JP3979357B2 - Disk unit - Google Patents
Disk unit Download PDFInfo
- Publication number
- JP3979357B2 JP3979357B2 JP2003209437A JP2003209437A JP3979357B2 JP 3979357 B2 JP3979357 B2 JP 3979357B2 JP 2003209437 A JP2003209437 A JP 2003209437A JP 2003209437 A JP2003209437 A JP 2003209437A JP 3979357 B2 JP3979357 B2 JP 3979357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- state
- arm
- pin
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種コンピュータシステムなどの情報機器において、大量の情報を記録する記録媒体としての光ディスク(例えば、CD−R/RW、DVD−R/−RW/RAM/+R/+RWなど)をドライブするディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)などに内蔵されているディスク装置は、通常、ディスクを装填するディスクトレイを備えており、このディスクトレイが前進後退するように構成されている。そして、ディスクトレイに装填されたディスクは、ディスク装置の本体内でドライブされ、情報の記録または再生が行われる。
【0003】
一方、ディスクトレイを用いない方式として、いわゆるスロットイン方式のディスク装置も多く採用される傾向にあり、パソコンの薄型化、小型化に好適なものとなっている。このスロットイン方式のディスク装置は、装置本体へのディスクのロード(搬入)/アンロード(搬出)にディスクトレイを用いないため、操作者がディスクの過半をスロットに差し込むと、以後、装置本体のローディング機構が作動して自動的にロードされるようにしている。
【0004】
図40ならびに図41は、従来のスロットイン方式のディスク装置におけるローディング機構の構成および動作態様を示すものである。同図に示す構成においては、ディスクDを操作者が挿入すると、ディスクDは第1の揺動体100の先端のピン100aおよび左右のガイド体101・102、そして途中から第2の揺動体103の先端のピン103aにより高さ方向と左右位置を規制されながら図40に示す位置まで到達する。
【0005】
このとき、第1の揺動体100はディスクDにより先端のピン100aが押されて矢印100A方向に回転し、また、第2の揺動体103もディスクDにより先端のピン103aが押されて矢印103A方向に回転する。そして、スイッチレバー104が第2の揺動体103の端部に押されて矢印104A方向に回転し、検出スイッチ105を作動する。
【0006】
前記検出スイッチ105が作動すると駆動手段106が始動し、第1のスライド部材107の矢印107A方向への移動が開始される。この第1のスライド部材107と第2のスライド部材108は、各先端がスライド連結部材109で連結され、このスライド連結部材109がピン110で揺動可能に枢支されているので、第1のスライド部材107の後退に同期して第2のスライド部材108が矢印108A方向に前進する。
【0007】
このようにして、第1のスライド部材107が後退を開始すると、第1の揺動体100は矢印100B方向に回転し、これにより第1の揺動体100の先端のピン100aがディスクDをディスク位置決め部材111のピン111a・111bに当接するまで矢印107A方向へ搬送する。
【0008】
このとき、第2の揺動体103のピン103aは矢印103A方向に回転するので、第2の揺動体103のピン103aは、第1の揺動体100の先端のピン100aと同期してディスクDを支持したまま矢印103A方向に移動し、ディスクDがディスク位置決め部材111のピン111a・111bに当接した後は、ディスクDから僅かに離れた位置まで回転する。
【0009】
以上は装置内部へディスクDを搬入する場合のローディング機構の動作態様であるが、ディスクDを装置外部へ搬出する場合のローディング機構は、前述と逆の動作態様となる。即ち、ディスクDが装置内部で定位置にあるとき、アンロードの指示にもとづき、駆動手段106が逆転方向に始動されると、第1のスライド部材107が矢印107B方向に前進を開始し、スライド連結部材109に連結されている第2のスライド部材108が同期して矢印108B方向に後退を開始する。これにより、第1の揺動体100は矢印100A方向に、そして第2の揺動体103は矢印103B方向に回転するので、各々の先端のピン100a・103aによりディスクDが支持されて装置外部へ搬出されることになる。
【0010】
このような構成において、装置内部へ搬入されたディスクDは、定位置で上下動するクランプヘッド112にクランプされるようにしてある。このクランプヘッド112は、スピンドルモータ114の駆動軸に固定されたターンテーブル113と一体化されており、さらに前記スピンドルモータ114は、フレーム部材115に配設され、このフレーム部材115を昇降機構により上下動するようにしている(例えば、特許文献1)。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−117604号
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された従来のディスク装置においてディスクDを装置外部へ搬出する場合、まず、フレーム115が上下動し、クランプヘッドからディスクDのクランプ解除が行われ、該ディスクDは第2の揺動体103による装置外部への搬出が開始される。この時点においては、スピンドルモータ114への電源が遮断された直後であるため、クランプ解除されたディスクDは惰性による回転が継続しており、静止した状態にはならない。
【0013】
このような状態で搬出されてくるディスクは、ベゼルのスロットから回転しながらポップアウトすることになるため、その記録面を傷付ける可能性があり、記録データの保護からも好ましいものではなかった。また、回転しながらディスクがポップアウトすることは、完全に静止状態になるまでディスクの抜取操作を始めることができないなど、使い勝手が低いものとなり、商品性の高いディスク装置とすることができない。
【0014】
本発明は、かかる従来の問題に鑑みなされたものであり、ディスクの回転を完全に停止して搬出できるようにしたもので、ディスク表面の損傷を防止して記録データを保護するとともに、ポップアウトしたディスクの抜取操作を直ちに行うことができるようにしたものであり、使い勝手を向上したディスク装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項1記載の発明では、ディスクを支持して回転するディスク支持回転手段が上下動し、ディスクをクランプ/クランプ解除するように構成し、ディスクの搬出にあたりディスク支持回転手段を上昇させ、ディスク及び/又は前記ディスク支持回転手段の上面をシャーシケースの天板に設けた制動部に接触させることにより、搬出時におけるディスクの回転を制動するようにしたディスク装置であって、前記シャーシケースは、前記ディスク支持回転手段の頂部が進入可能とされた開口部と、該開口部を封止する封止部材とを備えており、前記制動部は、前記封止部材の表面であるようにする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。なお、本発明の理解を容易とするため、全体の構成の概要を含め説明する。
