JP3948397B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速信号伝送に適したコネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速伝送用コネクタの典型的技術として以下に示すものが提案されている。
【0003】
(イ)信号コンタクトの列間にグランドプレートを設ける構造(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
(ロ)ピンコンタクトをグリッド状、あるいは、千鳥状に配列し、ピン配列により信号コンタクトをグランドコンタクトで囲む構造(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
(ハ)ハウジング表面をプラスチックメッキ等を用いてグランド化する構造(例えば、特許文献3、参照)。
【0006】
従来技術の一例(特許文献1)に係るコネクタを図5乃至6に基づいて説明する。この図5乃至図6に示すコネクタは、複数のコンタクト用の穴53が等間隔に複数列にわたって形成された絶縁体から成るコネクタ本体51と、このコネクタ本体51の前記各穴53に圧入装備されたコンタクト52とを備えている。コネクタ本体51内の各穴53の列相互間および外側には、導電性部材からなるプレート部材としての金属プレート54が装備されている。
【0007】
これを更に詳述すると、この図5乃至図6に示す例において、複数のコンタクト用の穴53は3列に格子状に形成され、それぞれの穴にコンタクト52が圧入されている。各列の間には金属プレート54が長手方向全体にわたって挿入されている。この金属プレート54は、複数のコンタクト52がコネクタ本体51から露出してプリント基板55に至る間の空間に、このコンタクト52に沿って延設されている。この金属プレート54は、プリント基板55を介して接地されている。この金属プレート54は、コネクタ本体51のモールド成形時にインサートモールドにより組込まれているが、コネクタ本体51形成後に圧入してもよい。
【0008】
図6は図5のB−B断面図であり、コンタクト52はプリント基板55に接続されており、電気信号は基板55から当該コネクタ及び相手コネクタを介して相手コネクタと接続されているプリント基板55へと伝達される。
【0009】
このように、図5ないし図6に示す例にあっては、以上説明したように、コンタクト52用の穴53の長手方向の列間に金属プレート54を挿入したため、列間でのクロストークを確実に低減し、信号の高速化に対して安定した伝送特性を得ることができる。
【0010】
また、金属プレート54がプリント基板に渡って延設されているために、とくにコネクタ本体51からプリント基板55に至る空間部におけるコンタクト52部分でのクロストークを有効に防止することができ、又外部への雑音信号の放出を有効に防止し得るという利点がある。
【0011】
次に、従来技術のもう一つの例(特許文献2)について説明する。
【0012】
図7(a)および(b)は、特許文献2によるコネクタに用いられるプラグ側コンタクトおよびレセプタクル側コンタクトを夫々示す斜視図である。
【0013】
図7(a)において、特許文献2におけるコネクタに用いられるプラグ側コネクタのコンタクト(以下、プラグ側コンタクトと呼ぶ)70は、信号用コンタクト61とグランド用コンタクト63とが相互に対向するようになっている。他方、図7(b)において、レセプタクル側コネクタのコンタクト(以下、レセプタクル側コンタクトと呼ぶ)80は、直立した信号用コンタクト71と、信号用コンタクト71の両平面部および一方の側面部夫々に離間状態で対向するように、横断面形状がコ字状のグランド用コンタクト73とから構成される。即ち、グランド用コンタクト73は、信号用コンタクト71の両平面部および一方の側面部を囲むようになっている。
【0014】
次に、上記両コンタクト70および80をそれぞれ、インシュレータ65に組込んで、プラグ側コネクタおよびレセプタクル側コネクタとして構成したものについて説明する。
【0015】
図8は、特許文献2によるプラグ側コネクタを示す一部破断の斜視図、図9は、特許文献2のレセプタクル側コネクタを示す一部破断の斜視図である。
【0016】
まず、プラグ側コネクタの構成について説明する。図8において、プラグ側コネクタ60は、インシュレータ65に複数のプラグ側コンタクト70(61,63)が植設されてなる。インシュレータ65は、長方形状の底面部65aと、その周囲に立設された側壁部65bとを有している。底面部65aには、コンタクト挿通孔65cがコネクタの長手方向に所定の間隔をおいて形成されている。また、この挿通孔65cの脇には挿通孔65cをコネクタ長手方向に挟むように立設部65dが設けられている。各立設部65dのコネクタの幅方向側の面には、夫々係合凹部65fが形成されている。これらの係合凹部65fには、挿通孔65cからインシュレータ65内に向けて延在する信号用コンタクト61とグランド用コンタクト63が夫々立設部65dを挟んで背中合わせになるように嵌り込んでおり、各コンタクト61、63は立設部65dによって立設保持された状態となっている。
