JP3957906B2 - 情報処理装置および方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、World Wide Webサーバ(以下、WWWサーバという)ヘアクセスする機能を有する情報処理機器および方法並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、様々な情報を載せたWWWサーバと、このWWWサーバにHTTP(hyper text transfer protocol)でアクセスするための専用ソフトウェア(以下、ブラウザという)を搭載したコンピュータとをネットワークで接続し、WWWサーバ上の情報をコンピュータから参照することが可能となった。従って、複数のコンピュータから特定のWWWサーバ上の情報を参照し、共有することができるようになった。
【0003】
さらに、ブラウザはWWWサーバ上の情報をコンピュータ内に格納することができるので、ヒューマンユーザは、コンピュータ内に一旦格納したWWWサーバ上の情報の印刷出力を、印刷機能を有する情報機器に指示することにより、WWWサーバ上の情報を印刷することもできるようになった。
【0004】
また、印刷機能を有する情報機器自体がWWWサーバヘのアクセス機能を持ったことにより、ヒューマンユーザから指示されたWWWサーバに、情報機器から直接アクセスし、取得された情報に基づき印刷を行うこともできるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、WWWサーバからデータを取得するのに要する時間は、通常、データ量やネットワークトラフィックに左右され予測できない。このため、ヒューマンユーザは、印刷が終了するまで、情報機器の前で待機しないことがあるが、このような場合に、紙なしや、紙詰まり、トナーなし等のエラーが発生して印刷が停止されることがある。一旦、印刷が停止されると、エラーが解除され、再スタートするための処理が行なわれるまで、その情報機器は停止したままであるので、完全な印刷物を得ることができないことになる。
【0006】
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、エラーが生じたときでも、ヒューマンユーザが少なくとも画像データを得ることができる情報処理機器および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、
前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記印刷手段により印刷ができない場合に、前記設定手段により設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、前記印刷手段により印刷ができない場合に前記データ取得手段により取得されたデータを他の装置に転送するか否かを選択する選択手段と、を備え、前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記選択手段により転送することが選択されている場合に、前記設定手段により設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする。
また、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記印刷手段による印刷の途中で印刷を続行することができなくなった場合、前記データ取得手段により取得されたデータのうち印刷が完了していないデータに基づいて生成されたファイルを転送することができる。
また、請求項4の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、前記第一の転送手段による転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置であり、前記第二の転送手段による転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたデータベースであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、前記外部装置はWWWサーバであり、前記データ取得手段により取得されるデータはHTML文書であることを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記印刷ステップにより印刷ができない場合に、前記設定ステップにより設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする。
【0012】
請求項7の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、前記印刷ステップにより印刷ができない場合に前記データ取得ステップにより取得されたデータを他の装置に転送するか否かを選択する選択ステップと、を備え、前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記選択ステップにより転送することが選択されている場合に、前記設定ステップにより設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする。
また、請求項6又は7に記載の情報処理方法において、前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記印刷ステップによる印刷の途中で印刷を続行することができなくなった場合、前記データ取得ステップにより取得されたデータのうち印刷が完了していないデータに基づいて生成されたファイルを転送することができる。
また、請求項9の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、前記第一の転送ステップによる転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置であり、前記第二の転送ステップによる転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたデータベースであることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、前記外部装置はWWWサーバであり、前記データ取得ステップにより取得されるデータはHTML文書であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
図1は本発明の一実施の形態を示す。これはスキャナ部2070とプリンタ部2095を有する情報処理機器1001の例であり、その外観を図2に示す。
【0018】
[画像入出力部]
図2を説明する。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、操作部2012(図1)からの読み取り起動指示に応答して、トレイ2073上にセットされた原稿用紙を、フィーダ2072により1枚ずつフィードし、フィードされた原稿用紙を照明し、図示しないCCD(charge coupled device )ラインセンサにより走査し、ラスタイメージデータ2071として電気信号に変換するものである。
【0019】
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、スキャナ部2070からのラスタイメージデータに基づき用紙上に画像をプリントするものである。プリント終了した用紙は排紙トレイ2111上に排出される。
【0020】
プリント方式としては、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式と、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式と、等々があるが、本実施の形態では、どの方式を採用しても良い。プリンタ部2095の起動は、CPU(central processing unit )2001(図1)からの指示によって開始される。プリンタ部2095は異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように、複数の給紙段を持っており、それら給紙段に対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104が設けてある。
【0021】
図1を説明する。図1において、2070、2095は図2と同一部分示す。2000はコントローラユニットであって、LAN(local area network)2011や公衆回線(WAN; wide area network )2051に直接接続してあり、画像情報やデバイス情報の入出力を行うものであり、CPU2001と、RAM(random access memory)2002と、操作I/F(interface )2006と、ネットワーク2010と、モデム2050と、ROM(read only memory)2003と、ハードディスクドライブ(HDD)2004と、イメージバスI/F2005とが、システムバス2007を介して相互接続してあり、イメージバスI/F2005と、ラスタイメージプロセッサ(RIP)2060と、デバイスI/F2020と、スキャナ画像処理部2080と、プリンタ画像処理部2090と、画像回転部2030と、画像圧縮部2040とが、画像バス2008を介して相互接続してある。
【0022】
RAM2002はCPU2001のためのシステムワークメモリであって、画像データを一時記億するためのものである。操作部I/F2006は操作部2012とのインタフェース部であり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力し、本システム使用者が操作部2012から入力した情報を、CPU2001に供給するものである。ネットワーク2010はLAN2011に接続して、情報の入出力を行うものである。モデム2050は公衆回線2051に接続して、情報の入出力を行うものである。ROM2003はシステムのブートプログラムがストアしてある。ハードデイスクドライブ2004はシステムソフトウェアと画像データを格納するためのものである。
【0023】
イメージバスI/F2005はデータ構造を変換するブリッジであって、システムバス2007と、画像データを高速で転送する画像バス2008を接続するものである。画像バス2008は、PCI(peripheral component interconnect )バスまたはIEEE(institute of electrical and electronics engineers )1394で構成されている。
【0024】
ラスタイメージプロセッサ(RIP)2060はPDL(page description language )コードをビットマップイメージに展開するものである。デバイスI/F部2020はスキャナ部2070やプリンタ部2095と、コントローラユニット2000とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行うものである。スキャナ画像処理部2080は入力画像データに対し補正、加工、編集を行うものである。プリンタ画像処理部2090はプリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行うものである。画像回転部2030は画像データの回転を行うものである。画像圧縮部2040は多値画像データをJPEG(joint photographic experts group)の圧縮伸張処理を行い、2値画像データをJBIG(joint bi-level image experts group),MMR(modified modified READ),MH(modified Huffman)の圧縮伸張処理を行うものである。
【0025】
CPU2001はROM2003にストアされている制御プログラムに従ってコントローラユニット2000の各部を制御するものである。
【0026】
[操作部2012]
