JP3958068B2 - 印刷装置及び印刷システムとその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラなどの撮像装置あるいはメモリ等から画像データを入力して記録媒体に印刷する印刷装置及び印刷システムとその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどの撮像装置或はメモリ等から画像データを入力して記録媒体に記録する画像印刷装置において、画像補正機能を備えたものが存在する。このような画像印刷装置では、所望の画像を印刷する際に、一つの印刷指示操作(一つの印刷ジョブ)全体に対して、その画像データに対する画像補正を行うように設定するか、或は全く行わないように設定するかのいずれかであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このような画像印刷装置を使用して複数の画像の印刷を行う場合、全ての画像データに対して補正が施されるか、もしくは全く補正しないのいずれか一方だけが設定されることになる。そこで、画像補正がオンに設定されている時にその情報に応じて最適化補正させる新形式の画像データと、このような設定機能を有していない旧来形式の画像データが混在するとき、即ち、印刷したい画像が複数枚(例えば3枚)あり、これら3枚の画像A,画像B,画像Cを印刷するにあたり、画像Aは新形式の画像データで表されているため画像補正をオンにし、画像Bは旧来の画像データで表されているので画像補正をオフにし、画像Cは新形式の画像データで表されているので画像補正をオンにして印刷したい場合がある。この様な場合には、以下のような操作を必要とすることになる。画像A,画像B,画像Cをそれぞれ別の処理(3つの印刷ジョブ)で印刷する方法、つまり、画像Aを画像補正オンに設定して印刷し、次に画像Bを画像補正をオフにして印刷し、最後に画像Cを画像補正をオンに設定して印刷するという操作手順をとる。或は、画像Aと画像Cとを同じ設定で印刷し、画像Bを別の設定で印刷するという2回の処理に分けて(2つの印刷ジョブ)で行うことが考えられる。いずれの場合においても、この様な複数種の画像の印刷は面倒なものであり、その種類や印刷枚数が増えると、そのための操作が煩雑なものとなっていた。
【0004】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、印刷ジョブに対して設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、その印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、その設定された補正指示に対応しているファイル形式であるか否かに応じて、その画像データに対する補正処理を行うかどうかを、画像データ毎に決定して1つの印刷ジョブで印刷できるようにした印刷装置及び印刷システムとその制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の印刷装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像データ源からの複数の画像データを印刷する印刷装置であって、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応するファイル形式か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために本発明の印刷装置の制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
画像データ源からの複数の画像データを印刷する印刷装置の制御方法であって、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応しているファイル形式か否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定工程で前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理工程と、
前記画像処理工程で処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷工程と、を有することを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するために本発明の印刷システムは以下のような構成を備える。即ち、
画像データ源と、前記画像データ源からの複数の画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置を有する印刷システムであって、
前記画像データ源は、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定手段を有し、
前記印刷装置は、
前記設定手段により設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応しているファイル形式か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の概観斜視図である。このフォトダイレクトプリンタは、ホストコンピュータ(PC)からデータを受信して印刷する、通常のPCプリンタとしての機能と、メモリカードなどの記憶媒体に記憶されている画像データを直接読取って印刷したり、或いはデジタルカメラからの画像データを直接受信して印刷する機能を備えている。
【0011】
図1において、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の外殻をなす本体は、下ケース1001、上ケース1002、アクセスカバー1003及び排出トレイ1004の外装部材を有している。また、下ケース1001は、装置1000の略下半部を、上ケース1002は本体の略上半部をそれぞれ形成しており、両ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前面部にはそれぞれ開口部が形成されている。さらに、排出トレイ1004は、その一端部が下ケース1001に回動自在に保持され、その回動によって下ケース1001の前面部に形成される開口部を開閉させ得るようになっている。このため、記録動作を実行させる際には、排出トレイ1004を前面側へと回動させて開口部を開成させることにより、ここから記録シートが排出可能となると共に、排出された記録シートを順次積載し得るようになっている。また、排紙トレイ1004には、2枚の補助トレイ1004a,1004bが収納されており、必要に応じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0012】
