JP3984929B2 - VoIPシステム、VoIPサーバ、及びマルチキャストパケット通信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、VoIPシステム、VoIPサーバ、及びクライアント、並びにマルチキャストパケット通信方法に関し、とくにページング(一斉放送)やMOH(Music On Hold:保留音)などの送信データをマルチキャストパケットとして送信するVoIPシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネットで使われているIP(Internet Protocol)ネットワーク(IP網)を利用して音声通話を可能にするVoIP(Voice on IP)システムが知られている。VoIPシステムは、一例として、VoIPサーバと、複数のクライアントとをIPネットワーク上に通信可能に接続した構成で、VoIPサーバによる制御の基で複数のクライアント間でIPパケットに分解された音声データを媒介にして音声通話を可能にしたものである。
【0003】
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、以下のものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−230774号公報
【特許文献2】
特開平04−192955号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例のVoIPシステムでは、IPネットワーク上に一斉放送されるページングのデータや、音声通話時の保留操作でその旨を知らせるMOH(保留音)データなどの送信データをマルチキャストパケットとして送信する場合、次のような問題が想到される。
【0006】
例えば、ページングの場合には、ページングを行う側のクライアントは、ページングを受信する側のクライアントがマルチキャストパケットを受信可能か否かに関わらず、全てのクライアントに対し一律にページングの送信データをマルチキャストパケットとして送信していた。または、ページング受信対象のクライアント毎にユニキャストパケットとして送信していた。
【0007】
また、MOHの場合も、MOHデータ受信者のマルチキャストパケットの受信可否に関わらず、VoIPサーバがマルチキャストでMOHの音声パケットを送信していた。または、クライアントそれぞれに内部音源を持たせることでユーザにMOHを聞かせていた。
【0008】
従って、マルチキャストパケットをルーティングできないルータの配下に配置されたクライアント等、何れかの要因でマルチキャストパケットを受信できないネットワーク環境下に存在するクライアントは、他のクライアントやVoIPサーバからマルチキャストパケットとして送信されたページングやMOHの送信データを受信することができなかった。
【0009】
上記VoIPシステムにおけるマルチキャストパケット通信の問題は、ページングやMOHに限らず、3者以上での通話(会議通話)やストリーミングなどの場合でも同様であった。
【0010】
本発明は、VoIPシステムを用いてページングやMOHなどの送信データをマルチキャストパケットとして送信する場合、マルチキャストパケットを受信できないクライアントに対しても、その送信データを受信できるようにサポート可能なVoIPシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、マルチキャストを受信できないクライアントを自動判別し、判別されたクライアントに対してマルチキャスト以外の受信方法として、ユニキャストで送信するか、またはクライアントの内部音源を用いるかの方法を使用することにより、ページングやMOHなどをサポートできるようにしたことにある。
【0012】
本発明は、このような着想の基に完成されたものである。
【0013】
すなわち、本発明にかかるVoIPシステムは、IPネットワークに接続されるVoIPサーバと、前記VoIPサーバに前記IPネットワークを介して通信可能に接続される複数のクライアントとを備え、前記複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間で前記IPネットワークを介して音声通話を行えるようにしたVoIPシステムにおいて、前記複数のクライアントは、所定の送信データを特定のマルチキャストアドレス宛のマルチキャストパケットとして、複数の宛先クライアントに向けて送信する第1のマルチキャスト送信手段と、前記マルチキャストパケットを前記VoIPサーバから送信するように所定の要求メッセージを前記VoIPサーバに送るマルチキャスト送信要求手段とを有し、前記VoIPサーバは、前記マルチキャスト送信要求手段により前記クライアントから送られてくる前記要求メッセージを受信したときに前記マルチキャストパケットを前記複数の宛先クライアントに向けて送信する第2のマルチキャスト送信手段と、前記第1又は前記第2のマルチキャスト送信手段により前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別する判別手段と、前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように前記第1又は前記第2のマルチキャスト送信手段を制御する送信制御手段とを有し、前記判別手段は、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とする。
【0016】
前記送信制御手段は、前記判別手段による判別結果を登録するテーブルと、該テーブルに登録された該判別結果に基づいて前記判別手段を行わずに前記送信制御手段を動作させる手段を有してもよい。
【0017】
前記送信データは、ページングにより一斉放送されるデータであってもよい。
【0018】
前記送信データは、前記音声通話の際の保留操作に伴い送出すべき保留音データであってもよい。
【0019】