【0022】
図1は、本発明を実施したスロットイン方式のディスク装置1の外観を示す図であり、シールド状態に構成されたシャーシケース2の天板の中央に開口2aが形成されており、さらにこの開口2aの開口周縁部に内部へ突出する凸部2bが形成されている。そして、前記開口2aには封止シールSaが貼着されており、この開口2aから塵埃が侵入するのを防止するようにしている。なお、この封止シールSaは、高摩擦部材(例えば、シリコンゴムなど)を採用することにより、本発明の作用効果をより高いものとすることができる。
【0023】
シャーシケース2の前端にはベゼル3が固定されており、このベゼル3には、ディスクDを挿入するスロット3aとエマージェンシー解除のための通孔3b・3cが形成されている。前記ベゼル3には、収容されているディスクDの装置外部への搬出を指示するための押釦4およびディスク装置1の動作状態を表示するためのインジケータ5を備える。また、シャーシケース2の凸部2bの天板面には図2に示すように高摩擦部材(例えば、シリコンゴムなど)による制動シールSbが貼着される。
【0024】
図3は、このディスク装置1のシャーシケース2の天板部分を除去した状態の平面図であり、その斜視図を図4に示す。同図において、シャーシケース2内にはベースパネル6が配設されており、その中央から斜め下方への配置状態でディスクDに対する駆動系ユニットAが設けられている。この駆動系ユニットAは、ディスクDの中心孔Daをクランプまたはクランプされている状態を解除するため、水平状態で上下動可能となるようにしたフレーム部材8が既知の緩衝支持構造9により複数箇所(本実施例では3箇所)でベースパネル6に連結されている(図5・吹出図参照)。なお、フレーム部材8の駆動構造は、一端を軸支した片持ち状態とし、先端部を揺動させてクランプヘッドを上下動させるようにした方式のものもあるが、本発明の実施例においては、フレーム部材8を水平状態のまま上下動させる方式を採用し、薄型化に有利となるようにしてある。
【0025】
前記フレーム部材8の先端には、搬入して停止したディスクDの中心に対応する位置にクランプヘッド7が配置される。このクランプヘッド7はターンテーブル10と一体に構成され、直下に配したスピンドルモータ11の駆動軸に固定されており、このスピンドルモータ11によりクランプヘッド7にクランプされたディスクDを回転駆動してドライブし、情報の記録/再生が行われる。
【0026】
つぎに、符号Bはフレーム部材8に支持されたヘッドユニットであり、光ピックアップ12をディスクDの直径方向に往復動させるためのキャリアブロック13が、その両端をフレーム部材8に固定されたガイドシャフト14・15に支持され、スレッドモータ16およびギヤユニット(図示省略)により往復動される。
【0027】
符号17はディスクDを装置内部へ案内するとともに装置外部へ押し出す動作を司るディスク支持アームであり、その先端にはディスクDの端部を支持するホルダー18が固定されている。前記ホルダー18は、図7に示すように先端に受端部18aが形成され、側部に保持溝18bが形成されている。なお、このホルダー18は、全体を摩擦係数の高い素材(例えば、ウレタン樹脂、ウレタンゴム、合成ゴムなど)で成形するか、前記受端部18aおよび保持溝18bにシリコンゴムなど高摩擦部材Scを貼着し、ディスクDに高い摩擦抵抗が作用するようにしておく。
【0028】
つぎに、ディスク支持アーム17を揺動させる駆動機構Cについて説明する。ディスク支持アーム17の揺動支点となる端部は、ベースパネル6の裏面で図5に示すように支持板19と一体となっており、この支持板19が枢支ピン20により旋回可能となるようにしているため、この支持板19の旋回に伴ってベースパネル6上のディスク支持アーム17がスリット6aの範囲内で揺動する。
【0029】
図8は、ディスク支持アーム17の駆動機構Cが構成されている平面状態をベースパネル6を除去して示したもので、ディスク支持アーム17を直接駆動する第1のリンクアーム21は支持板19に枢支ピン17bにより連結されており、引張コイルバネ22により常時付勢されている。一方、第2のリンクアーム23には図9に示すようにスリット23a・23bが形成されており、このスリット23a・23bからリベットピン24が挿通され、その先端が第1のリンクアーム21の通孔21a・21bに固定され、第1のリンクアーム21と第2のリンクアーム23はスリット23a・23bの範囲内で伸縮可能に一体化されている。なお、第1のリンクアーム21と第2のリンクアーム23には、後述するロック機構が作用する切欠部21c・23cが形成されている。
【0030】
符号25は第2のリンクアーム23に駆動力を伝達するためのレバーアームであり、支点となる通孔25aが枢支ピン25dで支持され、揺動可能となるようにしている。レバーアーム25の作用端には枢支ピン25bが固定されており、この枢支ピン25bは第2のリンクアーム23の通孔23dおよびロックレバー26の通孔26aに挿通される。そして、前記第2のリンクアーム23とロックレバー26の間には捻りコイルバネ27が配置され、その一端27aが第2のリンクアーム23の凹欠部23eに係止され、他端27bはロックレバー26の凹欠部26bに係止される。これによりロックレバー26の係止端26cは第1のリンクアーム21の切欠部21cと第2のリンクアーム23の切欠部23cと係合する方向に付勢される。なお、ベースパネル6の裏面には第1のリンクアーム21が所定の角度となったとき、その後端部で作動されるリミットスイッチ28、そして第2のリンクアームが所定の位置に達したとき、ロックレバー26の後端部26dを押圧するための起動ピン29が配設されている。
【0031】
つぎに、ディスク支持アーム17の駆動機構Cへの動力伝達要素となるスライダー機構および搬送機構Eの構成について説明する。まず、搬送機構Eは、大別してローディングギヤユニットG1とラックギヤユニットG2の組み合わせにより構成されている。図10乃至図11は、ローディングギヤユニットG1の構成および動作態様を説明するための図である。同図において符号30は動力源となるローディングモータであり、このローディングモータ30の出力軸にはウォームギヤ31が同軸で回転するように固定され、このウオームギヤ31の回転力がギヤベース35に軸支されたダブルギヤ32・33・34へ順次、小径ギヤから大径ギヤへ減速されながら伝達される。
【0032】
前記ギヤ構成において、ダブルギヤ32はウオームギヤ31との噛合状態を解除するリリース機構を備える。これは、ダブルギヤ32を保持しつつ上下方向にスライド可能のホルダー36の端部36aが枢支ピン37に挿通され、圧縮コイルバネ38により下方へ付勢されて軸支されていることにより、定常の状態においては、図10(C)に示すようにウオームギヤ31とダブルギヤ32は正常な噛合状態となる。なお、ホルダー36のローディングモータ30側の端部には、ドグヘッド36bが形成されており、ギヤベース35に固定されたリミットスイッチ39のノブ39aを作動可能となるようにしている。
