JP3958930B2 - 車両用パーキング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車輪の回転をロックするロック手段をモータの駆動力で作動及び作動解除する車両用パーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関を駆動源とする車両で自動変速機を装備するものは動力伝達経路にトルクコンバータを備えているため、停車時にエンジンと駆動輪とをスリップなしに連結することができず、そのためにエンジンの内部フリクションで駆動輪の回転をロックすることができない問題がある。またモータを駆動源とする電動車両においても、モータが内燃機関ほどの内部フリクションを持たないために、やはり停車時における駆動輪の回転をロックすることができない問題がある。そこで、かかる車両には、トランスミッションの出力軸に設けたパーキングギヤにパーキングポールを係合させることにより駆動輪の回転をロックするパーキング装置が装着されている(例えば、特開平2−212246号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、モータの駆動力でロック手段を作動又は作動解除できるようにした車両用パーキング装置において、マニュアル操作手段に対する手動操作によってもロック手段を作動解除できるようにし、しかもその手動操作とモータによる操作との干渉を防止できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、パーキング指令手段と、車輪の回転をロックするロック手段と、パーキング指令手段の出力に応じてモータにバッテリから通電することで該モータに駆動力を発生させて、その駆動力でロック手段を作動又は作動解除するようにしたモータ駆動制御手段と、パーキング指令手段から独立したマニュアルレバーを有していて該レバーの手動操作によりロック手段を作動解除するマニュアル操作手段とを備えた車両用パーキング装置において、マニュアルレバーが前記手動操作されたことを検出するマニュアルレバー操作検出センサと、前記通電のための回路に介装されて通常は閉成状態に保持され、マニュアルレバーが前記手動操作された時にはマニュアルレバー操作検出センサの出力に応じて開成動作して前記通電を禁止するスイッチとを備えたことを特徴とし、また請求項2の発明は、請求項1の前記特徴に加えて、マニュアル操作手段が、マニュアルレバー側のマニュアルドライブギヤと、ロック手段側のマニュアルドリブンギヤとを有していて、その両ギヤがマニュアルレバーの前記手動操作に連動して互いに噛合し、同レバーの非操作時には噛合解除されることを特徴とする。
【0005】
【作 用】
請求項1の発明の上記構成によれば、マニュアル操作手段におけるマニュアルレバーを手動操作することで、ロック手段を手動で作動解除することができ、しかもそのマニュアルレバーがロック手段を作動解除するよう手動操作された時には、マニュアルレバー操作検出センサの出力に応じて上記スイッチが開成動作して、バッテリからモータへの通電を禁止するので、マニュアルレバーの手動操作とモータによる操作との干渉が防止される。
【0006】
また特に請求項2の発明の上記構成によれば、モータの駆動力でロック手段を作動又は作動解除する際に、マニュアルレバーが非操作状態であればマニュアルレバー側のマニュアルドライブギヤとロック手段側のマニュアルドリブンギヤとが噛合解除状態にあって、モータの駆動力はマニュアルレバーに伝達されない。またマニュアルレバーを操作すると、これに連動してマニュアルレバー側のマニュアルドライブギヤとロック手段側のマニュアルドリブンギヤとが噛合状態となって、マニュアル操作手段によるロック手段の作動解除が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。尚、この実施例は、本発明のパーキング装置をバッテリで駆動されるモータにより走行する電動車両に装着した実施例である。
【0008】