【0017】
次に、特許文献2におけるレセプタクル側コネクタの構成について説明する。
【0018】
図9において、レセプタクル側コネクタ90は、インシュレータ75に複数のレセプタクル側コンタクト80が植設されてなる。インシュレータ75の幅方向中央部には、長手方向に向けて延在し、かつ、上面側に開口する溝部77が形成されている。溝部77内には、信号用コンタクト71およびグランド用コンタクト73が、図7に示した位置関係を保った状態で立設保持されている。
【0019】
尚、このレセプタクル側コネクタ90のインシュレータ75は、図8に示すプラグ側コネクタ60の側壁部65bによって囲まれた空間内に嵌合されるものである。
【0020】
次に、プラグ側コネクタ60とレセプタクル側コネクタ90との嵌合接続状態を説明する。
【0021】
図10は、上記プラグ側コネクタとレセプタクル側コネクタの嵌合状態を示す横断面図である。
【0022】
図10において、プラグ側コネクタ60のインシュレータ側壁部65bによって規定された空間内に、レセプタクル側コネクタ90を嵌合すると、プラグ側コネクタ60の信号用コンタクト61は、レセプタクル側コネクタ90の信号用コンタクト71に接触する。
【0023】
同様に、プラグ側コネクタ60のグランド用コンタクト63も、レセプタクル側コネクタ90のグランド用コンタクト73の一対の対向面の一方の面側に接触した状態となる。即ち、両コネクタの信号用コンタクト61、71はレセプタクル側コネクタ90のグランド用コンタクト73によって3方を囲まれた状態となっている。したがって、この信号用コンタクト61とグランド用コンタクト75との離間距離を変更(調整)することにより、最適な特性インピーダンスを得ることができる。
【0024】
また、図10から分るように、隣り合う信号用コンタクト71同士の間は、グランド用コンタクト73でシールドされた状態となり、クロストークの発生を抑制することができる。
【0025】
さらに、従来技術のさらにもう一つの例(特許文献3)について説明する。
【0026】
図11は特許文献3によるマザーボード側コネクタの斜視図である。なお、ハウジングの一部は切断面とされている。マザーボード側コネクタ101は、ほぼU形断面のハウジング102と、このハウジング102に一定の間隔をおいて保持された複数の信号コンタクト103と、これらの信号コンタクト103間に一定の間隔をおいて保持されたグランドコンタクト104とを備えている。このマザーボード側コネクタ101の端子部103aは図示しないマザーボード(図示せず)に接続される。
【0027】
図12は特許文献3によるドータボード側コネクタの組付状態を示す斜視図、図13はその分解斜視図、図14は図13のXIV−XIV矢視断面図である。
【0028】
ドータボード側コネクタ(コネクタ)105は、ハウジング110と、ユニットインシュレータ(インシュレータ)120と、信号コンタクト130と、グランドプレート(グランドコンタクト)140と、シールドプレート(導電性ターミナル)150とを備えている。
【0029】
ハウジング110は、ほぼ直方体形状であり、熱可塑性樹脂によって成形されている。このハウジング110には、信号コンタクト130の一部を保持する信号コンタクト保持孔111と、グランドプレート140の一部を保持するグランドプレート保持溝112と、シールドプレート150の一部を保持するシールドプレート保持穴113とがそれぞれ形成されている。
【0030】
信号コンタクト保持孔111はマザーボード側コネクタ101の信号コンタクト103に対向して格子状に配置されている。
【0031】
グランドプレート保持溝112はマザーボード側コネクタ101のグランドコンタクト104に対向するように配置されている。このグランドプレート保持溝112には左又は右(幅方向)へ延びるスリット14が形成されている。
【0032】
ユニットインシュレータ120は板状であり、ユニットインシュレータ120には大きさの異なる複数の信号コンタクト130が保持されている。このユニットインシュレータ120から後述する信号コンタクト130の接触部131と端子部132とが外部へ露出している。
【0033】
ユニットインシュレータ20には信号コンタクト130に複数のスリット121が形成されている。スリット121はユニットインシュレータ20の厚さ方向に貫通している(図14参照)。
【0034】
