JP3956682B2

JP3956682B2 - Vehicle sun visor

Info

Publication number: JP3956682B2
Application number: JP2001368129A
Authority: JP
Inventors: 厚徳久
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 2001-12-03
Filing date: 2001-12-03
Publication date: 2007-08-08
Anticipated expiration: 2021-12-03
Also published as: JP2003165332A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーが設けられた車両用サンバイザーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の車両用サンバイザーには、例えば図１１〜図１３に示したようなバニティーミラー付きサンバイザー（特開２００１−６３５２１号公報参照）、図１４，図１５に示したような補助バイザープレート付きサンバイザー（特開平１１−１２９７５３号公報）、図１６，図１７に示したような補助バイザー付きサンバイザー（特開平９−２５４６５０号公報参照）、或いは図１８に示したようなサンバイザーがある。
【０００３】
図１１の運転席側に設けたサンバイザー１は、図１２，図１３に示したように、サンバイザー本体２と、ミラー組立体３を有する。このサンバイザー本体２には一面に開口する取付凹部２ａが形成され、この取付凹部２ａの長手方向の一端部近傍及び他端部にはそれぞれプレート４，５が固定されている。
【０００４】
このプレート４にはネジ孔４ａが形成され、プレート５にはサンバイザー本体１の長手方向に延びるスリット５ａが形成されている。このスリット５は、幅狭部５ａ１と、幅狭部５ａ１の一端部に連設された爪挿通用の幅広部５ａ２を有する。
【０００５】
また、ミラー組立体３は、ミラー取付基材６と、ミラー取付基材６に取り付けられたバニティーミラー７と、バニティーミラー７側を開閉するリッド８を有する。しかも、ミラー取付基材６の一端部近傍にはネジ挿通孔６ａが形成され、ミラー取付基材６の他端にはバニティーミラー７側とは反対側に突出する略Ｔ字状の係止爪９が設けられている。
【０００６】
そして、このミラー組立体３を取付凹部２ａ内に取り付けるには、先ず、図１３（ａ）中この係止爪９をプレート５の幅広部５ａ２から下方に挿通した後、係止爪９を図１３（ｂ）の如く幅狭部５ａ１側に移動させることにより、係止爪９の先端爪部９ａをプレート５に係止させて、係止爪９がスリット５から抜け外れないようにする。
【０００７】
この様にしながらミラー組立体３を取付凹部２ａ内に嵌合し、固定ネジ１０をネジ挿通孔６ａに挿通した後、固定ネジ１０の先端部をプレート４のネジ孔４ａに螺着することにより、ミラー組立体３が取付凹部２ａ内に取り付けられる。
【０００８】
また、図１４（ａ），図１４（ｂ），図１５の車両用サンバイザーは、サンバイザー本体１１と、補助バイザー組立体１２を有する。このサンバイザー本体１１は、２分割した半割体１３ａ，１３ｂからなる芯材１３を有する。
【０００９】
また、補助バイザー組立体１２は、案内部材１４と、補助バイザー（エクステンダー）１５を有する。この案内部材１４は、ケース体Ｃ１とカバー体Ｃ２から扁平筐体状に形成されていると共に、内部にバイザー収納室１４ａが形成されている。
【００１０】
しかも、案内部材１４には一側面側に開口する開口部１４ｂが設けられ、補助バイザー（エクステンダー）１３は開口部１４ｂから引き出し可能に収納室１４ａ内に挿入保持されている。
【００１１】
この構成では、補助バイザー１３を図１４の如く引き出すことで、遮光範囲を広くすることができる。
【００１２】
更に、図１６，図１７においては、車室天井の前側サイド部にブラケット１６が取り付けられ、ブラケット１６に水平回動可能に支持軸１７が取り付けられている。そして、この支持軸１７にはサンバイザー１８が軸線回りに回動可能に保持されている。このサンバイザー１８は、サンバイザー本体１９及び補助バイザー（エクステンダー）２０を有する。
【００１３】
このサンバイザー本体１９内には一側面に開口する収納室２１が設けられ、収納室２１内には補助バイザー２０が開口から側方に引き出し可能に挿入されている。また、補助バイザー２０の上縁部内にはサポート軸２２が埋設されている。
【００１４】
このサポート軸２２の一端部２２ａは補助バイザー２０の一側から側方に突出させられている。このサポート軸２２の一端部２２ａは、車室天井の前側に設けられた係止フック２３に係止可能に設けられている。
【００１５】
また、図１８に示したサンバイザー２４では、サンバイザー本体２５内に図１７と同様な収納室２６を設け、この収納室２６内に上述の補助バイザーと同様なエクステンダー２７を配設している。また、サンバイザー本体２５に一面に開口するミラー用開口部２８を設け、このミラー用開口部２８をリッド２９で開閉可能に設けている。
【００１６】
しかも、サンバイザー本体２５の芯材３０にミラー用開口部２８に臨むベース支持板部（支持壁）３０ａを形成し、このベース支持板部３０ａにミラーベース３１を支持させると共に、このミラーベース３１にバニティーミラー３２を取り付けている。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図１１〜図１３に示したようなバニティーミラー付きサンバイザーでは、衝撃力によりサンバイザー本体２及びミラー組立体３が弾性変形により湾曲させられる際に、ミラー組立体３に設けた係止爪９がサンバイザー本体２側のスリット５に沿って移動することで、ミラー組立体３がミラー本体２から脱落せずに、衝撃力をサンバイザー本体２とミラー組立体３とにより効果的に吸収しようとしている。
【００１８】
しかしながら、この構成では、サンバイザー本体２及びミラー組立体３の弾性変形時にのみ係止爪９がスリット５内を移動可能であるため、このミラー組立体３を補助バイザーとして使用できないものであった。しかも、仮に、ミラー組立体３を補助バイザーとしてミラー本体２の側面から引き出し可能に設けたとしても、ミラー組立体３を側方に引き出した際にスリット５が露出するので、見栄えが損なわれるものである。
【００１９】
また、図１４，図１５に示したような補助バイザープレート付きサンバイザーでは、補助バイザー（エクステンダー）１５を扁平筐体状の案内部材１４にしか取り付けられないので、案内部材１４の分だけ厚みが増すことになる。この厚みが増すことにより、乗員に対して圧迫感を与え、車室内の居住空間を狭くするという問題がある。
【００２０】
しかも、この様に案内部材１４を扁平筐体状に形成するのに、ケース対Ｃ１とカバー体Ｃ２を必要としていたため、コスト高になると共にサンバイザーの厚みを増す要因になっていた。
【００２１】
更に、図１６，図１７に示したような補助バイザー付きサンバイザー１８では、車両前側上部からの光を遮光する際に、補助バイザー（エクステンダー）２０の自由端部を車室前側天井の係止フック（サンバイザーホルダー）２３に支持させるのに、補助バイザー２０に埋設したサポート軸２２を用いている。
【００２２】
この様な構造のサンバイザー１８において、仮にサンバイザー本体１９にバニティーミラーを取り付けた場合、このバニティーミラーをサンバイザー本体１９内に収納する構造となるため、ミラー保持用のミラーベースにバニティーミラーを取り付けると共に、ミラーベースと補助バイザー（エクステンダー）２０との間にミラー支持壁を設け、このミラー支持壁と補助バイザー２０との間にクリアランスを設ける必要がある。
