JP3990166B2 - 空気圧縮機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建設現場の釘打作業のエア源に用いる空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に空気等の気体を圧縮して空圧機器等に供給する圧縮機は、気体を貯留する貯留タンクと、気体を圧縮して該貯留タンクに貯える圧縮部と、該貯留タンク内に貯えられた一次圧の圧縮気体を二次圧として減圧し当該二次圧を調整する減圧弁と、該減圧弁からの圧縮空気の二次圧を表示する圧力計と、貯留タンクに設けられ減圧弁からの圧縮空気の二次圧を外部に取出す継手とを備えている。ここで、一般的に、継手としてはワンタッチカプラと呼ばれる急速継手が用いられている。
【0003】
このように構成される従来技術による圧縮機は、駆動モータによって駆動軸を回転駆動することにより、該駆動軸に連結された圧縮部を駆動し、吸込んだ空気を圧縮して空気タンク内に貯留する。そして、圧縮機には例えば釘打機を接続され、空気タンク内の圧縮空気によって釘打機を駆動し、釘打作業を行なっている(例えば、特開平10−246185号公報、特開平11−218080号公報等)。
【0004】
ところで、近年の大工さんの釘打作業は殆ど釘打機を用い、釘打機の種類も釘の太さ、長さ等用途によって多岐に亘っており、一度に複数の釘打機を圧縮機に接続して釘打作業を行なうことも多い。このため、圧縮機の減圧弁の継手は減圧弁1個に対し2個設置されることが一般的となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による圧縮機で、減圧弁1個に対し2個の継手を上,下に離間してほぼ平行に伸びるように設置しようとすると、釘打機側の外部配管を先に上側の継手に接続した状態で別の釘打機の外部配管を下側の継手に接続するときには、上側の継手に接続した外部配管が邪魔となって接続作業が面倒になるという問題がある。同様に、下側外部配管を先に外す場合、上側外部配管が邪魔となり、操作が困難になるという問題がある。
【0006】
また、減圧弁の操作時には圧縮機の前側等に立っている大工さんは斜めに手を延ばして調整つまみ部操作を行なう。しかし、従来技術にあっては、減圧弁の調整つまみ部はほぼ真上に向けて配置されているから、手を延ばして減圧弁の調整つまみ部操作を行なうことが大工さんにとって面倒な作業になるという問題がある。
【0007】
さらに、減圧弁に取付けられた圧力計は、上側に向け垂直方向に取付けられ、表示面は水平方向に配置されているから、圧縮機の前側等に立っている大工さんにとって圧力計を斜め方向から見ることになり、圧力計が大工さんにとって見ずらいという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、釘打機等からのホースを継手に容易に着脱できると共に、減圧弁の調整つまみ部操作を円滑に行なうことができ、さらに、減圧弁の圧力計の表示面を外部から見易くできるようにした空気圧縮機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明による空気圧縮機は、左,右に並行に配置された円筒状のタンクにより構成され、空気を貯留する左,右2つの貯留タンクと、該左,右の貯留タンクの間の上側に搭載され、空気を圧縮し、前記各貯留タンクに貯える圧縮部と、前記各貯留タンクの軸方向前側寄りの上部に設けられ、前記各貯留タンクに貯えられた一次圧の圧縮空気を二次圧に減圧する左,右2つの減圧弁と、該左,右の減圧弁によって減圧された二次圧の圧力を表示する左,右2つの圧力計と、前記左,右の減圧弁にそれぞれ接続され上側の接続口と下側の接続口とをもった左,右2つの分岐管と、前記各減圧弁によって減圧された圧縮空気を外部に取出すため該左,右の分岐管の上,下の接続口にそれぞれ接続して設けられ、前記各貯留タンクの上方に配置されて上,下に離間すると共に前記各貯留タンクの軸方向にほぼ平行に延びる左,右2つの上側急速継手,下側急速継手と、から構成され、前記左,右の下側急速継手は、前記左,右の上側急速継手より前記各貯留タンクの軸方向前側に突出して設けたことを特徴としている。
【0011】
このように構成したことにより、例えば2つの釘打機の外部配管をそれぞれ上側急速継手、下側急速継手に接続して取付けることができる。そして、これら2個の急速継手のうち下側急速継手の先端は、上側急速継手の先端よりも前側に配置されるから、先に上側急速継手に釘打機等の外部配管を接続し、後で別の釘打機等の外部配管を下側急速継手に接続するときでも、既に接続した外部配管が邪魔になることなく、下側急速継手に外部配管を容易に接続することができる。同様に下側急速継手から外部配管を先に外す場合においても外部配管を容易に外すことができる。
