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JP3978395B2 - 流量制御弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、冷却水を循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置に使用され、冷却水の流量を制御する流量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエンジンに設けられる水冷式の冷却装置は、一般には、エンジンの運転状態に拘わらず、冷却水をサーモスタットにより80℃程度の一定温度に調整するものが主流となっていた。ところが、エンジンのフリクション低減、燃費の向上、ノッキング性能の向上及び冷却水温度の過上昇防止等を図るためには、エンジンの運転状態(負荷状態や回転速度等)に応じて冷却度合いを変えることが有効であることが確かめられてきた。そこで、エンジンの運転状態に応じて冷却度合いを制御するようにした水冷式の冷却装置が幾つか提案されている。
【0003】
この種の冷却装置として、例えば、下記の特許文献1及び2に記載されたエンジンの冷却装置が挙げられる。特許文献1に記載されたエンジンの冷却装置は、エンジンから流れ出てラジエータを介してウォータポンプへ戻る冷却水の流量(ラジエータ流量)を制御するための第1の弁体及び第1の弁座と、エンジンから流れ出てラジエータを介さずにウォータポンプへ戻る冷却水の流量(バイパス流量)を制御する第2の弁体及び第2の弁座と、それら第1及び第2の弁体を一つのバルブとして一体的に駆動する電磁アクチュエータとを含む流量制御弁を備えている。この流量制御弁の電磁アクチュエータは、電磁コイルに通電することにより、磁性材製のシャフトを吸引してスプリングのばね力に抗して下方へ変位させ、電磁コイルに対する通電を遮断することにより、シャフトをスプリングのばね力により上方へ変位させるものである。このシャフトの変位に伴いバルブ、即ち、第1及び第2の弁体を一体的に駆動させるようになっている。
【0004】
特許文献2に記載されたエンジンの冷却装置は、特許文献1の冷却装置と同様に、エンジンから流出する冷却水をラジエータに循環させるラジエータ回路と、エンジンから流出する冷却水をラジエータを迂回させてエンジンへ環流させるバイパス回路とを備える。そして、バイパス回路とラジエータ回路との合流部位には、ラジエータ回路を流通する冷却水の流量(ラジエータ流量)と、バイパス回路を流通する冷却水の流量(バイパス流量)とを調節するロータリ式流量制御弁が配設される。この流量制御弁は、ハウジングに回転可能に設けられたコップ状のロータリバルブを含む。この流量制御弁は、ロータリバルブの外周でラジエータ流量とバイパス流量とを計量して合流させ、その合流した冷却水をポンプを介してエンジンへ環流させるようになっている。
【特許文献1】
特開平9−195768号公報
【特許文献2】
特開2000−18039号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の特許文献1に記載された流量制御弁において、電磁アクチュエータによりバルブを駆動するに当たり、アクチュエータにはスプリングによる力、冷却水の圧力による力、或いは、冷却水が各弁体に衝突して発生する力等に打ち勝つ駆動トルクが要求される。ここで、流量制御弁の入口圧力(ラジエータ流入口圧力)は第1の弁体に作用し、バイパス流入口圧力は第2の弁体に作用し、一つのバルブとしてはそれらの圧力差が作用することになる。このため、この圧力差が大きいと、その分だけバルブに推力が作用し、アクチュエータには大きな駆動トルクが要求されることとなる。そして、通常は、バイパス流路径がラジエータ流路径より小さいことから、バイパス流量がラジエータ流量に比べて大きいときは、バイパス流路が負圧となり圧力特性に対する影響が大きくなる。このため、バイパス流量特性によっては、バイパス流入口圧力の低下が大きくなり、上述した圧力差が大きくなる。その結果、電磁アクチュエータには大きな駆動トルクが要求されることになり、その推力に打ち勝って開弁する必要性からアクチュエータが大型化して流量制御弁のエンジン搭載性が悪化したり、流量制御弁がコスト高になったりするという問題があった。
【0006】
一方、上記の特許文献2に記載された流量制御弁では、ロータリバルブの外周においてラジエータ流量とバイパス流量とを計量する必要がある。又、現在多くの冷却装置では、エンジンブロック内部にバイパス回路を設けて冷却水を流通させる「内部バイパスタイプ」が採用されている。このため、特許文献2に記載された流量制御弁を内部バイパスタイプにそのまま採用することはできない。採用する場合には、エンジンブロックの形状を変更するか、エンジンブロックの外部にバイパス配管を別途設ける必要がある。このため、冷却装置の製造コストが高騰する。
【0007】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、ラジエータ流圧力とバイパス流圧力との圧力差により上記バルブに作用する推力を抑え、アクチュエータに要求される駆動トルクを相対的に小さくしてアクチュエータの小型化を図ることを可能とした流量制御弁を提供することにある。