また、ユニットインシュレータ120の上面120a及び後面120bにはそれぞれ凸部122,123が形成されている。
【0035】
更に、ユニットインシュレータ120の外壁面及びスリット121の内壁面にはプラスチックめっき(導電層)125が施されている。このプラスチックめっき125はグランドとして機能する。
【0036】
グランドプレート140は金属板をプレスで打ち抜き、表面加工した後、曲げ加工して形成される。
【0037】
このグランドプレート140は、基部141と第1の圧入部142と第2の圧入部143とマザーボード側コネクタ101のグランドコンタクト103に接触可能な接触部144とを備えている。圧入部142,143及び接触部144は基部141に対してほぼ直角に曲げられている。接触部144は弾性変形可能である。
【0038】
シールドプレート150はL字形断面をしている。このシールドプレート150は金属板をプレスで打ち抜き、表面処理をした後、曲げ加工によって製造される。
【0039】
シールドプレート150の一方には、ユニットインシュレータ120の凸部122を嵌合させるための複数の孔151が形成されているとともに、ドータボード(図示せず)のスルーホールに挿入される複数の端子部152がそれぞれ形成されている。
【0040】
シールドプレート150の他方には、ユニットインシュレータ120の凸部123を嵌合させるための複数の孔153が形成されているとともに、ハウジング110のシールドプレート保持穴113に圧入される複数の圧入部154が形成されている。
【0041】
端子部152はスルーホール径のばらつきに対処できるようにコンプライアント端子になっている。また、圧入部154はシールドプレート保持穴113からシールドプレート150が容易に抜けないようにするための圧入突起155を有する。
【0042】
信号コンタクト130は金属板をプレスで打ち抜いて図示しないキャリアとともに成形される。信号コンタクト130は、ドータボード(図示せず)のスルーホールに挿入される複数の端子部132と、マザーボード側コネクタ1の信号コンタクト3と接触する接触部131と、端子部132と接触部131とを結ぶ図示しないL字形状の中間部とで構成される。
【0043】
端子部132はスルーホール径のばらつきに対処できるようにコンプライアント端子になっている。
【0044】
インサート成型はキャリアを付けたままの状態で行なわれ、インサート成型後にキャリアが切断される。そのため、信号コンタクト130同士が確実に一定の間隔をおいて配置される。
【0045】
上記構成のドータボード側コネクタ105を組み立てるとき、まず、ユニットインシュレータ120のスリット121にグランドプレート140の第1の圧入部142を圧入する。このとき、グランドプレート140がユニットインシュレータ120のプラスチックめっき125に接触する。
【0046】
その後、グランドプレート140を組み込んだユニットインシュレータ120を所定枚数(例えば6枚)だけ積層する。
【0047】
次に、ユニットインシュレータ120の凸部122をシールドプレート150の孔151に嵌合させるとともに、ユニットインシュレータ120の凸部123をシールドプレート150の孔153に嵌合させ、複数のユニットインシュレータ120をシールドプレート150に保持させる。その結果、複数のユニットインシュレータ120がシールドプレート150によって位置決めされる。このとき、ユニットインシュレータ120のプラスチックめっき125がシールドプレート150に接触する。
【0048】
次に、シールドプレート150の圧入部154をハウジング110のシールドプレート保持穴113に圧入すると同時に、信号コンタクト130の接触部131及びグランドプレート140の接触部144をハウジング110の信号コンタクト保持孔111及びスリット114にそれぞれ挿入する。このとき、グランドプレート140の圧入部142,143はスリット114に圧入されることになる。
【0049】
その結果、ユニットインシュレータ120とシールドプレート150とがハウジング110に固定される。
【0050】
上記のように組み立てられたドータボード側コネクタ105をマザーボード側コネクタ101に嵌合したとき、接触部131はマザーボード側コネクタ101の信号コンタクト103に接触し、2つの回路基板が電気的に接続され、両コネクタ101,105を介して信号の授受が可能になる。
【0051】
また、ドータボード側コネクタ105をマザーボード側コネクタ101に嵌合したとき、接触部144はマザーボード側コネクタ101のグランドコンタクト104に接触し、2つの回路基板間に共通のグランドラインが形成される。
【0052】
【特許文献1】
特開平5−234642号公報
【0053】
【特許文献2】
実用新案登録第2597637号公報
