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JP3985297B2 - ミラー角度調節機構 - Google Patents

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JP3985297B2
JP3985297B2 JP18454397A JP18454397A JP3985297B2 JP 3985297 B2 JP3985297 B2 JP 3985297B2 JP 18454397 A JP18454397 A JP 18454397A JP 18454397 A JP18454397 A JP 18454397A JP 3985297 B2 JP3985297 B2 JP 3985297B2
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洋之 黒川
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学機器内に用いるミラー角度調節機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鏡板(ミラー)を内蔵した光学機器には、このミラーの角度を調節可能にする機構を備えるものがある。図6は従来のミラー角度調節機構をミラーと平行な方向から視た側面の断面図、図7は図6のA矢視図である。
筐体1には支持部材3を立設してあり、支持部材3はミラー5の一端をミラー面と平行な回転中心回りで回転自在に支持している。筐体1にはミラー5と平行な溝部7を形成してあり、溝部7はミラー5の下縁を収容している。溝部7の内壁とミラー5との間には板バネ又はコイルバネなどからなる付勢部材9を配設してあり、付勢部材9はミラー他端の一方の面に圧接してミラー5を圧接方向に付勢している。一方、筐体1にはミラー5の面に直交する方向でビス11を回動自在に螺合してあり、ビス11の先端はミラー他端の他方の面に当接している。
従って、このように構成したミラー角度調節機構によれば、ビス11を締める方向に回転することで、ビス11の先端でミラー5を押圧し、支持部材3を回転中心として、ミラー5の他端側を付勢部材9の付勢力に抗する方向へ回転させることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ミラーを内蔵した光学機器では、通常、ミラー面の近傍に光路空間が確保される。
しかしながら、上述した従来のミラー角度調節機構では、ミラー面に直交する方向からビスを当接しているため、光路空間の利用して、ビス回転用のドライバをミラー面と平行な方向から挿入して使用することができず、内蔵された多数の光学部品に干渉して作業性の悪い問題があった。
このような問題を解消するため、ビスを六角穴付きのビスとし、ミラー面と平行な方向から挿入したL形の六角レンチの先端を六角穴に挿入し、六角レンチをミラー面と平行な方向に往復回動させてビスを調節する機構も考えられるが、往復回動の都度、六角レンチの先端を目視困難な六角穴に挿入し直さなければならず、この機構も別の理由により作業性の悪い問題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ミラー面と平行な方向でドライバーを挿入してビスを回転させることのできるミラー角度調節機構を提供し、ミラー調節時の作業性向上を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係るミラー角度調節機構の構成は、鏡板
と、該鏡板を可動可能に遊嵌する筐体と、該筐体と前記鏡板との間に配設され前記鏡板の一方の面に圧接して前記鏡板を圧接方向に付勢する付勢部材と、円弧方向に回転自在に前記筐体に保持され一方の半径部を前記鏡板の他方の面に当接する扇形部材と、前記筐体に回転自在に支持され先端を該扇形部材の他方の半径部に当接するビスとを具備したことを特徴とするものである。
また、ミラー角度調節機構は、前記筐体に溝部を形成し、該溝部に前記扇形部材を回転自在に保持したことを特徴とするものであってもよい。
更に、ミラー角度調節機構は、前記扇形部材の円弧中心に回転軸を設け、該回転軸を支持する軸受部を筐体に設け、前記回転軸を該軸受部に挿入することで前記扇形部材を前記筐体に回転自在に保持したものであってもよい。
