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JP3951204B2 - 被記録体保持方法 - Google Patents

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JP3951204B2
JP3951204B2 JP29127298A JP29127298A JP3951204B2 JP 3951204 B2 JP3951204 B2 JP 3951204B2 JP 29127298 A JP29127298 A JP 29127298A JP 29127298 A JP29127298 A JP 29127298A JP 3951204 B2 JP3951204 B2 JP 3951204B2
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リギオ 脇
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リギオ 脇
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、フィルムや感光材料等被記録材の保持方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
従来、同一出願人よる、吸引用小孔を有する薄板を通気路をもたらして張り合わせ、フィルムの側端からネガとガラスとの間にあるエアーを吸引させてネガをガラス板に吸着させる特許第1613317号のほか、特願昭63−317257号、特願平2−63462号などがある。さらにこれらを改良したものとして、同一出願人よるネガの平面保持法(特開平7−239516号)がある。ベース本体にスポンジマスクを有する各種ネガサイズ別のマスクプレートを着脱交換自在とし、その位置決め用とベース本体の隙間を一定に保持するためのピンをもたらす構成で、ネガの側端に対応する位置のスポンジマスクにあけられた小孔からネガとガラスの間にある残留空気を排出し、ネガをガラスに吸着する技術である。本発明によりマスクプレートを交換することによりネガのサイズに応じてネガをガラスに吸着可能となった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
作業効率などの点で、従来の吸着方法よりもさらに迅速にフィルムを台板に吸着する必要があった。また、ガラスなどの台板の上にフィルムを置いてその上部よりマスクプレートを重ねて吸引し、ガラス上にフィルムを吸着させる場合は、いろいろなサイズに応じてガラス上に位置あわせ用の印をつけるとその印が映り込んでしまうため印をつけることができない。そのためガラス上にフィルムを設置する時にその位置あわせが難しいという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、フィルム等の被記録体の記録領域をくり貫きかつ該被記録体の周辺部から空気を吸引する吸引孔を有するマスク部材を、該被記録体に対して台板と反対側から重ねて該被記録体を台板に吸着させる被記録体吸着保持法において、該マスク部材と略同じ位置に吸引孔とくり貫かれた記録領域を有するシート状の吸着補助部材を被記録体とマスク部材の間に設けることによって従来の間穎点を解決しようとしている.
【0005】
【作用】
従来例はフィルムの記録部に対応する開口部をもち、かつフィルムの周辺位置に吸引用の小孔を有するマスクプレートを吸着したいガラスに対しフィルムを挟むように重ねてマスクプレートの小孔からエアーを排出すると、フィルムの周辺からガラスとフィルムの間のエアーが排出されガラスにフィルムが吸着されるものであった。本発明は上記マスクプレートとフィルムの間にさらにシート状の吸着補助部材を挟むものである。このシート状の吸着補助部材はマスクプレートとほぼ同じ位置にフィルムの記録部に対応する開口部と吸着用の小孔を有しているので、機能としては従来のマスクプレートに近いものだが、さらに柔軟なシート状であるのでエアー排出の際すばやく動き、フィルムとガラスとの間のエアーを排出させることができる。またこの吸着補助部材自身もフィルムの周辺を挟んでガラスに密着するためフィルムの吸着の際その周りを密封する効果も大きい。さらにガラス等台板の上にフィルムを設置してその上部よりマスクプレートを重ねる場合では、この吸着補助部材の開口部を目安にフィルムをガラスに置くことができるので、従来例の問題点であった位置あわせの問題も解決できる。
【0006】
【実施例】
