JP3984390B2 - プラズマディスプレイパネルのリブ修正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネルのリブ修正方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量であること、さらに鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
【0003】
一般のPDPの構造を説明する。PDPでは、2枚の対向するガラス基板に規則的に複数の電極列を設け、対向する基板上の電極列を直交させて配置する。各ガラス基板をリブを介して固定してセルと呼ばれる放電空間を形成して、この間にネオン、キセノン等を主体とするガスを封入する。そして、これらの電極間に所定の電圧を印加し、セル内で放電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を行うようにしている。そして、情報表示をするためには、規則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
現在実用化段階に入ったAC型PDPでは、特開平5−205642号や特開平5−299022号等が知られている。なお、DC型PDPにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造を有する点でAC型PDPと相違するが、その放電効果は同じである。
【0004】
PDPのリブ形成方法としては、以下に述べる3種類のリブ形成方法があり、基本的には、いずれの方法でもPDP用のガラス基板上にリブ形成材料をパターニングしてリブを形成した後、所定の温度で焼成する方法が採られている。
第1のリブ形成方法は、ガラス基板上にリブ形成材料をリブパターン形状にスクリーン印刷にて複数回繰り返して重ね印刷して所要の高さに積み上げ、乾燥させるスクリーン印刷法である。この後、焼成する。
第2のリブ形成方法は、ガラス基板上にリブ形成材料に研磨剤を吹き付けてリブパターン形状を加工するサンドブラスト法である。この後、焼成する。
第3のリブ形成方法は、リブパターン形状を有するリブ形成用の型材にリブ形成材料を充填してガラス基板上に転写する転写法である。この後、焼成する。
このようなリブ形成方法では、PDPのリブ形成の時にPDPの全領域においてリブに欠損部がないものを得ることは困難であった。これがPDP製造において製造品質の向上や生産効率の向上に対して障害になっていた。
【0005】
PDPではリブの欠損部が蛍光体の混色や誤放電の原因となる。この為、リブに欠損部がないことが望まれているが、現状では欠損部を発生させないリブ形成方法がない。しかも、AC型PDPが現在実用化段階に入った為、PDP製造において製造品質の向上や生産効率の向上が強く望まれている。
リブの欠損部の発生要因は、比較的大きめの有機成分の粒子、塵、繊維等がリブ内に含まれ焼成時に焼失してしまうため欠損部ができると考えられる。しかしながら、発生要因は明確ではない。この為、種々のリブの修正が試みられているが、適切な修正方法が確立されていないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、PDPのリブに発生した欠損部を修正するプラズマディスプレイパネルのリブ修正方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のプラズマディスプレイパネルのリブ修正方法は、リブを焼成した後、リブに発生した欠損部にリブ形成用材料を充填し、乾燥させた後に、前記欠損部に充填した前記リブ形成用材料を整形加工して、再度焼成するもので、且つ、前記整形加工は、研磨テープでリブ頂部面を整形加工することを特徴とするものである。
そして、この場合、リブの欠損部へリブ形成用材料を針で充填することが望ましい。
また、レーザカッターでリブ側面を整形加工をすることが、さらに望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として1例を挙げて説明する。まず、本発明で修正されたリブを用いたAC型PDPの構造について図1に基づいて説明する。続いて、前記AC型PDPの背面板にリブを形成する方法について図2に基づいて説明する。そして、前記リブの欠損部を修正するリブ修正方法について図3〜図8に基づいて説明する。
【0009】
初めに、本発明で修正されたリブを用いたAC型PDPの構造について図1に基づいて説明する。図1は、本発明に係わるプラズマディスプレイパネルの一構成例(AC型PDP)をその前面板と背面板とを離間した状態を示す構造図である。前面板としてガラス基板21、背面板としてガラス基板11とが互いに平行に設けられ、ガラス基板11上に形成したリブ14(障壁又は隔壁とも呼ぶ)により、2枚のガラス基板は一定の間隔に保持される。
【0010】
