JP3955669B2 - 昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 - Google Patents
昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3955669B2 JP3955669B2 JP36463097A JP36463097A JP3955669B2 JP 3955669 B2 JP3955669 B2 JP 3955669B2 JP 36463097 A JP36463097 A JP 36463097A JP 36463097 A JP36463097 A JP 36463097A JP 3955669 B2 JP3955669 B2 JP 3955669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oblique
- tube
- corner portions
- contact surface
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 17
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 8
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 8
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 3
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 2
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ladders (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、梯子、梯子兼用脚立、脚立、足場作業台、作業タワー等に用いられる昇降枠及び開口枠の伸縮管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図12に示す足場作業台80は、上面に作業床面81を有する横長矩形板からなる足場板82と、それぞれ上端部が足場板82の左右端部に折り畳み連結機構83、84を介して折り畳み自在に連結されると共に、下端が床面85に載置される一対の支持脚86、87を具備する。
【0003】
ここに、支持脚86、87は伸縮管構造を具備する昇降枠として構成されている。即ち、支持脚86(支持脚87も同じ。)は、図12に示すように、所定の間隔を開けて上下方向に伸延する一対の支柱88、89と、両支柱88、89間に上下方向に間隔を開けて横架される複数の踏み桟90から形成されている。また、各支柱88(支柱89も同じ。)は、図13に示すように、中空矩形断面を有する主脚(外管を形成する。)91中に同様に中空矩形断面を有する伸縮脚(内管を構成する。)92を摺動自在に嵌入した伸縮管構造を有している。さらに、伸縮脚92の外側面にはラック溝93aが設けられ、このラック溝93aには、固定装置93内に設けられスプリングによって係合方向に付勢されたラック歯を着脱自在に係合させることができる。
【0004】
従って、伸縮脚92を主脚91に対して任意の長さだけ伸長した後、固定装置93によってラック溝93aにラック歯を係合させることによって床面85から足場板82までの高さを調整することができる。
また、上記した構成を有する支持脚86、87に代えて、図14に示す昇降枠94を足場板82と同様な足場板の両端に連結した作業用足場台がある。
【0005】
ここに、昇降枠94は、幅方向に所定の間隔を開けて垂直方向に伸延する一対の支柱95、96と、支柱95、96間に上下方向に間隔を開けて横架される複数の踏み桟97と、支柱95、96の下端同士を連結する下部連結管105と、上端が支柱95、96の外側面に揺動自在に枢支されると共に下端が支柱95、96の下端面より下方に伸延して床面等に接地可能な補助支柱98、99と、補助支柱98、99と下部連結管105との間に介設され、補助支柱98、99の幅方向の張り出し量を規制する張り出し量調整管100、101とを具備する。
上記した構成において、補助支柱98、99のみならず、下部連結管105と張り出し量調整管100、101も、図13に示した伸縮管構造と同様な伸縮管構造を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した昇降枠の伸縮管構造は、未だ、以下の解決すべき課題を有していた。
即ち、図13に示す昇降枠の伸縮管構造においては、伸縮脚92の主脚91内での円滑な摺動を確保するため、共に中空矩形断面を有する伸縮脚92の外周面と主脚91の内周面との間に一定の隙間が形成されている。しかし、図示するように、伸縮脚92の外周面と主脚91の内周面とは、共に、中心を共通する矩形形状を有するので、全周にわたって、即ち、前、後方向のみならず、横方向にも隙間が生じることになる。
【0007】
従って、作業者が支持脚86上を昇降する際、主脚91の外壁内面が地面に接地され固定されている伸縮脚92の外壁外面に押圧され、前後方向は固定されることになるが、横方向にも隙間があるので、主脚91は伸縮脚92に対して横方向に移動する。この移動は、作業者に不安感を与えることになり、場合によっては転落事故を引き起こすことも考えられる。