図3は図1に示す操作部2012の正面図である。操作部2012の中央部には、システムの操作画面を表示するLCD(liquid crystal display)表示部2013が配置してあり、このLCD表示部2013上には、タッチパネルシートが貼ってある。LCD表示部2013に表示されたキーが操作されると、操作されたキーの位置情報がCPU2001に供給されるようになっている。操作部2012の右下部には、原稿画像の読み取り動作を開始させるためのスタートキー2014が配置してある。スタートキー2014の中央部には、緑と赤の2色のLED(light emitting diode)2018が設けてあり、このLED2018の点灯色により、スタートキー2014が使用可能か否かを表すようになっている。このスタートキー2014の近傍には、稼働中の動作を止めるためのストップキー2015が配置してある。操作部2012の右上部には、使用者のユーザIDを入力するためのIDキー2016が配置してあり、このIDキー2016の下方には、操作部2012からの設定を初期化するためのリセットキー2017が配置してある。
【0027】
[スキャナ画像処理部2080]
図4は図1に示したスキャナ画像処理部2080の構成を示す。画像バスI/Fコントローラ2081は画像バス2008と接続し、画像バスアクセスシーケンスを制御するとともに、スキャナ画像処理部2080内の各部を制御し、タイミングを発生させるものである。フィルタ2082は空間フィルタによりコンボリューション演算を行うものである。編集部2083は、例えば、入力画像データから、マーカペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行うものである。変倍処理部2084は読み取り画像の解像度を変える場合に、ラスタイメージの主走査方向について補間演算を行い、拡大、縮小を行うものである。編集部2083による副走査方向の変倍は、図示しない画像読み取りラインセンサを走査する速度を変えることにより行う。テーブル変換部2085は読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するものである。2値化処理部2086は多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化するものである。2値化処理が終了した画像データは、再び、画像バスコントローラ2081を介して、画像バス2008上に転送される。
【0028】
[プリンタ画像処理部2090]
図5は図1に示したプリンタ画像処理部2090の構成を示す。画像バスI/Fコントローラ2091は画像バス2008と接続してあり、画像バスアクセスシーケンスを制御するとともに、スキャナ画像処理部2090内の各部を制御し、タイミングを発生させるものである。解像度変換部2092はネットワーク2011または公衆回線2051から来た画像データを、プリンタ部2095の解像度に変換するものである。スムージング処理部2093は解像度変換部2092により解像度変換された後の画像データのシャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行うものである。
【0029】
[画像圧縮部2040]
図6は図1に示した画像圧縮部2040の構成を示す。画像バスI/Fコントローラ2041は画像バス2008と接続してあり、画像バスアクセスシーケンスを制御するとともに、入力バッファ2042および出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミングを制御し、画像圧縮部2043に対するモード設定等の制御を行うものである。
【0030】
次に、画像圧縮部2040の処理手順を説明する。CPU2001から画像バス2008を介して画像バスI/Fコントローラ2041に、画像圧縮制御のための設定を行うと、画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な設定、例えば、MMR圧縮、JBIG伸長等の設定を行う。その後、再度、CPU2001により画像バスI/Fコントローラ204Iに対して、画像データ転送の許可を行うと、この画像データ転送許可に従って、画像バスI/Fコントローラ2041はROM2002か、あるいは、画像バス2008上の各デバイスから、画像データの転送を開始する。
【0031】
受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、入力バッファ2042に格納された画像データは、画像圧縮部2043の画像データ要求に応じて、一定のレートで転送される。この画像データの転送に際して、画像バスI/Fコントローラ2041と画像圧縮部2043との間で画像データを転送できるかどうかが、入力バッファ2042により判断される。そして、画像バス2008からの画像データの読み込みと、画像圧縮部2043への画像の書き込みとが、不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以下、このような制御をハンドシェークという)。
【0032】
画像圧縮部2043は画像データを受け取ると、受け取った画像データを、一旦、RAM2044に格納する。これは、画像圧縮を行う際には、行う画像圧縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要するからであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してからでないと、画像圧縮が行えないからである。画像圧縮された画像データは、直ちに、出力バッファ2045に送られ、出力バッファ2045は画像バスI/Fコントローラ2041と画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。
【0033】
画像バスI/Fコントローラ2041では、転送された圧縮(または、伸長)された画像データをRAM2002(図1)または画像バス2008上の各デバイスに転送する。
【0034】
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで、例えば、必要なぺージ数の処理が終わったときか、あるいは、例えば、圧縮および伸長時にエラーが発生した時等に、画像圧縮部2043から停止要求が出るまで繰り返される。
【0035】
[画像回転部2030]
図7は図1に示した画像回転部2030の構成を示す。画像バスI/Fコントローラ2031は画像バス2008に接続してあり、画像バスシーケンスを制御するとともに、画像回転処理部2032にモード等を設定し、画像回転処理部2032に画像データを転送するためのタイミングの御御を行う。
【0036】
次に、画像回転部2030の処理手順を説明する。CPU2001により画像バス2008を介して画像バスI/Fコントローラ2031に、画像回転制御のための設定が行なわれると、画像バスI/Fコントローラ2041は画像回転処理部2032に対して、画像回転に必要な設定、例えば、画像サイズや回転方向、角度等の設定を行う。その後、再度、CPU2001により画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送が許可されると、画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002か、あるいは、画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。なお、画像データのサイズを32bitとし、回転を行う画像サイズを32×32(bit)とする。また、画像バス2008上に画像データを転送する際に、32bitを単位とする画像転送を行うものとする。扱う画像は2値画像であるものとする。
【0037】
32×32(bit)の画像を得るには、図8に示すように、単位データ転送を32回行う必要があり、不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。不連続アドレシングで転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されるように、RAM2033に書き込まれる。例えば、最初に転送された32bitの画像データを、図9に示すY方向に書き込み、図9に示すX方向に読み出すと、画像は反時計方向に90度回転されることになる。そして、32×32(bit)の画像回転、すなわち、RAM2033への書き込みが完了すると、画像回転処理部2032により、RAM2033の画像データが上述した読み出し方法で読み出され、読み出された画像データは画像バスI/Fコントローラ2031に転送される。
【0038】
回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、画像データを、連続アドレッシングで、RAM2002(図1)か、画像バス2008上の各デバイスに転送する。
【0039】
こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで、例えば、必要なぺージ数の処理が終わるまで、繰り返される。
【0040】
[デバイス1/F部2020]
図10は図1に示したデバイスI/F部2020の構成を示す。画像バスI/Fコントローラ2021は画像バス2008と接続してあり、画像バスアクセスシーケンスを制御するとともに、デバイスI/F部2020内の各部を制御し、タイミングを発生させ、外部のスキャナ部2070(図1)およびプリンタ部2095(図1)への制御信号を発生させるものである。スキャンバッファ2022はスキャナ部2070から送られてくる画像データを一時保存し、保存された画像データを画像バス2008に同期させて出力するものである。
【0041】
シリアルパラレル/パラレルシリアル変換部2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べるか、あるいは、分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換するものである。パラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2024は画像バス2008から転送された画像データを分解するか、あるいは、順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換するものである。プリントバッファ2025は画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、保存された画像データをプリンタ部2070に同期させて出力するものである。
【0042】
次に、画像スキャン時の処理手順を説明する。スキャナ部2070から送られてくる画像データを、スキャナ部2070から送られてくるタイミング信号に同期させてスキャンバッファ2022に保存していき、画像バス2008がPCIバスの場合には、スキャンバッファ2022に画像データが32ビット以上入る度に、スキャンバッファ2022から32ビット分の画像データを先入れ先出しで、シリアルパラレル/パラレルシリアル変換部2023に送る。シリアルパラレル/パラレルシリアル変換部2023に送られた画像データは、32ビットのパラレル画像データに変換され、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送される。
【0043】
一方、画像バス2008がIEEE1394の場合には、スキャンバッファ2022の画像データは、先入れ先出しでシリアルパラレル/パラレルシリアル変換部2023に送られ、シリアル画像データに変換され、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送される。
【0044】
次に、画像プリント時の処理手順を説明する。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バス2008から画像バスI/Fコントローラ2021により受け取られた32ビットのパラレル画像データは、画像バスI/Fコントローラ2021によりパラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2024に送られ、パラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2024により、プリンタ部2070の入力データビット数の画像データに分解され、分解された画像データはプリントバッファ2025に保存される。