【0033】
前記ホルダー36の端部36aの下面には枢支ピン37と同軸で軸支されたスライダー部材40が設けられている。このスライダー部材40の枢支ピン37に軸支される部分には長溝40aが形成されており、ホルダー36の端部36aと直角方向にスライド可能となるようにしている。また、このスライダー部材40は、前端と後端との間に傾斜面40bが形成されており、スライダー部材40を前進させたとき、この傾斜面40bがホルダー36の端部36aを底面から押し上げ、ホルダー36全体が上昇する。
【0034】
スライダー部材40の後端には枢支ピン41に軸支される係止段部40cを備えた長溝40dが形成されており、さらに後端部には封止突起40eを備えた作用片40fが形成されている。一方、スライダー部材40の前端部にはラックギヤユニットG2の動きに応じて起動されるリセット片40gが形成されている。
【0035】
このように一体に構成されたスライダー部材40は、そのフック片40hとギヤベース35のフック片35aとの間にトグル作用を与えるための引張コイルバネ42が傾斜角を備えて張設されており、スライダー部材40が常時後退しつつ反時計回り方向に転回するように付勢されている。
【0036】
以上のようにスライダー部材40が構成されていることにより、図10に示す定常状態においては、スライダー部材40は枢支ピン37を支点としている。この状態において、スライダー部材40を後端部から押圧して前進させ、枢支ピン41の位置に長溝40dの係止段部40cが至ると、前記引張コイルバネ42の張力によりスライダー部材40が枢支ピン37を支点にして転回し、図11に示すように係止段部40cと枢支ピン41が係合してロック状態となり、その姿勢が維持されることになる。
【0037】
つぎに、ラックギヤユニットG2は図12に示すように、ラック主体43にギヤ列43a・43bが一体に形成されており、前記ギヤ列43aはローディングギヤユニットG1のダブルギヤ34の小径ギヤと噛合する。したがって、ローディングモータ30を駆動することにより、ラック主体43はシャーシケース2内で前進または後退することになる。このようにラック主体43を前進または後退させることにより、このラック主体43の先端に連結されている駆動機構Cが駆動してディスク支持アーム17が揺動するとともに図3に示すベースパネル6面でラック主体43に連結されているレバーアーム44により誘引アーム50が揺動されることになる。
【0038】
このように構成されたラック主体43上には、このラック主体43の先端部で前進後退するギヤ部材45が遊動状態で配置され、このギヤ部材45を押圧して前進させるため、前後にブロック46a・46bを備えた押圧ピン46が配置されている。そして、前記ギヤ列43bとギヤ部材45を、ギヤフレーム48に自由回転するように取り付けられているダブルギヤ47に噛合させて連結されている。この場合、ダブルギヤ47の大径ギヤ47aはギヤ列43bの後端部に噛合し、小径ギヤ47bは前記ブロック46bと一体に成形されたギヤ部材45の先端部に噛合するようにする。
【0039】
したがって、押圧ピン46を介した外力によりギヤ部材45が押し込まれると、ダブルギヤ47は定位置で回転するため、ギヤ列43bに大径ギヤ47aの回転力が伝達し、ラック主体43が移動する。なお、符号49は上述したローディングギヤユニットG1のスライダー部材40の前端部に形成されているリセット片40gを押圧する作用片であり、ローディングギヤユニットG1が図11に示す状態において、この作用片49がスライダー部材40のリセット片40gを押圧すると、枢支ピン41と係止段部40cとの係合が解除されることから、図10に示す状態に復帰する。
【0040】
つぎに、フレーム部材8の昇降機構の構成ならびに動作態様について説明する。この昇降機構は、ラック主体43およびこのラック主体43に同期して前進後退するスライド部材51・52、そして、前記ラック主体43、スライド部材51・52に形成されたカム溝に案内される従動ピン53により構成される。前記スライド部材51はリンク部材55aによりラック主体43と連結され、また、スライド部材51はリンク部材55bによりスライド部材52に連結されている。これによりラック主体43、スライド部材51・52が同期して前進後退するようにしている。図5はラック主体43が最も前進した状態であり、図6は最も後退している状態を示す。
【0041】
フレーム部材8に固定された従動ピン53は、その開放端がラック主体43およびスライド部材51・52に形成されたカム溝に各々が係合するように配置されている。この従動ピン53と各々のカム溝との係合関係は略共通するので、以下においては、ラック主体43のカム溝と従動ピン53との係合関係を代表例として説明する。
【0042】
まず、図13乃至図19に示す実施例においては、フレーム部材8に固定された従動ピン53に柔軟性を具備した弾性リング54を装着するようにしている。一方、ラック主体43に形成したカム溝は、従動ピン53が摺接して案内されるカム溝43cと、この従動ピン53がカム溝43cにより案内されている過程で前記弾性リング54が接触しない程度の遊嵌状態とするカム溝43dとの二重カム構造となるように形成されている。
【0043】
前記カム溝43c・43dの高位部P2では、弾性リング54を保持すべくカム溝43dは弾性リング54の直径とほぼ同等となるように形成されており、また、カム溝43cは高位部P2の入口付近でその溝形成が終了し、高位部P2に開口する状態となっている。したがって、カム溝43cが形成されている範囲においては、このカム溝43cで従動ピン53が規制支持され、高位部P2に至ると弾性リング54を介して従動ピン53が支持されることになる。
【0044】
つぎに、以上のように構成されたフレーム部材8の昇降機構の動作態様を図13乃至図19に示す工程図にもとづいて説明する。図13はディスクDがディスク装置1内に搬入され、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッドに正対する位置で停止した最も初期の状態を示す。この状態において従動ピン53はカム溝43cの低位部P1にあるため、フレーム部材8は最も降下しており、クランプヘッド7は上昇を待機している状態にある。この状態からさらにラック主体43が後退を開始すると、図14に示すように従動ピン53がカム溝43cの傾斜部P3に案内されて次第に上昇し、これに伴いフレーム部材8およびクランプヘッド7も上昇を開始する。
【0045】