このことは、図14に示す昇降枠94の伸縮管構造における補助支柱98、99、及び、下部連結管105と張り出し量調整管100、101についても同様である。特に、図14に示す場合においては、下部連結管105に伸縮自在に嵌入されている張り出し量調整管100、101はロックピン102、103によって位置決めされているだけであるため、横ゆれ個所が4か所もあり、補助支柱98、99における横ゆれと合わせて、作業用足場台の横ゆれが大きく、作業者の不安感を増すことになる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、伸縮管構造を構成する内、外管間の横ゆれを確実に防止して、作業者の安定かつ安全な昇降を可能とする昇降枠及び開口枠の伸縮管構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の昇降枠の伸縮管構造は、横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材を、上下方向に間隔をあけて配設した複数の横架部材によって連結して昇降枠が構成され、前記各垂直部材が内管と外管からなる伸縮管構造となっている昇降枠の伸縮管構造において、前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0009】
ここで、「広幅」とは、内管及び外管の寸法にもよるが、3mm〜15mmとするのが好ましい。3mmより狭い場合は、第1及び第2の斜切接触面が横ゆれに対して有効に働かず、一方、15mmより大きくすると、内管の外管に対する摺動を円滑に行うことができなくなるおそれがあるからである。
また、斜切接触面の傾斜角度は、好ましくは、当接面に対して30〜60°とするのが好ましい。30°未満では、第1及び第2の斜切接触面が横ゆれに対して有効に働かず、60°より大きい場合は、内管の外管に対する摺動を円滑に行うことができなくなるおそれがあるからである。
【0010】
請求項2記載の昇降枠の伸縮管構造は、横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材と、上下方向に間隔をあけて横架される複数の横架部材と、前記垂直部材の下端同士を連結する下部連結管と、上端が前記垂直部材の中途部に揺動自在に枢支されると共に下端が前記垂直部材の下端面より下方に伸延して床面上に設置可能な補助垂直部材と、該補助垂直部材と前記下部連結管間に伸縮自在に介設され、前記補助垂直部材の横幅方向の張り出し量を規制する張り出し量調整管とから昇降枠が構成され、前記各補助垂直部材が内管と外管からなる第1の伸縮管構造を有すると共に前記下部連結管と前記張り出し量調整管によって内管と外管からなる第2の伸縮管構造が形成される昇降枠の伸縮管構造において、前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0011】
請求項3記載の昇降枠の伸縮管構造は、請求項1又は2記載の昇降枠の伸縮管構造において、前記外管の4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記外管の4つのコーナー部に対峙する前記内管の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0012】
請求項4記載の開口枠の伸縮管構造は、横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材の上、下端部同士を連結して開口枠が構成され、前記各垂直部材が内管と外管からなる伸縮管構造となっている開口枠の伸縮管構造において、前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0013】
請求項5記載の開口枠の伸縮管構造は、横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材と、前記垂直部材の上下端同士を連結する上、下部連結管と、上端が前記垂直部材の中途部に揺動自在に枢支されると共に下端が前記垂直部材の下端面より下方に伸延して床面上に設置可能な補助垂直部材と、該補助垂直部材と前記下部連結管間に伸縮自在に介設され、前記補助垂直部材の横幅方向の張り出し量を規制する張り出し量調整管とから開口枠が構成され、前記各補助垂直部材が内管と外管からなる第1の伸縮管構造を有すると共に前記下部連結管と前記張り出し量調整管によって内管と外管からなる第2の伸縮管構造が形成される開口枠の伸縮管構造において、前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0014】
請求項6記載の開口枠の伸縮管構造は、請求項4又は5記載の開口枠の伸縮管構造において、前記外管の4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記外管の4つのコーナー部に対峙する前記内管の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接される。
【0015】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
以下、図1〜図8を参照して、本発明の一実施の形態に係る昇降枠及び開口枠の伸縮管構造について説明する。なお、本実施の形態は、この昇降枠及び開口枠の伸縮管構造を、作業用足場台Aに適用した場合である。