【００２３】
この場合には、図１４，図１５に示したサンバイザーと同様に、サンバイザー１８の厚みが増して、車室内の居住空間を狭くし、乗員に対する圧迫感を与えるという問題がある。この点は、図１８に示した構造のサンバイザーでも同じである。
【００２４】
そこで、この発明は、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けても厚さを薄くできる車両用サンバイザーを提供することを目的とするものである。
【００２５】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項１の発明は、サンバイザー本体内に収納室が設けられ、前記サンバイザー本体の一側面に前記収納室からの引出口が形成され、補助バイザーとして用いる板状のエクステンダーが前記引出口から側方に引き出し可能に前記収納室に挿入されていると共に、前記サンバイザー本体内にバニティーミラーが配設され、前記バニティーミラーに臨ませるミラー開口部が前記サンバイザー本体の一面に形成され、前記ミラー開口部を開閉するリッドが設けられた車両用サンバイザーであって、前記バニティーミラーが前記エクステンダーに取り付けられ、前記リッドは前記引出口から所定量引き出し可能に前記サンバイザー本体に保持されていると共に、前記エクステンダーは、前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライド可能に前記リッドに保持されている車両用サンバイザーとしたことを特徴とする。
【００２６】
この構成によれば、バニティーミラーはエクステンダーに取り付けられているので、バニティーミラー取付用のミラーベースをエクステンダーとは別途設ける必要がない。この結果、ミラーベースを支持するための支持壁や、エクステンダーと支持壁との間のクリアランスを必要としないので、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けてもサンバイザー全体の厚さを薄くできる。
【００２７】
しかも、前記エクステンダーを更に前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライドすることにより、エクステンダーを更に延長できるので、遮光範囲を広げて遮光性を向上させることができる。
【００２８】
更に、請求項２の発明は、請求項１に記載の車両用サンバイザーにおいて、前記ミラー開口部内に突出し、且つ、前記リッドがスライド方向に移動させられたときに、前記ミラー開口部の移動方向の側面に当接するリッド操作ノブが前記リッドの前記引出口側とは反対側の端部に形成されていることを特徴とする。
【００２９】
この構成によれば、前記リッドが引出口から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブがミラー開口部の移動方向の側面に当接してリッドのストッパーとして機能する。これにより、リッドのストッパーを別途必要としない。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【００３１】
図１，２において、３０は車両のインストルメントパネル、３１はフロントウインドシールドパネル、３２はフロントドア、３３は車両の天井、３３ａは天井３０の前側天井縁部、３４は前側天井縁部３３ａの車幅方向中央部に設けられたルームミラーである。
【００３２】
また、３５はルームミラー３４の近傍に位置して前側天井縁部３３ａに取り付けられたバイザー係止フック、３６は前側縁部天井３３ａの左側縁部に取り付けられたブラケット、３７はブラケット３６に水平回動可能に保持された支持軸、３８は支持軸３７にその軸線回りに回動可能に取り付けられたサンバイザーである。
【００３３】
このサンバイザー３８は、図３，図４（ａ）に示した様にサンバイザー本体３９，補助バイザーイとしてのエクステンダー４０，バニティーミラー４１，ミラーリッド４２，エスカッションＥｃを有する。
【００３４】
このサンバイザー本体３９は、図５（ａ）に示したように、薄肉のヒンジ部４３で回動可能に一体に結合されたバイザー板部４４，４５を有する。尚、バイザー板部４４，４５は、ポリプロピレン等からなる板部３９ａと、板部３９ａの外面側を覆う表皮３９ｂを有する。
【００３５】
また、このバイザー板部４４，４５の周縁には内面側に突出するフランジ４６，４７がそれぞれ形成され、フランジ４６，４７の長手方向の一側壁部４６ａ，４７ａには切欠４８，４９がそれぞれ形成されている。尚、薄肉のヒンジ部４３は、フランジ４６，４７の隣接する縁部間に形成されている。
【００３６】
また、フランジ４６，４７の他側壁部４６ｂ，４７ｂにはヒンジ部４３に隣接して半円形状切欠５０，５１がそれぞれ形成されている。また、バイザー板部４４，４５の一側部近傍には、ヒンジ部４３まで延びる切欠５２，５３がそれぞれ形成されていると共に、切欠５２，５３に沿ってフランジ４６，４７と一体のフランジ部５４，５５がそれぞれ形成されている。このフランジ部５４には半円形状切欠５０に対応して半円状切欠５４ａ，５４ｂが形成され、フランジ部５５には半円形状切欠５１に対応して半円状切欠５５ａ，５５ｂが形成されている。
【００３７】
更に、バイザー板部４４の内面の半円状切欠５０側縁部近傍には、幅方向（図５（ａ）では上下方向）に間隔をおいて一対のボス５６，５６が一体に形成されている。また、バイザー板部４５の内面の半円状切欠５１側縁部近傍には、幅方向（図５（ａ）では上下方向）に間隔をおいて一対のピン状の係合軸５７，５７が一体に形成されている。この係合軸５７は、バイザー板部４４，４５を合わせたときにボス５６に嵌合される様になっている。
【００３８】
また、バイザー板部４４の中央部には左右に延びるミラー開口部５８が形成されている。このバイザー板部４４の内面の幅方向（図５（ａ）の上下方向）側縁部には、サンバイザー３９の長手方向に延びるガイドリブ（ガイド突部）５９，６０が形成されている。このガイドリブ５９，６０は、切欠４８の部分まで互いに平行に延びて側壁部４６ａに一体に形成されている。これにより、バイザー板部４４の補強がされている。
【００３９】
更に、バイザー板部４５の内面の幅方向（図５（ａ）の上下方向）側縁部近傍には、サンバイザー３９の長手方向に延びるガイドリブ（ガイド突部）６１，６２が形成されている。このガイドリブ６１，６２は、切欠４９の部分まで互いに平行に延びて側壁部４７ａに一体に形成されている。これにより、バイザー板部４５の補強がされている。
【００４０】
また、バイザー板部４５の内面には、切欠５３及びガイドリブ６１側に位置してガイド突部６３，６３が突設されていると共に、ガイドリブ６２側に位置してガイド突部６４，６４が突設されている。このガイド突部６３，６３はガイドリブ６１の延びる方向に間隔をおいて配設され、又、ガイド突部６４，６４はガイドリブ６２の延びる方向に間隔をおいて配設されている。このガイド突部６３，６４には図４（ｂ），図４（ｃ）に示したように、円弧状のガイド面６３ａ，６４ａが形成されている。
【００４１】
エクステンダー４０は、中央部に図４（ａ）に示したようなミラー取付凹部４０ａが形成されている。このミラー取付凹部４０ａにはバニティーミラー４１が嵌着固定されている。また、エクステンダー４０には、エクステンダー４０のスライド方向の両側が傾斜する弾性係止爪６５，６５及び６６，６６がバニティーミラー４１の長手方向両端に近接して設けられている。この弾性係止爪６５，６５及び６６，６６はバニティーミラー４１側に僅かに突出している。