【0012】
また、請求項2の発明によると、前記各分岐管は、上,下方向に延びた垂直管と、該垂直管の上側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記上側急速継手が設けられる上側屈曲管と、前記垂直管の下側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記下側急速継手が設けられる下側屈曲管とから構成され、該下側屈曲管は、前記上側屈曲管よりも前方に突出する構成としている。
【0013】
このように構成したことにより、垂直管、上側屈曲管および下側屈曲管からなる分岐管のうち、下側急速継手が設けられる下側屈曲管を、上側急速継手が設けられる前記上側屈曲管よりも前方に突出する配置とすることができる。
【0014】
さらに、請求項3の発明によると、前記左,右の急速継手の間には、前記左,右の貯留タンクから延びる運搬用の把手を設け、該把手は、前記下側急速継手の先端よりも、前記貯留タンクの軸方向前側寄りに位置する構成としている。このように構成したことにより、運搬用の把手を、下側急速継手の先端よりもタンクの軸方向前側寄りに配置することができる。
【0015】
一方、請求項4の発明は、前記左,右の減圧弁を、設定可能な二次圧が異なる高圧用減圧弁と低圧用減圧弁とにより構成している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による空気圧縮機としてタンク一体型の空気圧縮機を例に挙げ、添付図面に従って説明する。
【0017】
ここで、図1ないし図4に基づいて、1はタンク一体型の空気圧縮機で、該空気圧縮機1は、図1、図2に示す如く、後述の貯留タンク2,3、圧縮部7、駆動モータ8等によって大略構成されている。
【0018】
2,3は左,右方向に離間して互いに並行に延びた一対の貯留タンクで、該各貯留タンク2,3は、後述の圧縮部7から供給される圧縮空気を貯えるものである。ここで、各貯留タンク2,3は、軽量化を図るために例えばアルミニウム材料等を用いてほぼ円筒状の密閉容器として形成され、連結ステー(図示せず)によって互いに連結されている。また、各貯留タンク2,3の前,後方向(長さ方向)両端側には、下側に位置して脚体4,4,…が取付けられ、上側に位置して運搬用の把手5,5が取付けられている。また、左,右の貯留タンク2,3は、連結配管6によって連通され、左側の貯留タンク2は、後述する高圧側の圧縮機構7Cに接続されている。
【0019】
7は各貯留タンク2,3間の後側寄りに取付けられた圧縮部で、該圧縮部7は、クランクケース7Aと、該クランクケース7Aの相対位置に配設された低圧側の圧縮機構7B、高圧側の圧縮機構7Cとからなる、所謂水平対向型の2段式空気圧縮機として構成されている。
【0020】
8は各貯留タンク2,3間に位置して圧縮部7の前側に設けられた駆動モータで、該駆動モータ8は、外部から給電されることにより駆動軸(図示せず)を介して圧縮部7を駆動するものである。
【0021】
9は貯留タンク2,3内に貯えられた一次圧の圧縮空気を二次圧に減圧する低圧用減圧弁で、該低圧用減圧弁9は、貯留タンク2に取付けられた弁部9Aと、該弁部9Aに対して上側に向け垂直方向に取付けられた調整つまみ部9Bとによって構成されている。
【0022】
そして、低圧用減圧弁9は、調整つまみ部9Bを操作することによって後述の急速継手12,13から吐出される圧縮空気の二次圧を調整するものである。ここで、図3に示すように低圧用減圧弁9は、後述の急速継手12,13に向け斜め前方に軸線O1−O1の傾きをもって配置されている。
【0023】
10は低圧用減圧弁9に配管10Aを介して設けられた低圧用圧力計で、該圧力計10は、低圧用減圧弁9によって調整された圧縮空気の二次圧を検出して表示面10Bで表示するものである。ここで、圧力計10は、低圧用減圧弁9の後側に位置して配置されている。そして、図3に示すように圧力計10の表示面10Bは、低圧用減圧弁9の調整つまみ部9Bの軸線O1−O1に対してほぼ平行な軸線O2−O2をもって配置されている。
【0024】
11は低圧用減圧弁9の弁部9Aに設けられた分岐管で、該分岐管11は、上,下方向に垂直に延びた垂直管11Aと、該垂直管11Aの上側からほぼ直角に前方へと屈曲した上側の接続口としての上側屈曲管11Bと、垂直管11Aの下側からほぼ直角に屈曲して前方に延びた下側の接続口としての下側屈曲管11Cとによって構成されている。ここで、下側屈曲管11Cは、上側屈曲管11Bよりも前方に突出して延びている。