【0045】
一方、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バス2008から画像バスI/Fコントローラ2021により受け取られたシリアル画像データは、パラレルシリアル/シリアルパラレル変換部2024に送られ、プリンタ部2070の入力データビット数の画像データに変換され、プリントバッファ2025に保存される。そして、プリントバッファ2025に保存された画像データは、プリンタ部2070から送られてくるタイミング信号に同期して、先入れ先出しで、プリンタ部2070に送られる。
【0046】
[システム全体]
次に、図11を説明する。情報処理機器1001は、データベースサーバ1002と、データベースクライアント1003と、電子メールクライアント1005と、電子メールサーバ1004と、WWWクライアント1006と、DNS(domain name system)サーバ1007と、プリンタ1040とともに、LAN(local area network)1010が構成されている。
【0047】
情報処理機器1001はPSTN(public switched telephone network )またはISDN(integrated service digital network)1030を介してファクシミリ(FAX)装置1031と接続されている。情報処理機器1001と同一構成を有する情報処理機器1023は、インタネット/イントラネット1012に接続されている。
【0048】
インタネット/イントラネット1012には、データベースサーバ1021と、WWWサーバ1022と、電子メールサーバ1023が接続されている。インタネット/イントラネット1012とLAN1010はルータ1011を介して接続してある。
【0049】
データベースサーバ1002は情報処理機器1001により読み込まれた2値画像および多値画像をデータベースとして管理するものである。データベースクライアント1003はデータベースサーバ1002のクライアントであって、データベースサーバ1002に保存されている画像データの閲覧、検索等を行うことができる。電子メールサーバ1004は情報処理機器1001により読み取られた画像を電子メールの添付として受け取ることができるようになっている。電子メールクライアント1005は電子メールサーバ1004により受け取られたメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したりするものである。WWWサーバ1006はHTML(hyper text markup language)文書をLAN1010に提供するものである。WWWサーバ1006により提供されるHTML文書は、情報処理機器1001によりプリントアウトすることができる。プリンタ1040は情報処理機器1001により読み取られた画像をプリントアウト可能なように構成されている。
【0050】
情報処理機器1001は、スキャナ部2070から読み込んだ画像をLAN1010に流したり、LAN1010から受信した画像をプリンタ部2095によりプリントアウトすることもできる。また、スキャナ部2070から読み込んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN1030に送信したり、PSTNまたはISDN1030から受信された画像を、プリンタ部2095によりプリントアウトすることもできる。
【0051】
[ソフトウェア]
次に、図12を説明する。図12において、1501はUI(user interface)であり、オペレータが情報処理機器1001の各種操作、設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。UI1501はオペレータの操作に従い、後述する各種モジュールに入力情報を転送し、処理の依頼またはデータの設定等を行う。
【0052】
1502はアドレスブックであり、データの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。アドレスブックの内容は、UI1501からの操作により真データの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述する各モジュールにデータの送付、通信先情報を与えるものとして使用されるものである。1503はWebサーバモジュールであり、図示しないWebクライアントからの要求により、情報処理機器1001の管理情報を通知するために使用される。管理情報は、後述するControlAPI(application program interface )1518を介して読み取られ、後述するHTTP1512、TCP(transmission control protocol )/IP(internet protocol )1516、ネットワークドライバ1517を介してWebクライアントに通知される。1504は同報配信モジュール、すなわち、データの配信を司るモジュールであり、UI1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレータにより、情報処理機器1001のスキャナ部2070を使用し配布データの生成が指示された場合は、後述するControlAPI1518を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
【0053】
1505は同報配信モジュール1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュールである。1506は同報配信モジュール1504内で通信先にE-mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。
【0054】
1507は同報配信モジュール1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。1508は同報配信モジュール1504内で出力先に情報処理機器と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュールである。1509はリモートコピースキャンモジュールであり、情報処理機器1001のスキャナ部2070を使用し、ネットワーク等で接続された他の情報処理機器、例えば、情報処理機器1023を出力先とし、情報処理機器1001単体で実現しているコピー機能と同等の処理を行うモジュールである。
【0055】
1510はリモートコピープリントモジュールであり、情報処理機器1001のプリンタ部2095を使用し、ネットワーク等で接続された他の情報処理機器、例えば、情報処理機器1023を入力先とし、情報処理機器1001単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。1511はWebプルプリントインターネットまたはイントラネット1012上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。1512は情報処理機器1001がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述するTCP/IP1516モジュールによりWebサーバ1503と、Webプルプリント1511モジュールに通信を提供するものである。
【0056】
1513は1prモジュールであり、後述するTCP/IP1516モジュールにより同報配信モジュール1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。
【0057】
1514はSMTP(simple mail transfer protocol )モジュールであり、後述するTCP/IP1516モジュールにより同報配信モジュール1504内のE-mailモジュール1506に通信を提供するものである。1515はSLM(Salutation-Manager)モジュールであり、後述するTCP/IPモジュール1516により同報配信モジュール1504内のデータベースモジュール1517と、DP(data processing )モジュール1518と、リモートコピースキャン1509モジュールと、リモートコピープリント1510モジュールに通信を提供するものである。1516はTCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに、後述するネットワークドライバによりネットワーク通信を提供するものである。
【0058】
1517はネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。1518はコントロールAPIであり、同報配信モジュール1504等の上流モジュールに対し、後述するジョブマネージャ1519等の下流モジュールとのインターフェイスを提供するものであり、上流および下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。1519はジョブマネージャであり、前述の各種モジュールよりControlAPI1518を介して指示される処理を解釈し、後述する各モジュールに指示を与えるものである。また、ジョブマネージャ1519は情報処理機器1001内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
【0059】
1520はCODECマネージャであり、ジョブマネージャ1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。1521はFBE(first binary encoding )エンコーダであり、ジョブマネージャ1519と、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットで圧縮するものである。1522はJPEG−CODECであり、ジョブマネージャ1519と、スキャンマネージャ1524により実行されるスキャン処理と、プリントマネージャ1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮および印刷データのJPEG展開処理を行うものである。1523はMMR−CODECであり、ジョブマネージャ1519とスキャンマネージャ1524により実行されるスキヤン処理と、プリントマネージャ1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮および印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
【0060】
1524はスキャンマネージャであり、ジョブマネージャ1519が指示するスキャン処理を管理・倒御するものである。1525はSCSI(small computer system interface )ドライバであり、スキャンマネージャ1524と情報処理機器1001が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。1526はプリントマネージャであり、ジョブマネージャ1519により指示される印刷処理を管理・制御するものである。1527はエンジンI/Fドライバであり、プリントマネージャ1526と印刷部とのインタフェースを提供するものである。
【0061】
1528はパラレルポートドライバであり、Webプルプリント1511がパラレルポートを介して図しない出力機器にデータを出力する際のインタフェースを提供するものである。
【0062】
[アプリケーション]
図13は配信に関する組み込みアプリケーションブロックを示す。図13の左側に、本情報処理装置に実装されたアプリケーションを示し、1501,1509,1504,1511,1503は図12と同一部分を示す。図13の右側に、リモート画像形成装置を示し、リモート画像形成装置としては、リモートプリント装置4300と、レーザビームプリンタ(LBP;laser beam printer)4350と、リモートプリント装置4400と、Notes(登録商標)サーバ4450と、オリジナルイメージDBサーバ4500と、メールサーバ4550と、オリジナルイメージDBサーバ4600と、Webサーバ4650がある。
【0063】
リモートプリント装置4300は送信されたデータをぺ一ジ単位でプリントする。