この発明の第2の目的は、第1の目的に加え、エンジンに対して簡易かつ安価に装着することを可能とした流量制御弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、冷却水を循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置に使用されるものであり、エンジンから流れ出てラジエータを介してウォータポンプへ戻るラジエータ流量を制御するための第1の弁体及び第1の弁座と、エンジンから流れ出てラジエータを介さずにウォータポンプへ戻るバイパス流量を制御する第2の弁体及び第2の弁座と、第1及び第2の弁体を一つのバルブとして一体的に変位させるアクチュエータとを備え、アクチュエータを制御してバルブを変位させることにより、ラジエータ流量とバイパス流量を調節して冷却水温度を目標温度に制御するようにした流量制御弁において、ラジエータ流量及びバイパス流量がバルブの変位量との関係で領域的に定義され、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう第1の弁体及び第1の弁座の構成要素、並びに、第2の弁体及び第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定され、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、第1の弁体と第1の弁座とが互いに接すると共に、第2の弁体と第2の弁座との間に微細隙間が設けられ、その微細隙間の分だけ微量なバイパス流量が確保されることでバイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れることを趣旨とする。
ここで、「第1の弁体及び第1の弁座の構成要素」とは、第1の弁体及び第1の弁座の形状、大きさ又はそれらの組み合わせ等に係るものを意味する。又、「第2の弁体及び第2の弁座の構成要素」とは、第2の弁体及び第2の弁座の形状、大きさ又はそれらの組み合わせ等に係るものを意味する。
【0009】
上記発明の構成によれば、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れる流量特性が設定されることから、エンジンから流れ出る冷却水をラジエータで放熱させる循環が起きない場合でも、エンジンから流れ出る冷却水がラジエータを介さずにウォータポンプへ戻り再びエンジンへ送られる経路で僅かに循環する。従って、エンジンの温度状態が冷却水に反映される。
一方、ラジエータ流量がほぼ零となる領域以外の領域では、冷却水の圧力特性への影響が相対的に大きいバイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性に設定される。従って、第1の弁体に作用するラジエータ流量の圧力と、第2の弁体に作用するバイパス流量の圧力との圧力差が小さくなり、第1及び第2の弁体からなる一つのバルブに作用する冷却水の圧力が小さくなる。
【0010】
上記第1の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、冷却水を循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置に使用されるものであり、エンジンから流れ出てラジエータを介してウォータポンプへ戻るラジエータ流量を制御するための第1の弁体及び第1の弁座と、エンジンから流れ出てラジエータを介さずにウォータポンプへ戻るバイパス流量を制御する第2の弁体及び第2の弁座と、第1及び第2の弁体を一つのバルブとして一体的に変位させるアクチュエータとを備え、アクチュエータを制御してバルブを変位させることにより、ラジエータ流量とバイパス流量を調節して冷却水温度を目標温度に制御するようにした流量制御弁において、ラジエータ流量及びバイパス流量がバルブの変位量との関係で領域的に定義され、ラジエータ流量が、バルブの変位量増加に対して増加傾向を示し、バイパス流量が、バルブの変位量増加に対して増加と減少を示し、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう第1の弁体及び第1の弁座の構成要素、並びに、第2の弁体及び第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定されることを趣旨とする。
【0011】
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、ラジエータ流量が、バルブの変位量増加に対して増加傾向を示し、バイパス流量が、バルブの変位量増加に対して増加と減少を示すように設定される。従って、請求項1に記載の発明の作用に加え、ラジエータ流量が最大流量となるときバイパス流量が減少することから、その減少分だけラジエータ流量として循環する冷却水が増えることになる。
【0012】
上記第2の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、エンジンは、エンジンブロックを含み、エンジンブロックには、サーモスタットを組み付けるためのサーモスタットハウジングと、サーモスタットハウジングからウォータポンプへ冷却水を流すためのポンプ通路と、ラジエータを介さずにウォータポンプへ戻る冷却水をサーモスタットハウジングへ流すためのバイパス通路とを含み、流量制御弁は、サーモスタットハウジングに組み付けられる継手ボディを含み、継手ボディは、ポンプ通路に連通可能なポンプポートと、バイパス通路に連通可能なバイパスポートとを含むことを趣旨とする。
【0013】
上記発明の構成において、エンジンブロックは、サーモスタットハウジング、ポンプ通路及びバイパス通路を含む。このような構成を含むエンジンブロックは、その内部に設けられるバイパス通路に冷却水を流通させる「内部バイパスタイプ」であり、現在多くのエンジンで採用されている。
