JP3980922B2 - 内容記述データ作成システムおよびコンピュータが実行するためのプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,内容記述データ作成システムおよびコンピュータが実行するためのプログラムに関し、詳細には、スポーツの試合の内容記述データを作成する内容記述データ作成システムおよびコンピュータが実行するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)といった携帯式(モバイル式)の情報端末装置(携帯端末)の普及がめざましい。試験的に運用されている次世代の携帯端末の中には、最大384Kpsというネットワーク帯域でテキストや静止画像ばかりでなく、動画像の受信が可能なものがある。このような携帯端末は、さらに、今後音声読み上げなどの高度な機能が実装可能になると考えられている。
【0003】
ところで、携帯端末を利用して、野球やサッカーといったスポーツの試合速報を配信するサービスが現在行われている。現在行われているサービスは、サービスの提供者が、例えば「1回裏、チームG:3得点−チームC:1得点、チームG、T選手のタイムリーヒットによりチームGが逆転」といった文字列を得点の取得といった事象の発生、あるいはイニング終了といったタイミングに応じて作成する。そして、作成された文字列を、利用者の携帯端末にメールとして送信するというものである。上記したサービスによれば、利用者は、移動中であっても試合の状況を知ることができる。
【0004】
また、近時、スポーツの試合のダイジェストシーンのみを編集したダイジェスト映像を携帯端末に配信するダイジェスト映像配信サービスが提案されている。この場合、映像と併せて映像を説明するための付加的な情報(試合状況の説明等)を配信することにより、利用者にとってより付加価値の高いサービスを提供することが可能となる。
【0005】
映像を説明するための付加的な情報を作成するためには、映像を説明する内容記述データ(メタデータ)が使用される。従来、操作者は、映像を見ながら、直接、内容記述データを入力していたため、内容記述データの作成が煩わしくかつ時間を要するため、リアルタイムに近い処理を行うことができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で短時間かつ正確に、スポーツの試合に関する内容記述データを作成することが可能な内容記述データ作成システムおよびコンピュータが実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決して、本発明の目的を達成するために、本発明は、スポーツの試合の内容記述データを作成する内容記述データ作成システムにおいて、出場選手名と、各選手名毎にそれぞれ対応させて設けられ前記スポーツの試合の各種イベントを各々選択するためのイベントボタンと、前記イベントボタンとは独立して各選手名と対応させることなく設けられ前記スポーツの試合の各種イベントを選択するための共通イベントボタンとを、同一の画面に表示する表示手段と、前記イベントボタン及び共通イベントボタンを選択するための入力手段と、前記スポーツの試合上の時間を計測する時刻計測手段と、前記入力手段で選択されたイベントボタンに対応するイベントおよび選手名、ならびに、当該イベントボタンが選択されたときの前記スポーツの試合上の時間を含む内容記述データを生成する内容記述データ生成手段と、を備え、前記入力手段により前記イベントボタンが選択されると、対応するイベント及び選手名が入力されると共に当該選手の選択状態を維持し、続けて前記共通イベントボタンが選択されると対応するイベント及び前記選択状態にある選手名が入力されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記入力画面では、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右または上下に対称となる位置に表示されていることが望ましい。
【0009】
また、本発明の好ましい態様によれば、前記入力画面に表示される選手のうち、イベントを行う可能性のない選手に対応する前記イベントボタンを前記入力手段による選択ができないように設定可能としたことが望ましい。
【0010】
また、本発明の好ましい態様によれば、コンピュータがプログラムを実行することにより、本発明の内容記述データ作成システムの各手段を実現することが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明にかかる内容記述データ作成システムおよびコンピュータが実行するためのプログラムの好適な実施の形態を、(情報処理システムの全体構成)、(試合内容記述データ作成部、映像内容記述データ作成部の各部、および映像加工部の基本ハードウエア構成)、(情報処理システムの全体動作フロー)、(内容記述データ入力処理)の順に詳細に説明する。なお、本実施の形態の情報処理システムでは、サッカーの試合の映像配信サービスを行う場合を一例に挙げて説明する。
【0012】
なお、本明細書において、「イベント」とは、管理する必要のある試合中の事象をいい、「代表イベント」とは、イベントの中で特に重要なものをいい、「詳細イベント」とは、代表イベントに近接するイベントのことをいう。イベントは、属性情報(時刻、選手、イベント種類等)で定義され、イベントは属性情報(時刻、選手、イベント種類等)をタグ形式で記述する内容記述データにより記述される。
【0013】