【0054】
【特許文献3】
特開2001−217052号公報
【0055】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記(イ)及び(ロ)による高速伝送用コネクタでは、グランド間に信号から比較的近い距離に隙間ができたり、信号(コンタクト)を囲むグランドコンタクトが別部品になることにより、囲う面によって電位が異なる可能性が出てしまい、基準電位としてのグランドの効きが弱く、クロストークやインピーダンス不整合の要因となりうる。
【0056】
一方、上記(ハ)による高速伝送用コネクタでは、熱や摩擦の悪影響を回避する為、実装部や嵌合部に接続端子(或いは、接触端子)を別に設けたりする必要が出てきてしまい、部品点数増加によるコストアップやグランド別体化によるグランド効果の低下の可能性がある。
【0057】
そこで、高速伝送用コネクタにおいては、多大なスペースを取らずに部品もさほど増えずに、低コストな製法にて、完全シールド構造に近く、且つインピーダンス整合を取り易い構造にする必要がある。
【0058】
また、超高速化した信号を用いる場合には、あまり信号数が多い用途では、用いられる可能性は低いものの、シールド構造の形成にあまりにスペースを取ってしまう様では、今日のコネクタの小型軽量化の流れに逆行し、市場価格を落としかねない。
【0059】
したがって、コネクタの大きさをあまり大きくしない様にするためには、信号を囲うグランドの大きさも制限されるために、信号コンタクトの厚みや板幅若しくは誘電体の材料の如何による。
【0060】
しかしながら、誘電体材料は、基板実装がある場合、熱の問題がある為、あまり自由度はない。また、信号コンタクトの板幅は接触信頼性の問題から、あまり幅を狭くできない。そこで、コンタクト等の板厚を薄くしても機械的・電気的に安定した接続ができる構造を提案する必要がある。
【0061】
そこで、本発明の一技術的課題は、信号ラインが各信号要素ごとに連続した一枚板のグランドで、隣接する信号や信号ペアのある方向は、ほぼ完全に遮蔽されているため、グランドの効きを発揮し易く、クロストークをより低減できるコネクタを提供することにある。
【0062】
また、本発明のもう一つの技術的課題は、コンタクトの板厚が薄くなっても、ピンコンタクトとしての強度を保ち、インピーダンスも管理し易いコンタクトを備えたコネクタを提供することにある。
【0063】
また、本発明のさらに、もう一つの技術的課題は、プレスによる打ち抜きやエッチングで作ることでコンタクト幅は設定し易く、モールド時にインシュレータに穴が開くことで、誘電率が違う区間に対しても対応し易いコネクタを提供することにある。
【0064】
また、本発明の別の技術的課題は、プレスなどで容易に加工でき、圧入片を設けたりダボを設けるなど加工が容易で低コストであり、さらに、位置出しや保持もし易く、また、4面グランドに近い電気的性能を出すことができるコンタクトを備えたコネクタを提供することにある。
【0065】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、基板に搭載されて用いられるコネクタにおいて、前記コネクタは、信号コンタクトと、グランドコンタクトと、これらを保持固定するインシュレータとを備え、前記信号コンタクトは略L字状に形成され、L字の一方に相手側のコネクタと接続する接触部と、L字の他方に基板と接続する端子部と、前記端子部よりも幅広で、基板と平行に且つ所定距離離間した基板並走部とを備え、前記グランドコンタクトは略コ字状に形成され、コ字の底部に相手側と接続する接触部と、コ字の開放側に基板と接続する一対の端子部と、コ字の底部両側に、インシュレータへ圧入保持される一対の圧入部と、コ字の開放側にグランドコンタクトを位置決めする一対の位置決め部とを備え、前記一対の圧入部は、前記コンタクトのピッチ方向である前記インシュレータの幅方向への位置決めを行い、前記一対の位置決め部は前記インシュレータの幅方向と直交するインシュレータの厚さ方向の位置決めを行い、前記信号コンタクトの2本一対が前記グランドコンタクトのコ字内に配置され、前記グランドコンタクトの一対の端子部間内に前記一対の信号コンタクトの端子部を配設したことを特徴とするコネクタが得られる。
【0067】
また、本発明によれば、前記コネクタによって構成されていることを特徴とするプラグコネクタが得られる。
【0068】
また、本発明によれば、前記コネクタによって構成されていることを特徴とするレセプタクルコネクタが得られる。
【0069】