アクセスカバー1003は、その一端部が上ケース1002に回転自在に保持され、上面に形成される開口部を開閉し得るようになっており、このアクセスカバー1003を開くことによって本体内部に収納されている記録ヘッドカートリッジ(不図示)あるいはインクタンク(不図示)等の交換が可能となる。なお、ここでは特に図示しないが、アクセスカバー1003を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することにより、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようになっている。
【0013】
また、上ケース1002の上面には、電源キー1005が押下可能に設けられている。また、上ケース1002の右側には、液晶表示部1006や各種キースイッチ等を備える操作パネル1010が設けられている。この操作パネル1010の構造は、図3を参照して詳しく後述する。1007は自動給送部で、記録シートを装置本体内へと自動的に給送する。1008は紙間選択レバーで、記録ヘッドと記録シートとの間隔を調整するためのレバーである。1009はカードスロットで、ここにメモリカードを装着可能なアダプタが挿入され、このアダプタを介してメモリカードに記憶されている画像データを直接取り込んで印刷することができる。このメモリカード(PC)としては、例えばコンパクトフラッシュメモリ、スマートメディア、メモリスティック等がある。1011はビューワ(液晶表示部)で、この装置本体に着脱可能であり、PCカードに記憶されている画像の中からプリントしたい画像を検索する場合などに、1コマ毎の画像やインデックス画像などを表示するのに使用される。1012は後述するデジタルカメラを接続するための端子、1013は、パーソナルコンピュータ(PC)を接続するためのUSBバスコネクタを示す。
【0014】
図2は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の記録ヘッドの構成を示す概観斜視図である。
【0015】
この実施の形態における記録ヘッドカートリッジ1200は、図2に示すようにインクを貯留するインクタンク1300と、このインクタンク1300から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッド1301とを有し、記録ヘッド1301は、キャリッジ1102に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。そして記録に際しては、記録ヘッドカートリッジ1200はキャリッジ軸に沿って往復走査され、それに伴って記録シート上にカラー画像が記録される。ここに示す記録ヘッドカートリッジ1301では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)、シアン、マゼンタ及びイエローの各色独立のインクタンクが用意されており、それぞれが記録ヘッド1301に対して着脱自在となっている。
【0016】
なお、本実施の形態では、上述した6色のインクを使用する場合で説明するが、本発明は、これら6色のインクを用いる場合に限定されるものでなく、例えばブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクを使用して記録を行なうインクジェットプリンタであってもよい。その場合には、4色それぞれ独立のインクタンクが、それぞれ記録ヘッド1301に対して着脱自在となっていても構わない。
【0017】
図3は、本実施の形態に係る操作パネル1010の概観図である。
【0018】
図において、液晶表示部1006には、その左右に印刷されている項目に関するデータを各種設定するためのメニュー項目が表示される。ここでに表示される項目としては、印刷したい範囲の先頭写真番号、指定コマ番号(開始/−指定)、印刷を終了したい範囲の最後の写真番号(終了)、印刷部数(部数)、印刷に使用する用紙(記録シート)の種類(用紙種類)、1枚の用紙に印刷する写真の枚数設定(レイアウト)、印刷の品位の指定(品位)、撮影した日付を印刷するかどうかの指定(日付印刷)、写真を補正して印刷するかどうかの指定(画像補正)、印刷に必要な用紙枚数の表示(用紙枚数)等がある。これら各項目は、カーソルキー2001を用いて選択、或いは指定される。2002はモードキーで、このキー2002を押下する毎に、印刷の種類(インデックス印刷、全コマ印刷、1コマ印刷等)を切り替えることができ、これに応じてLED2003の対応するLEDが点灯される。
【0019】
尚、本実施の形態においては、液晶表示部1006の画像補正を指示する項目2007には、図12に示した5つの画像補正項目の設定を、カーソルキー2001を用いて「AT」⇔「OFF」⇔「ON」⇔「APP ON」⇔「VP ON」⇔「AT」のように選択ができる。また、モードキー2002の操作によって印刷の種類が切り換えられたときには、画像補正の項目を自動的に「AT」に設定する。尚、図12において、「AT」は自動補正を示し、「OFF」は画像補正機能をオフ(動作させない)にし、「ON」は画像補正機能をON(動作させる)にすることを表わしている。「APP ON」は、「Auto Photo Perfect」の略で、写真画像に対する補正機能をエネーブルにするための設定である。「VP ON」は、画像の強調処理の設定を示している。
【0020】
キー2004はメンテナンスキーで、図2に示す記録ヘッド1301のクリーニング等、プリンタ装置1000のメンテナンスを行わせるためのキーである。2005は印刷開始キーで、印刷の開始を指示する時、或いはメンテナンスの設定を確立する際に押下される。2006は印刷中止キーで、印刷を中止させる時や、メンテナンスの中止を指示する際に押下される。
【0021】
次に図4を参照して、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の制御に係る主要部の構成を説明する。尚、この図4において、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0022】
