JP3960804B2 - キーレスエントリの携帯機の防水構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等に使用して好適なキーレスエントリの携帯機の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造の図面を説明すると、図5は従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造の概要を示す要部の断面図、図6は従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造に係り、要部を分解した断面図である。
【0003】
次に、従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造の構成を図5,図6に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる箱状の下カバー51は、底壁51aと、この底壁51aの外周部から上方に延びる環状の側壁51bと、この側壁51bと底壁51aとで囲まれた収納部51cとを有する。
そして、この下カバー51には、自動車のドアのロックを手動で施錠、或いは解除するキー52が埋設されて取り付けられている。
【0004】
合成樹脂の成型品からなる箱状の上カバー53は、上壁53aと、この上壁53aに設けられた孔53bと、上壁53aの外周部から下方に延びる環状の側壁53cと、上壁53aと側壁53cとで囲まれた収納部53dとを有する。
そして、この上カバー53は、下カバー51に対向させた状態で、ネジ等の結合手段により両者が組み合わされる。
【0005】
合成樹脂の成型品からなる箱状のケース54は、平板状の底壁54aと、この底壁54aに設けられた孔54bと、底壁54aの外周部から上方に延びる環状の側壁54cと、この側壁54cの外周部に設けられた係止用の凸部54dと、底壁54aと側壁54cとで囲まれた収納部54eと、底壁54aから収納部54e側に突出して設けられた仕切り壁54fとを有する。
【0006】
プリント基板からな回路基板55には、プッシュ型のスイッチ56等の電気部品が搭載され、この回路基板55は、仕切り壁54f上に載置された状態で、収納部54e内に配置されている。
【0007】
ゴム材からなる箱状のキートップ57は、平板状の上板部57aと、この上板部57aから上方に突出して設けられた押圧部57bと、上板部57aの外周部から下方に延びる環状の側板部57cと、側板部57cに設けられた係止用の係止孔57d、側板部57cから外方に突出する環状の鍔部57eとを有する。
【0008】
そして、このキートップ57は、回路基板55の上方部を覆うように配置して、その側板部57cをケース54の側壁54cの外側にはめ合わせ、係止孔57dに凸部54dを掛け止めして、ケース54と組み合わされる。
この時、押圧部57bの下部がスイッチ56の押し釦56aと対向した状態となっている。
【0009】
また、釦型の電池58は、ケース54の孔54bから収納部54e内に着脱が可能となっており、電池58が装着された際、電池58は、底壁54aと回路基板55とで支持されるようになっている。
このように、回路基板55等を収納したケース54とキートップ57とが組み合わされて、中間製品S2が形成される。
【0010】
そして、このような構成を有する中間製品S2は、電池58を着脱するための孔54bが存在するため、中間製品S2の搬送途上等において、この孔54bから収納部54e内に水が容易に侵入する。
【0011】
また、このような中間製品S2は、下カバー51と上カバー53の収納部51c、53d内に収容され、押圧部57bが孔53bからと出すると共に、キートップ57の鍔部57eが下カバー51の側壁51bの上端部と上カバー53の側壁53cの下端部との間で挟持されて保持される。
【0012】
その結果、鍔部57eの挟持構造によって、収納部51c内が密閉状態となって、中間製品S2の防水構造となるが、鍔部57eの挟持が不十分な状態では、水分が収納部51c内に侵入すると共に、ケース54の孔54bから収納部54e内に侵入する。
【0013】
このような構成を有するキーレスエントリの携帯機は、押圧部57bを押圧すると、スイッチ56の押し釦56aが操作され、その結果、自動車のドアのロックが施錠されたり、或いはロックが解除されたりするようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造は、中間製品S2の搬送途上等において、水分がケース54の孔54bから収納部54e内に侵入し易いという問題がある。
また、下カバー51と上カバー53とによるキートップ57の鍔部57eの挟持が不十分な時においても、水分がケース54の孔54bから収納部54e内に侵入するという問題がある。
