JP3989335B2 - カーテンウォール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明に係るカーテンウォールは、鉄骨建造物の外壁面を構成するカーテンウォールの構造に関する。
【0002】
【本発明の実施の対象となる構造】
鉄骨建造物を造る場合、鉄骨(躯体)を組み立てた後、この鉄骨の外側に予め工場で造った複数枚のカーテンウォールを張り付けて外観を整える。この様なカーテンウォールにより構成された建造物の外壁面の意匠に就いて、建築主の要求が多様化している。例えば本発明の実施の形態の1例を示す図1〜8の様に、それぞれが縦方向に長い長矩形の石材パネル1、1を、水平方向に2列ずつ並べ、更に上下方向に並べて、縦方向に連続する柱の如く見える第一部分2、2とし、水平方向に隣り合う第一部分2、2同士の間を、ガラス窓3、3を含む第二部分4、4とする事が考えられている。この様な第一部分2、2と第二部分4、4とを水平方向に交互に配置した外壁面は、それぞれが1階分の高さ寸法を有する、第一〜第三の3種類のカーテンウォール5〜7を、上下方向に順番に組み合わせる事により構成する。
【0003】
又、上記各第2部分4、4には、上記各ガラス窓3、3の他、上記各石材パネル1、1と同材質の石材により表面を覆った第一遮光部8、8と、ミラーガラスの如き不透明の装飾用ガラスパネル10により表面を覆った第二遮光部9、9とを設けている。このうちの各第一遮光部8、8は、上下方向中間部乃至下端部を構成する主部11と、上端部を構成する副部12とから成る。このうちの主部11は第一カーテンウォール5の上端部に、副部12は第三カーテンウォール7の下端部に、それぞれ設けている。そして、この第三カーテンウォール7を上記第一カーテンウォール5の上方に配置した状態で、上記主部11と上記副部12とが上下方向に重ね合わされて、上記各第一遮光部8、8を構成する。
【0004】
これに対して、上記各第二遮光部9、9は、第二カーテンウォール6及び上記第三カーテンウォール7の上端部に、これら両カーテンウォール6、7の上端部に存在するコンクリート(プレキャスト鉄筋コンクリート)部分の屋外側面を覆う状態で設けられている。又、上記各ガラス窓3、3は、上記第一、第二両カーテンウォール5、6の中間部乃至下端部に、上記第三カーテンウォール7の中間部に、それぞれ組み込んでいる。上記各ガラス窓3、3はそれぞれ、複層の採光用ガラスパネル13の四辺を、上枠14と下枠15と左右の竪枠16、16とから成る窓枠17により囲み、この窓枠17を上記各カーテンウォール5〜7に対し固定している。尚、これら各カーテンウォール5〜7のうち、上記各ガラス窓3、3を除く部分、即ち、前記各石材パネル1、1により覆われている前記各第一部分2、2、並びに、前記各第二部分4、4のうちの第一、第二各遮光部8、9の裏側部分は、コンクリートにより構成している。言い換えれば、上記各第一部分2、2並びに上記第一、第二各遮光部8、9は、コンクリートの屋外側面を石材パネル1或は装飾用ガラスパネル10により覆って成る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第一〜第三の各カーテンウォール5〜7のうち、第三カーテンウォール7の上下両端部には、図1、2、4、5から明らかな通り、何れもコンクリートの構造部分が存在する。即ち、上記第三カーテンウォール7を構成するコンクリートの構造部分は、四角枠状である。従って、この第三カーテンウォール7の強度は、十分に確保される。これに対して第一、第二の各カーテンウォール5、6は、図1、2、4、5から明らかな通り、上端部にはコンクリートの構造部分が存在するが、下端部にはコンクリートの構造部分が存在しない。即ち、上記第一、第二のカーテンウォール5、6を構成するコンクリートの構造部分は、下方が開口した「コ」字形(門形)である。これら第一、第二のカーテンウォール5、6の下端部には、各ガラス窓3、3の下辺を構成する下枠15が存在するが、この下枠15はアルミニウム合金製の押し出し型材であり、曲げ強度や座屈強度は限られている。従って、上記第一、第二のカーテンウォール5、6の強度は必ずしも十分とは言えず、輸送中や建設作業中等に破損する可能性がある。