図1に示すように、作業用足場台Aは、実質的に、上面に作業床面10を有する横長矩形板からなる足場板11と、それぞれ上端部が足場板11の左右端部に折り畳み連結機構12、13を介して折り畳み自在に連結されると共に、下端が床面14に載置される昇降枠15と開口枠16を具備する。
【0016】
ここに、昇降枠15は、図1、かつ、図3及び図4に示す側面視において、幅方向に所定の間隔を開けて垂直方向に伸延し、上端が足場板11の左端部に折り畳み連結機構12を介して連結される垂直部材の一例である一対の左、右支柱17、18と、左、右支柱17、18間に上下方向に間隔を開けて横架される横架部材の一例である複数の踏み桟19と、左、右支柱17、18の下端同士を連結する外管の一例である下部連結管20と、上端が左、右支柱17、18の中途部外側面に揺動自在に枢支されると共に下端が左、右支柱17、18の下端面より下方に伸延して床面14に接地可能な補助垂直部材の一例である左、右補助支柱21、22と、左、右補助支柱21、22と下部連結管20との間に介設され、左、右補助支柱21、22の幅方向の張り出し量を規制する内管の一例である左、右張り出し量調整管23、24とを具備する。
【0017】
左、右補助支柱21、22は、図1、図3〜図5に示すように、それぞれ、外管の一例である揺動脚25に対して内管の一例である伸縮脚26が入れ子式に、即ち、軸線方向に摺動自在に挿入されている伸縮管構造を有すると共に、伸縮脚26を任意の伸縮位置で固定することができる固定装置27を具備する。即ち、揺動脚25と伸縮脚26によって第1の伸縮管構造が形成される。
また、図1、図3〜図5に示すように、下部連結管20の両端部に対して左、右張り出し量調整管23、24を入れ子式に、即ち、軸線方向に摺動自在に挿入することによって伸縮管構造が形成されると共に、左、右張り出し量調整管23、24を任意の伸縮位置で固定することができる固定装置28を具備する。即ち、下部連結管20と左、右張り出し量調整管23、24とによって第2の伸縮管構造が形成される。
【0018】
一方、開口枠16は、図1に示すように、幅方向に所定の間隔を開けて垂直方向に伸延し、上端が足場板11の右端部に折り畳み連結機構13を介して連結される垂直部材の一例である一対の左、右支柱29、30と、左、右支柱29、30の下端同士を連結する下部連結管31と、上端が左、右支柱29、30の中途部外側面に揺動自在に枢支されると共に下端が左、右支柱29、30の下端面より下方に伸延して床面14に接地可能な補助垂直部材の一例である左、右補助支柱32、33と、左、右補助支柱32、33の幅方向の張り出し量を規制する左、右張り出し量調整管34、35とを具備する。なお、本実施の形態では、開口枠16の上部連結管は、足場板11の右端部によって形成されている。
【0019】
補助支柱32、33は、図1に示すように、それぞれ、外管の一例である揺動脚36に対して内管の一例である伸縮脚37が入れ子式に摺動自在に挿入されている伸縮管構造を有すると共に、伸縮脚37を任意の伸縮位置で固定することができる固定装置38を具備する。即ち、揺動脚36と伸縮脚37によって第1の伸縮管構造が形成される。
また、外管の一例である下部連結管31の両端部に対して内管の一例である左、右張り出し量調整管34、35を入れ子式に摺動自在に挿入することによって伸縮管構造が形成されると共に、左、右張り出し量調整管34、35を任意の伸縮位置で固定することができる固定装置39を具備する。即ち、下部連結管31と左、右張り出し量調整管34、35とによって第2の伸縮管構造が形成される。
【0020】
本発明は、上記した構成を有する作業用足場台Aにおいて、昇降枠15の伸縮管構造、及び、開口枠16の伸縮管構造を、横ゆれを確実に防止する構成としたことに特徴を有する。
まず、昇降枠15の伸縮管構造について説明すると、図3、図5及び図6に示すように、第1の伸縮管構造を形成する揺動脚25と伸縮脚26は、共に、中空矩形断面を有する。そして、図7に示すように、揺動脚25の内側をなす2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面40、41がそれぞれ形成されている。
一方、この第1の斜切接触面40、41を有する揺動脚25の2つのコーナー部に対峙する伸縮脚26の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面42、43がそれぞれ形成されている。
【0021】
そして、使用者が昇降枠15を利用して足場板11まで昇る際に昇降枠15に垂直方向又は水平方向の負荷がかかると、図5〜図7に示すように、固定装置27によって、第2の斜切接触面42、43が第1の斜切接触面40、41に向けてX方向に移動し、押圧状態に当接されることになる。従って、伸縮脚26のY方向の移動は確実に防止されることになり、伸縮脚26の幅方向の横ゆれを確実に防止することができ、使用者は安心して昇降枠15を昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0022】
上記したように、揺動脚25を伸縮脚26に対して第1及び第2の斜切接触面40、41、42、43を介して当接することによって、以下の効果も奏する。
▲1▼ 揺動脚25と伸縮脚26は共にコーナー部のみを斜切しただけなので、中空矩形断面とほぼ同様な断面係数を確保することができ、昇降枠の伸縮管構造の強度を高めることができる。
【0023】
▲2▼ 揺動脚25と伸縮脚26は共にコーナー部のみを斜切しただけなので、中空矩形断面と同様に全周が平坦面から形成され、条溝がないので、ゴミ等を除去しやすい。