添付図面において、図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図1はパーキング装置の全体構成図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は制御系のブロック図、図4は作用を説明するフローチャート、図5はパーキング装置が作動解除しなくなったときの説明図、図6はパーキング装置が作動しなくなったときの説明図、図7はパーキング装置が自発的に作動解除してしまうときの説明図、図8はパーキング装置が自発的に作動してしまうときの説明図、図9はパーキング装置が作動及び作動解除を繰り返すときの説明図である。
【0009】
図1に示すように、外周に多数の歯溝11 …を有するパーキングギヤ1が車両のトランスミッションの出力軸2に固定されており、このパーキングギヤ1の歯溝11 …に係合可能な爪31 と、後述するローラ8に当接可能なカム面32 とを有するパーキングポール3がピン4を介して揺動自在に枢支される。パーキングポール3はリターンスプリング5により矢印a′方向に、即ち爪31 がパーキングギヤ1の歯溝11 …から離脱する方向に付勢される。パーキングギヤ1及びパーキングポール3はロック手段Rを構成する。
【0010】
コントロールレバー6を一体に有するコントロールシャフト7が回転自在に支持されており、コントロールシャフト7上に前記ローラ8を有するパーキングレバー9が相対回転自在に支持される。コントロールシャフト7に巻き付けたロストモーションスプリング10の両端がコントロールシャフト7及びパーキングレバー9に係止される。ロストモーションスプリング10の弾発力でコントロールシャフト7に対してパーキングレバー9を矢印b方向に付勢することにより、ローラ8がパーキングポール3のカム面32 に圧接される。
【0011】
コントロールレバー6と一体のコントロールシャフト7の回転位置が、リミットスイッチ11により検出される。またパーキングレバー9の回転位置が、それと一体のアーム91 に接続されたポテンショメータよりなるストロークセンサ12により検出される。このように、リミットスイッチ11及びストロークセンサ12をロック手段Rに近い位置に配置することにより、各部のガタに影響されずにロック手段Rの作動状態を確実に検出することができ、これにより後述するモータ15の駆動及び停止を正確なタイミングで制御し、また故障を確実に検出することが可能となる。
【0012】
図2を併せて参照すると明らかなように、モータ15の回転軸151 と平行な中間軸16及び出力軸17がハウジング18に回転自在に支持される。モータ15の回転方向は一方向に設定されており、これにより配線の簡略化を図ることができる。
【0013】
中間軸16にボールベアリング19,19及び第1一方向クラッチ20を介して第1ギヤ21が支持されており、この第1ギヤ21に前記モータ15の回転軸151 に設けたピニオン22が噛合する。ハウジング18にボールベアリング23、ニードルベアリング30及び第2一方向クラッチ24を介して支持した出力軸17に、中間軸16に設けた第2ギヤ25に噛合する第3ギヤ26と、マニュアルドリブンギヤ27とが設けられる。第3ギヤ26を180°位相の異なる2つの回転位置に位置決めすべく、ボール及びスプリングよりなるディテント機構28が設けられる。第3ギヤ26とコントロールレバー6とがリンク29により連結される。
【0014】
リンク29を用いたことによりモータ15とロック手段Rとの距離を充分に離すことができるため、モータ15の設置場所の自由度が増加する。従って、モータ15を路面から離れた高い位置、即ち環境的に有利な位置に設置することが可能になり、信頼性及び耐久性の向上を図ることが可能となる。
【0015】
ピニオン22、第1ギヤ21、第1一方向クラッチ20、中間軸16、第2ギヤ25、第3ギヤ26、出力軸17、第2一方向クラッチ24、リンク29、コントロールレバー6、コントロールシャフト7及びパーキングレバー9は、モータ15の駆動力をロック手段Rに伝達する駆動力伝達手段Dを構成する。
【0016】
次に、マニュアル操作手段Mの構造を説明する。ハウジング18にニードルベアリング31を介してマニュアルコントロールシャフト32が回転自在に支持されており、このマニュアルコントロールシャフト32に設けたマニュアルコントロールアーム33が車室内に設けたマニュアルレバー34にボーデンワイヤ35を介して接続される。マニュアルコントロールシャフト32に固定したカラー36とハウジング18との間にリターンスプリング37が装着されており、その弾発力でマニュアルコントロールシャフト32は矢印c方向、即ちボーデンワイヤ35の張力に抗する回転方向に付勢される。