本発明のカーテンウォールは、この様な事情に鑑みて、上記第一、第二のカーテンウォール5、6の如く、プレキャストコンクリートによる構造部分が、一方が開いた「コ」字形である場合にも、十分な強度を確保できる構造を実現すべく発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のカーテンウォールは、コンクリート製の主体と、この主体により三方を囲まれた四角形のパネルと、補強枠材とを備える。
そして、このうちの主体は、上端部又は下端部に設けられた基部と、この基部の水平方向両端部から下方又は上方に延出させた1対の側部とを備えたものである。
又、上記パネルは、4辺のうちの3辺をこれら両側部と上記基部とにより支持されている。
更に、上記補強枠材は、上記1対の側部の両端のうちで上記主体と反対側端部である先端同士の間に連結固定している。
又、上記基部の屋外側面の水平方向中間部で上記両側部の内側面の延長線に対応する部分に屋内側に凹んだ凹入部が設けられており、これら両側部及び凹入部の互いに対向する1対の内側面の上下方向に、それぞれ上端面から下端面にまで達するガイドレールを固定している。
尚、上記補強枠材は、窓枠を構成する為、上記1対の側部の先端同士の間に設けるアルミニウム合金製の押し出し型材よりも十分に大きな強度を有するものであって、この押し出し型材とは別途に設ける。
【0007】
【作用】
上述の様に構成する本発明のカーテンウォールは、補強枠材により主体を構成する1対の側部の先端同士を連結しているので、この主体の強度を十分に確保できる。
又、ガイドレールを、上下に連続するカーテンウォール同士で互いに連続させる事により、清掃等に使用するゴンドラの昇降を案内する事ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜20により、本発明の実施の形態の1例に就いて説明する。第一〜第三の各カーテンウォール5〜7により鉄骨建造物の外壁面を構成した状態に就いては、前述した通りであるので、以下、先に説明しなかった部分を中心に説明する。先ず、本発明の対象である第一カーテンウォール5の構造に就いて図9〜13により、同じく第二カーテンウォール6の構造に就いて図4及び図14〜18により、それぞれ説明する。
【0009】
上記第一のカーテンウォール5は、プレキャストコンクリート製で、屋外側及び屋内側から見た形状が下方が開口した「コ」字形である、主体18を有する。この主体18は、上端部に設けられた基部19と、この基部19の両端から下方に向け直角に折れ曲がった1対の側部20、20とを備える。そして、この様な主体18により、特許請求の範囲に記載したパネルである採光用ガラスパネル13の三方を囲んで、この採光用ガラスパネル13を上記主体18に固定している。即ち、この採光用ガラスパネル13の上辺を支持する上枠14を上記基部19の下面に包埋固定し、同じく左右両辺を支持する竪枠16、16を上記各側部20、20の内側面に包埋固定し、同じく下辺を支持する為の下枠15を上記両竪枠16、16の下端部同士の間に掛け渡している。
【0010】
そして、上記下枠15の屋内側部分で上記1対の側部20、20の下端部同士の間部分に、補強枠材21を掛け渡している。この補強枠材21は、例えば鋼製又はステンレス鋼製で、一辺が15cm程度の角パイプである。この様な補強枠材21は、長さ方向両端部をそれぞれ上記各側部20、20の下端部屋内側面に、固定ブラケット22、22を介して結合固定している。又、上記補強枠材21の中間部複数個所と上記下枠15の中間部複数個所とは、それぞれ連結ブラケット23(図4参照)により連結固定している。この様な構成により、それぞれが自由端である上記各側部20、20の下端部同士を連結して、これら各側部20、20の強度を確保すると共に、強度が低いアルミニウム合金の押し出し型材製の下枠15を補強している。
【0011】
従って、前記第一カーテンウォール5を工場で組み立ててから建設現場に輸送し、更にクレーンで吊り上げて鉄骨建造物の外壁面に組み付けるまでの間に、上記各側部20、20や上記下枠15が損傷しにくくできる。又、組み付け後に地震等によりこれら各側部20、20の下端部に大きな力が加わった場合にも、これら各側部20、20や上記下枠15が損傷する事を防止できる。
尚、上記第一カーテンウォール5の上端部に設けた基部19は、前記採光用ガラスパネル13の屋外側面よりも屋外側に突出する形状とされている。そして、表面を石材パネルにより被覆して、表面部分の質感向上を図っている。
【0012】