前面板となるガラス基板21の背面側には、ITO等の透明電極で広幅に形成される放電維持電極22と、導電率の高い金属薄膜(Cr/Cu/Cr)等の金属電極で不透明であるが狭幅に形成されるバス電極23とで構成される複合電極が1対、互いに平行に形成される。この1対を表示電極X、Yと呼ぶ。この構成により表示光の遮光性を極力抑えて面放電領域を広げて発光効率を高めることができる。そして、この表示電極X、Yを覆って、誘電体層24が形成されており、さらにその上にMgO(酸化マグネシウム)を成分とする膜として保護層が形成されている。誘電体層6及び保護層7はともに透光性を有している。
【0011】
また、背面板となるガラス基板11上には、前記前面板の表示電極X、Yと直交するように、直線状のアドレス電極12が互いに平行に形成されており、このアドレス電極12を覆うように誘電体層13が形成される。そして、この誘電体層13上に直線状のリブ14を形成する。前記アドレス電極12は前記直線状のリブ14の間に形成された形となる。ここで、前記誘電体層13を用いることでリブ14の壁面と底面の電荷の蓄積状態を制御することができる。さらに各リブ14の間には蛍光体層15(ここでは赤色(R)、青色(B)、緑色(G)の3色がある)が設けられている。この蛍光体層15は、前記直線状のリブ14の長さ方向に沿って連続的に設けられている。
【0012】
このAC型PDPの前面板の表示電極X、Y間に交流電圧を印加し、放電させる場合、交流電圧の為電界の向きは周波数に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫外線により蛍光体15を発光させ、前面板を透過する光を観察者が認識できるものである。
また、図1に示すもの以外に、ガラス基板11の一面に下地層を設けて、その上にアドレス電極12を設けた構造として電極形成を行いやすくしてもよい。
【0013】
ここで図1には、1例ではあるが、リブの欠損部を修正した跡としてリブ修正個所7がある。リブの焼成後に欠損部があっても、リブに発生した欠損部にリブ形成用材料を充填し、前記欠損部に充填した前記リブ形成用材料を整形加工して、再度焼成して修正する為、蛍光体の混色、誤放電の原因とならないようにできる。しかも、リブ形成用材料を充填した欠損部はリブの形状に整形加工される為、この箇所に形成される蛍光体の量が少なく塗布されることがない。勿論、逆に多く塗布されることがないようにもできる。この為、蛍光体の発光輝度がこの部分だけ大きく異なることがなくなる。
【0014】
仮に、リブが欠損した状態のままだと、隣接する蛍光体、ここでは赤色(R)、緑色(G)とが混ざり、混色する。また、放電により生じる紫外線が欠損部から漏れて隣接する蛍光体を発光させる。また、隣接する表示電極を誤放電させる可能性がある。
【0015】
次に、AC型PDPの背面板にリブを形成する方法について図2に基づいて説明する。図2に示すように、ガラス基板11上にアドレス電極12を形成し、これを覆うように誘電体層13を形成してある。図2は、直線状のアドレス電極12や直線状のリブ14と直交する方向で切断した断面図となる。
【0016】
図2(a)に示すように、このガラス基板上にリブ形成材料140を全面に塗布する。ここで用いる塗布装置は、ブレードコーター、ダイコーター、ロールコーター等で行えばよい。
【0017】
図2(b)に示すように、リブ形成材料140の塗布面上にサンドブラスト加工に耐性を有するサンドブラストマスク30を所定のパターンで形成する。このパターン形成はスクリーン印刷等で行ってもよい。又、サンドブラスト加工に耐性を有する感光性レジストを全面に塗布してフォトリソグラフィー技術で所定のパターンを形成して前記サンドブラストマスク30としてもよい。前記感光性レジストはドライフィルムレジストでもよい。ここで、フォトリソグラフィー技術で形成したサンドブラストマスク30の方が高精細なパターンを形成できる。
【0018】
図2(c)に示すように、ガラスビーズ、アルミナ粉末等の研磨材31を高圧空気を用いて噴射するサンドブラスト加工によりリブ形成材料140を前記サンドブラストマスク30に従って、所定の形状に加工する。概ねであるが、図示するように前記リブの断面形状は略台形形状となるように形成する。このように形成することにより、リブ上に形成された蛍光体の発光時にできるだけ効率よく観察者側へ光を反射できるようにしてある。
【0019】
図2(d)に示すように、不要となった前記サンドブラストマスク30を剥離材等により除去する。そして、残留している剥離材や塵等を水洗して除去した後、エアナイフで水切りを行う。この後、焼成することでリブ14の有機成分のみ除去して無機成分を残してリブ14を形成する。この時に、比較的大きめの有機成分の粒子、塵、繊維等がリブ14内に含まれていると焼成時に焼失してしまうためリブ14に欠損部ができると推測している。
【0020】
前記リブの欠損部を修正するリブ修正方法について図3〜図8に基づいて説明する。図3〜図8は、ガラス基板11の誘電体層13上に形成された直線状のリブ14の一端側を拡大している斜視図である。この箇所には、1例としてリブの欠損部1がある状態を示している。
【0021】