(情報処理システムの全体構成)
図1は、本発明にかかる情報処理システムの構成を示す図である。図1に示す情報処理システムは、サッカーの試合を見ながらサッカーの試合全体について内容記述データを試合内容記述データとして作成する試合内容記述データ作成部100、提供されるサッカーの試合を提供コンテンツ(ダイジェスト映像:サッカーの試合のダイジェスト映像からなる数分程度の映像)の映像シーンを説明するための内容記述データを映像内容記述データとして作成する映像内容記述データ作成部200、試合内容記述データ、映像内容記述データ、およびダイジェスト映像等に基づいて、携帯端末500に配信するための配信コンテンツを作成し、作成した配信コンテンツを配信サーバ400にアップロードする映像加工部300、映像加工部300でアップロードされた配信コンテンツを携帯端末500に配信する配信サーバ400、携帯電話、PHS、およびPDAからなる携帯端末500とで構築されている。
【0014】
試合内容記述データ作成部100は、ボール位置情報取得・支配率計測部101、プレイ開始終了指示部102、代表イベント記述部103、および詳細内容記述部104・・・で構成されている。
【0015】
ボール位置情報取得・支配率計測部101は、サッカーの試合においてフィールド内のボールの位置の時間変化を示すボール位置情報を取得するとともに、ボールの支配チームの時間変化を示すボール支配情報を取得して、取得したボール位置情報およびボール支配情報を代表イベント記述部103に出力する。
【0016】
代表イベント記述部103は、サッカーの試合を見ながら、試合全体について略リアルタイムで時系列に試合記述上の代表イベントの内容記述データを作成する。試合記述上の代表イベントは属性情報(試合上の時刻、選手、イベント種類等)で定義される。代表イベント記述部103は、試合記述上の代表イベントを記述した場合は、代表イベントに近接する詳細イベントの記述を詳細内容記述部104に指示する。代表イベント記述部103は、代表イベントに対する詳細イベントの記述の指示を、複数の詳細内容記述部104に振り分けることにより、リアルタイムに近い処理を実現する。また、代表イベント記述部103は、試合記述上の代表イベントの内容記述データと詳細内容記述部104から入力される詳細イベントの内容記述データを纏めた試合内容記述データを作成し、この試合内容記述データとボール位置情報取得・支配率計測部101から入力されるボール位置情報およびボール支配情報を「試合内容」ファイルとして保存するとともに、映像内容記述データ作成部200の代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201に送出する。
【0017】
詳細内容記述部104は、代表イベント記述部103の指示に応じて、代表イベントに近接する詳細イベントの内容記述データを記述して、代表イベント記述部103に送出する。
【0018】
上記映像内容記述データ作成部200は、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201と、詳細内容記述部202・・・で構成される。
【0019】
代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201では、ダイジェスト映像(提供コンテンツ)をモニターで見ながら、時系列に映像シーンの映像記述上の代表イベントの内容記述データを作成する。映像記述上の代表イベントは属性情報(映像上の時刻、選手、イベント種類等)で定義される。代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、映像記述上の代表イベントを記述した場合は、映像記述上の代表イベントに近接する詳細イベントの記述を詳細内容記述部202に指示する。代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、映像記述上の代表イベントに対する詳細イベントの記述の指示を、複数の詳細内容記述部202に振り分けることにより、リアルタイムに近い処理を実現する。代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、代表イベントの内容記述データと詳細内容記述部104から入力される詳細イベントの内容記述データを纏めた映像内容記述データを作成して、「映像内容」ファイルとして保存する。
【0020】
また、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、イベント位置合わせ処理を実行して、代表イベント記述部103から入力される「試合内容」ファイルの試合内容記述データの試合記述上の代表イベントと「映像内容」ファイルの映像内容記述データの映像記述上の代表イベントとをリンクさせ、「内容記述」ファイルとして映像加工部300に送信する。また、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、提供されるダイジェスト映像(提供コンテンツ)を映像加工部300に送信する。
【0021】
詳細内容記述部202は、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201の指示に応じて、代表イベントの詳細イベントを記述して、代表イベント記述部103に送出する。
【0022】