また、本発明によれば、前記コネクタを互いに嵌合するプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタとして一対備えたコネクタ装置であって、嵌合の際に前記一対のコネクタの内の一方の信号コンタクトは、他方のコネクタの信号コンタクトと互いに接触するように、前記接触部にバネ性を備え、前記一対のコネクタの内の一方のグランドコンタクトは、他方のコネクタのグランドコンタクトと互いに接触するように、前記接触部にバネ性を備えるとともに前記グランドコンタクトには、前記一対の信号コンタクトに対応するように一対の接触部が設けられていることを特徴とするコネクタ装置が得られる。
【0070】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0071】
図1は本発明の実施の形態による高速伝送用コネクタのレセプタタクルコネクタを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図,(d)は側面図である。
【0072】
図2(a)は図1のレセプタクルコネクタの分解組立斜視図、図2(b)は図2(a)のグランドコンタクトの部分断面斜視図である。
【0073】
図1及び図2を参照すると、レセプタクルコネクタ10は、インシュレータ3と、インシュレータ3内に圧入された信号コンタクト1と、その周囲を囲うように設けられたグランドコンタクト2とを備えている。
【0074】
図2(a)に最も良く示されるように、信号コンタクト1は一枚板からの打ち抜き及び折り曲げプレス加工によって形成されたL字形状を備え、幅方向に突出した圧入部1a,1aを備えた支持部1bと、支持部1bの先端に山形をなすように形成されたバネ性を備えた接触部1cと、支持部1bの後端に、上方にL字形状を為すように折り曲げて形成された基板並走部1eと、基板並走部1eからやや後方に折れ曲がった先端からこの先端よりも細く且つ上方に延在する実装端子部1dとを備えている。信号コンタクト1は、2本づつインシュレータ3の幅方向に並んで、上下2列設けられている。
【0075】
また、グランドコンタクト2は略コの字状(U字状)の一枚板の折り曲げ及び打ち抜きプレス加工によって形成された略コの字状(U字状)の金属板からなり、切り込みと山形の折り曲げによって幅方向に並んで設けられた一対のバネ性を備えた接触部2cを備えた底面部2bと、両側面部2gとを備えている。側面の穴部2dの形成とともに底面部と一体に圧入部2aが形成されて、この左右の側面部2gの折り曲げ起こし形成の際に、この穴部2dから外方に向かって圧入部2a,2aが、左右両側に対称的に突出して設けられている。この圧入部2a,2aは、インシュレータ3へのグランドコンタクト2の固定と、インシュレータ3の幅方向への位置決めに寄与する。また、互いに対向する側面部2gの夫々の上面から突出して、インシュレータ3に圧入された際のインシュレータの厚さ方向の位置決め用の突出部2h,2hが形成されている。この突出部2h,2hの更に後方には、階段状の段部2iが設けられ、さらに、基板実装するための端子部2jが後端に沿って上方に延在して形成されている。グランドコンタクト2は、一対の信号コンタクト1,1の周囲を囲むようにインシュレータ3内に圧入される。なお、グランドコンタクト2は、プレス加工以外にも、エッチング等によっても形成することができる。
【0076】
また、インシュレータ3は、前方両側に突出した嵌合案内のための突出部12,12と、インシュレータ3の後端の両側に設けられた突出片11とを備えている。インシュレータ3の後端面には、実装端子部1d,2jをそれぞれ収容するための幅の広い溝7aと、その両側に設けられた狭い溝6とが設けられている。この幅の広い溝7aから、前方に更に幅の狭い溝7bが延在して設けられている。この幅の狭い溝7bは、次に説明する嵌合部5まで貫通して設けられている。
【0077】
インシュレータ3の前後方向に延在した嵌合部5が、上下対称的に2段、幅方向に並んで設けられている。嵌合部5内には、更に、信号コンタクト収容部8が設けられている。
【0078】
嵌合部5の信号コンタクト収容部8の周囲には、グランドコンタクト2を収容できるように、断面コの字形の孔部からなるグランドコンタクト収容部5aが設けられている。このグランドコンタクト収容部5aにグランドコンタクト2が圧入される。その際に、グランドコンタクト2の接触部2cは、グランドコンタクト収容部5aの上下方向の中央寄りの溝から上下方向に、即ち、それぞれ上段の溝からグランドコンタクト2の接触部2cが上方に、また、下段のグランドコンタクト2の接触部2cは、下方向に夫々突出するように装着される。
【0079】
また、信号コンタクト収容部8は、前後方向に設けられた貫通溝8a,8aと、この貫通溝8aの終端から後方に貫通した貫通孔8bが設けられている。この貫通孔8bに信号コンタクト1が圧入され、貫通溝8aからさらに高さ方向に信号コンタクト1の接触部1cが突出するように、信号コンタクト1が圧入される。