図3には、ガラス基板11はPDPの背面板であり、このガラス基板11の上に誘電体層13が形成され、そして、誘電体層13の上にリブ14が形成されている斜視図が示される。この1例では欠損部1はくさび型をしているが、この形状に限られるわけではない。リブ頂部面141がほぼお椀状に欠損している場合もある。また、リブ側面142が片側面のみほぼ円柱状に欠損している場合もある。もちろん、リブの欠損部1としては種々の形状が発生する。
【0022】
図4には、発生したリブの欠損部1に対して、リブ形成用材料2を塑性変形しにくい弾性体の先端に載せてリブの欠損部1に充填する斜視図が示される。ここで用いた塑性変形しにくい弾性体としては、ベリリウム・銅の合金材で製造された針3(BeCu合金製針とも呼ぶ)を用いた。
【0023】
前記針3を塑性変形しにくい弾性体とした理由について以下に述べる。リブ形成用材料2を前記針3の先端に載せてリブの欠損部1に充填する時に、針3の先端がリブ14に接触し、リブ14が破損してしまう事がないように接触しても曲がりやすい弾性体を用いた。また、接触した針3が曲がった状態のままだと充填作業を継続して実施しにくい為、塑性変形しにくい材料を選択したのである。
【0024】
図5では、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2を乾燥させた後に、リブ頂部面141に研磨テープ4で整形加工する斜視図が示される。ここでは、図示しない顕微鏡を覗きながら人が研磨テープ4を手で保持して正常なリブ頂部面141からリブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2の上部を削り取る。このようにして1〜3回程度の研磨を行うと、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2の盛り上がりがなくなり、正常なリブ頂部面141と同じ面となる。この結果、図6に示すように修正した欠損部の頂部面61と、欠損部に充填したリブ形成用材料2の両側面へのはみ出し部の頂部面21とが正常なリブ頂部面141と同じ面となる。ここでは人手で研磨を実施しているが、研磨装置で研磨してもよい。もちろん、研磨位置情報に基づいて所定位置に研磨装置を移動させて研磨装置で自動研磨してもよい。
【0025】
図6では、図5での頂部面の研磨が完了した状態であり、リブの欠損部1の両側面へのはみ出し部として残ったリブ形成用材料2を、リブ側面142と同じ面となるように、図示していないレーザカッターからのレーザー光5で整形加工する斜視図が示される。
【0026】
図6では、図示していないレーザカッターからのレーザー光5の焦点を除去したい面に合わせる。レーザー光を照射したくない面又は除去したくない面をマスクして除去したい面のみをレーザー光5で照射する。これにより除去したい面のみ除去できる。このようにして、欠損部に充填したリブ形成用材料2の両側面へのはみ出し部の頂部面21(最上面)を除去できる。同様にして上部面から順次焦点を合わせて除去したい面のみにレーザー光5を照射して除去することを繰り返す。この結果、リブの断面形状である略台形形状に沿いながら、欠損部に充填したリブ形成用材料2の両側面へのはみ出し部のみを除去できる。そして、図7に示すように、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2の盛り上がりがなくなり、修正した欠損部の側面62が正常なリブの側面142と同じ面となる。
【0027】
図7では、整形加工された斜視図が示される。リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2の上部と両側面における盛り上がりを整形加工した結果、修正した欠損部の頂部面61が正常なリブ頂部面141と同じ面となる。また、修正した欠損部の側面62が正常なリブの側面142と同じ面となる。このように整形加工される為、この箇所に形成される蛍光体の量が少なく塗布されることがない。勿論、逆に多く塗布されることがないようにもできる。この為、蛍光体の発光輝度がこの部分だけ大きく異なることがなくなる。
【0028】
図8では、ガラス基板11の誘電体層13上に形成された直線状のリブ14の一端側を拡大した斜視図であり、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2を整形加工した後、焼成したものである。ここで焼成した後、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2を整形加工する方法も考えられ実施してみたが、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2の有機成分がすべて焼失しており固くなっているために整形加工に多くの時間がかかった。したがって、リブを焼成した後、リブに発生した欠損部の修正方法としては、前記欠損部にリブ形成用材料を充填し、前記リブ形成用材料を整形加工して、再度焼成することが望ましい。
【0029】
【実施例】
以下本発明の実施例について説明する。
【0030】