【0025】
12は分岐管11の上側屈曲管11Bに接続して設けられた上側継手としての低圧用の上側急速継手、13は分岐管11の下側屈曲管11Cに接続して設けられた下側継手としての低圧用の下側急速継手で、該急速継手12,13は、上,下に離間して前,後にほぼ平行に延びて配置されている。
【0026】
そして、急速継手12,13には例えば別々の釘打機(図示せず)からのホースが接続されるものである。ここで、図3に示すように急速継手12,13のうち下側急速継手13の先端は、上側急速継手12の先端よりも寸法d1だけ前側に配置されている。ここで、寸法d1は、2個の急速継手12,13にホースを接続する場合に、先に上側急速継手12にホースを接続しても、後から別のホースを下側急速継手13に接続するときに、既に上側急速継手12に接続されたホースに邪魔されることなく、別のホースを下側急速継手13に容易に接続することができる寸法に設定されている。
【0027】
14は貯留タンク2,3内に貯えられた一次圧の圧縮空気を二次圧に減圧する高圧用減圧弁で、該高圧用減圧弁14についても、低圧用減圧弁9とほぼ同様に、弁部14Aと調整つまみ部14Bとによって構成されている。ここで、高圧用減圧弁14は、後述の急速継手17,18に向け斜め前方に軸線O3−O3の傾きをもって配置されている。
【0028】
15は低圧用減圧弁9に配管15Aを介して設けられた高圧用圧力計で、該圧力計15についても、低圧用圧力計10とほぼ同様に、高圧用減圧弁14によって調整された圧縮空気の二次圧を検出して表示面15Bで表示するものである。ここで、圧力計15は、高圧用減圧弁14の後側に位置して配置されている。そして、図4に示すように圧力計15の表示面15Bは、高圧用減圧弁14の調整つまみ部14Bの軸線O3−O3に対してほぼ平行な軸線O4−O4を有している。
【0029】
16は高圧用減圧弁14の弁部14Aに設けられた分岐管で、該分岐管16は、分岐管11とほぼ同様に、垂直管16A、上側屈曲管16Bおよび下側屈曲管16Cによって構成されている。ここで、下側屈曲管16Cは、上側屈曲管16Bよりも前方に突出して延びている。
【0030】
17は分岐管16の上側屈曲管16Bに接続して設けられた上側継手としての高圧用の上側急速継手、18は分岐管16の下側屈曲管16Cに接続して設けられた下側継手としての高圧用の下側急速継手で、該急速継手17,18は、上,下に離間して前,後にほぼ平行に延びている。
【0031】
そして、急速継手17,18には例えば別々の釘打機(図示せず)からのホースが接続されるものである。ここで、図4に示すように急速継手17,18のうち下側急速継手18の先端側は、上側急速継手17の先端側よりも寸法d2だけ前側に配置されている。ここで、寸法d2は、前述した寸法d1と同様に、上側急速継手17、下側急速継手18の順でホースを接続するときに、下側急速継手18に容易にホースを接続できるような寸法に設定されている。なお、19は貯留タンク2,3上に着脱可能に取付けられたカバーである。
【0032】
本実施の形態によるタンク一体側の圧縮機1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0033】
まず、駆動モータ8に給電して駆動軸を回転駆動させると、低圧側の圧縮機構7Bが外気を吸込んで圧縮し、この圧縮空気を高圧側の圧縮機構7Cに供給する。これにより、高圧側の圧縮機構7Cは、低圧側の圧縮機構7Bからの圧縮空気をさらに圧縮して高圧圧縮空気とし、この高圧圧縮機を貯留タンク2,3に貯留する。そして、この圧縮部7の急速継手12,13,17,18には例えば複数の釘打機側のホース(図示せず)が接続され、大工さん等の作業者は、これらの釘打機を用いて釘を打ち付ける作業を行なう。
【0034】
ここで、本実施の形態では、急速継手12,13のうち下側急速継手13の先端を上側急速継手12の先端よりも寸法d1だけ長く延びるように形成している。
【0035】
このため、作業者が複数の釘打機のホース等を先に上側急速継手12に接続したときでも、下側急速継手13が上側急速継手12よりも長く延びているから、釘打機のホース等を下側急速継手13に容易に接続することができ、作業性を高めることができる。同様に下側急速継手13からホース等を先に外す場合もホース等を容易に外すことができる。
【0036】
また、下側急速継手18の先端についても上側急速継手17の先端よりも寸法d2だけ長く延びるように配置したから、先に上側急速継手17に釘打機等のホースを接続したとしても、他の釘打機等のホースを下側急速継手18に容易に接続することができる。同様に下側急速継手18からホース等を先に外す場合もホース等を容易に外すことができる。