【0017】
マニュアルコントロールシャフト32の外周に形成した早ネジ321 にマニュアルドライブギヤ38のボス部381 が螺合する。マニュアルドライブギヤ38は前記カラー36との間に縮設したリターンスプリング39により矢印d方向に付勢されるとともに、ハウジング18に突設したアンカーピン40に係止されてボス部381 の外周に弾発的に摺接するフリクションスプリング41により、回転規制力が付与される。通常、リターンスプリング39の弾発力で矢印d方向に付勢されたマニュアルドライブギヤ38は、マニュアルドリブンギヤ27との噛合が解除された状態にある。マニュアルドライブギヤ38は、マニュアルドリブンギヤ27に噛合したとき、これを180°だけ回転せしめるように扇形に形成される。
【0018】
次に、制御装置Cの構成を図1及び図4に基づいて説明する。
【0019】
12ボルトのバッテリ51とモータ15との間に、キルスイッチ52、ヒューズ53及びリレー54が直列に介装される。リレー54はリミットスイッチ11に接続されて作動する。
【0020】
車室内に設けられたセレクトスイッチ55は、「D」レンジ(ドライブレンジ)、「N」レンジ(ニュートラルレンジ)、「R」レンジ(リバースレンジ)及び「P」レンジ(パーキングレンジ)を選択可能である。電子制御ユニットUには前記セレクトスイッチ55からのポジション信号に加えて、前記ストロークセンサ12からの信号、車速センサ56からの信号及びマニュアルレバー34に設けたマニュアルレバー操作検出センサ60からの信号が入力される。電子制御ユニットUには、前記リミットスイッチ11及びキルスイッチ52に加えて、セレクトポジションを表示するセレクトポジションランプ57及び前記バッテリ51とは別個の専用バッテリ58を有する警報手段59が接続される。
【0021】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用を、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0022】
先ず、ステップS1でバッテリ51の電圧を検出し、ステップS2でバッテリ51の電圧VB が所定の基準値A(例えば、0〜3V)以下であれば、ステップS18で警報手段59を作動させてドライバーに警報を発する。ステップS2でバッテリ51の電圧VB が基準値Aを越えていれば、ステップS3で車速センサ56により車速Vを検出し、ステップS4で車速Vが基準値B(例えば、4〜5km/h)以上であれば、ステップS15でモータ15の駆動を停止する。これにより、車両の走行中におけるロック手段Rの作動を防止し、パーキングギヤ1とパーキングポール3とのスリップによる異音の発生を未然に回避することができる。
【0023】
ステップS4で車速Vが基準値Bよりも小さければ、ステップS5でセレクトスイッチ55のポジションを検出する。セレクトスイッチ55のポジション信号は、「D」レンジ、「N」レンジ、「R」レンジに対応する信号と、「P」レンジに対応する信号との二種類であり、ステップS6で今回の信号が前回の信号と同一であれば、ステップS15でモータ15の駆動を停止する。
【0024】
ステップS6で今回の信号が前回の信号と異なっていれば、ステップS7でセレクトスイッチ55のポジション信号数SPNを検出する。前記ポジション信号数SPNは、SPN=0が断線、SPN=1が正常、SPN=2が中間断線又は噛み込み、SPN=3が中間止まりにそれぞれ対応しており、ステップS8でSPN=3(中間止まり)の場合には、ステップS21でモータ15の駆動を停止し、ステップS9でSPN=0(断線)又はSPN=2(中間断線又は噛み込み)の場合には、ステップS15でモータ15の駆動を停止する。
【0025】
そして、ステップS9でSPN=1(正常)の場合に、モータ15を駆動する。即ち、ポジション信号が「D」レンジ、「N」レンジ、「R」レンジから「P」レンジに変化した場合はロック手段Rが作動解除状態から作動状態に駆動され、逆にポジション信号が「P」レンジから「D」レンジ、「N」レンジ、「R」レンジに変化した場合はロック手段Rが作動状態から作動解除状態に駆動される。