【0064】
同報配信モジュール1504により、既存のLBPの場合は、LBP4350へ、機器に依存する画像データが送信される。機器に依存しないデータを扱えるリモートプリント装置4400と、Notesサーバ4450と、オリジナルイメージDBサーバ4500と、メールサーバ4550へは、同報配信モジュール1504が使用される。1回のスキャンで生成された2値画像の圧縮データは、送付先に応じて、SLM,SMTP(simple mail transfer protocol )プロトコルで送信される。
【0065】
オリジナルイメージDBサーバ4600は上記とは異なる多値のJPEGしか扱えないため単独の送信となる。
【0066】
ユーザインタフェース(UI)1501 から入力されたURL(uniform resource locator)を基に、Webサーバ4650にアクセスし、そのホームページ情報を受け、HTMLドキュメントとして蓄積し、ぺ一ジ単位で既存のポストスクリプトに変換し、得られたポストスクリプトに基づきプリントする。
【0067】
LBP4350は同報配信モジュール1504で送信されてきたイメージを受信し、プリントするものである。Notes(登録商標)サーバ4450は公知のNotesサーバであって、同報配信モジュール1504で送信されてきたイメージを受信し格納するものである。オリジナルイメージDBサーバ4500は同報配信モジュール1504で送信されてきた2値のイメージを受信し、格納するものである。メールサーバ4550は同報配信モジュール1504で送信されてきたイメージを受信し格納するものである。オリジナルイメージDBサーバ4600は同報配信モジュール1504で送信されてきた多値のイメージを受信し、格納するものである。Webサーバ4500はコンテンツを含んでいる。Webブラウザ4700はWebサーバ等にアクセスすることができる。
【0068】
[UIアプリケーション]
UI1501 のアドレスブック1502について説明する。アドレスブック1502は情報処理機器1001内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードディスク等)に保存してあり、このアドレスブック1502には、ネットワークに接続された機器の特徴、例えば、機器の正式名やエイリアス名、機器のネットワークアドレス、機器の処理可能なネットワークプロトコル、機器の処理可能なドキュメントフォーマット、機器の処理可能な圧縮タイプ、機器の処理可能なイメージ解像度、プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報、サーバ(コンピュータ)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名が記載してある。
【0069】
アドレスブック1502に記載された情報に従って、後述する各アプリケーションは配信先の特徴を判別することが可能となる。また、このアドレスブック1502は編集可能であり、ネットワーク内のサーバコンピュータ等に保存されているものをダウンロードして使用可能であり、直接参照可能である。
【0070】
[リモートコピーアプリケーション1509]
リモートコピーアプリケーション1509は、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報を、アドレスブック1502を参照して判別し、それに従い、スキャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信するためのアプリケーションである。
【0071】
SLM4103とは、公知のサルテーション・マネージャ(または、スマートリンク・マネージャ)と呼ばれる機器制御情報等を含んだネットワーク・プロトコルの一種である。
【0072】
[同報配信モジュール1504]
同報配信モジュール1504はリモートコピーアプリケーション1509と違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信することが可能である。配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサーバコンピュータにも、直接、配信可能である。
【0073】
次に、配信先に従って順に説明する。配信先の機器が公知のネットワークプリンタ・プロトコルであるLPD(Line Printer Daemon )、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPS(LBP image processing system )を処理可能とアドレスブック1502より判定した場合、同様にアドレスブック1502より判別した画像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は、本実施の形態では、公知のFBE(First Binary Encoding )を用いて圧縮し、さらに、LIPSコード化して、公知のネットワークプリンタ・プロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
【0074】
配信先の機器がSLMで通信可能であって、サーバ機器の場合、アドレスブック1502を参照して、サーバアドレス、サーバ内のフォルダの指定を判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読みとった2値画像を、公知のビット圧縮を用いて圧縮し、得られた画像を公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格納することが可能である。
【0075】
また、本実施の形態の機器では、相手機器であるサーバが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能と判別した場合、2値画像と同様に多値読み取りした画像を、公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知のJFIF(JPEG file interchange format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格納することが可能である。
【0076】
配信先の機器が公知のE-Mailサーバである場合は、アドレスブック1502に記載されたメールアドレスを判別し、スキャナにより読みとった2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF化し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protcol)を使用して、E-mailサーバに送信する。その後の配信は、メールサーバ4550に従って実行される。
【0077】
[Webプルプリント・アプリケーション]
まず、外部クライアント上で動作するプリントユーティリティを使用したWebプルプリント要求方法について説明する。ユーザはこのプリントユーティリティを用いて、Webプルプリントに関する各種設定を行い、後述するパケットを使用してその設定内容を情報処理機器1001に送信することができる。一方、このパケットを受信した情報処理機器1001は、パケットの内容を解析し、その指示内容に従ってWebプルプリント動作を開始する。また、情報処理機器1001は、プリントユーティリティから受けた複数のWebプルプリント要求をジョブという形でスプールするアプリケーションを有する。プリントユーティリティは後述するパケットを使用して情報処理機器1001と通信を行い、内部にスプールされているジョブに関する情報を取得したり、特定のジョブを削除したりすることができる。このスプーリングはWebプルプリント・アプリケーションによって行われる。
【0078】
次に、ユーザがプリントユーティリティを用いて設定できる項目を説明する。これら項目としては、次の(1)〜(40)の項目がある。
【0079】
(1)「印刷文書タイトル」
印刷結果のヘッダ部分に印字する文書タイトル。ユーザが編集することも可能。
【0080】
(2)「URL」
印刷したいホームページが格納されたWWWサーバのドメイン名と、取得するHTML形式のデータのファイル名を指定する。
【0081】
(3)「プリンタアドレス」
Webプルプリント要求を送る情報処理機器1001のネットワークアドレス。
【0082】
(4)「ユーザ名」
任意のユーザ名を入力できる。情報処理機器1001はこのユーザ名からWebプルプリント要求の送り主を特定する。
【0083】
(5)「オプションファイル」
本プリントユーティリティにて設定した全ての内容が保存されたファイル。ユーザごとのオプションファイルを予め作成しておき、本設定項目にて何れかのファイルを指定することにより全ての設定項目に対して一括して設定を行うことが可能。
【0084】
(6)「リンクレベル」
情報処理機器1001では、印刷指定したホームページにハイパーリンクが設定されていた場合、そのリンクを辿ってリンク先のホームページも印刷することができる。この際、何階層までリンクを辿るかを本項目にて指定する。
【0085】
(7)「最大印刷ページ数」
印刷するホームページが複数ページに跨がる際に、印刷するページ数の上限値。
【0086】
(8)「最大印刷ページ数を超えて印刷」
印刷する1つのホームページが複数ページに跨がり、しかも、途中のページが上記(7)の「最大印刷ページ数」に当たる場合、そのホームページの最後まで印刷するか否かを指定する。
【0087】
(9)「他サイトの印刷」
上記(6)の「リンクレベル」の指定が1以上で、しかもリンク先が他のサイトであった場合に、そのリンク先も印刷するか否かを指定する。
【0088】
(10)「リンクマップの印刷」
情報処理機器1001では1リンクを辿ってホームページを印刷した場合のリンク関係を表すリンクマップを作成/印刷することができる。このリンクマップをホームページの印刷の最終ページとして印刷するか否かを指定する。
【0089】
(11)「ページ番号の印刷」
印刷結果のフッタ部分にページ番号を印刷するか否かを指定する。
【0090】
(12)「日付の印刷」
印刷結果のフッタ部分に印刷実行日付を印刷するか否かを指定する。
【0091】
(13)「URLの印刷」
印刷結果のフッタ部分にURLを印刷するか否かを指定する。
【0092】
(14)「文書タイトルの印刷」
上記(1)の「文書タイトル」を印刷結果のヘッダ部分に印刷するか否かを指定する。
【0093】
(15)「印刷するヘッダの内容」
印刷結果のヘッダ部分に印刷する任意の文宇列。
【0094】
(16)「印刷するヘッダの位置」
上記(15)の「印刷するヘッダの内容」にて指定した文宇列を印刷する位置。
【0095】
(17)「バックグラウンドの印刷」
ホームページ内でバックグラウンド描画用の画像が指定されていた場合、その画像を印刷するか否かを指定する。ホームページのバックグラウンドカラーが黒等で設定されていた場合、カラーディスプレイ上で表示する場合は問題なくても、白黒プリンタで印刷すると、テキスト部分もバックグラウンドも黒くなりテキストが判断できなくなることを防ぐための設定である。
【0096】
(18)「<H>タグヘの番号付け」
ホームページ内の見出し文の先頭に見出し番号を付加する否かを指定する。
【0097】
(19)「リンク文書を先に印刷」
2以上のリンクレベルが指定された際、読み出したリンクの順番に印刷するか、または同一リンクレベルを先に印刷するかを指定する。
【0098】
(20)「拡大率/縮小率」
ホームページを拡大/縮小して印刷する際の拡大率/縮小率。
【0099】
(21)「ページ境界時の縮小率」
情報処理機器1001では、ホームページ上の画像がページ境界にかかる場合、ページ内に収まるように画像を縮小して印刷することができる。この際の縮小率を指定する。
【0100】
(22)「フォント名」
HTMLテキストデータを印刷する際に使用するフォント。
【0101】
(23)「フォントサイズ」
ホームページ内の見出し文字列を印刷する際に使用するフォントサイズ。
【0102】
(24)「フォントの太さ」
ホームページ内の見出し文字列を印刷する際に使用するフォントの太さ。
【0103】
(25)「スタイルシートの使用」