前記VoIPサーバは、前記宛先クライアントが前記保留音データの内部音源を有する場合、該宛先クライアントに対し該内部音源の再生要求を送る手段をさらに有し、前記クライアントは、前記再生要求を受けたときに、前記内部音源を再生する手段をさらに有してもよい。
【0020】
また、本発明にかかるVoIPサーバは、複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間でIPネットワークを介して音声通話を行えるようにしたVoIPシステムで用いるVoIPサーバにおいて、前記送信元クライアントから送られてくるマルチキャストパケット送信用の要求メッセージを受信したときに所定の送信データをマルチキャストパケットとして複数の宛先クライアントに向けて送信するマルチキャスト送信手段と、前記マルチキャスト送信手段又は前記送信元クライアントにより前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別する判別手段と、前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように前記マルチキャスト送信手段又は前記送信元クライアントを制御する送信制御手段とを有し、前記判別手段は、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とする。
【0022】
さらに、本発明にかかるVoIPシステムのマルチキャストパケット通信方法は、IPネットワークに接続されるVoIPサーバと、該VoIPサーバに前記IPネットワークを介して通信可能に接続される複数のクライアントとを備え、前記複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間で前記IPネットワークを介して音声通話を行えるようにした構成において、前記複数のクライアントが、所定の送信データを特定のマルチキャストアドレス宛のマルチキャストパケットとして、複数の宛先クライアントに向けて送信するステップと、前記複数のクライアントが、前記マルチキャストパケットを前記VoIPサーバから送信するように所定の要求メッセージを前記VoIPサーバに送るステップと、前記VoIPサーバが、前記クライアントから送られてくる前記要求メッセージを受信したときに前記マルチキャストパケットを前記複数の宛先クライアントに向けて送信するステップと、前記VoIPサーバが、該VoIPサーバ又は前記クライアントにより前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するステップと、前記VoIPサーバが、前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように制御するステップとを有し、
前記判別ステップは、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態にかかるVoIPシステム、VoIPサーバ、及びクライアント、並びにマルチキャストパケット通信方法を添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成を示す。
【0024】
図1に示すVoIPシステムは、IPネットワーク2上に構築されるもので、VoIPサーバ1と、このVoIPサーバ1に通信可能に接続される複数のクライアントC1〜C5と、マルチキャストに対応したルータ(以下、「マルチキャストルータ」と呼ぶ)MR1及びマルチキャストに対応していないルータR1とを備え、VoIPサーバ1による呼制御の基で、IPネットワーク2を介し各クライアントC1〜C5間で音声通話が可能となっている。
【0025】
上記クライアントC1〜C5のうち、3つのクライアントC1〜C3は、VoIPサーバ1と同一のIPネットワーク2を成すサブネット上に接続される。またクライアントC4は、マルチキャストルータMR1の配下にあるIPネットワーク2を成す他のサブネット上に接続される。さらにクライアントC5は、マルチキャストに対応していないルータR1の配下にあるIPネットワーク2を成す他のサブネット上に接続される。
【0026】
図2及び図3は、VoIPサーバ1の構成例を示す。
【0027】
VoIPサーバ1は、例えばSIPサーバ、H.323サーバ等のサーバ・コンピュータが適用され、ハードウェア構成上、例えば図2に示すように、IPネットワーク2に接続される通信インターフェース11と、OS(オペレーティング・システム)やVoIPサーバとして機能するためのプログラムを保持する記憶装置12と、この記憶装置13の呼制御プログラムを実行し全体動作を制御する制御装置(CPU)14とが含まれる。
【0028】
このうち、記憶装置12には、例えば図3に示すように、OS121と、IPパケットによるデータ通信を制御する通信プロトコルスタック122と、クライアントのステータスや情報を登録するデータベース(登録テーブル)123と、クライアント間での音声通話手順(発呼、着呼など)を定めたH.323、SIP(Session Initiation Protocol)、MEGACO(Media Gateway Control Protocol)(H.248)等の呼制御プロトコル124や本発明のマルチキャストパケット通信方法の処理手順を定めたサーバプログラム125などの制御プログラムと、MOH音源126と、MOH音源126のデータを通信インターフェース11から送出する音声データに変換(エンコード)するCODEC(コーデック)127とを有する。
【0029】
VoIPサーバ1は、上記構成及びそのプログラム制御により、クライアントC1〜C5を登録(レジスト)し、それぞれの呼制御を行う機能や、MOHをマルチキャストまたはユニキャストで送出する機能のほか、いづれかのクライアントがマルチキャストパケットの送出をしようとするとき、受信対象のクライアントに対してマルチキャストパケットの受信が可能か否かをテストし、受信できないクライアントには、ユニキャスト(MOHの場合は内部音源でも良い)での送出を促すメッセージを送出する機能(後述参照)を有する。