図1は本発明の実施例1の説明図である。1は下板であってその上にガラス2が両面テープ等によって接着されている。ガラスにはアンチニュートンガラス板を用いている。下板1にはガラス2の下に対応する位置に図示せぬくり貫いた開口部がある。ガラス2の上には点線で示すフィルム3がセットされている。さらにその上には透明シートで形成される吸着補助部材であるマスクシート4がピン5によって固定されている。このマスクシート4はフィルム3の画像部に対応する大きさで開口部が設けられ、またフィルムの外周の位置に対応する位置に小孔6が複数あけられており、フィルムのサイズ等に応じて交換可能となっている。本実施例ではPETフィルムをもちいているが、ナイロン、シリコンゴム、塩ビフィルム、等が使用可能である。
【0007】
下板1には蝶番7によって上板8が開閉可能に接続されており、上板8にはマスクプレート9がピン10によって位置決めされており図示せぬ磁石プレートにより上板に固定されており、フィルムのサイズ等に応じて交換可能となっている。マスクプレート9には上板を下板1に重ねたときにマスクシート4の開口部と小孔6の位置に正確に重なるように吸着用小孔11と開口部12が設けられている。13はゴムチューブで図示せぬ吸引ポンプによってエアーを吸引するためのもので、上板のエアー排出部に接続されており、このエアー排出部は図示せぬ通気路によってマスクプレート9の吸着用小孔にエアーもれがないように接続されている。
以下、本実施例の動作について説明する。
【0008】
本実施例は下板1のさらに下部にライトボックス、ストロボ等の露光装置を備えるものの上に設置して、上部に位置する記録部、たとえば印画紙などの感光材やCCDなどのデジタル入力部などを備える記録装置に用いられるものである。
まず使用者は使用するフィルムのサイズに応じたマスクシート4およびマスクプレート9を下板1、上板8にそれぞれ設置する。上板8を開いた状態にしておいて、ガラス2の上にフィルム3をセットする。セットの方法はマスクシート4を半分程度持ち上げて開口部との位置関係を基準にフィルムの位置を決定する。位置が決定したらマスクシート4を静かに降ろす。マスクシート4は透明のシートでできているので柔らかく、この位置あわせは非常に容易に行うことができる。次に上板8を閉める。上板にセットされたマスクプレート9の開口部12および吸引小孔11はマスクシート4の開口部と小孔6と重なる。図示せぬ吸引ポンプを動作させると、ゴムチューブを通して上板のエアー排出部、通気路(いずれも図示せず)を通じてマスクプレート9の吸着用小孔からエアーが吸引される。さらにマスクプレート9の吸着用小孔はマスクシート4の小孔6と重なっているので結局はマスクシート4下のフィルム3の外周付近のエアーを吸引する。ここでマスクシート4は柔軟な素材でできているためにエアー排出とともに、マスクシート4自体がガラス2に張り付いていく。この効果によってマスクシートがフィルムの外周をガラスと密封することになり、ガラスとフィルムの間にあるエアーを吸引する効率を非常に大きくすることができる。
【0009】
本発明は上記実施例のごときフィルムを固定しその上部から記録する装置だけでなく、たとえばフィルムのデュープにも使用できる。デュープとは複製したいフィルムと未感光のフィルムを重ねて露光することによりフィルムを複製するものであるが、たとえば実施例1のガラスの上に複製したいフィルムと未感光のフィルムを重ねてセットし、上記したように吸着動作を行えば、まったく同じ原理で2枚のフィルムとガラスを吸着させることができる。その上でその上部から適正な露光を行うことによりデュープを行うことができる。通常2枚のフィルムと台板をぴったりと吸着することは困難であるが、本発明はこれを実現させることができ、長時間の露光でもフィルムは固定されつづけることができ、ブレ等のない非常に高品位な複製フィルムを作成することが可能である。
【0010】
実施例2として、図2で上記デュープ用フィルム吸着装置を説明する。
下板1にはガラス板2が接着されておりその上に密着用フレーム14が接着されている。このフレームの開口部15は4X5の感光フィルムのサイズになっており、さらに半月上のくり貫き部16が施されている。この開口部15に感光フィルムをセットしてその上から図の下に記したマスクシート4に被複写フィルムをテープ等で接着して重ねる。上板8にはマスクプレート9がセットされ被複写フィルムの大きさに開口部12を有しさらにその外周部に吸着用小孔11が施されている。またマスクシート4、マスクプレート9には密着用フレーム14の半月状くり貫き部16に対応する位置に吸着用小孔17、18がそれぞれ施されている。マスクプレート9、及び上板8には図示せぬ通気路が施されており、吸着用小孔12,18は図示せぬエアー排出部につながっている。ゴムチューブ13はこのエアー排出部に接続されており、他の端は吸引ポンプに接続されている。