【0005】
このように構成したミラー角度調節機構では、筐体に扇形部材を回転可能に遊嵌し、扇形部材の一方の半径部を鏡板に当接されるするとともに、この扇形部材の他方の半径部に鏡板と平行な方向でビスを当接することで、鏡板に平行な方向の押圧力を鏡板に垂直な方向の押圧力に変換でき、ビスを回転させるためのドライバの挿入方向が鏡板と平行な方向になる。
また、筐体に溝部を形成し、この溝部に扇形部材を回転自在に保持したミラー角度調節機構では、扇形部材を溝部に収容するのみで、扇形部材が回転自在に筐体に保持され、扇形部材の回転構造が簡素になる。
更に、扇形部材の円弧中心に回転軸を設け、この回転軸を介して扇形部材を筐体に回転自在に保持したミラー角度調節機構では、扇形部材と溝部内壁との摩擦抵抗が小さくなり、ビスの回転トルクが小さくなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るミラー角度調節機構の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るミラー角度調節機構の第一実施形態をミラーと平行な方向から視た側面の断面図、図2は図1のB矢視図である。筐体21には支持部材23を立設してあり、支持部材23はミラー25の一端をミラー面と平行な回転中心回りで回転自在に支持している。筐体21にはミラー25と平行な溝部27を形成してあり、溝部27はミラー25の下縁をミラー面に垂直な方向に可動可能に遊びを持たせて収容(遊嵌)している。溝部27の内壁とミラー25との間には板バネ又はコイルバネなどからなる付勢部材29を配設してあり、付勢部材29はミラー他端の一方の面に圧接してミラー25を圧接方向に付勢している。
【0007】
溝部27には、ミラー25を挟み付勢部材29の反対側に扇形部材31を収容してある。扇形部材31を収容した溝部27の上面開口は、蓋部材33により閉鎖してある。従って、溝部27に収容された扇形部材31は、一方の半径部31aがミラー25に当接し、他方の半径部31bが蓋部材33に対向して配置される。蓋部材33にはミラー面と平行な方向でビス35を回転自在に螺合してあり、ビス35の先端は扇形部材31の他方の半径部31bに当接している。
【0008】
このように構成したミラー角度調節機構では、不図示のドライバをミラー25と平行な方向から挿入し、ビス35を締める方向に回転すると、ビス35の先端が突出し、扇形部材31の他方の半径部31bを押圧する。他方の半径部31bが押圧された扇形部材31は、溝部27内で円弧方向に回転し、一方の半径部31aでミラー25を押圧する。扇形部材31に押圧されたミラー25は、支持部材23を回転中心として、他端側が付勢部材29の付勢力に抗して回転する。
また、ビス35を緩める方向へ回転すると、扇形部材31の他方の半径部31bからビス35の先端が後退し、付勢部材29の弾性復帰力によりミラー25を介して扇形部材31が元の位置へ押し戻され、この結果ミラー25が再び元の回転角度の位置へ戻されることになる。
【0009】
このように、上述のミラー角度調節機構によれば、筐体21に形成した溝部27に扇形部材31を回転可能に収容し、扇形部材31の一方の半径部31aをミラー25に当接するとともに、この扇形部材31の他方の半径部31bにミラー25と平行な方向でビス35を当接したので、ミラー25に平行な方向の押圧力をミラー25に垂直な方向の押圧力に変換することができ、従って、ビス35を回転させるためのドライバの挿入方向をミラー25と平行な方向にすることができる。この結果、光学部品の密集していない光路空間を利用してドライバによる調節作業が行え、作業性を向上させることができる。
また、この実施形態によるミラー角度調節機構は、扇形部材31を溝部27に収容するのみで、扇形部材31を回転自在に保持するため、扇形部材31の回転構造を簡単なものにすることができる。
【0010】
次に、本発明に係るミラー角度調節機構の第二実施形態を図3〜図5に基づき説明する。図3は本発明に係るミラー角度調節機構の第二実施形態をミラーと平行な方向から視た側面の断面図、図4は図3のC矢視図、図5は扇形部材の回動構造を示す分解斜視図である。なお、図1、図2に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し重複する説明は省略するものとする。