【0030】
上記機能により、VoIPサーバ1は、クライアントC1〜C5から登録要求があった場合、それを受付けそれぞれの呼処理を行ったり、MOHをマルチキャストまたはユニキャストで送出したり、クライアントがページングまたは保留の要求をした場合、その受信対象者がマルチキャストを受信可能かを判別するためのマルチキャストを送出したりする。
【0031】
図4〜図6は、クライアントC1の構成例を示す。他のクライアントC2〜C5もこれと同様の構成である。
【0032】
クライアントC1は、例えば汎用PC(パーソナル・コンピュータ)、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、専用IP電話機等のクライアント・コンピュータが適用され、ハードウェア構成上、例えば図5に示すように、IPネットワーク2に接続される通信インターフェース21と、OSやVoIPサーバ1からの命令やユーザの操作によって通話や音声・動画の送受信を制御するクライアントプログラムなどの制御プログラムや制御データを格納した記録装置22と、この記憶装置22のクライアントプログラムを実行し全体動作を制御する制御装置(CPU)23と、音声・動画を入出力するヒューマンインターフェース24とが含まれる。
【0033】
このうち、記憶装置22は、図5に示すように、OS221と、IPパケットによるデータ通信を制御する通信プロトコルスタック222と、本発明のマルチキャストパケット通信方法のクライアント側の処理手順を定めたクライアントプログラム223などの制御プログラムと、ヒューマンインターフェース24から入力されたデータを変換(エンコード)し、通信インターフェース21から受信した音声・動画データをクライアントC1で再生可能なデータに変換(デコード)する機能を持つCODEC224とを有する。また、記憶装置22には、MOHをローカルに発生するためのMOH内部音源225を持つ場合もある。
【0034】
ヒューマンインターフェース24は、図6に示すように、マイク等の音声入力装置241、スピーカ等の音声出力装置242、カメラ等の動画入力装置243、モニタ等の動画出力装置244などの入出力装置を有する。これら入出力装置は、例えばUSB(Universal Serial Bus)のハンドセットや、PC内蔵のマイクやスピーカでも適用できる。
【0035】
このうち、VoIPサーバ1と同一のサブネット上に接続された3つのクライアントC1〜C3は、上記構成及びそのプログラム制御により、該サブネットを介しVoIPサーバ1へのクライアント登録を行なう機能や、それぞれのクライアントまたはVoIPサーバ1からのマルチキャストパケットを直接受信する機能等を有する。
【0036】
また、クライアントC4は、上記構成及びそのプログラム制御により、マルチキャストルータMR1を介してVoIPサーバ1へのクライアント登録を行なう機能や、マルチキャストルータMR1との間で、IGMP(Internet Group Management Protocol)に従い通信を行い、特定のマルチキャストグループに参加することにより、クライアントC1〜C3またはVoIPサーバ1からのマルチキャストパケットを受信する機能等を有する。ここで、IGMPは、RFC1112、RFC2236(IGMPV2)、RFC3376(IGMP V3)に規定されているマルチキャストグループへの参加や離脱を制御するプロトコルである。
【0037】
例えば、VoIPサーバ1がMOHを特定マルチキャストアドレス、例えば、239.255.1.1宛に配信している場合、通常、マルチキャストルータMR1は、239.255.1.1宛てのパケットを、その配下にあるクライアントC4がいるサブネットにはルーティングしない。クライアントC4がこのMOHを受信したい場合、マルチキャストルータMR1に対しこのマルチキャストグループへの参加を知らせる必要がある。この際、用いられるプロトコルが、IGMPである。マルチキャストルータMR1は、その配下に特定のマルチキャストグループへ参加しているクライアントが存在するかどうかを確認するために、IGMPに従い、定期的にIGMPクエリを送信しており、この場合、クライアントC4は、このIGMPクエリに応答して、IGMPリポートをMR1に返す。これにより、マルチキャストルータMR1は、その配下に該マルチキャストグループの参加者が存在することが分かるので、239.255.1.1宛てのパケットをクライアントC4が配置されたサブネットにルーティングする。このようにして、クライアントC4は、VoIPサーバ1が配信するMOHを受信できるようになる。
【0038】
さらに、クライアントC5は、上記構成及びそのプログラム制御により、ルータR1を介してVoIPサーバ1へのクライアント登録を行なう機能を有するが、ルータR1がマルチキャストに対応していないため、クライアントC1〜C3またはVoIPサーバ1からのマルチキャストパケットを受信することはできない。
【0039】
マルチキャストルータMR1は、IPパケットに対する既知のルーティング機能のほか、上述したIGMPに従う通信を実行することでその配下にあるクライアント(図1ではC4)が特定のマルチキャストグループに参加しているものである場合、当該クライアントにマルチキャストパケットをルーティングする機能を有する。
【0040】
ルータR1は、IP公知のルーティング機能を有するが、マルチキャストルータMR1とは異なり、VoIPサーバ1が配置されたIPネットワーク2、すなわちサブネットを越えて、マルチキャストパケットをルーティングする機能を持っていない。つまり、このルータR1の配下にあるクライアント(図1の例ではC5)は、VoIPサーバ1が存在するサブネットから送られてくるマルチキャストパケットを、ルータR1を介して受信することができないことを意味する。
【0041】
次に、本実施形態の動作について、図7から図15を参照して説明する。