【0080】
したがって、1本の信号ラインを構成する一対の信号コンタクト1,1の周囲を囲うように、グランドコンタクト2がインシュレータ3内に設けられ、互いに隣接する一対の信号コンタクト1,1は、一対の信号コンタクト1,1毎に夫々のグランドコンタクト2によって、上下左右に、仕切られ互いに遮蔽される構成となっている。
【0081】
図3は図1のレセプタクルコネクタに嵌合する本発明の実施の形態による高速伝送用コネクタのプラグコネクタを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図で、(a)における上側が(c)における下側となっている。また、(d)は側面図である。図4は図3のプラグコネクタの分解組立斜視図である。
【0082】
図3及び図4を参照すると、プラグコネクタ20は、インシュレータ23と、インシュレータ23内に圧入された複数対の信号コンタクト22と、これら各一対の信号コンタクト22の夫々の周囲に配置されたグランドコンタクト21とを備えている。
【0083】
図4に最も良く示されるように、信号コンタクト22は一枚板からの打ち抜き及び折り曲げプレス加工によって形成されたL字形状を備え、幅方向に左右対称となるように突出した圧入部22a,22aを備えた支持部22bと、支持部22bの後端に、上方にL字形状を為すように折り曲げて形成された基板並走部22cと、基板並走部22cからやや後方に折れ曲がった先端からこの先端よりも細く且つ上方に延在する実装端子部22dとを備えている。信号コンタクト22は2本づつインシュレータ23の幅方向に並んで設けられている。嵌合の際には、支持部22bの先端側底面と、レセプタクルコネクタ10の信号コンタクト1の接触部1cとが接触する構成である。
【0084】
また、グランドコンタクト21は略コの字状(U字状)の一枚板の折り曲げ及び打ち抜きプレス加工によって形成された略コの字状(U字状)の金属板からなり、底面部21cと、両側面部21bとを備えている。側面の穴部21dの形成とともに底面部21cと一体に一対の圧入部21a,21aが左右対称的に形成されて、この左右の側面の折り曲げ起こし形成の際に、この穴部21dから外方に向かって圧入部21a,21aが、左右両側に対称的に突出して設けられている。この圧入部21a,21aは、インシュレータ23への固定と幅方向の位置決めに寄与する。また、底面部21cの前端の底面は、相手側のグランドコンタクト2の接触部2cと接触するための接触部となる。また、側面部21bの前側上端には、両側から互いに向き合うように、内側に折り曲げられた折り曲げ片21hが設けられ、この折曲げ片21hの後端に、垂直方向に切り込まれた溝部を介して、折り曲げ片21hよりもさらに上方に延びる側面部21bの上端部に突出部21eが左右対称位置に設けられている。この突出部21eは、インシュレータ23に圧入された際のインシュレータ23の厚さ方向の位置決め用に設けられている。突出部21e,21eから後端に向かって段部21fを介して、後端部には、実装端子部21gが後端からさらに、後方にはみ出すとともに、後端に沿って上方に延在して形成されている。
【0085】
グランドコンタクト21は、前述した一対の信号コンタクト22,22の周囲を囲むようにインシュレータ23に挿入される。なお、プレス加工以外にも、エッチング等によってグランドコンタクト21を形成することができる。
【0086】
インシュレータ23は、前方に開口した開口部27と、この開口部27内に幅方向に並ぶとともに、上下2列に突出して設けられた支持部24と、後端には、実装端子部22d,21gを夫々収容するために、幅方向に並んで設けられた溝部26とを備えている。この溝部26は、次に説明するコンタクト収容部25に貫通して設けられている。
【0087】
インシュレータ23の前後方向に延在した嵌合部25が、上下対称的に2段に、幅方向に並んで設けられている。嵌合部25内には、更に、信号コンタクト収容部24が設けられている。
【0088】
嵌合部25内の信号コンタクト収容部24の周囲には、グランドコンタクト21を収容できるように、断面コの字形の孔部からなるグランドコンタクト収容部25aが設けられている。このグランドコンタクト収容部25aにグランドコンタクト21が圧入される。その際に、前端のコ字状部分は、上下方向の中央寄りの溝から上下方向にそれぞれ上段の溝からコの字の開口部が上方に、また、下段の前端のコ字状の開口部が下方向を向くように装着される。
【0089】
また、信号コンタクト収容部24は、前後方向に設けられた貫通溝24a,24aと、この貫通溝24a,24aの終端から後方に貫通した貫通孔24bが設けられている。この貫通孔24bに信号コンタクトが圧入され、貫通溝24a内に収容されるように、信号コンタクト22がインシュレータ23内に圧入される。