【0011】
まず感光フィルムを密着用フレーム14の開口部15に落とし込み、セットする。被複写フィルムはマスクシート4の開口部を目安にこのマスクシート4にテープ等で固定する。そしてこのマスクシート4をピン5によってセットする。さらに上板を閉めて下板と重ね、吸引用ポンプのスイッチをいれる。吸引用ポンプによってマスクプレートの吸着用小孔18と11からエアーが排出される。吸着用小孔18は密着用フレーム14の半月状くり貫き部16に重なっており、このエアー排出効果によって感光フィルムはガラス2に吸着密着され、マスクプレートの吸着用小孔12によるエアー排出によって、被複写フィルムが感光フィルムに吸着される。このような状態で上部から露光すれば非常に再現性の優れた複写を行うことができる。
【0012】
この実施例によれば感光フィルムをガラスに吸着することにより平面性をあげることができるだけでなく、被複写フィルムを感光フィルムに吸着することができるので、非常にシャープなデュープを行うことができる。
またこの実施例2によれば密着用フレーム14を取り去れば、実施例1の複写撮影用フィルム保持装置として使用できるという利点もある。
【0013】
実施例3を図3を用いて説明する。図3は引伸ばし機に用いるネガキャリアであり、下板1にマスクプレート9がネガ記録部サイズにくり貫かれた開口部を持ちかつ吸引用小孔を複数持っている。その上にマスクシート4がピン5で固定されている。マスクシート4にはマスクプレート9と同じ位置に開口部と吸引用小孔6が設けられており、材質としてPETフィルムを使用している。下板の裏側には図示せぬエアー排出部があり、図示せぬ通気路によって吸着用小孔6と通じており、エアー排出部はゴムチューブ13に接続され、図示せぬ吸引ポンプに接続されている。上板8には開口部がくり貫かれており、アンチニュートンガラス2が貼り付けられている。このネガキャリアにネガフィルムを挟み引伸ばし機に装着するわけだが、その吸着方法は、ネガフィルムをマスクシートの上に開口部を目安にセットする。
【0014】
そして上板を下板に重ねて図示せぬ吸着ポンプを動作させるとゴムチューブを、エアー排出部を経由してマ
スクプレート9、マスクシート4の吸着用小孔6からエアーが吸引される。それによってガラス2とセットしたネガフィルムとの間の残留エアーが排出され、ネガフィルムはガラスに吸着される。そのときマスクシート4はその柔軟性によりガラスとネガフィルムの外周を密着することによりその吸着効率を著しく高める効果がある。このような状態で引伸ばし機にこのネガキャリアをセットし引伸ばし作業をおこなうと、ネガフィルムが平面性が良好に保持されているのでブレやピントぼけがない非常にシャープが引伸ばしが実現できる。また露光時間を短縮することも可能となり、作業の効率化も図れる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によればフィルムをガラス等の台板に非常に効率よくかつ強力に吸着すること可能となる。またデュープにも使用することができる。
これによって、引伸ばし、複写撮影、デュープ等の画像の品位を向上させかつ、非常に効率よく作業することが可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の説明図である。
【図2】本発明の第二の実施例の説明図である
【図3】本発明の第三の実施例の説明図である
【符号の説明】
1 下板
2 ガラス
3 フィルム
4 マスクシート
5 ピン
6 吸着用小孔
7 蝶番
8 上板
9 マスクプレート
10 位置決め用ピン
11 吸着用小孔
12 開口部
13 ゴムチューブ
14 密着フレーム
15 開口部
16 半月状くり貫き部
17 吸着用小孔

Claims (1)

  1. フィルム等の被記録体の記録領域をくり貫きかつ該被記録体の周辺部から空気を吸引する吸引孔を有するマスク部材を、該被記録体に対して台板と反対側から重ねて該被記録体を台板に吸着させる被記録体吸着保持法において、該マスク部材と略同じ位置に吸引孔とくり貫かれた記録領域を有するシート状の吸着補助部材を被記録体とマスク部材の間に設けることを特徴とする被記録体保持方法。
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