映像加工部300は、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201から入力される「内容記述」ファイルおよびダイジェスト映像に基づいて、携帯端末500に配信するための配信コンテンツ(映像および映像シーンを説明するための付加的な情報(CHTML)、フォーメーションアニメ(GIF)、ボール推移図、ボール支配率表示図等)を作成して、配信サーバ400にアップロードする。配信サーバ400にアップロードされた配信コンテンツは、携帯端末500に配信される。
【0023】
(試合内容記述データ作成部および映像内容記述データ作成部の各部、ならびに映像加工部の基本ハードウエア構成)
図2は、試合内容記述データ作成部100の各部(ボール位置情報取得・支配率計測部101、プレイ開始終了指示部102、代表イベント記述部103、詳細内容記述部104)、映像内容記述データ作成部200の各部(代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201、詳細内容記述部202)、映像加工部300の基本ハードウエア構成を示す図である。
【0024】
図2において、121は操作指示を与える入力部、122は外部とデータ通信を行うためのデータ通信部、123は表示部、124は装置全体の制御を司るCPU、125は記録媒体126のデータのリード/ライトを行う記録媒体ドライブ装置、126はCPU124を動作させるプログラム等を格納した記録媒体、127はCPU124のワークエリアとして使用されるRAM、128はTV中継が可能なモニタを示している。
【0025】
上記入力部121は、カーソルキー、数字入力キーおよび各種機能キー等を備えたキーボード、マウス(座標位置入力手段)、並びに画像を読みとるスキャナ等からなる。
【0026】
上記表示部123は、CRT(Cathod Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)や、プラズマディスプレイ等により構成され、CPU124から入力される表示データに応じた表示が行われる。
【0027】
上記CPU124は、例えば、32ビットマイクロプロセッサ、他のマイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Prosessor)や、プログラマブルロジック等からなる。また、CPU124は、必ずしもシングルプロセッサである必要はなく、分散処理をするタイプのものでも良い。このCPU124は、記録媒体126に格納されているプログラムに従って、各種処理を行って装置全体を制御する中央制御ユニットである。
【0028】
上記データ通信部122は、電話回線、ISDN(Integrated Services Digital Network)、LAN(Local Area Network)や、WAN(Wide Area Network)等のネットワークに接続され、外部とデータ通信を行う。
【0029】
上記記録媒体126は、CPU124が実行可能なOSプログラムおよびアプリケーションプログラム等の各種プログラムやデータが格納されている。上述の記録媒体126は、例えば、フロッピー(R)ディスク、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、MOやPCカード等の光学的・磁気的・電気的な記録媒体からなる。記録媒体126に格納されたプログラムはネットワークを介して配信可能である。
【0030】
上記RAM127は、指定されたプログラム、入力指示、入力データおよび処理結果等を格納するワークメモリと、表示部123の表示画面に表示する表示データを一時的に格納する表示メモリとを備えている。
【0031】
モニタ128は、TV中継を受信するためのTV受信回路や映像コンテンツ(ビデオ、DVD等)を再生するための再生回路を備えており、TV中継を表示したり、映像コンテンツの再生に使用される。
【0032】
(情報処理システムの全体動作)
図1の情報処理システムの全体動作を図3の処理フローを参照して説明する。図3は、図1の情報処理システムの全体の動作の概略を説明するための処理フローを示している。
【0033】
試合内容記述データ作成部100では、ボール位置情報取得・支配率計測部101は、ボール位置取得処理を実行して、フィールド内のボールの位置の時間変化を示すボール位置情報およびボールの支配チームの時間変化を示すボール支配情報を取得する。代表イベント記述部103では、サッカーの試合を見ながら、試合全体を通じて、時系列に試合記述上の代表イベント(シュート、ゴール、間接フリーキック、直接フリーキック、イエローカード、レッドカード、退場等)の内容記述データを記述する。詳細内容記述部104は、個々の試合記述上の代表イベントに対して、その近接した詳細イベント(パス、ファール、ドリブル等)の内容記述データを記述する(ステップS1)。
【0034】
代表イベント記述部103は、試合記述上の代表イベントの内容記述データと詳細内容記述部104から入力される詳細イベントの内容記述データを纏めた試合内容記述データを作成し、この試合内容記述データとボール位置情報およびボール支配情報を「試合内容」ファイルとして、映像内容記述データ作成部200の代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201に送出する(ステップS2)。
【0035】