【0042】
図7に示すフローチャートは、VoIPサーバ1のプログラム制御により、また図8及び図9に示すフローチャートは、クライアントC1〜C5のプログラム制御により実行されるものである。図10〜図14に示すシーケンス図は、VoIPサーバ1とクライアントC1〜C5との間で送受信される各種メッセージの流れを時系列に示すものである。図15は、代表的なメッセージのフォーマット例を示す。
【0043】
ここでは、VoIPサーバ1には、クライアントC1〜C5が登録されているものとする。
【0044】
最初に、音声通話時の保留操作に伴うMOHをIPネットワーク2上でマルチキャストパケットとして送信する場合について説明する。
【0045】
まず、図10に示すように、クライアントC1とC2が互いに通話状態にあるときに、クライアントC1が保留操作を行った場合、クライアントC1は、制御装置23のプログラム制御により、IPネットワーク2経由で、VoIPサーバ1に対し保留要求メッセージのパケットを送信する(図10のステップS1)。
【0046】
VoIPサーバ1は、上記保留要求メッセージのパケットを受信すると(図7のステップF1)、これに応答して、クライアントC1の相手先であるクライアントC2がマルチキャストを受信可能か否かを判別するため、あらかじめ設定された判別用マルチキャストグループに参加しているクライアント全てに向けて、、テストメッセージのパケットをマルチキャストアドレス宛のパケット(マルチキャストパケット)として送信する(図7のステップF2、図10のステップS2、図15のマルチキャストテスト要求参照)。
【0047】
ここで、判別用マルチキャストグループに参加しているクライアントは、VoIPサーバ1に登録されたクライアント全てに対応する。すなわち、本例の場合、クライアントC1〜C5の全てが参加している。VoIPサーバ1は、ここで登録されたクライアント全てが上記マルチキャストアドレス宛のパケットであるメッセージを受信しているものとみなして処理を行なう。なお、マルチキャストルータMR1(この場合、IGMPクエリアとなりうる)配下にあるクライアントC4の場合、このマルチキャストグループに参加するための設定は、IGMPクエリ及びIGMPレポートにて行なう。それ以外のクライアントは、上記マルチキャストアドレス宛てのパケットを受信するのみでも可能である。
【0048】
図15は、上記テストメッセージを含む代表的なメッセージのフォーマット例を示す。図15に示すメッセージは、上記マルチキャストアドレス(図示していない)のほか、メッセージの種類を一意に識別するための「メッセージID」、制御内容を識別するための「コマンドID」、どのクライアントに対して(どのクライアントからの)制御かを識別するための「クライアントID」等から構成される。「クライアントID」は、本フォーマット例ではIPアドレスになっているが、クライアント名などでも良い。また、本発明を実現するには図15に示すフォーマットに限定されるものではなく、既存の呼制御プロトコル(例えば、MGACOなど)のメッセージフォーマットを独自に拡張しても良い。マルチキャストアドレスは、例えば239.255.1.1等、所定のIPアドレス範囲内に設定される。
【0049】
次いで、上記テストメッセージ(図15のマルチキャストテスト要求参照)に対し、クライアントC2は、判別用マルチキャストアドレスのパケットを受信可能であるので、その応答メッセージ(図15のマルチキャストテスト応答参照)をVoIPサーバ1に送信する(図10のステップS3、図8のステップF11〜F13)。
【0050】
このとき、VoIPサーバ1は、クライアントC2からの応答を一定時間待ちその応答があったか否かを判断する(図7のステップF3)。本例では、クライアントC2はマルチキャストパケットを受信可能であるため、VoIPサーバ1は、一定時間内にその応答を受信し、これにより相手先であるクライアントC2がマルチキャストパケット受信可能と判断し(図7のステップF3:YES)、その結果を受けて、制御装置13のプログラム制御により自身のMOH音源126のデータをCODEC127でエンコードして、通信インターフェース11を介し、マルチキャストパケットとしてIPネットワーク2経由でクライアントC2に送信する(図7のステップF4、図10のステップS4)。
【0051】
クライアントC2は、上記MOHのマルチキャストパケットを通信インターフェース21を介し受信すると(図8のステップF14)、制御装置23のプログラム制御によりCODEC224にてデコードし、ヒューマンインターフェース24の音声出力装置242から音声出力する。
【0052】
上記VoIPサーバ1からのMOH送信中に、クライアントC1が保留停止操作を行った場合、VoIPサーバ1に保留停止メッセージを送信し、これにより、VoIPサーバ1はクライアントC2へのMOH送信を停止する(図10のステップS5)。
【0053】
また、上記VoIPサーバ1からのMOH送信中に、図10に示すように例えば通話状態にある他のクライアントC3とC4のうち、クライアントC4が保留操作を行った場合(図10のステップS6)は、クライアントC3はVoIPサーバ1から送信されている同一のマルチキャストパケットによりMOHを受信する(図10のステップS7)。また、上記MOH送信停止時(図10のステップS5)に、クライアントC3がMOHの受信を継続している場合、VoIPサーバ1は、クライアントC3に対するMOH送信を停止しないで継続する。
【0054】
上記に対し、図11に示すようにクライアントC1とC5が通話状態にあるときに、クライアントC1が保留操作を行った場合、クライアントC1は、上記と同様、VoIPサーバ1に対しIPネットワーク2経由で保留要求メッセージを送信する(図11のステップS11)。
【0055】
VoIPサーバ1は、上記保留要求メッセージを受信すると(図7のステップF1)、相手先クライアントC5に上記のテストメッセージをマルチキャストパケットとして送信する(図2のステップF2、図11のステップS12)。