【0026】
ステップS11でモータ15が起動してからの時間tを計時し、ステップS12で時間tが基準値t1 (例えば、2〜3秒)以上であれば、即ち何らかの故障によりモータ15が停止せずに連続運転状態となった場合には、ステップS15でモータ15の駆動を停止する。
【0027】
ステップS12で時間tが基準値t1 よりも小さければ、ステップS13でコントロールシャフト7に接続されたリミットスイッチ11の信号を検出し、ステップS14でリミットスイッチ11がコントロールシャフト7の回転端のオートストップ位置を検出していなければ、ステップS20でモータ15の駆動を継続し、ステップS14でリミットスイッチ11がコントロールシャフト7の回転端のオートストップ位置を検出したときに、ステップS15でモータ15の駆動を停止する。
【0028】
そして、ステップS16でパーキングレバー9のアーム91 に接続されたストロークセンサ12の信号を検出し、ステップS17でストロークセンサ12の信号から検出したロック手段Rの状態とセレクトスイッチ55のポジション信号とを比較する。そして、パーキングレバー9の位置がロック手段Rが作動状態にあることを示しているのに、ポジション信号が「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジにある場合、或いはパーキングレバー6の位置がロック手段Rが作動解除状態にあることを示しているのに、ポジション信号が「P」レンジにある場合には、ステップS18で警報手段59を作動させる。一方、ロック手段Rの状態とポジション信号とが一致していれば、ステップS19でセレクトポジションランプ57の所定のランプを点灯させる。
【0029】
上記作用を更に詳しく説明すると、セレクトスイッチ55が「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジにあるとき、ロック手段Rは作動解除状態にあり、リターンスプリング5の弾発力で矢印a′方向に付勢されたパーキングポール3の爪31 はパーキングギヤ1の歯溝11 …から離脱している。このとき、リレー54は閉成しており、ロック手段Rを作動させるべくセレクトスイッチ55を「P」レンジに操作するとモータ15が起動する。モータ15の回転はピニオン22、第1ギヤ21、第1一方向クラッチ20及び第2ギヤ25を介して第3ギヤ26に伝達される。このとき、第1一方向クラッチ20はロックして第1ギヤ21の回転を第2ギヤ25に伝達し、また第2一方向クラッチ24はスリップして第3ギヤ26の回転を許容する。
【0030】
第3ギヤ26が矢印e方向に回転することによりリンク29が矢印f方向に移動し、コントロールレバー6をコントロールシャフト7と共に矢印b方向に回転させる。コントロールシャフト7が回転するとロストモーションスプリング10を介してパーキングレバー9が矢印b方向に回転し、パーキングレバー9のローラ8にカム面32 を押圧されたパーキングポール3が矢印a方向に回転して爪31 が歯溝11 …に係合することにより、図1に示す如くパーキングギヤ1の回転が規制されてロック手段Rが作動状態になる。
【0031】
パーキングギヤ1の位相によりパーキングポール3の爪31 が歯溝11 …に係合しない場合は、パーキングレバー9の回転が途中で停止し、ロストモーションスプリング10が弾性変形することによりコントロールシャフト7のみが回転する。そして車両が僅かに移動してパーキングギヤ1が回転すると、ロストモーションスプリング10の弾発力で付勢されたパーキングレバー9に押圧されたパーキングポール3の爪31 がパーキングギヤ1の歯溝11 …に係合し、ロック手段Rが作動状態になる。
【0032】
一方、セレクトスイッチ55が「P」レンジにあるとき、ロック手段Rは図1に示した作動状態にあり、ロストモーションスプリング10の弾発力で矢印a方向に付勢されたパーキングポール3の爪31 はパーキングギヤ1の歯溝11 …に係合している。この状態からロック手段Rを作動解除すべくセレクトスイッチ55を「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジに操作するとモータ15が起動し、第3ギヤ26が矢印e方向に回転することによりリンク29が矢印f′方向に移動する。その結果、コントロールシャフト7及びパーキングレバー9が矢印b′方向に回転し、パーキングポール3がリターンスプリング5の弾発力で矢印a′方向に回転して爪31 が歯溝11 …から離脱することにより、ロック手段Rが作動解除される。