先ず、リブ14の欠損部1(図3)に、修正するためのリブ形成用材料2を、BeCu合金製針3を使って、充填する(図4)。BeCu合金製針3は弾性に富み、塑性変形しにくいため、リブの欠損部1にリブ形成用材料2を充填する精密な作業では作業効率を向上することができる。
ここで用いたBeCu合金製針を以下に示す。
品名 BeCu−0.2−4−2(株式会社東京カソード研究所製)
寸法 直径0.2mm、長さ40mm
【0031】
次いで、リブの欠損部1に充填したリブ形成用材料2(図5)に対して、作業者が手に持った研磨テープ4で研磨し、リブ頂部面141と面の高さが揃い、且つ、平滑な整形加工部となった面、すなわち、修正した欠損部の頂部面61を得る(図6)。この場合、修正したい箇所に直接、研磨テープ4が接触するため、迅速に整形加工することが可能である。すなわち、研磨テープを1往復させただけで研磨が可能であった。
【0032】
ここで用いた研磨テープを以下に示す。
品名 AX1200(株式会社富士写真フィルム製)
メッシュ #1200
研磨粒材質 Al2O3(平均粒径12μm)
テープ材質 ポリエステル(膜厚75μm)
【0033】
また、リブの欠損部1の両側面へのはみ出し部として残ったリブ形成用材料2(図6)を作業者が手に持った研磨テープ4でリブ側面142と同じ面に整形加工することはかなり難しい。この為、リブ側面142と同じ面となるように、図示していないレーザカッターからのレーザー光5で整形加工する(図6)。レーザーは、YAGレーザを用いて、光学レンズを介して焦点を合わせ、除去したい面を設定した後、前記はみ出し部に照射する。これと同様にして、上部面から順次焦点を合わせて除去したい面のみにレーザー光5を照射し焼いて除去することを繰り返す。この結果、リブの断面形状である略台形形状に沿いながら、欠損部に充填したリブ形成用材料2の両側面へのはみ出し部のみを除去できる。これにより、リブの欠損部1の両側面へのはみ出し部として残ったリブ形成用材料2の研削・除去ができる(図7)。
【0034】
ここで用いたレーザカッターを以下に示す。
品名 厚膜用マイクロレーザーリペア(YR−3HNF)
(株式会社清和光学製作所製)
レ−ザ波長 1.064μm(Nd:YAGレーザ 出力45mj(最大))
【0035】
このようにしてリブの欠損部の修正が完了したPDPのガラス基板を焼成することでプラズマディスプレイ用の背面板となるガラス基板11を得る(図8)。
尚、このようにして、リブの欠損部を修正した背面板を用い、実際にPDPを作製してみたが、修正箇所において、蛍光体の混色、誤放電は見られなかった。
【0036】
【発明の効果】
PDP用のガラス基板上のリブに欠損部がある場合、本発明のリブ修正方法により、欠損部の効率的な修正を可能にする。かつ、PDP用のガラス基板上のリブとして実用に耐えるリブを得ることを可能にする。
すなわち、欠損部を修正することにより、蛍光体の混色、誤放電等を発生させないようにできる。また、整形加工することにより、蛍光体の発光輝度を所望の範囲に保てる。また、リブの欠損部をリブ形成用材料で充填し、再度焼成する前に整形加工することにより、修正時間が短時間で済む。作業効率がよい。
なお、リブの欠損部へリブ形成用材料を充填する際は、塑性変形しにくい弾性体として針を使用する為、より作業効率がよい。また、リブの欠損部にリブ形成用材料を充填した後の整形加工については、リブ頂部面は研磨テープで、リブ側面はレーザカッターでそれぞれ実施する為、より作業効率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプラズマディスプレイパネルの一構成例(AC型PDP)をその前面板と背面板とを離間した状態を示す構造図である。
【図2】サンドブラスト法にてリブを形成する方法を説明する図
【図3】欠損部のあるリブを説明する図
【図4】ベリリウム・銅の合金材で製造された針で欠損部にリブ形成用材料を塗布する説明図
【図5】欠損部に塗布したリブ形成用材料を研磨テープで研磨する説明図
【図6】欠損部に塗布したリブ形成用材料をレーザー光で研削・除去する説明図
【図7】整形加工されたリブを説明する図
【図8】整形加工された後、焼成したリブを説明する図
【符号の説明】
1 リブの欠損部
2 リブ形成用材料
3 ベリリウム・銅の合金材で製造された針
4 研磨テープ
5 レーザー光
11、21 プラズマディスプレイ用ガラス基板
12 アドレス電極
13 誘電体層
14 リブ
141 リブ頂部面
142 リブ側面
Claims (3)
- プラズマディスプレイパネルのリブの欠損部を修正する方法であって、リブを焼成した後、リブに発生した欠損部にリブ形成用材料を充填し、乾燥させた後に、前記欠損部に充填した前記リブ形成用材料を整形加工して、再度焼成するもので、且つ、前記整形加工は、研磨テープでリブ頂部面を整形加工することを特徴とするリブ修正方法。
- 請求項1において、リブの欠損部へリブ形成用材料を針で充填することを特徴とするリブ修正方法。
- 請求項1ないし2のいずれか1項において、レーザカッターでリブ側面を整形加工することを特徴とするリブ修正方法。
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