又、上記基部19の屋外側面の水平方向中間部で水平方向に関して上記両側部20、20の上方への延長線に対応する部分に、屋内側に凹んだ凹溝状の凹入部24、24(図8、9参照)を設けている。そして、上記両側部20、20及び凹入部24、24の互いに対向する1対の内側面の上下方向に、それぞれ上記第一カーテンウォール5の上端面から下端面にまで達するガイドレール25、25を固定している。これら各ガイドレール25、25は、上下に隣接する第一〜第三の各カーテンウォール5〜7同士で互いに連続し、清掃等に使用するゴンドラの昇降を案内する。
【0013】
次に、やはり本発明の対象である第二カーテンウォール6は、図4及び図14〜18に示す様に、プレキャストコンクリート製で、屋外側及び屋内側から見た形状が下方が開口した「コ」字形である、主体18aを有する。この主体18aも、上述した第一カーテンウォール5を構成する主体18と同様に、上端部に設けられた基部19aとこの基部19aの両端から下方に向け直角に折れ曲がった1対の側部20a、20aとを備え、特許請求の範囲に記載したパネルである採光用ガラスパネル13の三方を囲んでいる。この部分の構造は、上記第一カーテンウォール5の場合と同様である。
【0014】
又、上記第二カーテンウォール6の場合も、上記採光用ガラスパネル13の下辺を支持する下枠15の屋内側部分で上記1対の側部20a、20aの下端部同士の間部分に、補強枠材21を掛け渡している。この補強枠材21の設置部分の構造に関しても、上記第一カーテンウォール5の場合と同様である。従って、上記第二カーテンウォール6を工場で組み立ててから建設現場に輸送し、更にクレーンで吊り上げて鉄骨建造物の外壁面に組み付けるまでの間に、上記各側部20a、20aや上記下枠15が損傷しにくくできる。又、組み付け後に地震等によりこれら各側部20a、20aの下端部に大きな力が加わった場合にも、これら各側部20a、20aや上記下枠15が損傷する事を防止できる。
【0015】
上記第二カーテンウォール6の場合には、上記基部19aの屋外側面の水平方向中間部が、上記各側部20a、20aの内側面の延長線部分だけでなく、中央部を含む中間部全体が、屋内側に凹んだ凹入部24aとなっている。そして、この凹入部24aの屋外側面を、ミラーガラスの如き不透明の装飾用ガラスパネル10により覆っている。この装飾用ガラスパネル10の四辺のうち、上辺は図17に示す様に上記基部19aの上縁部に包埋固定した上枠26により、下辺は同図及び図4の上部に示す様に、上記採光用ガラスパネル13の上辺を支持する為の上枠14により、それぞれ支持している。これに対して、上記装飾用ガラスパネル10の左右両辺は、上記凹入部24aの左右両内側面に形成した凹溝部27(図7参照)に支持している。
【0016】
これら各凹溝部27は、ガラス窓3を構成する為の上記採光用ガラスパネル13の左右両側辺を支持する為に上記各側部20a、20aの内側面に包埋固定した各竪枠16、16の延長線上に設けている。この様な各凹溝部27を形成する為に、工場で前記主体18aを造るべく、型枠内にコンクリートを流し込む際に、この型枠内で上記各凹溝部27を加工すべき部分に、これら各凹溝部27の内面形状に見合うスペーサを設置しておく。尚、上記ガラス窓3を構成する為の上記採光用ガラスパネル13の上辺を支持する為の上枠14と、左右両側縁を支持する為の竪枠16、16とは、これら各枠14、16に係止した図示しないブラケットを鉄筋に溶接する事により、上記型枠の所定位置に仮止めしておく。そして、この型枠内に流し込んだコンクリートが固化した状態で、上記各枠14、16の一部を、このコンクリートの所定位置に包埋して、これら各枠14、16を上記主体18aに固定する。尚、上記採光用ガラスパネル13の下辺を支持する為の下枠15及び前記補強枠材21は、後から上記主体18aに対し結合固定する。
【0017】
上述の様にして上記凹入部24aの左右両内側面に形成した上記各凹溝部27には、前記基部19aの水平方向中間部の屋外側面を覆う為の、前記不透明な装飾用ガラスパネル10の左右両側縁部を位置させている。そして、図7に示す様に、それぞれ硬質ゴム等の弾性材製の抑え部材28a、28bにより、上記装飾用ガラスパネル10の左右両側縁部の両面を抑え付けている。尚、図示の例では、上記両抑え部材28a、28bのうち、上記装飾用ガラスパネル10の屋内側面を抑え付ける抑え部材28aの基端部を、上記基部19aに形成した係止凹溝29に係止している。これに対して、上記装飾用ガラスパネル10の屋外側面を抑え付ける抑え部材28bの基端部を、前記ガイドレール25の一部に、接着等により固定している。