【００４２】
更に、エクステンダー４０の一端部には、弾性係止爪６５，６５間から更にバニティーミラー４１とは反対側に延びる支持板部４０ｂが一体に設けられている。また、エクステンダー４０の他端部にはバニティーミラー４１側の面とは反対側に突出する操作ツマミ部６７が設けられている。しかも、エクステンダー４０のバニティーミラー４１とは反対側の面には、互いに平行に且つエクステンダー４０の長手方向に延びるガイド溝６８，６９が形成されている。
【００４３】
ミラーリッド４２は、長手方向に延びる側縁部に沿って形成され且つ先端が互いに対向するＵ字状の折曲部７０，７１と、折曲部７０，７１の内側に形成されたガイド溝７０ａ，７１ａと、長手方向の一端部に突設されたリッド操作ノブ７２と、リッド操作ノブ７２とは反対側の端部に形成された係止穴７３，７３を有する。リッド操作ノブ７２は、折曲部７０，７１とは反対側の面に突出している。
【００４４】
エスカッションＥｃは、中央部に図５（ａ）中上下に延びる引出口７４を有すると共に、引出口７４の長手方向側縁の両端部近傍の部分にそれぞれ一体に形成された係止爪７５，７５及び７５，７５を有する。尚、側壁部４６ａ，４７ａの長手方向端部近傍には、図６に示した如く切欠４８，４９に開口する切欠７６，７６及び７７，７７がそれぞれ形成されている。
【００４５】
そして、エクステンダー４０の長手方向側縁部を図４（ａ）の如くミラーリッド４２のガイド溝７０ａ，７１ａに係合させることにより、エクステンダー４０にミラーリッド４２が長手方向に移動可能に保持されている。換言すれば、ミラーリッド４２にエクステンダー４０が長手方向に移動可能に保持されている。
【００４６】
ところで、上述の各部品の組み付けは次のようにして行われる。即ち、先ずミラーリッド４２をエクステンダー４０に組み付ける前に、エクステンダー４０を支持板部４０ｂ側から引出口７４に挿通することで、エスカッションＥｃを予め操作ツマミ部６７側に位置させておく。
【００４７】
この後、ガイドリブ６１，６２を上方に向けてバイザー板部４５を水平においた状態で、エクステンダー４０のガイド溝６８，６９にガイドリブ６１，６２を挿入すると共に、ミラーリッド４２の折曲部７０，７１の外面をガイド突部６３，６４のガイド面６３ａ，６４ａに係合させる。一方、支持軸３７を半球状切欠５１，５５ａ，５５ａに係合させる。
【００４８】
この状態で、バイザー板部４４をヒンジ部４３を中心に回動させて、バイザー板部４４，４５のフランジ４６，４７を合わせることで、係合軸５７，５７がボス５６，５６に嵌合される。これにより、バイザー板部４４，４５の合わせ部の位置決が行われる。
【００４９】
また、半球状切欠５０，５４ａ，５４ａが半球状切欠５１，５５ａ，５５ａに合わせられて、バイザー本体３９が支持軸３７に軸線回りに回動自在に保持される。これにより、バイザー板部４４，４５間に図４（ａ）の如く収納室７８が形成される。また、フランジ部４６，４７の端面が合わせられて、フランジ４６，４７の側壁部４６ａ，４７ａ間に図６の如く引出口７９が形成される。また、これにより、尚、このフランジ４６，４７の合わせ部は図４（ａ）の状態で接着又は溶着固定される。
【００５０】
しかも、バイザー板部４４のガイドリブ５９，６０は、ミラーリッド４２の背面側に臨んで、ミラーリッド４２がバイザー板部４４から離反するのを規制している。これにより、エクステンダー４０のガイド溝６８，６９からガイドリブ６１，６２が抜け外れるのを防止すると共に、ガイド突部６３，６４のガイド面６３ａ，６４ａからミラーリッド４２の折曲部７０，７１が離反するのを防止している。
【００５１】
この状態では、ガイドリブ６１，６２とガイド溝６８，６９がエクステンダー４０をサンバイザー本体３９に長手方向にスライド自在にガイドすると共に、ガイド突部６３，６４がミラーリッド４２をエクステンダー４０のスライド方向にスライド自在にガイドするようになっている。
【００５２】
また、ミラーリッド４２は、リッド操作ノブ７２が図３の如くミラー開口部５７内に突出している。しかも、エスカッションＥｃの４つの係止爪７５を、図７，図８の如くバイザー本体３９の側壁部４６ａ，４７ａに設けた切欠７６，７６，７７，７７に挿入して、先端部を側壁部４６ａ，４７ａに係止させることで、側壁４６ａ，４７ａ間に形成される合わせ部８０を図７の如くカバーしている。
【００５３】
この様な状態では、ミラーリッド４２がスライド方向で且つ引き出し方向に移動させられたときに、ミラー開口部５７の移動方向の側面にリッド操作ノブ７２が当接することで、ミラーリッド４２が引出口７８，７４から所定量引き出し可能になっている。しかも、エクステンダー４０は、ミラーリッド４２に対して引き出し方向にスライドさせたとき、エクステンダー４０の弾性係止爪６５がミラーリッド４２の係止穴７３に係合することができる様になっている。これにより、エクステンダー４０は、ミラーリッド４２が引出口７４から所定量引き出され、且つ、エクステンダー４０全体が引出口７４から引き出された後に、更にミラーリッド４２に対して引き出し方向に所定量だけスライド可能にミラーリッド４２に保持されている。尚、上述した切欠５２，５３のフランジ部５４，５５が合わせられることで、サンバイザー本体３９には支持軸３７の一部を露出させる切欠８１が形成される。
【００５４】
次に、この様な構成のサンバイザーの作用を説明する。
【００５５】
この様な構成において、例えば、フロントウインドシールドパネル３１の上部から車室内へ太陽光が入射して、この入射光が乗員にとって眩しいこともある。この場合には、先ずエクステンダー４０をサンバイザー本体３９内に収納した状態にしておく。この状態で、このサンバイザー３８を前側に位置させると共に、サンバイザー３８の支持軸３７の切欠８１から露出する部分を図１の如く係止フック３５に係止させる。そして、サンバイザー３８を支持軸３７を中心に軸線回りに回動させて、フロントウインドシールドパネル３１に沿わせる。この様にして、フロントウインドシールドパネル３１の上部側から乗員の目に入射する太陽光を遮光する。
【００５６】
一方、エクステンダー４０をサンバイザー本体３９内に収納した状態では、図１中、ミラーリッド４２のリッド操作ノブ７２がミラー開口部５７の左端部に当接させられていると共に、エクステンダー４０の弾性係止爪６６が係止穴７３に図５（ｂ）の如く係止させられている。この状態では、バニティーミラー４１はミラー開口部５７に対応させられている。従って、図１の位置において、エクステンダー４０を押さえた状態で、ミラーリッド４２を図１中エクステンダー４０に対して右方にスライドさせて、リッド操作ノブ７２を図３の破線で示したようにミラー開口部５７の右端部まで移動させることにより、バニティーミラー４１をミラー開口部５７に臨ませて、乗員がバニティーミラー４１を使用することができる。
【００５７】
また、太陽光がフロントドア３２の上部側から車室内に入射して、この入射光が乗員にとって眩しかったり、暑さを感じさせたりすることもある。この場合には、支持軸３７をフロントドア３２側に水平回動させることにより、サンバイザー３８をフロントドア３２の上部に沿わせる。この位置では、エクステンダー４０の操作ツマミ部６７が車室の乗員側を向くことになるので、エクステンダー４０をサンバイザー本体３９から引き出す操作が容易となる。
【００５８】