【0090】
したがって、1本の信号ラインを構成する一対の信号コンタクト1,1の周囲を囲うように、グランドコンタクト21がインシュレータ内23に設けられ、互いに隣接する一対の信号コンタクト22,22は、一対の信号コンタクト22,22毎に夫々のグランドコンタクト21によって、互いに仕切られ互いに遮蔽される構成となっている。
【0091】
図1及び図2のレセプタクルコネクタ10と図3及び図4のプラグコネクタ30とを嵌合する際には、インシュレータ3の両側の突起12,12と、インシュレータ23の両側の窪み28とが合わさり位置決めされるとともに、レセプタクルコネクタ10の突起部9と信号コンタクト収容部8との間に形成される空間内にプラグコネクタ30の信号コンタクト収容部24の突出部が入り込む状態となる。この状態において、各信号コンタクトの接触部21c,22b同士が接触するとともに、レセプタクルコネクタ10のグランドコンタクト2のバネ性を備えた接触部2cが、プラグコネクタ30のグランドコンタクト21の底部21cからなる接触部に接触した状態で、結合状態となる。
【0092】
以上説明した本発明の実施の形態によるコネクタにおいては、信号コンタクトの片側と反対側には、曲げにより形成される実装端子部1d,2j,21g,22dを夫々有するが、その手前で実装基板と並走する区間は基板から十分に離れ基板表面にグランド層が来てもインピーダンスに影響しない距離関係に位置しない構造を備えている。
【0093】
また、信号コンタクトの位置関係が、グランドコンタクトの対向面で、インピーダンス整合を取る位置関係になっている構造を備えている。
【0094】
さらに、一枚板からプレスもしくはエッチングにより、コの字状に形成されたグランドコンタクト2,21で、個々の信号線路要素をそれぞれ隣接間の信号要素である信号コンタクト1,22とを遮蔽するように3面取り囲むことにより、信号線間の漏話を極限まで低減させ、且つ特性インピーダンスの調整が容易な為、インピーダンス不整合による反射ノイズを低減でき、信号伝送品質向上が図れるようにし、且つコネクタが大型化せず、コストパフォーマンスの良い構造を備えている。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信号ラインが各信号要素ごとに連続した一枚板のグランドで、隣接する信号や信号ペアのある方向は、ほぼ完全に遮蔽されているため、グランドの効きを発揮し易く、クロストークをより低減できる高速伝送用コネクタを提供することができる。
【0096】
また、本発明によれば、信号ラインの接触面の裏側がハウジングで受けられているため、インピーダンスを出す関係で、コンタクトの板厚が薄くなっても、ピンコンタクトとしての強度を保ち、インピーダンスも管理し易い高速伝送用コネクタを提供することができる。
【0097】
また、本発明によれば、プレスによる打ち抜きやエッチングで作ることでコンタクト幅は設定し易く、モールド時にインシュレータに穴が開くことで、誘電率が違う区間に対しても対応し易い高速伝送用コネクタを提供することができる。
【0098】
また、本発明によれば、一枚板よりコ字状、即ち、3面グランドを形成することは、プレスなどで加工でき、圧入片を設けたりダボを設けるなど加工が容易で低コストである。また、これらを設けることで位置出しや保持も、し易く、また、4面グランドに近い電気的性能を出すことができる高速伝送用コネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による高速伝送用コネクタのレセプタタクルコネクタを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図,(d)は側面図である。
【図2】(a)は図1のレセプタクルコネクタの分解組立斜視図である。
(b)は図2(a)のグランドコンタクトの部分断面斜視図である。
【図3】図1のレセプタクルコネクタに嵌合する本発明の実施の形態による高速伝送用コネクタのプラグコネクタを示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は背面図,(d)は側面図である。
【図4】図3のプラグコネクタの分解組立斜視図である。
【図5】従来技術によるコネクタの一例を示す斜視図である。
【図6】図5のコネクタのB−B線断面図である。
【図7】(a)および(b)は、従来技術のもう一つの例によるコネクタに用いられるプラグ側コンタクトおよびレセプタクル側コンタクトを夫々示す斜視図である。
【図8】図7のコネクタのプラグ側コネクタを示す一部破断の斜視図である。
【図9】図7のコネクタのレセプタクル側コネクタを示した一部破断の斜視図である。
【図10】図7のコネクタの嵌合状態を示す部分断面図である。