【0018】
図示の例では、上述の様に、上記不透明な装飾用ガラスパネル10の左右両側縁部を支持する為に、上記凹入部24aの左右両内側面に形成した上記各凹溝部27を使用して、前記第二カーテンウォール6の製造コストの低減を図っている。即ち、上記装飾用ガラスパネル10の屋外側面は、前記ガラス窓3を構成する採光用ガラスパネル13の屋外側面と同一面上に位置させる。従って、この採光用ガラスパネル13の左右両側縁を支持する為の左右1対の竪枠16、16を、前記ガラス窓3の上方で上記凹入部24aの左右両内側面部分にまで延長し、この延長部分で上記装飾用ガラスパネル10の左右両側縁部を支持する事もできる。但し、この様な構造を採用した場合には、上記竪枠16、16の必要寸法が嵩み、上記第二カーテンウォール6の製造コストが嵩む。
【0019】
これに対して図示の例では、上記各ガイドレール25、25と上記各竪枠16、16とを別体とし、これら各竪枠16、16を、上記採光用ガラスパネル13の両側部分にのみ設けている。即ち、上記各ガイドレール25、25の長さ寸法を上記第二カーテンウォール6の高さ寸法に一致させて、これら各ガイドレール25、25をこの第二カーテンウォール6の下端面から上端面にまで配置している。これに対して、上記各竪枠16、16の長さ寸法を上記第二カーテンウォール6の高さ寸法よりも短く、前記各側部20a、20aの全長に一致させて、上記各竪枠16、16を、これら各側部20a、20aの内側面部分にのみ設けている。この様な構造を採用する事により、上記各竪枠16、16の必要長さを短くして、上記第二カーテンウォール6の製造コストの低減を図っている。尚、これら各竪枠16、16は上記各ガイドレール25、25に対し、それぞれ複数組ずつのボルト30とナット31とにより結合固定している(図6参照)。又、上記各ガイドレール25、25は、前述した第一カーテンウォール5の場合と同様に、清掃等に使用するゴンドラの昇降を案内する為のものである。
【0020】
又、図示の例の場合には、上記採光用ガラスパネル13の四周を囲む、上枠14と下枠15と左右の竪枠16、16との内部に、外気を流通自在として、これら各枠14〜16内での結露の防止を図っている。即ち、図示の例では、図6に示す様に、上記各ガイドレール25、25及び上記各竪枠16、16にそれぞれ複数ずつの通気孔32、32(実際には小さな孔の集合とする)を形成して、上記各枠14〜16と上記採光用ガラスパネル13の周縁部との間の空間33内に外気を取り入れ自在としている。又、何れか一方(図6の左方)の竪枠16の屋内側面に添設した換気枠34にも複数の通気孔32a、32aを形成して、上記空間33と屋内空間とを連通自在としている。そして、上記換気枠34に設けた開閉扉35を図6に鎖線で示した様に解放した状態で、上記各通孔32、32a及び上記空間33を通じて屋外と屋内とを連通させ、この空間33内を乾燥させて、この空間33内に結露が生じるのを防止できる様にしている。尚、上記開閉扉35を図6に実線で示す様に閉じた状態では、屋内と屋外とを遮断し、屋内空間の空調が効果的に行なわれる様にできる。
【0021】
次に、本発明の対象外となる、前記第三カーテンウォール7の構造に就いて、図19〜22により説明する。この第三カーテンウォール7は、上端部に設けた幅広の基部19bの下面左右両端部と、下端部に設けた幅が狭い連結部36とを、左右1対の側部20b、20bにより連続させて成る。このうちの基部19b部分及び側部20b、20b部分の構造は、上述した第二カーテンウォール6の場合と同様である。上記第三カーテンウォール7の場合には、上記連結部36も、上記基部19b及び上記側部20b、20bと一体のコンクリート製としている。従って、上記第三カーテンウォール7には、前記第一カーテンウォール5及び上記第二カーテンウォール6の様な補強枠材21は設けていない。又、上記連結部36の屋外側面は、石材パネルにより被覆して、前記第一遮光部8を構成する副部12としている。
【0022】
それぞれが以上に述べた様に構成される、上記第一〜第三各カーテンウォール5〜7は、それぞれの屋内側面の上下複数個所ずつ(図示の例では2個所ずつ)に設けた取付部37a、37bを、鉄骨建造物の躯体に対し連結固定する。上下に隣り合うカーテンウォール5〜7同士の突き合わせ部の上下方向位置は、上記鉄骨建造物の床壁38、38の近傍部分とする。上記連結固定する部分の構造に就いては周知であり、本発明の要旨とも関係しない為、詳しい図示並びに説明は省略する。又、上記各カーテンウォール5〜7を上記躯体に連結固定した状態で、上下左右に隣り合うカーテンウォール5〜7同士の間の気密を、これら各カーテンウォール5〜7の周縁部に係止したパッキング39、39を突き合わせる事により保持する。