従って、この状態で操作ツマミ部６７を摘んで、収納室７８内のエクステンダー４０をサンバイザー本体３９から図２中左方（側方）に引くことにより、エクステンダー４０を引出口７４から引き出す操作をする。この際、ガイドリブ６１，６２とガイド溝６８，６９がエクステンダー４０を図２中左方にガイドする。
【００５９】
しかも、収納室７８内にエクステンダー４０が収納されている状態では、エクステンダー４０の弾性係止爪６６がミラーリッド４２の係止穴７３に係止されている。このため、収納室７８内のエクステンダー４０をサンバイザー本体３９から図２中左方（側方）に引き出し操作すると、ミラーリッド４２がエクステンダー４０と一体に同方向に移動させられる。この際、ガイド突部６３，６４が引出口７４の近傍でミラーリッド４２をエクステンダー４０のスライド方向にガイドすることになる。この様にして、ミラーリッド４２がエクステンダー４０と一体に引出口７４から側方（図２中左方）に引き出される。
【００６０】
そして、この様なミラーリッド４２及びエクステンダー４０の引き出し操作に伴い、ミラーリッド４２のリッド操作ノブ７２が図３中ミラー開口部５７内を右方に移動させられる。しかも、最終的にはリッド操作ノブ７２が破線で示したようにミラー開口部５７の右側部に当接して、ミラーリッド４２の引き出し方向への移動が停止させられる。この様にして、ミラーリッド４２が引出口７４から所定量引き出されて停止することになる。従って、ミラーリッド４２が引出口７４から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブ７２がミラー開口部５７の移動方向の側面に当接して、エクステンダー４０のストッパーとして機能する。
この後、エクステンダー４０を引き出し方向に更に引くことにより、エクステンダー４０の傾斜する弾性係止爪６６がミラーリッド４２の係止穴７３から抜け外れて、エクステンダー４０がミラーリッド４２に対して引き出し方向にスライドすることになる。この際、エクステンダー４０はミラーリッド４２のガイド溝７０ａ，７１ａに保持された状態でガイドされることになる。そして、この様なスライド操作は、エクステンダー４０の弾性係止爪６５がミラーリッド４２の係止穴７３に係合して、クリック感が得られるまで行う。これにより、エクステンダー４０がミラーリッド４２に対して更に引き出し方向に所定量スライドさせられることになる。
【００６１】
この様にミラーリッド４２を引出口７４から所定量引き出した後、更にエクステンダー４０をミラーリッド４２に対して引き出し方向にスライドさせることにより、エクステンダー４０が更に引き出し方向に延長されるので、エクステンダー４０による遮光範囲をミラーリッド４２と共に広げることができる。
（変形例）
以上説明した実施例では、エクステンダー４０にミラー取付凹部４０ａを設けて、このミラー取付凹部４０ａにバニティーミラー４１を取り付けた構成を示したが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。例えば、図１０に示したように構成しても良い。
【００６２】
即ち、図１０においては、板状のミラーベース８２にミラー本体８３を取り付けたバニティーミラーＭを用意すると共に、エクステンダー本体４０′にミラー用開口８４を形成して、このミラー用開口８４にミラー本体８３を臨ませている。
【００６３】
しかも、エクステンダー本体４０′の裏面に一体に形成した取付軸部８５をミラーベース８２の周縁部に設けた挿通孔８６に挿通すると共に、取付軸部８５の先端部に扁平なカシメ部８５ａを設けて、ミラーベース８２をエクステンダー４０に固定している。このカシメ部８５ａは、加圧治具等により取付軸部８５の先端部に熱を加えながら押圧することにより形成できる。尚、ミラー本体８３は周縁部がミラーベース８２とエクステンダー本体４０′により挟持されているので、より強固にミラー本体８３をエクステンダー本体４０′に保持できる。この様にして、エクステンダー本体４０′とミラーベース８２によりエクステンダー４０が構成されている。
【００６４】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明は、バニティーミラーはエクステンダーに取り付けられているので、バニティーミラー取付用のミラーベースをエクステンダーとは別途設ける必要がない。この結果、ミラーベースを支持するための支持壁や、エクステンダーと支持壁との間のクリアランスを必要としないので、バニティーミラー及び補助バイザーとしてのエクステンダーを設けてもサンバイザー全体の厚さを薄くできる。しかも、前記エクステンダーを更に前記リッドに対して引き出し方向に所定量だけスライドすることにより、エクステンダーを更に延長できるので、遮光範囲を広げて遮光性を向上させることができる。
【００６５】
更に、請求項２の発明は、リッドが引出口から所定量引き出されたときに、リッド操作ノブがミラー開口部の移動方向の側面に当接してエクステンダーのストッパーとして機能するので、リッドのストッパを別途必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る車両用サンバイザーを備える自動車の車室内の要部斜視図である。
【図２】図１のサンバイザーの使用例を示す車室内の斜視図である。
【図３】図１，２のサンバイザーの拡大斜視図である。
【図４】（ａ）は図３のＡ−Ａ線に沿う断面図、（ｂ）は（ａ）の上部のガイド突部とミラーリッドとの関係を示す要部拡大図、（ｂ）は（ａ）の下部のガイド突部とミラーリッドとの関係を示す要部拡大図とである。
【図５】（ａ）は図１〜４に示したサンバイザーの分解斜視図、（ｂ）は（ａ）のエクステンダーとミラーリッドを組み付けた状態において弾性係止爪の位置で断面したときの断面図である。
【図６】図３のサンバイザー本体のエスカッションを省略した右側面図である。
【図７】図６のサンバイザー本体の引出口側の側面にエスカッションを装着したときの側面図である。
【図８】図７のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図９】図３のエクステンダー及びミラーリッドを引き出したときの断面図である。
【図１０】この発明に係るサンバイザーのバニティーミラーの他の取付構造を示す断面図である。
【図１１】従来のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【図１２】図１１のサンバイザーの断面図である。
【図１３】図１２のサンバイザーの分解斜視図である。
【図１４】（ａ）は従来のサンバイザーの他の例を示す正面図、（ｂ）は（ａ）のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図１５】図１４（ａ）のＤ−Ｄ線に沿う断面図である。
【図１６】従来の他のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【図１７】図１６のサンバイザーの使用例を示す斜視図である。
【図１８】従来の他のサンバイザーを備える車両の要部斜視図である。
【符号の説明】
３９・・・サンバイザー本体
４０・・・エクステンダー
４１・・・バニティーミラー
４２・・・ミラーリッド
５７・・・ミラー開口部
７２・・・リッド操作ノブ
７４・・・引出口
７８・・・収納室[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle sun visor provided with a vanity mirror and an extender as an auxiliary visor.