図4において、3000は制御部(制御基板)を示している。3001はASIC(専用カスタムLSI)を示し、その構成を図5のブロック図を参照して詳しく後述する。3002はDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で、内部にCPUを有し、後述する各種制御処理及び、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、誤差拡散等の画像処理等を担当している。3003はメモリで、DSP3002のCPUの制御プログラムを記憶するプログラムメモリ3003a、及び実行時のプログラムを記憶するRAMエリア,画像データなどを記憶するワークメモリとして機能するメモリエリアを有している。3004はプリンタエンジンで、ここでは、複数色のカラーインクを用いてカラー画像を印刷するインクジェットプリンタのプリンタエンジンが搭載されている。3005はデジタルカメラ3012を接続するためのポートとしてのUSBバスコネクタである。3006はビューワ1011を接続するためのコネクタである。3008はUSBバスハブ(USB HUB)で、このプリンタ装置1000がPC3010からの画像データに基づいて印刷を行う際には、PC3010からのデータをそのままスルーし、USBバス3021を介してプリンタエンジン3004に出力する。これにより、接続されているPC3010は、プリンタエンジン3004と直接、データや信号のやり取りを行って印刷を実行することが出来る(一般的なPCプリンタとして機能する)。3009は電源コネクタで、電源3013により、商用ACから変換された直流電圧を入力している。PC3010は一般的なパーソナルコンピュータ、3011は前述したメモリカード(PCカード)、3012はデジタルカメラである。尚、この制御部3000とプリンタエンジン3004との間の信号のやり取りは、前述したUSBバス3021又はIEEE1284バス3022を介して行われる。
【0023】
図5は、ASIC3001の構成を示すブロック図で、この図5においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0024】
4001はPCカードインターフェース部で、装着されたPCカード3011に記憶されている画像データを読取ったり、或いはPCカード3011へのデータの書き込み等を行う。4002はIEEE1284インターフェース部で、プリンタエンジン3004との間のデータのやり取りを行う。このIEEE1284インターフェース部は、デジタルカメラ3012或いはPCカード3011に記憶されている画像データを印刷する場合に使用されるバスである。4003はUSBインターフェース部で、PC3010との間でのデータのやり取りを行う。4004はUSBホストインターフェース部で、デジタルカメラ3012との間でのデータのやり取りを行う。4005は操作パネル・インターフェース部で、操作パネル1010からの各種操作信号を入力したり、表示部1006への表示データの出力などを行う。4006はビューワ・インターフェース部で、ビューワ1011への画像データの表示を制御している。4007は各種スイッチやLED4009等との間のインターフェースを制御するインターフェース部である。4008はCPUインターフェース部で、DSP3002との間でのデータのやり取りの制御を行っている。4010はこれら各部を接続する内部バス(ASICバス)である。
【0025】
図6は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000のインターフェース及び画像処理制御に係る機能構成を示す機能ブロック図である。尚、この図6においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0026】
6000は、このフォトダイレクトプリンタ装置1000からみた場合でのホスト(画像データ源)に該当しており、このホスト6000には、上述したホストコンピュータであるPC3010、デジタルカメラ3012、PCカード3011、更には不図示のゲーム機やテレビジョン機器なども含まれる。このようなホスト6000は、USBバス、IEEE1284、或はIEEE1394等のインターフェースを介して接続される。またこれ以外にもブルートゥース(Bluetooth)等のインターフェースを用いても良い。
【0027】
また前述した制御基板3000の有する機能には、ASIC3001により実現されるデータ入力及び格納処理部6001と、プリンタエンジン3004にプリントデータを出力するプリンタインターフェース部6004、そしてDSP3002により実行されるマルチレンダラ処理6002、画像処理及びプロセス処理6003が含まれる。
【0028】
図7は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の画像処理制御に係る機能構成をより詳しく示す機能ブロック図である。尚、この図7においても、前述の図面と共通する部分は同じ記号を付与して、それらの説明を省略する。
【0029】
図7において、USBバスインターフェース等のインターフェース部7005を介して入力されたPCカード3011、カメラ3012或はPC3010からの画像データ或はJPEG圧縮された画像データは、一旦イメージバッファ7000に格納され、圧縮されたデータの場合はJPEG解凍部7006により解凍され、Y,Cb,Cr信号からRGB信号に変換された後、RGBバッファ7001に格納される。3D3(7007)は、ルックアップテーブル7009を参照してRGBデータの色空間を変換する。また3D6(7008)は、ルックアップテーブル7009を参照して、RGB信号をC,M,Y,K,LC(明るいシアン),LM(明るいマゼンタ)の6色の信号に変換する。7010はX,Yスケーリング部で、画像のX及び/又はY方向のサイズを変換する。7011は1D出力部で、一次元テーブル7014を参照してγ変換等の色処理を実行する。7012は誤差拡散(ED)部で、多値画像データに対して誤差拡散処理を実行して、各色の2値画像データ(或は多値データ)を生成する。こうして生成された2値(或は多値)画像データは、EDバッファ7003に格納される。7004はワークバッファで、各色のインクを吐出する複数の記録ヘッドのそれぞれに対応する記録データを記憶している。こうして作成された各記録ヘッドに対応する記録データはプリンタインターフェース7013を介してプリンタエンジン3004に送られて印刷される。7015は画像補正部で、3D3(7007)が利用する3D3ルックアップテーブル7009を生成する。このテーブル7009の内容を、例えば入力画像情報を参照して、画像補正部7015により色空間及びコントラストなどを調整することにより画像補正をすることができる。
【0030】
尚、図7では、X,Yスケーリング部7010による、画像のX及び/又はY方向のサイズの変換処理を、3D6(7008)の後で行なうように説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、図11を参照して後述するように、RGBデータへの色変換を行う前に実行しても良い。
【0031】
上述したように本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000では、DSP3002が画像処理に加えて、装置1000の各部の制御をも実行している。このDSP3002は並列処理機能も有しており、上述した3D3,3D6,X,Yスケーリング処理、1D出力、誤差拡散等の処理を並行して実行することができる。このDSP3002は、例えばテキサスインストルメンツ(TI)社製のTMS320DSPで、図4のプログラムメモリ3003aに記憶された制御プログラムに従って後述する制御を実行している。