【0033】
ロック手段Rが作動状態にあるとき、特にパーキングポール3の爪31 がパーキングギヤ1の歯溝11 …に完全に係合しておらず、ロストモーションスプリング10が弾発力を発生しているとき、そのロストモーションスプリング10の弾発力が抜け力となってリンク29を矢印f′方向に押圧し、このリンク29が接続された第3ギヤ26を矢印e′方向に回転させようとする。しかしながら、第3ギヤ26と一体の出力軸17及びハウジング18間に介装された第2一方向クラッチ24がロックすることにより、前記抜け力がハウジング18に伝達されて受止される。これにより、ロストモーションスプリング10の弾発力(即ち、前記抜け力)がモータ15に逆伝達されることが防止され、モータ15に抜け力に対抗するトルクを発揮させる必要がなくなってエネルギーの節減及びモータ15の耐久性向上が可能となる。
【0034】
第2一方向クラッチ24は次のような機能も備えている。即ち、ロック手段Rを作動状態にして坂道等でパーキングするような場合、重力で車両が移動しようとする力でロック手段Rが外れてしまうのを防止するために、従来はセレクトレバーにディテント機構を設けることにより、ロック手段Rの操作系のフリクションを増大させて前記ロック手段Rの外れを防止していた。しかしながら、モータ15でロック手段Rを作動及び作動解除するものでは、前記フリクションによりモータ15の負荷が増加してしまう問題がある。そこで、本実施例の如く第2一方向クラッチ24により前記ロック手段Rの外れを防止すれば、モータ15の負荷を増加させることなくロック手段Rを確実に作動位置に保持し、信頼性の向上を図ることができる。
【0035】
また、ロック手段Rが作動状態にあるとき、リンク29の左端を上死点の僅か手前位置に停止させることにより、前記抜け力により第3ギヤ26に作用する回転モーメントを小さくすることができる。これにより、第2一方向クラッチ24に作用する負荷を軽減し、該第2一方向クラッチ24に小型のものを使用することができる。
【0036】
例えば、モータ15が故障してロック手段Rが作動位置に固定されてしまった場合、マニュアルレバー34を矢印g方向に引くことによりロック手段Rを作動解除することができる。
【0037】
即ち、マニュアルレバー34を矢印g方向に引くことにより、ボーデンワイヤ35及びマニュアルコントロールアーム33を介してマニュアルコントロールシャフト32を矢印c′方向に回転させると、フリクションスプリング41により摩擦力を与えられたマニュアルドライブギヤ38はハウジング18に対して回転し難い状態にあるため、マニュアルコントロールシャフト32の回転によりマニュアルドライブギヤ38との間に相対回転が発生し、その結果マニュアルコントロールシャフト32の早ネジ321 によりマニュアルドライブギヤ38はリターンスプリング39を圧縮しながら、図2の矢印d′方向に移動してマニュアルドリブンギヤ27に噛合する。
【0038】
マニュアルドライブギヤ38が矢印d′方向に移動してカラー36の端面に当接すると、マニュアルドライブギヤ38はマニュアルコントロールシャフト32と一体化されて図1の矢印c′方向に回転し、その結果マニュアルドリブンギヤ27と一体の第3ギヤ26が180°回転し、ロック手段Rが作動解除される。このとき、第2一方向クラッチ24はスリップして第3ギヤ26の回転を許容するとともに、第1一方向クラッチ20はスリップして第3ギヤ26の回転がモータ15に逆伝達されることを防止する。
【0039】
ロック手段Rが作動解除された後にマニュアルレバー34を放すと、リターンスプリング37の弾発力でマニュアルコントロールシャフト32が矢印c方向に回転し、フリクションスプリング41により摩擦力を与えられたマニュアルドライブギヤ38はリターンスプリング39及び早ネジ322 の作用で矢印d方向に移動し、マニュアルドリブンギヤ27との噛合が解除される。
【0040】