[0002]
[Prior art]
Conventional vehicle sun visors include, for example, a sun visor with a vanity mirror as shown in FIGS. 11 to 13 (see JP 2001-63521 A), and an auxiliary visor plate as shown in FIGS. 14 and 15. There is a sun visor (Japanese Patent Laid-Open No. 11-129753), a sun visor with an auxiliary visor as shown in FIGS. 16 and 17 (see Japanese Patent Laid-Open No. 9-254650), or a sun visor as shown in FIG. .
[0003]
The sun visor 1 provided on the driver's seat side in FIG. 11 has a sun visor body 2 and a mirror assembly 3 as shown in FIGS. The sun visor body 2 is formed with a mounting recess 2a that opens to one surface, and plates 4 and 5 are fixed to the vicinity of one end and the other end of the mounting recess 2a in the longitudinal direction, respectively.
[0004]
A screw hole 4 a is formed in the plate 4, and a slit 5 a extending in the longitudinal direction of the sun visor body 1 is formed in the plate 5. The slit 5 includes a narrow portion 5a1 and a wide portion 5a2 for inserting a nail that is connected to one end of the narrow portion 5a1.
[0005]
The mirror assembly 3 includes a mirror mounting base material 6, a vanity mirror 7 attached to the mirror mounting base material 6, and a lid 8 that opens and closes the vanity mirror 7 side. In addition, a screw insertion hole 6a is formed in the vicinity of one end of the mirror mounting base 6, and a substantially T-shaped locking claw that protrudes on the other side of the mirror mounting base 6 on the side opposite to the vanity mirror 7 side. 9 is provided.
[0006]
In order to mount the mirror assembly 3 in the mounting recess 2a, first, the locking claw 9 is inserted downward from the wide portion 5a2 of the plate 5 in FIG. By moving to the narrow portion 5a1 side as shown in FIG. 13 (b), the tip claw portion 9a of the locking claw 9 is locked to the plate 5 so that the locking claw 9 does not come off from the slit 5.
[0007]
In this manner, the mirror assembly 3 is fitted into the mounting recess 2a, the fixing screw 10 is inserted into the screw insertion hole 6a, and then the tip of the fixing screw 10 is screwed into the screw hole 4a of the plate 4. The mirror assembly 3 is mounted in the mounting recess 2a.
[0008]
14A, 14B, and 15 includes a sun visor main body 11 and an auxiliary visor assembly 12. The sun visor body 11 has a core member 13 composed of halves 13a and 13b divided into two.
[0009]
The auxiliary visor assembly 12 includes a guide member 14 and an auxiliary visor (extender) 15. The guide member 14 is formed in a flat housing shape from the case body C1 and the cover body C2, and a visor storage chamber 14a is formed therein.
[0010]
In addition, the guide member 14 is provided with an opening 14b that opens to one side surface, and the auxiliary visor (extender) 13 is inserted and held in the storage chamber 14a so that it can be pulled out from the opening 14b.
[0011]
In this configuration, the light shielding range can be widened by pulling out the auxiliary visor 13 as shown in FIG.
[0012]
Further, in FIGS. 16 and 17, a bracket 16 is attached to the front side portion of the passenger compartment ceiling, and a support shaft 17 is attached to the bracket 16 so as to be horizontally rotatable. A sun visor 18 is held on the support shaft 17 so as to be rotatable about an axis. The sun visor 18 includes a sun visor body 19 and an auxiliary visor (extender) 20.
[0013]
The sun visor body 19 is provided with a storage chamber 21 that opens on one side, and an auxiliary visor 20 is inserted into the storage chamber 21 so as to be able to be pulled out sideways from the opening. A support shaft 22 is embedded in the upper edge portion of the auxiliary visor 20.
[0014]
One end 22a of the support shaft 22 is protruded laterally from one side of the auxiliary visor 20. One end portion 22a of the support shaft 22 is provided so as to be locked to a locking hook 23 provided on the front side of the passenger compartment ceiling.
[0015]
In the sun visor 24 shown in FIG. 18, a storage chamber 26 similar to that shown in FIG. 17 is provided in the sun visor body 25, and an extender 27 similar to the above-described auxiliary visor is provided in the storage chamber 26. . Further, the sun visor body 25 is provided with a mirror opening 28 that opens to one surface, and the mirror opening 28 can be opened and closed by a lid 29.
[0016]
In addition, a base support plate portion (support wall) 30a facing the mirror opening 28 is formed in the core member 30 of the sun visor body 25, and the mirror base 31 is supported by the base support plate portion 30a. The vanity mirror 32 is attached to.
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the sun visor with a vanity mirror as shown in FIGS. 11 to 13, when the sun visor body 2 and the mirror assembly 3 are bent by elastic deformation by the impact force, the locking provided on the mirror assembly 3 is provided. By moving the claw 9 along the slit 5 on the sun visor main body 2 side, the mirror assembly 3 is not dropped from the mirror main body 2, and the impact force is effectively applied by the sun visor main body 2 and the mirror assembly 3. Trying to absorb.
[0018]
However, in this configuration, since the locking claw 9 can move in the slit 5 only when the sun visor body 2 and the mirror assembly 3 are elastically deformed, the mirror assembly 3 cannot be used as an auxiliary visor. . Moreover, even if the mirror assembly 3 is provided as an auxiliary visor so that it can be pulled out from the side surface of the mirror body 2, the slit 5 is exposed when the mirror assembly 3 is pulled out to the side, so that the appearance is impaired. It is.
[0019]
Further, in the sun visor with an auxiliary visor plate as shown in FIGS. 14 and 15, the auxiliary visor (extender) 15 can be attached only to the flat casing-shaped guide member 14, so that the thickness is as much as the guide member 14. Will increase. When this thickness increases, there is a problem that a feeling of pressure is given to the occupant and the living space in the passenger compartment is narrowed.
[0020]
In addition, in order to form the guide member 14 in the shape of a flat housing as described above, the case pair C1 and the cover body C2 are required, which increases the cost and increases the thickness of the sun visor.
[0021]
Further, in the sun visor 18 with an auxiliary visor as shown in FIGS. 16 and 17, when the light from the upper part on the front side of the vehicle is shielded, the free end portion of the auxiliary visor (extender) 20 is locked to the ceiling on the front side of the vehicle compartment. A support shaft 22 embedded in the auxiliary visor 20 is used to support the hook (sun visor holder) 23.
[0022]
In the sun visor 18 having such a structure, if a vanity mirror is attached to the sun visor body 19, the vanity mirror is housed in the sun visor body 19, so the vanity mirror is attached to the mirror base for holding the mirror. In addition to mounting, it is necessary to provide a mirror support wall between the mirror base and the auxiliary visor (extender) 20 and provide a clearance between the mirror support wall and the auxiliary visor 20.
[0023]
In this case, similarly to the sun visor shown in FIGS. 14 and 15, there is a problem that the thickness of the sun visor 18 is increased, the living space in the passenger compartment is narrowed, and a feeling of pressure is given to the occupant. This also applies to the sun visor having the structure shown in FIG.