【0032】
尚、本実施の形態では、画像処理速度を上げて装置全体でのスループット高くする目的で並列演算処理ができるDSP3002を採用したが、この他のRISC型、CISC型、など別の方式のCPUを採用しても本発明の適用は可能である。
【0033】
この制御プログラムは、機能モジュールごとにタスク化したマルチタスク形式で構成されており、そのタスク構成の主なものを示すと図8のようになる。
【0034】
図8において、8000はシステムコントロールタスクで、各タスク間でのイベント発行、イベントの終了に伴うシーケンス制御や排他処理等、システム全体の調停を行っている。8001はキーイベントタスクを示し、操作パネル1010のキー操作に基づいて、押下されたキーの解析等を行う。8002はLCD表示部1006への表示タスクを示し、表示部1006におけるUI制御或はメッセージ表示要求等が発生した時点で起動され、表示部1006への表示制御を実行している。8003はPCカード3011への読み書き、或はIEEE1394、或はブルーツゥースなどによるデータの入出力により起動されるタスクを示す。8004はUSBバスを介して接続されるPC3010からのデータ転送により起動されるUSBプリンタタスクで、USBのプリンタ割り込みにより起動され、PCプリンタとしての機能を実行する。8005は、システムコントロールタスク8000により起動され、ファームウェアの初期化を行う。またシステムコントロールタスク8000からのメッセージに応じて、下位タスクであるUSBコントロールタスク、USBバスタスクの起動・終了を行う。8006はUSBタスクにより起動され、USBを介して接続されるデジタルカメラ3012からのデータの読込みや各種通信制御等を実行する。8007はファイルタスクで、ファイルのオープン、クローズ、リード、ライト等の入出力制御を行う。8008はプリンタエンジン3004と接続されるセントロニクス・インターフェースから起動されるタスクで、印刷データのDMA送信、ステータス応答等を実行する。8009は画像処理タスクで、RGBデータを受取り、前述した3D処理、四面体補完、色変換やスケーリング及び誤差拡散処理などによりYMCKデータを作成し、最終的にプリンタエンジン3004に出力するラスタイメージデータを作成する。8010はページ・クリエイトタスクで、JPEGデータを伸長して画像データに変換したり、或はBMP形式のデータからイメージデータを作成したり、或はHTML文書からイメージデータを作成するとともに、フォトデータの補正、階調補正等の画像処理やRGBデータの作成等を行っている。8011はビューワタスクで、ビューワ1011が接続されている状態で、ビューワ1011への表示制御を実行している。
【0035】
以上の構成に基づく動作概要について図9を参照して説明する。本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000では、以下の3つのモードにより画像の印刷が可能である。
【0036】
<通常のPCプリンタモード>
これはPC3010から送られてくる印刷データに基づいて画像を印刷する、通常のPCプリンタとしての印刷モードである。
【0037】
このモードでは、図4のPC3010からのデータがコネクタ1013を介して入力されると、USBバスハブ3008、USBバス3021を介して直接プリンタエンジン3004に送られ、PC3010からのデータに基づいて印刷が行われる。つまり、PC3010は、メモリカード、ハードディスク、或いはインターネットなどのネットワークより、操作者が記録出力させたいデジタル写真などの画像データ9100を入力し、画像処理部9010により図11で説明する画像処理を行ってプリンタ装置1000に出力することで所望の画像を印刷することができる。
【0038】
<PCカードからの直接プリントモード>
PCカード3011がカードスロット1009に装着或いは脱着されると割り込みが発生し、これによりDSP3002は、PCカード3011が装着されたか或いは脱着(取り外された)されたかを検知できる。PCカード3011が装着されると、そのPCカード3011に記憶されている圧縮された(例えばJPEG圧縮)画像データを読込んでメモリ3003に記憶する。その後、その圧縮された画像データを解凍して再度メモリ3003に格納する。次に、操作パネル1010を使用して、その格納した画像データの印刷が指示されると、RGB信号からYMCK信号への変換、ガンマ補正、誤差拡散等を実行してプリンタエンジン3004で印刷可能な記録データに変換し、IEEE1284インターフェース部4002を介してプリンタエンジン3004に出力することにより印刷を行う。即ち、PCカード3011より入力される、操作者が印刷させたいデジタル写真などの画像データ9100を読み出し、画像処理部9010にて、図11で説明する画像処理を行ってプリンタエンジン3004に出力することで所望の画像を印刷することができる。
【0039】
<カメラ3012からの直接プリントモード>
本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000とデジタルカメラ3012とはケーブルを介して接続されることにより、デジタルカメラ3012からの画像データを直接、プリンタ装置1000で印刷することができる。
【0040】
この場合、操作パネル1010の表示部1006にはカメラマークのみが表示され、操作パネル1010における表示及び操作が無効になり、又ビューワ1011への表示も無効になる。従って、これ以降は、デジタルカメラ3012でのキー操作及びデジタルカメラ3012の表示部(不図示)への画像表示のみが有効になるので、ユーザはそのデジタルカメラ3012を使用して印刷指定を行うことができる。即ち、デジタルカメラ3012より印刷が指示されるとフォトダイレクトプリンタ装置1000は、印刷すべき画像データ9100をデジタルカメラ3012より読み出し、フォトダイレクトプリンタ装置1000の画像処理部9000にて、図11で説明する画像処理を行ってプリンタエンジン3004に出力することで所望の画像を印刷させることができる。尚、この画像処理部9000は、前述のDSP3002及びプログラムメモリ3003aに記憶されたプログラムとの協動により実現されている。
【0041】
図10(A)(B)は、図9に示す画像データ9100のデータフォーマット(ファイル)を説明する図である。本実施の形態では、図10(A)に示す旧形式データ9200と、図10(B)に示す新形式データ9300の少なくとも2種類のファイル形式を判別できるものとする。
【0042】