他方、映像内容記述データ作成部200では、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、提供コンテンツ(ダイジェスト映像)をモニタで見ながら、時系列に映像記述上の代表イベント(シュート、ゴール、間接フリーキック、直接フリーキック、イエローカード、レッドカード、退場等)の内容記述データを記述する。詳細内容記述部202は、個々の映像記述上の代表イベントに対して、その近接した詳細イベント(パス、ファール、ドリブル等)の内容記述データを記述する。
【0036】
代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、映像記述上の代表イベントの内容記述データと詳細イベントの内容記述データを纏めた映像内容記述データを作成して、「映像内容」ファイルとして保存する(ステップT1)。
【0037】
試合内容記述データは、試合を見ながら作成しているため、試合記述上の代表イベントはダイジェスト映像とはリンクしていない。すなわち、試合記述上の代表イベントとダイジェスト映像との照合がとれていない状況であるため、このままでは、配信コンテンツにおける映像の詳細な状況説明を作成することができない。
【0038】
そこで、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、イベント位置合わせ処理を実行して、代表イベント記述部103から入力される「試合内容」ファイルの試合内容記述データの試合記述上の代表イベントと、「映像内容」ファイルの映像内容記述データの映像記述上の代表イベントとをリンクさせ、「内容記述」ファイルとして映像加工部300に送信する。また、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201は、提供されるダイジェスト映像を映像加工部300に送信する(ステップT3)。
【0039】
映像加工部300は、代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201から入力される「内容記述」ファイルおよびダイジェスト映像に基づいて、携帯端末500に配信するための配信コンテンツ(映像(ASF)、および映像や試合状況を説明するための付加的な情報(CHTML)、フォーメーションアニメ(GIF)、ボール推移図、ボール支配率表示図等)を作成して、配信サーバ400にアップロードする(ステップU1)。
【0040】
配信サーバ400は、映像加工部300によりアップロードされた配信コンテンツを携帯端末500に配信する(ステップV1)。
【0041】
(内容記述データの作成処理)
試合内容記述データ作成部100の代表イベント記述部103および詳細内容記述部104・・・、ならびに、映像内容記述データ作成部200の代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部201および詳細内容記述部202では、同じ方法で内容記述データの作成が行われる。以下の説明では、詳細内容記述部104を例に挙げて説明する。
【0042】
操作者は、サッカーの試合を見ながら、詳細内容記述部104の表示部に表示される内容記述データ入力画面をマウスで操作し、詳細内容記述部104は、この操作内容に応じたイベントの内容記述データを生成する。内容記述データは、イベントを説明するためのものであり、eventype(イベント種類)、time(試合中の時刻、映像中の時刻)、player(選手名)、team(チーム名)、importance(重要度)等の属性情報からなる。
【0043】
図4は、表示部に表示される内容記述データ入力画面600の一例を示す図である。同図において、601は内容記述データの作成の開始を指示する記述開始ボタン、602は、内容記述データの作成の終了を指示する記述終了ボタン、603はイベントの重要度を入力すための重要度入力欄、604は日本のイベント入力領域、605はロシアのイベント入力領域、606は共通イベント入力欄、607は代表イベントの一覧を表示する表示欄、608は、時刻の自動入力または手動入力を選択するための時刻入力選択欄、609はモニタを操作するためのモニタ操作ボタンを示している。
【0044】
同図に示す例では、時刻入力選択欄608で自動入力が選択されている。通常、サッカーの試合を見ながら内容記述データを作成する場合には、自動入力を選択し、ダイジェスト映像を見ながら内容記述データを作成する場合には、手動入力を選択する。時刻入力選択欄608で自動入力が選択されている場合には、記述開始ボタン601が選択されると、自動的に時刻を計測する。
【0045】
日本のイベント入力領域604とロシアのイベント入力領域605は、左右対称に配置されている。日本のイベント入力領域604およびロシアのイベント入力領域605の上段には、チーム毎に共通のイベントを選択するためのボタンが表示されており、「ゴール」ボタン、「タッチを割った」ボタン、「GoalLineを割った」ボタンが表示されている。
【0046】
また、中段に、各フィールド選手名毎に、発生頻度の高いイベントを選択するためのイベントボタンが表示されており、「パスした」ボタン、「パスされた」ボタン、「シュート」ボタン、「ファールした」ボタン、「ファールされた」ボタン、「ドリブル」ボタンが表示されている。日本のイベント入力領域604では、選手名は、上からFW,MF、BK、控え選手の順に表示されている。他方、ロシアのイベント入力領域605では、上からBK,MF、FW、控え選手の順に表示されている。このように、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右で対称となる位置に表示されている。
【0047】