▲3▼ 揺動脚と伸縮脚の一方に突条を設け、他方に突条を嵌入する嵌入溝を設ける場合と比較して、突条がないので、揺動脚25と伸縮脚26は変形しにくい。
【0024】
▲4▼ 第1及び第2の斜切接触面40、41、42、43が揺動脚25と伸縮脚26のコーナー部分に設けられているので、第1の斜切接触面40、41間の距離、及び、第2の斜切接触面42、43間の距離を十分に確保でき、捩じりモーメントがかかった場合でも、斜切接触面40、41、42、43にかかる面圧を小さくでき、この面からも昇降枠の伸縮管構造の強度を高めることができる。
▲5▼ 揺動脚25と伸縮脚26のコーナー部を斜切することによって、外観的に小さく見せることができ、昇降枠の伸縮管構造及び作業用足場台Aの美観を向上することができる。
【0025】
また、図1及び図5に示すように、第2の伸縮管構造を形成する下部連結管20と左、右張り出し量調整管23、24は、共に、中空矩形断面を有する。そして、図8に示すように、下部連結管20の上面側をなす2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面44、45がそれぞれ形成されている。
一方、図8に示すように、この第1の斜切接触面44、45を有する下部連結管20の2つのコーナー部に対峙する左、右張り出し量調整管23、24の上面側の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面46、47がそれぞれ形成されている。
【0026】
そして、使用者が昇降枠15を利用して足場板11まで昇る際に昇降枠15に垂直方向又は水平方向の負荷がかかると、図8に示すように、第2の斜切接触面46、47が対応する第1の斜切接触面44、45に押圧状態に当接されることになる。
ここで、図8に示すように、左、右張り出し量調整管23、24は下部連結管20に対して第1及び第2の斜切接触面44、45、46、47を介して当接されるので、下部連結管20は左、右張り出し量調整管23、24に対してX方向、即ち、押圧方向のみならずY方向、即ち、幅方向の横ゆれも確実に防止されることになる。従って、使用者は安心して昇降枠15を昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0027】
次に、開口枠16の伸縮管構造について説明すると、図示しないが、開口枠16の伸縮管構造において第1の伸縮管構造を形成する揺動脚36と伸縮脚37は、昇降枠15の揺動脚25と伸縮脚26と同様に相互に当接する第1及び第2の斜切接触面からなる横ゆれ防止構造を有している。従って、揺動脚36は地面に接地固定されている伸縮脚37に対して第1及び第2の斜切接触面を介して当接されるので、揺動脚36はX方向のみならずY方向、即ち、横幅方向の横ゆれも確実に防止されることになる。従って、使用者は安心して、開口枠16と反対側にある昇降枠15を利用して昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0028】
また、図示しないが、第2の伸縮管構造を形成する下部連結管31と左、右張り出し量調整管34、35は、昇降枠15の下部連結管20と左、右張り出し量調整管23、24と同様に相互に当接する第1及び第2の斜切接触面からなる横ゆれ防止構造を有している。従って、下部連結管31は地面に接地固定されている伸縮脚37を介して揺動脚36に連設されている左、右張り出し量調整管34、35に対して第1及び第2の斜切接触面を介して当接されるので、下部連結管31はX方向の縦ぶれのみならずY方向、即ち、横幅方向の横ゆれも確実に防止されることになる。従って、使用者は安心して、開口枠16と反対側にある昇降枠15を利用して昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0029】
図9及び図10に上記した揺動脚25と伸縮脚26を具備する昇降枠15の第1の伸縮管構造の変形例を示す。
図示するように、揺動脚25に対応する外管の一例である揺動脚50は、4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面51〜54がそれぞれ形成され、揺動脚50の4つのコーナー部に対峙する内管の一例である伸縮脚55の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面56〜59がそれぞれ形成されている。
【0030】
そして、図10に示すように、使用者が昇降枠15aを利用して足場板11まで昇る際に昇降枠15aに垂直方向又は水平方向の負荷がかかると、固定装置27aによって、第2の斜切接触面56、57が第1の斜切接触面51、52に向けてX方向に移動し、押圧状態に当接されることになる。従って、伸縮脚55の揺動脚50に対するY方向の移動は確実に防止されることになり、伸縮脚55の幅方向の横ゆれを確実に防止することができ、使用者は安心して昇降枠15aを昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0031】
また、図9において、揺動脚50と伸縮脚55の4つのコーナー部に第1及び第2の斜切接触面51〜54、56〜59を設けることによって、c点において第1及び第2の斜切接触面53、54、58、59を当接させることができると共に、d点において、第1及び第2の斜切接触面51、52、56、57を当接させることができる。即ち、軸線方向に間隔をあけた2点において揺動脚50に対する伸縮脚55を横ゆれを防止することができる。