そして、カム溝43cに案内されている従動ピン53が図15に示すごとくさらに傾斜部P3を上昇すると、クランプヘッド7のチャック爪7aがディスクDの中心孔Daの開口端部に当接する。この状態から図16に示すごとくクランプヘッド7が上昇すると、そのチャック爪7aがディスクDを押し上げ、その中心孔Daの開口端部をシャーシケース2の開口2aの凸部2bに押し付ける。さらに従動ピン53が案内されて図17に示すようにカム溝43cの頂部に至ると、クランプヘッド7がディスクDの中心孔Daに嵌入し、そのチャック爪7aがディスクDの開口端部で係止してターンテーブル10上にディスクDを固定し、クランプを完了する。なお、前記凸部2bは、開口2aの周囲のうちの約3/5周に亘って形成されており、残りの約2/5周に亘る部位には形成されていない。よって、クランプヘッド7が上昇したとき、ディスクDは、凸部2bに押し付けられることにより傾斜するが、この傾斜によりクランプ動作をスムーズに行うことができる。
【0046】
図17の状態からさらにラック主体43が後退するとフレーム部材8は僅かに降下し、図18に示すごとく弾性リング54が高位部P2に収まる。このようにして従動ピン53がカム溝43cから離脱してこのカム溝43cによる規制支持が解除されるとともに、弾性リング54により従動ピン53が弾性支持されることになり、フレーム部材8に対する緩衝作用が発生することになる。
【0047】
図19は、ディスクDを搬出する工程を示す図であり、ラック主体43を前進させることにより従動ピン53が前述とは逆の工程を辿り、低位部P1に至る過程でクランプ解除ピン56によりディスクDはクランプヘッド7から離脱し、装置外部への搬出が可能となる。なお、以上で説明した動作態様の理解を容易とするため、図20にディスクDをクランプする工程を示す。
【0048】
図21は、ディスクDのクランプを解除する工程を連続的に示したもので、図20に示す工程とは逆の工程を辿ることになる。即ち、ディスクDがクランプヘッド7によりクランプされている図21(A)の状態において、ラック主体43が前進を開始するとフレーム部材8が上昇する。そして、図21(B)に示す状態に至ると、クランプヘッド7の上面が封止シールSaに接触するとともに、ディスクDの中心孔Daの端部がシャーシケース2の凸部2bに貼着した制動シールSbに接触する。これにより、ディスクDは封止シールSaおよび制動シールSbから受ける摩擦抵抗の作用により惰性による回転を停止する。さらにフレーム部材8が降下すると、図21(C)に示すようにクランプ解除ピン56によりディスクDのクランプが解除され、ディスクDの搬出が可能となる図21(D)の状態に至る。
【0049】
このように本発明では、ディスクDの搬出の工程においてフレーム部材8が昇降する動作を利用してディスクDの惰性による回転を制動するようにした。なお、実施例では、封止シールSaと制動シールSbを同時に実施した例を示したが、何れか一方の採用によっても本発明の目的とする作用効果が得られる。
【0050】
つぎに、ラック主体43により駆動される誘引アーム50の構成ならびに動作態様を以下に説明する。図22は、誘引アーム50を駆動する構成を示すもので、ラック主体43に形成された誘導溝43eに重合する位置のベースパネル6にガイドスリット6bが形成され、前記誘導溝43eとガイドスリット6bにレバーアーム44の先端に固定した従動ピン57を差し込んだ状態としてあり、前進後退する誘導溝43eに対する定位置にあるガイドスリット6bとが相互に作用して前記従動ピン57を動作制御するようにしている。
【0051】
前記誘引アーム50は図23に示すように枢支ピン58で回動可能に支持された基端部にレバーアーム44が枢支ピン59で軸支されている。誘引アーム50の先端にはディスクDの保持溝が形成されており、この保持溝内部にローラ60が配設されている。誘引アーム50はこのように構成されていることから、レバーアーム44の動作に伴いシャーシケース2内で揺動し、ディスクDを装置内部へ搬入可能となるようにしている。
【0052】
図23乃至図27は、前記誘引アーム50の動作態様を示すもので、ラック主体43のカム溝43cで導かれる従動ピン53の動作態様に対応させて説明する。図23は、ディスクDがディスク装置1内へ操作者により挿入された状態であり、このディスクDの搬入方向の前端側で押し戻されてディスク支持アーム17が後方へ揺動し、第1のリンクアーム21がリミットスイッチ28を作動して駆動機構Cが動作を開始する初期状態にある。したがって、ラック主体43は同図に示すように最前端に位置し、レバーアーム44の従動ピン57は誘導溝43eの後端位置にある。
【0053】
かかる状態において、駆動機構Cが動作を開始すると、図24に示すようにラック主体43が後退を開始する。このとき、従動ピン57は誘導溝43eの後端の傾斜面とガイドスリット6bの側壁で挟持される状態にあるため、ラック主体43の前進に伴って従動ピン57も後退し、レバーアーム44が牽引されることにより誘引アーム50が揺動してディスク支持アーム17とによりディスクDをチャッキングした状態となり、ディスクDの搬入が開始される。このとき、従動ピン53はカム溝43cの低位部P1の水平部分を移動しており、高さは変化しない。
【0054】
図25は、ラック主体43がさらに後退し、従動ピン57がガイドスリット6bの頂部に至った状態を示すもので、誘引アーム50の揺動によりディスクDの搬入が継続され、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7と一致する位置に達した状態であり、このとき、従動ピン53はカム溝43cの傾斜部P3の上り勾配を上昇し始める。
【0055】
図26は、ラック主体43が図25の位置から僅かに後退した状態を示し、従動ピン57が誘導溝43eによりガイドスリット6bの頂部の横溝に押し込まれる状態にある。このとき、従動ピン53はカム溝43cの傾斜部P3の頂部に達し、クランプヘッド7がディスクDの中心孔Daのクランプを完了する。
【0056】
図27は、ラック主体43が最終位置まで後退した状態であり、図26から図27に至る過程において従動ピン57が誘導溝43e前端の長溝によりガイドスリット6bの頂部の横溝へさらに押し込まれる。これにより、誘引アーム50は同図の仮想線で示す位置から僅かに後退し、ディスクDのチャッキングを解除する。このとき、従動ピン53はカム溝43cの頂部から高位部P2へ降下し、ディスクDの回転駆動が可能な状態となる。
【0057】
図28乃至図32は、ディスク支持アーム17と誘引アーム50が同期して駆動する状態を示すもので、図23乃至図27の工程の説明に対応するものである。
【0058】
つぎに本発明により構成されたディスク支持アーム17の動作態様について説明する。ディスク支持アーム17を駆動するための駆動機構Cは、図9に示す機構要素が組み立てられて構成されるのであるが、その動作はラック主体43の前進後退に伴いなされる。即ち、図33において、ラック主体43に形成されたガイド溝43fにレバーアーム25の端部に固定された従動ピン25cが装着され、前記ガイド溝43fに案内されるようにしている。同図に示した状態は、操作者がディスクDをスロット3aから挿入し、その前端がディスク支持アーム17の先端のホルダー18の受端部18aに収まった状態の初期状態を示す。この時点では、ロックレバー26の後端部26dが起動ピン29で押圧されていることから、その係止端26cが第1、第2のリンクアーム21・23の切欠部21c・23cに介在していない状態となる。
【0059】