【0037】
また、低圧用減圧弁9の調整つまみ部9Bを、圧縮機1の前側等にいる作業者に向けて前方へと斜め上向きに軸線O1−O1の傾きをもって配置したので、作業者は低圧用減圧弁9に向けて手を斜めに延ばした状態で調整つまみ部9Bを簡単に握ることができ、調整つまみ部9Bの操作性を向上することができる。
【0038】
また、高圧用減圧弁14の調整つまみ部14Bを、圧縮機1の前側等にいる作業者に向けて前方へと斜め上向きに軸線O3−O3の傾きをもって配置したので、作業者は高圧用減圧弁14に向けて手を斜めに延ばした状態で調整つまみ部14Bを簡単に操作することができ、調整つまみ部14Bの操作性を向上することができる。
【0039】
さらに、本実施の形態では、低圧用圧力計10の表示面10Bを低圧用減圧弁9の調整つまみ部9Bの軸線O1−O1とほぼ平行に配置したので、圧縮機1の前側等で作業する作業者は、斜めに傾けて配置された圧力計10の表示面10Bを正面から見ることができ、圧力計10を見るときの作業性を高めることができる。
【0040】
また、高圧用圧力計15についても、高圧用減圧弁14の調整つまみ部14Bの軸線O3−O3とほぼ平行に配置したので、圧縮機1の前側等で作業する作業者は、斜めに傾けて配置された圧力計15の表示面15Bを正面から見ることができ、圧力計15を見易くすることができる。
【0041】
また、急速継手12,13は前,後に水平に延びるように配置したので、塵埃等が急速継手12,13に入りにくくなり、急速継手12,13内を清浄に保つことができる。さらに、急速継手17,18についても前,後に平行に延びるように配置したので、急速継手17,18内を清浄に保つことができる。
【0042】
なお、実施の形態では、低圧用圧力計10を低圧用減圧弁9の後側に配置する構成とした場合を例示した。しかし、本発明はこれに限ることなく、例えば圧力計10を低圧用減圧弁9の下側に配置してもよく、一方、左側または右側に配置してもよいものである。このことは、高圧用圧力計15についても同様である。
【0043】
また、実施の形態では、圧縮部として水平対向型の2段式空気圧縮機をなす圧縮部7を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、1段または3段以上の空気圧縮機を圧縮部として用いてもよく、また、シリンダの配置形態もV型等の他の形態としてもよい。
【0044】
また、実施の形態では、圧縮部7の圧縮機構7B,7Cのシリンダ内でピストン(いずれも図示せず)が往復動するレシプロ型の圧縮部7を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばロータリ型、スクロール型等の他の形式の圧縮部としてもよい。
【0045】
さらに、実施の形態では、圧縮機として2本の貯留タンク2,3が一体的に設けられたタンク一体型の圧縮機1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、たとえば貯留タンクを1本としてもよく、また、貯留タンクを分離して設ける構成としてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、左,右に並行に配置された円筒状のタンクにより構成され、空気を貯留する左,右の貯留タンクと、該左,右の貯留タンクの間の上側に搭載され、空気を圧縮し、前記貯留タンクに貯える圧縮部と、前記各貯留タンクの軸方向前側寄りの上部に設けられ、前記貯留タンクに貯えられた一次圧の圧縮空気を二次圧に減圧する左,右の減圧弁と、該左,右の減圧弁によって減圧された二次圧の圧力を表示する左,右の圧力計と、前記左,右の減圧弁にそれぞれ接続され上側の接続口と下側の接続口とを有する左,右の分岐管と、前記各減圧弁によって減圧された圧縮空気を外部に取出すため該左,右の分岐管の各接続口にそれぞれ接続して設けられ、前記各貯留タンクの上方に配置されて上,下に離間すると共に前記貯留タンクの軸方向にほぼ平行に延びる左,右2つの上側急速継手,下側急速継手と、から構成され、前記各下側急速継手は、前記各上側急速継手より前記各貯留タンクの軸方向前側に突出して設ける構成としたので、例えば先に上側急速継手に釘打機等の外部配管を接続し、後で別の釘打機等の外部配管を下側急速継手に着脱するときにも、既に接続した上側急速継手側の外部配管が邪魔になることなく、下側急速継手に外部配管を容易に着脱することができ、配管の着脱作業を容易に行なうことができる。そして、上側急速継手と下側急速継手とは、上側の接続口と下側の接続口とをもった分岐管に接続されて減圧弁に取付けているので、例えば2つの釘打機のホースをそれぞれ上側急速継手、下側急速継手に取付けることができ、作業者が釘を打付けるときの作業性を高めることができる。