【図11】従来技術によるさらにもう一つの例によるマザーボード側コネクタの斜視図である。
【図12】図11のドータボード側コネクタの組付状態を示す斜視図である。
【図13】図12のドータボード側コネクタの分解斜視図である。
【図14】図13のXIV−XIV矢視断面図である。
【符号の説明】
1 信号コンタクト
1a 圧入部
1b 支持部
1c 接触部
1e 基板並走部
1d 実装端子部
2 グランドコンタクト
2a 圧入部
2b 底面部
2c 接触部
2d 穴部
2g 側面部
2h 側面
2j 実装端子部
3 インシュレータ
5 嵌合部
5a グランドコンタクト収容部
6,7a,7b 溝
8 信号コンタクト収容部
8a 貫通溝
8b 貫通孔
10 レセプタクルコネクタ
11 突出片
12 突出部
20 プラグコネクタ
21 グランドコンタクト
21a 圧入部
21b 側面部
21c 底面部
21d 孔部
21e 突出部
21f 段部
21g 実装端子部
21h 折り曲げ片
22 信号コンタクト
22a 圧入部
22b 支持部
22c 基板並走部
22d 実装端子部
23 インシュレータ
24 信号コンタクト収容部
24a 貫通溝
24b 貫通孔
27 開口部
25 嵌合部
26 溝部
51 コネクタ本体
52 コンタクト
53 穴
54 金属プレート
55 プリント基板
60 プラグ側コネクタ
61 信号用コンタクト
63 グランド用コンタクト
65 インシュレータ
65a 底面部
65b 側壁部
65c 挿通孔
65d 立設部
65f 係合凹部
70 コンタクト(プラグ側コンタクト)
71 信号用コンタクト
73 グランド用コンタクト
75 インシュレータ
77 溝部
80 コンタクト(レセプタクル側コンタクト)
90 レセプタクル側コネクタ
101 マザーボード側コネクタ
102 U形断面のハウジング
103 コンタクト
103a 端子部
104 グランドコンタクト
105 ドータボード側コネクタ(コネクタ)
110 ハウジング
111 信号コンタクト保持孔
112 グランドプレート保持溝
113 シールドプレート保持穴
114 スリット
120 ユニットインシュレータ(インシュレータ)
120a 上面
120b 後面
121 スリット
122,123 凸部
125 プラスチックめっき(導電層)
130 信号コンタクト
131 接触部
132 端子部
140 グランドプレート(グランドコンタクト)
141 基部
142 第1の圧入部
143 第2の圧入部
144 接触部
150 シールドプレート(導電性ターミナル)
151 複数の孔
152 端子部
153 孔
154 圧入部
155 圧入突起
Claims (4)
- 基板に搭載されて用いられるコネクタにおいて、前記コネクタは、信号コンタクトと、グランドコンタクトと、これらを保持固定するインシュレータとを備え、
前記信号コンタクトは略L字状に形成され、L字の一方に相手側のコネクタと接続する接触部と、L字の他方に基板と接続する端子部と、前記端子部よりも幅広で、基板と平行に且つ所定距離離間した基板並走部とを備え、
前記グランドコンタクトは略コ字状に形成され、コ字の底部に相手側と接続する接触部と、コ字の開放側に基板と接続する一対の端子部と、コ字の底部両側に、インシュレータへ圧入保持される一対の圧入部と、コ字の開放側にグランドコンタクトを位置決めする一対の位置決め部とを備え、
前記一対の圧入部は、前記コンタクトのピッチ方向である前記インシュレータの幅方向への位置決めを行い、前記一対の位置決め部は前記インシュレータの幅方向と直交するインシュレータの厚さ方向の位置決めを行い、
前記信号コンタクトの2本一対が前記グランドコンタクトのコ字内に配置され、前記グランドコンタクトの一対の端子部間内に前記一対の信号コンタクトの端子部を配設したことを特徴とするコネクタ。 - 請求項1記載のコネクタによって構成されていることを特徴とするプラグコネクタ。
- 請求項1記載のコネクタによって構成されていることを特徴とするレセプタクルコネクタ。
- 請求項1記載のコネクタを互いに嵌合するプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタとして一対備えたコネクタ装置であって、嵌合の際に前記一対のコネクタの内の一方の信号コンタクトは、他方のコネクタの信号コンタクトと互いに接触するように、前記接触部にバネ性を備え、前記一対のコネクタの内の一方のグランドコンタクトは、他方のコネクタのグランドコンタクトと互いに接触するように、前記接触部にバネ性を備えるとともに前記グランドコンタクトには、前記一対の信号コンタクトに対応するように一対の接触部が設けられていることを特徴とするコネクタ装置。
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