通常の状態ではマニュアルドライブギヤ38とマニュアルドリブンギヤ27とは噛合していないため、モータ15を駆動してロック手段Rを作動又は作動解除する際に、そのモータ15の駆動力がマニュアルレバー34に伝達されることはない。またマニュアルレバー34を操作すると、マニュアルレバー操作検出センサ60の出力に基づいてキルスイッチ52が開成し、これによりモータ15の駆動が禁止されて手動操作とモータ15による操作との干渉が防止される。
【0041】
尚、マニュアルレバー34によりロック手段Rを作動解除状態から作動状態に操作することも可能である。
【0042】
次に、パーキング装置に発生し得る各種のトラブルとそれに対する対処の方法とを、各々の場合について説明する。
[1]パーキング装置が作動解除しなくなったとき
図5に示すように、ドライバーがセレクトスイッチ55を「P」レンジから「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジに操作したときに本来作動すべきモータ15が何らかの理由で作動しない場合、ロック手段Rは作動状態にホールドされてしまう。このとき、セレクトポジションランプ57は[P]ランプが点灯したままになり、警報手段59が作動して「マニュアルレバーを操作せよ」のランプが点灯する。
【0043】
警報手段59により故障を報知されたドライバーがマニュアルレバー34を操作すると、マニュアル操作手段Mによりロック手段Rが作動解除され、新たに選択されたセレクトポジションに対応する[D]ランプ、[N]ランプ又は[R]ランプが点灯するとともに警報手段59が作動停止し、車両は走行可能な状態となる。
[2]パーキング装置が作動しなくなったとき
図6に示すように、ドライバーがセレクトスイッチ55を「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジから「P」レンジに操作したときに本来作動すべきモータ15が何らかの理由で作動しない場合、ロック手段Rは作動解除状態にホールドされてしまう。このとき、セレクトポジションランプ57は[P]ランプが点灯せず、警報手段59が作動して「ハンドブレーキを操作せよ」のランプが点灯する。その結果、警報手段59により故障を報知されたドライバーがハンドブレーキを操作することにより、車両はパーキング可能な状態となる。
[3]パーキング装置が自発的に作動解除するとき
図7に示すように、ドライバーがセレクトスイッチ55を「P」レンジから「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジに操作しないにも関わらずモータ15が何らかの理由で勝手に作動してロック手段Rが作動解除してしまうと、セレクトポジションランプ57は[P]ランプが消灯してしまい、警報手段59が作動して「ハンドブレーキを操作せよ」のランプが点灯する。その結果、警報手段59により故障を報知されたドライバーがハンドブレーキを操作することにより、車両はパーキング可能な状態となる。
[4]パーキング装置が自発的に作動するとき
図8に示すように、ドライバーがセレクトスイッチ55を「D」レンジ、「N」レンジ又は「R」レンジから「P」レンジに操作しないにも関わらずモータ15が何らかの理由で勝手に作動してロック手段Rが作動してしまうと、セレクトポジションランプ57は[P]ランプが点灯し、警報手段59が作動して「マニュアルレバーを操作せよ」のランプが点灯する。更に車両が走行中(車速センサ56で検出した車速がキルスイッチ52の開成速度以下の場合)であれば、ロック手段Rがスリップして異音が発生する。
【0044】
警報手段59により故障を報知されたドライバーがマニュアルレバー34を操作すると、マニュアル操作手段Mによりロック手段Rが作動解除され、本来のセレクトポジションに対応する[D]ランプ、[N]ランプ又は[R]ランプが点灯するとともに警報手段59が作動停止し、車両は走行可能な状態となる。
[5]パーキング装置が連続作動及び作動解除するとき
図9に示すように、セレクトスイッチ55の位置に関わらず何らかの理由でモータ15が連続回転するとロック手段Rが作動及び作動解除を繰り返してしまい、[P]ランプが点滅するとともに警報手段59のランプが点滅し、更に車両が走行中であればロック手段Rがスリップして異音が発生する。
【0045】