【0056】
クライアントC5は、上記クライアントC2とは異なり、ルータR1配下のサブネット上に存在するため該ルータR1を介しマルチキャストパケットを受信できない(図8のステップF12:NO)。
【0057】
従って、VoIPサーバ1は、クライアントC5からのテストメッセージに対する応答を一定時間内に受信できず、タイムアウトによりクライアントC5はマルチキャストパケット受信不可と判断し(図11のステップS13)、クライアントC5に対しては、制御装置13のプログラム制御により、MOHのデータをマルチキャストパケットではなく、ユニキャストパケットとして通信インターフェース11を介しIPネットワーク2経由で送信する(図7のステップF5、図11のステップS14)。
【0058】
クライアントC5は、上記MOHのユニキャストパケットを通信インターフェース21を介し受信すると(図8のステップF19)、制御装置23のプログラム制御によりCODEC224にてデコードし、ヒューマンインターフェース24の音声出力装置242から音声出力する。
【0059】
その後、上記VoIPサーバ1からのMOH送信中に、クライアントC1が保留停止操作を行った場合、VoIPサーバ1に保留停止メッセージを送信し、これにより、VoIPサーバ1はクライアントC2へのMOH送信を停止する(図11のステップS15)。
【0060】
上記の図11に示す例では、クライアントC5は、内部音源としてMOH音源225を持っていない場合を想定している(図8のステップF15:NO)。
【0061】
これに対し、図12に示すように、クライアントC5が内部保留音源を持つ場合、上記と同様にクライアントC1の保留操作に伴い保留要求メッセージが送信され(図12のステップS21)、これに応答してVoIPサーバ1は、テストメッセージのマルチキャストパケットを送信し(図12のステップS22)、これに対しクライアントC5からの一定時間内の応答がなくタイムアウトによりクライアントC5はマルチキャストパケット受信不可と判断した後(図12のステップS23)、クライアントC5に対して、上記ユニキャストでのMOH送信に代えて、内部保留音再生要求(図15の内部保留音開始要求参照)を送信する(図12のステップS24)。
【0062】
クライアントC5は、上記内部保留音再生要求を受信すると(図8のステップF15:YES)、制御装置23のプログラム制御により、内部音源である自身のMOH音源225のデータをヒューマンインターフェース24の音声出力装置242から内部保留音として再生する(図8のステップF16)。
【0063】
その後、クライアントC1が保留を停止すると(図12のステップS25)、VoIPサーバ1は、クライアントC5に対して、内部保留音停止要求(図15の内部保留音停止要求参照)を送信する(図12のステップS26)。
【0064】
クライアントC5は、上記内部保留音停止要求を受信すると(図8のステップF17、YES)、制御装置23のプログラム制御により、上記内部保留音の再生を停止する(図8のステップF18)。
【0065】
次に、IPネットワーク2上で一斉放送されるページングのデータをマルチキャストパケットとして送信する場合について説明する。
【0066】
まず、図13、図14に示すようにクライアントC1がVoIPサーバ1に登録しているクライアント(図13のC2、C3、図14のC5)に対してページング操作を行った場合、クライアントC1は、VoIPサーバ1に対して、ページング要求メッセージを送信する(図13のステップS31、図14のステップS41、図7のステップS1)。
【0067】
VoIPサーバ1は、上記ページング要求メッセージを受信すると(図7のステップF1)、ページング相手先のクライアントC2、C3、C5にテストメッセージのマルチキャストパケットを送信する(図7のステップF2、図13のステップS32、図14のステップS42)。
【0068】
VoIPサーバ1は、上記クライアントC2、C3、C5からの応答を一定時間待ちその応答の有無を判断する(図7のステップF3)。このとき、クライアントC2、C3はマルチキャスト受信可能なので応答メッセージを送信するが(図13のS33、S34、図9のステップF22:YES、F23)、クライアントC5はマルチキャスト受信不可のため応答メッセージを送信できない(図9のステップF22:NO)。
【0069】
よって、VoIPサーバ1は、クライアントC2、C3からの応答メッセージを一定時間内に受信し、該クライアントC2、C3に関してはマルチキャスト受信が可能と判断するが(図7のステップF3:YES)、クライアントC5からの応答メッセージは一定時間内に受信できずタイムアウトし、該クライアントC5に関してはマルチキャスト受信が不可と判断する(図14のステップS43、図7のステップF3:NO)。
【0070】
上記判断結果から、VoIPサーバ1は、ページング要求したクライアントC1に対し、クライアントC5に対してはマルチキャストパケットではなくユニキャストパケットでの送信を要求する(図14のステップS44)。これにより、クライアントC1は、ページングのデータをクライアントC2、C3に対してはマルチキャストパケットとして送信すると共に(図7のステップF4、図13のステップS35)、クライアントC5に対してはユニキャストパケットとして送信する(図7のステップF5、図14のステップS45)。
【0071】
その結果、上記クライアントC1から送信されるページングのデータを、クライアントC2、C3は、マルチキャストパケットとして、またクライアントC5は、ユニキャストパケットとして、それぞれ受信する(図9のステップF24、F25)。
【0072】
その後、クライアントC1は、VoIPサーバ1にページングの停止を要求する(図13のステップS36、図14のステップS46)。
【0073】