図において、ヘッダ部9210,9310にはバージョン情報などのヘッダ情報が記入されており、これにより例えファイル拡張子名が、例えばJPGやTIFなど同じものでも、少なくともデータ構造の新旧を区別できるようになっている。基本タグ部9220,9320には、画像サイズや撮影時の絞り、露出などの撮影情報などが含まれている。拡張タグ部9340には、図10(B)に示す新形式データ9300において追加された情報が記入され、この情報は、旧来の基本タグ情報9220をより拡張した詳細な撮影情報などを含んでいる。データ9230,9350には、サムネイル画像データや主画像データが含まれている。
【0043】
図11は、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000の画像処理部9000の機能構成を詳細に説明するブロック図である。また図12は、前述した液晶表示部1006の画像補正項目2007における設定に応じて、図12の記号X,Y,Dで示した設定の組合せ選択例を表している。
【0044】
画像データ9100が、図10(B)に示す新形式ファイル9300の場合には、図12の新形式欄12000で示した設定に、また図10(A)に示す旧形式ファイル9200のときには、旧形式欄12001に示したような設定になる。尚、図11及び図12に付した記号X,Y,Dは同じ意味を有し、Xは画像補正の"オン(要)"/"オフ(不要)"の設定を示し、Dは補正情報の"有り"/"無し"/"補正不要"を示し、Yは強調色調の"オン"/"オフ"の設定をそれぞれ表わしている。
【0045】
いま操作者により印刷要求が指示されると、判定部9400は、Xによる設定(画像補正)が"オフ"のときには画像補正部7015の処理をスキップして出力画像生成部9600に画像データを出力して出力画像の生成を行う。一方、Xによる設定が"オン"のときには、印刷対象となる画像データのファイル拡張子や、図10(A),(B)のヘッダ部9210,9310などを、Cの入力により読み取り、その画像データが新形式ファイルか旧形式ファイルかを調べる。この判定の結果、新形式ファイルであれば図12の新形式欄12000に示したD設定とし、これを画像補正部7015に出力する。また旧形式ファイル12001であれば、図12の旧形式欄12001に示すD設定とし、これを画像補正部7015に出力する。そして、画像補正部7015により、このD設定に応じた画像補正を行う。このとき、D設定が"あり"であれば、図10(B)の基本タグ部9320と拡張タグ部9340を読み出し、その画像データの撮影条件などを基に最適なコントラスト、色空間になるように画像データを補正し、出力画像生成部9600により、印刷するための画像データの生成を行う。また、D設定が"なし"のときは標準的な撮影条件であると判断し、標準的なコントラスト、色空間になるように画像データを補正して出力画像生成部9600に出力し、印刷用の画像データの生成を行う。出力画像生成部9600は、判定部9400もしくは画像補正部7015により処理された画像データや印刷条件を入力し、更に、要求された印刷条件に、更にY設定に状態に応じた強調色調(ビビットな色合いに加工)の有無を加えて、最終的な印刷用の画像データを生成する。
【0046】
例えば、具体例で説明すると、図3の画像補正項目2007で「AT(自動補正)」が設定されており、この状態で新形式ファイルの画像データが入力されると、「X」(画像補正)はオン、「Y」(強調色調)はオフ、そして「D」は「(補正)あり」に設定される。これにより判定部9400は、「X」がオンであるため画像補正が必要であると判断して、その画像データを画像補正部7015に出力する。これにより、補正された画像データが出力画像生成部9600に出力される。出力画像生成部9600は、「Y」(オフ)に従って色調の強調処理を行うことなく、印刷用の画像データを生成してプリンタエンジン3004に出力する。
【0047】
また、この状態で旧形式ファイルの画像データが入力されると、「X」(画像補正)はオフ、「Y」(強調色調)はオフ、そして「D」は「(補正)なし」に設定される。これにより判定部9400は、「X」がオフであるため画像補正が不要と判断して、その画像データを直接出力画像生成部9600に出力する。出力画像生成部9600は、「Y」(オフ)に従って色調の強調処理を行うことなく、印刷用の画像データを生成してプリンタエンジン3004に出力する。
【0048】
その他の場合も同様にして、画像の補正処理や色調強調処理が、新形式ファイルの画像データであるか、旧形式ファイルの画像データであるかに応じて、選択的に実行され、その結果がプリンタエンジン3004により印刷される。
【0049】
次に、図13乃至図17のフローチャートを参照して、本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置1000のDSP3002による印刷処理の概要について説明する。尚、このDSP3002による印刷処理は、マルチタスク形式で実行されているため、ここでは全体的な処理の流れとして説明する。
【0050】
図13は、本実施の形態に係るDSP3002による処理概要を示すフローチャートである。
【0051】
この処理は、PCカード3011或はデジタルカメラ3012からの画像データを受取って入力することにより開始され、まずステップS1で、ページクリエイト処理を行う。即ち、ここではページデータのフォーマットを設定する。次にステップS2に進み、入力した画像データに対して画像補正処理を実行する。次にステップS3に進み、「画像処理1」を実行し、次にステップS4で「画像処理2」を実行し、更にステップS5で「画像処理3」を実行する。尚、これら画像補正処理および「画像処理1〜3」については図14〜図17を参照して後述するが、これら画像処理は並行して実行される。尚、本実施の形態においては、少ないメモリ領域を利用して高速に画像処理を行うために、ここで処理される画像データの処理単位は16ラスタとしている。
【0052】
こうして画像処理が終了して印刷用の記録データが生成されるとステップS6に進み、その作成した記録データをプリンタエンジン3004にDMAにより伝送する。そしてステップS7に進み、次に処理すべき画像データを読み出すために、イメージバッファ7000のアドレスを16ラスタ分進めるべく、メモリアドレスを更新する。そしてステップS8に進み、1ページ分の画像データの処理が完了したかを調べ、終了していなければステップS3に戻って前述の処理を繰り返す。こうしてステップS8で、1ページ分の画像データの処理が終了すると、この処理を終了する。
【0053】
図14は、図13のステップS2における画像補正処理を説明するフローチャートである。なお、この処理は図11に示す判定部9400、画像補正部7015により実行される。
【0054】
まずステップS41で、図12を参照して説明した「X」の設定(画像補正)を調べる。この設定が"オフ"であればステップS46に進み、図7の3D3(7007)が参照する3D3ルックアップテーブル7009を標準テーブルとすることで画像補正を実行しないようにして、この処理を終了する。