【0023】
次に、図23は、本発明の実施の形態の別例を示している。前述の説明では、第一、第二各カーテンウォール5、6の側部20、20a同士を連結する補強枠材21を、角パイプとしているが、本例の場合には、断面L字形の、所謂アングル材を、1対の側部20(20a)の下端部同士を連結する為の補強枠材21aとしている。そして、この補強枠材21aの竪板部40の両端部を上記1対の側部20(20a)の下端部内側面に、ボルト等により結合固定している。その他の部分の構造は、前述した第一、第二各カーテンウォール5、6の場合と同様である為、詳しい図示並びに説明は省略する。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成し作用する為、建築主の要求に対応する意匠を実現できる構造で、しかも十分な強度を実現できるカーテンウォールを得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンウォールにより構成した建造物の外壁面の部分正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】同B−B断面図。
【図4】図2のC部拡大図。
【図5】同D部拡大図。
【図6】図1の拡大E−E断面図。
【図7】同F−F断面図。
【図8】同G−G断面図。
【図9】第一カーテンウォールを屋外側から見た正面図。
【図10】同じく屋内側から見た背面図。
【図11】躯体に結合固定した状態で図9の上方から見た部分断面図。
【図12】他のカーテンウォールと共に躯体に結合固定した状態で示す、図9のH−H断面図。
【図13】図10の下方から見た底面図。
【図14】第二カーテンウォールを屋外側から見た正面図。
【図15】同じく屋内側から見た背面図。
【図16】躯体に結合固定した状態で図14の上方から見た部分断面図。
【図17】他のカーテンウォールと共に躯体に結合固定した状態で示す、図14のI−I断面図。
【図18】図15の下方から見た底面図。
【図19】第三カーテンウォールを屋外側から見た正面図。
【図20】同じく屋内側から見た背面図。
【図21】躯体に結合固定した状態で図19の上方から見た平面図。
【図22】他のカーテンウォールと共に躯体に結合固定した状態で示す、図19のJ−J断面図。
【図23】本発明の実施の形態の別例を屋内側上方から見た状態で示す略斜視図。
【符号の説明】
1 石材パネル
2 第一部分
3 ガラス窓
4 第二部分
5 第一カーテンウォール
6 第二カーテンウォール
7 第三カーテンウォール
8 第一遮光部
9 第二遮光部
10 装飾用ガラスパネル
11 主部
12 副部
13 採光用ガラスパネル
14 上枠
15 下枠
16 堅枠
17 窓枠
18、18a 主体
19、19a、19b 基部
20、20a、20b 側部
21、21a 補強枠材
22 固定ブラケット
23 連結ブラケット
24、24a 凹入部
25 ガイドレール
26 上枠
27 凹溝部
28a、28b 抑え部材
29 係止凹溝
30 ボルト
31 ナット
32、32a 通気孔
33 空間
34 換気枠
35 開閉扉
36 連結部
37a、37b 取付部
38 床壁
39 パッキング
40 堅板部
Claims (1)
- コンクリート製の主体と、この主体により三方を囲まれた四角形のパネルと、補強枠材とを備え、このうちの主体は、上端部又は下端部に設けられた基部と、この基部の水平方向両端部から下方又は上方に延出させた1対の側部とを備えたものであり、上記パネルは、4辺のうちの3辺をこれら両側部と上記基部とにより支持されており、上記補強枠材は、上記1対の側部の両端のうちで上記主体と反対側端部である先端同士の間に連結固定しており、上記基部の屋外側面の水平方向中間部で上記両側部の内側面の延長線に対応する部分に屋内側に凹んだ凹入部が設けられており、これら両側部及び凹入部の互いに対向する1対の内側面の上下方向に、それぞれ上端面から下端面にまで達するガイドレールを固定しているカーテンウォール。
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