従って、本実施形態によれば、VoIPサーバ1がクライアントがマルチキャス受信可能か自動判別し、マルチキャスト受信不可能なクライアントに対して、マルチキャスト以外での受信方法を用意することにより、マルチキャストでのページングやMOHなどをサポート可能なVoIPシステムを構築できる。
【0074】
とくに、MOHの場合、リソースの問題でクライアント毎に複数のMOH音源を持たせたくない場合、サーバがMOH音源を持ちそれらを特定のグループ毎にマルチキャストで配信することができる。この場合、マルチキャストなのでユニキャストに比べ帯域は節約できる。この効果は、音声に限らず、むしろ動画などの通信帯域をより多く消費するものほど顕著となる。例えば、MOHで動画をサポートする場合や、自動応答で動画をサポートする場合等である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、前述の第1の実施形態(図7)に比べ、図16に示すVoIPサーバ1側の処理を参照すると、マルチキャストパケットの受信が可能か否かの判別結果をVoIPサーバ1に登録しておく処理(図16のステップF35、F37)と、その登録があるかないかの判断を行う処理(図16のステップF32)を有する点で異なる。この点は、クライアント側の処理も同様である(図8、図17参照)。
【0075】
ここでは、ページングの場合の動作について、前述の図1、図13、図14に加え、図16〜図19を参照して説明する。ここで、クライアントC1〜C3、C5は、VoIPサーバ1に登録されている。
【0076】
図13、図14に示すように、クライアントC1がVoIPサーバ1に登録しているクライアント(この場合C2、C3、C5)に対してページング操作を行った場合、クライアントC1は、VoIPサーバ1に対して、ページング要求メッセージを送信する(図13のステップS31、図14のステップS41)。
【0077】
VoIPサーバ1は、クライアントC1からのページング要求メッセージを受信すると(図16のステップF31)、ページング相手先C2、C3、C5のマルチキャスト受信可否に関する判別登録があるか検索する(図16のステップF32)。この時点では、まだ判別結果は未登録であるため(図16のステップF32:NO)、VoIPサーバ1は、ページング相手先のクライアントC2、C3、C5にテストメッセージをマルチキャストパケットとして送信する(図16のステップF33、図13のステップS32、図14のステップS42)。
【0078】
VoIPサーバ1は、ページング相手先のクライアントC2、C3、C5からのテストメッセージに対する応答を一定時間待ち、その応答有無を判断する(図16のステップF34)。このとき、クライアントC2、C3はマルチキャストパケットを受信可能なので応答メッセージを送信するが(図13のステップS33、S34、図17のステップF61、F62:NO、F63:YES、F64)、これに対しクライアントC5はマルチキャストパケットを受信不可のため(図17のステップF61、F62:NO、F63:No)、その応答を一定時間内に受信できずタイムアウトし(図14のステップS43)、VoIPサーバ1は、クライアントC5に関してはマルチキャスト受信不可と判断する。
【0079】
これにより、VoIPサーバ1は、クライアントC2、C3に関しマルチキャスト受信可能であることを登録し(図16のステップF35)、クライアントC5に関しマルチキャスト受信不可であることを登録する(図16のステップF37)。
【0080】
そして、VoIPサーバ1は、ページング要求したクライアントC1に対して、クライアントC5へのユニキャスト送信を要求する(図14のステップS44)。これに応答して、クライアントC1は、ページングのデータをマルチキャスト(図16のステップF36、図13のステップS35)およびクライアントC5へユニキャストで送信する(図16のステップF38、図14のステップS45)。
【0081】
次に再び、クライアントC1がVoIPサーバ1に登録しているクライアントに対してページング操作を行った場合、クライアントC1はVoIPサーバ1に対して、ページング要求メッセージを送信する(図16のステップF31、図18のステップS51、図19のS61)。
【0082】
VoIPサーバ1は、ページング相手先のクライアントC2、C3、C5のマルチキャスト受信可否に関する判別登録があるか検索する(図16のステップF32)。このとき、クライアントC2、C3、C5に関する判別結果は、上記処理にて既に登録済みなので、VoIPサーバ1は、ページング要求したクライアントC1に対して、クライアントC5へのユニキャストパケットでの送信を要求する(図19のステップS62)。これにより、クライアントC1は、ページングのデータを、クライアントC2、C3に対してはマルチキャストパケットとして送信すると共に(図16のステップF36、図18のステップS52)、クライアントC5に対してはユニキャストパケットで送信する(図16のステップF38、図19のステップS63)。
【0083】
その結果、上記クライアントC1から送信されるページングのデータに関して、クライアントC2、C3は、マルチキャストパケットとして受信し(図17のステップF62:YES、F67:YES、F65)、クライアントC5は、ユニキャストパケットとして受信する(図17のステップF62:YES、F67:NO、F66)。
【0084】
なお、上記では、ページングの場合の動作を説明しているが、MOHの場合もこれと同様である。図20は、MOHの場合のクライアント側の処理(ステップ41〜S51参照)を示す。このクライアント側の処理では、前述した図8の処理と比べると、マルチキャストパケットの受信が可能か否かの判別結果をVoIPサーバ1に登録し、その登録有無の判断を行う処理に対応したクライアント側の処理(図17のステップF62、F67)が付加されている点以外は、同様である。
【0085】