また、下部連結管20と対応する下部連結管60と左張り出し量調整管23に対応する内管の一例である張り出し量調整管61についても、図9で示したように、4つのコーナー部に第1及び第2の斜切接触面を設けることによって、e点及びf点において、下部連結管60の第1の斜切接触面と張り出し量調整管61の第2の斜切接触面とを当接させることができる。即ち、軸線方向に間隔をあけた2点において、下部連結管60と張り出し量調整管61との間の横ゆれを防止することができる。従って、使用者はより安全に昇降枠15aを昇降したり足場板11上を移動することができる。なお、図9に示す左支柱17a、固定装置27aは、図1に示す左支柱17、固定装置27と対応する。
【0032】
図11に上記した実施の形態の変形例に係る昇降枠及び開口枠の伸縮管構造を有する作業用足場台A1を示す。
図示するように、本変形例に係る作業用足場台A1は、図1に示す作業用足場台Aと異なり、左、右補助支柱21、22、32、33に相当する補助支柱を具備していない。一方、図1に示す作業用足場台Aにおいて昇降枠15を形成する垂直部材17、18や、開口枠16を形成する垂直部材29、30に相当する垂直部材70〜73を、それぞれ、外管の一例である固定脚74と、内管の一例である伸縮脚75とからなる伸縮管構造によって構成している。なお、本変形例においても、垂直部材70、71と踏み桟76によって昇降枠77が構成されており、垂直部材72、73と上、下部連結管78、78aによって開口枠79が構成されている。
【0033】
そして、これらの固定脚74と伸縮脚75も、図1等を参照して説明してきた揺動脚25及び伸縮脚26と同様に、共に中空矩形断面を有し、かつ、固定脚74の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、第1の斜切接触面を有する固定脚74の2つのコーナー部に対峙する伸縮脚75の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成されている。
従って、昇降枠77や開口枠79において、垂直方向又は水平方向又は水平方向の負荷がかかった際、第2の斜切接触面が対応する第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることになり、固定脚74はX方向のみならずY方向、即ち、横幅方向の横ゆれも確実に防止されることになる。従って、使用者は安心して、開口枠79と反対側にある昇降枠77を利用して昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0034】
上記した実施の形態におけるその他の構成について説明すると、図1に示す作業用足場台Aにおいて、固定装置27、38は、本出願人が先に特開平9−177460号公報において開示した固定装置と同様な構成を有する。即ち、伸縮脚26、37の外側面にはラック溝が設けられ、このラック溝には、固定装置27、38内に設けられスプリングによって係合方向に付勢されたラック歯が着脱自在に係合されている。従って、伸縮脚26、37を任意の長さだけ伸長した後、固定装置27、38によってラック溝にラック歯を係合させることによって床面14からの足場板11までの高さを調整することができる。なお、図9に示す固定装置27aも同様な構成を有する。
【0035】
また、図1に示す固定装置28、39も、本出願人が先に特開平9−177460号公報において開示した固定装置と同様な構成を有する。即ち、図5において、左、右張り出し量調整管23、24の端部内側には、板ばねをU字状に曲げて収納配設しており、同板ばねの一端に凸部を形成し、この凸部を左、右張り出し量調整管23、24に形成した孔に係合させると共に、板ばねの他端に位置決めピン62を取付け、下部連結管20の側壁に設けた位置決め孔63及び左、右張り出し量調整管23、24に設けた貫通孔を挿通可能としている。なお、下部連結管20には複数の位置決め孔63、64が設けられている。
【0036】
かかる構成によって、位置決めピン62の先端部を下部連結管20の内部側に押し込み、位置決めピン62と位置決め孔63と貫通孔との嵌合状態を開放することにより、左、右張り出し量調整管23、24を摺動自在とすることができるようになっている。また、左、右張り出し量調整管23、24を摺動して、位置決めピン62が位置決め孔64の位置にくると、再び位置決めピン62と位置決め孔64及び貫通孔が嵌合状態となり、左、右張り出し量調整管23、24が下部連結管20より摺動できないようにして、左、右張り出し量調整管23、24の左右外側への張り出し量を調整できるようにしている。なお、図1に示す実施の形態では、位置決め孔63、64を左右2か所設けているので、左、右張り出し量調整管23、24の張り出し量をそれぞれ2段階に規制することができる。なお、図9に示す変形例においても、同様な位置決めピン65と位置決め孔66、67が設けられている。
【0037】
また、図1、図5において、左、右張り出し量調整管23、24の端部には短筒からなる受金68が枢ピン69により揺動自在に取付けられている。そして、受金68には揺動脚25が摺動自在に保持されている。従って、左、右張り出し量調整管23、24が伸縮しても、受金68が左、右張り出し量調整管23、24に対して揺動し、かつ、揺動脚25に対して摺動するので、左、右張り出し量調整管23、24を水平状態に保つことができる。
