ適宜流体圧を付与することによって、上流側テーブル11を昇降させるようになっている。
【0030】
下流側テーブル15は、搬送ライン下流B側へ向かって徐々に高くなるように形成された上面を有し且つ床面18に固定されている。
【0031】
更に、前記の下流側ピンチロール17a,17bと粗圧延機7との間には、搬送ラインSを挟んで横方向に対峙し且つアクチュエータ(図示せず)によって被成形材料1の幅方向縁部を押圧し得る一対のエッジャーロール20が設けられている。
【0032】
以下、図1に示す板厚圧下設備の作動について説明する。
【0033】
長尺の被成形材料1を板厚方向へ圧下成形する際には、板厚圧下プレス5の圧下機構31a,31b,34a,34bのクランク軸の上下位置を調整することによって、板厚圧下プレス5の上流側金型30a,30bの間隔、並びに下流側金型33a,33bの間隔を圧下成形すべき被成形材料1の板厚に応じて設定する。
【0034】
また、上流側テーブル11を支持している流体圧シリンダ12のロッド側流体室及びヘッド側流体室へ適宜流体圧を付与して上流側テーブル11を昇降させることによって、上流側テーブル11に設けた上流側ピンチロール14の上下方向位置が、板厚圧下プレス5から送り出される板厚減縮後の被成形材料1の搬送ライン下流B側の端部を噛み込み得る高さ位置となるように上流側テーブル11の上下方向位置を設定する。
【0035】
更に、粗圧延機7の両作業ロール6a,6bの間隔を、板厚圧下プレス5から送り出される板厚減縮後の被成形材料1の板厚、及び粗圧延機7による板厚減縮量に応じて設定する。
【0036】
次いで、保加熱炉4で熱間加工温度に保持された被成形材料1を、板厚圧下プレス5の上流側金型30a,30bと下流側金型33a,33bとで順次圧下成形する。
【0037】
このとき、上流側金型30a,30bによる被成形材料1の圧下成形と、下流側金型33a,33bによる被成形材料1の圧下成形とが交互に行なわれるので、各金型30a,30b,33a,33bに付与すべき圧下荷重の軽減を図りつつ、被成形材料1の板厚を減縮することができる。
【0038】
被成形材料1の板厚圧下プレス5で板厚減縮が行なわれた部分は、ループ機構8の上流側ピンチロール14a,14bと、下流側ピンチロール17a,17bを経て、粗圧延機7の両作業ロール6a,6bによって圧下成形される。
【0039】
また、板厚圧下プレス5での板厚減縮に伴い、マスフロー現象により被成形材料1が搬送ライン下流B側へ伸張する材料先進が生じると、被成形材料1の板厚圧下プレス5と粗圧延機7との間に位置する部分の下面が、上流側テーブル11の上面に沿って配置された上流側ローラ13と、下流側テーブル15の上面に沿って配置された下流側ローラ16とに支持され、板厚圧下プレス5と粗圧延機7との間における被成形材料1の材料先進が吸収される。
【0040】
更に、流体圧シリンダ12で上流側テーブル11を昇降させて、上流側ピンチロール14a,14b及び上流側ローラ13の上下位置を調整することにより、板厚圧下プレス5から送出される被成形材料1が上方へ曲ろうとする反り上げ、あるいは、被成形材料1が下方へ曲ろうとする反り下げを抑制することができる。
【0041】
このように、図1に示す板厚圧下設備においては、被成形材料1の未圧下成形部分を、板厚圧下プレス5の上流側金型30a,30bによって板厚方向へ圧下成形した後に、当該被成形材料1の板厚減縮完了部分を、板厚圧下プレス5の下流側金型33a,33bによって板厚方向へ圧下成形し、更に被成形材料1の板厚圧下プレス5による板厚減縮完了部分を、粗圧延機7の作業ロール6a,6bによって板厚方向へ圧下成形するので、被成形材料1を板厚方向へ効率よく圧下成形することができる。
【0042】
なお、本発明の板厚圧下方法及び装置は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の板厚圧下方法及び装置によれば下記のような種々の優れた効果を奏し得る。
【0044】
(1)本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、被成形材料の未圧下成形部分を、搬送ライン方向に並んだ複数の金型で交互に板厚方向に圧下するので、それぞれの金型に付与すべき圧下荷重の軽減を図ることができる。
【0045】
(2)本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、複数の金型で板厚減縮を行なった被成形材料を、更に、作業ロールで板厚方向に圧下するので、被成形材料を板厚方向に効率よく圧下成形することができる。