さらに、下段には、GKに対応させて、イベントを選択するためのボタンが表示されており、「キャッチ」ボタン、「パンチ」ボタン、および「ゴールキック」ボタンが表示されている。
【0048】
また、イベントを行う可能性のない選手(退場した、交代アウト、控え)のイベントボタンの入力を受け付けないように設定可能となっている。操作者は、控え選手については、キー入力不可を設定する。キー入力不可の設定は、選手毎に不図示のダイアログボックスで選択可能となっている。また、共通イベント入力欄606で「退場」や「交代アウト」のイベントが選択された選手は、キー入力不可が自動的に設定される。
【0049】
共通イベント入力欄606には、発生頻度の比較的低いイベントを選択するための共通イベントボタンが表示されており、「スローイン」ボタン、「直接フリーキック」ボタン、「間接フリーキック」ボタン、「コーナーキック」ボタン、「退場」ボタン、「イエロー」ボタン、「レッドカード」ボタン、「交代アウト」ボタン、「交代イン」ボタンが表示されている。共通イベント入力欄606に表示されているイベントを入力する場合は、選手名をマウスでクリックして選択した後、共通イベント入力欄606の共通イベントボタンを選択する。また、日本のイベント入力領域604およびロシアのイベント入力領域605において、選手名に対応して設けられたイベントボタンがマウスで選択されると、対応する選手名が例えば赤で識別表示され、この後、共通イベント入力欄606の共通イベントボタンを選択するとイベントの入力が可能となる。これは、イベントボタンが押下されている選手は、通常ボールを持っている可能性が高く、かつ、当該選手が次のイベントを起こす可能性が高いため、選手の選択を不要としてデータ入力の処理効率を向上させたものである。
【0050】
例えば、日本のイベント入力領域604でA1選手の「シュート」ボタンがマウスで選択されると、詳細内容記述部104は、図5(A)に示すような、選択された「シュート」ボタンに対応するイベント”シュート(shoot)”および選手名”A1選手”、ならびに「シュート」ボタンが選択された試合上の時刻を示す時刻情報”10:22”を含む内容記述データを作成する。
【0051】
また、日本のイベント入力領域604で「ゴール」ボタンが押下されると、詳細内容記述部104は、図5(B)に示すような、選択された「ゴール」ボタンに対応するイベント”ゴール(Goal)”およびチーム名”日本”、ならびに「ゴール」ボタンが選択された試合上の時刻を示す時刻情報”22:13”を含む内容記述データを作成する。
【0052】
なお、内容記述データで作成されるimportance(重要度)は、イベント毎に初期設定されており、重要度入力欄603で重要度が選択された場合は、選択された重要度が記述され、重要度入力欄603で重要度が選択されない場合は初期設定値が記述される。
【0053】
以上説明したように、各チームの各選手毎に各々イベントを選択するボタンが設けられた内容記述データ入力画面600において、操作者により、イベントボタンがマウスで選択されると、選択されたイベントボタンに対応するイベントおよび選手、ならびにボタンが選択された時刻を示す時刻情報を含む内容記述データを自動的に生成することとしたので、簡単な操作で、短時間かつ正確に内容記述データを作成ことが可能となる。
【0054】
また、内容記述データ入力画面600では、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右で対称となる位置に表示されているので、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手のイベントは連続して発生する可能性が高いため、イベントの入力操作をより迅速に行うことが可能となる。
【0055】
また、内容記述データ入力画面600には、各選手に共通のイベントを選択するための共通イベントボタンが設けられており、イベントボタンが押下されたときに、そのイベントボタンに対応する選手名が識別表示されるともに、共通イベントボタンの選択が可能となり、この後、共通イベントボタンが選択されると、選択された共通イベントボタンに対応するイベントを含む内容記述データを生成することとしたので、共通イベントボタンのイベントを入力する際に、選手を選択する必要がないため、より入力操作が簡単となる。
【0056】
また、イベントを行う可能性のない選手(退場した、交代アウト、控え)のイベントのボタンを入力不可に設定可能としたので、イベントを行う可能性のない選手を誤って選択する等の入力ミスを防止することが可能となる。
【0057】
なお、内容記述データ入力画面600では、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右で対称となる位置に表示されているが、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とを上下で対称となる位置に表示することにしても良い。
【0058】
