JP3967684B2 - 金型装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機においては、射出装置の加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた成形材料としての樹脂を、射出して金型装置内のキャビティに充填(てん)し、該キャビティ内において冷却し固化させることによって成形品を得るようにしている。
【0003】
前記射出成形機は金型装置、型締装置及び射出装置を有する。そして、前記金型装置は固定金型及び可動金型を備え、前記型締装置によって前記可動金型を進退させることにより、型閉じ、型締め及び型開きが行われる。また、前記射出装置は、加熱シリンダ、及び該加熱シリンダ内において回転自在に、かつ、進退自在に配設されたスクリューを備える。そして、該スクリューを前進させることによって、加熱シリンダの前端に取り付けられた射出ノズルから樹脂が射出され、前記キャビティに充填されるようになっている。
【0004】
ところで、ホットランナ式の金型装置においては、キャビティに樹脂を供給するためのマニホルド、ノズルユニット等にヒータが配設され、該ヒータによってマニホルド、ノズルユニット等に形成されたランナ、ノズルランナ等内の樹脂が加熱される。この場合、ランナ、ノズルランナ等内の樹脂を溶融状態に保つことができる。
【0005】
図2は従来の金型装置の断面図である。
【0006】
図において、11は固定金型であり、該固定金型11は図示されない固定プラテンに取り付けられる。前記固定金型11と対向させて図示されない可動金型が配設され、該可動金型は図示されない可動プラテンに取り付けられる。前記固定金型11及び可動金型によって金型装置が構成され、図示されない型締装置を作動させて前記可動プラテンを進退させ、固定金型11と可動金型とを接離させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
【0007】
また、前記固定金型11は、可動金型と対向させて配設されたキャビティ型板15、該キャビティ型板15と所定の距離を置いて配設されたマニホルド型板17、及び該マニホルド型板17と所定の距離を置いて配設されたプラテン側型板18を備える。そして、前記キャビティ型板15内にノズルユニット21が配設される。該ノズルユニット21は、キャビティ型板15にわたって延在させられ、後端(図において右端)が前記マニホルド型板17に取り付けられた筒状のチップボディ22を備える。該チップボディ22は、前端部(図において左端部)に形成されたゲート部分25、該ゲート部分25に隣接させて形成された筒状部分26、及び該筒状部分26に隣接させて形成されたフランジ部分27を備える。
【0008】
また、前記キャビティ型板15、マニホルド型板17及びプラテン側型板18にわたって延在させられ、かつ、前記チップボディ22を貫通してバルブピン38が進退(図において左右方向に移動)自在に配設され、前記チップボディ22とバルブピン38との間に環状のノズルランナ37が、マニホルド型板17とバルブピン38との間に環状のランナ35がそれぞれ形成される。該ランナ35は、マニホルド型板17のほぼ中央においてランナ35に対して直角の方向に延びるランナ36と接続される。
【0009】
そして、前記ノズルユニット21の前端(図において左端)に樹脂をキャビティCに充填するためのゲート口39が形成され、前記ノズルランナ37はゲート口39を介してキャビティCと連通させられる。前記バルブピン38は、前端が前記ゲート口39に臨ませて進退自在に配設され、後端がプラテン側型板18内に配設されたバルブ開閉用の駆動部としてのシリンダ41に接続され、該シリンダ41を駆動することによって進退させられる。
【0010】
前記シリンダ41は、シリンダ本体42、及び該シリンダ本体42内において摺(しゅう)動自在に配設されたピストン43を備え、該ピストン43に前記バルブピン38の後端が固定される。そして、前記シリンダ本体42内においてピストン43より後方(図において右方)に後方シリンダ室44が、ピストン43より前方(図において左方)に前方シリンダ室45が形成され、前記プラテン側型板18に後方シリンダ室44及び前方シリンダ室45と連通させて図示されない流路が形成され、該各流路が図示されない制御弁を介して空気ポンプ又は油圧ポンプを含む圧力流体供給装置に連通させられる。
【0011】
また、前記ノズルランナ37内を流れる樹脂を加熱するために、筒状部分26の外周にヒータh1が配設され、前記ランナ35、36内を流れる樹脂を加熱するためにヒータh2が配設される。
【0012】
ところで、前記キャビティCに樹脂を充填するために、図示されない射出装置が配設され、該射出装置の射出ノズルから樹脂が射出され、このとき、バルブピン38が後退(図において右方向に移動)させられ、ゲート口39が開放される。そして、射出された樹脂は、ランナ35、36を介してノズルランナ37に送られ、ゲート口39を介してキャビティCに供給される。続いて、キャビティC内において樹脂を冷却し固化させることによって、成形品を得ることができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
【特許文献1】
特開2000−190357号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の金型装置においては、前記バルブピン38がランナ35の中心に配設されるので、ランナ36内を矢印a方向に流れてきた樹脂が、前記バルブピン38によって矢印b、c方向に分流させられ、ランナ35において合流し、そのままノズルランナ37内を流れるので、ショート、偏肉、エアの巻込み、ウエルド、ダイマーク等の成形不良が発生してしまう。
【0015】
本発明は、前記従来の金型装置の問題点を解決して、成形不良が発生するのを防止することができる金型装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の金型装置においては、キャビティに成形材料を充填するための流路と、該流路内において固定金型に対して進退自在に配設され、成形材料を分流させ、合流させて合流点を形成する分流部材と、前記成形材料の流れ方向における前記合流点より下流側において、前記分流部材を包囲するように固定金型に取り付けて配設され、合流した成形材料を攪拌して混合する攪拌混合部材とを有する。
そして、該攪拌混合部材は、複数個の穴部を通過するのに伴って成形材料を攪拌し混合する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明の第1の実施の形態における金型装置の断面図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるフィルタエレメントの断面図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるフィルタエレメントの要部を示す断面図である。
【0026】
図において、11は第1の金型としての固定金型であり、該固定金型11は図示されない第1のプラテンとしての固定プラテンに取り付けられる。前記固定金型11と対向させて第2の金型としての図示されない可動金型が配設され、該可動金型は第2のプラテンとしての図示されない可動プラテンに取り付けられる。前記固定金型11及び可動金型によってホットランナ式の金型装置が構成され、図示されない型締装置を作動させて前記可動プラテンを進退させ、固定金型11と可動金型とを接離させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。
【0027】
また、前記固定金型11は、可動金型と対向させて配設され、キャビティ側板12及びキャビティ板支持板13から成るキャビティ型板15、該キャビティ型板15と所定の距離を置いて配設されたマニホルド型板17、及び該マニホルド型板17と所定の距離を置いて配設されたプラテン側型板18を備える。そして、前記キャビティ型板15内にノズルユニット21が配設される。該ノズルユニット21は、キャビティ型板15にわたって延在させられ、後端(図1において右端)が前記マニホルド型板17に取り付けられた筒状のチップボディ22を備える。該チップボディ22は、前端部(図1において左端部)に形成されたゲート部分25、該ゲート部分25に隣接させて形成された筒状部分26、及び該筒状部分26に隣接させて形成されたフランジ部分27を備える。
【0028】
また、前記キャビティ型板15、マニホルド型板17及びプラテン側型板18にわたって延在させられ、かつ、前記チップボディ22を貫通してバルブピン38が進退(図1において左右方向に移動)自在に配設され、前記チップボディ22とバルブピン38との間に第1の流路としての環状のノズルランナ37が、マニホルド型板17とバルブピン38との間に環状のランナ35がそれぞれ形成される。該ランナ35は、マニホルド型板17のほぼ中央においてランナ35に対して直角の方向に延びるランナ36と接続される。なお、前記ランナ35、36によって第2の流路が構成される。
【0029】
そして、前記ノズルユニット21の前端(図1において左端)に成形材料としての樹脂をキャビティCに充填するためのゲート口39が形成され、前記ノズルランナ37はゲート口39を介してキャビティCと連通させられる。前記バルブピン38は、前端が前記ゲート口39に臨ませて進退自在に配設され、後端がプラテン側型板18内に配設されたバルブ開閉用の駆動部としてのシリンダ41に接続され、該シリンダ41を駆動することによって進退させられる。
【0030】
前記シリンダ41は、シリンダ本体42、及び該シリンダ本体42内において摺動自在に配設されたピストン43を備え、該ピストン43に前記バルブピン38の後端が固定される。そして、前記シリンダ本体42内においてピストン43より後方(図1において右方)に第1のシリンダ室としての後方シリンダ室44が、ピストン43より前方(図1において左方)に第2のシリンダ室としての前方シリンダ室45が形成され、前記プラテン側型板18に後方シリンダ室44及び前方シリンダ室45と連通させて図示されない流路が形成され、該各流路が図示されない制御弁を介して空気ポンプ又は油圧ポンプを含む圧力流体供給装置に連通させられる。なお、本実施の形態においては、バルブ開閉用の駆動部としてシリンダ41を使用するようになっているが、該シリンダ41に代えて電動式のモータを使用することもできる。
【0031】
そして、前記ノズルランナ37内を流れる樹脂を加熱するために、筒状部分26の外周にヒータh1が配設され、前記ランナ35、36を流れる樹脂を加熱するためにヒータh2が配設される。また、前記筒状部分26には、前記ノズルランナ37内の樹脂の温度を検出するために温度検出部としての熱電対51が埋設され、該熱電対51のセンサ出力が図示されない制御部に送られる。該制御部は、前記熱電対51から送られたセンサ出力に基づいて、前記ヒータh1、h2の通電を制御する。
【0032】
また、前記制御部のゲート制御処理手段が、ゲート制御処理を行い、前記制御弁を切り換えて後方シリンダ室44に圧力流体を供給し、前方シリンダ室45の圧力流体を排出すると、ピストン43が前進(図1において左方向に移動)させられる。それに伴って、バルブピン38は、前方の閉鎖位置に置かれ、ゲート口39を閉鎖する。したがって、樹脂はキャビティCに充填されない。
【0033】
そして、前記ゲート制御処理手段が、前記制御弁を切り換えて前方シリンダ室45に圧力流体を供給し、後方シリンダ室44の圧力流体を排出すると、ピストン43が後退(図1において右方向に移動)させられる。それに伴って、バルブピン38は、後方の開放位置に置かれ、ゲート口39を開放する。したがって、樹脂はキャビティCに充填される。
【0034】
ところで、前記キャビティCに樹脂を充填するために、図示されない射出装置が配設され、該射出装置の射出ノズルから樹脂を射出することができるようになっている。
【0035】
そして、前記制御部の射出処理手段は、射出処理を行い、前記バルブピン38を後退させ、前記ゲート口39を開放するとともに、射出ノズルから樹脂を射出すると、樹脂は、ランナ35、36を介してノズルランナ37に送られ、ゲート口39を介してキャビティCに供給される。続いて、キャビティC内において樹脂を冷却し固化させることによって、成形品を得ることができる。
【0036】
ところで、前記バルブピン38がランナ35の中心に配設されるので、ランナ35とランナ36とが接続する部分において、矢印a方向に流れてきた樹脂が前記バルブピン38によって分流させられ、ランナ35内の合流点pAにおいて合流させられることになる。この合流した樹脂がそのままノズルランナ37に送られると、樹脂が合流した際に形成された境界層がそのまま残り、境界層が残った樹脂がキャビティCに充填されると、ショート、偏肉、エアの巻込み、ウエルド、ダイマーク等の成形不良が発生してしまう。なお、前記バルブピン38によって、樹脂を分流させ、合流させる分流部材が構成される。
【0037】
そこで、ランナ35内に、前記合流点pAにおいて合流した樹脂を攪拌して混合するために、樹脂の流れ方向における合流点pAより下流側に、攪拌混合部材としてのフィルタエレメント52が配設される。該フィルタエレメント52は、バルブピン38の軸方向におけるほぼ中間部分を包囲して配設され、フィルタエレメント52を包囲して配設された押えブロック61によって、マニホルド型板17に対して押し付けられてマニホルド型板17に組み込まれる。したがって、フィルタエレメント52の内側に、合流した樹脂を収容する第1の収容部62が、フィルタエレメント52の外側に、攪拌され混合させられた樹脂を収容する第2の収容部63が形成される。
【0038】
前記フィルタエレメント52は、筒状部53、及び該筒状部53の後端において、径方向外方に向けて突出させて形成されたフランジ部54を備え、前記筒状部53は、前端にバルブピン38を貫通させるための貫通孔55が形成され、筒状の壁部56には、円周方向及び軸方向における複数箇所に内径が0.5〜2.0〔mm〕の穴部としてのオリフィス57がマトリックス状に形成される。
【0039】
したがって、第1の収容部62内の樹脂は、前記各オリフィス57を通過する間に攪拌され混合させられて第2の収容部63に送られ、更にノズルランナ37に送られる。
【0040】
本実施の形態においては、バルブピン38の外径が8〔mm〕にされ、前記オリフィス57の内径が1.0〔mm〕で15個以上形成される。なお、各オリフィス57は、壁部56の外周面の近傍において、径方向外方になるほど径が大きくなるように拡開され、拡開部58が形成される。したがって、樹脂がオリフィス57内において詰まるのを抑制することができるだけでなく、詰まった樹脂を容易に除去することができる。
【0041】
このように、矢印a方向に流れてきた樹脂が分流させられ、合流点pAで合流させられても、合流した樹脂が前記各オリフィス57を通過する間に攪拌され混合させられて均一な状態になり、第2の収容部63に送られ、更にノズルランナ37に送られるので、ショート、偏肉、エアの巻込み、ウエルド、ダイマーク等の成形不良が発生するのを防止することができる。
【0042】
また、樹脂は、各オリフィス57を通過する際に、分流させられ、攪拌されるので、剪(せん)断発熱を発生させる。したがって、樹脂は、均一な溶融状態を形成するので、成形品の品質を向上させることができる。しかも、成形材料として、例えば、樹脂と着色剤等の添加物とを混合したもの、複数の樹脂を混合したものを使用する場合に、樹脂と添加物との混練、複数の樹脂の混練等を良好に行うことができる。
【0043】
さらに、樹脂が各オリフィス57を通過する際に、樹脂に混入している異物等を各オリフィス57によって塞(せ)き止め、捕獲することができるので、成形品の品質を一層向上させることができる。
【0044】
なお、本実施の形態において、マニホルド型板17内にフィルタエレメント52が配設されるようになっているが、キャビティ型板15内にフィルタエレメントを配設することもできる。
【0045】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
【0046】
図5は本発明の第2の実施の形態における金型装置の断面図、図6は本発明の第2の実施の形態におけるミキシングエレメントの正面図である。
【0047】
この場合、第1の流路としてのノズルランナ37内に、前記合流点pAにおいて合流した成形材料としての樹脂を攪拌して混合するために、攪拌混合部材としてのミキシングエレメント82が配設される。該ミキシングエレメント82は、分流部材としてのバルブピン38の軸方向における前半部分(図5における左半部分)を包囲して配設され、前端(図5において左端)の近傍に配設された取付部83、及び該取付部83より後方(図6における右方)に延在させて配設された筒状の混合部84を備え、バルブピン38を貫通させるための貫通孔87が形成される。そして、前記混合部84の外周面に、樹脂を攪拌して混合するためのパターン化された凹凸が形成され、該凹凸は、軸方向に対して傾斜させた線上において所定のピッチで突出させて形成された凸部85から成り、該各凸部85間に蛇行流路86が形成される。
【0048】
したがって、第2の流路としてのランナ36内を矢印a方向に流れてきた樹脂がバルブピン38によって分流させられ、合流点pAで合流させられても、合流した樹脂が混合部84と筒状部分26の内周面との間で蛇行流路86を通過するのに伴って攪拌され、混合されて均一な状態になるので、ショート、偏肉、エアの巻込み、ウエルド、ダイマーク等の成形不良が発生するのを防止することができる。
【0049】
なお、本実施の形態においては、前記バルブ開閉用の駆動部としてのシリンダ41は、シリンダ本体42、及び該シリンダ本体42内において摺動自在に配設されたピストン43を備え、該ピストン43から前方(図5において左方)に突出させられたピストンロッド71の前端と、前記バルブピン38の後端(図5において右端)とがアダプタ72を介して連結される。そして、前記シリンダ本体42内においてピストン43より後方(図5において左方)に第1のシリンダ室としての後方シリンダ室44が、ピストン43より前方に第2のシリンダ室としての前方シリンダ室45が形成され、前記プラテン側型板18に後方シリンダ室44及び前方シリンダ室45と連通させて流路73、74が形成され、該各流路73、74が図示されない制御弁を介して空気ポンプ又は油圧ポンプを含む圧力流体供給装置に連通させられる。
【0050】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、キャビティに成形材料を充填するための流路と、該流路内において固定金型に対して進退自在に配設され、成形材料を分流させ、合流させて合流点を形成する分流部材と、前記成形材料の流れ方向における前記合流点より下流側において、前記分流部材を包囲するように固定金型に取り付けて配設され、合流した成形材料を攪拌して混合する攪拌混合部材とを有する。
そして、該攪拌混合部材は、複数個の穴部を通過するのに伴って成形材料を攪拌し混合する。
【0052】
この場合、前記成形材料の流れ方向における前記合流点より下流側に攪拌混合部材が配設されるので、流れてきた成形材料が分流させられ、合流させられても、合流した成形材料が前記攪拌混合部材によって攪拌され混合させられて均一な状態になる。したがって、ショート、偏肉、エアの巻込み、ウエルド、ダイマーク等の成形不良が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における金型装置の断面図である。
【図2】従来の金型装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるフィルタエレメントの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるフィルタエレメントの要部を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における金型装置の断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるミキシングエレメントの正面図である。
【符号の説明】
11 固定金型
17 マニホルド型板
21 ノズルユニット
35、36 ランナ
37 ノズルランナ
38 バルブピン
39 ゲート口
52 フィルタエレメント
55 貫通孔
57 オリフィス
82 ミキシングエレメント
C キャビティ
pA 合流点
Claims (7)
- (a)キャビティに成形材料を充填するための流路と、
(b)該流路内において固定金型に対して進退自在に配設され、成形材料を分流させ、合流させて合流点を形成する分流部材と、
(c)前記成形材料の流れ方向における前記合流点より下流側において、前記分流部材を包囲するように固定金型に取り付けて配設され、合流した成形材料を攪拌して混合する攪拌混合部材とを有するとともに、
(d)該攪拌混合部材は、複数個の穴部を通過するのに伴って成形材料を攪拌し混合することを特徴とする金型装置。 - (a)キャビティに成形材料を充填するための流路と、
(b)該流路内において固定金型に対して進退自在に配設され、成形材料を分流させ、合流させて合流点を形成する分流部材と、
(c)前記成形材料の流れ方向における前記合流点より下流側において、前記分流部材を包囲するように固定金型に取り付けて配設され、合流した成形材料を攪拌して混合する攪拌混合部材とを有するとともに、
(d)該攪拌混合部材は、外周面に形成された凸部間の蛇行流路を通過するのに伴って成形材料を攪拌し混合することを特徴とする金型装置。 - 前記流路はランナである請求項1又は2に記載の金型装置。
- 前記分流部材は、前記流路内において進退自在に配設され、ゲート口を開閉するバルブピンである請求項1又は2に記載の金型装置。
- 前記流路は、ノズルユニットに形成された第1の流路、及びマニホルドに形成された第2の流路から成る請求項1又は2に記載の金型装置。
- 前記攪拌混合部材は第1の流路内に配設される請求項5に記載の金型装置。
- 前記攪拌混合部材は第2の流路内に配設される請求項5に記載の金型装置。
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