【0015】
そこで、本発明は防水の確実なキーレスエントリの携帯機の防水構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、底壁を有する下ケースと、前記底壁に設けられた貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材からなる箱形のキートップと、このキートップ内に収納される電池、スイッチ、及び回路基板と、前記キートップを下ケースとの間に挟持する上ケースとを備え、前記キートップは、上板部と、この上板部の外周部から下方に延びる環状の側板部と、前記上板部と前記側板部とで囲まれた空洞部とを有し、前記上ケースと前記下ケースとが組み合わされた際、前記上ケースによる前記上板部の押圧によって、前記側板部の下端部が前記下ケースとの間に圧接、挟持されると共に、前記空洞部内の空気が前記貫通孔から排出可能となし、前記上ケースと前記下ケースを組み合わせた中間製品をカバーに収納した時、前記カバーにより前記栓を前記底壁に圧接し、前記貫通孔を前記栓で塞ぐことによって、前記空洞部内を密封状態となした構成とした。
このような構成によって、下ケースの貫通孔が栓で塞がれた状態となっているため、下ケースと上ケースとが組み合わされた中間製品の搬送途上等において、キートップの空洞部内には、水が侵入しにくくなる。
また、空洞部内の空気が貫通孔から排出可能であるため、キートップが上ケースで押圧された際、空洞部内の空気が排出し、このため、側板部の下端部の底壁への圧接が十分となり、キートップと底壁との間の密閉度が良好となる。
また、カバーにより栓を底壁に圧接し、貫通孔を栓で完全に塞ぐことによって、空洞部内を密封状態となして、防水を確実にできる。
【0017】
また、第2の解決手段として、前記空洞部内には、前記貫通孔に対向する位置に導電部が配設され、前記貫通孔に挿通された測定用プローブが前記導電部に接触可能とした構成とした。
このような構成によって、貫通孔が測定用として兼用でき、構成が簡単で、測定の容易なものが得られる。
【0018】
また、第3の解決手段として、前記上ケースと前記下ケースとがスナップ結合によって組み合わされた構成とした。
このような構成によって、下ケースと上ケースとの組み合わせが簡単であると共に、キートップの保持、及び底壁への押し付け操作が容易となって、生産性の良好なものが得られる。
【0019】
また、第4の解決手段として、前記回路基板が前記キートップによって前記下ケースに押し付けられて支持された構成とした。
このような構成によって、回路基板の支持が簡単で、生産性の良好なものが得られる。
【0020】
また、第5の解決手段として、前記栓はゴム材からなり、前記貫通孔に取付、取り外し可能とした構成とした。
このような構成によって、栓による貫通孔の塞ぎが確実であると共に、電池の交換時における下ケースとキートップの再度の組合せの際においても、キートップが上ケースで押圧された際、空洞部内の空気が排出し、このため、側板部の下端部の底壁への圧接が十分となり、キートップと底壁との間の密閉度が良好となる。
【0021】
また、第6の解決手段として、前記栓は、平板状の鍔部と、この鍔部から突出した首部と、この首部の先端部に設けられた球状の頭部とを有し、前記鍔部が前記下ケースの外部に位置した状態で、前記頭部を前記貫通孔に係止した構成とした。
このような構成によって、栓が簡単な構成で形成できると共に、栓の貫通孔への取付が容易となる。
【0022】
また、第7の解決手段として、前記下ケースには、前記鍔部を収容する凹部を設けた構成とした。
このような構成によって、栓の取付がコンパクトにできると共に、鍔部によっても、貫通孔を塞ぐことができて、貫通孔の塞ぎを一層確実できる。
【0023】
また、第8の解決手段として、前記カバーは、上カバーと下カバーとを有し、前記上、下カバー内には、組み合わされた前記上、下ケースを収納した構成とした。
このような構成によって、中間製品が下カバーと上カバーの締め付け状態の関係なく防水ができて、その組合せ作業が簡単となる。
【0024】
また、第9の解決手段として、前記下カバーには、前記栓を押圧する凸部を設けた構成とした。
このような構成によって、貫通孔の塞ぎを一層確実できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明のキーレスエントリの携帯機の防止構造の図面を説明すると、図1は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造を示す分解斜視図、図2は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造の概要を示す要部の断面図、図3は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造に係り、要部を分解した断面図、図4は本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造を示す要部の拡大断面図である。