図34は、操作者がディスクDを装置内部へさらに押し込んだ状態を示すもので、ディスク支持アーム17が後方へ揺動し、このディスク支持アーム17の基端部に枢支ピン17bで連結されている第1のリンクアーム21が牽引され、リミットスイッチ28が作動された状態を示す。このとき、レバーアーム25は静止しているラック主体43に連結されているので、これに連結されている第2のリンクアーム23は定位置に保たれた状態となっている。したがって、第1のリンクアーム21は第2のリンクアーム23に対してアンロックの状態であり、同図に示すように第1のリンクアーム21が第2のリンクアーム23上でスライドして伸びている状態となる。
【0060】
図35は、前記により作動したリミットスイッチ28からの信号にもとづいて搬送機構Eが駆動を開始し、ラック主体43が後退した状態である。この状態は、ラック主体43の後退に伴い、そのガイド溝43fによりレバーアーム25が揺動され、第2のリンクアーム23が第1のリンクアーム21に追従するようにスライドして前進するため、起動ピン29による押圧から開放されたロックレバー26の係止端26cは、第1、第2のリンクアーム21・23の切欠部21c・23cに介在することになり、第1、第2のリンクアーム21・23の一体化がロックされた状態となる。即ち、ディスクDの搬入時には、第1、第2のリンクアーム21・23は、一旦は伸びる方向に変位(図33の状態から図34の状態へ)してから、縮む方向に変位(図34の状態から図35の状態へ)して第1、第2のリンクアーム21・23がロック状態となる。
【0061】
図36は、さらにラック主体43が後退するためディスク支持アーム17が後方へ揺動してディスクDを搬入し、ディスクDの中心孔Daがクランプヘッド7上に一致した状態を示す。なお、この時点までは、ホルダー18と誘引アーム50でディスクDをチャッキングして保持しており、ディスク支持アーム17と誘引アーム50は同期して揺動してくる。そして、この時点までは、リンク部材55aの従動ピン55cはラック主体43のガイド溝43g内をスライドしているのみで、ラック主体43の後退に伴う作用を受けることはない。
【0062】
図36から図37の過程においては、レバーアーム25の従動ピン25cは、ラック主体43のガイド溝43fの縦溝部分をスライドするのみであるので、ディスク支持アーム17は定位置に保たれる。一方、リンク部材55aの従動ピン55cはラック主体43のガイド溝43gの横溝部分で押し上げられるので、図36から図37へ至る過程でラック主体43とともにスライド部材51・52がスライドし、フレーム部材8の昇降機構が動作して図37に示す時点でクランプヘッド7がディスクDの中心孔Daをクランプする。
【0063】
図38は、クランプヘッド7がディスクDの中心孔Daをクランプした後、ラック主体43が僅かに後退した状態を示すもので、これにより、ラック主体43のガイド溝43fの縦溝の終端部でレバーアーム25が僅かに揺動し、同図に示すようにディスク支持アーム17も僅かに揺動するため、ホルダー18によるディスクDのチャッキングが解除される。この時点に至ると、誘引アーム50も同期して僅かに揺動し、ディスクDのチャッキングを解除する(図27参照)。また、フレーム部材8の昇降機構では、従動ピン53がカム溝43c内で僅かに降下し、ディスクDの回転駆動が可能な状態となる(図18参照)。
【0064】
以上は、ディスクDの搬入時の駆動機構Cの動作態様であるが、ディスクDの搬出時は、これと逆の経路を辿り各部の機構要素は逆の動作を行う。即ち、搬送機構Eが逆に駆動され、ラック主体43を前進させてディスク支持アーム17が図38の状態から図35の状態まで前方へ揺動し、図39に示す状態でロックレバー26の後端部26dが起動ピン29に当接する。そして、さらにラック主体43が前進すると、前記後端部26dが起動ピン29で押圧される状態となり、これにより図39に点線で示すようにロックレバー26の係止端26cが第1のリンクアーム21と第2のリンクアーム23の切欠部21c・23cから揺動して離脱し、第1のリンクアーム21と第2のリンクアーム23が一体化されたロック状態が解除され、これと同時に引張コイルバネ22の付勢力が作用してディスク支持アーム17が図33に示す位置まで揺動し、搬出の最終過程の最後の一瞬でディスクDをスロット3aからポップアウトして搬出を完了する。
【0065】
このように、ディスク搬入動作開始時には、第1、第2のリンクアーム21・23はロックが解除された状態であり、ディスクDが挿入されるにつれて、第1、第2のリンクアーム21・23は、一旦は伸びる方向に変位(図33の状態から図34の状態へ)してから、縮む方向に変位(図34の状態から図35の状態へ)し、図35の状態に至ってロックレバー26によりロックされる。一方、ディスクDの搬出動作開始時には、第1、第2のリンクアーム21・23はロックされた状態であり、よって、第1、第2のリンクアーム21・23は、搬入時のように伸びる/縮む方向に変位をすることなく、図39の状態に至ってロックレバー26によるロックが解除される。なお、ディスクDの搬出時には、殆ど全ての搬出工程を搬送機構Eで駆動制御するようにしたので、搬出動作が常に一定となり、搬出終了時にディスクDがベゼル3のスロット3aから露出して静止した状態が常に一定となる。
【0066】
さらに、上述したようにディスク支持アーム17の先端のホルダー18を摩擦係数の高い素材で成形するか、受端部18aおよび保持溝18bにシリコンゴムなどを貼着し、ディスクDに摩擦抵抗が働くようにしたので、クランプヘッド7によるクランプが解除されるとディスクDの回転を直ちに停止させることができ、ディスクDが回転したままスロット3aからポップアウトしないようにすることができる。
【0067】
このように上記実施例では、ディスクDの惰性による回転の制動をディスクDの搬出時において、フレーム部材8の昇降に伴い、クランプヘッド7の上面および/またはディスクDの中心孔Daの端部に摩擦抵抗が生ずるようにする一方、ディスク支持アームの先端のディスク支持部によっても摩擦抵抗がディスクDに生ずるようにした。したがって、前記構成を部分的に採用して本発明の目的を達成することもできるが、各構成を同時に採用してディスクDの制動をより確実となるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明の請求項1記載の発明によれば、ディスクの搬出にあたりディスク支持回転手段を上昇させ、ディスク及び/又は前記ディスク支持回転手段の上面をシャーシケースの天板に設けた制動部に接触させることにより、搬出時におけるディスクの回転を制動するようにし、前記シャーシケースは、前記ディスク支持回転手段の頂部が進入可能とされた開口部と、該開口部を封止する封止部材とを備え、前記制動部は、前記封止部材の表面であるようにしたので、ディスク搬出時に短時間でディスクの回転を停止することができ、ディスクの回転が停止した状態でスロットからの搬出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したディスク装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のシャーシケースの天板面の構成を説明する斜視図である。
【図3】図1のディスク装置の内部構造を示す平面図である。
【図4】図1のディスク装置に内部構造を示す斜視図である。