次の(26)の「スタイルシート名」にて指定したファイルを使用するか否かを指定する。
【0104】
(26)「スタイルシート名」
上記(22)の「フォント名」、上記(23)の「フォントサイズ」、上記(24)の「フォントの太さ」の設定内容を格納したファイル(スタイルシート)が予め存在する場合、そのファイル名を指定する。これにより、ユーザは個々の項目を設定することなく、これらフォントに関する設定を行うことが可能。
【0105】
(27)「印刷用紙サイズ」
印刷する際に使用する用紙のサイズ。
【0106】
(28)「印刷用紙方向」
印刷する際の用紙の方向としてPortraitとLandscape の何れかを指定する。
【0107】
(29)「左/右/上/下マージン」
印刷する際の用紙端からのマージン。
【0108】
(30)「印刷部数」
本項目を設定することで複数部の印刷が可能。
【0109】
(31)「ソータ」
情報処理機器1101に接続されているソータの動作モードを指定する。動作モードには、ノーマルソートと、ステープルソートと、グループソートがあり、ノーマルソートを選択すると複数部数の印刷物をソータのビンごとに1部ずつ仕分けして排出する。ステープルソートが選択された場合、ソートされた印刷物がホチキス留めされるように設定される。グループソートが選択された場合は、複数部数の原稿を、同1ページの印刷物は同一ビンに排出されるように設定される。
【0110】
(32)「解像度」
印刷解像度。
【0111】
(33)「両面印刷」
両面印刷を行うか否かの指定。
【0112】
(34)「スケジュール印刷設定」
情報処理機器1001では、指定された時刻に、Webプルプリント動作を開始したり、ユーザからのWebプルプリント要求を定期的に繰り返したりすることができ、これらの機能をスケジュールと呼んでいる。具体的には、即時実行モード/時刻指定モード/定期巡回モード(曜日指定/日付指定/間隔指定)があり、本項目ではこれらの中の何れかのモードを指定する。
【0113】
(35)「曜日指定」
上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて定期巡回モード(曜日指定)が指定された場合に、実行する曜日を指定する。
【0114】
(36)「日付指定」
上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて時刻指定モード/定期巡回モード(日付/間隔指定)が指定された場合に、実行開始する日付を指定する。
【0115】
(37)「時刻指定」
上記(34)の「スケジュール印刷設定」にて時刻指定モード/定期巡回モードが指定された場合に、実行開始する時刻を指定する。
【0116】
(38)「間隔指定」
定期巡回モード(間隔指定)が指定された場合に、実行時間間隔を日にちと時間で指定する。
【0117】
(39)「更新文書のみ印刷」
定期巡回モードで実行する際、前回の印刷時以降に更新されたホームページのみを印刷するか否かを指定する。
【0118】
(40)「エラー処理」
情報処理機器1001における紙詰まり、トナーなし等のエラーにより印刷が不可能な場合の指示として、WWWサーバから得られた画像を転送するかしないか、転送する場合の手段を設定する。
【0119】
[操作画面]
図14〜図21はプリントユーティリティの操作画面である。WWWクライアント1006(図11)上でプリントユーテイリテイが起動されると、まず、図14の操作画面が表示される。前述の設定項目(6)〜(38)の設定を行う場合、本操作画面上のPrintSetupボタンを押下することにより、図15の操作画面(HTML Print Potion ウィンドウ)が新たに表示される。
【0120】
さらに、この操作画面上部のタグを押下すると、図16〜図18の操作画面へ移動することができる。図16はクライアントの操作画面(HTML Print Styleウィンドウ)の一例を示す図であり、図17はクライアントの操作画面(PostScript Option ウィンドウ)の一例を示す図であり、図18はクライアントの操作画面(Scheduleウィンドウ)の一例を示す図である。
【0121】
また、図15〜図18の操作画面にて、0K/Cancelボタンを押下することにより、図14の操作画面へ戻ることができる。
【0122】
また、図14の操作画面右上のBookmarkボタンを押下することにより、図19のブックマーク画面が新たに表示される。ブックマークとは、ホームページのURLとそのタイトルをリストにしたもので、既に登録されたブックマークが存在する場合、本画面上にそのリストの内容が表示される。リスト内からURLを指定する場合は、目的のURLを選択して反転表示させた状熊で0Kボタンを押下することにより、図14の操作画面上の1,2に選択したタイトルとURLが反映される。新たにタイトルとURLを追加する場合は、図14の操作画面上の1,2で示す位置に、タイトルとURLを入力した後、AddBookmark ボタンを押下することにより、上述したリストにそれらが追加される。
【0123】
次に、図18の操作画面上での設定方法を説明する。スケジュール設定を行う場合、ユーザは、まず、EnableScheduleチェックボックス34をチェックする。初期設定時は、このチェックボックスはチェックされていない状態になっており、この状態では、スケジュールの設定は一切行えないようになっている。
【0124】
チェックボックス34をチェックすると、上記(34)〜(39)の各設定項目に対して設定を行えるようになる。ついで、ユーサは上記(34)のOnce/Weekly/Monthly /Repeatの何れかのモードを選択する。
【0125】
Onceモードが選択された場合は、上記(36)と(37)の設定項目のみが設定可能状態になり。ユーザはWebプルプリントの実行開始時刻(年/月/日/時/分)を入力する。この指定により、情報処理機器1001は指定された日時に1度だけWebプルプリントを行う。
【0126】
Weeklyモードが選択された場合は、上記(35)と(37)の設定項目が設定可能状態になり、ユーザはWebプルプリントの実行曜日と実行開始時刻(時/分)を入力する。なお、実行曜日は同時に複数指定することができる。この指定により、情報処理機器1001は指定された曜日の指定された時刻に毎週繰り返し、Webプルプリントを行う。
【0127】
Monthly モードが選択された場合は、上記(36)のDay と、上記(37)の設定項目が設定可能状態になり、ユーザはWebプルプリントの実行日と実行開始時刻(時/分)を入力する。この指定により、情報処理機器1001は指定された日時に毎月繰り返しWebプルプリントを行う。
【0128】
Repeatモードが選択された場合は、上記(36)と上記(37)と上記(38)の設定項目が設定可能状態になり、ユーザはWebプルプリントの実行開始日と実行開始時刻(時/分)、実行間隔(日/時)を入力する。この指定により、情報処理機器1001は指定された実行開始日時から指定された実行間隔ごとに繰り返しWebプルプリントを行う。
【0129】
なお、Weekly/Monthly /Repeatモードが選択された場合は、ModifiedOnlyチェックボックス39(図18)はチェック可能な状態になる。
【0130】
図20はクライアントの操作画面(Monitor ウィンドウ)の一例を示す。
【0131】
図21のエラー処理モードは、情報処理機器1001で紙詰まり、紙なし、トナーなし等のエラーが原因で、印刷が不可能になった場合、画像データをどのように扱うかを指定する。具体的には、WWWクライアント1006(図11)へは、E-mail機能を使用しての画像データ送信か、データベースサーバへの画像データ送信か、他の情報処理機器への転送、印刷が選択できる。
【0132】
Webプルプリント・アプリケーションは上記指示を公知のLPRにより受信する。ジョブの実行時、上記指示を解釈し、上記(2)で指示されたWWWサーバからHTML形式のデータを取得する。1ページのデータを取得した後、HTMPからソフトウェアでPostScript形式への記述変換を行い、そのデータはRIP2060を介してRAM2002上にビットマップ画像として展開される。ビットマップ画像はデバイスI/Fを介してプリンタ2095へ出力される。
【0133】
[Webサーバアプリケーション]
Webサーバアプリケーションは、本実施の形態と直接関係しないので、説明は省略する。
【0134】
次に、図3に示す操作部2012の各画面について説明する。
【0135】
[操作画面]
情報処理機器1001が提供する機能は、Copy/Send/Retrieve/Tasks/Management/Configuration の6つの大きなカテゴリに分けることができ、これらの機能は操作画面3010上の上部に表示される6つのメインタブ(COPY/SEND/RETRIEVE/TASKS/MGMT/CONFIG)3011〜3016に対応している。これらのメインタブを押すことにより、各カテゴリの画面への切り換えが行われる。他カテゴリへの切り換えが許可されない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
【0136】
Copyは自機が有するスキャナとプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタとを使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコピー)を含む。
【0137】
Sendは自機が有するスキャナに置かれたドキュメントを、電子メールと、リモートプリンタと、ファックスと、ファイル転送(FTP(file transfer protocol))と、データベースに転送する機能であり、宛先を複数指定することが可能である。
【0138】
Retrieveは外部にあるドキュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する機能である。ドキュメントの取得手段としてWWWと、電子メールと、ファイル転送と、ファックスの使用が可能である。
【0139】
Tasks はファックスやインターネットプリントなどの外部から送られるドキュメントを自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理を行う。
【0140】
Managementはジョブ、アドレス帳、ブックマーク、ドキュメント、アカウント情報などの管理を行う。
【0141】
Configuration では、自機に関しての設定(ネットワーク、時計など)を行う。操作画面の一例としてコピー画面を図22に示す。
【0142】
[DeviceInformationService(DIS) ]
コントローラ内でジョブに対する設定値、デバイス(スキャナ、プリンタなど)の機能、ステータス、課金情報等をControl API に準拠したデータ形態で保持するデータベースと、そのデータベースとのI/FをDIS(device information service)として定義している。
【0143】
図23に、DIS7102と、JobManager7101と、ScanManager 7103と、PrintManager7104とのやり取りを示す。基本的に、ジョブの開始命令などの動的な情報は、JobManager7101から各DocumentManager に直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容などの静的な情報はDIS7102を参照する。各DocumentManager からの静的、動的情報、イベントはDIS7102を介してJobManager7101に伝えられる。各DocumentManager からDIS7102のデータベースにデータの設定、取得を行う場合、DIS7102の内部データ形式がControl API 準拠であることから、Control API に準拠したデータ形式と、各DocumentManager が理解できるデータ形式との相互の変換処理を行う。例えば、各DocumentManager からステータスデータの設定を行う場合、デバイス固有のデータを解釈し、Control API で定義される対応するデータに変換し、DIS7102のデータベースに書き込みを行う。JobManager7101からDIS7102のデータベースにデータの設定、取得を行う場合には、JobManager7101とDIS7102の間でデータの変換は生じない。また、DIS7102には、DocumentManager から通知される各種イベント情報に基づき、イベントデータの更新が行われる。