【0026】
次に、本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造の構成を図1〜図4に基づいて説明すると、合成樹脂の成型品からなる箱状の下カバー1は、底壁1aと、この底壁1aの外周部から上方に延びる環状の側壁1bと、この側壁1bと底壁1aとで囲まれた収納部1cと、底壁1aから収納部1c側に突出して設けられた凸部1dとを有する。
そして、この下カバー1には、自動車のドアのロックを手動で施錠、或いは解除するキー2が埋設されて取り付けられている。
【0027】
合成樹脂の成型品からなる箱状の上カバー3は、上壁3aと、この上壁3aに設けられた複数個の孔3bと、上壁3aの外周部から下方に延びる環状の側壁3cと、上壁3aと側壁3cとで囲まれた収納部3dとを有する。
そして、この上カバー3は、下カバー1に対向させた状態で、ネジ等の結合手段により両者が組み合わされて、全体のカバーが構成されている。
【0028】
合成樹脂の成型品からなる箱状の下ケース4は、平板状の底壁4aと、底壁4aの外周部から上方に延びる環状の側壁4bと、底壁4aと側壁4bとで囲まれた収納部4cと、側壁4bの外周部に設けられた係止用の凹部4dと、底壁4aから収納部4c側に突出して設けられた仕切り壁4eと、底壁4aに貫通して設けられた貫通孔4fと、貫通孔4fの周囲から収納部4c側に突出して設けられた円筒部4gと、底壁4aの外面側で、貫通孔4fに対応して設けられた円形の凹部4hとを有する。
【0029】
合成樹脂の成型品からなる箱状の上ケース5は、上壁5aと、この上壁5aに設けられた複数個の孔5bと、上壁5aの外周部から下方に延びる環状の側壁5cと、この側壁5cの外周部に設けられた係止用の凸部5dと、上壁5aと側壁5cとで囲まれた収納部5eとを有する。
そして、この上ケース5を下ケース4に対向させ、側壁5cを下ケース4の側壁4b内に位置させて押し込むと、凸部5dが凹部4d内にスナップ嵌合して、下、上ケース4,5の両者がスナップ結合されて、組み合わされる。
【0030】
導電パターンが施されたプリント基板からな回路基板6には、2個のプッシュ型のスイッチ7やIC部品8等の電気部品が搭載されて、送信回路、或いは送受信回路が形成され、この回路基板6は、仕切り壁4e上に載置された状態で、収納部4c内に配置されている。
【0031】
マイナス用の端子板9は、導電性のバネ性ある金属板からなり、この端子板9は、仕切り壁4eにガイドされた状態で、底壁4a上に載置されて、回路基板6の導電パターンに接続されている。
プラス用の端子板10は、導電性のバネ性ある金属板からなり、この端子板10は、回路基板6と底壁4aとの間にあって、一部が一方の端子板9と対向した状態で、端子板9上に間隔を置いて配置されて、回路基板6の導電パターンに接続されている。
【0032】
そして、釦型の電池11が端子板9,10間にそれぞれ接触した状態で配置されている。
また、図4に示すように、貫通孔4fと対向する位置において、導電パターン、或いは端子板9,10からなる導電部12が配置された状態となっていて、ここでは図示しないが、貫通孔4fから測定用プローブを挿通でき、この測定用プローブが導電部12に接触可能となっている。
【0033】
ゴム材からなる箱状のキートップ13は、平板状の上板部13aと、この上板部13aから上方に突出して設けられた2個の押圧部13bと、上板部13aの外周部から下方に延びる環状の側板部13cと、この側板部13cと上板部13aとで囲まれた空洞部13dと、上板部13aから空洞部13d側に突出する押し付け部13eとを有する。
【0034】
そして、このキートップ13は、収納部4c、5e内に収納されると共に、空洞部13d内には、スイッチ7等を含む回路基板6、端子板9,10、及び電池11を収納した状態で、側板部13cの下端部の全周が底壁4aに圧接された状態となっている。
また、キートップ13が取り付けられた際、押圧部13bが上ケース5の孔5bから上方に突出すると共に、押圧部13bがスイッチ7の押し釦7aと対向した状態となり、また、押し付け部13eによって、回路基板6が仕切り壁4e上に押し付けられて支持される。
【0035】
次に、キートップ13の組み込みについて説明すると、先ず、キートップ13で回路基板6等を覆った状態で、キートップ13の側板部13cの先端部を底壁4aに当接させる。
この状態で、キートップ13の上部に上ケース5を被せ、上ケース5を下ケース4にスナップ結合する。
【0036】