[0024]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a vehicle sun visor that can be reduced in thickness even when a vanity mirror and an extender as an auxiliary visor are provided.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve this object, the invention according to claim 1 is a plate-like structure in which a storage chamber is provided in a sun visor body, and an outlet from the storage chamber is formed on one side of the sun visor body. The extender is inserted into the storage chamber so that the extender can be pulled out from the outlet side, a vanity mirror is disposed in the sun visor body, and a mirror opening that faces the vanity mirror is provided in the sun visor body. A vehicle sun visor provided with a lid for opening and closing the mirror opening, wherein the vanity mirror is attached to the extender.The lid is held by the sun visor body so that a predetermined amount can be pulled out from the outlet, and the extender is held by the lid so as to be slidable by a predetermined amount in the pulling direction with respect to the lid.It is a vehicle sun visor.
[0026]
According to this configuration, since the vanity mirror is attached to the extender, it is not necessary to provide a mirror base for attaching the vanity mirror separately from the extender. As a result, since the support wall for supporting the mirror base and the clearance between the extender and the support wall are not required, the thickness of the entire sun visor can be reduced even if a vanity mirror and an extender as an auxiliary visor are provided..
[0027]
  Moreover,The extender can be further extended by further sliding the extender by a predetermined amount in the pull-out direction with respect to the lid, so that the light shielding range can be expanded and the light shielding performance can be improved.
[0028]
  Further claims2The invention of claim1In the sun visor for a vehicle according to claim 1, a lid operation knob that protrudes into the mirror opening and abuts against a side surface in the moving direction of the mirror opening when the lid is moved in the sliding direction. It is formed in the edge part on the opposite side to the said outlet side.
[0029]
According to this configuration, when the lid is pulled out from the outlet by a predetermined amount, the lid operation knob contacts the side surface of the mirror opening in the moving direction and functions as a lid stopper. This eliminates the need for a lid stopper.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
1 and 2, 30 is a vehicle instrument panel, 31 is a front windshield panel, 32 is a front door, 33 is a vehicle ceiling, 33a is a front ceiling edge of the ceiling 30, and 34 is a front ceiling edge 33a. It is the room mirror provided in the vehicle width direction center part.
[0032]
Reference numeral 35 denotes a visor locking hook that is located near the rear mirror 34 and is attached to the front ceiling edge 33a, 36 is a bracket attached to the left edge of the front edge ceiling 33a, and 37 is horizontal to the bracket 36. A support shaft 38 that is rotatably supported is a sun visor that is attached to the support shaft 37 so as to be rotatable about its axis.
[0033]
This sun visor 38 has a sun visor main body 39, an extender 40 as an auxiliary visor, a vanity mirror 41, a mirror lid 42, and an escutcheon Ec as shown in FIGS.
[0034]
As shown in FIG. 5A, the sun visor main body 39 has visor plate portions 44 and 45 that are integrally coupled with a thin hinge portion 43 so as to be rotatable. The visor plate portions 44 and 45 have a plate portion 39a made of polypropylene or the like and a skin 39b that covers the outer surface side of the plate portion 39a.
[0035]
Further, flanges 46 and 47 projecting toward the inner surface are formed on the peripheral edges of the visor plate portions 44 and 45, respectively, and notches 48 and 49 are formed on one side wall portions 46a and 47a in the longitudinal direction of the flanges 46 and 47, respectively. Has been. The thin hinge portion 43 is formed between adjacent edges of the flanges 46 and 47.
[0036]
Semicircular cutouts 50 and 51 are formed on the other side wall portions 46b and 47b of the flanges 46 and 47, adjacent to the hinge portion 43, respectively. Further, notches 52 and 53 extending to the hinge portion 43 are formed in the vicinity of one side portion of the visor plate portions 44 and 45, respectively, and the flange portion 54 integrated with the flanges 46 and 47 along the notches 52 and 53 is formed. , 55 are formed. The flange portion 54 is formed with semicircular cutouts 54 a and 54 b corresponding to the semicircular cutout 50, and the flange portion 55 is formed with semicircular cutouts 55 a and 55 b corresponding to the semicircular cutout 51. ing.
[0037]
Further, a pair of bosses 56, 56 are integrally formed in the vicinity of the side edge of the semicircular cutout 50 on the inner surface of the visor plate portion 44 with an interval in the width direction (vertical direction in FIG. 5A). Yes. In addition, a pair of pin-like engagement shafts 57 and 57 are provided in the vicinity of the semicircular cutout 51 side edge portion on the inner surface of the visor plate portion 45 with a gap in the width direction (vertical direction in FIG. 5A). It is integrally formed. The engagement shaft 57 is adapted to be fitted to the boss 56 when the visor plate portions 44 and 45 are combined.
[0038]
In addition, a mirror opening 58 extending in the left-right direction is formed at the center of the visor plate 44. Guide ribs (guide protrusions) 59 and 60 extending in the longitudinal direction of the sun visor 39 are formed on the side edge of the inner surface of the visor plate portion 44 in the width direction (vertical direction in FIG. 5A). The guide ribs 59 and 60 extend in parallel to the notch 48 and are formed integrally with the side wall 46a. As a result, the visor plate portion 44 is reinforced.
[0039]
Furthermore, guide ribs (guide protrusions) 61 and 62 extending in the longitudinal direction of the sun visor 39 are formed in the vicinity of the side edge in the width direction (vertical direction in FIG. 5A) of the inner surface of the visor plate 45. . The guide ribs 61 and 62 extend in parallel to the notch 49 and are formed integrally with the side wall 47a. As a result, the visor plate portion 45 is reinforced.
[0040]
Further, on the inner surface of the visor plate portion 45, guide protrusions 63, 63 are provided so as to protrude from the notch 53 and the guide rib 61 side, and the guide protrusions 64, 64 protrude from the guide rib 62 side. It is installed. The guide protrusions 63 and 63 are arranged with a gap in the direction in which the guide rib 61 extends, and the guide protrusions 64 and 64 are arranged with a gap in the direction in which the guide rib 62 extends. As shown in FIGS. 4B and 4C, arc guide surfaces 63a and 64a are formed on the guide protrusions 63 and 64, respectively.
[0041]
The extender 40 has a mirror mounting recess 40a as shown in FIG. A vanity mirror 41 is fitted and fixed in the mirror mounting recess 40a. Further, the extender 40 is provided with elastic locking claws 65, 65 and 66, 66 that are inclined on both sides in the sliding direction of the extender 40 in proximity to both longitudinal ends of the vanity mirror 41. These elastic locking claws 65, 65 and 66, 66 slightly protrude toward the vanity mirror 41 side.
[0042]
Further, a support plate portion 40 b extending from the elastic locking claws 65, 65 to the side opposite to the vanity mirror 41 is integrally provided at one end portion of the extender 40. Further, an operation knob portion 67 is provided at the other end portion of the extender 40 so as to protrude to the side opposite to the surface on the vanity mirror 41 side. Moreover, guide grooves 68 and 69 extending in the longitudinal direction of the extender 40 are formed on the surface of the extender 40 opposite to the vanity mirror 41.