警報手段59により故障を報知されたドライバーがマニュアルレバー34を操作すると、マニュアルレバー操作検出センサ60によりキルスイッチスイッチ52が開成してモータ15が停止し、同時にマニュアル操作手段Mによりロック手段Rが作動解除され、警報手段59が作動停止して車両は走行可能な状態となる。また、警報手段59により故障を報知されたドライバーがハンドブレーキを操作することにより、車両はパーキング可能な状態となる。
【0046】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0047】
例えば、本発明のパーキング装置は電動車両用に限定されず、内燃機関を駆動源とする車両に対しても適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、マニュアル操作手段におけるマニュアルレバーを手動操作することで、ロック手段を手動で作動解除することができ、しかもそのマニュアルレバーがロック手段を作動解除するよう手動操作された時には、マニュアルレバー操作検出センサの出力に応じて上記スイッチが開成動作して、バッテリからモータへの通電を禁止するので、マニュアルレバーの手動操作とモータによる操作との干渉を確実に防止することができる。
【0049】
また特に請求項2の発明によれば、モータの駆動力でロック手段を作動又は作動解除する際に、マニュアルレバーが非操作状態であればマニュアルレバー側のマニュアルドライブギヤとロック手段側のマニュアルドリブンギヤとが噛合解除状態にあって、モータの駆動力はマニュアルレバーに伝達されない。またマニュアルレバーを操作すると、これに連動してマニュアルレバー側のマニュアルドライブギヤとロック手段側のマニュアルドリブンギヤとが噛合状態となって、マニュアル操作手段によるロック手段の作動解除が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パーキング装置の全体構成図
【図2】 図1の2−2線拡大断面図
【図3】 制御系のブロック図
【図4】 作用を説明するフローチャート
【図5】 パーキング装置が作動解除しなくなったときの説明図
【図6】 パーキング装置が作動しなくなったときの説明図
【図7】 パーキング装置が自発的に作動解除してしまうときの説明図
【図8】 パーキング装置が自発的に作動してしまうときの説明図
【図9】 パーキング装置が作動及び作動解除を繰り返すときの説明図
【符号の説明】
15 モータ
27 マニュアルドリブンギヤ
34 マニュアルレバー
38 マニュアルドライブギヤ
51 バッテリ
52 スイッチ(キルスイッチ)
55 セレクトスイッチ(パーキング指令手段)
60 マニュアルレバー操作検出センサ
M マニュアル操作手段
R ロック手段
U 電子制御ユニット(モータ駆動制御手段)
Claims (2)
- パーキング指令手段(55)と、
車輪の回転をロックするロック手段(R)と、
パーキング指令手段(55)の出力に応じてモータ(15)にバッテリ(51)から通電することで該モータ(15)に駆動力を発生させて、その駆動力でロック手段(R)を作動又は作動解除するようにしたモータ駆動制御手段(U)と、
パーキング指令手段(55)から独立したマニュアルレバー(34)を有していて該レバー(34)の手動操作によりロック手段(R)を作動解除するマニュアル操作手段(M)とを備えた車両用パーキング装置において、
マニュアルレバー(34)が前記手動操作されたことを検出するマニュアルレバー操作検出センサ(60)と、
前記通電のための回路に介装されて通常は閉成状態に保持され、マニュアルレバー(34)が前記手動操作された時にはマニュアルレバー操作検出センサ(60)の出力に応じて開成動作して前記通電を禁止するスイッチ(52)とを備えることを特徴とする、車両用パーキング装置。 - マニュアル操作手段(M)は、マニュアルレバー(34)側のマニュアルドライブギヤ(38)と、ロック手段(R)側のマニュアルドリブンギヤ(27)とを有していて、その両ギヤ(38,27)がマニュアルレバー(34)の前記手動操作に連動して互いに噛合し、同レバー(34)の非操作時には噛合解除されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用パーキング装置。
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