【0038】
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
【0039】
【発明の効果】
請求項1〜6記載の昇降枠及び開口枠の伸縮管構造においては、外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、外管の2つのコーナー部に対峙する内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面を形成し、昇降枠や開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、第2の斜切接触面が第1の斜切接触面に押圧状態に当接されるようにしている。従って、内管は外管に対して押圧方向に固定保持されるのみでなく、幅方向に固定保持されるので、幅方向の横ゆれも確実に防止されることになり、使用者は安心して昇降枠を昇降することができると共に、転倒や落下事故も確実に防止することができる。
【0040】
外管と内管は共にコーナー部のみを斜切しただけなので、中空矩形断面とほぼ同様な断面係数を確保することができ、昇降枠の伸縮管構造の強度を高めることができる。
外管と内管は共にコーナー部のみを斜切しただけなので、中空矩形断面と同様に全周が平坦面から形成され、条溝がないので、ゴミ等を除去しやすい。
外管と内管の一方に突条を設け、他方に突条を嵌入する嵌入溝を設ける場合と比較して、突条がないので、外管と内管は変形しにくい。
【0041】
第1及び第2の斜切接触面が外管と内管のコーナー部分に設けられているので、第1の斜切接触面間の距離、及び、第2の斜切接触面間の距離を十分に確保でき、捩じりモーメントがかかった場合でも、第1及び第2の斜切接触面にかかる面圧を小さくでき、この面からも昇降枠の伸縮管構造の強度を高めることができる。
外管と内管のコーナー部を斜切することによって、外観的に小さく見せることができ、昇降枠又は開口枠の伸縮管構造及びそれを用いた梯子、梯子兼用脚立、脚立、足場作業台、作業タワー等の美観を向上することができる。
【0042】
請求項2及び5記載の昇降枠及び開口枠の伸縮管構造においては、補助垂直部材を構成する内管と外管とからなる第1の伸縮管構造において、第1及び第2の斜切接触面を押圧状態に当接させることによって補助垂直部材の幅方向の横ゆれを確実に防止することができると共に、外管となる下部連結管と内管となる張り出し量調整管とからなる第2の伸縮脚構造において、第1及び第2の斜切接触面を押圧状態に当接させることによって下部連結管の幅方向の横ゆれを確実に防止することができる。従って、使用者はさらに安全に昇降枠を昇降したり足場板上で移動することができると共に、転倒や落下事故もより確実に防止することができる。
【0043】
請求項3及び6記載の昇降枠及び開口枠の伸縮管構造においては、外管の4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、外管の4つのコーナー部に対峙する内管の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、昇降枠や開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、第2の斜切接触面が対応する第1の斜切接触面に押圧状態に当接されるようにしている。従って、外管と内管は軸線方向に間隔をあけた2点において横ゆれを防止することができ、使用者はより安全に昇降枠を昇降したり、足場板上を移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る昇降枠及び開口枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る昇降枠及び開口枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る昇降枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の側面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る昇降枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の側面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る昇降枠の伸縮管構造の要部拡大側面図である。
【図6】図5のIII −III 線による矢視図である。
【図7】図3のI−I線による断面図である。
【図8】図3のII−II線による断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態の変形例に係る昇降枠の伸縮管構造における揺動脚と伸縮脚の要部拡大側面図である。
【図10】図9のIV−IV線による断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態の変形例に係る昇降枠及び開口枠を具備する作業用足場台の斜視図である。
【図12】従来の昇降枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の斜視図である。
【図13】従来の昇降枠の伸縮管構造における揺動脚と伸縮脚の断面図である。
【図14】従来の昇降枠の伸縮管構造を具備する作業用足場台の側面図である。
【符号の説明】
A 作業用足場台 A1 作業用足場台