【図5】図1のディスク装置の底面における内部構造を示す図である。
【図6】図1のディスク装置の動作状態を説明するための図である。
【図7】ディスク支持アームの構成を説明するための斜視図である。
【図8】ディスクの搬入の状態を説明するための図である。
【図9】駆動機構Cの構成を説明するための分解斜視図ある。
【図10】ローディングギヤユニットを説明するための図である。
【図11】ローディングギヤユニットの動作状態を説明するための図である。
【図12】ラックギヤユニットの構成を示す斜視図である。
【図13】昇降機構の動作の第1工程を示す図である。
【図14】昇降機構の動作の第2工程を示す図である。
【図15】昇降機構の動作の第3工程を示す図である。
【図16】昇降機構の動作の第4工程を示す図である。
【図17】昇降機構の動作の第5工程を示す図である。
【図18】昇降機構の動作の第6工程を示す図である。
【図19】昇降機構の動作の第7工程を示す図である。
【図20】クランプヘッドの昇降動作における往路過程を示す図である。
【図21】クランプヘッドの昇降動作における復路過程を示す図である。
【図22】誘引アームの作動機構の構成を示す分解斜視図である。
【図23】誘引アームの動作の第1工程を示す図である。
【図24】誘引アームの動作の第2工程を示す図である。
【図25】誘引アームの動作の第3工程を示す図である。
【図26】誘引アームの動作の第4工程を示す図である。
【図27】誘引アームの動作の第5工程を示す図である。
【図28】ディスクの搬入状態の第1工程を示す図である。
【図29】ディスクの搬入状態の第2工程を示す図である。
【図30】ディスクの搬入状態の第3工程を示す図である。
【図31】ディスクの搬入状態の第4工程を示す図である。
【図32】ディスクの搬入状態の第5工程を示す図である。
【図33】ディスク支持アームの動作状態の第1工程を示す図である。
【図34】ディスク支持アームの動作状態の第2工程を示す図である。
【図35】ディスク支持アームの動作状態の第3工程を示す図である。
【図36】ディスク支持アームの動作状態の第4工程を示す図である。
【図37】ディスク支持アームの動作状態の第5工程を示す図である。
【図38】ディスク支持アームの動作状態の第6工程を示す図である。
【図39】ディスク支持アームの搬出時の動作状態を説明する図である。
【図40】従来のディスク装置の構成を説明するための図である。
【図41】従来のディスク装置の構成を説明するこめの図である。
【符号の説明】
1・・・・・・ディスク装置
2・・・・・・シャーシケース
3・・・・・・ベゼル
4・・・・・・押釦
5・・・・・・インジケータ
6・・・・・・ベースパネル
7・・・・・・クランプヘッド
8・・・・・・フレーム部材
9・・・・・・緩衝支持構造
10・・・・・ターンテーブル
11・・・・・スピンドルモータ
12・・・・・光ピックアップ
13・・・・・キャリアブロック
14・15・・ガイドシャフト
16・・・・・スレッドモータ
17・・・・・ディスク支持アーム
18・・・・・ホルダー
19・・・・・支持板
20・・・・・枢支ピン
21・・・・・第1のリンクアーム
22・・・・・引張コイルバネ
23・・・・・第2のリンクアーム
24・・・・・リベットピン
25・・・・・枢支ピン
26・・・・・ロックレバー
27・・・・・捻りコイルバネ
28・・・・・リミットスイッチ
29・・・・・起動ピン
30・・・・・ローディングモータ
31・・・・・ウオームギヤ
32・・・・・ダブルギヤ
33・・・・・ダブルギヤ
34・・・・・ダブルギヤ
35・・・・・ギヤベース
36・・・・・ホルダー
37・・・・・枢支ピン
38・・・・・圧縮コイルバネ
39・・・・・リミットスイッチ
40・・・・・スライダー部材
41・・・・・枢支ピン
42・・・・・引張コイルバネ
43・・・・・ラック主体
44・・・・・レバーアーム
45・・・・・ギヤ部材
46・・・・・押圧ピン
47・・・・・ダブルギヤ
48・・・・・ギヤフレーム
49・・・・・作用片
50・・・・・誘引アーム
51・・・・・スライド部材
52・・・・・スライド部材
53・・・・・従動ピン
54・・・・・弾性リング
55a・・・・リンク部材
55b・・・・リンク部材
55c・・・・従動ピン
56・・・・・クランプ解除ピン
57・・・・・従動ピン
58・・・・・枢支ピン
59・・・・・枢支ピン
60・・・・・ローラ
A・・・・・・駆動系ユニット
B・・・・・・ヘッドユニット
C・・・・・・駆動機構
D・・・・・・ディスク
E・・・・・・搬送機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention drives an optical disk (for example, CD-R / RW, DVD-R / -RW / RAM / + R / + RW, etc.) as a recording medium for recording a large amount of information in information devices such as various computer systems. The present invention relates to a disk device.
[0002]
[Prior art]
Generally, a disk device built in a personal computer (hereinafter referred to as a personal computer) or the like is usually provided with a disk tray for loading a disk, and the disk tray is configured to move forward and backward. Then, the disk loaded in the disk tray is driven in the main body of the disk device, and information is recorded or reproduced.
[0003]
On the other hand, as a system that does not use a disk tray, so-called slot-in type disk devices tend to be often employed, which is suitable for making a personal computer thinner and smaller. Since this slot-in type disk apparatus does not use a disk tray for loading (unloading) / unloading (unloading) a disk into the apparatus main body, when the operator inserts a majority of the disk into the slot, The loading mechanism is activated and automatically loaded.