従って、上記発明の構成によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、現状の「内部バイパスタイプ」のエンジンブロックには、そのサーモスタットハウジングを利用して継手ボディを組み付けることにより、流量制御弁をエンジンブロックに装着することが可能となる。この装着状態で、エンジンブロックのバイパス通路に対して継手ボディのバイパスポートを連通させることにより、流量制御弁を通るバイパス流量が確保される。又、エンジンブロックのポンプ通路に対して継手ボディのポンプポートを連通させることにより、流量制御弁で調節されるラジエータ流量及びバイパス流量がポンプ通路を通じてウォータポンプへ戻される。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の流量制御弁を具体化した第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本実施の形態の流量制御弁1の側面図を示す。図2は、同じく流量制御弁1の平面図を示す。図3は、図2のA−A線に沿った断面図を示す。図4は、図3のB−B線に沿った断面図を示す。図5は、図3のC−C線に沿った断面図を示す(矢印は水の流れを示す。)。
【0016】
この流量制御弁1は、車両用エンジンの冷却装置に組み込まれて、冷却水の流量を制御するために使用されるものである。図6は、その冷却装置の概略構成図を示す。図6において、エンジン2には、ウォータジャケット等を含む冷却水通路3が設けられる。流量制御弁1の出口側は、ポンプ通路4を介してウォータポンプ(W/P)5に接続される。ウォータポンプ5は冷却水通路3の入口側に接続される。冷却水通路3の出口側は、ラジエータ通路6及びバイパス通路7に接続される。ラジエータ通路6は、ラジエータ8を介して流量制御弁1に接続される。バイパス通路7は、ラジエータ8を介さずに流量制御弁1に直接接続される。
【0017】
従って、流量制御弁1が開いた状態で、エンジン2の運転に連動してウォータポンプ5が作動することにより、同ポンプ5から冷却水が吐出され、その冷却水が冷却水通路3へ流れる。冷却水通路3の出口側から流れ出る冷却水の一部は、ラジエータ通路6及びラジエータ8を経由して流量制御弁1に流れる。冷却水通路3の出口側から流れ出る冷却水の一部は、バイパス通路7を経由して流量制御弁1に流れる。そして、ラジエータ通路6から流量制御弁1に流れるラジエータ流量と、バイパス通路7から流量制御弁1に流れるバイパス流量とが流量制御弁1で制御され、ポンプ通路4を通じてウォータポンプ5へ送られて再び冷却水通路3へと吐出される。この冷却水の循環によりエンジン2が適温に冷却される。
【0018】
ここで、流量制御弁1によりラジエータ流量が制御されることにより、エンジン2の冷却水通路3を流れる冷却水の温度が制御される。即ち、流量制御弁1の制御によりラジエータ流量が多くなれば、冷却水通路3を流れる冷却水のうち、ラジエータ8で放熱される冷却水の割合が多くなり、エンジン2のための冷却水の温度が低くなる。流量制御弁1の制御によりラジエータ流量が少なくなれば、冷却水通路3を流れる冷却水のうち、ラジエータ8で放熱される冷却水の割合が少なくなり、エンジン2のための冷却水の温度が高くなる。
【0019】
図6に示すように、流量制御弁1は、エンジン2を制御するための電子制御装置(ECU)11に接続される。流量制御弁1は、エンジン2の運転状態に応じてエンジン2の冷却度合いを制御するために、このECU11により制御される。流量制御弁1の開閉制御を実行するため、ECU11には、各種センサからエンジン回転速度、吸気圧、エンジン出口水温度及びラジエータ出口水温度等の信号が取り込まれる。エンジン出口水温度は、冷却水通路3の出口に設けられた第1の水温センサ12により検出される冷却水温度である。ラジエータ出口水温度は、ラジエータ8の出口に設けられた第2の水温センサ13により検出される冷却水温度である。ECU11は、これらの信号に基づき、エンジン2の運転状態に応じて流量制御弁1の開度を制御することになる。
【0020】
図1に示すように、流量制御弁1は、エンジン2のブロック(エンジンブロック)2aに形成されたサーモスタットハウジング(以下、単位「ハウジング」と言う。)21に組み付けられる。このハウジング21には、ウォータポンプ5に通じるポンプ通路4と、バイパス通路7とが連通する。このハウジング21は、通常は、周知のサーモスタットが設けられるものであるが、ここでは、流量制御弁1を装着するために使用される。
【0021】
即ち、エンジン2を構成するエンジンブロック2aは、サーモスタットを組み付けるためのハウジング21と、そのハウジング21からウォータポンプ5へ冷却水を流すためのポンプ通路4と、ラジエータ8を介さずにウォータポンプ5へ戻る冷却水をハウジング21へ流すためのバイパス通路7とを含む。このハウジング21を利用して流量制御弁1が装着される。
【0022】
図1,2に示すように、流量制御弁1は、第1のボディ22と、本発明の継手ボディとしての第2のボディ23と、本発明のアクチュエータとしてのステップモータ24との三つの部分で構成される。第2のボディ23の外径はハウジング21の内径よりも相対的に小さく設定される。第2のボディ23の高さはハウジング21の深さと同じに設定される。このような寸法設定により、第2のボディ23がハウジング21に受け入れられ、組み付けられる。この組み付け状態で、第1のボディ22と第2のボディ23は、ともにネジ25によりエンジンブロック2aに固定される。第1のボディ22とエンジンブロック2aとの間には、シールリング26が設けられる。ステップモータ24は、ネジ27により第1のボディ22に固定される。第1のボディ22には、ラジエータ通路6に接続される継手管28が突設される。ステップモータ24と第1のボディ22との間には、開弁ステップ調整用のシム29が挟み込まれる。ステップモータ24には、配線用のコネクタ30が設けられる。
【0023】
流量制御弁1は、上記のようにエンジン2の冷却水通路3から流れ出てラジエータ通路6及びラジエータ8等を介してウォータポンプ5へ戻るラジエータ流量と、同じく冷却水通路3から流れ出てラジエータ8を介さずにウォータポンプ5へ戻るバイパス流量とを制御するためのものである。そのために、流量制御弁1は、ラジエータ流量を制御するための第1の弁体31及び第1の弁座35と、バイパス流量を制御するための第2の弁体32及び第2の弁座36とを備え、第1及び第2の弁体31,32を一つのバルブ20としてステップモータ24により一体的に駆動するように構成される。