【0144】
次に、図24を参照して、DIS7102内部に保持される各種データベース(以下、DBいう)を説明する。図24に示す丸角長方形は個々のDBを表している。図24において、7201はSupervisorDBであり、機器全体についてのステータスやユーザ情報を保持しているDBであり、ユーザIDやパスワード等、パックアッブが必要な惰報はHD装置、あるいはバックアップメモリなどの不揮発性の記憶装置に保持される。
【0145】
7202はScanComponentDB であり、7203はPrintComponentDBであり、これらComponent は存在する各Component に対応して保持される。例えば、プリンタのみからなる機器の場合は、PrintComponentDBのみが存在し、例えば、FAXを備えた機器の場合は、FAXComponentDBが保持される。各ComponentDB には初期化時に、それぞれ対応するDocumentManager がComponent の機能やステータスを設定する。
【0146】
7204はScanJobServiceDBであり、7205はPrintJobServiceDB であり、これらのJobServiceDBもComponentDB と同様に、初期化時に、それぞれ対応するDocumentManager が機器で使用できる機能や、それらのサポート状況を設定する。
【0147】
次に、JobDB 、DocumentDBについて説明する。7206はScanJobDB であり、7207はPrintJobDBの各JobDB であり、7208はScanDocumentDBであり、7209はPrintDocumentDB である。
【0148】
JobDB,DocumentDBはジョブとそれに付随するドキュメントが生成される度に、JobManagerにより動的に確保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。各DocumentManager はジョブの処理開始前にJobDB およびDocumentDBから処理に必要な項目を読み出し、ジョブを開始する。その後、ジョブが終了すると、これらのジョブと、これらジョブに付随していたドキュメントのDBは解放される。ジョブは1つ以上のドキュメントを持つので、あるジョブに対して複数のDocumentDBが確保されることがある。
【0149】
7210は各DocumentManager から通知されるイベント情報を保持するデータベースであり、7211は装置のスキャン回数とプリント回数を記録するためのカウンタテーブルである。
【0150】
DocumentManager から通知されるイベントには、ScanDocumentManager からのコンポーネントの状態遷移と、スキャン処理動作完了や各種のエラーと、PrintDocumentManagerからのコンポーネントの状態遷移と、プリント処理動作完了と、紙詰まりと、給紙カセットオープンと、等々があり、それぞれのイベントを識別するためのイベントIDが予め定められている。
【0151】
DocumentManager からイベントが発行された場合、DIS7102はイベントデータベース7211に発行されたイベントIDと、必要なら、該イベントに付随する詳細データを登録する。また、DocumentManager からイベントの解除が通知された場合、解除指定されたイベントデータをイベントデータベース7211から削除する。
【0152】
JobManagerによりイベントのポーリングが行われた場合、DIS7102はイベントデータベース7210を参照し、現在発生しているイベント1Dと、必要なら、イベントに付随する詳細データをJobManagerへ返信し、現在、イベントが発生していなければ、その旨を返信する。また、スキャン処理動作完了、プリント処理動作完了のイベントが通知された場合は、スキャン、プリントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。
【0153】
このソフトウェアによるカウンタは、不慮の電源遮断などで、その値が失われないように、その値が更新される度に、バックアップされたメモリ装置やハードディスク装置の不揮発性記憶装置に書き戻される。
【0154】
[スキャン動作]
図25を参照してスキャン動作を説明する。CPU8101と、メモリ8102と、CODEC8104と、IDEコントローラ8108と、SCSIコントローラ8103がPCIバス8105を介して相互に接続されている。SCSIコントローラ8103にスキャナ8107がSCSIインタフェースケーブル8106で接続してあり、IDEコントローラ8108にIDEハードディスクがIDEインタフェースケーブルで接続してある。スキャナ8107としては、複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニットでもよい。
【0155】
図26はスキャン動作に関するソフトウェア構造を示す。JobManager8201はアプリケーションレベルの要求を分類、保存する機能を持つ。DIS8202はアプリケーションレベルからのスキャン動作に必要なパラメータを保存する。アプリケーションからの要求はメモリ8102に保存される。スキャン動作管理部8203はJobManager8201とDIS8202からスキャンを行うのに必要な情報を取得する。スキャン動作管理部8203はJobManager8201から、図27に示すジョブ番号とドキュメント番号のテーブルデータを受け取り、このテーブルデータに基づき、DIS8202から、図28に示すスキャンパラメータを受け取る。これにより、アプリケーションから要求されているスキャン条件に基づいてスキャンを行う。
【0156】
スキャン動作管理部8203はDIS8202から取得したスキャンパラメータ(図28)をドキュメント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡す。図28のスキャンパラメータを受け取ったスキャンシーケンス制御部8204は、図28に示すスキャン画像属性内容に従って、SCSI制御部8207をコントロールする。これにより、PCIバス8105(図25)に接続されたSCSIコントローラ8103を動作させ、SCSIケーブル8106を介してスキャナ8107にSCSI制御コマンドを送ることによりスキャンが実行される。
【0157】
スキャンされた画像はSCSIケーブル8106を介してSCSIコントローラ8103に渡り、さらに、PCIバス8105を介してメモリ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8204はスキャンが終了し、PCIバス8105を介してメモリ8102に画像が格納された時点で、図28のスキャンパラメータのスキャン画像圧縮形式の内容に従って、メモリ8102に格納されているスキャン画像を圧縮するために、圧縮・伸長制御部8205に対して要求を出す。
【0158】
要求を受け取った圧縮・伸長制御部8205は、PCIバス8105に接続されているCODEC8104を用いて、スキャンシーケンス制御部8204からのスキャン画像圧縮形式8309の指定で圧縮を行う。圧縮された画像は圧縮・伸長制御部8205によりPCIバス8105を介してメモリ8102に格納される。スキャンシーケンス制御部8204は圧縮・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式(図28)で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ8102に格納した時点で、スキャンパラメータ(図28)の画像ファイルタイプ8307に従って、メモリ8102に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル化する。
【0159】
スキャンシーケンス制御部8204はファイルシステム8206に対して、スキャンパラメータ(図28)の画像ファイルタイプ(図28)で指定されたファイル形式でファイル化することを要求する。ファイルシステム8206はスキャンシーケンス制御部8204からの画像ファイルタイプ(図28)に従って、メモリ8102に格納されている圧縮された画像をファイル化し、PCIバス8105を介してIDEコントローラ8108に転送し、IDEケーブル8109を介してIDEハードディスク8110に転送することにより、スキャンされた圧縮画像をファイル化する。
【0160】
スキャンシーケンス制御部8204はファイルシステム8206(図26)がIDEハードディスク8110にファイル化された画像を格納した時点で、スキャナ8107上の1枚の現行の処理が終了したとして、スキャン動作管理部8203(図26)にスキャン終了通知を送り返す。
【0161】
この時点で、スキャナ8107上に、まだスキヤンが行われていない原稿が存在し、JobManager8201(図26)からスキャン要求が存在する場合には、再度、DIS8202に格納されているスキャンパラメータ(図28)を用いて、スキャンシーケンス制御部にスキャン動作を要求する。
【0162】
一方、スキャナ8107上にスキャンされていない原稿が存在しないか、あるいは、JobManager8201からのスキャン要求が存在しない場合には、スキャン動作が終了したものとして、JobManager8201に対してスキャン終了通知を発行する。
【0163】
[プリント動作]
図29を参照してプリント動作を説明する。エンジンI/F9003は、内部に、DPRAMを持ち、このDPRAMを介してプリンタヘのパラメータ設定と、プリンタの状態読み出しと、プリントの制御コマンドのやりとりを行う。また、エンジンI/F9003はビデオコントローラを持ち、このビデオコントローラにより、プリンタからエンジンI/Fケーブル9006を介して与えられるVCLK(VideoClock)とHSYNCに合わせて、PCIバス9005上に展開されているイメージデータが、エンジンI/Fケーブル9006を介してプリンタに送信される。この送信のタイミングは図30に示すようになる。
【0164】
VCLKは常に供給され、HSYNCは、プリンタの1ラインの開始に同期して、与えられる。ビデオコントローラは設定された画像幅(WIDTH )分のデータを、設定されたPCIバス9005上のメモリ(SOURCE)から読み出して、Video 信号としてエンジンI/Fケーブル9006に出力する。
【0165】
これを指定ライン分(LINES )繰り返した後、IMAGE END 割り込みを発生する。既に説明したとおり、CPU9001上のアプリケーションプログラムからControlAPIにプリントジョブの指示が渡されると、ControlAPIはこのプリントジョブの指示をコントローラレベルのJobManagerにジョブとして渡す。
【0166】
さらに、このJobManagerはジョブの設定をDISに格納し、PrintManagerにジョブの開始を指示する。PrintManagerはジョブを受け付けると、DISからジョブ実行に必要な情報を読み出し、この情報を、エンジンI/F9003とDPRAMを介して、プリンタに設定する。エンジンI/F9003の設定項目を図31に示し、プリンタのDPRAMを介した設定項目および御御コマンドと、状態コマンドとを図32に示す。
【0167】
説明を簡単にするため、このジョブを非圧縮、レター(11”×8.5”)サイズ2値画像の2ページ1部プリント、プリンタが600dpiの性能を持つものとして、具体的に動作を説明する。まず、このジョブを受けると、PrintManagerはこの画像の幅(この場合8.5”の側とする)の画像バイト数を
【0168】
【数1】
から算出する。ライン数を
から演算する。これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が格納されているSOURCEアドレスとを、図31に示したWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。この時点で、エンジンI/F9003は画像出力の用意が完了しているが、プリンタからのHSYNC信号が来ていないため(VCLKは来ている)、画像データを出力していない。