この実施形態によるミラー角度調節機構は、扇形部材51の円弧中心に回転軸53を設けてある。また、扇形部材51を収容する溝部55の両側壁には、回転軸53を回転自在に支持する軸受部57(図5参照)を凹設してある。従って、扇形部材51は、回転軸53を軸受部57に挿入することで、回転軸53を中心に回転自在に溝部55に収容される。他の構成は、上述の第一の実施形態と同様である。
【0011】
この実施形態によるミラー角度調節機構によれば、上述の第一の実施形態と同様に、ドライバの挿入方向をミラー25と平行な方向にすることができるので、調節作業の作業性を向上させることができるのに加え、扇形部材51を回転軸53を介して筐体21に支持したので、扇形部材51と溝部55内壁との摩擦抵抗が小さくなり、ビス35の回転トルクを小さくすることができ、更に作業性を向上させることができる。
【0012】
なお、上述した第一、第二の実施形態では、ミラー25の一端を支持部材23により支持した場合を例に説明したが、本発明に係るミラー角度調節機構は、支持部材23を用いず、ミラー25の二箇所又は三箇所を付勢部材29と扇形部材31(又は扇形部材51)とにより保持するものであってもよい。そして、二組の付勢部材29及び扇形部材31を用いてミラー25の二箇所を保持すれば、ミラー25を二方向に回転調節することができる。また、三組の付勢部材29及び扇形部材31を用いてミラー25の三箇所を保持すれば、ミラー25を平行移動させることもできるようになる。
【0013】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るミラー角度調節機構によれば、筐体に扇形部材を回転可能に収容し、扇形部材の一方の半径部を鏡板に当接するとともに、この扇形部材の他方の半径部に鏡板と平行な方向でビスを当接したので、ビスを回転させるドライバの挿入方向を鏡板と平行な方向にすることができ、ドライバによる調節作業性を向上させることができる。
また、筐体に溝部を形成し、この溝部に扇形部材を回転自在に保持したミラー角度調節機構によれば、扇形部材を溝部に収容するのみで、扇形部材を回転自在に保持でき、扇形部材の回転構造を簡単なものにできる。
更に、扇形部材の円弧中心に回転軸を設け、この回転軸を介して扇形部材を筐体に回転自在に保持したミラー角度調節機構によれば、扇形部材と溝部内壁との摩擦抵抗が小さくなり、ビスの回転トルクを小さくして更に作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミラー角度調節機構の第一実施形態をミラーと平行な方向から視た側面の断面図である。
【図2】図1のB矢視図である。
【図3】本発明に係るミラー角度調節機構の第二実施形態をミラーと平行な方向から視た側面の断面図である。
【図4】図3のC矢視図である。
【図5】扇形部材の回動構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来のミラー角度調節機構をミラーと平行な方向から視た側面の断面図である。
【図7】図6のA矢視図である。
【符号の説明】
21 筐体
25 ミラー(鏡板)
27,55 溝部
29 付勢部材
31,51 扇形部材
35 ビス
53 回転軸
57 軸受部

Claims (3)

  1. 鏡板と、
    該鏡板を可動可能に遊嵌する筐体と、
    該筐体と前記鏡板との間に配設され前記鏡板の一方の面に圧接して前記鏡板を圧接方向に付勢する付勢部材と、
    円弧方向に回転自在に前記筐体に保持され一方の半径部を前記鏡板の他方の面に当接する扇形部材と、
    前記筐体に回転自在に支持され先端を該扇形部材の他方の半径部に当接するビスと
    を具備したことを特徴とするミラー角度調節機構。
  2. 前記筐体に溝部を形成し、該溝部に前記扇形部材を回転自在に保持したことを特徴とする請求項1記載のミラー角度調節機構。
  3. 前記扇形部材の円弧中心に回転軸を設け、該回転軸を支持する軸受部を筐体に設け、前記回転軸を該軸受部に挿入することで前記扇形部材を前記筐体に回転自在に保持したことを特徴とする請求項1記載のミラー角度調節機構。
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