【0055】
一方、ステップS41で「X」の設定が"オン"であればステップS42に進み、印刷対象となる画像データのファイル拡張子や、図10(A)(B)のヘッダ部9210,9310などの情報を基に新形式ファイルか旧形式ファイルかを調べる。この判定の結果、新形式ファイルであればステップS43に進み、図10(B)の基本タグ9320や拡張タグ9340を読み出し、その画像データの撮影条件などを基に最適なコントラスト、色空間になるように画像を補正させるためパラメータを用意してステップS45に進む。
【0056】
一方、ステップS42の判定で旧形式ファイルであれば、その画像データは標準的な撮影条件で撮影されたものと判断してステップS44に進み、標準的なコントラスト、色空間になるように画像を補正させるためパラメータを用意してステップS45に進む。こうしてステップS45では、ステップS43又はステップS44で用意したパラメータに応じて、3D3(7007)が参照する3D3ルックアップテーブル7009を生成して処理を終了する。ここで、用意した3D3ルックアップテーブル7009は、図16のフローチャートのステップS23で参照され、これにより所望の画像補正が行われた出力画像を得ることができる。
【0057】
図15は、図13のステップS3の「画像処理1」を説明するフローチャートである。
【0058】
まずステップS11で、JPEG或はTIFFフォーマットの画像データの解凍処理を実行する。このJPEGデータの解凍処理は、一般的にハフマン符号の復号、逆量子化、逆離散コサイン変換の手順で行われ、その結果として、Y,Cb,Crのデータが生成される。そしてステップS12に進み、このY,Cb,CrデータからRGBデータへの変換が実行される。尚、この変換には、ITU−RBT.601で勧告されている変換式を用いる。
【0059】
図16は、図13のステップS4における「画像処理2」を説明するフローチャートである。
【0060】
まずステップS21で、画像データのX方向の拡大/縮小処理を行う(ここでX方向はラスタ方向である)。次にステップS22に進み、Y方向の拡大/縮小処理を行う(Y方向は、記録ヘッド1301のノズル列方向である)。これは実際の印刷領域の大きさに合わせて、線形補完による拡大/縮小を行うものである。次にステップS23に進み、RGBの色成分をR*G*B*成分に変換する。ここでは、R、G、Bの各色8ビットデータを、まず3次元のルックアップテーブル(LUT)7009によりR*、G*、B*の各色8ビットデータに変換する。この処理は、色空間変換処理(前段色処理)と称され、入力画像の色空間(カラースペース)とプリンタエンジン3004における再現色空間との差を補正するための変換処理である。
【0061】
次にステップS24において、RGBの各色成分をCMYKの色成分に変換する。ここでは、色空間変換処理が施されたR*、G*、B*の各色8ビットデータを、3次元LUT7009により、6色分、即ち、C,M,Y,K,LC,LM各色8ビットデータに変換する。この処理は色変換処理(後段色処理)で、入力系のRGB系カラーから出力系のCMYK系カラーに変換するものである。
【0062】
入力される画像データは、ディスプレイなど発光体の加法混色の3原色(RGB)であることが多いが、プリンタなど光の反射で色を表現する場合は減法混色の3原色(CMY)の色材が用いられるので、このような色変換処理が行われる。前段色処理に用いられる3次元LUT7009や、後段色処理に用いられる3次元LUT7009は離散的にデータを保持しており、保持しているデータ間は補間処理で求めるが、このような補間処理は周知あるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0063】
図17は、図13のステップS5における「画像処理3」を説明するフローチャートである。
【0064】
まずステップS31で、C,M,Y,K,LC,LMの6色分の画像データに対してガンマ変換を行って濃度の調整をする。ここでは、後段色処理が施されたC,M,Y,K,LC,LMの各色8ビットデータは、一次元LUT7012によってγ補正が施される。これは、単位面積当たりの記録ドット数と出力特性(反射濃度など)の関係は、多くの場合に線形関係にならないので、出力γ補正を施すことにより、C,M,Y,K,LC,LMの各8ビットの入力レベルと、その時の出力特性との線形関係を保証するものである。尚、記録画像における色ずれを検出するための検出手段により、各色材を記録する記録ヘッドの出力特性の固体差を検出する場合には、この出力γ処理の一次LUT7012のデータを変更することにより、その個体差による色ずれを防止できる。例えばC色材を記録する記録ヘッドの出力特性が期待値よりも大きい場合、一次LUT7012の入出力関係を変更して所望の階調再現がなされるようにする。これによって、各装置毎の記録ヘッドの固体差補正を実現できる。
【0065】
次にステップS32に進み、2値化処理(誤差拡散(ED))を実行する。本実施の形態におけるプリンタエンジン3004は、写真調の中間調画像を滑らかに表現させることが可能な2値又は3値、4値のプリンタエンジンであり(ここでは2値の場合で説明する)、上記C,M,Y,K,LC,LMの各色8ビットの画像データは誤差拡散法によってC,M,Y,K,LC,LMの各色1ビット、又は2ビットのデータに量子化処理される。このような該誤差拡散法を用いた量子化方法は周知であるので詳細な説明を省略する。
【0066】
次に、図18乃至図20は、上記説明した構成により、所望の画像1〜4が、プリンタエンジン3004によって出力された記録出力との関係を説明する図である。
【0067】
図18の「画像1」〜「画像4」は、操作者が印刷したい4つの画像を表しており、これら4つの画像を上記画像補正モードが「AT」の設定にて、一つの印刷要求操作(1ジョブ)によって印刷した例を説明する図である。尚、以下の説明では、「画像1」と「画像3」は新形式ファイルで表され、「画像2」と「画像4」は旧形式ファイルであった場合を想定している。
【0068】
図19は、1つの記録媒体上に1つの画像を出力した例を示す図であり、所望の画像を1枚ずつ印刷し、計4枚の画像を印刷した例を示している。なお、ここで1枚目「画像1」と3枚目「画像3」は新形式ファイルの画像データで表されているため最適な画像補正がなされる。また、2枚目「画像2」と4枚目「画像4」は、旧形式ファイルの画像データで表されているため、画像補正しないで印刷される。
【0069】
図20は、これら4つの画像(「画像1」〜「画像4」)を1つの記録媒体上に印刷した例を示す図であり、「画像1」と「画像3」の部分は新形式ファイルの画像データであるため最適な画像補正がなされ、「画像2」と「画像4」は旧形式ファイルの画像データであるため、画像補正しないで同一の紙面上に印刷される。尚、ここでは、1つの記録媒体上に4つの画像(「画像1」〜「画像4」)をレイアウトした例を説明したが、2つの画像、8つの画像、16の画像分割など他のレイアウトであっても適用可能である。