【0169】
PrintManagerは図32に示すDPRAMの所定のアドレス(BookNo)に、出力部数である数値の1を書き込む。その後、1ページ目に対する出力用紙の給紙要求FEED REQを出し、プリンタから要求IMAGE REQ を待つ。
【0170】
そして、プリンタから要求IMAGE REQ が来たら、IMAGE START を出す。このIMAGE START を受けて、プリンタはHSYNCを出し始め、HSYNC待ちであったエンジンI/F9003は画像を出力する。そして、プリンタは出力用紙の後端を検出すると、IMAGE END を出力し、出力用紙が排出されると、SHEET OUT を出力する。
【0171】
PrintManagerは1ページ目のIMAGE END を受けて、2ページ目のWIDTH,LINES,SOURCEをエンジンI/F9003に設定し、要求FEED REQを出して、要求IMAGE REQ を待つ。
【0172】
2ページ目のIMAGE REQ が来てからの動作は、1ページ目と同様である。
【0173】
次に、エラー時の画像転送について説明する。図33はWWWサーバ1022のホームページを印刷するときのCPUによる処理手順を示すフローチャートである。クライアント1006(図11)上のプリントユーティリティと、情報処理機器1001(図11)とは、TCP/IPの上位プロトコルであるLPRプロトコルを使用して通信を行っている。
【0174】
図12に示したWebプルプリント1511内では、図示しないLPD(line printer deamon )が動作しており、プリントユーティリティからのWebプルプリント要求/ジョブ情報要求/ジョブ削除要求は、それぞれ、LPRコマンド/LPQコマンド/LPRMコマンドとして、LPDが受け取る(S1)。一方、Webプルプリントでは、LPDからの要求コマンドを受けるためのコマンド受け取り処理が常時動作しており、LPDはプリントユーティリティからのLPRコマンド/LPQコマンド/LPRMコマンドを、コマンド受け取り処理へ送る。コマンド受け取り処理はコマンドの中身を解析する(S2)。
【0175】
解釈したコマンドには、クライアントからの前述した様々な設定が含まれており、これを、ControlAPI1518、JobManager1519を介して、DIS7102ヘジョブの詳細項目として設定する(S3)。また、その設定、例えば、URLに従って、HTTP1512,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517を経由して、WWWサーバ1022から、HTMLで記述されたホームページの情報を得る(S4)。
【0176】
1ページ分のデータが得られたら、HTMLからPostScript形式に変換する(S5)。変換されたPostScript形式はRIP2060によりRAM2002上にビットマップ画像として形成される(S6)。プリントマネージャ1526はエンジンI/F1527を経由してプリンタ2095ヘビットマップ画像の印刷設定を行う(S7)。このときの詳細情報はDIS7102から取得する。もし印刷時(S27)、紙なし、紙詰まり、トナーなし等の印刷続行不可能なエラーになった場合(S8)、DIS7102にプリンタエラーステータスが書き込まれ、JobManager1519,ControlAPI1518を経由して、Webプルプリント1511に伝えられる(S28)。
【0177】
Webプルプリント1511ではWWWクライアント1006(図11)で設定したエラー処理が転送ありかどうかを調査する(S9)。エラーでない場合は、DIS7102,JobManager1519,ControlAPI1518を経由して、ページ出力イベントがWebプルプリント1511に伝えられる(S32)。
【0178】
次ページがあれば、次ページのHTMLデータをWWWサーバ1022から受信する(S25)。転送ありの設定がなされている場合、どのような処理をするかを順次調査する。転送なしの設定の場合、使用者によるエラー処理を待ち、エラー処理が完了した時点で印刷を行う。S9で転送ありの設定の時、電子メールの添付ファイルとして画像を送信する設定である場合(S10)、JobManager1519はCODEC Manager 1520にMMR圧縮Sファイル化を依頼する。CODEC Manager 1520から依頼を受けたMMRCODEC1523は画像圧縮2040か、図示しないソフトウェア圧縮モジュールを使ってMMR圧縮を行う(S13)。
【0179】
その後、TIFFヘッダを追加し、TIFFファイルとしてHDD2004に格納する(S14)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレクトリ、ファイル名等の情報がCODEC Manager 1520,JobManager1519,Control API を介して、Webプルプリント1511へ伝えられる。その情報に従って、Webプルプリントから同報配信モジュール1504のE-mailアプリケーション1506にメールでの送信依頼が行われる。このとき、ファイルのディレクトリやファイル名だけでなく、E-mailアドレスなども通知される。E-mailアプリケーション1506はSMTP1514,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517を介して前記画像ファイルを指示されたアドレスヘ送出する(S15)。
【0180】
S10で、電子メールの添付ファイルとして画像を送信する設定でなく、しかも、データベースヘの画像転送が指示されている場合(S11)、JobManager1519はCODEC Manager 1520にMMR圧縮とファイル化を依頼する。CODEC Manager ボら凌頼を受けたMMRCodec 1523は画像圧縮2040あるいは図示しないソフトウェア圧縮モジュールを使ってMMR圧縮を行う(S16)。その後、TIFFヘッダを追加し、TIFFファイルとしてHDD2004に格納する(S17)。
【0181】
ファイルが完成すると、完成したこと、ディレクトリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 1520,JobManager1519,ControlAPI1518を介して、Webプルプリント1511へ伝えられる。その情報に従って、Webプルプリントから同報配信モジュール1504のDBアプリケーション1507にデータベースヘの送信依頼が行われる。このとき、ファイルのディレクトリやファイル名だけでなく、データベースのディレクトリなども通知される。DBアプリケーション1507はSLM1515,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517を介して、前記画像ファイルをデータベースサーバの指示されたディレクトリヘ送出する(S18)。
【0182】
S11で、データベースヘの画像転送が指示されていなく、しかも、他のディジタル複写機への画像転送が指示されている場合(S12)、JobManager1519はCODEC Manager 1520にMMR圧縮とファイル化を依頼する。CODEC Manager 1520から依頼を受けたMMRCodec 1523は画像圧縮2040か、図示しないソフトウェア圧縮モジュールを使って、MMR圧縮を行う(S19)。
【0183】
その後、TIFFヘッダを追加し、TIFFファイルとしてHDD2004に格納する(S20)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレクトリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 1520,JobManager1519,ControlAPI1518を介してWebプルプリント1511へ伝えられる。その情報に従ってWebプルプリントから同報配信モジュール1504のDPアプリケーション1508に情報処理機器への送信依頼が行われる。このとき、ファイルのディレクトリやファイル名だけでなく、情報処理機器のアドレスなども通知される。
【0184】
DPアプリケーション1508はSLM515,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517を介して、前記画像ファイルを指示されたアドレスの他の情報処理機器へ送出する(S21)。
【0185】
S12で、他の情報処理機器への画像転送が指示されていない場合、プリンタヘの転送を行う。そのために、JobManager1519はCODEC Manager 1520にFBE圧縮とファイル化を依頼する。CODEC Manager から依頼を受けたFBEエンコーダ1521はソフトウェア圧縮モジュールを使ってFBE圧縮を行う(S22)。その後、プリンタ用のヘッダを追加し、プリント用ファイルとしてHDD2004に格納する(S21)。ファイルが完成すると、完成したこと、ディレクトリ、ファイル名などの情報がCODEC Manager 1520,JobManager1519,ControlAPI1518を介して、Webプルプリント1511へ伝えられる。
【0186】
その情報に従って、Webプルプリントから同報配信モジュール1504のP550アプリケーション1505にプリンタヘの送信依頼が行われる。このとき、ファイルのディレクトリやファイル名だけでなく、プリンタのアドレスなども通知される。
【0187】
P550アプリケーション1508は1pr1513,TCP/IP1516,ネットワークドライバ1517を介して、前記画像ファイルを、指示されたアドレスのプリンタヘ送出する(S24)。
【0188】
次ページがない場合、Webプルプリントは同報配信モジュール1504のE-mailアプリケーション1506にメールでの終了通知送信依頼が行われる(S30)。E-mailアプリケーションは指示通り終了通知を使用者のコンピュータ宛に送り、ジョブは終了する。
【0189】
以上のように、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または、CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0190】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0191】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(compact disk ROM)、CD−R(compact disk recordable) 、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM(read only memory)、等々を用いることができる。
【0192】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(operating system)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0193】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0194】
本実施の形態では、印刷の途中でエラーが生じたとき、その続きからのデータを転送しているが、エラーが生じ、転送指定がされている場合に、既に印刷済みのデータもファイル化されHDD上に残っているため、全ページデータを画像形成装置やコンピュータに転送することも容易に実現できる。
【0195】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記のように構成したので、エラーが生じたときでも、ヒューマンユーザが少なくとも画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】一実施の形態の情報処理機器の外観を示す図である。
【図3】図2の操作部2012を示す平面図である。
【図4】図1のスキャナ画像処理部2080の構成を示すブロック図である。
【図5】図1のプリンタ画像処理部2090の構成を示すブロック図である。