【0024】
図3において、第2のボディ23は筒状をなし、その下部には、バイパス通路7に通じるバイパスポート33が設けられ、上部には、ポンプ通路4に通じるポンプポート34が設けられる。第2のボディ23には、ポンプポート34の上側及び下側に対応して第1の弁体31に対応する第1の弁座35と、第2の弁体に32に対応する第2の弁座36がそれぞれ設けられる。バイパスポート33は、第2の弁座36の弁孔36aを介してポンプポート34に連通可能である。第2のボディ23の下端には、バイパス通路7と、ハウジング21との間をシールするシールリング37が設けられる。第1のボディ22は、隔壁38により上下の部屋39,40に区画される。下側の部屋40は、継手管28の内部のラジエータポート41に通じる。ラジエータポート41は、第1の弁座35の弁孔35aを介してポンプポート34に連通可能である。
【0025】
図3に示すように、第2の弁体32には、ボス部43との間にバックスプリング46が設けられる。このバックスプリング46は、第2の弁体32を第1の弁体31と共に所定の付勢力で押圧することにより、第1の弁体31を開弁方向へ付勢するためのものである。この実施の形態で、バックスプリング46の付勢力は、ステップモータ24の発生出力(推力)を小さくすることにより最小限の大きさに設定される。
【0026】
この他、第1のボディ22と第2のボディ23との間は、Oリング47によりシールされる。第1のボディ22には、隔壁38と弁軸42との間をシールするシール部材48が設けられる。
【0027】
このシール部材48により、第1のボディ22の下側の部屋40を流れる冷却水が、ステップモータ24に通じる上側の部屋39に浸入しないようになっている。この実施の形態の流量制御弁1では、図3に示すように、一般にラジエータ通路6及びラジエータポート41よりもバイパス通路7及びバイパスポート33の方が内径が小さいことから、バイパス流量がラジエータ流量に比べて大きいとバイパス通路7及びバイパスポート33の方が内径が小さいことから、圧力低下はバイパス通路7及びバイパスポート33の方が大きくなる。そのため、弁体31,32にかかる圧力に差が生じ、閉じ方向の力が作用することから圧力特性への影響が大きくなる。即ち、この流量制御弁1のバルブ20に作用する冷却水による圧力は、ラジエータ流量が変化したときよりもバイパス流量が変化したときの方が影響が大きい。この実施の形態では、バイパスポート33の内径φD1の方がボス部43の外径φD2より大きく設定されている。
【0028】
ここで、第1の弁体31及び第1の弁座35の構成要素、並びに、第2の弁体32及び第2の弁座36の構成要素について詳しく説明する。図7〜9は、第1及び第2の弁体31,32等とその動作を拡大して示す。
【0029】
図3,7〜9に示すように、第1及び第2の弁体31,32は、一本の弁軸42上に固定されて一体的なバルブ20を構成する。この弁軸42は、隔壁38と第2のボディ23のボス部43に対し、軸受44,45を介してスラスト方向(図3における上下方向)へ移動可能に支持される。
【0030】
第1の弁体31は、略筒状をなして弁軸42上に組み付けられる。この第1の弁体31は、その上部に位置するフランジ状の計量部31aと、その下部に位置する略筒状の最大流量規制部31bとにより構成される。この第1の弁体31の計量部31aが、第1の弁座35の弁孔35aに整合する。より詳細には、計量部31aは、円筒部31cと、それより大径な拡径部31dとを含む。第1の弁座35の弁孔35aは、第1の弁体31の円筒部31cに整合する円周部35bと、第1の弁体31の拡径部31dに整合するテーパ部35cとを含む。そして、第1の弁体31が弁軸42と一体的に上下に移動することにより、同弁体31と第1の弁座35との隙間により定義されるラジエータ側開度が変わる。図3,9には、ラジエータ側開度が全開となる状態を示す。この状態から、第1の弁体31が下方へ移動することにより、ラジエータ側開度が全開から全閉へ向かって小さくなる。
【0031】
第1の弁体31の下側に位置する第2の弁体32は、第1の弁体31の計量部31aとほぼ同径な略筒状をなし、その上下に位置する上計量部32a及び下計量部32bと、中間に位置する最大流量規制部32cと、上計量部32aと最大流量規制部32cとの間のテーパ部32dとにより構成される。これら第2の弁体32の上下の計量部32a,32bが、第2の弁座36の弁孔36aに整合する。第2の弁座36の弁孔36aは、第2の弁体32の上下の計量部32a,32bに整合する円周部36bと、その下側のテーパ部36cとを含む。そして、第2の弁体32が第1の弁体31及び弁軸42と一体的に上下に移動することにより、同弁体32の上下の計量部32a,32bと第2の弁座36との隙間により定義されるバイパス側開度が変わる。図3,9には、第2の弁体32の下計量部32bが円周部36bに整合して第2の弁座36が閉じられた状態を示す。この状態から、第2の弁体32が下方へ移動することにより、下計量部32bが円周部36bから徐々に離れ、最大流量規制部32cが円周部36bを通過して上計量部32aが同円周部36bに徐々に近付く。従って、バイパス側開度は、全閉状態から全開状態へ向かって大きくなり、再び全閉状態へ戻ることになる。
【0032】
次に、ステップモータ24に係る構造を説明する。ステップモータ24は、2つのステータ51a,51bと、その内周に配置されたロータ52とを備える。ステータ51a,51bは、それぞれ上下から互い違いに形成された三角歯状のコア53と、そのコア53の内周に配置されたボビン54に巻かれた巻き方向の異なる2つのコイル55,55とを含む。2つのコイル55,55のうち、いずれに通電するかによってコア53の励磁磁極の方向が変えられる。2つのステータ51a,51bは、そのコア53の位置をずらして重ねて固定される。