【0046】
(3)本発明の請求項1に記載した板厚圧下方法では、被成形材料の金型による圧下成形部分を、搬送ライン最下流寄りの金型と作業ロールとの間で適宜下方へ弛ませるので、金型での圧下に起因した被成形材料の材料先進を吸収することができる。
【0047】
(4)本発明の請求項2あるいは請求項3に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、保加熱炉で加熱した圧下すべき被成形材料を、板厚圧下プレスの搬送ライン方向に並んだ複数組の金型で板厚方向に交互に圧下することにより、それぞれの金型に付与すべき圧下荷重の軽減を図ることができる。
【0048】
(5)本発明の請求項2あるいは請求項3に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、板厚圧下プレスで板厚減縮を行なった被成形材料を、更に、粗圧延機で板厚方向に圧下成形するので、被成形材料を板厚方向に効率よく圧下成形することができる。
【0049】
(6)本発明の請求項2あるいは請求項3に記載した板厚圧下設備のいずれにおいても、被成形材料の板厚圧下プレスで板厚減縮された部分を、板厚圧下プレスと粗圧延機との間のループ機構によって下方へ弛ませるので、板厚圧下プレスでの圧下に起因した被成形材料の材料先進を吸収することができる。
【0050】
(7)本発明の請求項3に記載した板厚圧下設備では、上流側テーブルとともに、上流側ローラと上流側ピンチロールとが昇降するので、板厚圧下プレスから送出される被成形材料の反り上げや反り下げを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板厚圧下設備の実施の形態の一例の側方から見た概念図である。
【図2】粗圧延機の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 被成形材料
4 保加熱炉
5 板厚圧下プレス
6a 作業ロール
6b 作業ロール
7 粗圧延機
8 ループ機構
11 上流側テーブル
12 昇降手段(アクチュエータ)
13 上流側ローラ
14 上流側ピンチロール
15 下流側テーブル
16 下流側ローラ
17 下流側ピンチロール
30a 上流側金型
30b 上流側金型
33a 下流側金型
33b 下流側金型
S 搬送ライン
A 搬送ライン上流
B 搬送ライン下流
Claims (3)
- 熱間加工温度に加熱され且つ搬送ライン上流側より下流側へ向かって移動する被成形材料の上下から、搬送ライン方向に並べた複数組の金型を被成形材料に交互に近接離反させて該被成形材料を板厚方向に圧下成形する複数回の板厚減縮を行ない、更に、被形成材料の複数回の板厚減縮を行なった部分に上下から作業ロールを押圧して被成形材料を板厚方向に圧下成形する板厚減縮を行なうとともに、搬送ライン最下流寄りに位置する金型と作業ロールとの間で、被成形材料を適宜下方へ弛ませることを特徴とする板厚圧下方法。
- 搬送ラインに設けた被成形材料加熱用の保加熱炉の搬送ライン下流側に、搬送ラインを挟んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る複数組の金型が搬送ライン方向に縦列に並んだ板厚圧下プレスを設置し、該板厚圧下プレスの搬送ライン下流側に、搬送ラインを挟んで上下に対峙し且つ被成形材料を板厚方向に圧下し得る作業ロールを備えた粗圧延機を設置し、前記の板厚圧下プレスと粗圧延機との間に、被成形材料を下方へ弛ませるループ機構を設けたことを特徴とする板厚圧下設備。
- 板厚圧下プレスの搬送ライン下流側近傍に配置した上流側テーブルと、該上流側テーブルを昇降させる昇降手段と、被成形材料に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に低くなるように前記の上流側テーブルに設けた複数の上流側ローラと、前記の上流側テーブルの搬送ライン上流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挾持し得る上流側ピンチロールと、粗圧延機の搬送ライン上流側近傍に配置した下流側テーブルと、被成形材料に下方から当接し得られ且つ搬送ライン下流側へ向かって枢支位置が順に高くなるように前記の下流側テーブルに設けた複数の下流側ローラと、前記の下流側テーブルの搬送ライン下流側寄り部分に設けられ且つ被成形材料を板厚方向に挾持し得る下流側ピンチロールとによって、ループ機構を構成した請求項2に記載の板厚圧下設備。
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