【0070】
本実施の形態では、画像データのファイルの種類が2種類の場合について説明したが、もし将来3種類、4種類になっても、図14のステップS42〜S45のような処理を、これら画像データのファイルの種類に応じて3D3ルックアップテーブル7009を生成することで容易に対応できる。
【0071】
またデジタルカメラからの直接プリントモードの際には、デジタルカメラ側で上記のような画像補正の設定操作を設けて、上述したX,Y,D設定状態をフォトダイレクトプリンタ装置1000に指示するようにしても良い。また或いは、操作を煩雑にしないようにするために、「AT」状態に自動的に扱うようにしても良い。もしくは、上記同様に、液晶表示部1006の画像補正部での設定モードをカメラダイレクト印刷時に使うようにしても良い。
【0072】
このようすることでデジタルカメラの画像データをダイレクトに印刷する場合にも、以上説明した構成により画像補正を必要に応じて行い、最適な画像出力させることが可能である。
【0073】
また、上記説明では、フォトダイレクトプリンタ装置1000による画像補正を例に説明したが、例えばPC3010と本実施形態で説明したダイレクトプリント機能を有さない他の画像記録装置を用いて、インターフェースを介して接続した構成のプリントシステムにおいても、図9で説明したようにPC3010において、図12で説明したような画像補正設定をGUIなど選択できるように構成し、更に図11に示す制御構成や、図14〜図17のフローチャートで説明したソフト処理を導入することより容易に本発明に適用可能である。
【0074】
(その他の実施の形態)
本発明の目的は前述したように、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0075】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
【0076】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含む。
【0077】
以上説明したように本実施の形態によれば、画像補正の設定のための項目を設け、この項目により、「自動(AT)」、「オン(ON)」、「オフ(OFF)」を任意に選択・設定可能にする。ここで画像補正の設定が「自動」を選択されている場合であっても、旧形式のファイルの画像データに対しては画像補正を行わないようにし、新形式ファイルの画像データに対しては、画像補正をオン(補正する)に設定する。これにより、画像ファイルの形式と設定に応じて最適な画像補正を行うようことができるので、新旧形式の画像ファイルが混在した場合であっても、1度の操作指示より、各画像ファイルに応じた画像を印刷させることができる。これにより、画像データの印刷時の操作性を向上させることができる。
【0078】
また、画像補正がオン(ON)に設定されているときは、新旧形式ファイルのいずれの画像データに対しても画像の補正を行うようにし、更に、「画像の補正がオフ」の場合には、新旧形式ファイルの画像データに対して画像の補正しないようにできる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、印刷ジョブに対して設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、その印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、その設定された補正指示に対応しているファイル形式であるか否かに応じて、その画像データに対する補正処理を行うかどうかを、画像データ毎に決定して1つの印刷ジョブで印刷できるという効果がある。
【0080】
また本発明によれば、画像補正条件が自動補正の場合に、画像データのファイル形式に応じて画像の自動補正を行うかどうかを決定して記録できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の概観斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の記録ヘッドの概観斜視図である。
【図3】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の操作パネルの概観図である。
【図4】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の制御に係る主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置のASICの構成を示すブロック図である。
【図6】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置のインターフェース及び画像処理制御に係る機能構成を示す機能ブロック図である。
【図7】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の画像処理制御に係る機能構成をより詳しく示す機能ブロック図である。
【図8】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の制御プログラムにおいて機能モジュールごとにタスク化されたマルチタスク構成を説明する図である。
【図9】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置とデジタルカメラ及びPCとの間での画像処理を説明するブロック図である。
【図10】本実施の形態に係る画像データのファイル形式を説明する図で、(A)は旧形式の画像ファイルを示し、(B)は新形式の画像ファイルをそれぞれ示している。
【図11】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置の画像処理部における画像補正の制御を説明するブロック図である。
【図12】本実施の形態に係る画像補正の設定を説明する図である。
【図13】本実施の形態に係るフォトダイレクトプリンタ装置における画像データの処理を説明するフローチャートである。
【図14】図13のステップS2における画像補正処理を説明するフローチャートである。
【図15】図13のステップS3における「画像処理1」の処理を説明するフローチャートである。
【図16】図13のステップS4における「画像処理2」の処理を説明するフローチャートである。
【図17】図13のステップS5における「画像処理3」の処理を説明するフローチャートである。
【図18】、
【図19】、
【図20】本実施の形態に係る画像の印刷例を示す図である。
Claims (14)