【0033】
ここで、ロータ52は、マグネットにより構成され、マグネットの外周は予めN極とS極に交互に着磁される。図3に示すように、ロータ52の中心には、中心軸56がロータ52と一体回転可能に設けられる。この中心軸56の下部外周には、雄ネジ56aが形成される。この中心軸56の下部には、ガイド57が装着される。ガイド57には、中心軸56の雄ネジ56aに噛み合う雌ネジ57aが形成される。このような構成により、ロータ52の回転が中心軸56を介してガイド57のスラスト方向の移動に変換されるようになっている。ガイド57は、ジョイント58を介して弁軸42に連結される。ガイド57とジョイント58との間には、リリーフスプリング59が設けられる。
【0034】
次に、この流量制御弁1において上記のような第1の弁体31及び第1の弁座35の構成要素、並びに、第2の弁体32及び第2の弁座36の構成要素から得られる流量特性等について説明する。
図10(a),(b)には、流量制御弁1の流量特性と圧力特性をグラフに示す。図10(b)には、横軸にステップモータ24のモータステップ数を、縦軸に冷却水の流量、即ち、ラジエータ流量及びバイパス流量をそれぞれ示す。図10(a)には、横軸にステップモータ24のモータステップ数を、縦軸にラジエータポート41にかかるラジエータ流量の圧力(ラジエータ流圧力)と、バイパスポート33にかかるバイパス流量の圧力(バイパス流圧力)をそれぞれ示す。ここで、横軸のモータステップ数は、バルブ20の開度(バルブ開度)に相当するものであり、モータステップ数で「0」がバルブ開度で「全閉」に相当し、モータステップ数で「約230」がバルブ開度で「全開」に相当する。即ち、この実施の形態で、図10(b)に示すように、ラジエータ流量及びバイパス流量が、バルブ20の変位量であるバルブ開度との関係で領域的表現として定義される。
【0035】
ここで、ラジエータ流量は、バルブ20の変位量増加(バルブ開度増加)に対して増加傾向を示す。この特性は、第1の弁体31が、図7に示す全閉状態から、図8に示す半開状態を経由して図9に示す全開状態に達するまでの間のラジエータ側開度により決定されるものである。
【0036】
又、バイパス流量は、バルブ20の変位量増加(バルブ開度増加)に対して増加と減少を示す。この特性は、第2の弁体32が、図7に示す全閉状態から、図8に示す半開状態を経由して図9に示す全閉状態に達するまでの間のバイパス側開度により決定されるものである。
【0037】
更に、ラジエータ流量がほぼ零となる領域、即ち、図10(b)における「暖機領域」では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるように設定される。特に、図10(b)におけるモータステップ数で30から80までの「低流量領域」では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて少なく流れる流量特性を示し、ラジエータ流量がほぼ直線的に急増すると共にバイパス流量が殆ど増えないという流量特性に設定される。
【0038】
上記「暖機領域」の流量特性は、第1の弁体31が、図7に示す全閉状態から、僅かに開方向へ移動する間の特性であり、第1の弁体31の円筒部31cと、第1の弁座35の円周部35bとが互いに接する間で得られる。この領域では、円筒部31cが円周部35bに接して摺動する間はラジエータ流量が零に保たれる。一方、この間は、第2の弁体32の上計量部32aが第2の弁座36の円周部36bに接するが、この接触状態において上計量部32aと円周部36bとの間には、予め微細間隙が設けられることから、その微細間隙の分だけ微量なバイパス流量が確保される。この微量なバイパス流量の分だけバイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れるようになっている。
【0039】
上記「低流量領域」におけるラジエータ流量の流量特性は、第1の弁体31の円筒部31cが第1の弁座35の円周部35bから離れ始めるときから図8に示す半開状態に達するまでの間で、円筒部31cが第1の弁座35のテーパ部35cを通過する間に得られる。この領域では、円筒部31cがテーパ部35cを通過して離れるに連れ、ラジエータ流量がほぼ直線的に増えるようになっている。一方、この間のほぼ全域で、第2の弁体32の上計量部32aが第2の弁座36の円周部36bに近接していることから、上計量部32aと円周部36bとの間で微細間隙が保たれてバイパス流量は殆ど増加しない。
【0040】
図10(b)において、上記「低流量領域」よりも大きい領域では、全開状態までの間で、ラジエータ流量は、バルブ開度の増加に対して二次曲線的に増えて「最大流量領域」に達する。このラジエータ流量の流量特性は、第1の弁体31の計量部31aが、図8に示す半開状態から図9に示す全開状態に達するまでの間で、計量部31aが第1の弁座35を離れ、第2の弁体32が第1の弁座35に近付くことにより得られる。一方、バイパス流量は、バルブ開度増加に対して緩やかに増加して緩やかに減少する。このバイパス流量の流量特性は、第2の弁体32が、図8に示す状態から図9に示す状態に達するまでの間で、上計量部32aが第2の弁座36を離れ、その反対に下計量部32bが第2の弁体32に近付くことにより得られる。尚、第2の弁体32が図9に示す状態になるときにバイパス流量が零とならないのは、第2の弁体32の下計量部32bと第2の弁座36の円周部36bとの間に若干の隙間が設けられ、この隙間の分だけバイパス流量が生じることによる。
【0041】
以上説明した本実施の形態の流量制御弁1によれば、図6に示すエンジンの冷却装置において、ECU11がエンジン2の運転状態に応じたバルブ開度を決定してステップモータ24を制御することにより、そのバルブ開度に応じた流量特性が流量制御弁1により得られる。
【0042】