すると、キートップ13の上板部13aが上ケース5の上壁5aによって押されるため、側板部13cが撓むと共に、側板部13cの先端部の全周が底壁4aに圧接されて、キートップ13と底壁4a間の密閉度が確実となった状態で、キートップ13は、下ケース4と上ケース5との間に圧接、挟持された構成となる。
また、キートップ13が上板部13aで押圧された時、空洞部13d内の空気は、貫通孔4fから排出されるため、空洞部13d内の空気が圧縮されることが無く、従って、側板部13cの先端部による底壁4aへの圧接が良好となり、キートップ13と底壁4a間の密閉度が一層確実となる。
【0037】
ゴム材からなる栓14は、円板状の鍔部14aと、この鍔部14aの中央部から上方に突出する首部14bと、この首部14bの先端部に設けられた球状の頭部14cとを有する。
そして、この栓14は、頭部14cが貫通孔4fに遊嵌状態で、係止されると共に、鍔部14aが下ケース4の凹部4h内に収納されて取り付けられる。
【0038】
この時、頭部14cと貫通孔4fとの間には、僅かな隙間が存在して、空洞部13d内の空気が隙間から外部に排出可能となっているが、貫通孔4fの外部には、鍔部14aが位置して、水が侵入しにくくなっている。
なお、頭部1c、或いは貫通孔4fに僅かな凹凸部を設けて、空洞部13d内の空気が隙間から外部に排出可能にしても良い。
【0039】
この栓14は、貫通孔4fに対して取付、取り外し(着脱)可能となっており、栓14が取り付けられた際は、栓14が貫通孔4fに係止した状態となっている。
このように、下、上ケース4,5と、回路基板6等を覆ったキートップ13,及び栓14とが組み合わされて、中間製品S1が形成される。
【0040】
また、中間製品S1は、栓14が取り付けられる前に、電気的な性能チェックが行われるが、この性能チェックは、貫通孔4fから測定用プローブ(図示せず)を挿通して、この測定用プローブを導電部12に接触させることによって行われる。
そして、性能チェックの完了後、栓14が取り付けられた中間製品S1は、最終的な組立のために、外注等に搬送さることがあるが、この時、中間製品S1の搬送途上等においては、水が侵入しにくくなっている。
【0041】
また、このような中間製品S1は、カバーを構成する下カバー1と上カバー3の収納部1c、3d内に収容されて、キーレスエントリの携帯機が完成ずる。
この時、キートップ13の押圧部13bは、上カバー3の孔3bか外方に突出した状態となると共に、下カバー1の凸部1dが栓14を底壁4aに押圧して、貫通孔4fに対する栓14の圧接を強くしたものとなっている。
【0042】
また、電池11の交換に当たっては、下、上カバー1,3と、下、上ケース4,5、及びキートップ13を分解すると共に、栓14を取り外した状態で、電池11を交換する。
そして、キートップ13を底壁4aに載置した状態で、上ケース5を下ケース4にスナップ結合した後、栓14を貫通孔4fに係止して中間製品S1を形成し、しかる後、この中間製品S1を下、上カバー1,3内に収納すると、電池11の交換が完了する。
なお、栓14は、貫通孔4fに係止した状態で、電池11の交換を行っても良い。
【0043】
このような構成を有するキーレスエントリの携帯機は、一方の押圧部13bを押圧すると、一方のスイッチ7の押し釦7aが操作され、その結果、自動車のドアのロックが施錠され、また、他方の押圧部13bを押圧すると、他方のスイッチ7の押し釦7aが操作され、その結果、自動車のドアのロックが解除されたりするようになっている。
【0044】
なお、上記実施例では、スイッチは単品のもので説明したが、キートップの押圧部の下部に可動接点を設け、この可動接点が回路基板に設けた固定接点に接離するようにしたものでも良い。
【0045】
【発明の効果】
本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造は、底壁を有する下ケースと、底壁に設けられた貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材からなる箱形のキートップと、このキートップ内に収納される電池、スイッチ、及び回路基板と、キートップを下ケースとの間に挟持する上ケースとを備え、キートップは、上板部と、この上板部の外周部から下方に延びる環状の側板部と、上板部と側板部とで囲まれた空洞部とを有し、上ケースと下ケースとが組み合わされた際、上ケースによる上板部の押圧によって、側板部の下端部が下ケースとの間に圧接、挟持されると共に、空洞部内の空気が貫通孔から排出可能となし、上ケースと下ケースを組み合わせた中間製品をカバーに収納した時、カバーにより栓を底壁に圧接し、貫通孔を栓で塞ぐことによって、空洞部内を密封状態となり、このため、下ケースの貫通孔が栓で塞がれた状態となっているため、下ケースと上ケースとが組み合わされた中間製品の搬送途上等において、キートップの空洞部内には、水が侵入しにくくなる。
【0046】