従って、本実施形態によれば、上記実施形態と同様の効果に加え、保留時でも同様に適用可能でマルチキャスト受信可能かの登録情報を利用して保留毎に判別を省略できるようになる。判別結果の登録は、クライアントが再度VoIPサーバ1に登録されるまで継続して利用可能である。または、クライアントのIPアドレスが変更されるまで判別結果を継続して利用しても良い。
【0086】
また、本実施形態は、既にマルチキャスト受信可能かの判別済みのクライアントに対しては、前回の判別結果を登録してあるので再びテストを行わずにMOHやページングをサポートできるという新たな効果も有する。
【0087】
なお、上記実施形態では、マルチキャストパケットとして、ページングのデータとMOHデータを送信する場合を説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば3者以上での通話(会議通話)やストリーミングなどでも適用可能である。
【0088】
また、上記実施形態では、クライアントが内部音源を持たない場合の処理と持つ場合の処理を説明しているが、これはVoIPシステム全体でクライアントが内部音源を持たない、或いは持つ場合を前提にしている。これに対し、VoIPシステム内で内部音源を持つクライアントと持たないクライアントを混在させる場合は、クライアントがVoIPサーバに登録(レジスト)される際に、その付加情報としてMOH内部音源の有無をVoIPサーバに通知することにすれば、VoIPサーバがその付加情報を登録テーブルに登録しておき、クライアントからの保留要求メッセージを受けたときに該登録テーブルを基に相手先クライアントが内部音源をもつかどうかを判別できるようになる。
【0089】
なお、本発明は、代表的に例示した上述の実施形態に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変更例や変形例も本発明の権利範囲に属するものである。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、VoIPシステムを用いてページングやMOHなどの送信データをマルチキャストパケットとして送信する場合、マルチキャストパケットを受信できないクライアントに対しても、その送信データを受信できるようにサポート可能なVoIPシステム、VoIPサーバ、及びクライアント、並びにマルチキャストパケット通信方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略ブロック図である。
【図2】VoIPサーバの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図3】VoIPサーバの記憶装置内に格納されるソフトウエア構成を示す概略図である。
【図4】クライアントの内部構成を示す概略ブロック図である。
【図5】クライアントの記憶装置内に格納されるソフトウエア構成を示す概略図である。
【図6】クライアントのヒューマンインターフェースの構成を示す概略図である。
【図7】VoIPサーバの処理動作を示す概略フローチャートである。
【図8】MOHに関するクライアント側の処理動作を示す概略フローチャートである。
【図9】ページングに関するクライアント側の処理動作を示す概略フローチャートである。
【図10】MOHデータをマルチキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図11】MOHデータをユニキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図12】MOHデータの代わりに内部保留音再生要求を送る場合のシーケンス図である。
【図13】ページングのデータをマルチキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図14】ページングのデータをユニキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図15】メッセージのフォーマット例を説明する図である。
【図16】第2実施形態にかかるVoIPサーバの動作手順を示す概略フローチャートである。
【図17】第2実施形態にかかるページングに関するクライアント側の処理動作を示す概略フローチャートである。
【図18】マルチキャストテスト結果の登録後にページングのデータをマルチキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図19】マルチキャストテスト結果の登録後にページングのデータをユニキャストパケットとして送信する場合のシーケンス図である。
【図20】第2実施形態にかかるMOHに関するクライアント側の処理動作を示す概略フローチャートである。
【符号の説明】
1 VoIPサーバ
2 IPネットワーク
11 通信インターフェース
12 記憶装置
13 制御装置(CPU)
21 通信インターフェース
22 記憶装置
23 制御装置(CPU)
24 ヒューマンインターフェース
121 OS
122 通信プロトコルスタック
123 サーバプログラム
124 呼制御プログラム
125 サーバプログラム
126 MOH音源
127 CODEC
221 OS
222 通信プロトコルスタック
223 クライアントプログラム
224 CODEC
241 音声入力装置(マイク)
242 音声出力装置(スピーカ)
243 動画入力装置(カメラ)
244 動画出力装置(モニタ)
C1〜C5 クライアント
MR1 マルチキャストルータ
R1 ルータ
Claims (10)
- IPネットワークに接続されるVoIPサーバと、
前記VoIPサーバに前記IPネットワークを介して通信可能に接続される複数のクライアントとを備え、
前記複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間で前記IPネットワークを介して音声通話を行えるようにしたVoIPシステムにおいて、
前記複数のクライアントは、
所定の送信データを特定のマルチキャストアドレス宛のマルチキャストパケットとして、複数の宛先クライアントに向けて送信する第1のマルチキャスト送信手段と、
前記マルチキャストパケットを前記VoIPサーバから送信するように所定の要求メッセージを前記VoIPサーバに送るマルチキャスト送信要求手段とを有し、
前記VoIPサーバは、
前記マルチキャスト送信要求手段により前記クライアントから送られてくる前記要求メッセージを受信したときに前記マルチキャストパケットを前記複数の宛先クライアントに向けて送信する第2のマルチキャスト送信手段と、
前記第1又は前記第2のマルチキャスト送信手段により前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別する判別手段と、
前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように前記第1又は前記第2のマルチキャスト送信手段を制御する送信制御手段とを有し、
前記判別手段は、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とするVoIPシステム。 - 前記送信制御手段は、前記判別手段による判別結果を登録するテーブルと、該テーブルに登録された該判別結果に基づいて前記判別手段を行わずに前記送信制御手段を動作させる手段を有することを特徴とする請求項1記載のVoIPシステム。
- 前記送信データは、ページングにより一斉放送されるデータであることを特徴とする請求項1又は2記載のVoIPシステム。
- 前記送信データは、前記音声通話の際の保留操作に伴い送出すべき保留音データであることを特徴とする請求項1又は2記載のVoIPシステム。
- 前記VoIPサーバは、前記宛先クライアントが前記保留音データの内部音源を有する場合、該宛先クライアントに対し該内部音源の再生要求を送る手段をさらに有し、
前記クライアントは、前記再生要求を受けたときに、前記内部音源を再生する手段をさらに有することを特徴とする請求項4記載のVoIPシステム。 - 複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間でIPネットワークを介して音声通話を行えるようにしたVoIPシステムで用いるVoIPサーバにおいて、
前記送信元クライアントから送られてくるマルチキャストパケット送信用の要求メッセージを受信したときに所定の送信データをマルチキャストパケットとして複数の宛先クライアントに向けて送信するマルチキャスト送信手段と、
前記マルチキャスト送信手段又は前記送信元クライアントにより前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別する判別手段と、
前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように前記マルチキャスト送信手段又は前記送信元クライアントを制御する送信制御手段とを有し、
前記判別手段は、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とするVoIPサーバ。 - 前記送信制御手段は、前記判別手段による判別結果を登録するテーブルと、該テーブルに登録された該判別結果に基づいて前記判別手段を行わずに前記送信制御手段を動作させる手段を有することを特徴とする請求項6記載のVoIPサーバ。
- 前記送信データは、前記音声通話の際の保留操作に伴い送出すべき保留音データであり、
前記宛先クライアントが前記保留音データの内部音源を有する場合、該宛先クライアントに対し該内部音源の再生要求を送る手段をさらに有することを特徴とする請求項6又は7記載のVoIPサーバ。 - IPネットワークに接続されるVoIPサーバと、該VoIPサーバに前記IPネットワークを介して通信可能に接続される複数のクライアントとを備え、前記複数のクライアントのうちIPパケットを送信する送信元クライアント及びそのIPパケットを受信する宛先クライアント間で前記IPネットワークを介して音声通話を行えるようにしたVoIPシステムのマルチキャストパケット通信方法において、
前記複数のクライアントが、所定の送信データを特定のマルチキャストアドレス宛のマルチキャストパケットとして、複数の宛先クライアントに向けて送信するステップと、
前記複数のクライアントが、前記マルチキャストパケットを前記VoIPサーバから送信するように所定の要求メッセージを前記VoIPサーバに送るステップと、
前記VoIPサーバが、前記クライアントから送られてくる前記要求メッセージを受信したときに前記マルチキャストパケットを前記複数の宛先クライアントに向けて送信するステップと、
前記VoIPサーバが、該VoIPサーバ又は前記クライアントにより前記マルチキャストパケットが送信されるとき、前記複数の宛先クライアントが前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別する判別ステップと、
前記VoIPサーバが、前記判別結果により該マルチキャストパケットの受信不可と判別された宛先クライアントに対し前記送信データをユニキャストパケットして送信するように制御するステップとを有し、
前記判別ステップは、所定のテストメッセージをマルチキャストパケットとして前記複数の宛先クライアントに送信し、その応答有無に応じて前記マルチキャストパケットを受信可能か否かを判別するものであることを特徴とするVoIPシステムのマルチキャストパケット通信方法。 - 前記送信データは、前記音声通話の際の保留操作に伴い送出すべき保留音データであり、
前記VoIPサーバが、前記宛先クライアントが前記保留音データの内部音源を有する場合、該宛先クライアントに対し該内部音源の再生要求を送るステップと、
前記クライアントが、前記再生要求を受けたときに、前記内部音源を再生するステップとをさらに有すること特徴とする請求項9記載のVoIPシステムのマルチキャストパケット通信方法。
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