例えば、冷間時からエンジン2を始動させる場合、ECU11が、流量特性における「暖機領域」を選択的に使用するために流量制御弁1のステップモータ24を所要のモータステップ数で制御する。この場合、ラジエータ流量はほぼ零になることから、エンジン2の冷却水通路3を流れる冷却水がラジエータ8を通過して放熱されることはないが、バイパス流量は微小量確保されることになる。つまり、ラジエータ流量がほぼ零となる「暖機領域」では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れることから、エンジン2から流れ出る冷却水をラジエータ8で放熱させる循環が起きなくても、エンジン2から流れ出る冷却水をバイパス流量の微小流量分だけウォータポンプ5へ戻して再びエンジン2へ循環させることができる。従って、微小流量分だけ冷却水が冷却水通路3を流れてエンジン2の温度状態が冷却水に反映され、エンジン2の温度状態を反映したエンジン出口水温度が第1の水温センサ12で検出されることになる。
【0043】
ここで、仮に、バイパス流量を零にしたとすると、冷却水通路3を冷却水が流れなくなり、第1の水温センサ12では、エンジン2の温度状態を反映したエンジン出口水温度が検出されず、冷却水通路3の出口付近に滞留した冷却水の温度がエンジン出口水温度としては不適切に検出されるだけである。本実施の形態では、この不具合を回避して、暖機が必要な冷間時に、エンジン2を効率良く暖機することができ、併せて、エンジン2の温度状態を流量制御弁1の制御に適正に反映させることができる。
【0044】
又、エンジン2の冷却度合いを制御するために、ECU11が、流量特性における「暖機領域」と「最大流量領域」との間の領域を選択的に使用するために流量制御弁1のステップモータ24を所要のモータステップ数で制御したとする。この場合、エンジン2の冷却水通路3を流れる冷却水がラジエータ通路6とバイパス通路7の両方に流れ、第1の水温センサ12では、エンジン2の温度状態を反映したエンジン出口水温度が適正に検出され、第2の水温センサ13では、ラジエータ8での放熱状態を反映したラジエータ出口水温度が適正に検出される。そして、エンジン2の冷却に必要なラジエータ流量を確保するために、エンジン出口水温度及びラジエータ出口水温度の検出結果に基づいて流量制御弁1を適正に制御することができるようになる。尚、この「暖機領域」と「最大流量領域」との間の領域では、モータステップ数、即ちバルブ開度に対してほぼ二次曲線的に変化するラジエータ流量が得られることから、冷却水温度を目標温度へ良好にフィードバック制御することができる。
【0045】
更に、エンジン2の高負荷運転時に、ECU11が、流量特性における「最大流量領域」を選択的に使用するために流量制御弁1のステップモータ24を所要のモータステップ数で制御したとする。この場合、ラジエータ流量は最大流量となり、エンジン2の冷却水通路3を流れてラジエータ8を通過する冷却水の循環量が最大となり、冷却水がラジエータ8で最大効率をもって冷却されることになる。このため、冷却水の温度上昇を最大限に抑えてエンジン2を最大限に冷却することができる。
【0046】
ところで、この実施の形態の流量制御弁1では、ラジエータ流量に比べてバイパス流量の方が圧力特性への影響が相対的に大きい。ここで、図10(b)に示すように、ラジエータ流量がほぼ零となる「暖機領域」以外の領域では、冷却水の圧力特性への影響が大きいバイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となっている。このことから、第1の弁体31に作用するラジエータ流量の圧力(ラジエータ流圧力)と、第2の弁体32に作用するバイパス流量の圧力(バイパス流圧力)との圧力差は、図10(a)に示すように、バルブ開度の全範囲にわたって小さくなり、両弁体31,32からなる一体的なバルブ20に作用する冷却水の圧力による推力が相対的に小さくなる。このため、バルブ20から弁軸42、ジョイント58及びガイド57を介してステップモータ24に作用する圧力による推力が小さくなり、この小さくなった推力の分だけステップモータ24に要求される駆動トルクを減らすことができる。この結果、減少出力分だけステップモータ24を小型化することができ、流量制御弁1の小型化を図ることができ、そのエンジン搭載性を向上させることができる。
【0047】
この実施の形態の流量制御弁1の流量特性によれば、図10(b)に示すように、ラジエータ流量が、バルブ20の変位量(バルブ開度)の増加に対して最大流量へ向かっての増加傾向を示し、バイパス流量が、バルブ20の変位量(バルブ開度)の増加に対して一旦増加して減少する傾向を示すようになっている。従って、ラジエータ流量が最大流量となる「最大流量領域」では、バイパス流量が減少して、その減少分だけラジエータ流量として循環する冷却水が増えることになる。このため、エンジン2を最大限に冷却すべき高負荷運転時には、最大流量の冷却水をラジエータ8で放熱させて冷却することができ、エンジン2の冷却効果を高めることができる。
【0048】
この実施の形態で、エンジン2を構成するエンジンブロック2aは、ハウジング21、ポンプ通路4及びバイパス通路7を含む。このような構成を含むエンジンブロック2aは、その内部に設けられるバイパス通路7に冷却水を流通させる「内部バイパスタイプ」の一つであり、現在多くのエンジンで採用されている。
【0049】
従って、この実施の形態の流量制御弁1によれば、図1,3〜5に示すように、現状の「内部バイパスタイプ」のエンジンブロック2aにおいて、既に設けられているハウジング21を利用して第2のボディ23を組み付けることにより、流量制御弁1をエンジンブロック2aに装着することができる。この装着状態で、エンジンブロック2aのバイパス通路7に対して第2のボディ23のバイパスポート33を連通させる。これにより、流量制御弁1を通るバイパス流量が確保される。又、エンジンブロック2aのポンプ通路4に対して第2のボディ23のポンプポート34を連通させる。これにより、流量制御弁1で調節されるラジエータ流量及びバイパス流量がポンプ通路4を通じてウォータポンプ5へ戻されるようになる。このようにエンジンブロック2aのハウジング21をそのまま利用して流量制御弁1を装着できるので、流量制御弁1を装着するために、エンジンブロック2aの形状を変更したり、エンジンブロック2aの外部にバイパス配管等を別途設けたりする必要がない。この結果、流量制御弁1をエンジン2に対して簡易かつ安価に装着することができる。これにより、冷却装置の製造コストの高騰を抑えることができる。