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変形可能である。例えば、本発明は、サッカーに限られるものではなく、野球、ラグビー、アメフト、バスケットボール、テニス、およびゴルフなどの他の球技にも適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スポーツの試合の内容記述データを作成する内容記述データ作成システムにおいて、各チームを構成する選手名が各々表示されるとともに、各選手名毎に前記スポーツの試合の各種イベントを各々選択するためのイベントボタンが設けられた入力画面を表示する表示手段と、前記入力画面の前記イベントボタンを選択するための入力手段と、前記スポーツの試合上の時間を計測する時刻計測手段と、前記入力手段で選択されたイベントボタンに対応するイベントおよび選手名、ならびに、当該イベントボタンが選択されたときの前記スポーツの試合上の時間を含む内容記述データを生成する内容記述データ生成手段と、を備えることしたので、簡単な操作で、短時間かつ正確にスポーツの試合の内容記述データを作成することが可能となる。
【0060】
また、本発明によれば、前記入力画面では、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右または上下に対称となる位置に表示されていることしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手のイベントは連続して発生する可能性が高いため、イベントの入力操作をより迅速に行うことが可能となる。
【0061】
また、本発明によれば、前記入力画面には、発生頻度の低いイベントを選択するための共通イベントボタンが設けられており、前記入力手段で前記入力画面のイベントボタンが選択された場合に、当該選択されたイベントボタンに対応する選手名が識別表示され、この後、前記入力手段で前記共通イベントボタンの選択が可能となることとしたので、共通イベントボタンのイベントを入力する際に、選手を選択する必要がないため、より入力操作が簡単となる。
【0062】
また、本発明によれば、入力画面に表示される選手のうち、イベントを行う可能性のない選手に対応するイベントボタンを前記入力手段による選択ができないように設定可能としたので、イベントを行う可能性のない選手を誤って選択する等の入力ミスを防止することが可能となる。
【0063】
また、本発明によれば、コンピュータでプログラムを実行することにより、本発明の内容記述データ作成システムの各手段としてコンピュータを機能させることとしたので、簡単な操作で、短時間かつ正確にスポーツの試合の内容記述データを作成ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態にかかる情報処理システムの構成を示す図である。
【図2】 試合内容記述データ作成部の各部(ボール位置情報取得・支配率計測部、プレイ開始終了指示部、代表イベント記述部、詳細内容記述部)、映像内容記述データ作成部の各部(代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部、詳細内容記述部)、および映像加工部の基本ハードウエア構成を示す図である。
【図3】 図1の情報処理システムの全体の動作の概略を説明するための処理フローを示す図である。
【図4】 内容記述データ入力画面の一例を示す図である。
【図5】 作成される内容記述データの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 試合内容記述データ作成部
101 ボール位置情報取得・支配率計測部
102 プレイ開始終了指示部
103 代表イベント記述部
104 詳細内容記述部
200 映像内容記述データ作成部
201 代表イベント記述・イベント位置合わせ判定部
202 詳細内容記述部
300 映像加工部
400 配信サーバ
500 携帯端末
Claims (4)
- スポーツの試合の内容記述データを作成する内容記述データ作成システムにおいて、
出場選手名と、各選手名毎にそれぞれ対応させて設けられ前記スポーツの試合の各種イベントを各々選択するためのイベントボタンと、前記イベントボタンとは独立して各選手名と対応させることなく設けられ前記スポーツの試合の各種イベントを選択するための共通イベントボタンとを、同一の画面に表示する表示手段と、
前記イベントボタン及び共通イベントボタンを選択するための入力手段と、
前記スポーツの試合上の時間を計測する時刻計測手段と、
前記入力手段で選択されたイベントボタンに対応するイベントおよび選手名、ならびに、当該イベントボタンが選択されたときの前記スポーツの試合上の時間を含む内容記述データを生成する内容記述データ生成手段と、
を備え、
前記入力手段により前記イベントボタンが選択されると、対応するイベント及び選手名が入力されると共に当該選手の選択状態を維持し、続けて前記共通イベントボタンが選択されると対応するイベント及び前記選択状態にある選手名が入力されることを特徴とする内容記述データ作成システム。 - 前記入力画面では、一方のチームのオフェンスの選手と他方のチームのディフェンスの選手とが、左右または上下に対称となる位置に表示されていることを特徴とする請求項1に記載の内容記述データ作成システム。
- 前記入力画面に表示される選手のうち、イベントを行う可能性のない選手に対応する前記イベントボタンを前記入力手段による選択ができないように設定可能としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内容記述データ作成システム。
- 前記請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の内容記述データ作成システムの各手段としてコンピュータを機能させるためのコンピュータが実行するためのプログラム。
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