10 作業床面 11 足場板
12 折り畳み連結機構 13 折り畳み連結機構
14 床面 15 昇降枠
15a 昇降枠 16 開口枠
17 左支柱 17a 左支柱
18 右支柱 19 踏み桟
20 下部連結管 21 左補助支柱
22 右補助支柱 23 左張り出し量調整管
24 右張り出し量調整管 25 揺動脚
26 伸縮脚 27 固定装置
27a 固定装置 28 固定装置
29 左支柱 30 右支柱
31 下部連結管 32 左補助支柱
33 右補助支柱 34 左張り出し量調整管
35 右張り出し量調整管 36 揺動脚
37 伸縮脚 38 固定装置
39 固定装置 40 第1の斜切接触面
41 第1の斜切接触面 42 第2の斜切接触面
43 第2の斜切接触面 44 第1の斜切接触面
45 第1の斜切接触面 46 第2の斜切接触面
47 第2の斜切接触面 50 揺動脚
51 第1の斜切接触面 52 第1の斜切接触面
53 第1の斜切接触面 54 第1の斜切接触面
55 伸縮脚 56 第2の斜切接触面
57 第2の斜切接触面 58 第2の斜切接触面
59 第2の斜切接触面 60 下部連結管
61 張り出し量調整管 62 位置決めピン
63 位置決め孔 64 位置決め孔
65 位置決めピン 66 位置決め孔
67 位置決め孔 68 受金
69 枢ピン 70 垂直部材
71 垂直部材 72 垂直部材
73 垂直部材 74 固定脚
75 伸縮脚 76 踏み桟
77 昇降枠 78 下部連結管
78a 下部連結管 79 開口枠
Claims (6)
- 横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材を、上下方向に間隔をあけて配設した複数の横架部材によって連結して昇降枠が構成され、前記各垂直部材が内管と外管からなる伸縮管構造となっている昇降枠の伸縮管構造において、
前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする昇降枠の伸縮管構造。 - 横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材と、上下方向に間隔をあけて横架される複数の横架部材と、前記垂直部材の下端同士を連結する下部連結管と、上端が前記垂直部材の中途部に揺動自在に枢支されると共に下端が前記垂直部材の下端面より下方に伸延して床面上に設置可能な補助垂直部材と、該補助垂直部材と前記下部連結管間に伸縮自在に介設され、前記補助垂直部材の横幅方向の張り出し量を規制する張り出し量調整管とから昇降枠が構成され、前記各補助垂直部材が内管と外管からなる第1の伸縮管構造を有すると共に前記下部連結管と前記張り出し量調整管によって内管と外管からなる第2の伸縮管構造が形成される昇降枠の伸縮管構造において、
前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする昇降枠の伸縮管構造。 - 前記外管の4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記外管の4つのコーナー部に対峙する前記内管の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記昇降枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする請求項1又は2記載の昇降枠の伸縮管構造。
- 横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材の上、下端部同士を連結して開口枠が構成され、前記各垂直部材が内管と外管からなる伸縮管構造となっている開口枠の伸縮管構造において、
前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする開口枠の伸縮管構造。 - 横幅方向に間隔をあけて立設した一対の垂直部材と、前記垂直部材の上下端同士を連結する上、下部連結管と、上端が前記垂直部材の中途部に揺動自在に枢支されると共に下端が前記垂直部材の下端面より下方に伸延して床面上に設置可能な補助垂直部材と、該補助垂直部材と前記下部連結管間に伸縮自在に介設され、前記補助垂直部材の横幅方向の張り出し量を規制する張り出し量調整管とから開口枠が構成され、前記各補助垂直部材が内管と外管からなる第1の伸縮管構造を有すると共に前記下部連結管と前記張り出し量調整管によって内管と外管からなる第2の伸縮管構造が形成される開口枠の伸縮管構造において、
前記内管と外管が共に中空矩形断面を有し、前記外管の4つのコーナー部のうち少なくとも隣り合う2つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記第1の斜切接触面を有する前記外管の2つのコーナー部に対峙する前記内管の2つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする開口枠の伸縮管構造。 - 前記外管の4つのコーナー部の内側に、軸線方向に伸延する広幅かつ平坦な第1の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記外管の4つのコーナー部に対峙する前記内管の4つのコーナー部の外側に、同様に軸線方向に伸延する広幅の平坦な第2の斜切接触面がそれぞれ形成され、前記開口枠に垂直方向又は水平方向の負荷がかかった際、前記第2の斜切接触面が対応する前記第1の斜切接触面に押圧状態に当接されることを特徴とする請求項4又は5記載の開口枠の伸縮管構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36463097A JP3955669B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36463097A JP3955669B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11182166A JPH11182166A (ja) | 1999-07-06 |