[0004]
40 and 41 show the configuration and operation of the loading mechanism in the conventional slot-in type disk device. In the configuration shown in the figure, when the operator inserts the disc D, the disc D is inserted into the
[0005]
At this time, the first rocking
[0006]
When the
[0007]
In this way, when the
[0008]
At this time, since the
[0009]
The above is the operation mode of the loading mechanism when the disk D is carried into the apparatus, but the loading mechanism when the disk D is carried out of the apparatus is the operation mode opposite to that described above. That is, when the disk D is in a fixed position inside the apparatus, when the driving means 106 is started in the reverse direction based on the unload instruction, the
[0010]
In such a configuration, the disk D carried into the apparatus is clamped by the
[0011]
[Patent Document 1]
JP 2002-117604 A
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
When the disk D is carried out of the conventional disk apparatus configured as described above, first, the
[0013]
Since the disk carried out in such a state pops out while rotating from the slot of the bezel, there is a possibility that the recording surface may be damaged, which is not preferable from the viewpoint of protecting recorded data. Further, when the disk pops out while rotating, the disk removal operation cannot be started until the disk is completely in a stationary state. For example, the disk device has low usability and cannot be a highly productive disk device.
[0014]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and is designed to be able to be carried out after completely stopping the rotation of the disc. In addition to protecting the recorded data by preventing damage to the disc surface, the pop-out Thus, a disk device with improved usability can be provided, which can immediately perform the disk extraction operation.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present invention solves the above problems by means described below. That is, according to the first aspect of the present invention, the disk support rotating means for rotating while supporting the disk moves up and down to clamp / unclamp the disk. , When the disk is unloaded, the disk support rotation means is raised, and the disk and / or the upper surface of the disk support rotation means is brought into contact with a braking portion provided on the top plate of the chassis case so as to brake the rotation of the disk during unloading. In The chassis case includes an opening through which a top portion of the disk support rotation means can enter, and a sealing member that seals the opening. It should be the surface of the sealing member .
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In order to facilitate understanding of the present invention, a description will be given including an overview of the overall configuration.
[0022]
FIG. 1 is a view showing the appearance of a slot-in
[0023]
A
[0024]
3 is a plan view of the
[0025]
At the tip of the
[0026]
Reference numeral B denotes a head unit supported by the
[0027]
[0028]
Next, the drive mechanism C that swings the
[0029]
FIG. 8 shows a planar state in which the drive mechanism C of the
[0030]
[0031]
Next, the configuration of the slider mechanism and the transport mechanism E, which serve as a power transmission element to the drive mechanism C of the
[0032]
In the gear configuration, the
[0033]
On the lower surface of the
[0034]
A
[0035]
The
[0036]
Since the
[0037]
Next, as shown in FIG. 12, in the rack gear unit G2,
[0038]
On the rack
[0039]
Therefore, when the
[0040]
Next, the configuration and operation mode of the lifting mechanism of the
[0041]
The driven pins 53 fixed to the
[0042]
First, in the embodiment shown in FIGS. 13 to 19, an
[0043]
In the high level portion P2 of the
[0044]
Next, an operation mode of the lifting mechanism of the
[0045]
When the driven
[0046]
When the rack
[0047]
FIG. 19 is a diagram showing a process of unloading the disk D. When the rack
[0048]
FIG. 21 continuously shows the process of releasing the clamp of the disk D, and the process reverse to the process shown in FIG. 20 is followed. That is, in the state of FIG. 21A in which the disk D is clamped by the
[0049]
As described above, in the present invention, the rotation due to the inertia of the disk D is braked by using the operation in which the
[0050]
Next, the configuration and operation mode of the attracting
[0051]
As shown in FIG. 23, the
[0052]
FIGS. 23 to 27 show the operation mode of the pulling
[0053]
In this state, when the drive mechanism C starts operating, the rack
[0054]
FIG. 25 shows a state in which the rack
[0055]
FIG. 26 shows a state in which the rack
[0056]
FIG. 27 shows a state in which the rack
[0057]
FIGS. 28 to 32 show a state in which the
[0058]
Next, an operation mode of the
[0059]
FIG. 34 shows a state in which the operator further pushes the disk D into the apparatus. The
[0060]
FIG. 35 shows a state in which the transport mechanism E starts to be driven based on the signal from the
[0061]
FIG. 36 shows a state in which the disk
[0062]
36 to 37, the driven
[0063]
FIG. 38 shows a state in which the rack
[0064]
The above is the operation mode of the drive mechanism C when the disk D is loaded, but when the disk D is unloaded, the mechanism element of each part performs the reverse operation following the reverse path. That is, the transport mechanism E is driven in reverse, the rack
[0065]
Thus, at the start of the disk loading operation, the first and
[0066]
Further, as described above, the
[0067]
Thus, in the above embodiment, the braking of the rotation due to the inertia of the disk D is performed on the upper surface of the
[0068]
【The invention's effect】
As described above in detail,
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an external appearance of a disk device embodying the present invention.
2 is a perspective view illustrating a configuration of a top plate surface of the chassis case of FIG. 1. FIG.
3 is a plan view showing an internal structure of the disk device of FIG. 1. FIG.
4 is a perspective view showing an internal structure of the disk device of FIG. 1. FIG.
5 is a diagram showing an internal structure on the bottom surface of the disk device of FIG. 1. FIG.
6 is a diagram for explaining an operation state of the disk device of FIG. 1; FIG.
FIG. 7 is a perspective view for explaining the configuration of a disk support arm.
FIG. 8 is a diagram for explaining a state of loading a disc.
FIG. 9 is an exploded perspective view for explaining the configuration of the drive mechanism C;
FIG. 10 is a diagram for explaining a loading gear unit.
FIG. 11 is a diagram for explaining an operating state of the loading gear unit.
FIG. 12 is a perspective view showing a configuration of a rack gear unit.
FIG. 13 is a diagram showing a first step in the operation of the elevating mechanism.
FIG. 14 is a diagram showing a second step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 15 is a diagram showing a third step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 16 is a diagram showing a fourth step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 17 is a diagram showing a fifth step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 18 is a diagram showing a sixth step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 19 is a diagram showing a seventh step of the operation of the lifting mechanism.
FIG. 20 is a diagram showing a forward path process in the lifting and lowering operation of the clamp head.
FIG. 21 is a diagram showing a return path process in the lifting and lowering operation of the clamp head.
FIG. 22 is an exploded perspective view showing a configuration of an actuation mechanism of the attracting arm.