【0050】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の流量制御弁を具体化した第2の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。尚、この実施の形態において、第1の実施の形態と同じ構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。以下には、第1の実施の形態と異なる点を説明する。
【0051】
図11は、本実施の形態の流量制御弁61の断面図を示し、図3に準ずる。この実施の形態の流量制御弁61は、第1の弁体71及び第1の弁座72の構成の点で第1の実施の形態の流量制御弁1と構成が異なる。
【0052】
第1の弁体71は、略短筒状をなし、上部にフランジ状の計量部71aを含む。第1の弁体71は、第1の実施の形態で第1の弁体31に設けられた最大流量規制部31bを持たない。この実施の形態では、第1の弁体71の直下の弁軸42の部分が、最大流量規制部31bと同等に機能する。第1の弁体71の計量部71aは、第1の弁座72の弁孔72aに整合する。より詳細には、計量部71aは、円筒部71bと、それより大径な拡径部71cとを含む。第1の弁座72の弁孔72aは、第1の弁体71の円筒部71bに整合する円周部72bと、第1の弁体71の拡径部71cに整合するシール部72cとを含む。シール部72cは、第1の弁座72の基材にゴムを焼き付けることで設けられる。第1の弁体71が弁軸42と一体的に上下に移動することにより、同弁体71と第1の弁座72との隙間により定義されるラジエータ側開度が変わる。図11は、ラジエータ側開度が全開となる状態を示す。ラジエータ側開度が全閉のときには、第1の弁体71の円筒部71bが第1の弁座72の円周部72bに整合し、第1の弁体71の拡径部71cが第1の弁座72のシール部72cに密着する。
【0053】
従って、この実施の形態の流量制御弁61によれば、第1の実施の形態の流量制御弁1と同様の作用・効果を得ることができる。但し、第1の弁体71が最大流量規制部を持たない分だけ、ラジエータ流量の最大流量を、第1の実施の形態のそれより増大させることができる。又、第1の弁体71に拡径部71cが設けられ、それに密着するシール部72cが第1の弁座72に設けられる点で、ラジエータ側開度が全閉になるとき冷却水のシール性を向上させることができる。
【0054】
尚、この発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で以下のように実施することもできる。
【0055】
(1)前記各実施の形態では、流量制御弁1,61の流量特性につき、ラジエータ流量が、バルブ20の変位量増加に対して増加傾向を示し、バイパス流量が、バルブ20の変位量増加に対して増加と減少を示すように設定したが、ラジエータ流量とバイパス流量の増減関係はこれに限られるものではなく、必要に応じて適宜変更してもよい。
【0056】
(2)前記各実施の形態では、アクチュエータとしてステップモータ24を用いたが、ステップモータ以外のアクチュエータ、例えば、DCモータやリニアソレノイドをアクチュエータとして用いることもできる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の構成によれば、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう第1の弁体及び第1の弁座の構成要素、並びに、第2の弁体及び第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定される。このため、ラジエータ流圧力とバイパス流圧力との圧力差によりバルブに作用する圧力による力を抑えることができ、アクチュエータに要求される駆動トルクを相対的に小さくしてアクチュエータの小型化を図ることができ、エンジン搭載性を向上させることができる。併せて、エンジンに暖機が必要なときには、エンジンを効率良く暖機することができると共に、エンジンの温度状態を流量制御弁の制御に適正に反映させることができる。
【0058】
請求項2に記載の発明の構成によれば、ラジエータ流量が、バルブの変位量増加に対して増加傾向を示し、バイパス流量が、バルブの変位量増加に対して増加と減少を示し、ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、バイパス流量がラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう第1の弁体及び第1の弁座の構成要素、並びに、第2の弁体及び第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定される。このため、請求項1に記載の発明の効果に加え、エンジンを最大限に冷却すべきときには、多めの冷却水をラジエータで放熱させて冷却することができ、エンジンの冷却効果を高めることができる。
【0059】
請求項3に記載の発明の構成によれば、現状の「内部バイパスタイプ」のエンジンブロックにおいて、サーモスタットハウジングを利用して継手ボディを組み付けることにより、流量制御弁をエンジンブロックに装着することが可能となる。この装着状態で、流量制御弁を通るバイパス流量が確保され、流量制御弁で調節されるラジエータ流量及びバイパス流量がポンプ通路を通じてウォータポンプへ戻される。このため、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、エンジンに対して流量制御弁を簡易かつ安価に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係り、流量制御弁を示す側面図である。
【図2】 流量制御弁を示す平面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 図3のB−B線断面図である。
【図5】 図3のC−C線断面図である。
【図6】 エンジン冷却装置を示す概略構成図である。
【図7】 第1及び第2の弁体等の構成と動作を示す部分拡大断面図である。
【図8】 第1及び第2の弁体等の構成と動作を示す部分拡大断面図である。
【図9】 第1及び第2の弁体等の構成と動作を示す部分拡大断面図である。
【図10】 (a),(b)は、流量制御弁の流量特性と圧力特性を示すグラフである。
【図11】 第2の実施の形態に係り、図3に準ずる流量制御弁の断面図である。
【符号の説明】
1 流量制御弁
2 エンジン
2a エンジンブロック
4 ポンプ通路
5 ウォータポンプ
7 バイパス通路
8 ラジエータ
20 バルブ
21 サーモスタットハウジング
23 第2のボディ
24 ステップモータ(アクチュエータ)
31 第1の弁体
32 第2の弁体
33 バイパスポート
34 ポンプポート
35 第1の弁座
36 第2の弁座
61 流量制御弁
71 第1の弁体
72 第1の弁座

Claims (3)

  1. 冷却水を循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置に使用されるものであり、
    前記エンジンから流れ出てラジエータを介してウォータポンプへ戻るラジエータ流量を制御するための第1の弁体及び第1の弁座と、
    前記エンジンから流れ出て前記ラジエータを介さずに前記ウォータポンプへ戻るバイパス流量を制御する第2の弁体及び第2の弁座と、
    前記第1及び第2の弁体を一つのバルブとして一体的に変位させるアクチュエータと
    を備え、前記アクチュエータを制御して前記バルブを変位させることにより、前記ラジエータ流量と前記バイパス流量を調節して冷却水温度を目標温度に制御するようにした流量制御弁において、
    前記ラジエータ流量及び前記バイパス流量が前記バルブの変位量との関係で領域的に定義され、前記ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、前記バイパス流量が前記ラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、前記バイパス流量が前記ラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう前記第1の弁体及び前記第1の弁座の構成要素、並びに、前記第2の弁体及び前記第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定され、前記ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、前記第1の弁体と前記第1の弁座とが互いに接すると共に、前記第2の弁体と前記第2の弁座との間に微細隙間が設けられ、その微細隙間の分だけ微量なバイパス流量が確保されることで前記バイパス流量が前記ラジエータ流量に比べて僅かに多く流れることを特徴とする流量制御弁。
  2. 冷却水を循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置に使用されるものであり、
    前記エンジンから流れ出てラジエータを介してウォータポンプへ戻るラジエータ流量を制御するための第1の弁体及び第1の弁座と、
    前記エンジンから流れ出て前記ラジエータを介さずに前記ウォータポンプへ戻るバイパス流量を制御する第2の弁体及び第2の弁座と、
    前記第1及び第2の弁体を一つのバルブとして一体的に変位させるアクチュエータと
    を備え、前記アクチュエータを制御して前記バルブを変位させることにより、前記ラジエータ流量と前記バイパス流量を調節して冷却水温度を目標温度に制御するようにした流量制御弁において、
    前記ラジエータ流量及び前記バイパス流量が前記バルブの変位量との関係で領域的に定義され、前記ラジエータ流量が、前記バルブの変位量増加に対して増加傾向を示し、前記バイパス流量が、前記バルブの変位量増加に対して増加と減少を示し、前記ラジエータ流量がほぼ零となる領域では、前記バイパス流量が前記ラジエータ流量に比べて僅かに多く流れ、それ以外の領域では、前記バイパス流量が前記ラジエータ流量に比べて同じか少なく流れる流量特性となるよう前記第1の弁体及び前記第1の弁座の構成要素、並びに、前記第2の弁体及び前記第2の弁座の構成要素がそれぞれ設定されることを特徴とする流量制御弁。
  3. 前記エンジンは、エンジンブロックを含み、前記エンジンブロックは、サーモスタットを組み付けるためのサーモスタットハウジングと、前記サーモスタットハウジングから前記ウォータポンプへ冷却水を流すためのポンプ通路と、前記ラジエータを介さずに前記ウォータポンプへ戻る冷却水を前記サーモスタットハウジングへ流すためのバイパス通路とを含み、
    前記流量制御弁は、前記サーモスタットハウジングに組み付けられる継手ボディを含み、前記継手ボディは、前記ポンプ通路に連通可能なポンプポートと、前記バイパス通路に連通可能なバイパスポートとを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の流量制御弁。
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