【図6】図1の画像圧縮部2040の構成を示すブロック図である。
【図7】図1の画像回転部2030の構成を示すブロック図である。
【図8】データ転送を説明するための説明図である。
【図9】画像回転処理を説明する説明図である。
【図10】図1のデバイスI/F2020の構成を示すブロック図である。
【図11】本システムの構成機器の接続を示す図である。
【図12】本システムのソフトウェアの構成を説明するためのブロック図である。
【図13】組み込みアプリケーションを説明するためのブロック図である。
【図14】クライアントの操作画面(トップウィンドウ)の一例を示す図である。
【図15】クライアントの操作画面(HTML Print Potion ウィンドウ)の一例を示す図である。
【図16】クライアントの操作画面(HTML Print Styleウィンドウ)の一例を示す図である。
【図17】クライアントの操作画面(PostScript Option ウィンドウ)の一例を示す図である。
【図18】クライアントの操作画面(Scheduleウィンドウ)の一例を示す図である。
【図19】クライアントの操作画面(BookMarkウィンドウ)の一例を示す図である。
【図20】クライアントの操作画面(Monitor ウィンドウ)の一例を示す図である。
【図21】クライアントの操作画面(エラー処理)の一例を示す図である。
【図22】操作部の画面2012の表示例を示す図である。
【図23】DISとJobManager,PrintManager,ScanManager とのやり取りを説明するための説明図である。
【図24】DIS内部のデータベースおよびカウンタを示す図である。
【図25】スキャンにおけるハードウェア制御を説明するためのブロック図である。
【図26】スキャンにおけるソフトウェア制御を説明するためのブロック図である。
【図27】ジョブ番号とドキュメント番号のテーブルデータの一例を示す図である。
【図28】スキャンにおけるパラメータテーブルの一例を示す図である。
【図29】プリントに関するハードウェアを示すブロック図である。
【図30】プリントイメージデータの転送タイミング図である。
【図31】エンジンI/Fのプリントパラメータレジスタ表を示す図である。
【図32】プリンタとエンジンI/Fとの通信コマンドの一例を表にして示す図である。
【図33】WWWサーバ1022のホームページを印刷するときのCPUによる処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2000 コントローラユニット
2001 CPU
2002 RAM
2003 ROM
2004 ハードディスクドライブ
2005 イメージバスI/F
2006 操作I/F
2007 システムバス
2008 画像バス
2010 ネットワーク
2011 LAN
2020 デバイスI/F
2030 画像回転部
2040 画像圧縮部
2050 モデム
2060 ラスタイメージプロセッサ
2051 公衆回線
2070 スキャナ部
2080 スキャナ画像処理部
2090 プリンタ画像処理部
2095 プリンタ部
Claims (10)
- ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、
該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、
前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、
前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、
前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記印刷手段により印刷ができない場合に、前記設定手段により設定されている転送設定に従ってファイルを転送する
ことを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、
該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、
前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、
前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、
前記印刷手段により印刷ができない場合に前記データ取得手段により取得されたデータを他の装置に転送するか否かを選択する選択手段と、を備え、
前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記選択手段により転送することが選択されている場合に、前記設定手段により設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする情報処理装置。 - 前記第一の転送手段及び第二の転送手段は、前記印刷手段による印刷の途中で印刷を続行することができなくなった場合、前記データ取得手段により取得されたデータのうち印刷が完了していないデータに基づいて生成されたファイルを転送することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、
該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と 、
前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、
前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、
前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、
前記第一の転送手段による転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置であり、前記第二の転送手段による転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたデータベースであることを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得手段と、
該データ取得手段により取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成手段と、
該印刷用データ生成手段により生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷手段と、
前記データ取得手段により取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記データ取得手段により取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定手段と、
前記設定手段により、第一の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送手段と、
前記設定手段により、第二の転送設定が設定されている場合、前記データ取得手段により取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送手段と、を備え、
前記外部装置はWWWサーバであり、前記データ取得手段により取得されるデータはHTML文書であることを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、
取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、
生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、
前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、
前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、
前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、
前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記印刷ステップにより印刷ができない場合に、前記設定ステップにより設定されている転送設定に従ってファイルを転送する
ことを特徴とする情報処理方法。 - ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、
取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、
生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、
前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、
前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、
前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、
前記印刷ステップにより印刷ができない場合に前記データ取得ステップにより取得されたデータを他の装置に転送するか否かを選択する選択ステップと、を備え、
前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記選択ステップにより転送することが選択されている場合に、前記設定ステップにより設定されている転送設定に従ってファイルを転送することを特徴とする情報処理方法。 - 前記第一の転送ステップ及び第二の転送ステップは、前記印刷ステップによる印刷の途中で印刷を続行することができなくなった場合、前記データ取得ステップにより取得されたデータのうち印刷が完了していないデータに基づいて生成されたファイルを転送することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理方法。
- ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、
取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、
生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、
前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、
前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、
前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、
前記第一の転送ステップによる転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたクライアント装置であり、前記第二の転送ステップによる転送先の装置は、前記ネットワークに接続されたデータベースであることを特徴とする情報処理方法。 - ネットワークを介して外部装置からデータを取得するデータ取得ステップと、
取得されたデータから印刷用データを生成する印刷用データ生成ステップと、
生成された印刷用データに基づき印刷を行う印刷ステップと、
前記取得されたデータを電子メールの添付ファイルとして他の装置に転送する第一の転送設定と、前記取得されたデータを前記電子メールとは異なる送信方法で他の装置に転送する第二の転送設定の何れかを、ユーザの指示に従って設定する設定ステップと、
前記第一の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを添付した電子メールを、他の装置に転送する第一の転送ステップと、
前記第二の転送設定が設定されている場合、前記取得されたデータに基づいて生成されたファイルを、他の装置に転送する第二の転送ステップと、を備え、
前記外部装置はWWWサーバであり、前記データ取得ステップにより取得されるデータはHTML文書であることを特徴とする情報処理方法。
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