FIG. 23 is a diagram showing a first step of the operation of the attracting arm.
FIG. 24 is a diagram showing a second step of the operation of the attracting arm.
FIG. 25 is a diagram showing a third step of the operation of the attracting arm.
FIG. 26 is a diagram showing a fourth step of the operation of the attracting arm.
FIG. 27 is a diagram showing a fifth step of the operation of the attracting arm.
FIG. 28 is a diagram showing a first step in a loaded state of a disc.
FIG. 29 is a diagram showing a second step in a loaded state of a disc.
FIG. 30 is a diagram showing a third step in a loaded state of a disc.
FIG. 31 is a diagram showing a fourth step in a loaded state of a disc.
FIG. 32 is a diagram showing a fifth step in a loaded state of a disc.
FIG. 33 is a diagram showing a first step of an operation state of a disc support arm.
FIG. 34 is a diagram showing a second step of the operating state of the disk support arm.
FIG. 35 is a diagram showing a third step in the operating state of the disk support arm.
FIG. 36 is a diagram showing a fourth step in the operating state of the disk support arm.
FIG. 37 is a diagram showing a fifth step of the operating state of the disk support arm.
FIG. 38 is a diagram showing a sixth step of the operating state of the disc support arm.
FIG. 39 is a diagram for explaining an operation state when the disk support arm is unloaded.
FIG. 40 is a diagram for explaining the configuration of a conventional disk device.
FIG. 41 is a diagram for explaining the configuration of a conventional disk device.
[Explanation of symbols]
1. Disk unit
2. Chassis case
3 .... Bezel
4 ... Push button
5 .. Indicator
6. Base panel
7. Clamp head
8. Frame member
9 ··· Buffer support structure
10 ... Turntable
11 ... Spindle motor
12 ... Optical pickup
13: Career block
14.15 Guide shaft
16 ... Thread motor
17 ... Disc support arm
18 ... Holder
19 ... Support plate
20 ... Pivot pin
21... First link arm
22 ... Tension coil spring
23... Second link arm
24 ... Rivet pin
25 …… Pivot pin
26 ... Lock lever
27 ・ ・ ・ ・ ・ Torsion coil spring
28 ...... Limit switch
29 …… Start-up pin
30 ... Loading motor
31 ... Worm gear
32 ... Double gear
33 ・ ・ ・ ・ ・ Double gear
34 ・ ・ ・ ・ ・ Double gear
35 ・ ・ ・ ・ ・ Gear base
36 ... Holder
37 …… Pivot pin
38 ... Compression coil spring
39 ... Limit switch
40 ... Slider member
41 ... Pivot pin
42 ... Tension coil spring
43 ・ ・ ・ ・ ・ Rack main body
44 ... Lever arm
45 ・ ・ ・ ・ ・ Gear member
46 ... Pressing pin
47 ・ ・ ・ ・ ・ Double gear
48 ...... Gear frame
49 .. Working piece
50 ... Attraction arm
51 .. Slide member
52 ... Slide member
53 ..... Follower pin
54 ... Elastic ring
55a ··· Link member
55b ... Link member
55c ··· Follower pin
56 ... Clamp release pin
57 .. Follower pin
58 ・ ・ ・ ・ ・ Pivot pin
59 ・ ・ ・ ・ ・ Pivot pin
60 .... Laura
A ・ ・ ・ ・ ・ ・ Drive system unit
B ・ ・ ・ ・ ・ ・ Head unit
C ... Drive mechanism
D ... disk
E ・ ・ ・ ・ ・ ・ Transport mechanism
Claims (1)
ディスクの搬出にあたりディスク支持回転手段を上昇させ、ディスク及び/又は前記ディスク支持回転手段の上面をシャーシケースの天板に設けた制動部に接触させることにより、搬出時におけるディスクの回転を制動するようにしたディスク装置であって、
前記シャーシケースは、前記ディスク支持回転手段の頂部が進入可能とされた開口部と、該開口部を封止する封止部材とを備えており、
前記制動部は、前記封止部材の表面であることを特徴とするディスク装置。The disk support rotating means that supports and rotates the disk moves up and down to clamp / unclamp the disk ,
When the disk is unloaded, the disk support rotation means is raised, and the disk and / or the upper surface of the disk support rotation means is brought into contact with a braking portion provided on the top plate of the chassis case so as to brake the rotation of the disk during unloading. A disk device,
The chassis case includes an opening through which the top of the disk support rotating means can enter, and a sealing member that seals the opening,
The disk device according to claim 1, wherein the braking portion is a surface of the sealing member .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003209437A JP3979357B2 (en) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | Disk unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003209437A JP3979357B2 (en) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | Disk unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005071425A JP2005071425A (en) | 2005-03-17 |
JP3979357B2 true JP3979357B2 (en) | 2007-09-19 |
Family
ID=34402360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003209437A Expired - Lifetime JP3979357B2 (en) | 2003-08-28 | 2003-08-28 | Disk unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3979357B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101078763B1 (en) | 2009-08-10 | 2011-11-02 | 도시바삼성스토리지테크놀러지코리아 주식회사 | Cover plate and disk apparatus with the same |
-
2003
- 2003-08-28 JP JP2003209437A patent/JP3979357B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005071425A (en) | 2005-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4144563B2 (en) | Disk unit | |
JP3933080B2 (en) | Disk unit | |
JP3772667B2 (en) | Recording medium mounting device | |
JP3979357B2 (en) | Disk unit | |
JP2006228352A (en) | Disk unit | |
JP3915918B2 (en) | Disc player chucking device and disc player | |
JP4093118B2 (en) | Disk unit | |
JP4123223B2 (en) | Disk unit | |
JP4502033B2 (en) | Disk unit | |
JPH11296954A (en) | Disk drive device | |
JP4137051B2 (en) | Disk unit | |
JP4136968B2 (en) | Disk unit | |
JPS6319956Y2 (en) | ||
JP4259474B2 (en) | Disk unit | |
JP4687477B2 (en) | Disk unit | |
JP2900665B2 (en) | Disc loading device | |
JP2006228351A (en) | Disk unit | |
JP2007115377A (en) | Disk unit | |
JP4160345B2 (en) | Position moving mechanism and reproducing / recording apparatus | |
JPH05128695A (en) | Disk loading device | |
JP4315112B2 (en) | Disk unit | |
JPH045095Y2 (en) | ||
JP2006216143A (en) | Disk unit | |
JPH07312008A (en) | Disk loading device | |
JP2006228308A (en) | Disk unit |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070605 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070618 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |