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JP3960925B2 - スロットマシン - Google Patents

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JP3960925B2 JP2003023540A JP2003023540A JP3960925B2 JP 3960925 B2 JP3960925 B2 JP 3960925B2 JP 2003023540 A JP2003023540 A JP 2003023540A JP 2003023540 A JP2003023540 A JP 2003023540A JP 3960925 B2 JP3960925 B2 JP 3960925B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果に応じて所定の入賞が発生可能なスロットマシンに関し、特には外部からのメダルの投入に基づいてゲームを行うスロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスロットマシンでは、遊技媒体の投入を受け付けない状態では、メダルの検出を行う必要がないので、外部から投入された遊技媒体の経路を遊技媒体を検出して内部に取り込むための取込側経路から、外部に排出する排出側経路に切り替えるとともに、遊技媒体の投入を検出するセンサ等の検出手段による検出を無効としていた。
【0003】
しかしながら、検出手段による遊技媒体の検出が無効とされている間に、一度投入された遊技媒体を外部から牽引して再度使用する不正行為、いわゆる逆戻し等の不正が行われる可能性があるため、遊技媒体を受け付けない状態であっても、常時検出手段を監視するとともに、遊技媒体を受け付けない状態において検出手段により遊技媒体の投入が検出された場合にエラーを検知してゲームの進行を中断させることが可能なスロットマシンが実用化されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−325549号公報(第14−16頁、第11図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなスロットマシンにおいては、遊技媒体を受け付けない状態となって、取込側経路から排出側経路に切り替わっても、遊技媒体が投入された勢いで取込側経路に流れてしまうこと、いわゆる飲み込みがしばしば発生しうるが、このような場合には、取込側経路に流れてしまった遊技媒体が検出手段により検出されてしまうため、頻繁にエラーが発生してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技媒体の投入に伴う不具合や不正行為を検知できるとともに、遊技媒体の飲み込みによるエラーの発生を防止できるスロットマシンを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のスロットマシンは、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
外部から投入された遊技媒体の流下経路を、外部に排出する排出側経路または内部に取り込む取込側経路のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段と、
遊技媒体の受付が不可能な状態となった場合に、前記流路切替手段により前記流下経路を前記取込側経路から前記排出側経路に切り替えさせる第1の切替制御手段と、
遊技媒体の受付が可能な状態となった場合に、前記流路切替手段により前記流下経路を前記排出側経路から前記取込側経路に切り替えさせる第2の切替制御手段と、
前記取込側経路に位置し、かつ前記流路切替手段に近接するように配置され、該取込側経路を流下する遊技媒体の流下方向及び流下時間を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された遊技媒体の流下方向が正常な流下方向と異なったとき、または前記検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が予め定められた最大流下時間を超えたときにエラー判定するエラー判定手段と、
前記エラー判定手段によるエラー判定に基づき所定のエラー処理を実行するエラー処理手段と、
前記第1の切替制御手段が前記遊技媒体の流下経路を前記排出側経路に切り替えさせたときに、前記検出手段による検出を無効化する無効化手段と、
前記無効化される時間が経過した時点で前記検出手段による検出の無効化を解除する無効化解除手段と、
を備え、
前記無効化される時間は、前記無効化手段が前記検出手段による検出を無効化した時点から前記最大流下時間よりも長く、かつゲームの開始から前記可変表示装置に表示結果が導出されてゲームが終了するまでの1ゲームに要する最短時間よりも短く、なるように定められた時間であることを特徴としている。
この特徴によれば、検出手段により遊技媒体の流下方向及び流下時間が監視され、これらの検出に基づきエラー判定が行われるため、遊技媒体が取込側経路内に詰まった旨や逆戻し等の不正行為がなされた旨を検知できる。また、遊技媒体の流下経路が排出側経路に切り替わったときから無効化時間が経過するまでの間、検出手段による検出が無効化されるため、遊技媒体の流下経路が排出側経路に切り替わったときに生じる遊技媒体の飲み込み等によるエラーの発生を防止できる。更に、検出手段による検出が無効化される無効化時間が、遊技媒体が取込側経路内に詰まったことを判定するための最大流下時間よりも長く、かつ1ゲームに要する最短時間よりも短く設定されており、前述した飲み込みの発生により取込側経路を流下する遊技媒体の検出が無効化される時間が十分に担保されるため、前述した飲み込みによるエラーの発生を確実に防止できるうえに、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまうといった不都合も回避できる。
【0008】
本発明のスロットマシンの前記エラー判定手段は、前記無効化手段により前記検出手段による検出が無効化される期間、前記検出手段による検出を無視することが好ましい。
このようにすれば、遊技媒体の検出を行うための回路構成を変更することなく検出手段による検出を無効化することができる。
【0009】
本発明のスロットマシンの前記エラー判定手段は、前記検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が予め定められた最小流下時間に満たないときにもエラー判定することが好ましい。
このようにすれば、検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が、正常に流下する遊技媒体の流下時間に満たない場合、例えば、電波を用いた不正が行われた場合にも、その旨を検知できる。
【0010】
本発明のスロットマシンの前記検出手段は、前記取込側経路の流下方向に沿って設けられた複数の検出部から構成され、
該検出部により遊技媒体が検出された順番に基づいて前記遊技媒体の流下方向を検出することが好ましい。
このようにすれば、簡単な構成にて遊技媒体の流下方向を検出できる。
【0014】
本発明のスロットマシンの前記エラー処理は、ゲームの進行を不能動化する処理であることが好ましい。
このようにすれば、エラーが解消されるまでゲームの進行を停止させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
本発明が適用された遊技機の実施例を図面を用いて説明すると、図1には、本実施例におけるスロットマシン1の全体正面図、図2にはスロットマシン1の内部構造図がそれぞれ示されている。スロットマシン1は、前面が開口する筐体2aと、この筺体2aの側端に回動自在に枢支された前面扉2bと、から構成されており、前面扉2bの裏面に設けられた施錠装置(図示略)の鍵穴3に挿入した所定のキーを時計回り方向に回動操作することにより施錠が解除されて前面扉2bを開放することができるようになっている。
【0018】
前面扉2bの周囲には、遊技効果LED130(図4参照)が内蔵された遊技効果LED部41が設けられているとともに、前面扉2bの前面上部には役構成等が印刷された上部パネル4が、前面中央部には各種表示部が形成された遊技パネル6が、前面下部にはタイトル等が印刷された下部パネル7が、各々設けられている。
【0019】
遊技パネル6と下部パネル7の間には、前方に突出するように操作部8が形成されており、この操作部8には遊技媒体であるメダルを投入可能なメダル投入部34や各種操作ボタン35、36a、36b、37、40L、40C、40R、及びスタートレバー38等が設けられているとともに、操作部8の下部左右側には、遊技効果LED131(図4参照)が内蔵された遊技効果LED部43がそれぞれ設けられている。
【0020】
前面扉2bにおける下部パネル7の下方には、メダルが払出されるメダル払出穴9が設けられたメダル受皿11が設けられている。
【0021】
上部パネル4の左右側には、内部に設けられる高音用のスピーカ136a、136b(図4参照)から出力される音を放音する放音部12a、12bがそれぞれ設けられているとともに、メダル払出穴9の側方には、内部に設けられる低音用のスピーカ137(図4参照)から出力される音を放音する放音部13が設けられている。
【0022】
上部パネル4の中央部には、液晶表示部15が設けられており、この液晶表示部15を透して内部に設けられる液晶表示器135(図4参照)の表示内容が表示されるようになっている。
【0023】
遊技パネル6には、スロットマシン1の筐体2aに内設された後述のリール51L、51C、51Rを透視可能な透視窓14と、各種表示部と、がそれぞれ設けられている。
【0024】
遊技パネル6に設けられた各種表示部のうち、クレジット表示部31は、クレジットが表示される。クレジットとは、遊技者所有の有価価値としてスロットマシン1内部の記憶部に記憶されているメダル数である。このスロットマシン1では、クレジットとして記憶可能な価値の上限値が最大でメダル50枚分とされており、この上限値を越えるクレジットの加算更新の要求が発生した場合にはその上限を越えるメダルがメダル払出穴9から払出される。
【0025】
ゲーム回数表示部32は、後述するビッグボーナス(BB)中に提供されるビッグボーナスゲーム(BBゲーム)の残回数や、後述するレギュラーボーナス(RB)の残回数等が表示される。さらにゲーム回数表示部32は、スロットマシン1に発生した各種の異常を表示する報知手段であるエラー表示器としても機能する。
【0026】
ペイアウト表示部33は、1ゲーム中に発生した入賞に基づいて遊技者に付与されるメダル枚数が入賞がある毎に表示される。
【0027】
1〜3枚賭け表示部46〜48は、内蔵された1〜3枚賭けLED111〜113(図4参照)が、遊技者がゲームに賭数を設定した場合にその賭数に応じて点灯する。
【0028】
リプレイ表示部27は、リプレイ入賞が発生した場合に、その内部に内蔵されたリプレイLED114(図4参照)が点灯する。スタート表示部28は、賭数が設定されることによりスタート操作をすることが可能となった場合に、その内部に内蔵されたスタートLED115(図4参照)が点灯し、有効なスタート操作が検出されることにより消灯する。投入指示表示部30は、メダルを受付可能な状態である場合に、その内部に内蔵された投入指示LED117(図4参照)が点滅し、メダルを受付不可能な状態である場合に消灯する。
【0029】
ウェイト表示部29は、ウェイトタイム中にスタート操作が検出された場合に、その内部に内蔵されたウェイトLED116(図4参照)が点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。ウェイトタイムは、ゲームがあまりに速く進行しすぎてしまうことを規制するために設定されたゲーム進行規制期間であり、このウェイトタイム中にスタート操作が検出されると、ウェイトタイムが経過した後にリールが始動するように設定されている。
【0030】
演出用表示部16〜25のうち演出用表示部17〜20は、リプレイ表示部27、ウェイト表示部29、スタート表示部28、投入指示表示部30と、演出用表示部21〜25は、1〜3枚賭け表示部46〜48と、各々同様に機能する表示部であり、これら各表示部に内蔵されたLED111〜117の点灯/消灯に応じて、各々対応する演出用表示部17〜25に内蔵された演出用ランプ141〜149(図4参照)が点灯/消灯する。また、演出用表示部16は、ビッグボーナス入賞やレギュラーボーナス入賞の発生が許容されている場合に、その内部に内蔵された演出用ランプ140(図4参照)が点灯するようになっており、ボーナス告知表示部として機能する。尚、以下の説明において演出用ランプ140をWINランプと称す。
【0031】
操作部8の上面右側には、メダル投入口が形成されたメダル投入部34が設けられているとともに、左側には精算ボタン37、1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36bがそれぞれ設けられている。
【0032】
1枚BETボタン36aは、クレジットを使用してメダルを1枚分賭ける際に押圧するボタンであり、MAXBETボタン36bは、1ゲームにおいて許容される賭数の最大数(本実施例ではメダル3枚分)をクレジットの範囲内で賭ける際に押圧するボタンである。1枚BETボタン36a、MAXBETボタン36bの内部には、BETボタンLED121a、121bがそれぞれ内蔵されており(図4参照)、これらのBETボタンLED121a、121bは、対応するBETボタンの操作により賭数を設定可能な状態にある場合に点灯し、賭数を設定不可能な状態の場合に消灯する。
【0033】
精算ボタン37は、記憶部に記憶されているクレジットの精算操作をする際に押圧するボタンであり、この精算ボタン37の押圧操作に伴い、クレジットとして記憶されている枚数のメダルがメダル払出穴9から払出されるようになっている。
【0034】
操作部8の前側面には、スタートレバー38、ストップボタン40L、40C、40R、メダル詰まり解除ボタン35がそれぞれ設けられている。スタートレバー38は、ゲームを開始する際に操作するレバーであり、賭数の設定終了後においてスタートレバー38を操作することによりリールユニット50の各リール51L、51C、51Rの回転が開始される。
【0035】
各ストップボタン40L、40C、40Rは、ゲームが開始した後にリール51L、51C、51Rの回転を停止させる際に操作するボタンであり、ストップボタン40L、40C、40Rの内部には操作有効LED122L、122C、122Rが、それぞれ内蔵されている(図4参照)。これら操作有効LED122L、122C、122Rは、対応するストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効である場合に点灯し、操作が無効である場合に消灯する。
【0036】
メダル詰まり解除ボタン35は、メダル投入部34に投入されたメダルが内部で詰まった場合に、これを解消させる際に操作するボタンである。
【0037】
前面扉2bの裏面には、メダル投入部34から投入されたメダルを後述するホッパータンク57aに導く取込側通路302(図6(a)参照)またはメダル払出穴9に導く排出側通路303(図6(a)参照)のいずれかに振り分けるメダルセレクタ300が設けられている。直径や厚みの異なる不正メダルは、このメダルセレクタにより振り分けられてメダル払出穴9から返却される。
【0038】
また、メダルセレクタ300には、流下するメダルの流路を取込側通路302(図6(a)参照)または排出側通路303のいずれか一方に選択的に切替可能とする流路切替ソレノイド107(図4参照)が設けられている。通常時において流路切替ソレノイド107(図4参照)は励磁されており、この状態において流下するメダルは取込側通路302(図6(a)参照)を流下して投入メダルセンサ106a〜c(図4、図6(a)参照)により検出された後、ホッパータンク57a内に貯留されるようになっている。メダル投入が不可能な場合には、流路切替ソレノイド107(図4参照)の励磁が解除されて流路が排出側通路303(図6(a)参照)に切替わってメダル払出穴9から返却される。
【0039】
図2に示すように、筐体2a内略中央部には、複数種の図柄が印刷された透光性を有する帯状のリールシートが外周に巻回されたリール51L、51C、51Rを有する可変表示装置としてのリールユニット50が設けられている。それぞれのリール51L、51C、51Rは、各々に対応して設けられたリールモータ54L、54C、54Rによりそれぞれ独立して縦方向に回転(駆動)、停止するように構成されており、各リール51L、51C、51Rが回転することにより、透視窓14には前記各種図柄が連続的に変化しつつ表示されるようになっている。
【0040】
透視窓14から視認できる各リールの領域を、各リールに対応させて左可変表示部、中可変表示部、右可変表示部(領域)と呼ぶ。この各可変表示部からは、各リールに描かれた複数の図柄のうち、連続する3つの図柄が上段、中段、下段の位置に表示される。
【0041】
各リール51L、51C、51Rに対応して各リールの基準位置を検出するリールセンサ56が設けられており、このリールセンサ56により所定の図柄の停止位置を導出できるようになっているとともに、各リール51L、51C、51Rにおける特定の表示領域(上、中、下段の表示領域)を裏面から個別に照射可能な複数のリールランプ55がそれぞれ上、中、下段に設けられており、これら各リールランプ55は、透視窓14に表示される各図柄を後方から点灯するバックライトとして機能するようになっている。
【0042】
リールユニット50の下方には、メダル投入部34から投入されたメダルを貯留するホッパータンク57aを有するホッパーユニット57が設けられている。また、ホッパーユニット57の右側にはホッパータンク57aからオーバーフローしたメダルが貯留されるオーバーフロータンク59が設けられている。このオーバーフロータンク59内にはメダルを検出可能な満タンセンサ60が設けられており、内部に貯留されたメダル貯留量が所定量以上となったことを検出できるようになっている。
【0043】
ホッパーユニット57の下方部分にはホッパーモータ62が設けられており、このホッパーモータ62が回転することによりホッパータンク57a内のメダルがメダル排出口63から排出される。排出されたメダルは、メダル排出口63の近傍に設けられる払出メダルセンサ61により検出された後、メダル払出穴9から払い出される。
【0044】
ホッパーユニット57の側部には、メイン電源をon/offするメインスイッチ部65と、エラーが生じた場合等において再びゲームを続行可能な状態にリセットするための第2リセットボタン66と、入賞確率を変更可能とする設定ボタン67と、自動精算機能をon/offする自動精算選択スイッチ部68と、自動打止め機能をon/offする打止め選択スイッチ部69と、遊技場の管理者等が所持する特定のキーを挿入可能な設定キー挿入部70と、が前面に設けられた電源ユニット64が配設されている。
【0045】
本実施例では、設定キー挿入部70に特定のキーを挿入して時計回りに90度回転した状態、すなわちonの状態で電源投入を行う操作により、後述する設定キースイッチ82のonが検出され、遊技状態の初期化、すなわち後述するRAM212の記憶内容の初期化が実行されるとともに、設定ボタン67の操作が有効となり、この設定ボタン67の操作により入賞確率、すなわち出玉率の変更が実行可能となる。
【0046】
図3は、本実施例のスロットマシン1において適用される入賞ラインを示す図である。
【0047】
入賞ラインとは、各リール51L、51C、51Rの表示領域に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインあり、本実施例では、図3に示す入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’からなる最大5本の入賞ラインが設定可能とされている。
【0048】
次に、遊技者が遊技(ゲーム)を行うための操作や、該操作に伴う各種装置の作動状況を説明する。
【0049】
ゲームを開始する場合は、メダルやクレジットを使用して所望の大きさの有価価値を賭けて所望の大きさの賭数を設定する。賭数は、メダルをメダル投入部34から投入するか、あるいはクレジットを使用することにより設定できるようになっている。クレジットを使用するにはMAXBETボタン36b、または1枚BETボタン36aを押圧すれば良い。
【0050】
遊技者により賭数が「1」に設定されると入賞ラインL1が有効となり、賭数が「2」に設定されると入賞ラインL1、L2、L2’が有効となり、賭数が「3」に設定されると入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’が有効となる。
【0051】
そして本実施例では最大賭数である「3」の賭数が設定された時点でスタートレバー38の操作が有効に受付けられる状態、すなわち、ゲームが開始可能な状態となる。
【0052】
尚、このような賭数に応じて有効化される入賞ラインの本数、及び形状等は任意に変更可能であり、本実施例の形態に限定されるものではない。また、賭数に応じて有効化される入賞ラインの本数も任意に設定変更可能である。
【0053】
また、本実施例では、最大賭数である「3」の賭数が設定された時点でゲームが開始可能な状態となる構成とされているが、少なくとも「1」以上の賭数が設定された時点でゲームが開始可能な構成であれば良い。
【0054】
ゲームが開始可能な状態でスタートレバー38を押圧操作すれば、各リール51L、51C、51Rが回転し、透視窓14には複数種類の図柄が連続的に変化するように表示される。各リール51L、51C、51Rの回転が開始されてから所定時間が経過すれば各ストップボタン40L、40C、40Rの操作が有効になり、この状態で遊技者がいずれかのストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作すれば、対応するリールの回転が停止され、透視窓14からは対応する可変表示部の上、中、下段に図柄が表示される。
【0055】
また、遊技者がストップボタン40L、40C、40Rを押圧操作しない場合には、一定時間が経過した時点で自動的に各リール51L、51C、51Rの回転が順次停止する。
【0056】
そして全てのリール51L、51C、51Rが停止された時点で、賭数に応じて有効化されたいずれかの入賞ラインL1、L2、L2’、L3、L3’上に予め定められた図柄の組合せが表示された場合は入賞となり、入賞内容に対応して予め定められた所定枚数のメダルが遊技者に対してクレジットとして払出される。また、クレジットが上限数に達した場合には、メダルが直接メダル払出穴9から払い出される。
【0057】
また、特に予め定められた特別図柄の組合せが表示されて大当たり入賞した場合にあっては、メダルの払出しが行なわれるとともに、通常遊技状態とは異なるとともに、遊技者にとって有利な、すなわち大量のメダルを獲得できるビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)が遊技者に対して遊技価値として付与されるようになっている。
【0058】
尚、このように入賞することにより遊技者に対して付与される「遊技価値」は、メダル及びクレジット等の有価価値に限らず、上記のように大当たり入賞した場合において遊技者に対して付与されるBBやRB等、遊技に関連する特典全てを含む。
【0059】
図4は、スロットマシン1に設けられた各種基板と電気部品との接続状況を説明するためのブロック図である。また、図5は、遊技制御基板200に設けられたメイン制御手段としての制御部210の構成と、演出制御基板201に設けられたサブ制御手段としての制御部230の構成と、を説明するためのブロック図である。
【0060】
スロットマシン1に設けられた各種基板のうち、遊技制御基板200によって主に遊技状態が制御され、演出制御基板201によって遊技状態に応じた演出制御等が実施される。また、電源基板202にはスロットマシン1の外部から電源が供給される。この電源基板202には、外部電源の供給を受けるための電源コード84と、メインスイッチ80とが接続されている。
【0061】
遊技制御基板200は、演出制御基板201、電源基板202、リール中継基板203と配線接続されているとともに、リール中継基板203を介して外部出力基板205と、また、演出制御基板201を介してリールランプ中継基板204と接続されている。
【0062】
遊技制御基板200の制御部210は、遊技状態がRBであることを示すRB中信号や、遊技状態がBBであることを示すBB中信号、賭数を設定するために用いられたメダル数を示すメダルIN信号、入賞の発生により払出されたメダルを示すメダルOUT信号、などをリール中継基板203を介して外部出力基板205からスロットマシン1の外部に出力する制御を行う。尚、外部出力基板205から外部に出力される信号のうち、ストップスイッチ103L、103C、103Rの操作がなされた旨を示すストップスイッチ信号は、ストップスイッチ103L、103C、103Rから直接出力された信号であり、リール制御信号は、各リール51L、51C、51Rに対応するリールモータ54L、54C、54Rを制御するための制御信号(モータ位相信号)である。
【0063】
これら外部出力基板205から出力される信号は、たとえば、第3者機関が型式試験を行う際に利用可能である。
【0064】
遊技制御基板200には、各種のスイッチ、センサ、LED、及び表示器等、各種部品からの配線が接続されている。
【0065】
電源基板202に配線接続された設定スイッチ83、設定キースイッチ82、第2リセットスイッチ81、払出しセンサ61、及びホッパーモータ62は、電源基板202によって中継されて遊技制御基板200と配線接続されており、それぞれのスイッチ及びセンサの検出信号は、遊技制御基板200の制御部210に入力される。
【0066】
リール中継基板203に配線接続されたリールモータ54L、54C、54R、及びリールセンサ56は、リール中継基板203によって中継されて遊技制御基板200に配線接続されており、リールセンサ56の検出信号は、遊技制御基板200の制御部210に入力される。
【0067】
遊技制御基板200に配線接続されたスイッチ、センサのうち、1枚BETスイッチ100は1枚BETボタン36aの操作を検出し、MAXBETスイッチ101はMAXBETボタン36bの操作を検知するスイッチであり、スタートスイッチ102はスタートレバー38の操作を検出するスイッチであり、左、中、右ストップスイッチ103L、103C、103Rは、左、中、右ストップボタン40L、40C、40Rの操作を検出するスイッチである。精算スイッチ104は、精算ボタン37の操作を検出するスイッチであり、第1リセットスイッチ105は、施錠装置の鍵穴3に挿入したキーによるスロットマシン1のリセット操作を検出するスイッチである。また、投入メダルセンサ106a〜cは、メダル投入部34に投入され、ホッパータンク57aに貯留されるメダルを検出するセンサである。
【0068】
遊技制御基板200に配線接続された表示器のうち、ゲーム回数表示器108はゲーム回数表示部32を構成する表示器であり、クレジット表示器109はクレジット表示部31を構成する表示器であり、ペイアウト表示器110はペイアウト表示部33を構成する表示器である。
【0069】
また、遊技制御基板200には、前述した1枚賭けLED111、2枚賭けLED112、3枚賭けLED113、リプレイLED114、スタートLED115、ウェイトLED116、投入指示LED117、BETボタンLED121a、BETボタンLED121b、左操作有効LED122L、122C、122R、流路切替ソレノイド107等の各種電気部品が配線接続されている。
【0070】
電源基板202あるいはリール中継基板203を介して、あるいはこれらの基板を介することなく遊技制御基板200に配線接続された各種LED及び表示器、モータ、ソレノイド等の電気部品は、遊技制御基板200に搭載された制御部210によって制御される。また、制御部210は、遊技制御基板200に接続され、または、電源基板202あるいはリール中継基板203を介して遊技制御基板200に接続された各種スイッチ及びセンサの検出信号を受け、遊技状態を制御する。
【0071】
遊技制御基板200に設けられた制御部210は、図5に示すように、制御動作を所定の手順で実行することのできるCPU211と、CPU211の制御プログラムや各種データテーブルを格納するROM213と、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAM212と、CPU211と外部回路との信号の整合性をとるためのI/Oポート214とを含む。すなわち、制御部210は、これらCPU211、RAM212、ROM213、I/Oポート214が全て内蔵された1チップマイクロコンピュータにて構成されている。
【0072】
また、遊技制御基板200には、電源投入時にCPU211にリセットパルスを与える初期リセット回路217と、CPU211にクロック信号を与えるクロック発生回路218と、クロック発生回路218からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的にCPU211に与えるパルス分周回路(割込パルス発生回路)219と、一定範囲の乱数を高速で連続的に発生している乱数発生回路221と、乱数発生回路221から乱数をサンプリングするサンプリング回路222と、バッファ回路220とが設けられる。さらに、遊技制御基板200には、各種スイッチからの信号が入力されるスイッチ回路215や、モータ回路216、その他、図示しないソレノイド回路等が設けられている。
【0073】
遊技制御基板200の制御部210から演出制御基板201へは、バッファ回路220を介して制御部210が制御する制御状態を特定可能な制御情報としての各種コマンドが出力される。バッファ回路220は、遊技制御基板200の内部から外部への信号の出力を許容するが遊技制御基板200の外部から内部へ信号が入力されることを阻止するように機能する。このため、遊技制御基板200と演出制御基板201との間において、遊技制御基板200から演出制御基板201への一方向通信が担保され、コマンドの伝送経路を介して遊技制御基板200に信号を入力させて不正な制御動作を行わせる不正行為を防止できる。
【0074】
演出制御基板201には、遊技効果LED130〜134と、演出用ランプ140〜149と、液晶表示器135と、放音部12a、12b、13に内蔵されるスピーカ136a、136b、137と、タイトルパネル8及び遊技パネル6を内側から照らす各蛍光灯138と、がそれぞれ接続され、さらに、リールランプ中継基板204を介してリール51L、51C、51Rに内蔵されているリールランプ55が接続されている。
【0075】
リール中継基板203を介して、あるいはこれらの基板を介することなく演出制御基板201に配線接続された各種ランプ及びスピーカ、液晶表示器等の電気部品は、演出制御基板201に搭載された制御部230によって制御される。
【0076】
演出制御基板201によって制御される各遊技効果LED130〜134、演出用ランプ140〜149、液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、リールランプ55は、遊技制御基板200によって制御される各種表示器などに比較すると、それが機能しなくても遊技の進行自体には影響を与えるものでなく、演出効果を主眼においた演出手段である。このため、たとえ、演出制御基板201に故障が発生したとしても、遊技者に不利な状況が提供されてしまうことはないばかりか、制御部210の制御の負荷が軽減される。
【0077】
演出制御基板201に設けられた制御部230は、CPU231と、必要なデータの書き込み、及び読み出しができるRAM232と、CPU231の制御プログラムや各種データテーブルを格納するROM233と、I/Oポート234と、を含む。制御部230も、制御部210と同様に1チップマイクロコンピュータにて構成されている。
【0078】
また、演出制御基板201には、各スピーカ136a、136b、137から音を出力させるためのスピーカ駆動回路235と、液晶表示器135を表示制御するための表示駆動回路236と、各種ランプを点灯あるいは点滅させるためのランプ駆動回路237と、が搭載されている。
【0079】
また、演出制御基板201は、遊技制御基板200と接続されており、制御部230は、遊技制御基板200から送信された各種コマンドに基づいて遊技制御基板200の制御状態を特定し、この特定した制御状態に応じて予め定められた制御パターンを設定し、この制御パターンに応じて各遊技効果LED130〜134、演出用ランプ140〜149、液晶表示器135、各スピーカ136a、136b、137、各蛍光灯138、リールランプ55等の電気部品を制御する。
【0080】
図6(a)及び図7(a)は、本実施例のスロットマシン1に設けられたメダルセレクタ300の構造を示す断面図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A断面図であり、図7(b)は、図7(a)のB−B断面図である。
【0081】
メダルセレクタ300には、図6(a)に示すように、メダル投入部34から投入されたメダルが流下する投入流路301及び投入流路301を流下したメダルをホッパータンク58aへ案内する取込側流路302が形成されている。また、図6(a)(b)に示すように、投入流路301の下方には、流路切替ソレノイド107の励磁により軸304aを支点として揺動する流路切替板304及び投入流路301から落下したメダルをメダル払出穴9に案内する排出側流路303が設けられている。
【0082】
流路切替板304は、流路切替ソレノイド107が励磁されていない状態において、図6(a)(b)に示すように、その上端部304bがメダルセレクタ本体に設けられた凹部305内に収容された状態とされ、投入流路301と排出側流路303と、が連通した状態となるため、投入流路301を流下するメダルは排出側流路303に落下してメダル払出穴9より排出される。また、流路切替板304は、流路切替ソレノイド107が励磁された状態において、図7(a)(b)に示すように、流路切替板304の上部が軸304aを支点として図中左方向(矢印方向)に揺動することで、流路切替板304の上端部304bが凹部305より突出した状態となるため、投入流路301を流下するメダルは流路切替板304の上端部304bに沿って取込側流路302内に流下し、ホッパータンク57aに案内される。
【0083】
また、取込側流路302には、図7(a)に示すように、取込側流路302を流下するメダルの通過を検出する投入メダルセンサ106a〜c(以下投入メダルセンサ106aをセンサ1、投入メダルセンサ106bをセンサ2、投入メダルセンサ106cをセンサ3と呼ぶ)が設けられており、これらのうちセンサ1、センサ3は、取込側流路302の上部に沿った位置、すなわち取込側流路302を流下する円盤状のメダルの上端部の通過を、各々上流側と下流側にて検出可能な位置に配置され、センサ2は、取込側流路302の下部位置、すなわち取込側流路302を流下する円盤状のメダルの下端部の通過を検出可能な位置に配置されている。更に、センサ2は、センサ1及びセンサ3の間、すなわち取込側流路302を正常に流下するメダルがセンサ1、センサ2、センサ3の順番で検出される位置に配置されている。
【0084】
尚、本実施例では、センサ1〜3として従来公知のフォトセンサを用いるが、メダルの通過を検出できるものであれば、その他の検出手段、例えば、近接センサ等を用いても良い。
【0085】
図8(a)〜(f)は、取込側流路302を正常に流下するメダル、すなわち正常な方向(図中右方向)に流下するメダルの流下状況を示す図である。
【0086】
取込側流路302を正常に流下するメダルは、図8(a)〜(f)に示すように、図中右側に向かって流下するため、センサ1、センサ2、センサ3の順番でその通過が検出される。詳しくは、まず、取込側流路302の上流側上端のセンサ1によりメダルの上端が検出され、次いで、取込側流路302の下端のセンサ2によりメダルの下端が検出され、次いで、取込側流路302の下流側上端のセンサ3によりメダルの上端が検出される。
【0087】
取込側流路302を正常に流下するメダルのセンサ1〜3による検出状態の遷移は、常に図9に示すタイミングチャートのようになる。
【0088】
具体的には、センサ1のみ検出される状態a−b(センサ1:on、センサ2:off、センサ3:off)、センサ1、センサ2の双方が検出される状態b−c(センサ1:on、センサ2:on、センサ3:off)、センサ1〜3の全てが検出される状態c−d(センサ1:on、センサ2:on、センサ3:on)、センサ2、センサ3の双方が検出される状態d−e(センサ1:off、センサ2:on、センサ3:on)、センサ3のみ検出される状態e−f(センサ1:off、センサ2:off、センサ3:on)、の順番でセンサ1〜3の検出状態が遷移する。
【0089】
このように本実施例では、取込側流路302を正常に流下するメダルのセンサ1〜3による検出状態の遷移が常に同一パターンの状態遷移となるため、センサ1〜3による検出状態の遷移が異なった状態遷移となることによりメダル投入に関連した不正を検出できる。
【0090】
例えば、本実施例のメダルセレクタ300では、センサ1、センサ3が、取込側流路302を流下するメダルの上端部の通過を、各々上流側と下流側にて検出可能な位置に配置されているため、図10(a)に示すように、流下方向が異なる場合、すなわち一度投入されたメダルを外部から牽引して再度使用する不正行為、いわゆる逆戻しが行われた場合には、図10(b)に示すように、センサ3、センサ2、センサ1の順番で検出される。すなわちセンサ1よりも下流側に設けられたセンサ3の方が先に検出状態となるため、逆戻しが行われた旨を検知できる。
【0091】
また、本実施例のメダルセレクタ300では、取込側流路302の上流側と下流側に各々配置されたセンサ1及びセンサ2によるメダルの検出順に基づいて取込側流路302を流下するメダルの流下方向が検出される構成とされており、簡単な構成にて、かつ確実にメダルの流下方向を検出できる。
【0092】
また、本実施例のメダルセレクタ300では、メダルの下端の通過を検出するセンサ2が、メダルの上端の通過を検出するセンサ1、センサ3の間に配置されている。すなわち取込側流路302を正常に流下するメダルがセンサ1、センサ2、センサ3の順番で検出される位置に配置されており、図11(a)に示すように、半円盤形状の媒体を回転させることで誤った検出を行わせる不正行為、いわゆる半分メダル回しが行われた場合には、センサ1、センサ3、センサ2の順番で検出される。すなわちこのような不正が行われた場合には、センサ1〜3による検出順が、正常に流下するメダルの検出順とは異なる順番となるため、半分メダル回しが行われた旨を検知できる。
【0093】
次に、本実施例における遊技制御基板200の制御部210が実行する投入メダル判定処理の制御内容を、図12のフローチャートに基づいて以下に説明する。
【0094】
投入メダル判定処理は、センサ1〜3の検出状況に基づき、メダルの投入を監視する処理であり、所定間隔(本実施例では、約2ms)毎に実行されるタイマ割込処理の中で実行される処理である。
【0095】
まず、投入メダル判定処理では、メダルの投入の受付が不可能な状態となったとき、すなわち流路切替ソレノイド107の励磁が解除され、メダルの流路が取込側流路302から排出側流路303に切り替わったときから検出無効時間(500ms)が経過したか否かを確認し(S1)、検出無効時間(500ms)が未経過であれば、そのまま処理を終了する。すなわち、この間センサ1〜3によりメダルが検出されている場合でも、その検出は無視される。
【0096】
また、S1のステップにおいてメダルの投入の受付が不可能な状態となってから検出無効時間(500ms)が経過している場合には、センサ1〜3の検出状態を取得し(S2)、取得した検出状態に基づいてセンサ1〜3の検出状態の遷移を更新する(S3)。
【0097】
次いで、S3のステップにおいて更新したセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常か否か、すなわち図9に示す状態遷移に適合するものであるかを確認する(S4)。
【0098】
S4のステップにおいてセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常の場合には、メダルの投入が完了したか否か、すなわちセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常に完了したか否かを確認する(S5)。
【0099】
S5のステップにおいてメダルの投入が完了していれば、連続検出時間、すなわちメダルの検出を開始してから完了するまでの時間(図9に示すa〜fに要した時間)が、これら検出に要する最小限の時間である最小検出時間(10ms)以上であるか否かを確認する(S6)。
【0100】
S6のステップにおいて連続検出時間が最小検出時間(10ms)以上の場合には、メダルの受付が可能な状態、すなわち流路切替ソレノイド107が励磁され、メダルの流路が取込側流路302とされ、賭数またはクレジットの加算が可能な状態であるか否かを確認する(S7)。
【0101】
S7のステップにおいてメダルの受付が可能な状態である場合には、メダルが正常に投入された旨を示すメダル投入フラグを設定し(S8)、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアして(S9、S10)、処理を終了する。このメダル投入フラグが設定されることにより、後の処理において賭数が設定可能であれば、賭数が1加算される。また、賭数が最大賭数に到達している状態であればクレジットに1が加算されることとなる。
【0102】
また、S7のステップにおいてメダルの受付が可能な状態でない場合には、メダル投入フラグを設定せずに連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアして(S9、S10)、処理を終了する。すなわちセンサ1〜3によるメダルの検出は無視される。
【0103】
また、S5のステップにおいてメダルの投入が完了していなければ、センサ1〜3の全てがoffの状態であるか、すなわちいずれのセンサ1〜3においてもメダルを検出していない状態であるか否かを確認する(S11)。
【0104】
S11のステップにおいて、いずれかのセンサ1〜3がonの状態であれば、連続検出時間、すなわちセンサ1にてメダルを最初に検出した時点からの経過時間が、これら検出に要する最大限の時間である最大検出時間(100ms)以内であるかを確認し(S12)、連続検出時間が最大検出時間(100ms)以内であれば、連続検出時間を計時するための連続検出時間カウンタに1を加算し(S13)、処理を終了する。
【0105】
また、S11のステップにおいていずれのセンサ1〜3においてもメダルを検出していない状態であれば、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアして(S9、S10)、処理を終了する。
【0106】
また、S4のステップにおいてセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移とは異なる場合には、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化したか否かを確認し(S14)、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合であれば、連続検出時間カウンタの値及びセンサ1〜3の検出状態の遷移をクリアして(S9、S10)、処理を終了する。すなわちセンサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移とは異なる場合でも、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合であれば、その検出は無視される。
【0107】
また、S6のステップにおいて連続検出時間が最小検出時間である10msに満たない場合、または、S12のステップにおいて連続検出時間が最大検出時間である100msを越えた場合、または、S14のステップにおいて全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化していないと判定された場合には、投入エラーと判定して、その旨を示す投入エラーフラグを設定し(S15)、処理を終了する。この投入エラーフラグが設定されることにより、後の処理において後述するエラー処理が実行され、ゲームの進行が不能動化されることとなる。
【0108】
本実施例のスロットマシン1では、制御部210が以上のような制御に従うことによって、以下に説明する状況で投入エラーが判定される。
【0109】
まず、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移と異なる場合に投入エラーが判定される。これにより前述した逆戻しや半分メダル回し等の不正行為が行われたことを確実に検知できる。
【0110】
尚、本実施例では、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移と異なる場合でも、図13(a)に示すように、センサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合には、投入エラーとして判定されないようになっている。このようにセンサ1〜3が全てoffの状態からセンサ1のみonの状態に変化した場合を無視することにより、例えば、図13(b)に示すように、投入されたメダルが勢い余ってメダルの一部が取込側流路302の最も上流側に配置されたセンサ1に検出されてしまうことが生じうるが、このような場合に投入エラーと判定されてしまう等、必要のない投入エラーの判定を防止できる。
【0111】
また、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移であっても、その検出に要した連続検出時間が、最大検出時間である100msを越えた場合には、投入エラーが判定される。これにより、取込側流路302内にメダルが詰まっている旨を検知できる。
【0112】
また、センサ1〜3の検出状態の遷移が正常な状態遷移で投入の完了が検出された場合でも、その検出に要した連続検出時間が、最小検出時間である10msに満たない場合には、投入エラーが判定される。これにより、例えば電波を用いてセンサ1〜3に不正な検出をさせる不正行為が行われた場合でもその旨を検知できる。
【0113】
また、図14(a)に示すように、メダルの投入の受付が不可能な状態となって、流路切替ソレノイド107の励磁が解除され、投入されたメダルの流下経路が、取込側流路302から排出側流路303に切り替わったときから、検出無効時間として定められた500msが経過するまでの期間、センサ1〜3の検出が無視される。すなわちセンサ1〜3の検出が無効化される。
【0114】
これにより、メダルの投入の受付が不可能な状態となって取込側流路302から排出側流路303に切り替わった際に、投入されたメダルが、流下する勢いや後方から流下するメダルの勢いで、取込側流路302側に流下してしまう現象、いわゆる飲み込みが発生した場合でも、センサ1〜3により飲み込みによるメダルが検出され、投入エラーと判定されてしまうことを防止できる。
【0115】
また、飲み込みによるメダルが流下する時間は、正常にメダルが流下する時間に比較して長い時間を要することが多いが、本実施例では、検出無効時間が、メダル詰まりを判定するための最大検出時間よりも長く設定されており、飲み込みにより取込側流路302を流下するメダルの検出が無効化される時間が担保されるため、メダルの飲み込みによる投入エラーの発生を確実に防止できる。
【0116】
また、メダルの飲み込みによる投入エラーの発生を防止するためには、検出無効時間を極力長い時間とることが好ましいが、検出無効時間をあまり長くとりすぎると、1ゲームに要した時間が短い場合に、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまう可能性があることから、検出無効時間を、1ゲームに要する最短時間より短くする必要がある。
【0117】
本実施例の場合には、図14(b)に示すように、ゲームの開始から各リールの停止操作が有効となるまでの時間が最短で100ms、いずれかのリールの停止操作がされ、該当するリールが停止した後、再び残りのリールの停止操作が有効となるまでに要する時間が最短で200ms(図柄の引込を伴わない場合)とされており、これらの時間を考慮すると、1ゲームに要する理論上の最短時間は500msとなる。また、ゲームの開始から各リールの停止操作が有効となるまでの時間は通常100ms以上かかるうえに、リールが停止した後、再び残りのリールの停止操作が有効となるまでに要する時間も引込制御が行われることにより200ms以上かかることが多いため、1ゲームに要する実際の最短時間は500msを越える時間となる。
【0118】
このため本実施例では、500ms、すなわち1ゲームに要する最短時間の範囲で極力長い時間が検出無効時間として設定されており、飲み込みにより取込側流路302を流下するメダルの検出が無効化される時間が十分に担保され、メダルの飲み込みによる投入エラーの発生を確実に防止できるうえに、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまうといった不都合も回避できる。
【0119】
また、本実施例では、メダルの投入の受付が不可能な状態となってから検出無効時間が経過するまでの間、センサ1〜3の検出を無視することで、センサ1〜3の検出が無効化されるようになっており、センサ1〜3の検出を行うための回路構成を変更することなく、制御を変更するのみで検出を無効化することができる。
【0120】
また、前述した制御部210は、投入メダル判定処理において投入エラーと判定した場合、すなわち投入エラーフラグを設定した場合に、リセット操作によりエラーが解除されるまでの間ゲームの進行を不能動化し、エラーコードをゲーム回数表示器108に表示させてその旨を報知するエラー処理を実行する。
【0121】
図15は、投入エラーの発生に基づくエラー処理の実行契機を示すタイミングチャートである。
【0122】
投入メダル判定処理における投入メダルエラーフラグの設定に基づきエラー処理が実行される契機は、その時点でホッパーユニット57によるメダルの払出動作が行われているか否かによって異なる。
【0123】
詳しくは、投入メダル判定処理において投入メダルエラーフラグが設定された時点で、ホッパーユニット57によるメダルの払出動作が行われていない場合には、その時点でエラー処理を実行し、ゲームの進行が不可能な状態に制御する。すなわち投入エラーの判定によりゲームの進行が不能動化される。
【0124】
また、投入メダル判定処理において投入メダルエラーフラグが設定された時点で、ホッパーユニット57によるメダルの払出動作が行われている場合には、その終了後、エラー処理を実行し、ゲームの進行が不可能な状態に制御する。
【0125】
このように本実施例では、投入メダル判定処理において投入エラーを判定した場合に、ゲームの進行が不能動化されるようになっており、エラーが解消されるまでゲームの進行を停止させることができるため、不正された状態やメダル詰まり等の不具合が生じた状態でゲームが進行してしまうことを防止できる。
【0126】
また、エラー処理では、ゲームの進行の不能動化に加えてエラーコードがゲーム回数表示器108に表示されてその旨が報知されるため、遊技場の係員等が投入エラーの発生に対して迅速に対応することができる。
【0127】
また、本実施例では、投入メダル判定処理において投入エラーを判定した場合でも、ホッパーユニット57によるメダルの払出動作が行われている場合には、その終了を待ってエラー処理が実行されるようになっており、投入エラーの判定時点でホッパーユニット57によるメダルの払出動作を中断し、エラーの解除に伴い再びホッパーユニット57によるメダルの払出動作を再開する等の複雑な制御を行う必要がないため、制御部210の制御負荷を軽減できる。
【0128】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0129】
例えば、前記実施例では、検出無効時間が500msと定められているが、少なくともメダル詰まりを検出する最大検出時間よりも長く定められていれる時間であれば任意に変更可能である。
【0130】
また、前記実施例では、遊技媒体としてメダルを使用してゲームを実施可能な通常のスロットマシンを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技媒体としてパチンコ球を用いてゲームを行うスロットマシンに適用しても良い。
【0131】
また、前記実施例では、可変表示装置がリールにて形成されているが、可変表示装置が画像にて表示される画像式のスロットマシンとしても良い。
【0132】
前記実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0133】
本発明の請求項1は、1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置(リール51L、51C、51R)の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置(リール51L、51C、51R)の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシン1であって、
外部から投入された遊技媒体(メダル)の流下経路を、外部に排出する排出側経路(排出側流路303)または内部に取り込む取込側経路(取込側流路302)のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段(流路切替板304、流路切替ソレノイド107)と、
遊技媒体(メダル)の受付が不可能な状態となった場合に、前記流路切替手段(流路切替板304、流路切替ソレノイド107)により前記流下経路を前記取込側経路(取込側流路302)から前記排出側経路(排出側流路303)に切り替えさせる第1の切替制御手段(制御部210)と、
遊技媒体(メダル)の受付が可能な状態となった場合に、前記流路切替手段(流路切替板304、流路切替ソレノイド107)により前記流下経路を前記排出側経路(排出側流路303)から前記取込側経路(取込側流路302)に切り替えさせる第2の切替制御手段(制御部210)と、
前記取込側経路(取込側流路302)に位置し、かつ前記流路切替手段(流路切替板304、流路切替ソレノイド107)に近接するように配置され、該取込側経路(取込側流路302)を流下する遊技媒体(メダル)の流下方向(検出順)及び流下時間(連続検出時間)を検出する検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))と、
前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))により検出された遊技媒体(メダル)の流下方向(検出順)が正常な流下方向(検出順)と異なったとき、または前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))により検出された遊技媒体(メダル)の流下時間(連続検出時間)が予め定められた最大流下時間(最大検出時間:100ms)を超えたときにエラー判定するエラー判定手段(制御部210)と、
前記エラー判定手段(制御部210)によるエラー判定に基づき所定のエラー処理を実行するエラー処理手段(制御部210)と、
前記第1の切替制御手段(制御部210)が前記遊技媒体(メダル)の流下経路を前記排出側経路(排出側流路303)に切り替えさせたときに、前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))による検出を無効化する無効化手段(制御部210)と、
前記無効化される時間(検出無効時間)が経過した時点で前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))による検出の無効化を解除する無効化解除手段(制御部210)と、
を備え、
前記無効化される時間(検出無効時間)は、前記無効化手段(制御部210)が前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))による検出を無効化した時点から前記最大流下時間(100ms)よりも長く、かつゲームの開始から前記可変表示装置に表示結果が導出されてゲームが終了するまでの1ゲームに要する最短時間(500msを超える時間)よりも短く、なるように定められた時間(500ms)である。
【0134】
本発明の請求項2は、前記エラー判定手段(制御部210)は、前記無効化手段(制御部210)により前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))による検出が無効化される期間、前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))による検出を無視する。
【0135】
本発明の請求項3は、前記エラー判定手段(制御部210)は、前記検出手段(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))により検出された遊技媒体(メダル)の流下時間(連続検出時間)が予め定められた最小流下時間(最小検出時間:10ms)に満たないときにもエラー判定する。
【0136】
本発明の請求項4は、前記検出手段は、前記取込側経路(取込側流路302)の流下方向に沿って設けられた複数の検出部(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))から構成され、該検出部(投入メダルセンサ106a〜c(センサ1〜3))により遊技媒体(メダル)が検出された順番に基づいて前記遊技媒体(メダル)の流下方向を検出する。
【0140】
本発明の請求項は、前記エラー処理は、ゲームの進行を不能動化する処理である。
【0142】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0143】
(a)請求項1項の発明によれば、検出手段により遊技媒体の流下方向及び流下時間が監視され、これらの検出に基づきエラー判定が行われるため、遊技媒体が取込側経路内に詰まった旨や逆戻し等の不正行為がなされた旨を検知できる。また、遊技媒体の流下経路が排出側経路に切り替わったときから無効化時間が経過するまでの間、検出手段による検出が無効化されるため、遊技媒体の流下経路が排出側経路に切り替わったときに生じる遊技媒体の飲み込み等によるエラーの発生を防止できる。更に、検出手段による検出が無効化される無効化時間が、遊技媒体が取込側経路内に詰まったことを判定するための最大流下時間よりも長く、かつ1ゲームに要する最短時間よりも短く設定されており、前述した飲み込みの発生により取込側経路を流下する遊技媒体の検出が無効化される時間が十分に担保されるため、前述した飲み込みによるエラーの発生を確実に防止できるうえに、次のゲームにて投入されたメダルの検出が無効化されてしまうといった不都合も回避できる。
【0144】
(b)請求項2項の発明によれば、遊技媒体の検出を行うための回路構成を変更することなく検出手段による検出を無効化することができる。
【0145】
(c)請求項3項の発明によれば、検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が、正常に流下する遊技媒体の流下時間に満たない場合、例えば、電波を用いた不正が行われた場合にも、その旨を検知できる。
【0146】
(d)請求項4項の発明によれば、簡単な構成にて遊技媒体の流下方向を検出できる。
【0150】
(e)請求項項の発明によれば、エラーが解消されるまでゲームの進行を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例のスロットマシンを示す正面図である。
【図2】図1のスロットマシンの内部構造図である。
【図3】本実施例のスロットマシンにおける入賞ラインの構成を示す図である。
【図4】本実施例のスロットマシンの全体構成を示すブロック図である。
【図5】本実施例の実施例のスロットマシンにおける回路構成を示すブロック図である。
【図6】(a)は、本実施例のスロットマシンに設けられたメダルセレクタの構造を示す断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。
【図7】(a)は、本実施例のスロットマシンに設けられたメダルセレクタの構造を示す断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。
【図8】(a)〜(f)は、図6に示すメダルセレクタにおけるメダルの流下状況を示す図である。
【図9】図6に示すメダルセレクタ内に設けられた投入メダルセンサがメダルを検出する際の正常な検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。
【図10】(a)は、メダル投入に伴う不正の一例を示す図であり、(b)は、その際の投入メダルセンサの検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。
【図11】(a)は、メダル投入に伴う不正の一例を示す図であり、(b)は、その際の投入メダルセンサの検出状態の遷移を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の実施例におけるスロットマシンの遊技制御基板に搭載された制御部が実行する投入メダル判定処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図13】(a)は、投入メダルセンサの検出状態の遷移の一例を示すタイミングチャートであり、(b)は、その際のメダルの流下状況を示す図である。
【図14】(a)は、図6に示すメダルセレクタによる流路の切替に伴う投入メダルセンサの有効/無効の制御を示すタイミングチャートである。(b)は、1ゲームに要する最短時間の構成を示すタイミングチャートである。
【図15】本発明の実施例におけるスロットマシンの遊技制御基板に搭載された制御部が実行するエラー処理の実行契機を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン
15 液晶表示部
51L、51C、51R リール
57 ホッパーユニット
106a〜c 投入メダルセンサ(センサ1〜3)
107 流路切替ソレノイド
210 制御部
300 メダルセレクタ
301 投入流路
302 取込側流路
303 排出側流路
304 流路切替板
304a 軸
304b 上端部
305 凹部

Claims (5)

  1. 1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、表示状態を変化させることが可能な可変表示装置の表示結果が導出表示されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果に応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
    外部から投入された遊技媒体の流下経路を、外部に排出する排出側経路または内部に取り込む取込側経路のいずれかの流下経路に切り替える流路切替手段と、
    遊技媒体の受付が不可能な状態となった場合に、前記流路切替手段により前記流下経路を前記取込側経路から前記排出側経路に切り替えさせる第1の切替制御手段と、
    遊技媒体の受付が可能な状態となった場合に、前記流路切替手段により前記流下経路を前記排出側経路から前記取込側経路に切り替えさせる第2の切替制御手段と、
    前記取込側経路に位置し、かつ前記流路切替手段に近接するように配置され、該取込側経路を流下する遊技媒体の流下方向及び流下時間を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された遊技媒体の流下方向が正常な流下方向と異なったとき、または前記検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が予め定められた最大流下時間を超えたときにエラー判定するエラー判定手段と、
    前記エラー判定手段によるエラー判定に基づき所定のエラー処理を実行するエラー処理手段と、
    前記第1の切替制御手段が前記遊技媒体の流下経路を前記排出側経路に切り替えさせたときに、前記検出手段による検出を無効化する無効化手段と、
    前記無効化される時間が経過した時点で前記検出手段による検出の無効化を解除する無効化解除手段と、
    を備え、
    前記無効化される時間は、前記無効化手段が前記検出手段による検出を無効化した時点から前記最大流下時間よりも長く、かつゲームの開始から前記可変表示装置に表示結果が導出されてゲームが終了するまでの1ゲームに要する最短時間よりも短く、なるように定められた時間であることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記エラー判定手段は、前記無効化手段により前記検出手段による検出が無効化される期間、前記検出手段による検出を無視する請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記エラー判定手段は、前記検出手段により検出された遊技媒体の流下時間が予め定められた最小流下時間に満たないときにもエラー判定する請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記検出手段は、前記取込側経路の流下方向に沿って設けられた複数の検出部から構成され、
    該検出部により遊技媒体が検出された順番に基づいて前記遊技媒体の流下方向を検出する請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記エラー処理は、ゲームの進行を不能動化する処理である請求項1〜のいずれかに記載のスロットマシン。
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