また、空洞部内の空気が貫通孔から排出可能であるため、キートップが上ケースで押圧された際、空洞部内の空気が排出し、このため、側板部の下端部の底壁への圧接が十分となり、キートップと底壁との間の密閉度が良好となる。
また、カバーにより栓を底壁に圧接し、貫通孔を栓で完全に塞ぐことによって、空洞部内を密封状態となして、防水を確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造を示す分解斜視図。
【図2】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造の概要を示す要部の断面図。
【図3】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造に係り、要部を分解した断面図。
【図4】本発明のキーレスエントリの携帯機の防水構造を示す要部の拡大断面図。
【図5】従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造の概要を示す要部の断面図。
【図6】従来のキーレスエントリの携帯機の防水構造に係り、要部を分解した断面図。
【符号の説明】
1 下カバー
1a 底壁
1b 側壁
1c 収納部
1d 凸部
2 キー
3 上カバー
3a 上壁
3b 孔
3c 側壁
3d 収納部
4 下ケース
4a 底壁
4b 側壁
4c 収納部
4d 凹部
4e 仕切り壁
4f 貫通孔
4g 円筒部
4h 凹部
5 上ケース
5a 上壁
5b 孔
5c 側壁
5d 凸部
5e 収納部
6 回路基板
7 スイッチ
7a 押し釦
8 IC部品
9 端子板
10 端子板
11 電池
12 導電部
13 キートップ
13a 上板部
13b 押圧部
13c 側板部
13d 空洞部
13e 押し付け部
14 栓
14a 鍔部
14b 首部
14c 頭部
S1 中間製品
Claims (9)
- 底壁を有する下ケースと、前記底壁に設けられた貫通孔に遊嵌された栓と、ゴム材からなる箱形のキートップと、このキートップ内に収納される電池、スイッチ、及び回路基板と、前記キートップを下ケースとの間に挟持する上ケースとを備え、前記キートップは、上板部と、この上板部の外周部から下方に延びる環状の側板部と、前記上板部と前記側板部とで囲まれた空洞部とを有し、前記上ケースと前記下ケースとが組み合わされた際、前記上ケースによる前記上板部の押圧によって、前記側板部の下端部が前記下ケースとの間に圧接、挟持されると共に、前記空洞部内の空気が前記貫通孔から排出可能となし、前記上ケースと前記下ケースを組み合わせた中間製品をカバーに収納した時、前記カバーにより前記栓を前記底壁に圧接し、前記貫通孔を前記栓で塞ぐことによって、前記空洞部内を密封状態となしたことを特徴とするキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記空洞部内には、前記貫通孔に対向する位置に導電部が配設され、前記貫通孔に挿通された測定用プローブが前記導電部に接触可能としたことを特徴とする請求項1記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記上ケースと前記下ケースとがスナップ結合によって組み合わされたことを特徴とする請求項1、又は2記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記回路基板が前記キートップによって前記下ケースに押し付けられて支持されたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記栓はゴム材からなり、前記貫通孔に取付、取り外し可能としたことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記栓は、平板状の鍔部と、この鍔部から突出した首部と、この首部の先端部に設けられた球状の頭部とを有し、前記鍔部が前記下ケースの外部に位置した状態で、前記頭部を前記貫通孔に係止したことを特徴とする請求項5記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記下ケースには、前記鍔部を収容する凹部を設けたことを特徴とする請求項6記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記カバーは、上カバーと下カバーとを有し、前記上、下カバー内には、組み合わされた前記上、下ケースを収納したことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
- 前記下カバーには、前記栓を押圧する凸部を設けたことを特徴とする請求項8記載のキーレスエントリの携帯機の防水構造。
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