- 画像データ源からの複数の画像データを印刷する印刷装置であって、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応するファイル形式か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記画像処理手段は、前記画像情報に基づいてパラメータを生成する生成手段を有し、前記画像処理手段は、前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを、前記生成手段で生成された前記パラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記画像処理手段は、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、予め有する画像処理パラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記設定手段は1枚の記録媒体に複数の画像データを印刷するためのレイアウト情報を設定することが可能であり、
前記設定手段によって設定されたレイアウト情報に基づいて、前記画像処理手段により画像処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷するように前記印刷手段を制御する制御手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 画像データ源からの複数の画像データを印刷する印刷装置の制御方法であって、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定工程と、
前記設定工程で設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応しているファイル形式か否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定工程で前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理工程と、
前記画像処理工程で処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷工程と、
を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。 - 前記画像処理工程は、前記画像情報に基づいてパラメータを生成し、前記判定工程で前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを、前記生成したパラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置の制御方法。
- 前記画像処理工程は、前記判定工程で前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、予め有する画像処理パラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置の制御方法。
- 前記設定工程は1枚の記録媒体に複数の画像データを印刷するためのレイアウト情報を設定することが可能であり、
前記設定工程で設定されたレイアウト情報に基づいて、前記画像処理工程で画像処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷するように前記印刷工程を制御する制御工程を更に有することを特徴とする請求項5に記載の印刷装置の制御方法。 - 画像データ源と、前記画像データ源からの複数の画像データに基づいて画像を印刷する印刷装置を有する印刷システムであって、
前記画像データ源は、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定手段を有し、
前記印刷装置は、
前記設定手段により設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定手段で設定された補正指示に対応しているファイル形式か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理手段により処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記画像処理手段は、前記画像情報に基づいてパラメータを生成する生成手段を有し、前記画像処理手段は、前記判定手段により前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを、前記生成手段で生成された前記パラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- 前記画像処理手段は、前記判定手段により前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、予め有する画像処理パラメータに基づいて画像処理することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。
- 前記設定手段は1枚の記録媒体に複数の画像データを印刷するためのレイアウト情報を設定することが可能であり、
前記設定手段によって設定されたレイアウト情報に基づいて、前記画像処理手段により画像処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷するように前記印刷手段を制御する制御手段を更に有することを特徴とする請求項9に記載の印刷システム。 - 画像データ源と、前記画像データ源からの複数の画像データを印刷する印刷装置を有する印刷システムの制御方法であって、
前記画像データ源は、
1つの印刷ジョブに対して補正指示を設定する設定工程を有し、
前記印刷装置は、
前記設定手段により設定された補正指示が画像データのファイル形式に依存した補正指示である場合、前記印刷ジョブで印刷対象となっている各画像データが、前記設定工程で設定された補正指示に対応しているファイル形式か否かを判定する判定工程と、
前記判定工程で前記補正指示に対応したファイル形式であると判定された画像データを当該画像データが有する画像情報を用いて前記補正指示に対応する画像処理を行い、前記判定工程で前記補正指示に対応していないファイル形式であると判定された画像データを、前記補正指示に対応せずに画像処理する画像処理工程と、
前記画像処理工程で処理されたすべての画像データを1つのジョブで印刷する印刷工程と、
を有することを特徴とする印刷システムにおける制御方法。 - 請求項5乃至8および請求項13のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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