【0048】
また、請求項2の発明によると、前記各分岐管は、上,下方向に延びた垂直管と、該垂直管の上側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記上側急速継手が設けられる上側屈曲管と、前記垂直管の下側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記下側急速継手が設けられる下側屈曲管とから構成され、該下側屈曲管は、前記上側屈曲管よりも前方に突出する構成としたので、垂直管、上側屈曲管および下側屈曲管からなる分岐管のうち、下側急速継手が設けられる下側屈曲管を、前記上側急速継手が設けられる上側屈曲管よりも前方に突出する配置とすることができる。
【0049】
さらに、請求項3の発明によると、前記左,右の急速継手の間には、前記左,右の貯留タンクから延びる運搬用の把手を設け、該把手は、前記下側急速継手の先端よりも、前記貯留タンクの軸方向前側寄りに位置する構成としたので、運搬用の把手を、下側急速継手の先端よりもタンクの軸方向前側寄りに配置することができる。
【0050】
一方、請求項4の発明は、左,右の減圧弁を、設定可能な二次圧が異なる高圧用減圧弁と低圧用減圧弁とにより構成しているので、貯留タンクに貯えられた一次圧の圧縮空気を、高圧用減圧弁と低圧用減圧弁とを用いて異なる二次圧に減圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるタンク一体型圧縮機を示す外観斜視図である。
【図2】タンク一体型圧縮機をカバーを取外した状態で示す外観斜視図である。
【図3】図2中の低圧用の急速継手等を示す部分正面図である。
【図4】図2中の高圧用の急速継手等を示す部分背面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2,3 貯留タンク
7 圧縮部
7A クランクケース
7B 低圧側の圧縮機構
7C 高圧側の圧縮機構
9 低圧用減圧弁
9A,14A 弁部
9B,14B 調整つまみ
10 低圧用圧力計
10B,15B 表示面
11,16 分岐管
11B,16B 上側屈曲管(接続口)
11C,16C 下側屈曲管(接続口)
12 低圧用の上側急速継手(上側継手)
13 低圧用の下側急速継手(下側継手)
14 高圧用減圧弁
15 高圧用圧力計
17 高圧用の上側急速継手(上側継手)
18 高圧用の下側急速継手(下側継手)
Claims (4)
- 左,右に並行に配置された円筒状のタンクにより構成され、空気を貯留する左,右2つの貯留タンクと、
該左,右の貯留タンクの間の上側に搭載され、空気を圧縮し、前記各貯留タンクに貯える圧縮部と、
前記各貯留タンクの軸方向前側寄りの上部に設けられ、前記各貯留タンクに貯えられた一次圧の圧縮空気を二次圧に減圧する左,右2つの減圧弁と、
該左,右の減圧弁によって減圧された二次圧の圧力を表示する左,右2つの圧力計と、
前記左,右の減圧弁にそれぞれ接続され、上側の接続口と下側の接続口とをもった左,右2つの分岐管と、
前記各減圧弁によって減圧された圧縮空気を外部に取出すため該左,右の分岐管の上,下の接続口にそれぞれ接続して設けられ、前記各貯留タンクの上方に配置されて上,下に離間すると共に前記各貯留タンクの軸方向にほぼ平行に延びる左,右2つの上側急速継手,下側急速継手と、から構成され、
前記左,右の下側急速継手は、前記左,右の上側急速継手より前記各貯留タンクの軸方向前側に突出して設けたことを特徴とする空気圧縮機。 - 前記各分岐管は、上,下方向に延びた垂直管と、該垂直管の上側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記上側急速継手が設けられる上側屈曲管と、前記垂直管の下側からほぼ直角に前方へと屈曲し前記下側急速継手が設けられる下側屈曲管とから構成され、該下側屈曲管は、前記上側屈曲管よりも前方に突出することを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
- 前記左,右の急速継手の間には、前記左,右の貯留タンクから延びる運搬用の把手を設け、該把手は、前記下側急速継手の先端よりも、前記貯留タンクの軸方向前側寄りに位置することを特徴とする請求項1または2に記載の空気圧縮機。
- 前記左,右の減圧弁を、設定可能な二次圧が異なる高圧用減圧弁と低圧用減圧弁とにしたことを特徴とする請求項1,2または3に記載の空気圧縮機。
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