[0043]
The mirror lid 42 is formed along U-shaped bent portions 70 and 71 that are formed along the side edges extending in the longitudinal direction and the front ends thereof are opposed to each other, and a guide groove 70a formed inside the bent portions 70 and 71. 71a, a lid operation knob 72 protruding from one end in the longitudinal direction, and locking holes 73, 73 formed at the end opposite to the lid operation knob 72. The lid operation knob 72 protrudes on the surface opposite to the bent portions 70 and 71.
[0044]
The escutcheon Ec has an outlet 74 that extends vertically in FIG. 5A at the center, and locking claws 75 and 75 that are integrally formed in the vicinity of both ends of the longitudinal side edge of the outlet 74, respectively. And 75,75. Notches 76, 76 and 77, 77 opening to the notches 48, 49 are formed in the vicinity of the longitudinal ends of the side walls 46a, 47a, respectively, as shown in FIG.
[0045]
Then, by engaging the longitudinal side edge of the extender 40 with the guide grooves 70a and 71a of the mirror lid 42 as shown in FIG. 4A, the mirror lid 42 is held by the extender 40 so as to be movable in the longitudinal direction. Yes. In other words, the extender 40 is held by the mirror lid 42 so as to be movable in the longitudinal direction.
[0046]
By the way, the above-described assembly of each component is performed as follows. That is, first, before assembling the mirror lid 42 to the extender 40, the extender 40 is inserted through the outlet 74 from the support plate portion 40b side, so that the escutcheon Ec is positioned on the operation knob portion 67 side in advance.
[0047]
Thereafter, the guide ribs 61 and 62 are inserted into the guide grooves 68 and 69 of the extender 40 in a state where the guide ribs 61 and 62 are directed upward and the visor plate portion 45 is placed horizontally, and the bent portions 70 and 70 of the mirror lid 42 are inserted. The outer surface of 71 is engaged with the guide surfaces 63a and 64a of the guide protrusions 63 and 64. On the other hand, the support shaft 37 is engaged with the hemispherical notches 51, 55a, 55a.
[0048]
In this state, the visor plate portion 44 is rotated about the hinge portion 43 and the flanges 46 and 47 of the visor plate portions 44 and 45 are aligned, so that the engagement shafts 57 and 57 are fitted to the bosses 56 and 56. Is done. As a result, the positioning of the mating portions of the visor plate portions 44 and 45 is performed.
[0049]
Further, the hemispherical cutouts 50, 54a, 54a are aligned with the hemispherical cutouts 51, 55a, 55a, and the visor body 39 is held on the support shaft 37 so as to be rotatable about the axis. As a result, a storage chamber 78 is formed between the visor plate portions 44 and 45 as shown in FIG. Further, the end surfaces of the flange portions 46 and 47 are joined together, and an outlet 79 is formed between the side wall portions 46a and 47a of the flanges 46 and 47 as shown in FIG. Further, as a result, the mating portions of the flanges 46 and 47 are bonded or welded and fixed in the state shown in FIG.
[0050]
Moreover, the guide ribs 59 and 60 of the visor plate portion 44 face the back side of the mirror lid 42 and restrict the mirror lid 42 from separating from the visor plate portion 44. Accordingly, the guide ribs 61 and 62 are prevented from coming off from the guide grooves 68 and 69 of the extender 40, and the bent portions 70 and 71 of the mirror lid 42 are separated from the guide surfaces 63a and 64a of the guide protrusions 63 and 64. Is prevented.
[0051]
In this state, the guide ribs 61 and 62 and the guide grooves 68 and 69 guide the extender 40 to the sun visor body 39 so as to be slidable in the longitudinal direction, and the guide projections 63 and 64 cause the mirror lid 42 to slide in the extender 40 direction. It is designed to slide freely.
[0052]
Further, in the mirror lid 42, the lid operation knob 72 projects into the mirror opening 57 as shown in FIG. Moreover, the four locking claws 75 of the escutcheon Ec are inserted into the notches 76, 76, 77, 77 provided in the side wall portions 46a, 47a of the visor body 39 as shown in FIGS. By engaging with 46a, 47a, the mating portion 80 formed between the side walls 46a, 47a is covered as shown in FIG.
[0053]
In such a state, when the mirror lid 42 is moved in the sliding direction and in the pulling direction, the lid operating knob 72 comes into contact with the side surface of the mirror opening 57 in the moving direction, so that the mirror lid 42 is pulled out. A predetermined amount can be pulled out from 78 and 74. Moreover, when the extender 40 is slid in the pulling direction with respect to the mirror lid 42, the elastic locking claw 65 of the extender 40 can be engaged with the locking hole 73 of the mirror lid 42. As a result, the extender 40 can be slid by a predetermined amount in the pull-out direction with respect to the mirror lid 42 after the mirror lid 42 has been pulled out from the pull-out opening 74 by a predetermined amount and the entire extender 40 has been pulled out from the pull-out opening 74. Is held by the mirror lid 42. In addition, the notch 81 which exposes a part of the support shaft 37 is formed in the sun visor body 39 by combining the flange portions 54 and 55 of the notches 52 and 53 described above.
[0054]
Next, the operation of the sun visor having such a configuration will be described.
[0055]
In such a configuration, for example, sunlight may enter the vehicle interior from the upper part of the front windshield panel 31 and the incident light may be dazzling for the passenger. In this case, the extender 40 is first stored in the sun visor body 39. In this state, the sun visor 38 is positioned on the front side, and the portion exposed from the notch 81 of the support shaft 37 of the sun visor 38 is locked to the locking hook 35 as shown in FIG. Then, the sun visor 38 is rotated around the axis about the support shaft 37 so as to be along the front windshield panel 31. In this way, sunlight incident on the passenger's eyes from the upper side of the front windshield panel 31 is shielded.
[0056]
On the other hand, in a state where the extender 40 is housed in the sun visor body 39, the lid operation knob 72 of the mirror lid 42 is brought into contact with the left end portion of the mirror opening 57 in FIG. The pawl 66 is locked in the locking hole 73 as shown in FIG. In this state, the vanity mirror 41 is made to correspond to the mirror opening 57. Accordingly, the mirror lid 42 is slid to the right with respect to the extender 40 in FIG. 1 while the extender 40 is pressed at the position shown in FIG. 1, and the lid operation knob 72 is mirrored as shown by the broken line in FIG. The occupant can use the vanity mirror 41 by moving the vanity mirror 41 to the mirror opening 57 by moving to the right end of the opening 57.
[0057]
In addition, sunlight may enter the passenger compartment from the upper side of the front door 32, and the incident light may be dazzling for the occupant or feel hot. In this case, the sun visor 38 is placed along the upper portion of the front door 32 by horizontally rotating the support shaft 37 toward the front door 32. At this position, the operation knob 67 of the extender 40 faces the passenger side of the passenger compartment, so that the operation of pulling out the extender 40 from the sun visor body 39 is facilitated.
[0058]
Accordingly, in this state, the operation knob 67 is grasped, and the extender 40 in the storage chamber 78 is pulled from the sun visor body 39 to the left (side) in FIG. To do. At this time, the guide ribs 61 and 62 and the guide grooves 68 and 69 guide the extender 40 to the left in FIG.
[0059]
Moreover, in the state where the extender 40 is stored in the storage chamber 78, the elastic locking claw 66 of the extender 40 is locked in the locking hole 73 of the mirror lid 42. Therefore, when the extender 40 in the storage chamber 78 is pulled out from the sun visor main body 39 to the left (side) in FIG. 2, the mirror lid 42 is moved in the same direction as the extender 40. At this time, the guide protrusions 63 and 64 guide the mirror lid 42 in the sliding direction of the extender 40 in the vicinity of the outlet 74. In this manner, the mirror lid 42 is pulled out sideways (left side in FIG. 2) from the outlet 74 together with the extender 40.
[0060]
As the mirror lid 42 and extender 40 are pulled out, the lid operation knob 72 of the mirror lid 42 is moved rightward in the mirror opening 57 in FIG. In addition, the lid operation knob 72 finally comes into contact with the right side of the mirror opening 57 as indicated by the broken line, and the movement of the mirror lid 42 in the pull-out direction is stopped. In this manner, the mirror lid 42 is pulled out from the outlet 74 by a predetermined amount and stopped. Accordingly, when the mirror lid 42 is pulled out from the outlet 74 by a predetermined amount, the lid operation knob 72 comes into contact with the side surface in the moving direction of the mirror opening 57 and functions as a stopper of the extender 40.
Thereafter, by further pulling the extender 40 in the pulling direction, the slanting elastic locking claw 66 of the extender 40 comes off from the locking hole 73 of the mirror lid 42, and the extender 40 is pulled in the pulling direction with respect to the mirror lid 42. Will slide. At this time, the extender 40 is guided while being held in the guide grooves 70 a and 71 a of the mirror lid 42. Such a sliding operation is performed until the elastic locking claw 65 of the extender 40 is engaged with the locking hole 73 of the mirror lid 42 and a click feeling is obtained. As a result, the extender 40 is further slid by a predetermined amount in the pulling direction with respect to the mirror lid 42.
[0061]
Thus, after the mirror lid 42 is pulled out from the outlet 74 by a predetermined amount, the extender 40 is further extended in the pulling direction by further sliding the extender 40 in the pulling direction with respect to the mirror lid 42. The light shielding range can be expanded together with the mirror lid 42.
(Modification)
In the embodiment described above, the extender 40 is provided with the mirror mounting recess 40a and the vanity mirror 41 is mounted on the mirror mounting recess 40a. However, the present invention is not necessarily limited to this configuration. For example, it may be configured as shown in FIG.
[0062]
That is, in FIG. 10, a vanity mirror M having a mirror body 83 attached to a plate-like mirror base 82 is prepared, and a mirror opening 84 is formed in the extender body 40 ', and the mirror body 84 is formed in the mirror opening 84. 83 is facing.
[0063]
In addition, the mounting shaft 85 integrally formed on the back surface of the extender main body 40 ′ is inserted into the insertion hole 86 provided in the peripheral edge of the mirror base 82, and a flat caulking portion 85 a is provided at the tip of the mounting shaft 85. The mirror base 82 is fixed to the extender 40. The caulking portion 85a can be formed by pressing the tip end portion of the mounting shaft portion 85 while applying heat with a pressurizing jig or the like. Since the peripheral portion of the mirror main body 83 is sandwiched between the mirror base 82 and the extender main body 40 ', the mirror main body 83 can be more firmly held on the extender main body 40'. In this manner, the extender 40 is constituted by the extender body 40 ′ and the mirror base 82.
[0064]
【The invention's effect】
  As described above, according to the first aspect of the present invention, since the vanity mirror is attached to the extender, it is not necessary to provide a mirror base for attaching the vanity mirror separately from the extender. As a result, since the support wall for supporting the mirror base and the clearance between the extender and the support wall are not required, the thickness of the entire sun visor can be reduced even if a vanity mirror and an extender as an auxiliary visor are provided.. MoreoverThe extender can be further extended by further sliding the extender by a predetermined amount in the pull-out direction with respect to the lid, so that the light shielding range can be expanded and the light shielding property can be improved.
[0065]
  Further claims2In this invention, when the lid is pulled out from the outlet, the lid operation knob comes into contact with the side surface of the mirror opening in the moving direction and functions as an extender stopper, so that a lid stopper is not required separately.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a perspective view of a main part of a vehicle cabin provided with a vehicle sun visor according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a passenger compartment showing an example of use of the sun visor shown in FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged perspective view of the sun visor of FIGS.
4A is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG. 3, FIG. 4B is an enlarged view of a main part showing the relationship between the upper guide protrusion and the mirror lid, and FIG. It is a principal part enlarged view which shows the relationship between the guide protrusion of the lower part of (a), and a mirror lid.
5 (a) is an exploded perspective view of the sun visor shown in FIGS. 1 to 4, and FIG. 5 (b) is a cross-sectional view at the position of the elastic locking claw when the extender and mirror lid of (a) are assembled. It is sectional drawing.
6 is a right side view of the sun visor main body of FIG. 3 with the escutcheon omitted. FIG.
7 is a side view when an escutcheon is attached to the side surface on the outlet side of the sun visor body of FIG. 6. FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
9 is a cross-sectional view when the extender and mirror lid of FIG. 3 are pulled out.
FIG. 10 is a sectional view showing another mounting structure of the vanity mirror of the sun visor according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view of a main part of a vehicle including a conventional sun visor.
12 is a cross-sectional view of the sun visor of FIG.
13 is an exploded perspective view of the sun visor of FIG. 12. FIG.
14A is a front view showing another example of a conventional sun visor, and FIG. 14B is a sectional view taken along the line CC of FIG. 14A.
FIG. 15 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
FIG. 16 is a perspective view of a main part of a vehicle including another conventional sun visor.
17 is a perspective view showing an example of use of the sun visor shown in FIG. 16. FIG.
FIG. 18 is a perspective view of a main part of a vehicle including another conventional sun visor.
[Explanation of symbols]
39 ... Sun visor body
40 ... Extender
41 ... Vanity mirror
42 ... Mirror lid
57 ... Mirror opening
72 ... Lid operation knob
74 ... Drawer exit
78 ... Storage room

Claims

A storage chamber is provided in the sun visor body, an outlet from the storage chamber is formed on one side of the sun visor body, and a plate-like extender used as an auxiliary visor can be pulled out sideways from the outlet. A lid that is inserted into the storage chamber, has a vanity mirror disposed in the sun visor body, and has a mirror opening formed on one surface of the sun visor body to open and close the mirror opening. A vehicle sun visor provided with
The vanity mirror is attached to the extender, the lid is held in the sun visor body so that a predetermined amount can be pulled out from the outlet, and the extender is slidable by a predetermined amount with respect to the lid in the pulling direction. The vehicle sun visor is held by the lid .

2. The vehicle sun visor according to claim 1 , wherein a lid operation knob projects into the mirror opening and abuts against a side surface of the mirror opening in the moving direction when the lid is moved in the sliding direction. A vehicle sun visor, wherein the lid is formed at an end of the lid opposite to the outlet side.