JP3955669B2 true JP3955669B2 (ja) | 2007-08-08 |
Family
ID=18482281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36463097A Expired - Fee Related JP3955669B2 (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3955669B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4955456B2 (ja) * | 2007-05-21 | 2012-06-20 | 紀美代 中尾 | 多段梯子 |
FR2928402B1 (fr) * | 2008-03-10 | 2010-12-17 | Escalux | Pied reglable autobloquant |
JP6634238B2 (ja) * | 2015-08-12 | 2020-01-22 | 長谷川工業株式会社 | アウトリガー式脚装置 |
KR102311759B1 (ko) * | 2019-12-30 | 2021-10-12 | 안예원 | 사다리 장치 |
CN117822857A (zh) * | 2023-03-29 | 2024-04-05 | 周雅基 | 一种建筑施工平台 |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP36463097A patent/JP3955669B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11182166A (ja) | 1999-07-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0791122B1 (en) | Mobile folding stage | |
US5594961A (en) | Adjustable height bed | |
JP3955669B2 (ja) | 昇降枠及び開口枠の伸縮管構造 | |
JP2990376B2 (ja) | 折畳み足場装置とその高さ調整方法 | |
CA1266697A (en) | Apparatus for effecting movement of a scaffolding stage | |
US7210558B2 (en) | Scaffold having detachable ladder assembly | |
JP3429655B2 (ja) | 作業用足場台 | |
KR101174553B1 (ko) | 절첩 가능한 계단식 안전사다리 | |
KR100663039B1 (ko) | 접철식 사다리 | |
KR20100021718A (ko) | 접이식 작업발판 | |
KR102272103B1 (ko) | 발판이 승하강되는 사다리 | |
JP3199998B2 (ja) | 折畳式足場 | |
JP4476044B2 (ja) | 梯子用足場 | |
KR100937838B1 (ko) | 절첩 가능한 계단식 사다리 | |
JP3396667B2 (ja) | 手摺付き脚立 | |
JP3650897B2 (ja) | 折り畳み式脚立 | |
JP3938997B2 (ja) | 開脚機能を有する昇降枠及び開口枠 | |
JPH0115792Y2 (ja) | ||
US6830129B1 (en) | Drywall bench step | |
KR200393157Y1 (ko) | 접철식 사다리 | |
JP3906999B2 (ja) | 移動式足場 | |
KR20060110136A (ko) | 사다리 | |
KR20100048441A (ko) | 이동식 작업용 지지 장치 | |
JP5305432B2 (ja) | 移動足場 | |
CA2203698C (en) | Mobile folding stage |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070410 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110511 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120511 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130511 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140511 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |